JPH1029226A - 筒状成形品用金型と成形方法 - Google Patents
筒状成形品用金型と成形方法Info
- Publication number
- JPH1029226A JPH1029226A JP8184370A JP18437096A JPH1029226A JP H1029226 A JPH1029226 A JP H1029226A JP 8184370 A JP8184370 A JP 8184370A JP 18437096 A JP18437096 A JP 18437096A JP H1029226 A JPH1029226 A JP H1029226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- molding
- gate
- mold
- slide core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D23/00—Producing tubular articles
- B29D23/001—Pipes; Pipe joints
- B29D23/003—Pipe joints, e.g. straight joints
- B29D23/005—Pipe joints, e.g. straight joints provided with electrical wiring
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】エレクトロフュージョン継手の成形時にゲー
トから射出される樹脂がゲートの反対側まで万偏なく速
やかに行き渡るようにして樹脂の流れむらを解消し、冷
却後の成形品に発生する残留応力を少なくして歪みによ
る継手の性能の悪化を防止する。 【解決手段】巻線した樹脂製ボビンを金型のコアに装着
してエレクトロフュージョン継手を成形する方法におい
て、ゲートから射出される樹脂が当たる箇所の円周上に
凹溝状の流路１２を形成したコア１１を用いて成形し、
ゲートから射出される樹脂が流路を流れてゲートの反対
側まで速やかに行き渡るようにする。
トから射出される樹脂がゲートの反対側まで万偏なく速
やかに行き渡るようにして樹脂の流れむらを解消し、冷
却後の成形品に発生する残留応力を少なくして歪みによ
る継手の性能の悪化を防止する。 【解決手段】巻線した樹脂製ボビンを金型のコアに装着
してエレクトロフュージョン継手を成形する方法におい
て、ゲートから射出される樹脂が当たる箇所の円周上に
凹溝状の流路１２を形成したコア１１を用いて成形し、
ゲートから射出される樹脂が流路を流れてゲートの反対
側まで速やかに行き渡るようにする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、筒状成形品、例え
ばエレクトロフュージョン継手、すなわち合成樹脂管に
よる配管工事において用いられ、合成樹脂管との接合面
にワイヤーをコイル状に埋設したエレクトロフュージョ
ン継手の成形に用いる金型と、該金型を用いた成形方法
に関する。
ばエレクトロフュージョン継手、すなわち合成樹脂管に
よる配管工事において用いられ、合成樹脂管との接合面
にワイヤーをコイル状に埋設したエレクトロフュージョ
ン継手の成形に用いる金型と、該金型を用いた成形方法
に関する。
【０００２】
【従来技術】筒状成形品の一例としてエレクトロフュー
ジョン継手を例にとっていえば、この継手は一般に内周
面にワイヤーをコイル状に埋設した成形品よりなってお
り、上下水道管やガス管として近年普及している合成樹
脂管の配管工事において、管を連結するために用いられ
ている。この継手によれば、通電することにより、管と
の接触面が加熱溶融されるため、融着が容易かつ確実に
行える利点がある。
ジョン継手を例にとっていえば、この継手は一般に内周
面にワイヤーをコイル状に埋設した成形品よりなってお
り、上下水道管やガス管として近年普及している合成樹
脂管の配管工事において、管を連結するために用いられ
ている。この継手によれば、通電することにより、管と
の接触面が加熱溶融されるため、融着が容易かつ確実に
行える利点がある。
【０００３】図１は、従来のこの種エレクトロフュージ
ョン継手の一例を示すもので、この継手は、図２に示す
ように外周の螺旋溝６にワイヤー（図示省略）を巻線し
た樹脂製ボビン１を用い、このボビン１を金型２のコア
３に装着したのち、ゲート４を通してキャビティ５内に
射出成形することにより得られる。
ョン継手の一例を示すもので、この継手は、図２に示す
ように外周の螺旋溝６にワイヤー（図示省略）を巻線し
た樹脂製ボビン１を用い、このボビン１を金型２のコア
３に装着したのち、ゲート４を通してキャビティ５内に
射出成形することにより得られる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来の方法に
おいて得られた成形品は、成形時の樹脂の流れむらによ
る残留応力が発生し易く、この応力のため、得られた成
形体が歪んで継手の場合、性能を悪化させる要因となっ
ていた。成形時の樹脂の流れむらを解消するための手段
として、ゲートを円周上に数カ所設けたリングゲートが
知られるが、金型の構造が複雑となる嫌いがある。
おいて得られた成形品は、成形時の樹脂の流れむらによ
る残留応力が発生し易く、この応力のため、得られた成
形体が歪んで継手の場合、性能を悪化させる要因となっ
ていた。成形時の樹脂の流れむらを解消するための手段
として、ゲートを円周上に数カ所設けたリングゲートが
知られるが、金型の構造が複雑となる嫌いがある。
【０００５】本発明は、成形時の樹脂の流れむらを解消
して冷却後の成形品に発生する残留応力を少なくするこ
とを目的とする。
して冷却後の成形品に発生する残留応力を少なくするこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題の解決手段】本発明はそのため、内部に軸方向に
進退可能なスライドコアを配置し、スライドコアの周り
に筒状のキャビティを形成すると共に、キャビティへの
ゲートを備え、成形時には樹脂製ボビンをスライドコア
に装着して射出成形するエレクトロフュージョン継手等
の筒状成形品用の金型において、上記ボビンにはゲート
から射出される樹脂が当たる箇所の円周上に樹脂が流れ
る流路を設け、樹脂をゲートと反対側の箇所まで行き渡
り易くしたことを特徴とする。
進退可能なスライドコアを配置し、スライドコアの周り
に筒状のキャビティを形成すると共に、キャビティへの
ゲートを備え、成形時には樹脂製ボビンをスライドコア
に装着して射出成形するエレクトロフュージョン継手等
の筒状成形品用の金型において、上記ボビンにはゲート
から射出される樹脂が当たる箇所の円周上に樹脂が流れ
る流路を設け、樹脂をゲートと反対側の箇所まで行き渡
り易くしたことを特徴とする。
【０００７】本発明の成形方法は、上述の金型を用いた
成形方法で、コアが軸方向に進退可能なスライドコア
で、スライドコアの周りに筒状のキャビティを形成する
金型を用い、ゲートから射出される樹脂が当たる箇所の
円周上に樹脂が流れる流路を設けた樹脂製ボビンをスラ
イドコアに装着後射出成形することを特徴とする。
成形方法で、コアが軸方向に進退可能なスライドコア
で、スライドコアの周りに筒状のキャビティを形成する
金型を用い、ゲートから射出される樹脂が当たる箇所の
円周上に樹脂が流れる流路を設けた樹脂製ボビンをスラ
イドコアに装着後射出成形することを特徴とする。
【０００８】上記各発明によれば、ゲートから射出され
た樹脂は当初、溝を通ってゲートと反対側の箇所まで速
やかに行き渡り、溝を充満すると溝より溢れ、その両側
に流出する。溝は射出される樹脂によってボビンが溶融
するのに伴い次第に崩れ、射出された樹脂は次第にキャ
ビティ内に直接流出する。
た樹脂は当初、溝を通ってゲートと反対側の箇所まで速
やかに行き渡り、溝を充満すると溝より溢れ、その両側
に流出する。溝は射出される樹脂によってボビンが溶融
するのに伴い次第に崩れ、射出された樹脂は次第にキャ
ビティ内に直接流出する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図３に示すボビン１１は、図２に
示す樹脂製ボビン１に変えて用いられる樹脂製のボビン
で、ゲート４から射出される樹脂が当たる箇所の円周上
に凹溝状の流路１２を形成したものである。図４は、図
３に示すボビン１１の螺旋溝１３に電熱線１４を巻き付
けたのち、図２に示す金型２のコア３に装着して成形し
たエレクトロフュージョン継手を示す。以上はエレクト
ロフュージョン継手のソケット継手について例示した
が、別の例では、ソケット継手以外の差込み用継手或い
は他の筒状成形品が同様にして成形される。
示す樹脂製ボビン１に変えて用いられる樹脂製のボビン
で、ゲート４から射出される樹脂が当たる箇所の円周上
に凹溝状の流路１２を形成したものである。図４は、図
３に示すボビン１１の螺旋溝１３に電熱線１４を巻き付
けたのち、図２に示す金型２のコア３に装着して成形し
たエレクトロフュージョン継手を示す。以上はエレクト
ロフュージョン継手のソケット継手について例示した
が、別の例では、ソケット継手以外の差込み用継手或い
は他の筒状成形品が同様にして成形される。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂製のボビンに樹脂
の流路を形成するだけで、成形時に樹脂がゲートの反対
側まで万偏なく速やかに行き渡らせることができるよう
になり、これにより樹脂の流れむらが解消され、冷却後
の成形品に発生する残留応力を少なくすることができ、
冷却後の歪みによる継手の性能の悪化を防止することが
できる
の流路を形成するだけで、成形時に樹脂がゲートの反対
側まで万偏なく速やかに行き渡らせることができるよう
になり、これにより樹脂の流れむらが解消され、冷却後
の成形品に発生する残留応力を少なくすることができ、
冷却後の歪みによる継手の性能の悪化を防止することが
できる
【図１】従来のエレクトロフュージョン継手の断面図。
【図２】図１に示す継手成形用の金型の断面図。
【図３】本発明に係わるエレクトロフュージョン継手の
成形時に用いるボビンの断面図。
成形時に用いるボビンの断面図。
【図４】図３に示すボビンを用いたエレクトロフュージ
ョン継手の断面図。
ョン継手の断面図。
１、１１・・ボビン ２・・金型 ３・・コア ４・・ゲート ５・・キャビティ １２・・流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:24 (72)発明者 広田 朝生 山口県玖珂郡和木町和木六丁目１番２号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 黒岩 光之 山口県玖珂郡和木町和木六丁目１番２号 三井石油化学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】内部に軸方向に進退可能なスライドコアを
配置し、スライドコアの周りに筒状のキャビティを形成
すると共に、キャビティへのゲートを備え、成形時には
樹脂製ボビンをスライドコアに装着して射出成形する筒
状成形品用の金型において、上記ボビンにゲートから射
出される樹脂が当たる箇所の円周上に樹脂が流れる流路
を設け、射出された樹脂をゲートと反対側の箇所まで行
き渡り易くしたことを特徴とする金型。 - 【請求項２】コアが軸方向に進退可能なスライドコア
で、スライドコアの周りに筒状のキャビティを形成する
金型を用い、ゲートから射出される樹脂が当たる箇所の
円周上に樹脂が流れる流路を設けた樹脂製ボビンをスラ
イドコアに装着後射出成形することを特徴とする筒状成
形品の成形方法。 - 【請求項３】請求鋼１記載の金型及び請求鋼２記載の成
形方法において、筒状成形品はエレクトロフュージョン
継手である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8184370A JPH1029226A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 筒状成形品用金型と成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8184370A JPH1029226A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 筒状成形品用金型と成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029226A true JPH1029226A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16152037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8184370A Pending JPH1029226A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 筒状成形品用金型と成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029226A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506135A (ja) * | 2007-12-14 | 2011-03-03 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 素材結合によるシール部を備えた多成分の射出成形部品 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP8184370A patent/JPH1029226A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506135A (ja) * | 2007-12-14 | 2011-03-03 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 素材結合によるシール部を備えた多成分の射出成形部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050128 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |