JPH10292722A - ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 - Google Patents
ドアクローザにおけるアーム間の継手装置Info
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- JPH10292722A JPH10292722A JP11530497A JP11530497A JPH10292722A JP H10292722 A JPH10292722 A JP H10292722A JP 11530497 A JP11530497 A JP 11530497A JP 11530497 A JP11530497 A JP 11530497A JP H10292722 A JPH10292722 A JP H10292722A
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- arms
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
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Abstract
と共に、ねじの緩みの問題を解消する。また、部品数を
減少させる。 【解決手段】 ドアクローザの一方のアーム2の端部に
球面部62を有する突軸6を設け、その突軸6に対し、
フランジ部73及び球面状の受部72を有する弾性高分
子材料製のブッシュ7を介し、他方のアーム3の端部に
設けた嵌め孔31を嵌め合わせて成る継手装置におい
て、前記ブッシュ7の胴部71の長さを他方のアーム3
の端部における厚さよりも大きく形成すると共に、その
胴部71の延出部分71aも他方のアーム3の端部の抜
け出しを阻止する突出部74を形成した。
Description
おけるアーム間の継手装置に関する。更に具体的には、
クローザ本体、2つのアーム及びブラケットを備えて成
るドアクローザにおける2つのアーム間を連結させる継
手装置に関する。
参照して説明する。同図に示されたドアクローザは、ク
ローザ本体1、2つのアーム2、3及びブラケット4で
構成され、一方のアーム2と他方のアーム3とを連結す
る継手装置は、一方のアーム2の端部に固設された突軸
91の回りにフランジ付きの弾性高分子材料製のブッシ
ュ92を介し、他方のアーム3の端部をその嵌め孔をも
って嵌め込む。
3の端部が抜け出さないように、フランジ付きの止めね
じ93を突軸91の先端部の雌ねじ孔にねじ合せて構成
されている。
は、次に示すようになお改善すべき点が見られる。すな
わち、一つには、2つのアーム2、3間はドアクローザ
が工場から出荷される時は通常仮止めされていて、ドア
クローザの取付け現場において、止めねじ93を取り外
すことにより両アーム2、3を一旦分離させて、クロー
ザ本体1及びブラケット4を扉10及び扉枠20にそれ
ぞれ固定させた後、再び両アーム2、3を止めねじ93
で結合させる。
み作業を要しなかなか面倒であり、また、ドアクローザ
の使用中における止めねじの緩みの問題がある。
の垂直方向の相対位置が設計値よりずれると継手装置に
こじりが生じるので、通常、図5に示すようにアーム3
の先端部に水平回動軸94を設け、これによりこじりを
吸収するようにしている。
ローザにおけるアーム間の継手装置は、前記の問題点を
悉く解決するために提案されたものである。すなわち、
この発明は、アーム間の結合において、止めねじの使用
を廃し、作業性の向上を計ると共に、ねじの緩みの問題
を解消し、更には、部品数を減少させながら継手装置の
こじりを吸収させることを目的として提案されたもので
ある。
め、この発明に係る請求項1の継手装置は、クローザ本
体、2つのアーム及びブラケットを備えて成るドアクロ
ーザの一方のアーム端部に球面部を有する突軸を設け、
前記突軸に対し、一端側にフランジ部を有すると共に、
内側に前記球面部と可動に接する球面状の受部を有する
弾性高分子材料製のブッシュを介し、他方のアームの端
部に設けた嵌め孔を嵌め合せて成る継手装置において、
前記ブッシュの胴部の長さを他方のアームの端部におけ
る厚さよりも大きく形成すると共に、その胴部の延出部
分に他方のアームの端部の抜け出しを阻止する突出部を
形成したことを特徴とする。
ブッシュの長さ方向の両端部又は一端部にそれぞれ少く
も1つのスリットを設けたことを特徴とする。
て、この発明について説明する。図1及び図2におい
て、符号2は他端部をクローザ本体又はブラケット(い
ずれも図示しない)に可動に取り付けた一方のアーム、
3は他端部をブラケット又はクローザ本体(いずれも図
示しない)に可動に取り付けた他方のアーム、6は後に
詳述する突軸、7は同じく後に詳述するブッシュをそれ
ぞれ示している。
順に後記のブッシュ7を嵌め込むための嵌込み誘導部6
1、外に凸の球面部62、本体部63、取付用のフラン
ジ部64及び取付用の小径部65より成る突軸6がかし
め付けその他任意の固定手段により固設してある。
63、64、65は全体として一体に作るのが普通であ
るが、球面部62及びフランジ部64は本体部63に対
し別体として製作することもできる。
度のポリアミド樹脂その他の弾性高分子材料で形成され
たブッシュ7が可動な状態で嵌め込まれている。
球面状をなす受部72を有し、この受部72が突軸6の
球面部62に可動に接している。従って、ブッシュ7は
突軸6の軸線の回りの回動、すなわち水平方向の回動の
他、遊びsを利した鉛直方向の回動も可能である。
向(軸線方向)の一端側(下端側)には、一体に形成さ
れ又は別体の金属等で作られたフランジ部73を備えて
いる。
の長さ(フランジ部73を除いた胴部71のみの長さ)
は、該胴部71に嵌め孔31をもって嵌め込まれる他方
のアーム3の一端部の厚さよりも大きく形成してあり、
その胴部71の延出部分71aの周囲には、他方のアー
ム3の端部の抜け出しを阻止する、例えば縦断面が山形
状をなす環状の突出部74が一体に又は別体として形成
してある。
ブッシュ7の外周に沿って連続的又は断続的に設けるこ
とができる。
嵌め孔31が設けてあって、この他方のアーム3の一端
部は該嵌め孔31をもってブッシュ胴部71の回りに嵌
め込まれており、上記のフランジ部73と突出部74と
によって上下から挟まれた状態で抜け出しが阻止されて
いる。
方のアーム3の端部との間は、相互に回動不能に固定さ
れるのが普通であるが、他方のアーム3がブッシュ胴部
71の回りで回動するようにしてもドアクローザ全体と
しての作動に何んら支障を来たすことはない。
おける突出部74の山の稜線を挟み外方側の斜面及び内
方側の斜面をそれぞれ示しており、前者の外方側の斜面
74aは他方のアーム3を嵌め孔31をもって嵌め込む
時の誘導案内面の役割を果たし、また、後者の内方側の
斜面74bとブッシュ71との接続部は、他方のアーム
3の嵌め孔31から突き抜けて外側に拡開するので、ブ
ッシュ7の抜け止めとなる。
の両端部又は一端部にはそれぞれ少なくも1つのスリッ
ト75及び/又は76を形成するとよい。
7を一方のアーム2の突軸6の回りに嵌め込み又はそれ
から抜き取る時、あるいは、ブッシュ7の回りに他方の
アーム3を嵌め孔31をもって嵌め込み又はそれから抜
き取る時、ブッシュ71及び突出部74の弾性変形を容
易にして、その着脱を容易に行えるようにするためのも
のである。
端部には90°の間隔を隔ててそれぞれ4つのスリット
75、76が設けてある。言い換えると、ブッシュ7の
長さ方向の両端部は共に4つ割りにしてある。
及び(E)において下端側]のスリット75及び他端側
[図2(B)、(D)及び(E)において上端側]のス
リット76は、長さ方向については、共に球面状をなす
受部72の最大内径位置に至るまで延ばして有り、角度
的には相互に45°ずつずらして形成してある。
それらに加えてその部分を肉薄部とすることもできる。
76)を設けない時は、そのブッシュの一方のアーム2
の突軸6に対する着脱又はそのブッシュに対する他方の
アーム3の嵌め孔31による着脱に支障を来たさないよ
うにするために、該ブッシュを構成する弾性高分子材料
の硬度を下げたり、フランジ部を含みブッシュ全体の肉
厚を小さ目にすることもできる。
突軸6における球面部62を図示例のものとは逆にして
外に凹の球面状とし、また、それに対応させてブッシュ
7における球面状の受け部72を内に凸に球面状として
もよい。
手装置において、その組付けの概要を説明する。
子材料製のブッシュ7を嵌め込むには、図3(A)に矢
印Pで示すように、ブッシュ7を突軸6の軸線方向に強
制的に押し込む。
及び一端側(下端側)のスリット75の存在により、一
端側を拡開させつつ突軸6に嵌め込まれ、図3(B)に
示すようにブッシュ7の球面状をなす受部72と突軸6
の球面部62とが合致するに至って装着が完了し、拡開
状態にあったブッシュ7の一端側はその弾性により当初
の状態に戻る。
ュ7を取り付けたものに対し、他方のアーム3の一端部
を嵌め込むには、図4(A)に矢印Qで示すように、そ
のアーム3を嵌め孔31をもってブッシュ7の外側に嵌
め込むように強制的に押し付ける。
及び他端側(上端側)のスリット76の存在により、図
4(B)に示すように他端側を縮閉させつつ他方のアー
ム3の嵌め孔31の嵌まり込みを許容し、図4(C)に
示すように他方のアーム3の嵌め孔31がブッシュ7の
突出部74を超えて該アーム3の一面(下面)がフラン
ジ部73に当接するにいたって装着が完了し、縮閉状態
にあったブッシュ7の他端側(延出部分)はその弾性に
より当初の状態に戻る。
おいては、この継手装置に垂直方向の格別大きな力が加
えられない限り、一方のアーム2上の突軸6とブッシュ
7との間は球面部62と受部72との嵌まり合いにより
装着状態が保持され、またブッシュ7と他方のアーム3
との間は嵌め孔31の直径よりも大きな直径を有する突
出部74の存在により装着状態が保持される。
3に対し水平方向について付与される相対的な変位(揺
動運動)は一方のアーム2の突軸6における球面部62
と他方のアーム3に固定的に装着されたブッシュ7にお
ける受部72との間の水平方向の相対的な滑り作用によ
り、それが許容される。
て、扉の垂れ下がり等によって生ずる2つのアーム2、
3間のこじり作用は、他方のアーム3に固定的に装着さ
れたブッシュ7における受部72に対する一方のアーム
2の突軸6における球面部62の遊びsに基く垂直方向
の滑り作用並びにブッシュ7の弾縮作用によって吸収さ
れる。
ーザにおけるアーム間の継手装置は、止めねじを廃した
ので、ブッシュを介した2つのアーム間の着脱を押し込
み作業及び引き抜き作業だけで行うことができることと
なり、製作工場並びに取付け現場において作業性の向上
が計れる。
用中における継手装置のねじの緩みの問題を解消できる
ばかりでなく、部品点数を減少させることができる。
る一種のユニバーサルジョイントを構成している為、ブ
ラケットとクローザ本体の垂直方向の相対位置のずれに
よる継手装置のこじりを吸収できる、等種々の効果を奏
する。
を示す図で、(A)は正面図、(B)は部分縦断正面
図。
図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面
図、(D)は図2(A)のIID−IID線による縦断
正面図、(E)は図2(A)AのIIE−IIE線によ
る断面図。
において、一方のアームの突軸にブッシュを嵌め込む過
程を順次示している説明図。
おいて、一方のアームの突軸に組み付けたブッシュに対
し、更に他方のアームを嵌め孔をもって嵌め合せる過程
を順次示している説明図。
置を使用状態において例示する正面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 クローザ本体、2つのアーム及びブラケ
ットを備えて成るドアクローザの一方のアーム端部に球
面部を有する突軸を設け、前記突軸に対し、一端側にフ
ランジ部を有すると共に、内側に前記球面部と可動に接
する球面状の受部を有する弾性高分子材料製のブッシュ
を介し、他方のアームの端部に設けた嵌め孔を嵌め合せ
て成る継手装置において、前記ブッシュの胴部の長さを
他方のアームの端部における厚さよりも大きく形成する
と共に、その胴部の延出部分に他方のアームの端部の抜
け出しを阻止する突出部を形成したことを特徴とするド
アクローザにおけるアーム間の継手装置。 - 【請求項2】 ブッシュの長さ方向の両端部又は一端部
に、それぞれ少くも1つのスリットを設けたことを特徴
とする請求項1記載のドアクローザにおけるアーム間の
継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11530497A JP3786228B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11530497A JP3786228B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10292722A true JPH10292722A (ja) | 1998-11-04 |
JP3786228B2 JP3786228B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=14659322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11530497A Expired - Fee Related JP3786228B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | ドアクローザにおけるアーム間の継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3786228B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9045927B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-06-02 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP11530497A patent/JP3786228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9045927B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-06-02 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
US9121217B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-09-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
US9995076B1 (en) | 2001-07-13 | 2018-06-12 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
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Publication number | Publication date |
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