JPH10292598A - タイルおよびその製造方法 - Google Patents

タイルおよびその製造方法

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JPH10292598A
JPH10292598A JP9761297A JP9761297A JPH10292598A JP H10292598 A JPH10292598 A JP H10292598A JP 9761297 A JP9761297 A JP 9761297A JP 9761297 A JP9761297 A JP 9761297A JP H10292598 A JPH10292598 A JP H10292598A
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JP
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tile
translucent
light
concrete
mortar
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JP9761297A
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English (en)
Inventor
Shizuo Tsukui
静雄 撞井
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Tsurumi Concrete KK
Original Assignee
Tsurumi Concrete KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾性および耐久性に優れたタイルを提供す
る。 【解決手段】 略正方形の薄板状のタイル本体1内に、
タイル本体1の表面1aから裏面1bに向って連続する複数
の透光性体2を整った状態で配設する。タイル本体1は
顔料および耐アルカリ性繊維を混入したコンクリートま
たはモルタルにて成形し、酸との反応により中和する。
透光性体2はガラス片、アクリル片等の透光性材片にて
形成し、外面に凹凸状の塗料5を塗布した耐アルカリ性
膜4を有する。光はタイル本体1の表面1aから裏面1bに
透過する。透光性体2のタイル本体1への付着性が高い
上、透光性体2はタイル本体1のアルカリ成分による悪
影響を受けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾機能を有した
タイルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタイルとしては、例え
ば、タイル本体の表面にガラス片にて形成した透光性体
を配設した構成が知られている。
【0003】そして、このタイルの製造は、例えば、結
合材としてのセメントに、粗骨材としての砂利の代わり
にガラス片を水とともに練り混ぜ、水とセメントとの水
和作用によってセメントを硬化させ、次いで、硬化され
たコンクリートを所定の大きさに切断しタイル本体を形
成し、その後、このタイル本体の外面を処理する工程に
より行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、タイル本体の表面にガラス片にて形成した
透光性体を配設した構成では、タイル自体への光は、タ
イル本体の表面に配設した透光性体にて反射するに過ぎ
ず、ガラス片が持つ透光性による装飾機能は十分に発揮
されないため、タイル自体の装飾性が低い問題を有して
いる。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、装飾機能を十分に発揮する装飾性に優れたタイル
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のタ
イルは、コンクリートまたはモルタルにて成形したタイ
ル本体と、このタイル本体内に配設しこのタイル本体の
表面から裏面に向って連続する透光性材片にて形成した
透光性体とを具備したものである。
【0007】そして、透光性材片にて形成した透光性体
をタイル本体の表面から裏面に向って連続してこのタイ
ル本体内に配設したため、このタイル自体への光はタイ
ル本体の表面から裏面に透過し、タイル自体の装飾性が
高まる。
【0008】請求項2記載の発明のタイルは、請求項1
記載のタイルにおいて、透光性体の外面に耐アルカリ性
膜を形成したものである。
【0009】そして、透光性体の外面に耐アルカリ性膜
を形成したため、この透光性体はタイル本体のアルカリ
性による悪影響を受けにくい。
【0010】請求項3記載の発明のタイルは、請求項1
または2記載のタイルにおいて、透光性体の外面を凹凸
状にしたものである。
【0011】そして、透光性体の外面を凹凸状にしたた
め、透光性体のタイル本体への付着性が高まり、タイル
自体の強度が大きくなる。
【0012】請求項4記載の発明のタイルは、請求項1
ないし3いずれか記載のタイルにおいて、透光性体の外
面に塗料を塗布したものである。
【0013】そして、透光性体の外面に塗料を塗布した
ため、透光性体の色彩が変化し、タイル自体の装飾性が
さらに高まる。
【0014】請求項5記載の発明のタイルは、請求項1
ないし4いずれか記載のタイルにおいて、透光性材片は
ガラス片および/または透光性合成樹脂片であるもので
ある。
【0015】そして、透光性材片がガラス片および/ま
たは透光性合成樹脂片であるため、タイル自体への光が
タイル本体の表面から裏面に確実に透過し、タイル自体
の装飾性が確実に高まる。
【0016】請求項6記載の発明のタイルは、請求項1
ないし5いずれか記載のタイルにおいて、タイル本体を
成形するコンクリートまたはモルタルに顔料を混入した
ものである。
【0017】そして、コンクリートまたはモルタルに顔
料を混入したため、タイル本体の色彩と透光性体の色彩
との調和により、タイル自体の装飾性がさらに確実に高
まる。
【0018】請求項7記載の発明のタイルは、請求項1
ないし6いずれか記載のタイルにおいて、タイル本体を
成形するコンクリートまたはモルタルに耐アルカリ性繊
維を混入したものである。
【0019】そして、コンクリートまたはモルタルに耐
アルカリ性繊維を混入したため、タイル本体の強度が大
きくなる。
【0020】請求項8記載の発明のタイルは、請求項1
ないし7いずれか記載のタイルにおいて、タイル本体は
酸と反応させて中和したものである。
【0021】そして、タイル本体は酸と反応させて中和
したため、透光性体はタイル本体のアルカリ性による悪
影響を受けにくい。
【0022】請求項9記載の発明のタイルの製造方法
は、細長の透光性材の一端部を型枠の一側面に係止させ
かつこの透光性材の他端部をこの型枠の一側面に対向す
る他側面に係止させた状態に、この透光性材を型枠内に
配置し、この型枠内にコンクリートまたはモルタルを流
し込み、この流し込んだコンクリートまたはモルタルを
養生し、この固化した成型物を所定面に平行な面に沿っ
てほぼ一定の幅で順次切断してタイル本体を形成すると
ともにこのタイル本体の表面から裏面に向って連続する
透光性体を形成するものである。
【0023】そして、細長の透光性材の一端部を型枠の
一側面に係止させかつこの透光性材の他端部をこの型枠
の一側面に対向する他側面に係止させた状態に、この透
光性材を型枠内に配置し、この型枠内にコンクリートま
たはモルタルを流し込み、この流し込んだコンクリート
またはモルタルを養生し、この固化した成型物を所定面
に平行な面に沿ってほぼ一定の幅で順次切断してタイル
本体を形成するとともにこのタイル本体の表面から裏面
に向って連続する透光性体を形成するため、装飾性に優
れた複数のタイルが容易に製造される。
【0024】請求項10記載の発明のタイルの製造方法
は、透光性材片をコンクリートまたはモルタルに練り混
ぜ、この練り混ぜた混合物を型枠内に流し込み、この混
合物中のコンクリートまたはモルタルを養生し、この固
化した成型物を所定面に平行な面に沿ってほぼ一定の幅
で順次切断してタイル本体を形成するとともにこのタイ
ル本体の表面から裏面に向って連続する透光性体を形成
するものである。
【0025】そして、透光性材片をコンクリートまたは
モルタルに練り混ぜ、型枠内に流し込み、コンクリート
またはモルタルを養生し、この固化した成型物を所定面
に平行な面に沿ってほぼ一定の幅で順次切断してタイル
本体を形成するとともにこのタイル本体の表面から裏面
に向って連続する透光性体を形成するため、装飾性に優
れた複数のタイルが容易に製造される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタイルの一実施の
形態の構成を図1を参照して説明する。
【0027】図1において、1はタイル本体であり、こ
のタイル本体1は略正方形の薄板状に形成され、このタ
イル本体1内には、ほぼ中央に位置して、タイル本体1
の表面1aから裏面1bに向って連続する略円柱状に形成さ
れた透光性体2が配設されている。また、このタイル本
体1のそれぞれの対角線上に位置して、中央の透光性体
2に比して小径であってタイル本体1の表面1aから裏面
1bに向って連続する略円柱状に形成された複数の透光性
体2が一定間隔を置いて整った状態で配設されている。
【0028】そして、前記タイル本体1は、例えば、結
合材としてのセメントに、砂、砂利の骨材を水とともに
練り混ぜ、水とセメントとの水和作用によってセメント
を硬化させてできたコンクリート、または、骨材として
砂利を含まないモルタルにて成形されている。
【0029】さらに、このタイル本体1を成形するコン
クリートまたはモルタルには、顔料が体積比率で約5%
混入されているとともに、タイル本体1の強度を大きく
するために、ビニロン樹脂等の耐アルカリ性繊維が体積
比率で約0.5%混入されている。なお、この顔料は、
タイル本体1の色彩と前記透光性体2の色彩との調和を
図るために添加するもので、この顔料は例えば暗色系の
コンクリート用黒色顔料であるバイフェロックス(商品
名)であり、この顔料により透光性体2にて反射させる
光が強調される。
【0030】また、このタイル本体1は、炭酸ガス或い
は炭酸水等の酸と反応させることにより中和されてお
り、タイル本体1内に配設した透光性体2がタイル本体
1のアルカリ性による悪影響を受けないようになってい
る。
【0031】さらに、このタイル本体1の外面の少なく
とも表面1aには、アクリル樹脂のような合成樹脂等の表
面仕上げ材1cを塗布する。
【0032】また一方、前記各透光性体2は、光を透過
させる透光性材片にて形成されている。なお、この透光
性材片は、例えば、ガラス片および/またはアクリル等
の透光性合成樹脂片である。
【0033】さらに、この透光性体2の外面には、体積
比率10%程度のロックウールを含む不飽和ポリエステ
ル樹脂等の耐アルカリ性膜4を凹凸状に形成する。ま
た、この耐アルカリ性膜4の外面には、肉厚約0.1m
mの塗料5を必要に応じて塗布する。なお、この塗料
は、透光性体2の色彩に変化を与えたり、透光性体2の
光透過率を向上させたり、或いは、タイルの周囲におけ
る光の放射を低減させる等のために塗布される光反射性
塗料、カラー塗料等である。この顔料は、例えばフッ素
系樹脂であるタフガード(商品名)である。
【0034】次に、本発明のタイルの製造方法の第1の
実施の形態として、前記図1に示すタイルの製造方法を
図2の工程図に従い、図3ないし図12をも参照して説
明する。
【0035】図3(a)に示すように、略円柱状の細長
のガラス棒または透光性合成樹脂棒の透光性材11の外面
に、例えば体積比率10%のロックウールを含む不飽和
ポリエステル樹脂を塗布して、この透光性材11の外面に
凹凸状の耐アルカリ性膜4が形成されるように、透光性
材11の表面処理を行う(S1)。なお、必要に応じて、
この耐アルカリ性膜4の外面に光反射性塗料、カラー塗
料等の塗料5を塗布する。
【0036】次に、図3(b)において、後述の型枠の
一側面である底面となる底面用板12は、略正方形の薄板
状に形成されている。そして、この底面用板12には、ほ
ぼ中央の位置に上面から下面に貫通した挿入孔13が形成
され、かつ、それぞれの対角線上の位置に中央位置の挿
入孔13に比して小径の複数の挿入孔13が一定間隔を置い
て形成されている。
【0037】そして、前記各透光性材11の下端部11a
を、この底面用板12の各挿入孔13にそれぞれ挿入するこ
とにより、図4に示すように、各透光性材11をこの底面
用板12に係止させて立設する。
【0038】次いで、図5に示すように、この底面用板
12の周囲に、型枠の左右側面となる各透光性材11とほぼ
同じ長さの長手方向を有する左右側面用板14,14を長手
方向を垂直方向に合わせて組み立て、また、型枠の後側
面となる前記左右側面用板14,14と同形状の後側面用板
15を長手方向を垂直方向に合わせて組み立てるととも
に、型枠の前側面となる前記側面用板14,14,15とほぼ
同形状の前側面用板16を長手方向を垂直方向に合わせて
組み立てる。なお、この前側面用板16の上部には、略矩
形状の開口部17が形成されている。
【0039】次に、図6に示すように、型枠の他側面で
ある上面となる前記底面用板12とほぼ同一形状である上
面用板18を各側面用板14,14,15,16の上部に組み立て
て型枠21を完成させ、各透光性材11の他端部の上面を上
面用板18の下面に係止させた状態として、各透光性材11
の型枠21内への配置を終了する(S2)。
【0040】次いで、図7に示すように、この型枠21の
開口部17からこの型枠21内に、結合材としてのセメント
に骨材を水とともに練り混ぜるとともに、暗色系のコン
クリート用黒色顔料であるバイフェロックス(商品名)
等の顔料およびビニロン樹脂等の耐アルカリ性繊維を混
入したコンクリートまたはモルタル22を流し込んで成型
物23を成形する(S3)。
【0041】次に、この流し込んだコンクリートまたは
モルタル22を養生し(S4)、その後、型枠21を取り外
し、図8に示す固化した成型物24を得る。
【0042】次いで、この成型物24を所定面としての上
面に平行な面に沿ってほぼ一定の幅bで、図9に示す円
板状の切削工具25にて順次切断して(S5)、図10に
示す略正方形の薄板状のタイル本体1を形成する。この
状態で、このタイル本体1には、このタイル本体1の表
面1aから裏面1bに向って連続する透光性材片にて透光性
体2が形成されている。なお、例えば、前記タイル本体
1の厚となる幅bは10mmであり、また、このタイル
本体1の一辺の長さlは例えば100mmである。
【0043】そして、このタイル本体1を炭酸ガス等の
酸と反応させることによりタイル本体1のセメントのア
ルカリ成分が中和される。例えば、炭酸ガス濃度100
%の促進炭酸化試験槽の中にタイル本体1を3日間程度
入れる。
【0044】次に、この中性化したタイル本体1および
透光性体2の外面を研磨して図11に示すタイルを得
て、その後、このタイル本体1の表面1aに表面仕上げ材
1cを塗布して、タイル本体1の表面処理を行う(S6)
ことにより、図12および図1に示すタイルが製造させ
る。
【0045】このように構成された上記実施の形態のタ
イルおよびその製造方法によれば、透光性体2をタイル
本体1の表面1aから裏面1bに向って連続してこのタイル
本体1内に配設したため、タイル自体への光をタイル本
体1の表面1aから裏面1bに透過させて、採光でき、タイ
ル自体の装飾性を高めることができる。
【0046】また、透光性体2をタイル本体1内の所定
位置に整った状態で配設することにより、情報表示等の
付加価値をつけることができ、しかも、タイル自体の強
度を大きくできる。
【0047】さらに、透光性体2の外面に耐アルカリ性
膜4を形成したため、透光性体2がタイル本体1のアル
カリ性による影響を受けて劣化することを防止できる。
【0048】また、透光性体2の外面を凹凸状にしたた
め、透光性体2のタイル本体1への付着性を高め、タイ
ル自体の強度を大きくできる。
【0049】さらに、透光性体2の外面に塗料5を塗布
したため、透光性体2の色彩を変化させ、タイル自体の
装飾性をさらに高めることができる。
【0050】また、透光性材片がガラス片および/また
は透光性合成樹脂片であるため、タイル自体への光がタ
イル本体1の表面1aから裏面1bに確実に透過し、タイル
自体の装飾性を確実に高めることができる。
【0051】さらに、タイル本体1を成形するコンクリ
ートまたはモルタルに顔料を含むため、タイル本体1の
色彩と透光性体2の色彩との調和により、タイル自体の
装飾性をさらに確実に高めることができる。
【0052】また、タイル本体1を成形するコンクリー
トまたはモルタルに耐アルカリ性繊維を含むため、タイ
ル自体の強度を大きくできる。
【0053】さらに、タイル本体1は酸と反応させて中
和したため、透光性体2がタイル本体1のアルカリ性に
よる影響を受けて劣化することを確実に防止できる。
【0054】また一方、透光性体2がタイル本体1の表
面1aから裏面1bに向って連続して配設された装飾性に優
れた複数のタイルを容易に製造でき、しかも、透光性体
2をタイル本体1に対し整った状態で配設することによ
りタイル自体の強度を大きくできる。
【0055】次に、本発明のタイルの製造方法の第2の
実施の形態として、図2の工程図に従い、図13ないし
図15を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形
態と略同一部分についてはその説明を省略する。
【0056】略円柱状の細長の透光性材30は、例えば、
光ファイバーである。
【0057】そして、この透光性材30の表面処理を行い
(S1)、次いで、図13に示すように、成型しようと
するタイル本体の平面形状、例えば2つのハートを結合
した断面形状になるように、複数の透光性材30を束にし
て、これら透光性材30の一端部を後述の型枠の一側面と
しての前面となる略正方形の薄板状に形成した前面用板
31に係止させ、かつ、これら透光性材30の他端部を型枠
の他側面としての後面となる略正方形の薄板状に形成し
た後面用板32に係止させる。
【0058】さらに、型枠の底面となる各透光性材30と
ほぼ同じ長さの長手方向を有する底面用板33を長手方向
を水平方向に合わせて組み立てるとともに、図14に示
すように、型枠の左右側面となる前記底面用板33とほぼ
同形状の左右側面用板34,35を長手方向を水平方向に合
わせて組み立てる。
【0059】このようにして、上面を開口した略箱状の
型枠41を完成させ、透光性材30の型枠41内への配置を終
了する(S2)。
【0060】次いで、図14に示すように、結合材とし
てのセメントに骨材、顔料および耐アルカリ性繊維を水
とともに練り混ぜたコンクリートまたはモルタル22を例
えばスコップ42を用いて、型枠41の上面の開口部からこ
の型枠41内に入れて成型物を成形する(S3)。
【0061】そして、このコンクリートまたはモルタル
22を養生し(S4)、その後、型枠41を取り外し、図示
しない固化した成型物を得る。
【0062】次いで、この成型物を所定面としての前面
に平行な面に沿ってほぼ一定の幅で、順次切断して(S
5)、図15に示す略正方形の薄板状のタイル本体44を
形成する。この状態で、このタイル本体44には、このタ
イル本体44の表面44a から裏面44b に向って連続する透
光性材片にて透光性体45が形成されている。
【0063】最後に、中性化したタイル本体44および透
光性体45の表面処理を行い(S6)、タイルが製造され
る。
【0064】そして、この製造方法によれば、透光性体
45がタイル本体44の表面44a から裏面44b に向って連続
して配設された装飾性および耐久性に優れた複数のタイ
ルを容易に製造できる。
【0065】また、透光性体45をタイル本体44内の所定
位置に配設することにより、情報表示等の付加価値を有
したタイルを製造できる。特に、透光性材30として光フ
ァイバーを用いることにより細かい模様、文字等を表示
でき、高い付加価値を有したタイルを製造できる。
【0066】次に、本発明のタイルの製造方法の第3の
実施の形態として、図16の工程図に従い、図17およ
び図18を参照して説明する。なお、上記第1の実施の
形態と略同一部分についてはその説明を省略する。
【0067】図17(a)に示す産業廃棄物を粉砕して
得る粒状の透光性材片50は、例えば、ガラス片および/
またはアクリル等の透光性合成樹脂片である。
【0068】そして、この透光性材片50の表面処理を行
い(S11)、次いで、結合材としてのセメントに、骨
材、顔料、耐アルカリ性繊維および複数の透光性材片50
を水とともに練り混ぜて図示しない混合物を得る(S1
2)。
【0069】次いで、この混合物を図示しない外形が略
直方体状の型枠内に流し込み成型物を成形し(S1
3)、この成型物中のコンクリートまたはモルタル22を
養生する(S14)。その後、型枠を取り外し、図17
(b)に示す略直方体状の固化した成型物53を得る。
【0070】次に、この成型物53を所定面としての上面
53a に平行な面に沿ってほぼ一定の幅で、順次切断して
(S15)、図18に示す略正方形の薄板状のタイル本
体54を形成する。この状態で、このタイル本体54には、
このタイル本体54の表面54aから裏面54b に向って連続
する一個または複数の透光性材片50にて透光性体55が形
成されている。
【0071】最後に、中性化したタイル本体54および透
光性体55の表面処理を行い(S16)、タイルが製造さ
せる。
【0072】そして、この製造方法によれば、透光性体
55がタイル本体54の表面54a から裏面54b に向って連続
して配設された装飾性および耐久性に優れた複数のタイ
ルを容易に製造できる。
【0073】また、産業廃棄物からガラス片、透光性合
成樹脂片等の透光性材片50を得ることにより、タイルの
製造コストの低減を図ることができ、しかも、産業廃棄
物の有効利用を図ることができる。
【0074】さらに、透光性材片50の外面は、産業廃棄
物の粉砕の際に凹凸状になるため、不飽和ポリエステル
樹脂を塗布して耐アルカリ性膜を形成するだけでよく、
凹凸状とするためのロックウールを不要とできる。
【0075】なお、上記第3の実施の形態においては、
型枠は外形略直方体状として説明したが、この形状には
限定されず、例えば、略円筒状または断面略十字形状の
型枠でもよく、これらの場合には、図17(c)に示す
略円柱状の固化した成型物57、または、図17(d)に
示す断面略十字形状の固化した成型物58を得ることがで
き、そして、これら成型物57,58について切断、表面処
理を行うことにより、略円状または十字状のタイルを得
ることができ、タイル全体の形状面からも装飾機能を発
揮する装飾性に優れた複数のタイルを容易に製造でき
る。
【0076】また、上記第3の実施の形態においては、
成型物53を所定面としての上面53aに平行な面に沿って
ほぼ一定の幅で順次切断するとして説明したが、例え
ば、成型物53の一側面である前面53b に沿ってほぼ一定
の幅で順次切断することにより、図示しない略長方形の
薄板状のタイル本体を形成することができ、この状態
で、このタイル本体には、このタイル本体の表面から裏
面に向って連続する一個または複数の透光性材片50にて
透光性体が形成されている。
【0077】さらに、本発明は上記各実施の形態に限定
されず、種々の実施の形態で実施できる。
【0078】例えば、タイル本体1,44,54は略正方形
の薄板状として説明したが、いかなる形状でもよい。ま
た、透光性体2,45,55もタイル本体1,44,54の表面
1a,44a ,54a から裏面1b,44b ,54b に向って連続す
る形成あればいかなる形状でもよく、タイル本体1,4
4,54内のいかなる位置に配設したものでもよく、さら
に、透光性体2,45,55は一個或いは複数のいかなる形
状の透光性材片50にて形成されたものでもよい。
【0079】さらに、上記各実施の形態において、タイ
ル本体1,44,54を成形するコンクリートまたはモルタ
ル22に顔料および耐アルカリ性繊維を混入し中和したも
のであり、かつ、透光性体2,45,55は外面に凹凸状に
耐アルカリ性膜4を形成するとともにこの耐アルカリ性
膜4の外面に塗料5を塗布したものとして説明したが、
タイル本体1,44,54を成形するコンクリートまたはモ
ルタル22に顔料および耐アルカリ性繊維を混入して酸と
中和すること、また、透光性体2,45,55の外面に凹凸
状に耐アルカリ性膜4を形成すること、さらに、この耐
アルカリ性膜4の外面に塗料5を塗布することは、適宜
必要に応じて選択でき、タイル本体1,44,54を成形す
るコンクリートまたはモルタル22に顔料或いは耐アルカ
リ性繊維を混入せず、中和処理を行うことなく、また、
透光性体2,45,55の外面に凹凸状に耐アルカリ性膜4
を形成せず、塗料5を塗布することなく、必要に応じて
それぞれを適宜組み合わせることもできる。
【0080】また、透光性体2,45,55の外面に塗料5
を塗布して塗膜を形成し、この塗膜の外面全面または一
部に耐アルカリ性膜4を形成した構成でもよい。
【0081】さらに、透光性体2,45,55の外面に形成
する凹凸状部は、外面全面または一部でもよく、また、
透光性体2,45,55の外面に塗布する塗料5は外面全面
または一部でもよい。さらに、透光性体2,45,55の外
面に形成する耐アルカリ性膜4も外面全面または一部で
もよい。
【0082】
【実施例】上記各実施の形態において、図8に示す固化
した成型物24、図17(b)に示す固化した成型物53等
の配合比は、例えば、次のとおりである。
【0083】(1) 水150kgf から170kgf 、好まし
くは160kgf 、(2) 普通ポルトランドセメント等のセ
メント350kgf から450kgf 、好ましくは380kg
f 、(3) 砂、砂利等の骨材1530kgf から1710kg
f 、好ましくは1620kgf 、(4) バイフェロックス等
の顔料15kgf から30kgf 、好ましくは20kgf 、
(5) ビニオン繊維等の耐アルカリ性繊維1.0kgf から
2.8kgf 、好ましくは1.9kgf 、(6) ガラス、アク
リル等の透光性材料60kgf から300kgf 、好ましく
は180kgf である。
【0084】なお、(1) ないし(5) に示す物質にてタイ
ル本体1,44,54が成形され、(6)に示す物質片にて透
光性体2,45,55が形成される。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載のタイルによれば、タイル
自体への光をタイル本体の表面から裏面に透過させて、
タイル自体の装飾性を高めることができる。
【0086】請求項2記載のタイルによれば、透光性体
がタイル本体のアルカリ性による影響を受けて劣化する
ことを防止できる。
【0087】請求項3記載のタイルによれば、透光性体
のタイル本体への付着性を高め、タイル自体の強度を大
きくできる。
【0088】請求項4記載のタイルによれば、透光性体
の色彩を変化させ、タイル自体の装飾性をさらに高める
ことができる。
【0089】請求項5記載のタイルによれば、タイル自
体への光をタイル本体の表面から裏面に確実に透過させ
て、タイル自体の装飾性を確実に高めることができる。
【0090】請求項6記載のタイルによれば、タイル本
体の色彩と透光性体の色彩との調和を図り、タイル自体
の装飾性をさらに確実に高めることができる。
【0091】請求項7記載のタイルによれば、タイル本
体の強度を大きくでき、タイル自体の強度を大きくでき
る。
【0092】請求項8記載のタイルによれば、透光性体
がタイル本体のアルカリ性による影響を受けて劣化する
ことを確実に防止できる。
【0093】請求項9記載のタイルの製造方法によれ
ば、透光性体がタイル本体の表面から裏面に向って連続
して配設された装飾性に優れた複数のタイルを容易に製
造でき、しかも、透光性体をタイル本体内に整った状態
で配設されるためタイル自体の強度を大きくできる。
【0094】請求項10記載のタイルの製造方法によれ
ば、透光性体がタイル本体の表面から裏面に向って連続
して配設された装飾性に優れた複数のタイルを容易に製
造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイルの一実施の形態を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【図2】本発明のタイルの製造方法の第1の実施の形態
を示す工程図である。
【図3】(a)は、同上タイルの透光性体を形成する透
光性材を示す断面図であり、(b)は、同上透光性材お
よび同上タイル用の型枠の底面用板を示す斜視図であ
る。
【図4】同上透光性材を底面用板に係止させた状態を示
す斜視図である。
【図5】同上底面用板の周囲に左右側面用板、後側面用
板および前側面用板を組み立てた状態を示す斜視図であ
る。
【図6】同上透光性材を型枠内へ配置した状態を示す斜
視図である。
【図7】同上型枠内にコンクリートまたはモルタルが流
し込まれる状態を示す斜視図である。
【図8】同上型枠を取り外し固化した成型物を示す斜視
図である。
【図9】同上成型物が切削工具にて切断されている状態
を示す斜視図である。
【図10】表面処理が行われる前のタイルを示す斜視図
である。
【図11】研磨後のタイルを示す斜視図である。
【図12】表面仕上げ材塗布後のタイルを示す斜視図で
ある。
【図13】本発明のタイルの製造方法の第2の実施の形
態を示す透光性材の斜視図である。
【図14】同上タイルの透光性体を形成する透光性材を
設置した型枠内にコンクリートまたはモルタルが流し込
まれる状態を示す斜視図である。
【図15】同上タイルを示す斜視図である。
【図16】本発明のタイルの製造方法の第3の実施の形
態を示す工程図である。
【図17】(a)は、同上タイルの透光性体を形成する
透光性材片を示す斜視図であり、(b)は、同上タイル
の略円柱状の成型物を示す斜視図であり、(c)は、同
上タイルの断面略十字形状の成型物を示す斜視図であ
る。
【図18】同上タイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,44,54 タイル本体 2,45,55 透光性体 4 耐アルカリ性膜 5 塗料 11 細長の透光性材 21,41 型枠 22 コンクリートまたはモルタル 24,53,57,58 成型物 50 透光性材片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートまたはモルタルにて成形し
    たタイル本体と、 このタイル本体内に配設しこのタイル本体の表面から裏
    面に向って連続する透光性材片にて形成した透光性体と
    を具備したことを特徴とするタイル。
  2. 【請求項2】 透光性体の外面に耐アルカリ性膜を形成
    したことを特徴とする請求項1記載のタイル。
  3. 【請求項3】 透光性体の外面を凹凸状にしたことを特
    徴とする請求項1または2記載のタイル。
  4. 【請求項4】 透光性体の外面に塗料を塗布したことを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のタイル。
  5. 【請求項5】 透光性材片はガラス片および/または透
    光性合成樹脂片であることを特徴とする請求項1ないし
    4いずれか記載のタイル。
  6. 【請求項6】 タイル本体を成形するコンクリートまた
    はモルタルに顔料を混入したことを特徴とする請求項1
    ないし5いずれか記載のタイル。
  7. 【請求項7】 タイル本体を成形するコンクリートまた
    はモルタルに耐アルカリ性繊維を混入したことを特徴と
    する請求項1ないし6いずれか記載のタイル。
  8. 【請求項8】 タイル本体は酸と反応させて中和したこ
    とを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載のタイ
    ル。
  9. 【請求項9】 細長の透光性材の一端部を型枠の一側面
    に係止させかつこの透光性材の他端部をこの型枠の一側
    面に対向する他側面に係止させた状態に、この透光性材
    を型枠内に配置し、 この型枠内にコンクリートまたはモルタルを流し込み、 この流し込んだコンクリートまたはモルタルを養生し、 この固化した成型物を所定面に平行な面に沿ってほぼ一
    定の幅で順次切断してタイル本体を形成するとともにこ
    のタイル本体の表面から裏面に向って連続する透光性体
    を形成することを特徴とするタイルの製造方法。
  10. 【請求項10】 透光性材片をコンクリートまたはモル
    タルに練り混ぜ、 この練り混ぜた混合物を型枠内に流し込み、 この混合物中のコンクリートまたはモルタルを養生し、 この固化した成型物を所定面に平行な面に沿ってほぼ一
    定の幅で順次切断してタイル本体を形成するとともにこ
    のタイル本体の表面から裏面に向って連続する透光性体
    を形成することを特徴とするタイルの製造方法。
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