JP4678162B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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また、フルカラー画像形成装置では複数の現像機構を用い、転写ベルトや転写ドラム上の記録材、例えば紙上に複数の色画像を順次重ね合わせて転写後、定着する方式がタンデム機として知られている。また、中間転写媒体上に色画像を順次一次転写しその一次転写画像を一括して記録材に二次転写する4サイクルの中間転写方式やロータリー現像方式のプリンタが知られている。
画像形成装置の現像装置として一般に用いられているものは、現像ローラを用いたものである。現像ローラには、供給ローラによってトナーが供給され、現像ローラと極短い距離で配置された規制ブレードによって現像ローラ上のトナー量は所定の量とされる。
また、現像ローラの周囲の空間からトナーが脱落することを防止するために、現像ローラの表面には、シール材が配置されている。
一方、フィルミング現象はトナーが含有している離型剤と大きな関係があるために、有彩色トナーについても離型剤量を減少する方法が考えられるが、離型剤量の減少によりトナーの軟化温度が上昇し、各有彩色トナーの混色が十分に進んだトナー画像を形成するためには、高温度での定着が必要となる。また、その結果高温オフセットが発生したり、転写時の剥離性が悪化する等の問題点があった。
更には、高温度での定着のためには、定着ローラをはじめとする定着装置として使用可能な材料が限られたり、あるいは定着装置の寿命が短くなり、消費電力量が大きくなる等の問題点があった。
カラートナーは有彩色トナーである前記の画像形成装置である。
離型剤の分散径が最大のトナーの現像ローラの表面粗さを最も粗くする前記の画像形成装置である。
離型剤の分散径の最大のトナー中の所定の粒径よりも小さな微粉トナーの割合が、他のトナー中の所定の粒径よりも小さな微粉トナーの割合よりも小さい前記の画像形成装置である。
離型剤の分散径が最大のトナーの現像ローラに当接する規制ブレードの突出量が最大である前記の画像形成装置である。
すなわち、離型剤の分散径が最も大きいトナーは、トナー中の離型剤の含有量が最も少ないトナー色のトナーとした画像形成装置によって定着温度を上昇させることなく実現することが可能であることを見出したものである。
特に、粉砕法によって製造したトナーでは、離型剤を樹脂中に溶融混練した後、粉砕して微粒子化するため、トナー表面に離型剤が存在するものが生じるので、離型剤の添加量の増加による保存性悪化や、フィルミングの現象がより発生し易いものとなった。
また、トナー中の離型剤の分散径、すなわちトナー中に分散して存在する離型剤の径が大きくなると、離型剤の分散径が小さな場合に比べて離型剤の添加の効果が高まり定着時の剥離性が向上することが知られている。
このため、複数の有彩色トナーを用いるフルカラーの画像形成装置においては、離型剤分散径が異なる有彩色トナーを用いて定着を行うこととなり、また、各有彩色トナー毎に定着温度良好域が異なるトナーを用いることとなる。
そこで、本発明は、離型剤分散径が相違する有彩色トナーであっても、現像装置でのフィルミング現象が生ぜず、また定着装置での高温オフセットが生ぜず、同一の定着特性を発揮するトナーを使用した画像形成装置を提供するものである。
フィルミング現象は、現像ローラ、規制ブレード、現像ローラに当接するシール部材へのトナー融着、固着等の現象であるが、何れも現像ローラ上のトナーが当接部材等により擦過されることによって発生することに着目し、トナーとの摺擦回数を減らし、当接部材の当接部分に対するトナー量を増やし、また現像ローラ上に滞留するトナーをなくすことによってフィルミングを低減することが可能であることを見出したものである。
複数色のトナーを充填したトナーカートリッジにあっては、複数色のトナーのうち最も寿命の短いのトナーによって使用する寿命が決定されるので、複数色のトナーのうち最も寿命の短いのトナーの使用寿命を延長することによって、複数のトナー色についての使用可能寿命を一定の値に近づけ、もって複数色のトナーを充填したトナーカートリッジの寿命を向上させることが可能となる。
すなわち、現像ローラに非磁性トナーを担持する力は、静電気力と、表面の凹凸に大きく依存するものであるが、現像ローラ表面粗さを大きくすると表面の凹凸に保持するトナー量を容易に増加することができ搬送量を増加させることが可能となる。
このため、微粉が多いと微粉が優先的に現像ローラ上でのトナー層を形成をしてしまい、実質的にトナー搬送量が少なくなるので、トナーの粉砕・分級工程を通じて微粉の割合を少なくすることで搬送量を増やすことができる。
図1は本発明の画像形成装置の一例を説明する図であり、4サイクル式の現像装置を有する画像形成装置を説明する図である。
画像形成装置1は、感光体2の周囲に、帯電装置3、感光体上に所望の静電潜像を形成する露光装置4、および感光体上に残留したトナーを除去するクリーナ5が配置されており、感光体1は、図示しない駆動手段によって回転駆動される。
また、感光体に対向して、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色の現像手段を備えた現像装置6が配置されており、現像装置6は、回転可能に構成されており、4色のうちの1色の現像ローラから順次、感光体2にトナーを付与して感光体2上の静電潜像を現像する。
次いで、定着装置8でトナー像が定着され、排紙経路を通って装置本体の筐体上に形成されたシート受け部上に排出される。
現像器6の現像ローラ61が感光体に対向して配置されており、現像ローラ61には、供給ローラ62によて、トナーが現像ローラ61に供給される。現像ローラ61上には、規制ブレード63が配置されており、現像ローラ61上に形成されるトナーの厚みを規制し、トナーの厚みを所定の厚みとしている。
また、現像ローラ61は反時計方向に回転し、トナー供給ローラ62により搬送されたトナーをその表面に保持した状態で感光体と対向する部分に搬送し、非接触状態でトナーが感光体上の静電潜像を可視像化する。一方、現像ローラには、シール64が接触して、トナーの現像ローラ61の周囲からの漏れを防止している。
中間転写ベルト71は、感光体2の周速とほぼ同一の速度で、感光体2の回転方向へ支持ローラ76、テンションローラ77によって保持されながら駆動ローラ74によって駆動されている。感光体2には、第1色目のトナー、例えばイエロー用の現像器の現像ローラ上のトナーによって静電潜像が現像され、第1色目のイエローのトナー像が感光体2上に形成される。感光体2上に形成されたトナー像が第1転写ローラ73によって中間転写ベルト71上に転写される。このとき、二次転写ローラ79は中間転写ベルト71から離間している。
第4色目までのトナー像が転写されると、所定のタイミングで給紙装置から記録材Sが給送され、中間転写ベルト71上のトナー像が転写されるタイミングで、二次転写ローラ79が中間転写ベルト71上のトナー像、すなわち4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画像が記録材S上に転写されて、記録材Sは二次転写ガイド78に沿って定着装置へ送られる。
次いで、ベルトクリーナ72が転写クリーナロール75上の中間転写ベルト71に当接し、二次転写後に中間転写ベルト71上に残留しているトナーが除去される。
中間転写ベルトからトナー像が形成された用紙Sは、定着紙ガイド84によって、ハロゲンランプ82によって所定の温度に加熱された加熱ローラ81と加圧ローラ83との間に送られて定着された後に、用紙Sは、加圧ローラ剥離板85および加熱ローラ剥離板86の間を通じて、外部へ排出される。
トナー母粒子としては、溶融混練粉砕法(以下、粉砕法とも称す)で得た粒子状の混合物、あるいは重合法により直接合成して得た粒子状の合成物、あるいは溶剤分散法により微粒子化した粒子状の混合物を用いることができる。特に、本発明にあっては、粉砕法によるトナーにおいて大きな効果を得ることができる。
外径40mmのアルミニウム管に有機感光層を形成した感光体1に、スコトロン式の帯電器3により−600Vに帯電し、レーザー走査式露光装置4から発せられるレーザー光で潜像を形成し、トナー層を保持した現像ローラ61を前記感光体2に近接するように現像装置6を移動させ、現像ローラ61に所定の現像バイアスを印加して感光体2の潜像を反転現像する。現像装置6は、ロータリー式の枠体に支持されながらロータリー回転動作によって移動し、Y、M、C、Kの所定の現像装置6が現像位置にて感光体2上にトナー像を形成する。
次に、感光体2上のトナー像を中間転写ベルト71からなる転写装置7を介して用紙S上に接触転写した後、加熱ローラ81と加圧ローラ83とを有する定着装置8で熱圧力定着される。
1.離型剤分散径
トナー粒子を100nmに超薄切片化し、四酸化ルテニウムにより染色した後、透過型電子顕微鏡により倍率1万倍で観察を行ない写真撮影した。
視野内の任意の離型剤粒子100個について長径方向を離型剤径として測定し、計測した100個の離型剤径100個を加重平均して測定したトナーの離型剤分散径とした
2.軟化点(Tm)
軟化点Tmは、流動特性評価装置(島津製作所製 フローテスタCTF−500)を用い、ダイス細孔の径1mm、長さ1mm、加圧力1.96MPa、昇温速度6℃/minの条件で1cm3 の試料を軟化流出させたときの流出開始点から流出終了点の高さ1/2に相当する温度をTmとした。
3.ガラス転移温度(Tg)
ガラス転移温度(Tg)は、示差熱分析測定装置DSC−7(パーキンエルマー製)を用い、試料10mgを窒素雰囲気下で室温から200℃まで10℃/minで昇温させ、200℃で10分間保持し、その後、100℃/minで急冷し、10℃まで温度を下げ、10℃で10分間保持し、その後、昇温速度10℃/minで200℃まで昇温する。
この昇温過程で、温度40〜100℃の範囲におけるメインピークの吸熱ピークが得られるので、吸熱ピークが出る前と出た後のベースラインの中間点の線と示差熱曲線との交点をガラス転移点Tgとした。
4.粒径分布
コールター社製コールターマルチサイザーIIIによって測定した。
以下に、実施例を示し本発明を説明する。
(マゼンタトナーの製造)
結着樹脂:ポリエステル樹脂 100重量部
(軟化温度Tm:126℃、ガラス転移温度Tg:60℃)
着色剤:カーミン6B 6重量部
離型剤:カルナウバワックス(融点80℃) 12重量部
帯電制御剤:(ボントロンE−81 オリエント化学工業製) 2重量部
をヘンシェルミキサーに投入し、2分間混合攪拌して原料混合物を得た。得られた原料混合物を2軸押出機にて100℃で熱溶融混練した。
混練物は2軸押出機から取り出し直後にドラムフレーカーで急冷して粗粉砕した。粗粉砕物をさらにジェットミル気流粉砕機で微粉砕後、風力分級機で粒度分布を調整し、体積平均粒径8.5μm、比重1.2のマゼンタトナー母粒子を得た。
得られたマゼンタトナーの離型剤分散径は、0.5μmであった。
結着樹脂:ポリエステル樹脂 100重量部
(軟化温度Tm:126℃、ガラス転移温度Tg:60℃)
着色剤:銅フタロシアニン 3.5重量部
離型剤:カルナウバワックス(融点80℃) 12重量部
帯電制御剤:(ボントロンE−81 オリエント化学工業製) 2重量部
からなる混合物をヘンシェルミキサーに投入し、2分間混合攪拌して原料混合物を得た。得られた原料混合物を2軸押出機にて100℃にて熱溶融混練した。混練物は2軸押出機から取り出し直後にドラムフレーカーで急冷して粗粉砕した。粗粉砕物をさらにジェットミル気流粉砕機で微粉砕後、風力分級機で粒度分布を調整し、体積平均粒径8.5μm、比重1.2のシアントナー母粒子を得た。
得られたシアントナー母粒子を用い、上記マゼンタと同様の外添を施し、体積平均粒径8.5μmのシアントナーを得た。
結着樹脂:ポリエステル樹脂 100重量部
(軟化温度Tm:126℃、ガラス転移温度Tg:60℃)
着色剤:ベンジジンイエロー 3.5重量部
離型剤:カルナウバワックス(融点80℃) 9重量部
帯電制御剤:(ボントロンE−81 オリエント化学工業製) 2重量部
からなる混合物をヘンシェルミキサーに投入し、2分間混合攪拌して原料混合物を得た。得られた原料混合物を2軸押出機にて熱溶融混練した。混練物は2軸押出機から取り出し直後にドラムフレーカーで急冷して粗粉砕した。粗粉砕物をさらにジェットミル気流粉砕機で微粉砕後、風力分級機で粒度分布を調整し、体積平均粒径8.5μm、比重1.2のイエロートナー母粒子を得た。
得られたイエロートナー母粒子を用い、上記マゼンタと同様の外添を施し、体積平均粒径8.5μmのイエロートナーを得た。
トナーの製造例1によって製造した表1に示す組合せ1の組成の有彩色トナーを、図2に示すものと同様の4サイクル中間転写媒体方式のプリンタ(セイコーエプソン製 LP−9000C)のトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
画像形成試験は、レーザープリンタ用普通紙(富士ゼロックス製P紙)を使用し、紙に対する画像占有率5%の文字画像を出力するとともに、1000枚毎にレーザープリンタ用上質紙(富士ゼロックス製J紙)を1枚差し入れてハーフトーン画像、べた画像、写真画像を出力した。形成された画像は、すじ、むら等のない均一で十分な濃度の良好な画像が得られた。
また、イエローが9994枚、マゼンタが10150枚、シアンが10044枚でトナーカートリッジ中のトナーを使い切ったが、トナー終了直前まで各色とも初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
また、高温オフセット、剥離性も良好であった。
トナー色 離型剤分散径(μm) 搬送量(mg/cm 2 ) 軟化温度Tm(℃)
イエロー 1.2 0.70 126
マゼンタ 0.5 0.60 126
シアン 0.5 0.60 126
搬送量をイエロー、マゼンタ、シアンともに0.60mg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様に画像形成した。イエローについては、6000枚で画像にすじ、むらが発生し、トナーカートリッジを分解して確認したところ、現像ローラシール部分にフィルミングが認められた。
表2に示す離型剤分散径のトナーをトナーの製造例1と同様にして調製し、それぞれ組合せ2、3および4とした。
表2
離型剤分散径(μm)
イエロー マゼンタ シアン
組合せ2 1.5 1.0 1.0
組合せ3 1.8 0.5 0.3
組合せ4 1.3 0.7 0.4
トナーの製造例2の組合せで、イエロートナーの現像ローラの表面粗さをRz7μm、マゼンタトナー、シアントナーの現像ローラのRzをそれぞれ6μmとし、イエロートナーの搬送量を0.8mg/cm2、マゼンタトナー、およびシアントナーの搬送量は0.65mg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様にトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
形成された画像は、すじ、むら等のない均一で十分な濃度の良好な画像が得られた。
また、イエローが10053枚、マゼンタが10037枚、シアンが9998枚でトナーカートリッジ中のトナーを使い切ったが、トナー終了直前まで各色とも初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
また、高温オフセット、剥離性も良好であった。
表2の組合せ2のトナーを充填したトナーカートリッジのすべての現像ローラの表面粗さをRz6μmとし、実施例1と同様に画像形成試験を行った。
トナーの搬送量はいずれの色のトナーも0.65mg/cm2 であった。イエロートナーは、6034枚で画像にすじ、むらが発生し、トナーカートリッジを分解して確認したところ、現像ローラシール部分にフィルミング現象が認められた。
また、マゼンタは10122枚、シアンは10035枚でトナーを使い切ったが、トナーがなくなる直前まで初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
溶融混練した混練物を冷却後、フェザーミルで粗粉砕し、次いでジェット粉砕機(ホソカワミクロン製 200APG)を使用して微粉砕した後、風力分級装置(ホソカワミクロン製 100ATP)を用い、ローター回転数、投入量を変更することで各トナーの体積平均粒径、5μm以下の微粉量の割合を調整した。
表2の組合せ3で、トナーの粒径分布の微粉量を5μm以下の割合を、イエローを1容量%以下、マゼンタトナーを1.5容量%、シアントナー3を1.7容量%とし、また、搬送量はイエロートナーが0.85mg/cm2、マゼンタトナー2は0.63mg/cm2、シアントナーは0.60mg/cm2としたことを除いては、実施例1と同様にトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
また、イエローが9954枚、マゼンタが9988枚、シアンが10028枚でトナーカートリッジ中のトナーを使い切ったが、トナー終了直前まで各色とも初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
また、高温オフセット、剥離性も良好であった。
実施例3と同様の方法で、表2の組合せ3で、トナーの粒径分布の微粉量を5μm以下の割合を、イエローを1.7容量%以下、マゼンタトナーを1.5容量%、シアントナー3を1容量%とし、また、搬送量はイエロートナーが0.60mg/cm2 、マゼンタトナー2は0.63mg/cm2 、シアントナーは0.85mg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様にトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
イエロートナーは、2000枚で画像にすじ、むらが発生し、トナーカートリッジを分解して確認したところ、現像ローラシール部分、すなわち図2の64の部分に現像ローラとの当接部分に離型剤と外添剤といったトナーの構成物が固着するフィルミング現象が認められた。
また、マゼンタは10015枚、シアンは、10040枚でトナーを使い切ったが、トナーがなくなる直前まで初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
実施例3と同様の方法で、微粉量を調整し、表2の組合せ4で、大きさ320mm×20mmの規制ブレードの図5で示す規制突出量を、イエロートナーは1.0mm、マゼンタトナーは0.7mm、シアントナーは0.4mmとし、それぞれのトナーの搬送量を、イエロートナーを0.70mg/cm2 、マゼンタトナーを0.60mg/cm2 、シアントナーを0.40mg/cm2 としたことを除いては、実施例1と同様にトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
形成された画像は、すじ、むら等のない均一で十分な濃度の良好な画像が得られた。
また、イエローが10069枚、マゼンタが10008枚、シアンが10100枚でトナーカートリッジ中のトナーを使い切ったが、トナー終了直前まで各色とも初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。また、高温オフセット、剥離性も良好であった。
表2の組合せ4で、実施例4の規制ブレードの図5で示す規制突出量を、イエロートナーは0.4mm、マゼンタトナーは0.7mm、シアントナーは1.0mmとし、それぞれのトナーの搬送量を、イエロートナーを0.40mg/cm2 、マゼンタトナーを0.60mg/cm2 、シアントナーを0.70mg/cm2 としたことを除いては、実施例4と同様にトナーカートリッジに充填して画像形成試験を行った。
イエロートナーは、500枚で画像にすじ、むらが発生し、トナーカートリッジを分解して確認したところ、現像ローラシール部分にフィルミング現象が認められた。
また、マゼンタは10043枚、シアンは10018枚でトナーを使い切ったが、トナーがなくなる直前まで初期画像に比べほぼ遜色のない良好な画像が得られた。
Claims (3)
- 複数色のトナーをそれぞれ搬送する複数の現像ローラを備える画像形成装置において、
複数色のトナーのうち、少なくとも1つのトナーは、他のトナーが含有する離型剤の分散径よりも大きい分散径を有する離型剤を含有しており、
複数の現像ローラのうち、少なくとも1つの現像ローラは、他の現像ローラのトナー搬送量よりも大きいトナー搬送量に設定されており、
前記少なくとも1つのトナーを担持する現像ローラのトナー搬送量は、前記他の現像ローラのトナー搬送量よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。 - 前記分散径が大きいトナーほど、前記現像ローラによる前記トナー搬送量が大きいことを特徴とする請求項1に画像形成装置。
- 前記少なくとも1つのトナーの前記離型剤の含有量が、前記他のトナーの前記離型剤の含有量よりも少ないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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