JPH102920A - 簡易型アンテナ放射電力測定治具 - Google Patents
簡易型アンテナ放射電力測定治具Info
- Publication number
- JPH102920A JPH102920A JP8153530A JP15353096A JPH102920A JP H102920 A JPH102920 A JP H102920A JP 8153530 A JP8153530 A JP 8153530A JP 15353096 A JP15353096 A JP 15353096A JP H102920 A JPH102920 A JP H102920A
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- JP
- Japan
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- antenna
- box
- receiving terminal
- shaped structure
- shaped
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話機が送信時に、外部アンテナより空
中に放射する電力を直接測定する際、正確な測定値を得
ることができ、かつ簡易なアンテナ放射電力測定治具を
提供すること。 【解決手段】 外部アンテナ7を通過させるための一つ
の穴を有し、携帯電話機6の上面を覆い被せる、一面が
開口している箱型のキャップ状の構造体8と、この箱型
のキャップ状の構造体を携帯電話機の上面に覆い被せた
ときに、この携帯電話機の外部アンテナ7と平行に位置
すべく、箱型のキャップ状の構造体8の所定の位置に取
り付けた受信アンテナ1と、受信アンテナ1の受電端子
2と接続し、受電端子2と反対端部に、外部機器と接続
するコネクタ3を有する同軸ケーブル4とを具備する、
簡易型アンテナ放射電力測定治具。
中に放射する電力を直接測定する際、正確な測定値を得
ることができ、かつ簡易なアンテナ放射電力測定治具を
提供すること。 【解決手段】 外部アンテナ7を通過させるための一つ
の穴を有し、携帯電話機6の上面を覆い被せる、一面が
開口している箱型のキャップ状の構造体8と、この箱型
のキャップ状の構造体を携帯電話機の上面に覆い被せた
ときに、この携帯電話機の外部アンテナ7と平行に位置
すべく、箱型のキャップ状の構造体8の所定の位置に取
り付けた受信アンテナ1と、受信アンテナ1の受電端子
2と接続し、受電端子2と反対端部に、外部機器と接続
するコネクタ3を有する同軸ケーブル4とを具備する、
簡易型アンテナ放射電力測定治具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機が送信
時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測定
する、簡易型アンテナ放射電力測定治具に関する。
時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測定
する、簡易型アンテナ放射電力測定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の電波吸収部屋を使用した
放射電力測定方法を示す概略図であり、実開昭61−6
3173号公報の第6図に記載されている。この放射電
力測定によれば、被測定物の送信アンテナ21と、測定
器側の受信アンテナ22とを近接して対向させ、内壁に
電波吸収材24が貼ってある大掛かりな箱型の電波暗室
23内に、被測定物および測定器等をアンテナごと置い
て、空中に放射する電力を測定していた。電波吸収材2
4を使用する理由は、測定中に際して、送信アンテナ2
1から出た電波が部屋の各面(天井,床,壁)で反射
し、位相や強度の異なる目的外の電波として検出され、
正確な測定をおこなうことができないからである。さら
に、電波暗室23を使用する理由は、他の電波による干
渉を回避するためである。
放射電力測定方法を示す概略図であり、実開昭61−6
3173号公報の第6図に記載されている。この放射電
力測定によれば、被測定物の送信アンテナ21と、測定
器側の受信アンテナ22とを近接して対向させ、内壁に
電波吸収材24が貼ってある大掛かりな箱型の電波暗室
23内に、被測定物および測定器等をアンテナごと置い
て、空中に放射する電力を測定していた。電波吸収材2
4を使用する理由は、測定中に際して、送信アンテナ2
1から出た電波が部屋の各面(天井,床,壁)で反射
し、位相や強度の異なる目的外の電波として検出され、
正確な測定をおこなうことができないからである。さら
に、電波暗室23を使用する理由は、他の電波による干
渉を回避するためである。
【0003】また、図7は、図6の電波吸収部屋を使用
する測定方法から一歩前進して、治具を用いることによ
って放射電力測定方法を示す概略図である。これは、同
じく実開昭61−63173号公報の第1図に相当する
ものである。送信アンテナ21と、受信アンテナ22と
を近接して対向させることは図6の従来例と同じである
が、電波暗室を使用する代わりに、アンテナ間を覆う治
具25を使用して、この治具25に位置調整部を設けた
後、位置調整部にアンテナを取り付けるものである。こ
の治具25は、箱型で、内部全面に電波材吸収材が張ら
れており、送信アンテナ21からの放射電波が内部で有
害な反射波とならず、直接波のみが受信アンテナ22に
入力するように構成されている。
する測定方法から一歩前進して、治具を用いることによ
って放射電力測定方法を示す概略図である。これは、同
じく実開昭61−63173号公報の第1図に相当する
ものである。送信アンテナ21と、受信アンテナ22と
を近接して対向させることは図6の従来例と同じである
が、電波暗室を使用する代わりに、アンテナ間を覆う治
具25を使用して、この治具25に位置調整部を設けた
後、位置調整部にアンテナを取り付けるものである。こ
の治具25は、箱型で、内部全面に電波材吸収材が張ら
れており、送信アンテナ21からの放射電波が内部で有
害な反射波とならず、直接波のみが受信アンテナ22に
入力するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おける問題点は、図6の電波吸収部屋を使用する例の場
合は、反射波等の電波の影響をなくすために、電波吸収
材を内壁に貼った大掛かりな部屋又は箱を使用しなけれ
ばならないことである。図7の例の場合は図6の大掛か
りな設備の問題を解消すべく、より簡易に行ったもので
あるが、送信アンテナと受信アンテナとを近接して対向
させるために、予め、取り付け位置調整部(図示されて
いない)によって、位置調整を行うことが必要で、この
取り付け位置調整部によって送信アンテナと受信アンテ
ナとを最適な位置に設定することが不可欠となる。従っ
て、治具そのものは小さくなっても、位置調整のために
複雑な構造を必要とする。
おける問題点は、図6の電波吸収部屋を使用する例の場
合は、反射波等の電波の影響をなくすために、電波吸収
材を内壁に貼った大掛かりな部屋又は箱を使用しなけれ
ばならないことである。図7の例の場合は図6の大掛か
りな設備の問題を解消すべく、より簡易に行ったもので
あるが、送信アンテナと受信アンテナとを近接して対向
させるために、予め、取り付け位置調整部(図示されて
いない)によって、位置調整を行うことが必要で、この
取り付け位置調整部によって送信アンテナと受信アンテ
ナとを最適な位置に設定することが不可欠となる。従っ
て、治具そのものは小さくなっても、位置調整のために
複雑な構造を必要とする。
【0005】従って、本発明の目的は、携帯電話機が送
信時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測
定する際、正確な測定値を得ることができ、かつ簡易な
アンテナ放射電力測定治具を提供することにある。
信時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測
定する際、正確な測定値を得ることができ、かつ簡易な
アンテナ放射電力測定治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の2
つの問題点を解消するためには、本発明による簡易型ア
ンテナ放射電力測定治具、すなわち、携帯電話機が送信
時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測定
する、簡易型アンテナ放射電力測定治具において、外部
アンテナを通過させるための一つの穴を有し、外部アン
テナを固定している、携帯電話機の上面を覆い被せる、
非金属材料で形成した、箱型のキャップ状の構造体と、
箱型のキャップ状の構造体を携帯電話機の上面に覆い被
せた時に、携帯電話機の外部アンテナと平行に位置すべ
く、箱型のキャップ状の構造体の所定の位置に取り付け
た受信アンテナと、受信アンテナの受電端子と接続し、
受電端子と反対端部に、外部機器と接続するコネクタを
有する同軸ケーブルとを具備する簡易型アンテナ放射電
力測定治具によって達成できる。
つの問題点を解消するためには、本発明による簡易型ア
ンテナ放射電力測定治具、すなわち、携帯電話機が送信
時に、外部アンテナより空中に放射する電力を直接測定
する、簡易型アンテナ放射電力測定治具において、外部
アンテナを通過させるための一つの穴を有し、外部アン
テナを固定している、携帯電話機の上面を覆い被せる、
非金属材料で形成した、箱型のキャップ状の構造体と、
箱型のキャップ状の構造体を携帯電話機の上面に覆い被
せた時に、携帯電話機の外部アンテナと平行に位置すべ
く、箱型のキャップ状の構造体の所定の位置に取り付け
た受信アンテナと、受信アンテナの受電端子と接続し、
受電端子と反対端部に、外部機器と接続するコネクタを
有する同軸ケーブルとを具備する簡易型アンテナ放射電
力測定治具によって達成できる。
【0007】また、受信アンテナの取り付けは、箱型の
キャップ状の構造体の所定の位置に、予め受電端子用の
穴を設け、ねじ式の受電端子を、直接箱型のキャップ状
の構造体にねじ込んで固定した後、外部アンテナをねじ
込んで固定するしても良いし、受電端子を座金に固定
し、座金を箱型のキャップ状の構造体に取り付けた後、
受電端子に受信アンテナを固定しても良い。さらに、箱
型のキャップ状の構造体は、非金属材料で形成する。製
造方法は、一枚の板状のものをおり曲げ製造しても良い
し、一体成形しても良い。
キャップ状の構造体の所定の位置に、予め受電端子用の
穴を設け、ねじ式の受電端子を、直接箱型のキャップ状
の構造体にねじ込んで固定した後、外部アンテナをねじ
込んで固定するしても良いし、受電端子を座金に固定
し、座金を箱型のキャップ状の構造体に取り付けた後、
受電端子に受信アンテナを固定しても良い。さらに、箱
型のキャップ状の構造体は、非金属材料で形成する。製
造方法は、一枚の板状のものをおり曲げ製造しても良い
し、一体成形しても良い。
【0008】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具
設置後のアンテナの位置は、取り付けと同時に、受信ア
ンテナと携帯電話機の外部アンテナとが平行であるので
位置調整の必要がなく、さらに、アンテナ間が近接して
いるので反射波の影響がなく、電波吸収材なくして正確
な測定値が得られ、簡易に携帯電話機が送信時にアンテ
ナより放射する送信電力の測定をすることが可能とな
る。
設置後のアンテナの位置は、取り付けと同時に、受信ア
ンテナと携帯電話機の外部アンテナとが平行であるので
位置調整の必要がなく、さらに、アンテナ間が近接して
いるので反射波の影響がなく、電波吸収材なくして正確
な測定値が得られ、簡易に携帯電話機が送信時にアンテ
ナより放射する送信電力の測定をすることが可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の簡易型アンテナ放射電力
測定治具を携帯電話機に装着した時の状態を示す斜視図
である。携帯電話機6が送信時に、外部アンテナ7より
空中に放射する電力を直接測定する、簡易型アンテナ放
射電力測定治具100は点線で囲っている。従って、本
発明による治具の構成物としては、箱型のキャップ状の
構造体8と、受信アンテナ1と、同軸ケーブル4であ
る。箱型のキャップ状の構造体8は、1つの平板を折り
曲げて作製しても良いし、合成樹脂等で一体成形しても
良いが、その材質は、非金属材料を使用すると好まし
い。大きさは、携帯電話の上部を覆い被せる大きさが必
要であるが、覆い被せた後に移動しないように、携帯電
話の上面よりもやや大きい程度が良い。また、この箱形
のキャップ状の構造体8は、1つの穴5を有するが、こ
の穴は、携帯電話機6の外部アンテナ7を通過させるた
めの穴であり、携帯電話機上での外部アンテナ7の位置
に対応した、箱形のキャップ状の構造体8の所定の位置
に取り付け、その直径は、外部アンテナ7の径よりやや
大きい程度にすれば良い。受信アンテナ1は、箱型のキ
ャップ状の構造体8を外部アンテナの方向より携帯電話
機6の上面に覆い被せた時に、携帯電話機6の外部アン
テナ7と近接して平行になるように、箱型のキャップ状
の構造体8の所定の位置に取り付ける。その位置は、外
部アンテナ7用の穴5に近接した位置が好ましい。同軸
ケーブル4は、その一端を受信アンテナ1の受電端子2
と接続し、他端、すなわち受電端子2の反対端部に、外
部機器と接続するコネクタ3を有する。
測定治具を携帯電話機に装着した時の状態を示す斜視図
である。携帯電話機6が送信時に、外部アンテナ7より
空中に放射する電力を直接測定する、簡易型アンテナ放
射電力測定治具100は点線で囲っている。従って、本
発明による治具の構成物としては、箱型のキャップ状の
構造体8と、受信アンテナ1と、同軸ケーブル4であ
る。箱型のキャップ状の構造体8は、1つの平板を折り
曲げて作製しても良いし、合成樹脂等で一体成形しても
良いが、その材質は、非金属材料を使用すると好まし
い。大きさは、携帯電話の上部を覆い被せる大きさが必
要であるが、覆い被せた後に移動しないように、携帯電
話の上面よりもやや大きい程度が良い。また、この箱形
のキャップ状の構造体8は、1つの穴5を有するが、こ
の穴は、携帯電話機6の外部アンテナ7を通過させるた
めの穴であり、携帯電話機上での外部アンテナ7の位置
に対応した、箱形のキャップ状の構造体8の所定の位置
に取り付け、その直径は、外部アンテナ7の径よりやや
大きい程度にすれば良い。受信アンテナ1は、箱型のキ
ャップ状の構造体8を外部アンテナの方向より携帯電話
機6の上面に覆い被せた時に、携帯電話機6の外部アン
テナ7と近接して平行になるように、箱型のキャップ状
の構造体8の所定の位置に取り付ける。その位置は、外
部アンテナ7用の穴5に近接した位置が好ましい。同軸
ケーブル4は、その一端を受信アンテナ1の受電端子2
と接続し、他端、すなわち受電端子2の反対端部に、外
部機器と接続するコネクタ3を有する。
【0011】図2,3,4は、それぞれ本発明の簡易型
アンテナ放射電力測定治具100を示す正面図,底面
図,側面図である。本実施例では、箱型のキャップ状の
構造体8の所定の位置に、予め受電端子2の径に合致し
た受電端子用の穴を設け、ねじ式の受電端子2を、直接
前記箱型のキャップ状の構造体8にねじ込んで固定した
後、外部アンテナ1をねじ込んで固定する。また、本実
施例では、同軸ケーブル4用の穴を箱形のキャップ状の
構造体8に設け、上から受電端子2の端子に同軸ケーブ
ル4を接続するが、可能ならば箱形のキャップ状の構造
体8の側面からでも、下から接続しても良い。
アンテナ放射電力測定治具100を示す正面図,底面
図,側面図である。本実施例では、箱型のキャップ状の
構造体8の所定の位置に、予め受電端子2の径に合致し
た受電端子用の穴を設け、ねじ式の受電端子2を、直接
前記箱型のキャップ状の構造体8にねじ込んで固定した
後、外部アンテナ1をねじ込んで固定する。また、本実
施例では、同軸ケーブル4用の穴を箱形のキャップ状の
構造体8に設け、上から受電端子2の端子に同軸ケーブ
ル4を接続するが、可能ならば箱形のキャップ状の構造
体8の側面からでも、下から接続しても良い。
【0012】図5は、本発明の簡易型アンテナ放射電力
測定治具を示す組立分解図である。受信アンテナ1の受
電端子2を、箱型のキャップ状の構造体8に固定する
際、本実施例においては、中央に受電端子2用の穴12
を有し、3角に3つのねじ穴11と、残りの1角に1つ
のケーブル用穴15とを有する方形の座金9を、3つの
ねじ10とを使用して箱型のキャップ状の構造体8に取
り付ける。すなわち、箱型のキャップ状の構造体8の所
定の場所に、3つのねじ穴13と1つのケーブル用穴1
6と受電端子2用の穴14とを設け、座金9のねじ穴1
1とケーブル用穴15と受電端子2用の穴12とが、そ
れぞれ箱型のキャップ状の構造体のねじ穴13とケーブ
ル用穴15と受電端子2用の穴14とに合致するよう
に、座金を箱型キャップ状の構造体の上に配置する。次
に、ねじ10および受電端子2を、それぞれねじ穴1
1,13および受電端子用の穴12,14に挿入して固
定する。その後、受信アンテナ1を、受電端子2の上端
からにねじ込んで固定し、下端に同軸ケーブル4の一端
を巻付け、同軸ケーブル4はケーブル用穴16,15か
ら引き出し、その他端をコネクタ3に接続する。このコ
ネクタ3は、外部機器、すなわち、測定機器等に接続す
る。本実施例は、単なる一例を示したものであり、箱型
キャップ状の構造体8と受信アンテナ1との接続は直接
接続しても良く、或は他の接続方法によって接続しても
良い。さらに、長円形の穴を設けて、アンテナ間の距離
を調整できるように、移動可能にしても良い。
測定治具を示す組立分解図である。受信アンテナ1の受
電端子2を、箱型のキャップ状の構造体8に固定する
際、本実施例においては、中央に受電端子2用の穴12
を有し、3角に3つのねじ穴11と、残りの1角に1つ
のケーブル用穴15とを有する方形の座金9を、3つの
ねじ10とを使用して箱型のキャップ状の構造体8に取
り付ける。すなわち、箱型のキャップ状の構造体8の所
定の場所に、3つのねじ穴13と1つのケーブル用穴1
6と受電端子2用の穴14とを設け、座金9のねじ穴1
1とケーブル用穴15と受電端子2用の穴12とが、そ
れぞれ箱型のキャップ状の構造体のねじ穴13とケーブ
ル用穴15と受電端子2用の穴14とに合致するよう
に、座金を箱型キャップ状の構造体の上に配置する。次
に、ねじ10および受電端子2を、それぞれねじ穴1
1,13および受電端子用の穴12,14に挿入して固
定する。その後、受信アンテナ1を、受電端子2の上端
からにねじ込んで固定し、下端に同軸ケーブル4の一端
を巻付け、同軸ケーブル4はケーブル用穴16,15か
ら引き出し、その他端をコネクタ3に接続する。このコ
ネクタ3は、外部機器、すなわち、測定機器等に接続す
る。本実施例は、単なる一例を示したものであり、箱型
キャップ状の構造体8と受信アンテナ1との接続は直接
接続しても良く、或は他の接続方法によって接続しても
良い。さらに、長円形の穴を設けて、アンテナ間の距離
を調整できるように、移動可能にしても良い。
【0013】次に、動作について説明すると、まず、簡
易型アンテナ放射電力測定治具100を携帯電話機6に
装着する。次に、外部アンテナ7を引き延ばし、携帯電
話機6を送信状態にする。携帯電話機6の送信回路から
出力された送信電力は、外部アンテナ7を介して空中に
放射される。空中に放射された送信電力は、受信アンテ
ナ1および受電端子2を介して、測定器に入力される。
この動作により携帯電話機6が送信時に外部アンテナ7
より放射する電力が測定される。
易型アンテナ放射電力測定治具100を携帯電話機6に
装着する。次に、外部アンテナ7を引き延ばし、携帯電
話機6を送信状態にする。携帯電話機6の送信回路から
出力された送信電力は、外部アンテナ7を介して空中に
放射される。空中に放射された送信電力は、受信アンテ
ナ1および受電端子2を介して、測定器に入力される。
この動作により携帯電話機6が送信時に外部アンテナ7
より放射する電力が測定される。
【0014】
【発明の効果】本発明による簡易型アンテナ放射電力測
定治具は、単に携帯電話機に取り付けるだけで、受信ア
ンテナ1と携帯電話機の外部アンテナ7とが平行に近接
した位置にあるので、電波吸収材がなくても反射波の影
響がなく、従って、正確な測定値を得ることができ、さ
らに位置調整の必要もないので、簡易に携帯電話機が送
信時にアンテナより放射する送信電力の測定をすること
が可能となる。
定治具は、単に携帯電話機に取り付けるだけで、受信ア
ンテナ1と携帯電話機の外部アンテナ7とが平行に近接
した位置にあるので、電波吸収材がなくても反射波の影
響がなく、従って、正確な測定値を得ることができ、さ
らに位置調整の必要もないので、簡易に携帯電話機が送
信時にアンテナより放射する送信電力の測定をすること
が可能となる。
【図1】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具を携
帯電話機に装着した時の状態を示す斜視図である。
帯電話機に装着した時の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具を示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具を示
す底面図である。
す底面図である。
【図4】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具を示
す側面図である。
す側面図である。
【図5】本発明の簡易型アンテナ放射電力測定治具を示
す組立分解図である。
す組立分解図である。
【図6】従来の電波吸収部屋を使用した放射電力測定方
法を示す概略図である。
法を示す概略図である。
【図7】従来の治具を用いた放射電力測定方法を示す概
略図である。
略図である。
1 受信アンテナ 2 アンテナ受電端子 3 コネクタ 4 同軸ケーブル 5 穴 6 携帯電話機 7 外部アンテナ 8 キャップ状の構造体 9 座金 10 ねじ 11 ねじ穴 12 受電端子用穴 13 ねじ穴 14 受電端子用穴 15 ケーブル用穴 100 簡易型アンテナ放射電力測定機
Claims (4)
- 【請求項1】携帯電話機が送信時に、外部アンテナより
空中に放射する電力を直接測定する、簡易型アンテナ放
射電力測定治具において、 前記外部アンテナを通過させるための一つの穴を有し、
前記外部アンテナ方向より携帯電話機の上面を覆い被せ
る、箱型のキャップ状の構造体と、 前記箱型のキャップ状の構造体を前記携帯電話機の上面
に覆い被せた時に、該携帯電話機の外部アンテナと平行
に位置すべく、前記箱型のキャップ状の構造体の所定の
位置に取り付けられた受信アンテナと、 前記受信アンテナの受電端子に一端を接続し、他端を外
部機器と接続するコネクタを有する同軸ケーブルと、 を具備する、簡易型アンテナ放射電力測定治具。 - 【請求項2】前記箱型のキャップ状の構造体の所定の位
置に、予め受電端子用の穴を設け、ねじ式の受電端子
を、直接前記箱型のキャップ状の構造体にねじ込んで固
定した後、前記外部アンテナをねじ込んで固定する、請
求項1に記載の簡易型アンテナ放射電力測定治具。 - 【請求項3】前記箱型のキャップ状の構造体の所定の位
置に、予め受電端子用の穴を設け、ねじ式の受電端子を
座金に固定し、前記座金を前記箱型のキャップ状の構造
体に取り付けた後、前記受電端子に前記受信アンテナを
固定する、請求項1に記載の簡易型アンテナ放射電力測
定治具。 - 【請求項4】前記箱型のキャップ状の構造体が、非金属
材料よりなる、請求項1,2または3に記載の簡易型ア
ンテナ放射電力測定治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8153530A JP2806883B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 簡易型アンテナ放射電力測定治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8153530A JP2806883B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 簡易型アンテナ放射電力測定治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102920A true JPH102920A (ja) | 1998-01-06 |
JP2806883B2 JP2806883B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=15564545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8153530A Expired - Lifetime JP2806883B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 簡易型アンテナ放射電力測定治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2806883B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0955549A1 (fr) * | 1998-05-05 | 1999-11-10 | Adeunis R.F. | Dispositif de mesure radiofréquence pour un banc de test industriel |
WO2005091001A1 (de) * | 2004-03-23 | 2005-09-29 | Arc Seibersdorf Research Gmbh | Anordnung zur überprüfung der funktionsfähigkeit von empfangs- bzw. sendeeinrichtungen mit nutzantenne |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP8153530A patent/JP2806883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0955549A1 (fr) * | 1998-05-05 | 1999-11-10 | Adeunis R.F. | Dispositif de mesure radiofréquence pour un banc de test industriel |
FR2778465A1 (fr) * | 1998-05-05 | 1999-11-12 | Adeunis R F | Dispositif de mesure radiofrequence pour un banc de test industriel |
WO2005091001A1 (de) * | 2004-03-23 | 2005-09-29 | Arc Seibersdorf Research Gmbh | Anordnung zur überprüfung der funktionsfähigkeit von empfangs- bzw. sendeeinrichtungen mit nutzantenne |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2806883B2 (ja) | 1998-09-30 |
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