JPH10289968A - 電力用半導体装置 - Google Patents
電力用半導体装置Info
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- H01L2224/49111—Disposition the connectors being bonded to at least one common bonding area, e.g. daisy chain the connectors connecting two common bonding areas, e.g. Litz or braid wires
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0271—Arrangements for reducing stress or warp in rigid printed circuit boards, e.g. caused by loads, vibrations or differences in thermal expansion
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/03—Use of materials for the substrate
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- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
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- H05K1/053—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate the metal substrate being covered by an inorganic insulating layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】絶縁モジュール型の電力用半導体装置におい
て、窒化アルミニウムセラミックス基板に発生する応力
を低減する。 【解決手段】窒化アルミニウムセラミックス基板の表面
側の空き領域に、電気的に接続されていない、小さいパ
ターンを形成する。 【効果】裏面との応力バランスが取れるので、応力発生
を緩和できる。
て、窒化アルミニウムセラミックス基板に発生する応力
を低減する。 【解決手段】窒化アルミニウムセラミックス基板の表面
側の空き領域に、電気的に接続されていない、小さいパ
ターンを形成する。 【効果】裏面との応力バランスが取れるので、応力発生
を緩和できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュール型の電
力用半導体装置に関する。
力用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力用半導体装置では、主電極が上下面
であり、装置の取り付け面が内部と電気的に分離してい
ない、いわゆる平型半導体装置が主流であったが、回路
の自由度の大きい絶縁型モジュール(装置の取り付け面
が内部回路から絶縁されている半導体装置)が増えつつ
ある。
であり、装置の取り付け面が内部と電気的に分離してい
ない、いわゆる平型半導体装置が主流であったが、回路
の自由度の大きい絶縁型モジュール(装置の取り付け面
が内部回路から絶縁されている半導体装置)が増えつつ
ある。
【0003】取り付け面、すなわち、底面は、熱伝導が
良好で、しかも機械的に丈夫な金属が用いられる。内部
回路と絶縁するためには、底面上に熱伝導率の大きい窒
化アルミニウムセラミックス板が用いられる。
良好で、しかも機械的に丈夫な金属が用いられる。内部
回路と絶縁するためには、底面上に熱伝導率の大きい窒
化アルミニウムセラミックス板が用いられる。
【0004】窒化アルミニウム絶縁板と底面は、はんだ
で接着される。はんだ付けのために、銅箔が窒化アルミ
ニウムセラミックスの表面に形成される。
で接着される。はんだ付けのために、銅箔が窒化アルミ
ニウムセラミックスの表面に形成される。
【0005】また、窒化アルミニウムセラミックス板の
もう一方の面には、銅箔による配線パターンが形成さ
れ、その上に半導体チップがはんだ付けされ、ワイヤボ
ンディングで銅パターンとチップの上面が接続される。
もう一方の面には、銅箔による配線パターンが形成さ
れ、その上に半導体チップがはんだ付けされ、ワイヤボ
ンディングで銅パターンとチップの上面が接続される。
【0006】この銅箔のパターンは、大きいと窒化アル
ミニウムと銅の熱膨張係数差により大きな熱応力を発生
する。チップ配置の都合で銅箔パターンが大きくなる場
合、信頼性に問題があった。
ミニウムと銅の熱膨張係数差により大きな熱応力を発生
する。チップ配置の都合で銅箔パターンが大きくなる場
合、信頼性に問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来技術には、銅箔パターンの拡大防止に関する提案がな
い。
来技術には、銅箔パターンの拡大防止に関する提案がな
い。
【0008】本発明の目的は、窒化アルミニウムセラミ
ックス上の銅箔パターンを大きくしない構造を提供する
ことにある。
ックス上の銅箔パターンを大きくしない構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】窒化アルミニウムセラミ
ックスは、シリコンに近い小さい熱膨張係数を有し、し
かも、金属アルミニウム並みの熱伝導率を有しているた
め、半導体装置によく使用される。しかも、表面に銅箔
をろう付けする技術開発が進み、熱を伝えながら配線パ
ターンも形成できる大きな長所を有している。しかし、
銅と窒化アルミニウムでは熱膨張係数に大きな差がある
ため、銅箔パターンには大きな応力が発生する。
ックスは、シリコンに近い小さい熱膨張係数を有し、し
かも、金属アルミニウム並みの熱伝導率を有しているた
め、半導体装置によく使用される。しかも、表面に銅箔
をろう付けする技術開発が進み、熱を伝えながら配線パ
ターンも形成できる大きな長所を有している。しかし、
銅と窒化アルミニウムでは熱膨張係数に大きな差がある
ため、銅箔パターンには大きな応力が発生する。
【0010】図2は、窒化アルミニウムセラミックス基
板201上に銅箔パターン202がろう付けされている
場合、窒化アルミニウムセラミックス基板201及び銅
箔パターン202が受ける応力を模式的に示している。
700℃から800℃近辺のろう付け温度から室温まで
冷却すると、銅箔パターン202の方が大きく収縮する
ため、銅箔パターン202には大きな引っ張り応力が、
また、窒化アルミニウムセラミックス基板201には、
逆に大きな圧縮応力が発生する。図に示したように銅箔
パターン202を窒化アルミニウムセラミックス基板2
01の片面のみに形成すると、熱応力により大きく銅箔
パターン202側に湾曲し、使用に耐えない。また、銅
箔パターン202が剥がれ易くなる。そこで、裏面(図
では下側)にも銅箔を形成し、表裏のバランスを取って
湾曲を防止する構造を採用している。
板201上に銅箔パターン202がろう付けされている
場合、窒化アルミニウムセラミックス基板201及び銅
箔パターン202が受ける応力を模式的に示している。
700℃から800℃近辺のろう付け温度から室温まで
冷却すると、銅箔パターン202の方が大きく収縮する
ため、銅箔パターン202には大きな引っ張り応力が、
また、窒化アルミニウムセラミックス基板201には、
逆に大きな圧縮応力が発生する。図に示したように銅箔
パターン202を窒化アルミニウムセラミックス基板2
01の片面のみに形成すると、熱応力により大きく銅箔
パターン202側に湾曲し、使用に耐えない。また、銅
箔パターン202が剥がれ易くなる。そこで、裏面(図
では下側)にも銅箔を形成し、表裏のバランスを取って
湾曲を防止する構造を採用している。
【0011】裏面は、金属ベースにはんだ付けするた
め、べたの銅箔である。表面には、配線パターンを形成
してある。配線パターンが疎であると、表裏の銅箔面積
のバランスを取りにくくなるので、配線パターンは、あ
る程度以上密に形成されている必要がある。図3(a)
は、配線パターンが疎の場合、図3(b)は、密の場合
である。図3(b)のように、表側密配線パターン30
6とすれば、窒化アルミニウムセラミックス基板304
の反りが小さい状態に保つことができるが、図3(a)の
ように表側疎配線パターン303とすると、裏側べた銅
箔パターン302側の引っ張り応力の方が大きくなり、
裏側に反ることになる。
め、べたの銅箔である。表面には、配線パターンを形成
してある。配線パターンが疎であると、表裏の銅箔面積
のバランスを取りにくくなるので、配線パターンは、あ
る程度以上密に形成されている必要がある。図3(a)
は、配線パターンが疎の場合、図3(b)は、密の場合
である。図3(b)のように、表側密配線パターン30
6とすれば、窒化アルミニウムセラミックス基板304
の反りが小さい状態に保つことができるが、図3(a)の
ように表側疎配線パターン303とすると、裏側べた銅
箔パターン302側の引っ張り応力の方が大きくなり、
裏側に反ることになる。
【0012】一方、表面の配線パターンの大きさにも制
限がある。大きすぎると、応力が大きくなるのである。
裏面は、べたであるので、大きな応力が発生しそうであ
るが、使用時に金属ベースに全面をはんだ付けするため
に、金属ベースに固定され、応力発生は少ない。したが
って、表面の銅箔のパターンのみ、サイズに制限が発生
する。
限がある。大きすぎると、応力が大きくなるのである。
裏面は、べたであるので、大きな応力が発生しそうであ
るが、使用時に金属ベースに全面をはんだ付けするため
に、金属ベースに固定され、応力発生は少ない。したが
って、表面の銅箔のパターンのみ、サイズに制限が発生
する。
【0013】以上の結果を要約すると、表面側の銅箔パ
ターンは、できるだけ全面に形成されて総面積が大きい
こと、しかも、一つ一つのパターンが大きすぎないこと
が必要である。
ターンは、できるだけ全面に形成されて総面積が大きい
こと、しかも、一つ一つのパターンが大きすぎないこと
が必要である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定
されない。
に具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定
されない。
【0015】(実施例1)本発明の第1の実施例につい
て、図1,図4及び図5を参照して説明する。
て、図1,図4及び図5を参照して説明する。
【0016】図4は、本発明の第1の実施例による電力
用半導体装置を上部から眺めたところである。本発明の
第1の実施例による電力用半導体装置の上面の大部分
は、蓋407が占めている。材質は、熱可塑性の電気絶
縁性有機樹脂である。そのほぼ中央部にアノード電極4
01がある。電極板の下部にナットが入れてあり、ボル
トで外部回路と結合するようになっている。アノード電
極401から遮蔽板404を隔てて、カソード電極402
がある。遮蔽板404は、アノード電極401とカソー
ド電極402の間の沿面距離及び空間距離を稼ぐための
構造である。半導体装置の四隅には取り付け用ボルト4
03があり、固定板(一般的には、ヒートシンクを兼ね
る)に、熱伝導グリースを介して固定される。カソード
電極402の両脇にはゲル注入用穴405が開いてい
る。穴は、ゲル注入後、シリコーンゴムのキャップで塞
がれる。また、他目的用構造406は、本半導体装置を
別の目的で使う場合に使用する構造である。
用半導体装置を上部から眺めたところである。本発明の
第1の実施例による電力用半導体装置の上面の大部分
は、蓋407が占めている。材質は、熱可塑性の電気絶
縁性有機樹脂である。そのほぼ中央部にアノード電極4
01がある。電極板の下部にナットが入れてあり、ボル
トで外部回路と結合するようになっている。アノード電
極401から遮蔽板404を隔てて、カソード電極402
がある。遮蔽板404は、アノード電極401とカソー
ド電極402の間の沿面距離及び空間距離を稼ぐための
構造である。半導体装置の四隅には取り付け用ボルト4
03があり、固定板(一般的には、ヒートシンクを兼ね
る)に、熱伝導グリースを介して固定される。カソード
電極402の両脇にはゲル注入用穴405が開いてい
る。穴は、ゲル注入後、シリコーンゴムのキャップで塞
がれる。また、他目的用構造406は、本半導体装置を
別の目的で使う場合に使用する構造である。
【0017】図5は、図4のA−A断面である。下面が
熱伝導が良好で、しかも熱膨張係数がシリコンに近いモ
リブデンで構成された、モリブデンベース501であ
る。側面は、蓋407と同じ熱可塑性の電気絶縁性有機
樹脂で構成された、側壁506である。また、上面は、
蓋407である。蓋407の中央部が周りより高くなっ
ている。その中央にアノード電極401がある。アノー
ド電極401の周辺のみ高くしてあるのは、取り付け時
の作業性が良いためである。アノード電極401の後方
に遮蔽板404が見える。この壁のお蔭で、高い耐圧を
実現できる。内部を眺めてみると、内部の空間のほぼ半
分をシリコーンゲル505が占めている。内部の金属部
分は総てこのシリコーンゲル505の中に浸漬してい
る。そのため、水分の付着による腐食や、ワイヤボンデ
ィングの細線(図示せず)の動きを抑制し、さらに、絶
縁距離の小ささを高い誘電率で補っている。シリコーン
ゲル505上部の空間は、シリコーンゲル505の応力
発生を最小限に止めている。その空間を作るために、ゲ
ル上空間確保構造504が、蓋407と側壁506の接
点に設けられている。本発明の第1の実施例による電力
用半導体装置の底面に近い位置に窒化アルミニウムセラ
ミックス基板101が2枚ある。図では、2枚は左右に
見えている。窒化アルミニウムセラミックス基板101
は、はんだでモリブデンベース501に接着され、その
上面には、ダイオードチップ105が、はんだで取り付
けられている。窒化アルミニウムセラミックス基板10
1とアノード電極401及びカソード電極402とを電
気的に結ぶために、アノード用内部配線502及びカソ
ード用内部配線503が、窒化アルミニウムセラミック
ス基板101にはんだ付けされている。
熱伝導が良好で、しかも熱膨張係数がシリコンに近いモ
リブデンで構成された、モリブデンベース501であ
る。側面は、蓋407と同じ熱可塑性の電気絶縁性有機
樹脂で構成された、側壁506である。また、上面は、
蓋407である。蓋407の中央部が周りより高くなっ
ている。その中央にアノード電極401がある。アノー
ド電極401の周辺のみ高くしてあるのは、取り付け時
の作業性が良いためである。アノード電極401の後方
に遮蔽板404が見える。この壁のお蔭で、高い耐圧を
実現できる。内部を眺めてみると、内部の空間のほぼ半
分をシリコーンゲル505が占めている。内部の金属部
分は総てこのシリコーンゲル505の中に浸漬してい
る。そのため、水分の付着による腐食や、ワイヤボンデ
ィングの細線(図示せず)の動きを抑制し、さらに、絶
縁距離の小ささを高い誘電率で補っている。シリコーン
ゲル505上部の空間は、シリコーンゲル505の応力
発生を最小限に止めている。その空間を作るために、ゲ
ル上空間確保構造504が、蓋407と側壁506の接
点に設けられている。本発明の第1の実施例による電力
用半導体装置の底面に近い位置に窒化アルミニウムセラ
ミックス基板101が2枚ある。図では、2枚は左右に
見えている。窒化アルミニウムセラミックス基板101
は、はんだでモリブデンベース501に接着され、その
上面には、ダイオードチップ105が、はんだで取り付
けられている。窒化アルミニウムセラミックス基板10
1とアノード電極401及びカソード電極402とを電
気的に結ぶために、アノード用内部配線502及びカソ
ード用内部配線503が、窒化アルミニウムセラミック
ス基板101にはんだ付けされている。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例による電力
用半導体装置に搭載されている窒化アルミニウムセラミ
ックス基板101を1枚抜き出して斜め上から眺めたと
ころである。ダイオードチップ105は、外形が一辺1
2.8mm の正方形,底面(はんだ付け面)がカソード,
上面(ワイヤボンディング面)がアノードである。1枚
の窒化アルミニウムセラミックス基板101に、ダイオ
ードチップ105が6枚はんだ付けされている。耐圧は
3300V、1枚あたりの電流容量は100Aである。
窒化アルミニウムセラミックス基板101の裏面(図で
は表われていない面)は、すでに説明したように、モリ
ブデンベース501に全面はんだ付けされる。窒化アル
ミニウムセラミックス基板101の上面の銅箔パターン
は、最も面積の大きいものが、カソード用銅箔パターン
102である。このパターンが、最も応力の発生が大き
くなりやすい。しかし、このパターンにはダイオードチ
ップ105がはんだ付けされている。この状況は、窒化
アルミニウムセラミックス基板101の裏面のパターン
と同じ、すなわち、銅箔の窒化アルミニウムセラミック
スとのろう付け面を、熱膨張の小さい、剛性の高い部材
で補強している構造になっている。したがって、カソー
ド用銅箔パターン102は、面積は大きいが、応力の発
生は比較的小さい。一方、アノード用銅箔パターン10
3は、面積はカソード用銅箔パターン102より小さい
が、裏打ちがないので、カソード用銅箔パターン102
より応力の発生しやすい状況である。ただし、面積が小
さいので、信頼性が問題になるということはない。
用半導体装置に搭載されている窒化アルミニウムセラミ
ックス基板101を1枚抜き出して斜め上から眺めたと
ころである。ダイオードチップ105は、外形が一辺1
2.8mm の正方形,底面(はんだ付け面)がカソード,
上面(ワイヤボンディング面)がアノードである。1枚
の窒化アルミニウムセラミックス基板101に、ダイオ
ードチップ105が6枚はんだ付けされている。耐圧は
3300V、1枚あたりの電流容量は100Aである。
窒化アルミニウムセラミックス基板101の裏面(図で
は表われていない面)は、すでに説明したように、モリ
ブデンベース501に全面はんだ付けされる。窒化アル
ミニウムセラミックス基板101の上面の銅箔パターン
は、最も面積の大きいものが、カソード用銅箔パターン
102である。このパターンが、最も応力の発生が大き
くなりやすい。しかし、このパターンにはダイオードチ
ップ105がはんだ付けされている。この状況は、窒化
アルミニウムセラミックス基板101の裏面のパターン
と同じ、すなわち、銅箔の窒化アルミニウムセラミック
スとのろう付け面を、熱膨張の小さい、剛性の高い部材
で補強している構造になっている。したがって、カソー
ド用銅箔パターン102は、面積は大きいが、応力の発
生は比較的小さい。一方、アノード用銅箔パターン10
3は、面積はカソード用銅箔パターン102より小さい
が、裏打ちがないので、カソード用銅箔パターン102
より応力の発生しやすい状況である。ただし、面積が小
さいので、信頼性が問題になるということはない。
【0019】ところが、図の下側左右の位置に、配線さ
れていないパターン,応力調整用銅箔パターン104が
ある。電気的には、ここには銅箔パターンがなくても良
いのであるが、裏面との応力バランス上この部分に銅箔
が必要なのである。この部分をカソード用銅箔パターン
102と一体にする設計も成り立つ。しかし、その場
合、上面に裏打ちのない巨大パターンとなるので、応力
発生が懸念されるのである。応力調整用銅箔パターン1
04は、表面に裏打ちがないが、その面積が小さいの
で、信頼性上、問題はない。
れていないパターン,応力調整用銅箔パターン104が
ある。電気的には、ここには銅箔パターンがなくても良
いのであるが、裏面との応力バランス上この部分に銅箔
が必要なのである。この部分をカソード用銅箔パターン
102と一体にする設計も成り立つ。しかし、その場
合、上面に裏打ちのない巨大パターンとなるので、応力
発生が懸念されるのである。応力調整用銅箔パターン1
04は、表面に裏打ちがないが、その面積が小さいの
で、信頼性上、問題はない。
【0020】底面を構成する材料は、モリブデンに限ら
ない。熱膨張係数が10ppm /℃以下であれば、同様の
効果をもたらす。具体的な材料としては、炭化珪素とア
ルミニウムの複合体を挙げることができる。
ない。熱膨張係数が10ppm /℃以下であれば、同様の
効果をもたらす。具体的な材料としては、炭化珪素とア
ルミニウムの複合体を挙げることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、窒化アルミニウムセラ
ミックス基板の表面に空き領域が生じる場合、大きなパ
ターンにして応力発生が問題になる構造にすることを避
けて、裏面との応力バランスを取りながら、表面の応力
発生を小さく抑える構造を提供することができる。
ミックス基板の表面に空き領域が生じる場合、大きなパ
ターンにして応力発生が問題になる構造にすることを避
けて、裏面との応力バランスを取りながら、表面の応力
発生を小さく抑える構造を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の手段を示す断面図。
【図3】本発明の手段を示す断面図。
【図4】本発明の第1の実施例を示す平面図。
【図5】本発明の第1の実施例を示す断面図。
101,201,301,304…窒化アルミニウムセ
ラミックス基板、102…カソード用銅箔パターン、10
3…アノード用銅箔パターン、104…応力調整用銅箔
パターン、105…ダイオードチップ、106…アルミ
ニウム細線、202…銅箔パターン、302,305…
裏側べた銅箔パターン、303…表側疎配線パターン、
306…表側密配線パターン、401…アノード電極、
402…カソード電極、403…取り付け用ボルト、4
04…遮蔽板、405…ゲル注入用穴、406…他目的
用構造、407…蓋、501…モリブデンベース、502
…アノード用内部配線、503…カソード用内部配線、
504…ゲル上空間確保構造、505…シリコーンゲ
ル、506…側壁。
ラミックス基板、102…カソード用銅箔パターン、10
3…アノード用銅箔パターン、104…応力調整用銅箔
パターン、105…ダイオードチップ、106…アルミ
ニウム細線、202…銅箔パターン、302,305…
裏側べた銅箔パターン、303…表側疎配線パターン、
306…表側密配線パターン、401…アノード電極、
402…カソード電極、403…取り付け用ボルト、4
04…遮蔽板、405…ゲル注入用穴、406…他目的
用構造、407…蓋、501…モリブデンベース、502
…アノード用内部配線、503…カソード用内部配線、
504…ゲル上空間確保構造、505…シリコーンゲ
ル、506…側壁。
Claims (2)
- 【請求項1】底面を熱膨張係数が10ppm /℃以下の素
材で構成し、窒化アルミニウムセラミックスによる絶縁
基板が該底面上にはんだ付けされている電力用半導体装
置において、該窒化アルミニウム基板の周辺部に、電気
的に接続されていない導電パターンが存在することを特
徴とする電力用半導体装置。 - 【請求項2】該底面が、モリブデン或いはアルミニウム
と炭化珪素の複合体で構成されていることを特徴とする
請求項1記載の電力用半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095577A JPH10289968A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 電力用半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095577A JPH10289968A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 電力用半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289968A true JPH10289968A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14141453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9095577A Pending JPH10289968A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 電力用半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10289968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7671467B2 (en) | 2006-05-12 | 2010-03-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Power semiconductor module |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9095577A patent/JPH10289968A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7671467B2 (en) | 2006-05-12 | 2010-03-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Power semiconductor module |
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