JPH10293494A - トナー像のローラ定着装置 - Google Patents

トナー像のローラ定着装置

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JPH10293494A
JPH10293494A JP11511797A JP11511797A JPH10293494A JP H10293494 A JPH10293494 A JP H10293494A JP 11511797 A JP11511797 A JP 11511797A JP 11511797 A JP11511797 A JP 11511797A JP H10293494 A JPH10293494 A JP H10293494A
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JP
Japan
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roller
toner
fixing
oil
release agent
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JP11511797A
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English (en)
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Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Masami Tomita
正実 冨田
Hiroyuki Fushimi
寛之 伏見
Tomomi Suzuki
智美 鈴木
Mitsuteru Kato
光輝 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ表面から紙粉をすみやかに取り除き、
また、カラートナーにあっては、適度な光沢を保ったロ
ーラ定着装置を提供すること。 【解決手段】 表面に耐熱離型層を有した1対の定着ロ
ーラと加圧ローラから成り、定着ローラの表面には離型
剤収納タンクより離型剤が供給されたローラ定着装置で
あって、定着ローラ上の余剰の離型剤が、離型剤収納タ
ンクとは別の回収タンクに戻されることを特徴とするト
ナー像の定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の電子写真又は静電記録における改良さ
れたローラ定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなローラ定着に関する公知の技
術としては、トナーの弾性率を規定してシリコンローラ
で定着するもの(特開平5−142963号公報)、シ
ャープメルト性ポリエステル系トナーをメチルビニルシ
リコンゴムのローラで定着するもの(特公平7−361
7号公報)、トナーの粒径、粘弾性、添加剤を規定して
ローラ定着するもの(特開平2−282755号公報)
等が開示されている。
【0003】この種のローラ定着は、1対の定着ローラ
と加圧ローラ間にニップ幅を設けてあり、この間に未定
着トナー像を通過させてトナーを定着させる。したがっ
て、熱と圧力(ニップ幅や単位面積当たりの力が重要)
及びトナーの熱特性がトナーを定着させるための大切な
ファクターとなる。この3要素が十分に考慮されたもの
でないと定着不良(コールド・オフセット)、定着ロー
ラ表面にトナーが移行(ホット・オフセット)する問題
が生じる。また、画像にはある程度光沢が出た方がコン
トラストが出たり、画像濃度が高くなり高画質のコピー
像となる。特にカラーコピーであると彩度が増したりし
てより良好となる。
【0004】ところで、この定着において長期に定着を
続けていると、例えば離型剤として定着ローラにシリコ
ンオイルを塗布タイプのもの、また、トナーに離型剤を
添加したもの(一般にオイルレスと言われている)の何
れであっても、紙粉がローラ表面に付着してシリコンオ
イルと混ざって(ヘドロ状となる)、シリコンオイル塗
布部材(例えばフェルト材質)から十分にオイルが供給
できなくなり、その結果、ホットオフセットの発生につ
ながる。オイルレスタイプでもオイルを含浸させたフェ
ルト等の微小間隙を詰まらせてオフセットの要因とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
分野の上記現状に鑑み、ローラ表面から紙粉をすみやか
に取り除くことができ、また、カラートナーを用いたカ
ラー画像技術にあっては、適度な光沢を保った画像を提
供できるローラ定着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の
(1)「表面に耐熱離型層を有した1対の定着ローラと
加圧ローラから成り、定着ローラの表面には離型剤収納
タンクより離型剤が供給されたローラ定着装置であっ
て、定着ローラ上の余剰の離型剤が、離型剤収納タンク
とは別の回収タンクに戻されることを特徴とするトナー
像の定着装置」、(2)「ローラ回転方向に対して、定
着ローラ上に離型剤を供給する部材より上流側に余剰の
離型剤の回収部材を設けてなることを特徴とする上記
(1)項に記載のトナー像の定着装置」、(3)「表面
に耐熱離型層を有した1対の定着ローラと加圧ローラか
ら成り、定着ローラ上には、離型剤を含有した部材及び
/又は離型剤の回収部材を設けてトナー像を定着するロ
ーラ定着装置であって、トナーとして少なくとも結着樹
脂、着色剤及び離型剤を含んだ粒子から成ることトナー
を用いることを特徴とするトナー像の定着装置」、
(4)「ローラ回転方向に対して、定着ローラ上に離型
剤を供給する部材より上流側に離型剤の回収部材を設け
て成ることを特徴とする前記(3)項に記載のトナー像
の定着装置」、(5)「加圧ローラに離型剤を含有した
部材及び/又は離型剤の回収部材を設けたことを特徴と
する前記(3)項又は(4)項のいずれかに記載のトナ
ー像の定着装置」、(6)「使用されるトナーの軟化温
度が65〜80℃であることを特徴とする前記(1)項
乃至(5)項のいずれか1に記載のトナー像の定着装
置」、(7)「トナーの流出開始温度が80〜100℃
であることを特徴とする前記(1)項乃至(6)項のい
ずれか1に記載のトナー像の定着装置」、(7)「トナ
ーの流出開始温度が80〜100℃であることを特徴と
する前記(1)項乃至(6)項のいずれか1に記載のト
ナー像の定着装置」、(8)「トナーの粒径が5〜9μ
mであることを特徴とする前記(1)項乃至(7)項の
いずれか1に記載のトナー像の定着装置」、(9)「定
着ローラと加圧ローラの耐熱離型層の厚みが、定着ロー
ラ≦加圧ローラであることを特徴とする前記(1)項乃
至(8)項のいずれか1に記載のトナー像の定着装置」
および(10)「定着ローラと加圧ローラの耐熱離型層
の硬度が、定着ローラ≦加圧ローラであることを特徴と
する前記(1)項乃至(9)項のいずれか1に記載のト
ナー像の定着装置」によって達成される。以下、本発明
を詳細に説明する。
【0007】本発明の定着装置における定着ローラは、
アルミニウムの中空の芯金にゴム状弾性体層として、シ
リコンゴム層を設けたものである。この時、ローラ表面
に離型剤としてシリコンオイルを塗布する際には、耐油
層としてシリコンオイルがゴム層に膨潤しないような層
を設けると良い。加圧ローラはアルミニウムの中空の芯
金にフッ素樹脂をコーティングしたものであり得る。ま
たは定着ローラと同じようにシリコンゴムを設けても良
い。定着時の圧力は5.5〜10kg/cm2になるよ
うに、ニップ幅とローラ間にかかる圧力を設定して遂行
できる。
【0008】定着ローラの表面温度は120〜180℃
程度が望ましく、加圧ローラの表面温度は100〜14
5℃程度にての範囲で使用することが特に望ましい。通
常、定着ローラへは、紙のカット面に存在する紙粉が入
り込む。入り込んだ紙粉は離型剤を供給する部材に付着
するので、離型剤として例えばシリコンオイルを供給し
ている場合には紙粉による塗布ムラの発生によるオフセ
ットの発生が起こり、また、オイルタンクに紙粉が入り
込むと粘度アップ(シリコンオイル)に伴う供給ムラ
(ローラ軸方向に対する)を生じる。紙粉を含んだシリ
コンオイルは定着ユニットを汚染する。シリコンオイル
が流れた後、紙粉がカスとして乾燥したあとに残る。こ
のようなことから本発明においては離型剤(例えばシリ
コンオイル)に関しては、一旦供給タンクからポンプで
吸い上げて塗布したものは別のタンクに回収する。ま
た、本発明における離型剤供給部材は紙粉の付着を防ぐ
ものである。また、本発明の装置は、カラー画像プロセ
スにあっては、定着後の画像光沢を10〜25程度にな
るようにトナー物性を規定して良好なカラー画像を保
つ。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の定着装置の1例
の概要を示す。図1のローラ定着装置は、定着ローラ
(1)と加圧ローラ(2)に圧力をかけて未定着トナー
像(8)を定着させるものである。定着ローラ(1)の
表面には、離型層(3)が設けられている(例えばシリ
コンゴム)。また、加圧ローラ(2)の表面にも離型層
(4)が設けられている(例えばフッ素樹脂)。定着ロ
ーラ(1)の表面には、離型剤供給部材例えばオイル塗
布フェルト(6)によりシリコンオイル(7)が塗布さ
れていて、定着ローラ(1)の表面にトナーが付着する
のを防止している。画像形成操作中、分離爪(10)に
よって定着ローラ(1)から転写紙(9)を剥離する。
定着ローラ(1)と加圧ローラ(2)の表面温度はヒー
タ(5)により加熱され、サーミスター(101)によ
って任意な温度にコントロールしてトナーが定着され
る。オイル塗布フェルト(6)と分離爪(10)の間に
は必要に応じて、フェルト等を取り付けてクリーニング
手段(102)等の機能を持たせても良い。また加圧ロ
ーラ(2)にも同様にクリーニング機能を持たせてもよ
い。トナーに離型剤が含有されたタイプのものであれ
ば、シリコンオイル塗布は必要としない。この時はシリ
コンオイルを微量含浸したフェルトを取り付けておくと
望ましい形態となる。
【0010】図1にて、紙粉を含んだオイルは、オイル
塗布フェルト(6)に入る。そして、ブレード(10
0)により余剰なシリコンオイルは取られて、ローラは
次の定着に備えて回転して行く。このブレード(10
0)は、図2に示すような構造のものであり得る。すな
わち、ブレード(100)のサイドには溝(103)が
設けられ、ローラ上の紙粉を含んだオイルはこの溝(1
03)に流れ込み、桶(104)に流入して、この桶
(104)から穴(105)を経由し、桶(図示しな
い)を介してシリコンオイル回収タンク(7−a)に紙
粉を含んだオイルが回収される。このような定着装置に
用いるトナーは少量の離型剤を含んだトナーであっても
良い。
【0011】図1の装置においては、図1bに示される
ように、オイル塗布フェルト(6)よりローラ回転方向
に対して上流側にブレード(100)を設けて、あらか
じめ紙粉を含んだオイルを除去して回収するようにすれ
ば、オイル塗布フェルト(6)及び下流側のブレード
(100)には紙粉入りオイルが入り込まないので、オ
イル塗布ムラが防止でき、オフセットの発生も防止でき
る。上記の如く、上流側にもブレード(100)を設け
れば、下流側のブレード(100)から回収したオイル
はオイル供給タンクに戻しても良い。
【0012】図3、図4には本発明における他の例とし
ての変形ブレード例を示す。これはローラ側部に紙粉が
集められる形態のものである。
【0013】次に本発明におけるトナーの構成例を示
す。 結着樹脂例 スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸ヘ
キシル等の脂肪族モノカルボン酸エステル類、エチレ
ン、プロピレン等の不飽和炭化水素類又はそのハロゲン
化物等のホモポリマー、或いは共重合体や混合物、エポ
キシ樹脂、アルキル変性フェノール樹脂、ポリアミド樹
脂、ケトン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、アイオノマー樹脂。前記樹脂は単
独或いは混合して使用しても良い。
【0014】荷電制御剤例 本発明のトナーにおいて、荷電制御剤例としては、ニグ
ロシン染料、含クロム錯体、第4級アンモニウム塩等が
用いられ、これらはトナー粒子の極性により使い分けす
る。カラートナーの場合、トナーの色調に影響を与えな
い無色又は淡色のものが好ましく、例えば、サリチル酸
金属塩又はサリチル酸誘導体の金属塩(ボントロンE8
4、オリエント社製)が挙げられる。制御剤量は、結着
樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、より好
ましくは0.2〜7重量部が使用されるである。
【0015】流動性付与剤例 流動性付与剤としては、シリカ、アルミナ、マグネシ
ア、ジルコニア、フェライト、マグネタイト等の金属酸
化物の微粒子及びそれら微粒子をシランカップリング
剤、チタネートカップリング剤、ジルコアルミネート、
四級化アンモニウム塩、脂肪酸、脂肪酸金属塩、フッ素
系活性剤、溶剤、ポリマー等の処理剤によって表面処理
又は被覆したもの、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛等
の脂肪酸又はその金属塩の微粒子、及びそれら微粒子を
前記処理剤により表面処理したもの、ポリスチレン、ポ
リメタクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン等のポリ
マー微粒子及びそれら微粒子を前記処理剤で表面処理又
は被覆したものが用いられる。これら流動性付与剤の平
均粒径は、0.01〜3μmのものが使用される。これ
ら流動性付与剤の添加量は、トナー粒子100重量部に
対して、0.1〜7.0重量部、特に0.2〜5.0重
量部の範囲が好ましい。トナー粒子と流動性付与剤との
混合方法は、粉体が流動状態で気流又は機械力などによ
り高速運動させ、実質的に粉砕を起こさないように行な
う。混合機としては、高速流動型の混合機、例えば、ヘ
ンシェルミキサー、UMミキサー等である。
【0016】着色剤例 <ブラック用着色剤の具体例> カーボンブラック スピリットブラック アニリンブラック(C.I.Pigment Black 1) <イエロー着色剤の具体例> C.I.Pigment Yellow 1 Symuler Fast Yellow GH (大日
本インキ) C.I.Pigment Yellow 3 Symuler Fast Yellow 10GH (大
日本インキ) C.I.Pigment Yellow 12 Symuler Fast Yellow GF (大
日本インキ) C.I.Pigment Yellow 13 Symuler Fast Yellow GRF (大
日本インキ) C.I.Pigment Yellow 14 Symuler Fast Yellow 5GR (大
日本インキ) C.I.Pigment Yellow 17 Symuler Fast Yellow 8GR (大
日本インキ) C.I.Pigment Yellow 17 リオノールイエロー FGNT
(東洋インキ) 更にC.I.Pigment Yellow 12として イエロー152(有本化学) ピグメントイエローGRT(山陽色素) スミカプリントイエローST−O(住友化学) ベンジジンイエロー1316(野間化学) セイカファストイエロー2300(大日精化) リオノールイエローGRT(東洋インキ)
【0017】<マセンタ着色剤の具体例> C.I.Pigment Red 81 Symulex Rhodamine Y Toner F
(大日本インキ) C.I.Pigment Red 122 Fastogen Super Magenta RE02
(大日本インキ) C.I.Pigment Red 57 Symuler Brill Carmine LB (大日
本インキ) C.I.Pigment Red 22 Symuler Fast Brill Scarlet BG
(大日本インキ) C.I.Pigment Red 21 Sanyo Fast Red GR (山陽色素) C.I.Pigment Red 18 Sanyo Toluidine Maroon Medium
(山陽色素) C.I.Pigment Red 114 Symuler Fast Carmine BS (大日
本インキ) C.I.Pigment Red 112 Symuler Fast Red FGR (大日本
インキ) C.I.Pigment Red 5 Symuler Fast Carmine FB (大日本
インキ)
【0018】<シアン着色剤の具体例> C.I.Pigment Blue 15 Fastogen Blue GS (大日本イン
キ) C.I.Pigment Blue 15 Chromofine SR (大日精化) C.I.Pigment Blue 16 Sumitone Cyanine Blue LG (住
友化学) C.I.Pigment Green 7 Phthalogcyanine Green (東京イ
ンキ) C.I.Pigment Green 36 Cyanine Green 2 YL (東洋イン
キ) C.I.Pigment Blue 15:3 Cyanine Blue GGK (日本ピグ
メント) C.I.Pigment Blue 15:3 リオノールブルーFG7351
(東洋インキ) 着色剤量は結着樹脂100重量部に対して0.1〜15
重量部、より好ましくは0.1〜9重量部が適当であ
る。
【0019】本発明に係るトナーを製造する方法として
は、上記各材料を公知のトナー製造法と同様にして適宜
選択し、種々の公知の方法、又はそれらを組み合わせた
方法により製造することができる。例えば、混練−粉砕
法では、バインダーレジンとカーボンブラックなどの着
色剤及び必要とされる添加剤を乾式混合し、エクストル
ーダー又は2本ロール、3本ロール等にて加熱溶融混練
し、冷却固化後、ジェットミルなどの粉砕機にて粉砕
し、気流分級機により分級してトナーが得られる。ま
た、懸濁重合法や非水分散重合法により、モノマーと着
色剤、添加剤から直接トナーを製造することも可能であ
る。
【0020】本発明におけるトナーの軟化温度と流出開
始温度は、下記に示す方法で測定された値である。この
軟化温度とは、トナーが外観上、或いは1個の透明体、
又は相になる温度であり、樹脂の重合度を変えるとか、
ブレンド(異なるレジンとの)する等により任意に変化
させることができるものである。また、この流出開始温
度は、試料の熱膨脹によるピストンのわずかな上昇が行
なわれた後に、再びピストンが降下し始める温度でそれ
以降粘性流動が主体となって大きくトナーが流出する温
度である。これは、例えばフロー・テスターCFT−5
00C(島津製作所製)を使用し、ノズルの直径0.5
mm、厚み1.0mmとして10kgの押出荷重を加え
て初期設定温度50℃で予熱時間5分後3℃/分の速度
で等速昇温したとき描くことができる、例えば図5に示
されるようなトナーのブランジャー降下量−温度曲線
(S字曲線)から求められる。トナーは1〜3g精秤し
て行なう。
【0021】軟化温度は65〜80℃が好ましく、65
℃以下であると、定着ローラにトナーが付着しやすく
(ホットオフセット)、光沢も出易く30以上になる。
また、トナーを保存中にメルトが生じる。更に、マシン
で使用中に現像部の温度上昇に伴い、トナー同士のメル
トが発生する。特に高温高湿時に顕著となる。80℃を
超えると、光沢が5以下となり、光沢が出てないため、
彩度がなく、画像品質として十分なものと感じられない
等の傾向が起きやすくなる。
【0022】本発明においては流出開始温度は、80〜
100℃がよく、80℃以下であると軟化温度が低いの
と同じような不具合を生じ、100℃以上でも、軟化温
度が高いのと同様な結果を招く等の傾向が起きやすくな
る。
【0023】離型剤例としては、トナーの耐ホットオフ
セット性、定着性を向上させる目的で含有されるもので
ある。斯かる離型剤としては、例えばポリオレフィン、
脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エス
テル、高級脂肪酸、高級アルコール、流動又は固形のパ
ラフィンワックス、アミド系ワックス、多価アルコール
エステル、シリコーンワニス、脂肪族フロロカーボン、
これらの混合物等を用いることができる。
【0024】配合は、結着樹脂100wt%に対して
0.2〜20wt%とすることが望ましく、この範囲よ
り少なすぎるとホットオフセットに対して効果がなく、
多すぎると流動性が不良となり、また、カラートナーで
あるとオーバーヘッドプロジェクター(OHP)に対す
る透明性が不良となる等の傾向が起きやすくなる。トナ
ー粒径は5〜9μmが良く、5μm以下であると、トナ
ー飛散(マシン内にて)、キャリアに付着してキャリア
の帯電が劣化して、トナー飛散が生じる。また、トナー
同士の凝集によりキャリアとの帯電が不安定となる。一
成分トナーであると、トナー補給性が特によくない。ま
た、定着時にトナーが紙の繊維の中に入り込み、十分に
圧力がかかりにくく、定着不良が発生する。このトナー
がフェルトを汚してオフセット発生に結びついてくる等
の傾向が起きやすくなる。9μm以上であると、画像が
ざらつき、解像力が十分でない。さらに定着時につぶれ
て解像力低下や、非画像面に付着したトナーがつぶされ
て地汚れが顕著に目立ってくる等の傾向が起きやすくな
る。
【0025】トナー粒径の測定は、COULTER C
OUNTER MODEL TAII型(コールター社
製)により、個数分布、体積分布を出力するインターフ
ェイスを接続して、100μmのアパチャー(細孔)を
用いる。まず、電解水溶液に界面活性剤を加えた中に、
トナー測定試料を分散させる。前記試料を別の1%Na
Cl電解液に注入し、アパチャーチューブのアパチャー
の両側に電極がおかれている電解液を通して両電極間に
電流を流して、この抵抗変化から2〜40μmの粒子の
粒度分布を測定して、体積平均分布から体積平均粒径を
求めることができる。
【0026】光沢度は、ベタ画像部を変角光沢計による
光沢度[JISZ−8741(1983)方法3による
GS(60°)]を測定した。この値が5%以下である
と、彩やかさがなく、迫力感に乏しい。5〜30%が好
ましく、より好ましくは10〜25%である。30%を
超えると光すぎてギラギラして、カラーコピーでは原画
との差が顕著となり見劣りのするコピーとなる。
【0027】離型層に用いる材料としては、シリコーン
ゴムにはメチル系シリコーンゴム、メチルビニル系シリ
コーンゴム、フェニル系シリコーンゴム、フロロ系シリ
コーンゴム、ニトリル系シリコーンゴム等を挙げること
ができ、シリコーンゴムの硬度はJIS K6301で
約20〜80度のものが適当である。本発明で使用され
るシリコーンゴムローラは従来と同様、シリコーンゴム
をローラ状に加工するか、或いは金属ローラにシリコー
ンゴムをコーティングして得られる。
【0028】フッ素樹脂例として、四弗化エチレン樹
脂、四弗化エチレン・六弗化プロピレン共重合樹脂、四
弗化エチレン・エチレン共重合樹脂、四弗化エチレン・
パーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂などの耐
久性、耐熱性に富むローラが使用される。特にカラート
ナーである場合は、定着ローラにはシリコンゴムを用い
ることが望ましい。その理由は、シリコンオイルとシリ
コンゴムはなじみ易く、よく均一にシリコンオイルをロ
ーラ上に塗布できる。フッ素樹脂であると、シリコンオ
イル塗布ムラが生じ易く、微少オフセットが発生し、フ
ェルトを汚す。加圧ローラにはシリコンゴムの上にフッ
素チューブを被覆した形でもよい。
【0029】定着ローラの離型層の厚みは0.5mm〜
8.0mm、より好ましくは1.5mm〜8.5mmと
し、硬度は35〜70度、加圧ローラの離型層の厚みは
1.0〜12.0mmとし、硬度は40〜85度とす
る。ニップ幅は2.5〜10mm程度を得る組み合わせ
にすることがよい。本発明のような離型層の厚み及び硬
度にすることで、画像光沢が安定できる。また、連続通
紙に伴い、ローラ軸方向に対して、温度変化が生じた場
合でも、比較的安定した画像光沢が得られる。ニップ幅
はあまり狭いと光沢が出にくいと共に、定着不良が生じ
やすい。反面、あまり広いと、特に10℃15%のよう
な低温低湿下で使用時、ローラ表面温度の落ち込みが大
きく、定着不良を生じやすい、等のことが生じやすい傾
向がある。
【0030】本発明のトナーは、二成分現像剤として用
いる場合には、キャリア粒子と混合して用いられる。キ
ャリア粒径は30〜65μm、より好ましくは40〜6
5μmがよい。65μm超過であると、ベタ均一性が悪
く、ベタ部にキャリアの引っかき傷が生じる。また、絵
の原稿をコピーした場合、画像の先端部(コピー紙の排
紙方向に対して)エッジ効果が生じる、ドット再現性が
よくない、ザラツキ感がよくない等の画像品質の低下が
見られる。逆に、30μm未満であると、被覆層の形成
時に造粒し易く、かたまり状のキャリアが多量にできて
しまい、製造時のトラブルが生じる。また、現像スリー
ブからキャリア飛散が著しくなる。本発明において使用
されるキャリアとしては、酸化鉄粉、Ni−Znフェラ
イト、Cu−Znフェライト、Baフェライト、Srフ
ェライト、ZnOフェライト、ガラスビーズ、鉄粉、N
i粉、Co粉、樹脂ビーズ等、30〜65μmの粒子径
を有するものが用いられる。キャリアにはシリコン、フ
ッ素樹脂等を被覆して使用することが望ましい。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。各例中、「部」は重量部を表す。 実施例1 下記処方の混合物を2本ロールミル上で加熱下で混練し
冷却後、粉砕分級し、粒径8.5μmの二成分系現像剤
用粒子Aを作成した。 軟化温度70℃のポリエステル樹脂 100部 含金属染料(保土谷化学社製スピロンブラックBH) 5部 カーボンブラック(三菱化成社製#44) 10部 キャリア被覆材として下記処方によりコーティング液を調製した。 シリコーン樹脂液 250部 (トーレシリコーン社製SR2406、固形分20%) トルエン 1500部 回転円板型流動層粒子コーティング装置に平均粒径50
μmのフェライトキャリア5kgを入れ、流動させなが
ら上記処方のコーティング液を80℃の加熱下に散布
し、塗布を行なった塗布物をコーティング装置より取り
出し恒温槽に入れ、200℃で2時間加熱しシリコーン
膜の硬化を行なわせた。トナー3.0部に対し、キャリ
アとの総量が100部になるような割合で混合して現像
剤を作成した。
【0032】上記現像剤をイマジオDA355(リコー
社製マシン)にセットし、定着装置は図1aに示すよう
に構成したものに改造したものをセットする。なお、定
着ローラにはシリコンゴムを被覆したもので加圧ローラ
にはフッ素樹脂をコーティングしたものから成る。ロー
ラ面圧力は、6.5kg/cm2の圧力をかけた。通紙
30万枚後でも、ローラ上にオイル塗布したオイルは回
収タンクに回収されていたので、供給オイルタンクには
紙粉の混入が発生していなかった。
【0033】実施例2 実施例1の定着装置において、更にローラ回転方向に対
してオイル塗布部材より上流側に更に回収ブレード(1
00)を追加して取り付けた以外は、実施例1と同様の
方法でテストした。オイル塗布部材(6)は全く紙粉の
付着は見られず、良好にローラにオイル塗布が行なわれ
ていた。
【0034】比較例1 実施例1において、オイル塗布した余剰液は、オイル収
納タンクに回収する装置とした以外は、実施例1と同様
にテストしたところ、オイルは紙粉による汚れが著し
く、ローラ上では均一にオイルが塗布されずに、それに
伴う塗布部材に紙粉による汚染が著しい。
【0035】実施例3 実施例1のトナー処方の中へ、脂肪酸エステル2.5部
を更に添加した以外は、実施例1と同様の方法で処理及
びテストをしたところ、実施例1と同じ結果を得た。
【0036】実施例4 実施例1のトナー処方において、更にポリオレフィン5
部を添加したトナーとした以外は、実施例1と同じキャ
リアを使用して、定着装置のみオイル塗布フェルト
(6)と供給用のシリコンオイル(7)を取り外して、
シリコンオイルを含浸したフェルトを取り付けてテスト
をしたところ、画像は良好であり、オフセットの発生も
ない。しかし、ブレード(100)には若干の紙粉の汚
れが見られた。
【0037】実施例5 実施例1のトナー及びキャリアを用いて実施例4と同様
にテストしたところ、2000枚でオフセットが発生し
た。
【0038】実施例6 実施例4において、ローラ回転方向に対して、シリコン
オイル含浸フェルトより上流側に図3のブレード(10
0)を取り付けた以外は、実施例1と同様にテストした
ところ、フェルトは紙粉の汚れが全く見られなかった。
図3のブレードはサイドの溝(103)に紙粉やトナー
の汚れを集めた。尚、図4の形のブレードでも良く、こ
れはローラのサイドに汚れた物を集めることが可能であ
る。
【0039】実施例7 実施例4又は実施例5において、加圧ローラにシリコン
オイル含浸フェルトを取り付けてテストしたところ、実
施例5と同じ結果を得た。ここでは、加圧ローラに取り
付けてあるサーミスタ(101)はオイルがローラに塗
布されていたので、摩擦に伴う振動も発生しなかった。
また、両面コピーしても、第1回目(第1面)にコピー
した像のオフセットも加圧ローラへ発生しなかった。
【0040】比較例2 実施例6において、加圧ローラにオイル含浸フェルトを
取り外してテストしたところ、サーミスタの振動音が著
しく、両面コピーすると、第1コピー面のオフセットが
発生した。
【0041】実施例7〜10 実施例4のトナーにおいて、樹脂をポリエステル単独又
はスチレン・アクリル樹脂の混合系にしたもので表1の
如くトナー軟化温度を変化させて、実施例4と同様の方
法にてテストを行なった。
【0042】
【表1】
【0043】実施例11〜14 実施例4のトナーにおいて、樹脂をポリエステル単独又
はスチレン・アクリル系樹脂の混合したもので表2の如
くトナー流出開始温度を変化させて、実施例4と同様の
方法にてテストを行なった。
【0044】
【表2】
【0045】実施例15〜18 実施例4のトナーにおいて、トナー粒径を表3の如く変
化させて、実施例4と同様の方法にてテストを行なっ
た。
【0046】
【表3】
【0047】実施例19〜22 実施例4の定着装置において、定着及び加圧ローラのシ
リコンゴムをを表4の如く変化させて、実施例4と同様
の方法にてテストを行なった。
【0048】
【表4】
【0049】実施例23 実施例1のトナーの処方の中で、含金属染料及びカーボ
ンの2種類を表5に示すものに変えて4色のカラートナ
ーを作成する。
【0050】
【表5】
【0051】各トナーの製法は、各処方をミキサーで予
備混合を行なう。その後、3本ロールミルで3回通しの
溶融混練をした後、冷却してから約1〜2.5mm程度
に粗粉砕する。次に、エアージェット方式により微粉砕
し、それから再び分級して7.0μmのトナーを得た。
このトナーには流動性向上剤としてR972(日本アエ
ロジル社)シリカを各トナー100部に対して0.65
部の割合でシリカを外添して各色カラートナーを得た。
上記トナーと実施例1のキャリアを用いてトナー5重量
部に対して、キャリアとの総量が100部になるような
割合で混合して現像剤を作成した。この現像剤をプリテ
ール750(リコー製カラーマシン)にセットした。マ
シンの定着部のみ実施例1のような形に改造して、かつ
離型層は実施例19に変えてテストしたところ、実施例
1と同じ結果を得た。
【0052】実施例24 トナーは実施例4の中で、含金属染料及びカーボンの2
種類について表6に示すものに変えた以外は、実施例2
3と同様の処理をしてカラートナーを得た。現像剤は実
施例15と同じキャリアで同様に作成した。この現像剤
をプリテール750(リコー製カラーマシン)にセット
した。マシンの定着部のみ実施例4のような形に改造し
て、かつ離型層は実施例19に変えてテストしたとこ
ろ、実施例1と同じ結果を得た。
【0053】
【表6】
【0054】実施例25 実施例23において、テストマシン本体をプリテール5
50に変えた以外は、実施例23と同じ現像剤及び定着
部を用いてテストしたところ、実施例23と同じ結果を
得た。
【0055】実施例26 実施例16において、テストマシン本体をプリテール5
50に変えた以外は、実施例16と同じ現像剤を用い
て、定着部も改造した実施例24と同じものでテストし
たところ、実施例24と同じ結果を得た。
【0056】実施例27 実施例23のトナー中の樹脂をポリエステルからエポキ
シに変えた以外は、実施例23と同じもの及び同じ方法
でテストしたところ、実施例23と同じ結果を得た。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らか
なように、本発明の定着装置においては、紙粉を含んだ
シリコンオイルを別の回収タンクに回収するので、オイ
ル塗布ムラが定着ローラ上で生じないのでオフセットが
長期にわたって発生せず、オイル塗布する部材に紙粉が
入り込まず、オフセットの発生要因となるローラ上での
オイル塗布ムラがなく、紙粉を回収する部材を設けてオ
イルレストナーを定着させるので紙粉が次の定着画像に
付着せず、微量オイル塗布部材よりローラ回転方向に対
して、上流側に回収部材を設けて、微量オイル塗布部材
の汚れ(紙粉に対して)を防止し、加圧ローラにも離型
剤を微量塗布しているので、温度コントロールをするサ
ーミスターとの摩擦を低くおさえ、サーミスターの振動
をなくし、安定した温度コントロールをすると共にロー
ラの摩耗を防止し、特にカラートナーの軟化温度を規定
して画像光沢を安定した値に保ち、特にカラートナーの
流出開始温度を規定して画像光沢を安定した値に保ち、
カラートナーの粒径を規定して画像を良好に保ち、ロー
ラの離型層の厚みを規定して画像光沢を安定した値に保
ち、ローラの硬度を規定して画像光沢を安定した値に保
つ。また、カラーコピー時の複写プロセスが転写紙に4
色重ねた後に、優れた定着が達成され、さらにまた、カ
ラーコピー時の複写プロセスの中で一旦中間転写部材に
4色トナーを重ね転写した後に、最終転写部材にトナー
像を転写した後に優れた定着が達成さるという極めて優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の1例の概要を示した図であ
る。
【図2】本発明の定着装置における定着ローラ例の概要
を示した図である。
【図3】本発明の定着ローラにおける変形ブレードの例
を示した図である。
【図4】本発明の定着ローラにおける変形ブレードの他
の例を示した図である。
【図5】本発明で使用するトナーの軟化温度を表わす曲
線である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 耐熱離型層 4 耐熱離型層 5 ヒータ 6 オイル塗布フェルト 7 シリコンオイル(供給用) 7−a シリコンオイル回収タンク 8 トナー 9 紙 10 分離爪 100 ブレード 101 サーミスタ 102 クリーニング手段 103 溝 104 桶 105 シリコンオイルの回収穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 光輝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に耐熱離型層を有した1対の定着ロ
    ーラと加圧ローラから成り、定着ローラの表面には離型
    剤収納タンクより離型剤が供給されたローラ定着装置で
    あって、定着ローラ上の余剰の離型剤が、離型剤収納タ
    ンクとは別の回収タンクに戻されることを特徴とするト
    ナー像の定着装置。
  2. 【請求項2】 ローラ回転方向に対して、定着ローラ上
    に離型剤を供給する部材より上流側に余剰の離型剤の回
    収部材を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の
    トナー像の定着装置。
  3. 【請求項3】 表面に耐熱離型層を有した1対の定着ロ
    ーラと加圧ローラから成り、定着ローラ上には、離型剤
    を含有した部材及び/又は離型剤の回収部材を設けてト
    ナー像を定着するローラ定着装置であって、トナーとし
    て少なくとも結着樹脂、着色剤及び離型剤を含んだ粒子
    から成ることトナーを用いることを特徴とするトナー像
    の定着装置。
  4. 【請求項4】 ローラ回転方向に対して、定着ローラ上
    に離型剤を供給する部材より上流側に離型剤の回収部材
    を設けて成ることを特徴とする請求項3に記載のトナー
    像の定着装置。
  5. 【請求項5】 加圧ローラに離型剤を含有した部材及び
    /又は離型剤の回収部材を設けたことを特徴とする請求
    項3又は4のいずれかに記載のトナー像の定着装置。
  6. 【請求項6】 使用されるトナーの軟化温度が65〜8
    0℃であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1に記載のトナー像の定着装置。
  7. 【請求項7】 トナーの流出開始温度が80〜100℃
    であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に
    記載のトナー像の定着装置。
  8. 【請求項8】 トナーの粒径が5〜9μmであることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載のトナー
    像の定着装置。
  9. 【請求項9】 定着ローラと加圧ローラの耐熱離型層の
    厚みが、定着ローラ≦加圧ローラであることを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれか1に記載のトナー像の定着
    装置。
  10. 【請求項10】 定着ローラと加圧ローラの耐熱離型層
    の硬度が、定着ローラ≦加圧ローラであることを特徴と
    する請求項1乃至9のいずれか1に記載のトナー像の定
    着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005338807A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Canon Inc 定着方法及び定着装置
JP2011123291A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Sharp Corp 定着装置、画像形成装置、定着装置の評価方法
US7983581B2 (en) 2004-04-26 2011-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Fixing method and fixing device with specified temperature relationships for recording medium

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