JPH10291471A - ハイドロスタティック式の駆動系 - Google Patents

ハイドロスタティック式の駆動系

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JPH10291471A
JPH10291471A JP60998A JP60998A JPH10291471A JP H10291471 A JPH10291471 A JP H10291471A JP 60998 A JP60998 A JP 60998A JP 60998 A JP60998 A JP 60998A JP H10291471 A JPH10291471 A JP H10291471A
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brake valve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ弁において圧力制限を、供給側にお
ける圧力とは無関係に、構成上のわずかなコストで可能
にする。 【解決手段】 ポンプと該ポンプに接続された消費機と
を備えたハイドロスタティック式の駆動系であって、消
費機の供給側A;Bに、流入する圧力媒体量を規定する
制御弁5a;5bが配置され、消費機の排出側B;A
に、流出する圧力媒体量を規定するブレーキ弁5b;5
aが配置され、さらに制御弁5a;5bとブレーキ弁5
b;5aとが、同じ制御圧によって負荷可能であり、し
かも制動運転時に、ブレーキ弁5b;5aを負荷する制
御圧が、制御弁5a;5bを負荷する制御圧とは実質的
に無関係に流入側の圧力に関連して影響可能である形式
のものにおいて、規定された流出側の圧力値の超過時
に、ブレーキ弁5b;5aの制御圧が流出側の圧力に関
連して影響可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプと、開放回
路において該ポンプに接続された消費機とを備えたハイ
ドロスタティック式の駆動系であって、消費機の供給側
に、流入する圧力媒体量を規定する制御弁が配置され、
かつ消費機の排出側に、流出する圧力媒体量を規定する
ブレーキ弁が配置されており、さらに制御弁とブレーキ
弁とが、同じ制御圧によって負荷可能であり、しかも制
動運転時に、ブレーキ弁を負荷する制御圧が、制御弁を
負荷する制御圧とは実質的に無関係に、流入側の圧力に
関連して影響可能である形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】消費機の供給側におけるキャビテーショ
ンと消費機の規定された運動速度の超過を阻止するため
に、ハイドロスタティック式の駆動系にはブレーキ弁が
設けられている。消費機はこの場合例えば走行駆動装置
のハイドロモータとして形成されていてもよい。このよ
うな運転状態は、ハイドロスタティック式の駆動系が制
動されて、質量慣性に基づいて供給側における圧力が低
下し、これによって充てん不足が生じた場合や、ハイド
ロスタティック式の走行駆動装置を備えた車両の坂道下
降時に、発生する。この場合被駆動側においてハイドロ
モータにはエネルギが蓄えられ、これによって圧送導管
における圧力関係が逆転して、ハイドロモータはポンプ
として働く。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第4235698号
明細書に基づいて公知の、冒頭に述べた形式のハイドロ
スタティック式の駆動系では、ブレーキ弁と制御弁とが
同じ制御圧によって負荷可能である。ブレーキ弁の制御
面と供給側の圧送導管とに接続された制御圧導管と、こ
の制御圧導管内に配置された逆止弁とを用いて、ブレー
キ弁の制御圧は、供給側の圧送導管における圧力によっ
て影響可能であり、これによってブレーキ弁は制動過程
中に、圧送導管の流出側の横断面を減じる切換え位置に
負荷される。これによって、流出側の圧送導管に圧力媒
体がせき止められ、ひいてはハイドロモータが制動され
る。この公知の構成ではしかしながら、流出側の圧送導
管における圧力が許容不能なほど高い値に上昇し、これ
によって流出側が過負荷されることを、阻止することは
できない。このような運転状態を回避するために、公知
の構成では、規定された圧力値の超過時に排出側をタン
ク又は供給側と接続する別体の圧力制限弁が、圧送導管
内に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の駆動系を改良して、ブレーキ弁
において圧力制限を、供給側における圧力とは無関係
に、構成上のわずかなコストで可能にする、ハイドロス
タティック式の駆動系を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、規定された流出側の圧力値の超過
時に、ブレーキ弁の制御圧が流出側の圧力に関連して影
響可能であるようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明にとって重要な考えは次のことで
ある。すなわち、既に設けられているブレーキ弁を圧力
制限のために利用することであり、この場合、流出側に
おける最大圧力値の超過時に、付加的な制御オイル容積
流が排出側からブレーキ弁の制御圧室に向かって流れ、
これによってブレーキ弁は、流出側の圧送導管において
より大きな横断面を開放し、ひいては流出側における圧
力が制限される。これによって、排出側に設けられる別
体の圧力制限弁を省くことができ、これによって構成上
のコストが減じられ、かつ所要スペースも小さくなる。
【0007】次のような駆動系、すなわち、制御弁の制
御面と制御圧発生器との間に制御圧導管が配置されてお
り、該制御圧導管から、ブレーキ弁の制御面の前で開口
する第1の制御圧導管が分岐しており、ブレーキ弁の制
御面が、供給側の圧送導管に制御弁の下流で第2の制御
圧導管を用いて接続されており、該第2の制御圧導管
に、絞りと、該絞りの下流に供給側の圧送導管に向かっ
て開放する逆止弁とが配置されているような駆動系で
は、ブレーキ弁の制御面が、第3の制御圧導管における
圧力によって負荷可能であり、該第3の制御圧導管がブ
レーキ弁の上流で排出側の圧送導管に接続可能である
と、有利である。このようにハイドロリック式に操作可
能なブレーキ弁は、制動過程中に、第2の制御圧導管に
おける供給側の圧力によって、第1の制御圧導管におけ
る制御圧とは無関係に制御される。排出側の圧力は、第
3の制御圧導管において発生し、これによって、規定可
能な圧力値の超過時に排出側の圧送導管における圧力が
ブレーキ弁の制御面に対して作用し、これによってブレ
ーキ弁はより大きな排出横断面を得る。これによって排
出側における圧力制限は、簡単な手段で、排出側に接続
されたただ1つの別の制御圧導管によって可能になる。
【0008】この場合本発明の特に有利な構成では、第
3の制御圧導管に前制御エレメントが配置されており、
該前制御エレメントが、排出側の圧送導管における圧力
によって開放位置に操作可能であり、かつブレーキ弁の
制御面と排出側の圧送導管との接続を生ぜしめるように
なっている。このように構成されていると、前制御エレ
メントは、排出側における規定可能な圧力時に、排出側
とブレーキ弁の制御面との接続部を開放し、これによっ
て圧力制限が始まる。ブレーキ弁はこれによって、安価
に製造可能な単純な前制御エレメントを用いて圧力制限
のために使用される。さらにブレーキ弁のコンパクトな
構造も得られる。
【0009】本発明の特に有利な構成では、前制御エレ
メントが、ブレーキ弁の制御面に向かって開放する調節
可能な逆止弁として形成されている。逆止弁は故障しに
くい単純な弁エレメントであり、この弁エレメントを用
いて排出側から、ブレーキ弁を操作するための制御オイ
ル容積流を取り出すことができる。この場合逆止弁の調
節は、排出側における最大の圧力を規定する。逆止弁が
開放されるやいなや、ブレーキ弁の制御面は排出側の圧
力によって負荷され、これによって圧力制限が始まる。
【0010】本発明の有利な構成では、逆止弁の弁体
が、調節ねじを用いてプレロードを変化可能なばねの力
によって、閉鎖位置に負荷可能である。これによって圧
力制限の開始は簡単な形式で変えられることができる。
【0011】本発明の別の有利な構成では、次のような
駆動系、すなわち、制御圧導管に絞りが配置され、かつ
該絞りに対して平行に、制御弁の制御面に向かって開放
する逆止弁が配置されており、絞り及び逆止弁の上流
で、ブレーキ弁の制御面と接続している第1の制御圧導
管が分岐している駆動系において、第1の制御圧導管
に、ブレーキ弁の制御面に向かって開放する逆止弁が設
けられ、かつ該逆止弁に対して平行に配置された絞りが
設けられている。第1の制御圧導管におけるこのような
絞り逆止弁によって、圧力制限時ひいてはブレーキ弁の
制御面における制御圧の上昇時に、制御圧導管における
圧力ひいては制御弁の制御面における圧力が上昇するこ
とが阻止される。圧力制限中にこれによって、制御弁の
機能が影響を受けることはない。
【0012】本発明の特に有利な構成では、次のような
駆動系、すなわち、消費機が両方向に運転可能であり、
消費機の、ポンプと接続可能な両圧送導管のそれぞれ
に、各1つのブレーキ弁と制御弁とが配置されている駆
動系において、各ブレーキ弁が、それぞれの圧送導管に
配置された制御弁に組み込まれていて、該制御弁が、中
間位置において絞り作用を有する方向切換え制御弁とし
て形成されていて、第1の制御面と第2の制御面とを有
しており、この場合制御弁が、制御圧による第1の制御
面の負荷時には制御弁として機能し、かつ制御圧による
第2の制御面の負荷時にはブレーキ弁として機能するよ
うになっており、この場合一方の制御弁の第1の制御面
の制御時に、他方の制御弁の第2の制御面が同じ制御圧
で負荷可能であり、一方の制御弁の第2の制御面と他方
の制御弁の第1の制御面とが、容器への接続によって放
圧可能である。このように組み合わせられた制御ブレー
キ弁、つまりブレーキ弁が制御弁に組み込まれていて、
両側において運転可能な消費機例えばハイドロモータの
制御のために使用可能である制御ブレーキ弁では、特に
簡単な構造が得られる。それというのは、負荷に応じて
制御弁としてもブレーキ弁として機能する、組み合わせ
られた制御ブレーキ弁を使用することができるからであ
り、この場合圧力制限のために別体の圧力制限弁は不要
である。それというのは、圧力制限は、前制御エレメン
トと主制御段としてのブレーキ弁とによって可能になる
からである。したがって所要スペースも減じられる。
【0013】本発明の特に有利な構成では、ブレーキ弁
を組み込まれた制御弁がそれぞれ、中空円筒形に形成さ
れていてばねセンタリングされたスプールとして形成さ
れており、該スプールが端面に第1及び第2の制御面を
有しており、この場合第1の制御面が制御圧導管に接続
されていて、第2の制御面が第2及び第3の制御圧導管
と接続されており、かつケーシング内に、スプールの半
径方向貫通孔によって制御可能な接続通路が設けられて
いる。
【0014】本発明の特に有利な別の構成では、制御弁
の内部に各1つの圧力バランスが配置されている。この
ように構成されていると、このような弁を負荷感知系
(Load-Sensing-System)において使用することがで
き、この場合制御弁の内部に圧力バランスを配置するこ
とによって、付加的な構成費用はかからない。
【0015】本発明の別の構成では、ブレーキ弁の内部
に後吸込み装置が設けられており、該後吸込み装置が、
開放された状態において供給側に排出側を接続する第1
の弁と、開放された状態において容器に供給側を接続す
る第2の弁とを有している。このように構成することに
よって、簡単な形式で供給側における充てん不足が回避
される。それというのは、圧力媒体は供給圧が低い場合
に排出側から供給側に直接流れることができるからであ
る。
【0016】本発明の特に有利な別の構成では、消費機
が、運動方向を逆転可能なハイドロモータとして形成さ
れており、組み合わせられた方向切換え制御弁であるブ
レーキ弁が、平行な弁軸線に沿ってハイドロモータの制
御底受容部に配置されている。ハイドロモータの制御底
受容部はこの場合弁ケーシングである。これによって、
固有の弁ケーシングが必要ないことに基づいて、構造上
の費用は特に安価になる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0018】図1には、吐出容量を調節可能なポンプ1
とこのポンプ1に開放回路において接続された消費機2
とを備えたハイドロスタティック式の駆動系が示されて
いる。消費機2はこの場合、回転方向を逆転可能なハイ
ドロモータとして形成されている。ポンプ1は媒体を容
器3から吸い込んでポンプ導管4内に圧送し、このポン
プ導管4は、組み合わせられた制御ブレーキ弁5a,5
bの入口とそれぞれ接続されている。入口側において制
御ブレーキ弁5a,5bはさらにそれぞれ、容器に通じ
るタンク導管7に接続されている。制御ブレーキ弁5
a,5bの出口にはそれぞれ、2つの消費機接続部に通
じる圧送導管8a,8bが接続されている。さらに、各
制御ブレーキ弁5a,5bの出口には負荷圧検出導管1
0a;10bが接続されており、この負荷圧検出導管は
ポンプ1の所要電流調整器11と接続されている。
【0019】制御ブレーキ弁5a,5bは、中間位置に
おいて絞り作用を加える方向切換え制御弁として形成さ
れており、かつ中央位置において、対応する圧送導管8
a;8bへのポンプ導管の接続を遮断する。切換え位置
9において制御ブレーキ弁5a;5bはポンプ導管4を
圧送導管8a;8bと接続し、この場合消費機の負荷圧
は負荷圧検出導管10a,10bに導かれる。制御ブレ
ーキ弁5a,5bはしたがって切換え位置9において制
御弁として働く。切換え位置10においてはポンプ導管
4への接続部が遮断され、圧送導管8a;8bとタンク
導管7との接続部が生ぜしめられる。この切換え位置に
おいては制御ブレーキ弁5a;5bは、ブレーキ弁とし
ての機能を有している。
【0020】制御ブレーキ弁5aは制御面20aを有し
ており、この制御面20aは、制御圧導管30a内を導
かれる制御圧Xによって負荷可能である。制御圧導管3
0aには、制御面20aに向かって開放する絞り逆止弁
40aが配置されている。絞り逆止弁40aの上流にお
いて、制御圧導管30aからは第1の制御圧導管31b
が分岐しており、この制御圧導管31bは制御ブレーキ
弁5bの制御面21bに通じている。同様に、制御ブレ
ーキ弁5bの制御面20bには、制御圧Yによって負荷
可能な制御圧導管30bが導かれており、この制御圧導
管30bには絞り逆止弁40bが配置されていて、この
場合絞り逆止弁40bの上流においては制御圧導管31
aが、制御ブレーキ弁5aの、制御面20aに対向して
位置している制御面21aに通じている。
【0021】制御圧導管31aには絞り50aと、制御
面21aに向かって開放する絞り逆止弁51aとが設け
られている。制御圧導管31bには相応に絞り50bと
絞り逆止弁51bとが設けられており、この絞り逆止弁
51bの逆止弁は、制御ブレーキ弁5bの制御面21b
に向かって開放する。付加的に制御ブレーキ弁5bの制
御面21bには第2の制御圧導管32bが通じており、
この制御圧導管32bは圧送導管8aに接続されてい
る。制御圧導管32bには絞り52bと、圧送導管8a
に向かって開放する逆止弁53bとが配置されている。
同様に、制御ブレーキ弁5aの制御面21aを負荷する
ために第2の制御圧導管32aが設けられており、この
制御圧導管32aは圧送導管8bに接続されていて、こ
の制御圧導管32aには絞り52aと、圧送導管8bに
向かって開放する逆止弁53aとが設けられている。
【0022】さらに付加的に制御ブレーキ弁5aの制御
面21aには第3の制御圧導管33aが通じており、こ
の制御圧導管33aは圧送導管8aと接続されている。
この場合第3の制御圧導管33aには、制御面21aに
向かって開放する調節可能な逆止弁54aが設けられて
いる。同様に制御ブレーキ弁5bの制御面21bには第
3の制御圧導管33bが通じており、この制御圧導管3
3bは圧送導管8bに接続されていて、この制御圧導管
33bには、制御面21bに向かって開放する調節可能
な逆止弁54bが配置されている。
【0023】制御面20a;20bが制御圧X;Yによ
って負荷されると、制御ブレーキ弁5a;5bが切換え
位置9に変位され、これによって制御ブレーキ弁5a;
5bは制御弁として働く。制御面21a;21bが制御
圧Y;Xによって負荷されると、制御ブレーキ弁5a;
5bは切換え位置10に変位され、相応な運転状態中に
ブレーキ弁として機能する。
【0024】図2には、それぞれ中空ピストン構造形式
で縦長スプール弁として形成されていて組み合わされた
制御ブレーキ弁5a及び5bが縦断面図で示されてい
る。制御ブレーキ弁5a,5bは平行な弁軸線に配置さ
れていて、それぞれケーシング100のケーシング孔1
01;102内において長手方向運動可能でばねセンタ
リングされたスライドピストンつまりスプール60;7
0から成っている。ケーシング100には、ポンプのポ
ンプ導管4に接続されたポンプ通路Pが設けられてお
り、このポンプ通路Pは制御ブレーキ弁5aの環状通路
110と制御ブレーキ弁5bの環状通路111とに接続
されている。制御ブレーキ弁5aは環状通路112,1
13と接続可能であり、これらの環状通路112,11
3は圧送導管8a;8bに接続されている。同様に、圧
送導管8a,8bに接続された環状通路114,115
が制御ブレーキ弁5bの領域に設けられている。環状通
路112,114及び113,115はそれぞれ互いに
接続されている。消費機がハイドロモータとして形成さ
れている場合、環状通路112,114及び113,1
15は制御底受容部(Steuerbodenaufnahme)に移行し
て、制御腎臓形部(Steuernieren)を形成することがで
きる。さらに各制御ブレーキ弁5a,5bには2つの環
状通路118,119;116,117が設けられてお
り、これらの環状通路118,119;116,117
は、タンク導管7と共通に接続されたタンク通路Tに接
続されている。各制御ブレーキ弁5a,5bには別の環
状通路120;121が設けられており、この環状通路
120;121はそれぞれの負荷圧検出導管に接続され
ている。制御ブレーキ弁5a,5bはポンプ通路Pとタ
ンク通路Tとによって環流(umstroemen)される。圧送
導管4に接続された通路110,111はそのために互
いに接続されている。
【0025】ケーシング100のケーシング孔101,
102は両側において各1つの弁カバー103,104
を用いて閉鎖可能である。制御ブレーキ弁5aはスプー
ル60の端面に制御面20aを有しており、この制御面
20aは弁カバー103と共に制御圧室20を形成して
いる。制御圧室20は、絞り逆止弁40aが配置されて
いる制御圧導管30aに接続されている。絞り逆止弁4
0aの上流において第1の制御圧導管31bは制御圧導
管30aに接続されており、この制御圧導管30aは制
御ブレーキ弁5bの制御圧室21に接続されており、こ
の制御圧室21は、スプール70の端面に配置された制
御面21bと弁カバー103とによって形成されてい
る。制御圧導管31bには絞り逆止弁51bと絞り50
bとが配置されている。制御ブレーキ弁5bの制御圧室
21はさらに第2の制御圧導管32bと接続されてお
り、この制御圧導管32bは圧送導管8aに接続されて
いて、この制御圧導管32bには逆止弁53bと絞り5
2bとが配置されている。制御圧室21を負荷する第3
の制御圧導管33bは、圧送導管8bに接続されてお
り、この場合制御圧導管33bには、圧送導管8bに向
かって開放する調節可能な逆止弁54bが配置されてい
る。
【0026】同様な形式で、スプール70の端面は弁カ
バー104と共に制御ブレーキ弁5bの制御圧室20を
形成しており、この制御圧室20は制御圧導管30bに
接続されている。制御圧導管30bに配置された絞り逆
止弁40bの上流において、制御ブレーキ弁5aの制御
圧室21に通じる制御圧導管31aが分岐しており、こ
の場合制御圧室21は、スプール60の端面に配置され
た端面21aと弁カバー104とによって形成されてい
る。制御圧導管31aには絞り50a及び絞り逆止弁5
1aが配置されている。制御ブレーキ弁5aの制御圧室
21はさらに第2の制御圧導管32a及び第3の制御圧
導管33aに接続されている。制御圧導管32aは圧送
導管8bに接続されていて、圧送導管8bに向かって開
放する逆止弁53aと絞り52aとを有している。制御
圧導管33aは圧送導管8aと接続されていて、制御圧
室21に向かって開放する調節可能な逆止弁54aを備
えている。
【0027】制御ブレーキ弁5aのスプール60は中空
円筒形に形成されていて、かつ内室330aを有してお
り、この内室330aは半径方向貫通孔を用いて環状通
路110,112,113,118,119,121に
接続可能である。内室330aには圧力バランス320
aが設けられており、この圧力バランス320aは開放
された状態において、ポンプ通路Pに接続可能な環状通
路110と圧送導管8aに接続可能な環状通路112と
の間における接続部を、相応な半径方向貫通孔を介して
開放する。さらに後吸込み装置(Nachsaugeinrichtun
g)が設けられており、この後吸込み装置は弁300a
から成っていて、この弁300aはスプール内室330
aにおいて、圧送導管8a,8bに接続されている環状
通路112と環状通路113とに相応な切換え位置で通
じる半径方向貫通孔の間に配置されている。さらに、内
室330aに向かって開放する第2の弁310aが設け
られており、この第2の弁310aは、タンク導管7に
接続されている環状通路119に接続可能である。弁3
00a及び弁310aはそれぞれ、ばね負荷された逆止
弁として形成されている。
【0028】同様な形式で制御ブレーキ弁5bのスプー
ル70の内室330bは、半径方向貫通孔を用いて環状
通路111,114,115,116,117,120
に接続可能である。内室330bには同様に圧力バラン
ス320bが配置されており、この圧力バランス320
bは制御ブレーキ弁5bの相応な制御時に、ポンプ通路
Pに接続可能な半径方向貫通部と、圧送導管8bに通じ
る半径方向貫通孔との接続部を開放する。内室330b
にはさらに、弁300bと第2の弁310bとによって
形成された後吸込み装置が設けられている。弁310b
は開放された状態で、内室330bを、タンク通路Tに
接続された環状通路116と接続させる。制御ブレーキ
弁5bの制御された状態において環状通路115と11
4とを接続することができる半径方向貫通孔の間に、弁
300bは配置されている。
【0029】図3には弁カバー103;104が断面図
で示されている。弁カバー103,104は孔200を
有しており、この孔200は制御圧導管33b;33a
に接続されている。孔200には、逆止弁54b,54
aとして形成された圧力制限装置の前制御エレメントが
配置されている。前制御エレメントは弁体203を有し
ており、この弁体203はばね201の力によって閉鎖
位置に負荷可能である。ばね201のプレロードは調節
ねじ202を用いて無段階式に調節可能である。孔20
0は弁体203の下流で、制御ブレーキ弁5b;5aの
制御圧室21に接続されている。弁カバー103;10
4には別の孔210が設けられており、この孔210
は、圧送導管8a;8bと接続されている第2の制御圧
導管32b,32aに接続されている。孔210は同様
に制御ブレーキ弁5b;5aの制御圧室と接続されてい
る。孔210には絞り52b;52aと、圧送導管8
b;8aに向かって開放する逆止弁53b;53aとが
配置されている。
【0030】駆動系は下記のように作動する:制御圧導
管30aへの制御圧Xの供給時に、制御ブレーキ弁5a
の制御圧室20と制御ブレーキ弁5bの制御圧室21と
に圧力が形成される。制御ブレーキ弁5aの制御圧室2
1と制御ブレーキ弁5bの制御圧室20とは、絞り逆止
弁51a,40bを介して放圧され、これによって規定
の圧力値未満では、制御ブレーキ弁5a,5bのスプー
ル60,70はばねの力に抗して図面で見て右に向かっ
て移動させられる。制御ブレーキ弁5aはこれによっ
て、ポンプ通路Pに接続された環状通路111とスプー
ル内室330aとの接続部を開放し、これによって圧力
バランス320aは変位され、圧力媒体は環状通路11
2を介して圧送導管8aに流れる。消費機の負荷圧は圧
力バランス320aによって検出され、負荷圧検出導管
に接続されている環状通路121と圧力バランス320
aのばね室とにおいて導かれる。制御ブレーキ弁5b
は、圧送導管8bに接続された環状通路115とスプー
ル内室330bとの接続部を開放する。圧力バランス3
20bはこれによって図面で見て右に向かって変位さ
れ、これによって圧力媒体は圧送導管8bから、タンク
通路Tに接続されている環状通路117に流れる。圧力
バランス320bのばね室はこの場合タンクに放圧され
ており、これによって圧力バランス320bは逆止弁と
して働く。弁300b及び弁310bは、供給側の圧送
導管8aにおける高圧によって閉鎖位置へと負荷され、
これによって、圧力媒体が供給側の圧送導管8aから排
出側の圧送導管8bに向かって流れることが阻止され
る。
【0031】制御ブレーキ弁5aはこれによって制御弁
として働き、かつ制御ブレーキ弁5bはブレーキ弁とし
て働く。圧送導管8aは供給側Aを形成し、かつ圧送導
管8bは消費機の排出側Bを形成する。
【0032】上に述べたハイドロスタティック式の駆動
系を走行駆動装置として備えた車両が坂道を下る場合、
傾斜被駆動力(Hangabtriebskraft)によって生ぜしめ
られた車両のエネルギは、ハイドロモータの被駆動側に
供給され、これによって車両の走行速度は高まり、ひい
てはハイドロモータは、制御弁によってハイドロモータ
に供給され得るよりも多くの圧力媒体を必要とする。そ
の結果、供給側の圧送導管8aにおける圧力は降下す
る。供給圧が、制御ブレーキ弁5bの制御圧室21にお
ける制御圧Xの値を下回ると、制御圧導管32bにおけ
る逆止弁53bが開放し、これによって制御圧室21に
おける圧力が消滅し、制御ブレーキ弁5bのスプール7
0はばねの力によって図面で見て左に向かって移動させ
られる。これによって、環状通路115からスプール内
室330bへの流過横断面は減じられ、その結果、排出
側の圧送導管8bにおいて圧力媒体がせき止められる。
これによって圧力関係が逆転し、ひいてはハイドロモー
タがポンプとして働き、かつ制動される。
【0033】制御圧導管31bにおける絞り50bと制
御圧導管32bにおける絞り52bとは次のように、す
なわち供給圧を規定の値未満に降下させることなしに、
ブレーキ弁として作用する制御ブレーキ弁5bのスプー
ル70が完全に閉鎖され得るように、互いに合わせられ
ている。さらに両方の絞り50b,52bによって、制
御弁として働く制御ブレーキ弁5aの、制御圧室20に
おける制御圧Xが降下すること、及びスプール60が閉
鎖位置に移動し、これによって流入する圧力媒体が減じ
られることは、阻止される。したがって、不安定なブレ
ーキ動作を生ぜしめるおそれのある連結作用(Mitkoppl
ung)は生じない。
【0034】同様に、制御圧の低下によって容積流の低
下を達成することができ、これによって車両は所望のよ
うに制動される。
【0035】制動段階において消費機の供給側8aにお
ける充てん不足及びキャビテーションを回避するため
に、ブレーキ弁として働く制御ブレーキ弁5bには本発
明によれば後吸込み装置が設けられている。この後吸込
み装置は弁300bを有している。弁300bは、供給
側の圧送導管8aひいては環状通路114における圧力
がスプール内室330bひいては排出側の圧送導管8b
における圧力を下回るやいなや、スプール内室330b
にせき止められたブレーキ圧によって開放位置に負荷さ
れる。これにより弁300bを通って圧力媒体は、圧送
導管8bから圧送導管8bにひいては排出側Bから消費
機の供給側Aに流れることができる。後吸込み弁300
bは、ブレーキ弁5bのスプール内室330bに配置さ
れており、ブレーキ弁の絞り横断面の直ぐ下流における
戻り圧(Ruecklaufdruck)によって負荷され、この場合
絞り横断面は、環状通路115と接続可能な半径方向貫
通孔によって形成される。これによって後吸込み容積流
を取り出すために、最高の戻り圧が利用される。ブレー
キ弁の330bにおける圧力バランス320bは、制動
過程中に逆止弁として働き、ばねプレロードに相応して
戻り圧を高める。これによって後吸込み状態が改善され
る。
【0036】タンク導管7と接続されている逆止弁31
0bによって、つまりこの場合圧力媒体がタンク導管7
から圧送導管8aにひいては消費機の供給側8aに流れ
ることができることによって、消費機の漏れオイル損失
を補償することができる。
【0037】制御弁として機能する制御ブレーキ弁5a
のスプール60では、制動段階中に、排出側の圧送導管
8bにおいてせき止められたブレーキ圧によって後吸込
み弁300aと逆止弁310aとが閉鎖されている。こ
れによって、圧力媒体は単に、絞り横断面を介してしか
排出側8bから制御ブレーキ弁5bのスプール内室33
0bに流れることしかできず、ひいては確実な制動が可
能になる。
【0038】排出側8bにおいて許容不能なほど高い圧
力が発生することを阻止するために、圧力制限装置が設
けられており、この圧力制限装置は、逆止弁54bとし
て形成された、制御圧導管33bにおける前制御エレメ
ントを有している。消費機の排出側の圧送導管8bにお
ける圧力が、逆止弁54bにおいて調節された圧力値を
上回ると、逆止弁54bは開放位置に負荷されて、圧送
導管8bと制御ブレーキ弁5bの制御圧室21との接続
を生ぜしめる。これによって制御オイル容積流が制御圧
室21に達し、これにより制御圧室21における圧力が
上昇して、制御ブレーキ弁5bのスプール70が図面で
見て右に向かって変位される。スプール70はこれによ
って、スプール内室330bへの環状通路115のより
大きな開放横断面を開放する。スプール70はこの際
に、排出側の圧送導管8bにおいて圧力制限装置の調節
値が上回れないような大きさで、開放する。制御圧導管
31bにおける絞り逆止弁51bはこの際に、制御ブレ
ーキ弁5の制御圧室20における制御圧ひいては制御弁
5の機能が影響されることを阻止する。
【0039】これによって、制御圧導管32bにおける
逆止弁54bの形をした前制御エレメントは、主制御段
としてのスプール70と一緒に、排出側の圧送導管8b
における圧力が許容ブレーキ圧を上回ることを阻止し、
運転領域全体において圧力ピークが生じないようにす
る。したがって前制御によって、圧力制限装置内におけ
る等圧特性が簡単に達成される。
【0040】上に述べた実施例では単に、制御ブレーキ
弁5aの制御圧室20及び制御ブレーキ弁5bの制御圧
室21を制御圧Xで負荷することしか記載されていな
い。しかしながら記載された関係は、制御ブレーキ弁5
aの制御圧室21及び制御ブレーキ弁5bの制御圧室2
0を制御圧Yで負荷する場合においても、消費機の運動
方向は逆転するが、同様な形式で生じ、この場合には制
御ブレーキ弁5aの機能と制御ブレーキ弁5bの機能と
は交代する。制御ブレーキ弁5bgはしたがって制御弁
として働き、制御ブレーキ弁5aはブレーキ弁として働
く。そして圧送導管8bは供給側Bになり、圧送導管8
aは排出側Aになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駆動系を示す回路図である。
【図2】制御弁及びブレーキ弁を示す縦断面図である。
【図3】圧力制限装置の前制御エレメントを備えた弁カ
バーを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ、 2 消費機、 3 容器、 4 ポンプ
導管、 5a,5b制御ブレーキ弁、 7 タンク導
管、 8a,8b 圧送導管、 9,10 切換え位
置、 10a,10b 負荷圧検出導管、 11 所要
電流調整器、 20 制御圧室、 20a,20b 制
御面、 21 制御圧室、 21a,21b 制御面、
30a,30b 制御圧導管、 31a,31b 制
御圧導管、32a,32b 制御圧導管、 33a,3
3b 制御圧導管、 40a,40b 絞り逆止弁、
50a,50b 絞り、 51a,51b 逆止弁、
52a,52b 絞り、 53a,53b 逆止弁、
54a,54b 逆止弁、60,70 スプール、 1
00 ケーシング、 101,102 ケーシング孔、
103,104 弁カバー、 110,111 環状
通路、 112,113,114,115,116,1
17,118,119,120,121環状通路、 2
00 孔、 201 ばね、 202 調節ねじ、 2
03 弁体、 210 孔、 300a,300b,3
10a,310b 弁、 320a,320b 圧力バ
ランス、 330a,330b 内室、 X,Y 制御
圧、 P ポンプ通路、 T タンク通路、 A 供給
側、 B 排出側

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプと、開放回路において該ポンプに
    接続された消費機とを備えたハイドロスタティック式の
    駆動系であって、消費機の供給側(A;B)に、流入す
    る圧力媒体量を規定する制御弁(5a;5b)が配置さ
    れ、かつ消費機の排出側(B;A)に、流出する圧力媒
    体量を規定するブレーキ弁(5b;5a)が配置されて
    おり、さらに制御弁(5a;5b)とブレーキ弁(5
    b;5a)とが、同じ制御圧によって負荷可能であり、
    しかも制動運転時に、ブレーキ弁(5b;5a)を負荷
    する制御圧が、制御弁(5a;5b)を負荷する制御圧
    とは実質的に無関係に、流入側の圧力に関連して影響可
    能である形式のものにおいて、規定された流出側の圧力
    値の超過時に、ブレーキ弁(5b;5a)の制御圧が流
    出側の圧力に関連して影響可能であることを特徴とす
    る、ハイドロスタティック式の駆動系。
  2. 【請求項2】 制御弁(5a;5b)の制御面(20
    a;20b)と制御圧発生器との間に制御圧導管(30
    a;30b)が配置されており、該制御圧導管(30
    a;30b)から、ブレーキ弁(5b;5a)の制御面
    (21b;21a)の前で開口する第1の制御圧導管
    (31b;31a)が分岐しており、ブレーキ弁(5
    b;5a)の制御面(21b;21a)が、供給側の圧
    送導管(8a;8b)に制御弁(5a;5b)の下流で
    第2の制御圧導管(32b;32a)を用いて接続され
    ており、該第2の制御圧導管(32b;32a)に、絞
    り(52b;52a)と、該絞りの下流に供給側の圧送
    導管(8a;8b)に向かって開放する逆止弁(53
    b;53a)とが配置されており、さらに、ブレーキ弁
    (5b;5a)の制御面(21b;21a)が、第3の
    制御圧導管(33b;33a)における圧力によって負
    荷可能であり、該第3の制御圧導管(33b;33a)
    がブレーキ弁(5b;5a)の上流で排出側の圧送導管
    (8b,8a)に接続可能である、請求項1記載のハイ
    ドロスタティック式の駆動系。
  3. 【請求項3】 第3の制御圧導管(33b;33a)に
    前制御エレメントが配置されており、該前制御エレメン
    トが、排出側の圧送導管(8b,8a)における圧力に
    よって開放位置に操作可能であり、かつブレーキ弁(5
    b;5a)の制御面(21b;21a)と排出側の圧送
    導管(8b;8a)との接続を生ぜしめる、請求項2記
    載のハイドロスタティック式の駆動系。
  4. 【請求項4】 前制御エレメントが、ブレーキ弁(5
    b;5a)の制御面(21b;21a)に向かって開放
    する調節可能な逆止弁(54b;54a)として形成さ
    れている、請求項3記載のハイドロスタティック式の駆
    動系。
  5. 【請求項5】 逆止弁(54a;54b)の弁体が、調
    節ねじ(202)を用いてプレロードを変化可能なばね
    の力によって、閉鎖位置に負荷可能である、請求項4記
    載のハイドロスタティック式の駆動系。
  6. 【請求項6】 制御圧導管(30a;30b)に絞りが
    配置され、かつ該絞りに対して平行に、制御弁(5a;
    5b)の制御面(20a;20b)に向かって開放する
    逆止弁が配置されており、絞り逆止弁(40a;40
    b)の上流で、ブレーキ弁(5b;5a)の制御面(2
    1b;21a)と接続している第1の制御圧導管(31
    b;31a)が分岐しており、第1の制御圧導管(31
    b;31a)に、ブレーキ弁(5b;5a)の制御面
    (21b;21a)に向かって開放する逆止弁が設けら
    れ、かつ該逆止弁に対して平行に配置された絞り(51
    b;51a)が設けられている、請求項2から5までの
    いずれか1項記載のハイドロスタティック式の駆動系。
  7. 【請求項7】 消費機が両方向に運転可能であり、消費
    機の、ポンプと接続可能な両圧送導管(8a;8b)の
    それぞれに、各1つのブレーキ弁(5b;5a)と制御
    弁(5b;5a)とが配置されており、各ブレーキ弁
    (5b;5a)が、それぞれの圧送導管に配置された制
    御弁(5a;5b)に組み込まれていて、該制御弁(5
    a;5b)が、中間位置において絞り作用を有する方向
    切換え制御弁として形成されていて、第1の制御面(2
    0a;20b)と第2の制御面(21a;21b)とを
    有しており、この場合制御弁が、制御圧による第1の制
    御面(20a;20b)の負荷時には制御弁として機能
    し、かつ制御圧による第2の制御面(21a;21b)
    の負荷時にはブレーキ弁として機能するようになってお
    り、この場合一方の制御弁(5a;5b)の第1の制御
    面(20a;20b)の制御時に、他方の制御弁(5
    b;5a)の第2の制御面(21b;21a)が同じ制
    御圧で負荷可能であり、一方の制御弁(5a;5b)の
    第2の制御面(21a;21b)と他方の制御弁(5
    b;5a)の第1の制御面(20b;20a)とが、容
    器への接続によって放圧可能である、請求項1から6ま
    でのいずれか1項記載のハイドロスタティック式の駆動
    系。
  8. 【請求項8】 ブレーキ弁を組み込まれた制御弁がそれ
    ぞれ、中空円筒形に形成されていてばねセンタリングさ
    れたスプール(60,70)として形成されており、該
    スプール(60,70)が端面に第1及び第2の制御面
    (20a,220b;21a,21b)を有しており、
    この場合第1の制御面(20a,20b)が制御圧導管
    (30a;30b)に接続されていて、第2の制御面
    (21a,21b)が制御圧導管(31a,32a,3
    3a;31b,32b,33b)と接続されており、か
    つケーシング内に、スプールの半径方向貫通孔によって
    制御可能な接続通路が設けられている、請求項7記載の
    ハイドロスタティック式の駆動系。
  9. 【請求項9】 制御弁(5a;5b)の内部に圧力バラ
    ンス(320a;320b)が配置されている、請求項
    1から8までのいずれか1項記載のハイドロスタティッ
    ク式の駆動系。
  10. 【請求項10】 ブレーキ弁(5b;5a)の内部に後
    吸込み装置が設けられており、該後吸込み装置が、開放
    された状態において供給側(A;B)に排出側(B;
    A)を接続する第1の弁(300b;300a)と、開
    放された状態において容器に供給側(A;B)を接続す
    る第2の弁(310b;310a)とを有している、請
    求項1から9までのいずれか1項記載のハイドロスタテ
    ィック式の駆動系。
  11. 【請求項11】 消費機が、運動方向を逆転可能なハイ
    ドロモータとして形成されており、組み合わせられた方
    向切換え制御弁であるブレーキ弁(5a,5b)が、平
    行な弁軸線に沿ってハイドロモータの制御底受容部に配
    置されている、請求項1から10までのいずれか1項記
    載のハイドロスタティック式の駆動系。
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