JPH10292823A - ドライブシャフト - Google Patents
ドライブシャフトInfo
- Publication number
- JPH10292823A JPH10292823A JP9101887A JP10188797A JPH10292823A JP H10292823 A JPH10292823 A JP H10292823A JP 9101887 A JP9101887 A JP 9101887A JP 10188797 A JP10188797 A JP 10188797A JP H10292823 A JPH10292823 A JP H10292823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- ball
- shafts
- shaft
- ball spline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/06—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement
- F16D3/065—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement by means of rolling elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/20—Land vehicles
- F16C2326/24—Steering systems, e.g. steering rods or columns
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C3/00—Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
- F16C3/02—Shafts; Axles
- F16C3/03—Shafts; Axles telescopic
- F16C3/035—Shafts; Axles telescopic with built-in bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/306—Means to synchronise movements
Abstract
(57)【要約】
【課題】ボールスプラインユニット付きのドライブシャ
フトにおいて、２つの軸体間での電気の通過を遮断する
こと。 【解決手段】２つの軸体１，２を軸方向で伸縮可能にか
つ周方向でトルク伝達可能に連結するドライブシャフト
Ａであって、ボールスプラインユニット３の構成要素４
〜９のうち２つの軸体１，２にまたがって接触する要素
４〜８が電気絶縁性の絶縁部材で形成されている。この
ように２つの軸体１，２間においてボールスプラインユ
ニット３の部分で電気通過が遮断されるようになる。
フトにおいて、２つの軸体間での電気の通過を遮断する
こと。 【解決手段】２つの軸体１，２を軸方向で伸縮可能にか
つ周方向でトルク伝達可能に連結するドライブシャフト
Ａであって、ボールスプラインユニット３の構成要素４
〜９のうち２つの軸体１，２にまたがって接触する要素
４〜８が電気絶縁性の絶縁部材で形成されている。この
ように２つの軸体１，２間においてボールスプラインユ
ニット３の部分で電気通過が遮断されるようになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、２つの軸体をボー
ルスプラインユニットにより軸方向で伸縮可能にかつ周
方向でトルク伝達可能に連結するドライブシャフトに関
する。
ルスプラインユニットにより軸方向で伸縮可能にかつ周
方向でトルク伝達可能に連結するドライブシャフトに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のドライブシャフトとし
て、例えば実公平７−４４８１９号公報に示されるよう
なものが挙げられる。
て、例えば実公平７−４４８１９号公報に示されるよう
なものが挙げられる。
【０００３】このドライブシャフトのボールスプライン
ユニットは、両軸体のスプライン溝間に介装される複数
のボールと、ボール群の軸方向両端にそれぞれ配設され
るコイルバネと、各コイルバネの各外端側に設けられる
抜け止め環体としてのリテーナワッシャと、２つの軸体
のうちの外側軸体の内周に設けられるストッパとしての
スナップリングとを含む構成である。そして、２つの軸
体、ボール、コイルバネ、リテーナワッシャについて
は、金属材などの導電材料で形成されており、２つの軸
体にまたがってボール、コイルバネ、リテーナワッシャ
が接触するようになっている。つまり、２つの軸体間で
電気が通過しうるようになっている。
ユニットは、両軸体のスプライン溝間に介装される複数
のボールと、ボール群の軸方向両端にそれぞれ配設され
るコイルバネと、各コイルバネの各外端側に設けられる
抜け止め環体としてのリテーナワッシャと、２つの軸体
のうちの外側軸体の内周に設けられるストッパとしての
スナップリングとを含む構成である。そして、２つの軸
体、ボール、コイルバネ、リテーナワッシャについて
は、金属材などの導電材料で形成されており、２つの軸
体にまたがってボール、コイルバネ、リテーナワッシャ
が接触するようになっている。つまり、２つの軸体間で
電気が通過しうるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したボ
ールスプラインユニット付きのドライブシャフトを、電
車に連結される気動車などに用いる場合、電車から連結
器、気動車車両、エンジン、推進軸、台車、車輪、レー
ルと電流が流れることになる。このため、特に、ボール
スプラインユニットのボールが転動接触するとともにコ
イルバネおよびリテーナワッシャが摺動接触する軸体の
スプライン部分が電蝕により損傷することがある。
ールスプラインユニット付きのドライブシャフトを、電
車に連結される気動車などに用いる場合、電車から連結
器、気動車車両、エンジン、推進軸、台車、車輪、レー
ルと電流が流れることになる。このため、特に、ボール
スプラインユニットのボールが転動接触するとともにコ
イルバネおよびリテーナワッシャが摺動接触する軸体の
スプライン部分が電蝕により損傷することがある。
【０００５】また、気動車のみで走行する場合において
も、線路より迷走電流を吸い上げ上述の電蝕が生じるこ
とがある。さらには、上述の電蝕はドライブシャフトだ
けでなく車両軸受にも発生することがある。
も、線路より迷走電流を吸い上げ上述の電蝕が生じるこ
とがある。さらには、上述の電蝕はドライブシャフトだ
けでなく車両軸受にも発生することがある。
【０００６】これに対して、２つの軸体を連結するボー
ルスプラインユニットよりも電気流通経路の上流側の軸
体に継手を取り付けている場合では、例えば特開平５−
２４０２５９号公報に示すように、継手を繊維強化プラ
スチックスなどの絶縁材料で形成することにより、２つ
の軸体間の電気の通過を遮断することが考えられてい
る。しかしながら、この従来例では、使用対象によって
は強度的な不足が起こりかねず、安全性や寿命において
不安が残る。
ルスプラインユニットよりも電気流通経路の上流側の軸
体に継手を取り付けている場合では、例えば特開平５−
２４０２５９号公報に示すように、継手を繊維強化プラ
スチックスなどの絶縁材料で形成することにより、２つ
の軸体間の電気の通過を遮断することが考えられてい
る。しかしながら、この従来例では、使用対象によって
は強度的な不足が起こりかねず、安全性や寿命において
不安が残る。
【０００７】したがって、本発明は、ボールスプライン
ユニット付きのドライブシャフトにおいて、２つの軸体
間での電気の通過を遮断することを目的としている。
ユニット付きのドライブシャフトにおいて、２つの軸体
間での電気の通過を遮断することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の第１のドライブ
シャフトは、２つの軸体をボールスプラインユニットに
より軸方向で伸縮可能にかつ周方向でトルク伝達可能に
連結するもので、ボールスプラインユニットの構成要素
のうち２つの軸体にまたがって接触する要素の少なくと
も表面が電気絶縁性の絶縁部材で形成されている。
シャフトは、２つの軸体をボールスプラインユニットに
より軸方向で伸縮可能にかつ周方向でトルク伝達可能に
連結するもので、ボールスプラインユニットの構成要素
のうち２つの軸体にまたがって接触する要素の少なくと
も表面が電気絶縁性の絶縁部材で形成されている。
【０００９】本発明の第２のドライブシャフトは、２つ
の軸体をボールスプラインユニットにより軸方向で伸縮
可能にかつ周方向でトルク伝達可能に連結するもので、
ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、２つの軸体のうちの外
側軸体の内周に設けられる抜け止め環体とを含み、少な
くとも前記ボールおよび弾性部材の少なくとも表面が電
気絶縁性の絶縁材料で形成されている。
の軸体をボールスプラインユニットにより軸方向で伸縮
可能にかつ周方向でトルク伝達可能に連結するもので、
ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、２つの軸体のうちの外
側軸体の内周に設けられる抜け止め環体とを含み、少な
くとも前記ボールおよび弾性部材の少なくとも表面が電
気絶縁性の絶縁材料で形成されている。
【００１０】本発明の第３のドライブシャフトは、２つ
の軸体をボールスプラインユニットにより軸方向で伸縮
可能にかつ周方向でトルク伝達可能に連結するもので、
ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、両弾性部材の各外端側
に設けられる抜け止め環体と、２つの軸体のうちの外側
軸体の内周に設けられる止め輪とを含み、前記ボールが
セラミックスで、弾性部材が絶縁材料で、抜け止め環体
が合成樹脂でそれぞれ形成されている。
の軸体をボールスプラインユニットにより軸方向で伸縮
可能にかつ周方向でトルク伝達可能に連結するもので、
ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、両弾性部材の各外端側
に設けられる抜け止め環体と、２つの軸体のうちの外側
軸体の内周に設けられる止め輪とを含み、前記ボールが
セラミックスで、弾性部材が絶縁材料で、抜け止め環体
が合成樹脂でそれぞれ形成されている。
【００１１】このような本発明では、ボールスプライン
ユニットの構成要素のうち２つの軸体それぞれに接触す
る要素について、その少なくとも軸体にまたがって接触
する部分を絶縁材で形成することにより、２つの軸体間
での電気の通過を遮断するようにしている。
ユニットの構成要素のうち２つの軸体それぞれに接触す
る要素について、その少なくとも軸体にまたがって接触
する部分を絶縁材で形成することにより、２つの軸体間
での電気の通過を遮断するようにしている。
【００１２】このように、ドライブシャフトのボールス
プラインユニットで電気絶縁を行うようにしており、絶
縁材料とする上記各要素は、トルク伝達における主要部
品でないから、継手を絶縁材料とする従来例のように強
度不足となる心配がない。つまり、トルク伝達に主とし
て関与する要素である２つの軸体やそれらの軸体と他の
軸体とを連結する継手などを一般的なドライブシャフト
と同様の金属材で形成できるようになるなど、必要な強
度を確保できるようになる。
プラインユニットで電気絶縁を行うようにしており、絶
縁材料とする上記各要素は、トルク伝達における主要部
品でないから、継手を絶縁材料とする従来例のように強
度不足となる心配がない。つまり、トルク伝達に主とし
て関与する要素である２つの軸体やそれらの軸体と他の
軸体とを連結する継手などを一般的なドライブシャフト
と同様の金属材で形成できるようになるなど、必要な強
度を確保できるようになる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図１ないし図３に
示す各実施形態に基づいて説明する。
示す各実施形態に基づいて説明する。
【００１４】図１ないし図３は本発明の一実施形態にか
かり、図１は、ドライブシャフトの部分断面図、図２
は、図１の（２）−（２）線断面の矢視図、図３は、図
１の（３）−（３）線断面の矢視図である。
かり、図１は、ドライブシャフトの部分断面図、図２
は、図１の（２）−（２）線断面の矢視図、図３は、図
１の（３）−（３）線断面の矢視図である。
【００１５】図中、Ａはドライブシャフトの全体を示
し、このドライブシャフトＡは、筒軸１と凸軸２とをボ
ールスプラインユニット３を介して軸方向で伸縮可能に
かつ周方向で動力伝達可能に連結した構成である。
し、このドライブシャフトＡは、筒軸１と凸軸２とをボ
ールスプラインユニット３を介して軸方向で伸縮可能に
かつ周方向で動力伝達可能に連結した構成である。
【００１６】筒軸１の内周面には穴スプラインが、凸軸
２の外周面には軸スプラインがそれぞれ設けられてい
る。ボールスプラインユニット３は、筒軸１のスプライ
ン溝と凸軸２のスプライン溝との間に介装される複数の
ボール４と、各スプライン溝ごとのボール４群の軸方向
両端にそれぞれ配設される弾性部材としてのコイルバネ
５と、両コイルバネ５の各内端側つまりボール４側に配
設されるバネ受け部材６と、両コイルバネ５の各外端側
に設けられる抜け止め環体としてのリテーナワッシャ７
およびブッシュ８と、筒軸１の内周に設けられる止め輪
としてのスナップリング９とを含む。
２の外周面には軸スプラインがそれぞれ設けられてい
る。ボールスプラインユニット３は、筒軸１のスプライ
ン溝と凸軸２のスプライン溝との間に介装される複数の
ボール４と、各スプライン溝ごとのボール４群の軸方向
両端にそれぞれ配設される弾性部材としてのコイルバネ
５と、両コイルバネ５の各内端側つまりボール４側に配
設されるバネ受け部材６と、両コイルバネ５の各外端側
に設けられる抜け止め環体としてのリテーナワッシャ７
およびブッシュ８と、筒軸１の内周に設けられる止め輪
としてのスナップリング９とを含む。
【００１７】なお、図中、１０は十字軸継手、１１，１
２はダストカバー、１３は密封部材である。
２はダストカバー、１３は密封部材である。
【００１８】ところで、上述したドライブシャフトＡで
は、筒軸１および凸軸２が鋼材により形成されており、
筒軸１と凸軸２とにまたがって、ボールスプラインユニ
ット３のうちのボール４、コイルバネ５、バネ受け部材
６、リテーナワッシャ７およびブッシュ８が接触するの
で、これらを絶縁材料で形成している。つまり、ボール
４がセラミックスで、コイルバネ５がポリアミド１１な
どの合成樹脂をコーティングしているかあるいは合成樹
脂材料から形成され、バネ受け部材６、リテーナワッシ
ャ７およびブッシュ８が例えばガラス繊維入りポリアミ
ドなどの合成樹脂でそれぞれ形成されている。前述のセ
ラミックス材としては、焼結助剤として、イットリア
（Ｙ2Ｏ3）およびアルミナ（Ａｌ2Ｏ3）、その他、適
宜、窒化アルミ（ＡｌＮ）、酸化チタン（ＴｉＯ2）、
スピネル（ＭｇＡｌ2Ｏ4）、を用いた窒化けい素（Ｓｉ
3Ｎ4）を主体とするものの他、アルミナ（Ａｌ2Ｏ3）や
炭化けい素（ＳｉＣ）、ジルコニア（ＺｒＯ2）、窒化
アルミ（ＡｌＮ）などを用いることができる。なお、前
述のコイルバネ５は、ゴムからなる棒状のものや蛇腹状
のものとすることができる。
は、筒軸１および凸軸２が鋼材により形成されており、
筒軸１と凸軸２とにまたがって、ボールスプラインユニ
ット３のうちのボール４、コイルバネ５、バネ受け部材
６、リテーナワッシャ７およびブッシュ８が接触するの
で、これらを絶縁材料で形成している。つまり、ボール
４がセラミックスで、コイルバネ５がポリアミド１１な
どの合成樹脂をコーティングしているかあるいは合成樹
脂材料から形成され、バネ受け部材６、リテーナワッシ
ャ７およびブッシュ８が例えばガラス繊維入りポリアミ
ドなどの合成樹脂でそれぞれ形成されている。前述のセ
ラミックス材としては、焼結助剤として、イットリア
（Ｙ2Ｏ3）およびアルミナ（Ａｌ2Ｏ3）、その他、適
宜、窒化アルミ（ＡｌＮ）、酸化チタン（ＴｉＯ2）、
スピネル（ＭｇＡｌ2Ｏ4）、を用いた窒化けい素（Ｓｉ
3Ｎ4）を主体とするものの他、アルミナ（Ａｌ2Ｏ3）や
炭化けい素（ＳｉＣ）、ジルコニア（ＺｒＯ2）、窒化
アルミ（ＡｌＮ）などを用いることができる。なお、前
述のコイルバネ５は、ゴムからなる棒状のものや蛇腹状
のものとすることができる。
【００１９】これにより、筒軸１と凸軸２とにまたがっ
て接触するボールスプラインユニット３の構成要素を絶
縁材料としているから、筒軸１から凸軸２への電気の通
過がボールスプラインユニット３の存在により遮断でき
るようになる。そのため、ドライブシャフトＡにおい
て、ボールスプラインユニット３のボール４が転動する
とともにコイルバネ５、バネ受け部材６、リテーナワッ
シャ７ならびにブッシュ８が摺動する筒軸１および凸軸
２のスプライン溝部分が電蝕により損傷することを防止
できるようになる。したがって、ボールスプラインユニ
ット３の動作円滑化や長寿命化を実現できるようにな
る。
て接触するボールスプラインユニット３の構成要素を絶
縁材料としているから、筒軸１から凸軸２への電気の通
過がボールスプラインユニット３の存在により遮断でき
るようになる。そのため、ドライブシャフトＡにおい
て、ボールスプラインユニット３のボール４が転動する
とともにコイルバネ５、バネ受け部材６、リテーナワッ
シャ７ならびにブッシュ８が摺動する筒軸１および凸軸
２のスプライン溝部分が電蝕により損傷することを防止
できるようになる。したがって、ボールスプラインユニ
ット３の動作円滑化や長寿命化を実現できるようにな
る。
【００２０】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【００２１】（１） 上記実施形態でのボールスプライ
ンユニット３において、細部の構成例えばバネ受け部材
６、リテーナワッシャ７ならびにブッシュ８のうちのい
ずれかが省略された構成のものや、それらの形状が変更
されたものも本発明に含む。いずれにしても、筒軸１と
凸軸２とにまたがって接触する要素について、絶縁材料
で形成すればよい。あるいは、ボール４、リテーナワッ
シャ７およびブッシュ８については、母材を金属で形成
してその表面に絶縁膜をコーティングするようにしても
よい。
ンユニット３において、細部の構成例えばバネ受け部材
６、リテーナワッシャ７ならびにブッシュ８のうちのい
ずれかが省略された構成のものや、それらの形状が変更
されたものも本発明に含む。いずれにしても、筒軸１と
凸軸２とにまたがって接触する要素について、絶縁材料
で形成すればよい。あるいは、ボール４、リテーナワッ
シャ７およびブッシュ８については、母材を金属で形成
してその表面に絶縁膜をコーティングするようにしても
よい。
【００２２】
【発明の効果】請求項１ないし３の発明では、２つの軸
体間の電気の通過を遮断できるから、ボールスプライン
ユニットの構成要素のうちの２つの軸体にまたがって接
触する部分で電蝕が発生するのを防止できるようにな
り、ボールスプラインユニットの動作円滑化や長寿命化
を達成できるようになる。
体間の電気の通過を遮断できるから、ボールスプライン
ユニットの構成要素のうちの２つの軸体にまたがって接
触する部分で電蝕が発生するのを防止できるようにな
り、ボールスプラインユニットの動作円滑化や長寿命化
を達成できるようになる。
【００２３】また、絶縁材料とするボールスプラインの
構成要素は、トルク伝達における主要部品でないから、
継手を絶縁材料とする従来例のように強度不足となる心
配がない。
構成要素は、トルク伝達における主要部品でないから、
継手を絶縁材料とする従来例のように強度不足となる心
配がない。
【図１】本発明の一実施形態のドライブシャフトの部分
断面図
断面図
【図２】図１の（２）−（２）線断面の矢視図
【図３】図１の（３）−（３）線断面の矢視図
Ａ ドライブシャフト １ 筒軸 ２ 凸軸 ３ ボールスプラインユニット ４ ボール ５ コイルバネ ６ バネ受け部材 ７ リテーナワッシャ ８ ブッシュ ９ スナップリング
Claims (3)
- 【請求項１】 ２つの軸体をボールスプラインユニット
により軸方向で伸縮可能にかつ周方向でトルク伝達可能
に連結するドライブシャフトであって、 ボールスプラインユニットの構成要素のうち２つの軸体
にまたがって接触する要素の少なくとも表面が電気絶縁
性の絶縁部材で形成されている、ことを特徴とするドラ
イブシャフト。 - 【請求項２】 ２つの軸体をボールスプラインユニット
により軸方向で伸縮可能にかつ周方向でトルク伝達可能
に連結するドライブシャフトであって、 ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、２つの軸体のうちの外
側軸体の内周に設けられる抜け止め環体とを含み、 少なくとも前記ボールおよび弾性部材の少なくとも表面
が電気絶縁性の絶縁材料で形成されている、ことを特徴
とするドライブシャフト。 - 【請求項３】 ２つの軸体をボールスプラインユニット
により軸方向で伸縮可能にかつ周方向でトルク伝達可能
に連結するドライブシャフトであって、 ボールスプラインユニットが、両軸体のスプライン溝間
に介装される複数のボールと、ボール群の軸方向両端に
それぞれ配設される弾性部材と、両弾性部材の各外端側
に設けられる抜け止め環体と、２つの軸体のうちの外側
軸体の内周に設けられる止め輪とを含み、 前記ボールがセラミックスで、弾性部材が絶縁材料で、
抜け止め環体が合成樹脂でそれぞれ形成されている、こ
とを特徴とするドライブシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9101887A JPH10292823A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ドライブシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9101887A JPH10292823A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ドライブシャフト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292823A true JPH10292823A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14312453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9101887A Pending JPH10292823A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ドライブシャフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292823A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7258216B2 (en) | 2000-10-13 | 2007-08-21 | Sunstar Giken Kabushiki Kaisha | One-way clutch and torque detection apparatus using same |
| AU2009243459B2 (en) * | 2008-12-12 | 2011-06-23 | Gm Global Technology Operations, Inc | Electrical isolation of a driveline system via a non-conductive interface on a driveshaft assembly |
| EP3940256A1 (de) * | 2020-07-17 | 2022-01-19 | Johannes Lübbering GmbH | Kupplung zur elektrisch isolierten drehmomentübertragung und verwendung der kupplung mit einem handwerkzeug oder in einem antriebsstrang |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP9101887A patent/JPH10292823A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7258216B2 (en) | 2000-10-13 | 2007-08-21 | Sunstar Giken Kabushiki Kaisha | One-way clutch and torque detection apparatus using same |
| AU2009243459B2 (en) * | 2008-12-12 | 2011-06-23 | Gm Global Technology Operations, Inc | Electrical isolation of a driveline system via a non-conductive interface on a driveshaft assembly |
| EP3940256A1 (de) * | 2020-07-17 | 2022-01-19 | Johannes Lübbering GmbH | Kupplung zur elektrisch isolierten drehmomentübertragung und verwendung der kupplung mit einem handwerkzeug oder in einem antriebsstrang |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10941688B2 (en) | Electrical connection, in particular for an electrically heatable honeycomb body | |
| US8425120B2 (en) | Electrolytic erosion preventing insulated rolling bearing, manufacturing method thereof, and bearing device | |
| JP3859295B2 (ja) | 摺動型等速自在継手 | |
| KR100544836B1 (ko) | 내마모성이향상된구름베어링및그베어링용전동체 | |
| JPH06137317A (ja) | 旋回支承装置 | |
| JP2002541401A (ja) | 圧電式アクチエータ | |
| JPS6018621B2 (ja) | エンジン部品 | |
| JP4911354B2 (ja) | 通電軸受 | |
| JP2002048145A (ja) | 電食防止型転がり軸受 | |
| JPH10292823A (ja) | ドライブシャフト | |
| US20060087065A1 (en) | Sleeve, particularly a rod sleeve | |
| US20030219183A1 (en) | Bearing system | |
| JP3302891B2 (ja) | 可とう歯車継手 | |
| JP3968816B2 (ja) | 十字軸継手 | |
| JP2007292094A (ja) | 電食防止用絶縁転がり軸受 | |
| JP2007170673A (ja) | 電食防止型転がり軸受 | |
| JPH10306829A (ja) | 推進軸 | |
| JP3975565B2 (ja) | 推進軸 | |
| JPS60125418A (ja) | 回転弾性カツプリング | |
| JPH1163005A (ja) | 推進軸 | |
| JP3773018B2 (ja) | 推進軸 | |
| WO2006085418A1 (ja) | 等速自在継手および等速自在継手用ブーツ | |
| JPH10259813A (ja) | 結合構造 | |
| JPH1163006A (ja) | 推進軸 | |
| JPH0218244Y2 (ja) |