JPH10293003A - 磁気スケール装置 - Google Patents

磁気スケール装置

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JPH10293003A
JPH10293003A JP10178997A JP10178997A JPH10293003A JP H10293003 A JPH10293003 A JP H10293003A JP 10178997 A JP10178997 A JP 10178997A JP 10178997 A JP10178997 A JP 10178997A JP H10293003 A JPH10293003 A JP H10293003A
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JP
Japan
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scale
sensor
shape
magnetic
asymmetrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP10178997A
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English (en)
Inventor
Osamu Ochiai
治 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Manufacturing Systems Corp
Original Assignee
Sony Precision Technology Inc
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Publication date
Application filed by Sony Precision Technology Inc filed Critical Sony Precision Technology Inc
Priority to JP10178997A priority Critical patent/JPH10293003A/ja
Publication of JPH10293003A publication Critical patent/JPH10293003A/ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状の磁性媒体で成るスケールと、該スケー
ル上に記録された目盛を読み取るセンサとを備えた磁気
スケール装置において、スケールの裏表と方向を判別で
きるようにすること。 【解決手段】 上記スケール上に記録された目盛が、1
トラック上に配列されたインクレメント目盛、又は同一
トラック又は別トラックに配列されたインクレメント目
盛と原点目盛の組み合わせであり、上記スケールの形状
が、トラック方向とトラックを横切る方向のうちの一方
をX軸とし他方をY軸としてXY座標を考えた場合に、
X軸に対してもY軸に対しても左右非対称でありXY座
標の原点の回りに180°回転した時の形状が元の形状
と異なる形状であるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械、産業機
械等における、直線・回転の位置検出に使用される磁気
スケール装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】磁気式エンコーダの磁
性媒体には、位置検出用磁気目盛が記録されているが、
この目盛は目に見えないために、裏表が判別できず、そ
のために工作機械等の機械に取り付ける際にその取付方
を誤ってしまうことがある。
【0003】また、スケール上に複数トラックを有する
場合、それぞれのトラックが対応する電磁変換素子(セ
ンサ)と対向するように配置されなければならないが、
磁性媒体の形状が四角形であるとスケールの向きが判ら
なくなり、同様に誤って取り付けてしまうことがある。
特に形状が正方形である場合等は、全く判らなくなって
しまう。
【0004】スケール表面にシールを貼ってスケールの
裏表及び/又はトラック方向を判別することが考えられ
るが、その場合には、有効長内ではシールによりクリア
ランス(検出ヘッドとスケールの間の間隙の距離)が損
失するので、有効長外に貼るしかなく、この方法では装
置の小型化ができないばかりでなく、シールが剥がれて
しまう恐れもある。
【0005】マジック等でマークを付けることも考えら
れるが、その場合でも、スケール上に付けたマークが消
えてしまうことがある。また、ケガキなどで傷をつける
方法も考えられるが、その場合には、傷をつけた所は検
出出来なくなるので、傷を付ける場所はスケールの有効
長外にするしかなく、この方法も装置の小型化ができな
い。また、傷を付けることは美観上も好ましくない。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決し、検出ヘ
ッドとスケールの方向及びスケールの裏表を簡単に判別
することができる磁気スケール装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、下記の手段を備えた磁気スケール装置
を提供する。即ち、本発明の一観点によれば、板状の磁
性媒体で成るスケールと、該スケール上に記録された目
盛を読み取るセンサとを備えた磁気スケール装置におい
て、上記スケールの形状が、トラック方向とトラックを
横切る方向のうちの一方をX軸とし他方をY軸としてX
Y座標を考えた場合に、X軸に対してもY軸に対しても
左右非対称でありXY座標の原点の回りに180°回転
した時の形状が元の形状と同じになる形状である磁気ス
ケール装置を提供する。
【0008】本発明の他の観点によれば、板状の磁性媒
体で成るスケールと、該スケール上に記録された目盛を
読み取るセンサとを備えた磁気スケール装置において、
上記スケールの形状が、トラック方向とトラックを横切
る方向のうちの一方をX軸とし他方をY軸としてXY座
標を考えた場合に、X軸に対してもY軸に対しても左右
非対称でありXY座標の原点の回りに180°回転した
時の形状が元の形状と異なる形状である磁気スケール装
置を提供する。
【0009】本発明の更に他の観点によれば、上記の磁
気スケール装置において、センサについても、そのセン
サの検出中心に対して非対称となる部分を有するように
した磁気スケール装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の一
実施の形態について説明する。図1を参照すると、フレ
キシブル基板1にMR素子(磁気抵抗素子)3を取付た
センサと、薄板状の磁気スケール2が図示されている。
センサ(MR素子)3はスケール2の上方にスケールと
非接触で配置され、変位量検出の際にはセンサとスケー
ルが相対的に動くようになっている。
【0011】図1から明らかなとおり、センサ3とスケ
ール2が別体として形成されているので、それぞれが、
取付ようとする装置に対して所定の方向で取り付けられ
なければならない。
【0012】磁気式エンコーダにおいて、スケール2に
は、位置検出用磁気目盛が記録されているが、スケール
が磁性材でのみ構成される場合、この目盛は目に見えな
いため、裏表が判別できないので取付方を誤ってしまう
場合がある。
【0013】また、スケール上に記録された目盛が複数
トラックを形成している場合、それぞれのトラックが対
応するMR素子と対向するように配置されなければなら
ないが、スケール2の形状が四角形であると、スケール
2の向きがわからなくなり、同様に誤って取り付けてし
まうことがある。特に形状が正方形である場合等は、ス
ケールの裏表やトラック方向が全く判らなくなってしま
う。
【0014】図1に示すように、MR素子3には通常フ
レキシブル基板が取付けられているので、このフレキシ
ブル基板の取付位置によってセンサの形状が非対称とな
り方向の判別ができる。また、スケールに付いては、磁
性媒体の1つの角を他の3つの角と判別できるように面
取り等で形状を変えれば非対称形状となり、裏表の判別
と方向の判別が可能となる。
【0015】更に具体的に説明すると、図1のセンサと
スケールの組み合わせにおいて、例えばA方向から見た
場合にセンサ3のフレキシブル基板1の引き出し方向と
スケール2の面取り方向(角の欠けた位置)を同じに
し、B方向から見た場合にスケール2の面取り側を左側
にするように決めておけば、一意的に取付方向が決るこ
とになる。
【0016】センサ側は、センサホルダ4の形状を非対
称形にすることによって非対称としてもよい。センサと
スケールのそれぞれの非対称部を合わせるように組み合
わせると、スケール2の裏表とセンサ(MR素子)3と
の向きも一意的に決めることができる。
【0017】図2は、スケールの形状を非対称にする例
を示す。同図(a)に示すように、四角形の4つの角の
うちの1つを円弧状にしてもよい。また、同図(b)に
示すように、スケール取付穴の形状を非対称形にしても
よい。
【0018】要するに4つの角の中の1つの角を他の3
つの角と区別できるようにすればスケールの裏表とトラ
ック方向が判別できるのである。これについては、図3
を参照して下記に説明する。
【0019】図3の(a)に示すように、xy座標上に
スケールを表し、切り欠かれた角が第4象限にある場合
を正規の位置とすると、スケール上のトラック方向を反
転することは、スケールを原点の回りに180°回転す
ることであり、切り欠かれた角は第2象限に位置され
る。
【0020】従って、第4象限にあるときは、スケール
は表でトラックは順方向、第2象限にあるときは、スケ
ールは表でトラックは逆方向であると判別できる。な
お、切り欠き部が第1象限、第3象限にある時はスケー
ルは裏になっている。
【0021】このように、裏表とトラック方向を判別す
る必要があるスケールの例としては、1トラックでアブ
ソリュートスケールを形成したスケール、複数トラック
でアブソリュートスケールを形成したスケール、インク
レメントスケールトラックと原点トラックを形成したス
ケール等を挙げることができる。
【0022】図3の(b)は、スケール上の切り欠かれ
た角が第2象限と第4象限にあり、上記説明のとおり、
スケールの表であることは判るが、スケールを原点の回
りに180°回転しても同じ形状になるので、トラック
方向の区別はできない。スケール上に記録されている目
盛がインクレメント目盛が付けられたスケールやトラッ
ク方向(X軸方向)に見てスケールの中央から両端に行
くに従って目盛の間隔が狭くなる等の(Y軸に対して左
右対称の)目盛が付けられたスケール等においてはトラ
ック方向の区別をする必要がないので、図3(b)のよ
うな形状にすることができる。
【0023】これらの形状は、磁性材では簡単にでき、
特に薄板状のものであれば、プレス、エッチングなどの
方法で、ローコストに種々の形状のものを得ることがで
きる。
【0024】スケールはスケール取付台等に設けられた
スケール取付部に取り付けられるが、図4に示すよう
に、スケール取付部の形状をスケールと同じ形状の凹部
にしておけば、スケールは一意的に取り付けられるの
で、非常に簡単である。スケールの取付は接着剤で固定
してもよいし、図2に示すように取付穴を設けてネジで
固定してもよい。
【0025】図5はスケールの取付方法を例示したもの
である。同図(a)に示すように、溶接によって取付け
ることができる。この溶接に適した溶接方法としては、
レーザを使ったスポット溶接、抵抗、超音波溶接等が挙
げられる。
【0026】図5の(b)はネジによって固定する方法
を示す。図5の(c)はクランプ材を使ってネジ止めす
る方法を示す。図5の(d)はスケールの縁の部分をネ
ジの頭で押さえて固定する方法である。
【0027】上記(a)〜(d)の取付方法において、
スケール上の溶接する位置やネジ止めする位置は左右対
称になっているので、上記スケールの角の切り欠きが無
いとスケールの裏表やトラック方向が解らない。
【0028】以上、スケールが小型で比較的短い場合に
ついて特に有用な判別の仕方として説明してきたが、ス
ケールの長さが長い場合でも同様な効果が得られる。例
えば、図6に示すように、スケールをX−Yステージに
取付ける場合を考えると、スケールの表面にシールを貼
って裏表や方向の判別を行う方法ではシールが剥がれた
り、スケールの有効長の外にシールを貼る場所を設ける
必要があり取付場所の制約があるが、本発明のスケール
装置を使う場合は、スケールの一端に非対称となる形状
を作るだけでよいので、余分な場所をとらず構造が簡単
であり判別が確実である。
【0029】
【発明の効果】本発明の磁気スケール装置は、上記の構
成をとることにより、スケールの表裏が簡単に判別で
き、かつ、センサとの取付方向が一意的に決められるの
で生産時及び取付時に、その判別に迷うことがない。ま
た、判別の為の目印を付けるのに場所を設ける必要がな
いので、スケールが小型、軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スケールとセンサ(MR素子、フレキシブル基
板)の位置関係を示す斜視図である。
【図2】スケールの形状を示す模式図である。
【図3】スケールの裏表とトラック方向の判別を説明す
るための模式図である。
【図4】スケールとスケール取付台の形状の一例を示す
斜視図である。
【図5】スケールの取付法を例示した模式図である。
【図6】X−Yステージにスケールとセンサを取り付け
る場合を例示した斜視図である。
【符号の説明】
1…フレキシブル基板、2…スケール、3…MR素子、
4…センサホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の磁性媒体で成るスケールと、該ス
    ケール上に記録された目盛を読み取るセンサとを備えた
    磁気スケール装置において、 上記スケールの形状が、トラック方向とトラックを横切
    る方向のうちの一方をX軸とし他方をY軸としてXY座
    標を考えた場合に、X軸に対してもY軸に対しても左右
    非対称でありXY座標の原点の回りに180°回転した
    時の形状が元の形状と同じになる形状である磁気スケー
    ル装置。
  2. 【請求項2】 板状の磁性媒体で成るスケールと、該ス
    ケール上に記録された目盛を読み取るセンサとを備えた
    磁気スケール装置において、 上記スケールの形状が、トラック方向とトラックを横切
    る方向のうちの一方をX軸とし他方をY軸としてXY座
    標を考えた場合に、X軸に対してもY軸に対しても左右
    非対称でありXY座標の原点の回りに180°回転した
    時の形状が元の形状と異なる形状である磁気スケール装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気スケール装
    置において、前記センサが検出中心に対して非対称とな
    る部分を有する磁気スケール装置。
JP10178997A 1997-04-18 1997-04-18 磁気スケール装置 Pending JPH10293003A (ja)

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JPH10293003A true JPH10293003A (ja) 1998-11-04

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JP (1) JPH10293003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011039227A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Nippon Signal Co Ltd:The プレーナ型アクチュエータ
JP2021047030A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 内山工業株式会社 磁気エンコーダ

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JP2011039227A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Nippon Signal Co Ltd:The プレーナ型アクチュエータ
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