JPH1029058A - 半田付装置及び半田付方法 - Google Patents

半田付装置及び半田付方法

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JPH1029058A
JPH1029058A JP8204138A JP20413896A JPH1029058A JP H1029058 A JPH1029058 A JP H1029058A JP 8204138 A JP8204138 A JP 8204138A JP 20413896 A JP20413896 A JP 20413896A JP H1029058 A JPH1029058 A JP H1029058A
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solder
soldering
unit
clamp
heating
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JP8204138A
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Hidehiro Kawaguchi
英広 川口
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物の第1の部材と第2の部材を半田を用
いて半田付けする場合に、対象物に熱がこもるのを防い
で半田付けの歩留りを向上することができる半田付装置
及び半田付方法を提供すること。 【解決手段】 対象物の第1部材70と第2部材51を
半田を用いて半田付けして固定するための半田付装置1
0であり、対象物を保持する保持手段23と、第1部材
70と第2部材51に半田を供給する半田供給部60
と、供給された半田を加熱する半田加熱手段101と、
保持手段23に設けられて、第1部材70と第2部材5
1が加熱されたことにより与えられる保持手段23を冷
却する冷却手段99と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の第1部材
と第2部材を加熱して半田を用いて半田付けして固定す
るための半田付装置及び半田付方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】対象物として、例えば光ディスク装置に
用いられている光学ピックアップを例にして説明する。
光学ピックアップは、対物レンズを備えており、この対
物レンズはレーザ光源のレーザ光を光ディスクの情報記
録面に照射し、この光ディスクの情報記録面からの戻り
光を受光部に導く。
【0003】従って光学ピックアップは光ディスクに対
面して配置されており、アクチュエータの作動によりこ
の対物レンズは光ディスクに近づき遠ざかる方向(フォ
ーカス方向という)に移動でき、且つ対物レンズは光デ
ィスクの半径方向(トラッキング方向という)に移動す
ることができる。図13は、このようなアクチュエータ
の一例をクランプした状態を示している。アクチュエー
タ(2軸アクチュエータともいう)1は、可動ベース2
ともう1つ別の固定ベース3及び可動部4を備えてい
る。可動ベース2は可動部4をブロック5で固定してお
り、対物レンズ6はサスペンション7を介して取り付け
られている。固定ベース3は光ディスク装置の所定の位
置に配置されるものである。
【0004】図13の可動ベース2はクランプ状態で固
定ベース3に対して半田を用いて固定される。この可動
ベース2が固定ベース3に対して正しい位置決めをして
固定する場合には、半田7aを供給しながらレーザ光L
により加熱する。この場合には、固定ベース3は取付け
ベース8にあらかじめ固定されているが、可動ベース2
はクランプ9aと9b(これらのクランプの材質はSU
Sである)で挟むように固定される。対物レンズ6は固
定ベース3に対していわゆる空間調整を行った上で、可
動ベース2を固定ベース3に対して固定する必要があ
る。この対物レンズ6の空間調整とは、光ディスクに対
して対物レンズの傾きを調整することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可動ベース
2と固定ベース3が半田7aを用いてレーザ光Lで加熱
しながら固定する場合には、次のような問題がある。
【0006】レーザ光Lの熱が可動ベース2と固定ベー
ス3を通じてクランプ9bに伝わるのであるが、そのレ
ーザ光の熱を効率よく拡散することができない。従って
クランプされている可動ベース2と固定ベース3に熱が
こもったままとなり、アクチュエータ1の品質が劣化す
ることが懸念される。アクチュエータ1の品質が劣化す
ると、ジッター不良を生じる。このジッター不良とは、
光学ピックアップでよみ出した信号とあらかじめ定めら
れた信号を比較したときによみ出した信号の時間軸方向
のずれ量である。
【0007】可動ベース2と固定ベース3に熱がこもら
ないようにするために、レーザ光の照射時間を短時間に
せざるをえず、半田付け強度が不十分となり半田付けの
歩留りが低下してしまうという問題がある。そこで本発
明は上記課題を解消し、対象物の第1の部材と第2の部
材を半田を用いて半田付けする場合に、対象物に熱がこ
もるのを防いで半田付けの歩留りを向上することができ
る半田付装置及び半田付方法を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、対象物の第1部材と第2部材を半田を用いて半
田付けして固定するための半田付装置であり、対象物を
保持する保持手段と、第1部材と第2部材を固定するた
めに半田を供給する半田供給部と、供給された半田を加
熱する半田加熱手段と、保持手段に設けられて、第1部
材と第2部材が加熱されたことにより与えられる保持手
段を冷却する冷却手段と、を備える半田付装置により、
達成される。
【0009】本発明では、保持手段が対象物を保持す
る。半田供給部は保持手段に保持されている対象物の第
1部材と第2部材に対して半田を供給し、半田加熱手段
が供給された半田を加熱する。これにより第1部材と第
2部材は半田により固定できる。この際に冷却手段は、
保持手段において第1部材と第2部材の加熱による熱を
積極的に冷却することができる。従って、半田加熱手段
による熱は対象物内にこもらず、半田付けの歩留りを上
げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明の半田付装置10を備える2軸アク
チュエータ用の空間調整装置200を示す平面図であ
る。この空間調整装置200は、光ディスク装置に用い
られる光学ピックアップの2軸アクチュエータの対物レ
ンズについての空間調整を行う装置である。この光ディ
スク装置とは、例えばコンパクトディスク(CD)の再
生装置、光磁気ディスク(例えばミニディスク(MD
等))や、高密度な光ディスク等に用いられる光学ピッ
クアップである。この光学ピックアップの一例について
は後で説明する。
【0011】図1の2軸アクチュエータの空間調整装置
200は、基台11、半田付装置10、光学ブロック1
2、搬送部13、インデックステーブル14、操作パネ
ル15、ボタン16等を備えている。基台11は、半田
付装置10、インデックステーブル14、光学ブロック
12、搬送部13等を支えている。
【0012】半田付装置10は、図2と図3に示すよう
な構造を有している。図2の半田付装置10の固定部2
0と調整部22及びクランプ部(保持手段に相当する)
23は、図1のインデックステーブル14に2組搭載さ
れている。つまり半田付装置10の固定部20、調整部
22、クランプ部23は、図1のように円形のインデッ
クステーブル14の一方と他方に向かい合うようにして
配置されている。図1の光学ブロック12は、空間調整
後の2軸アクチュエータの対物レンズのレンズ位置やレ
ンズの傾きを測定するためのものである。光学ブロック
12に内蔵されている半導体レーザ光源がレーザ光を対
物レンズに照射して、対物レンズの位置や傾きを測定す
ることができる。そして光学ブロック12はその測定結
果0より制御部を介して図2の調整部22に対して調整
用信号を送ることができる。
【0013】次に、図1の搬送部13は、コンベア3
0、移載部31を備えている。コンベア30はプラテン
32を矢印F方向に移載部31まで搬送することができ
る。プラテン32の上には、後で説明する可動部50と
固定ベース51を載せてある。移載部31は、プラテン
32の上の可動部50と固定ベース51を組み合わせて
半田付装置10の図2に示すクランプ部23の付近まで
移すことができる。移された固定ベース51と可動部5
0は、図2のようにして、クランプ部23と固定部20
に対して配置される。
【0014】次に半田付装置10について図2ないし図
7を参照して説明する。半田付装置10は、固定部2
0、調整部22、クランプ部23、そして図5に示す半
田供給部60、半田加熱手段101等を備えている。図
1に示すように半田供給部60及び半田加熱手段101
のレーザ光源61の組合せは、移載部31を間にして合
計2組配置されている。まずこの半田付装置10の各要
素を説明する前に、図11と図12を参照して2軸アク
チュエータ400の一例を説明する。
【0015】図11と図12の2軸アクチュエータ40
0は、光ディスク、例えばコンパクトディスク(CD)
再生装置に搭載される光学ピックアップ用の2軸アクチ
ュエータである。2軸アクチュエータ400は、固定ベ
ース51、可動部50を備え、可動部50は可動プレー
ト(調整プレートともいう)70、ブロック71、可動
体72、対物レンズ73等を備えている。可動体72
は、図11のようにフォーカスコイル74とトラッキン
グコイル75を備えている。制御部がフォーカスコイル
74に通電することにより、対物レンズ73はフォーカ
ス方向Fcsに沿って、光ディスクDに近づいたり離れ
る方向に移動して、対物レンズ73に通るレーザ光の焦
点を光ディスクDの情報記録面に合わせることができ
る。また制御部がトラッキングコイル75に通電するこ
とにより、対物レンズ73は図11のトラッキング方向
Trkに沿って移動することができる。可動体72はブ
ロック71に対して4本のサスペンション74aにより
弾性的に支持されている。固定ベース51は、図示しな
い光学ピックアップのベース体であり、2軸アクチュエ
ータ400は光ディスクDの半径方向に直線移動するこ
とでトラッキング走査(情報記録面のトラックと直交す
る方向)をすることができる。
【0016】次に、図2と図3にもどり、半田付装置1
0の固定部20、調整部22及びクランプ部23につい
て説明する。固定部20と調整部22は図1のインデッ
クステーブル14に固定されている。固定部20はほぼ
L字型を有し、調整プレート80を備えている。この調
整プレート80は、スライドベース81を備えており、
スライドベース81の上には固定ベース51をあらかじ
め固定できる。そして調整プレート80はその固定ベー
ス51をあらかじめ水平に保持するために固定ベース5
1をR方向に移動して2軸アクチュエータ400のセン
ターを中心にしてあおり調整できる。
【0017】調整部22はクランプ部23をX,Y,Z
方向に直線移動して位置決めし、且つθ1,θ2方向に
移動することができる。つまり調整部22は、Z軸操作
部90、X軸操作部93、Y軸操作部94、ゴニオ操作
部91,92を備えている。Z軸操作部90は例えば図
3のシリンダ90aの作動により、クランプ部23の可
動クランプ95をZ1方向に下げたりZ2方向に持ち上
げることができる。
【0018】図2と図3のX軸操作部93は、図3のモ
ータM1を作動することで、クランプ部23と一体とな
ったテーブル96をX方向に移動して位置決め可能であ
る。同様にしてY軸操作部94はテーブル96とともに
クランプ部23を、図3のモータM2を作動することに
よりテーブル96とクランプ部23をY方向に移動して
位置決め可能である。ゴニオ操作部91は、図4のよう
にテーブル96とクランプ部23を、θ1方向に回転調
整して位置決めできる。同様にゴニオ操作部92は、テ
ーブル96とクランプ部23を、図4のようにθ2の方
向に回転調整して位置決めできる。
【0019】クランプ部23は、図2ないし図4に示す
ように可動クランプ95と固定クランプ96Aを備えて
いる。可動クランプ95と固定クランプ96AはほぼC
型を構成しており、可動クランプ95はZ軸操作部90
の作動により固定クランプ96に対してZ1とZ2方向
に上下動する。可動クランプ95の先端部95aと、固
定クランプ96のクランプサポート97が、2軸アクチ
ュエータ400の可動プレート70を上下から挟み込ん
で保持できる。
【0020】図5と図6は可動クランプ95の先端部9
5aと、クランプサポート97を示している。クランプ
サポート97のブロック体98には冷却手段99を備え
ている。この冷却手段99は例えば冷却水供給源99a
と冷却水の通路99bを備えている。冷却水供給源99
aは半田加熱手段101のレーザ光源61へ冷却用の冷
却水を供給するのも兼ねている。冷却水供給源99aの
冷却水は、冷却水の通路99bの入口99cから入り、
出口99dから出て冷却水供給源99aに戻すようにな
っている。この冷却水の通路99bは特にその形状が限
定されるものではないが、図5では逆U字型になってい
る。
【0021】クランプサポート97の冷却手段99は、
レーザ光源61に照射されるレーザ光Lにより与えられ
た熱を除却するものであり、図6で見てほぼU字型のサ
ポート部材97fを備えている。このようにサポート部
材97fがほぼU字型になっているので、放熱領域が広
くより放熱性を高めることができる。このサポート部材
97fとブロック体98は、例えばベリリウム銅(Be
Cu)で作られてる。いずれにしてもブロック体98と
サポート部材97fは放熱性の良好な材質で作るのが望
ましい。半田加熱手段101のレーザ光源61は、例え
ばYAGレーザを用いることができる。そしてレーザ照
射部61aは、固定ベース51と可動ベース70の溶接
ポイントWP1,WP2に近づけて配置することができ
る。この溶接ポイントWP1とWP2は図4に例示して
いる。
【0022】図7は、図1のインデックステーブル14
に搭載されている半田付装置10の調整部22とクラン
プ部(保持手段)23及びその周辺部分を示している。
インデックステーブル14はインデックスモータ14a
により、180°毎にインデックス可能である。冷却水
供給源99aは、ロータリジョイント99Rを介してブ
ロック体98のほぼ逆U字型の冷却水の通路99bに供
給できる。そして供給された冷却水がブロック体98の
中を通ってロータリジョイント99Rを通り冷却水供給
源99aに戻すことができる。これにより、インデック
ステーブル14が回転しても冷却水供給源99がクラン
プ部23を冷却できる。
【0023】図7の温度センサ130は、半田付位置W
Rにおいてレーザ光源61のレーザ光Lによる加熱半田
付の時点で、可動ベース70の温度を測定して、2軸ア
クチュエータ400に対する熱の影響の有無をチェック
する。温度センサ130が非接触で2軸アクチュエータ
400の温度を測定するとメータ131で表示でき、そ
してメータ131の温度表示値は制御部100に送るこ
とができる。制御部100は、この温度センサ130が
測定する2軸アクチュエータ400の温度に基づいて、
2軸アクチュエータ400の温度を監視し、所定温度よ
りも高くなってしまった場合には、警報手段140に信
号を与えて音あるいは光等により作業者に警報を与える
とともに、レーザ光源61の作動を停止することができ
る。
【0024】次に上述した半田付装置10を備える調整
装置200の動作例を説明する。まず、図1のコンベア
30がプラテン32を矢印F方向に搬送する。プラテン
32は移載部31の端部の位置決め位置PPに位置決め
される。移載部31は、プラテン状の可動部50と固定
ベース51を保持して、半田付位置WRに移載する。そ
して半田付位置WRでは可動部50は固定ベース51の
上に載せたような状態にする。すなわち図2に示すよう
に、固定部20のスライドベース81の上に固定ベース
51が載っており、調整部22のZ軸操作部90を作動
することにより、可動クランプ95の先端部95aがZ
1方向に下がって可動クランプ95とクランプサポート
97が可動プレート70をしっかりと上下から保持す
る。
【0025】なお、調整プレート80及びスライドベー
ス81の上に配置されている固定ベース51は、あらか
じめ調整プレート80を移動することにより、R方向に
沿ってあおり調整されている。調整部22のX操作部9
3、Y軸操作部94及びゴニオ操作部91,92を操作
することによりX,Y及びθ1,θ2方向に沿ってクラ
ンプ部23の位置を調整する。これにより可動部50は
固定ベース51に対して空間的な(三次元的な)位置調
整がされ、対物レンズ73はX,Y,θ1,θ2の方向
に位置調整できる。この結果、図2の対物レンズ73の
光軸OPが垂直方向に位置決めされており、このように
して、対物レンズ73の空間位置調整が行われる。
【0026】次に、固定ベース71と可動プレート70
の溶接ポイントWP1,WP2(図4参照)に対して、
図5に示すように半田加熱手段101のレーザ光源61
からレーザ光Lが照射されて予備照射する。このように
予備照射することにより、溶接ポイントWP1,WP2
は同時に予熱される。そして半田供給部60が半田、例
えば糸半田を溶接ポイントWP1,WP2に供給する。
その後、レーザ光源61のレーザ光Lが照射されて、供
給された半田が加熱されるので、可動プレート70と固
定ベース51が半田によりしっかりと固定される。レー
ザ光Lによる本加熱の時に、余分な半田を除去するため
に半田を吸い上げることが望ましい。このようにするこ
とで、余分な半田が溶接ポイントWP1,WP2に残ら
ず2軸アクチュエータの重量の増加を防ぐことができ
る。
【0027】上述したようなレーザ光源61のレーザ光
Lによる本溶接の際に、図7の温度センサ130がその
温度を測定しており、制御部100がその温度を監視し
ている。もし温度センサ130による測定値が所定値よ
り高い場合には、警報手段140により警報を出すとと
もにレーザ光源61の作動を止める。
【0028】また上述のような溶接作業時において、図
7の冷却水供給源99aがロータリジョイント99Rを
介してブロック体98の冷却手段99の冷却水の通路9
9b(図5を参照)に冷却水を供給する。これにより、
ブロック体98、サポート部材97fが冷却できるの
で、2軸アクチュエータの可動プレート70と固定ベー
ス51には熱がこもらない。
【0029】この時の冷却水は常時通水状態であること
が望ましく、冷却水の供給温度が例えば10℃プラスマ
イナス1℃程度である。また半田を加熱する時の融着温
度は約300℃である。この時の可動プレート(可動ベ
ースともいう)70の温度は80℃にも達する。冷却手
段99はこの温度を下げる。このようにして図7の半田
付位置WRに位置してる2軸アクチュエータ400の溶
接作業が終了する。
【0030】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。例えば上述した実施の形態では図5のブロック
体98はベリリウム銅で作られているが、これに限らず
放熱性の優れた材質、例えばクローム銅等を用いること
も勿論可能である。図5においてクランプ部23(保持
手段)のブロック体98の冷却手段99では、冷却水を
通すことで冷却しているが、これに限らず、例えば図8
に示すように単にブロック体98に空気を通すための通
路298を形成するようにしても勿論かまわない。図9
では、冷却水に代えて窒素ガスのような冷却媒体を窒素
ガス供給源399aから供給している。さらに図10の
実施の形態では冷却水に代えて冷却エアのような高圧エ
アーを供給する高圧エアー源499aを備えている。
【0031】本発明の実施の形態では、光学ピックアッ
プの2軸アクチュエータの固定ベース51と可動プレー
ト70の接合部に対してレーザ光で加熱する場合に、冷
却することによりその与えられた熱を吸収することがで
きる。このために2軸アクチュエータの固定ベースと可
動プレートには熱がこもらず、2軸アクチュエータへの
熱の影響を減少することができ、2軸アクチュエータに
おけるジッター等の不良原因を無くすことができる。こ
のように冷却することによりレーザ光の照射時間を長く
することができるので、半田を加熱して半田付けする場
合の半田付けの歩留りの向上を計ることができる。
【0032】なお、本発明の実施の形態では対象物が光
ディスク装置に用いられる光学ピックアップの2軸アク
チュエータの例を挙げており、第1部材は可動プレート
70であり、第2部材としては固定ベース51を例に挙
げている。しかし、これに限らず他の分野における装置
の第1部材と第2部材を半田付けして固定する場合にも
本発明の半田付装置及び半田付方法を適用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学ピックアップのアクチュエータのような対象物の第
1の部材と第2の部材を半田を用いて半田付けする場合
に、対象物に熱がこもるのを防いで半田付けの歩留りを
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半田付装置を備える2軸アクチュエー
タの空間調整装置200の例を示す平面図。
【図2】図1の半田付装置を概念的に示す側面図。
【図3】図2の半田付装置をより詳しく示す側面図。
【図4】半田付装置の調整部、クランプ部等を示す斜視
図。
【図5】クランプ部の構造及び半田加熱手段及び半田供
給部を示す図。
【図6】図5のクランプ部を示す側面図。
【図7】2組のクランプ部及び調整部とインデックステ
ーブル等を示す図。
【図8】本発明の別の実施の形態を示す図。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態を示す図。
【図10】本発明のさらに別の実施の形態を示す図。
【図11】本発明の対象物として一例である2軸アクチ
ュエータを示す平面図。
【図12】図11の2軸アクチュエータの側面図。
【図13】従来の2軸アクチュエータの半田付装置の一
例を示す図。
【符号の説明】
10・・・半田付装置、14・・・インデックステーブ
ル、20・・・固定部、22・・・調整部、23・・・
クランプ部(保持手段)、51・・・固定ベース(第2
部材)、60・・・半田供給部、70・・・可動プレー
ト(第1部材)、98・・・ブロック体、99・・・冷
却手段、101・・・半田加熱手段、D・・・光ディス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の第1部材と第2部材を半田を用
    いて半田付けして固定するための半田付装置であり、 対象物を保持する保持手段と、 第1部材と第2部材を固定するために半田を供給する半
    田供給部と、 供給された半田を加熱する半田加熱手段と、 保持手段に設けられて、第1部材と第2部材が加熱され
    たことにより与えられる保持手段を冷却する冷却手段
    と、を備えることを特徴とする半田付装置。
  2. 【請求項2】 冷却手段は、保持手段に形成された穴を
    備え、冷却媒体をその穴に通す請求項1に記載の半田付
    装置。
  3. 【請求項3】 半田加熱手段はレーザ光を照射するレー
    ザ光源であり、対象物の第1部材と第2部材の位置合わ
    せの後に、レーザ光を予備照射し、半田を供給しながら
    レーザ光を本照射する請求項1に記載の半田付装置。
  4. 【請求項4】 対象物は光ディスク装置に用いられる光
    学ピックアップの対物レンズのアクチュエータであり、
    第1部材は光学ピックアップの対物レンズを保持する可
    動ベースで、第2部材は可動ベースを保持する固定ベー
    スである請求項1に記載の半田付装置。
  5. 【請求項5】 対象物の第1部材と第2部材を加熱して
    半田を用いて半田付けして固定するための半田付方法で
    あり、 対象物を固持手段に保持し、 第1部材と第2部材に半田を供給しながらこの供給され
    た半田を加熱するとともに、 第1部材と第2部材が加熱されたことにより与えられる
    保持手段を冷却する、ことを特徴とする半田付方法。
  6. 【請求項6】 半田を加熱するのはレーザ光であり、対
    象物の第1部材と第2部材の位置合わせの後に、レーザ
    光を予備照射し、半田を供給しながらレーザ光を本照射
    する請求項5に記載の半田付方法。
JP8204138A 1996-07-16 1996-07-16 半田付装置及び半田付方法 Abandoned JPH1029058A (ja)

Priority Applications (1)

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