JPH10289491A - Dvd貼り合わせ装置 - Google Patents
Dvd貼り合わせ装置Info
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- JPH10289491A JPH10289491A JP9895597A JP9895597A JPH10289491A JP H10289491 A JPH10289491 A JP H10289491A JP 9895597 A JP9895597 A JP 9895597A JP 9895597 A JP9895597 A JP 9895597A JP H10289491 A JPH10289491 A JP H10289491A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸を回転させる基材回転機構は回転テ−
ブルに配置されていないので、回転テ−ブルの慣性モー
メントの増加を抑制することができ、それだけ割出位置
決め精度を高めることができる。 【解決手段】 各回転軸2に回転体5を配設し、回転テ
−ブルTの外側方位置としての接着剤塗布位置c及び基
材回転位置fに回転体を回転させる基材回転機構4を配
設してなる。
ブルに配置されていないので、回転テ−ブルの慣性モー
メントの増加を抑制することができ、それだけ割出位置
決め精度を高めることができる。 【解決手段】 各回転軸2に回転体5を配設し、回転テ
−ブルTの外側方位置としての接着剤塗布位置c及び基
材回転位置fに回転体を回転させる基材回転機構4を配
設してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光デイスクとしての
DVD(デイジタルビデオデイスク)の製造過程に用い
られるDVD貼り合わせ装置に関するものである。
DVD(デイジタルビデオデイスク)の製造過程に用い
られるDVD貼り合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のDVDは大別して再生専用型D
VD−ROMと、書き換え可能なDVD−RANに分け
られる。ここに、SD規格のDVD用デイスクは、例え
ばポリカーボネートレベルの屈折率をもつ合成樹脂から
なる直径12cm、厚さ0.6mmの薄板状の基材二枚
を接着剤や接着シートを用いて貼り合わせた構造で、例
えばSD規格の再生専用型SD−ROMにはSD−5
(片面デイスク)、SD−9(片面読み取り二層デイス
ク)及びSD−10(両面デイスク)の三つのタイプが
ある。これらのうちで、特にSD−9については、片面
から二層の信号を読み出せるように、接着層に再生波長
の光を透過させる透明性と接着層の厚みの均一性が要求
されることになる。
VD−ROMと、書き換え可能なDVD−RANに分け
られる。ここに、SD規格のDVD用デイスクは、例え
ばポリカーボネートレベルの屈折率をもつ合成樹脂から
なる直径12cm、厚さ0.6mmの薄板状の基材二枚
を接着剤や接着シートを用いて貼り合わせた構造で、例
えばSD規格の再生専用型SD−ROMにはSD−5
(片面デイスク)、SD−9(片面読み取り二層デイス
ク)及びSD−10(両面デイスク)の三つのタイプが
ある。これらのうちで、特にSD−9については、片面
から二層の信号を読み出せるように、接着層に再生波長
の光を透過させる透明性と接着層の厚みの均一性が要求
されることになる。
【0003】これら二層光デイスクは、一般的に、まず
デイスク原盤を製作する原盤製作工程、次に信号面を転
写した金属板を作製するスタンパ作製工程、このスタン
パを用いて基材を大量に生産する複製工程、最後に二枚
の基材を貼り合わせる貼り合わせ工程を経て製造され
る。
デイスク原盤を製作する原盤製作工程、次に信号面を転
写した金属板を作製するスタンパ作製工程、このスタン
パを用いて基材を大量に生産する複製工程、最後に二枚
の基材を貼り合わせる貼り合わせ工程を経て製造され
る。
【0004】ここに、貼り合わせ工程においては、先
ず、図7の如く、DVD用の二枚の基材W1・W2のうち
の一方の基材W1を回転盤状の保持部材1に真空吸着さ
せて固定し、保持部材1を低速で回転させながら紫外線
硬化樹脂からなる接着剤Sを基材W1上に滴下し、これ
により図8の如く、接着剤塗布機構から接着剤Sは基材
W1上にリング状に塗布され、次に、図9の如く、この
一方の基材W1に図示省略の重合機構により他方の基材
W2を上から重ね合わせ、保持部材1を高速回転させる
ことにより接着剤Sを対向する相互の基材W1・W2間に
おいて遠心力で広げると共に余分な接着剤Sは基材W1
・W2の外端面から吐出させ、図10の如く、基板W1上
方から紫外線照射機構により紫外線Rを照射することに
より接着剤Sを硬化させ、二枚の基材W1・W2を相互に
貼合わせることになる。
ず、図7の如く、DVD用の二枚の基材W1・W2のうち
の一方の基材W1を回転盤状の保持部材1に真空吸着さ
せて固定し、保持部材1を低速で回転させながら紫外線
硬化樹脂からなる接着剤Sを基材W1上に滴下し、これ
により図8の如く、接着剤塗布機構から接着剤Sは基材
W1上にリング状に塗布され、次に、図9の如く、この
一方の基材W1に図示省略の重合機構により他方の基材
W2を上から重ね合わせ、保持部材1を高速回転させる
ことにより接着剤Sを対向する相互の基材W1・W2間に
おいて遠心力で広げると共に余分な接着剤Sは基材W1
・W2の外端面から吐出させ、図10の如く、基板W1上
方から紫外線照射機構により紫外線Rを照射することに
より接着剤Sを硬化させ、二枚の基材W1・W2を相互に
貼合わせることになる。
【0005】しかして、この貼り合わせの自動化に際し
ては、少なくとも作業ステーションとしての給送位置、
接着剤塗布位置、重合位置及び基材回転位置を間欠割出
回転する回転テ−ブルを採用し、この回転テ−ブルに複
数個の回転軸を配設すると共に各回転軸の上端部に基材
を載置保持可能な保持部材を配設し、順次各作業ステー
ションにおいて貼り合わせ工程がなされることになる。
ては、少なくとも作業ステーションとしての給送位置、
接着剤塗布位置、重合位置及び基材回転位置を間欠割出
回転する回転テ−ブルを採用し、この回転テ−ブルに複
数個の回転軸を配設すると共に各回転軸の上端部に基材
を載置保持可能な保持部材を配設し、順次各作業ステー
ションにおいて貼り合わせ工程がなされることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造において、上記回転軸の回転は各々複数個の回転軸
に付随して各回転軸毎に配置された回転機構によりなさ
れ、この複数個の回転軸は回転テ−ブルに配置されてい
ることから、回転機構も回転テ−ブル側に配置され、よ
って各回転機構も回転テ−ブルと一緒に回転することに
なり、回転テ−ブルの慣性モーメントが増加して割出位
置決め精度の低下を招くことがあり、それだけ貼り合わ
せ不良が生ずることがあると共に装置の大型化並びに製
作コストの高騰を余儀なくされることがあるという不都
合を有している。
構造において、上記回転軸の回転は各々複数個の回転軸
に付随して各回転軸毎に配置された回転機構によりなさ
れ、この複数個の回転軸は回転テ−ブルに配置されてい
ることから、回転機構も回転テ−ブル側に配置され、よ
って各回転機構も回転テ−ブルと一緒に回転することに
なり、回転テ−ブルの慣性モーメントが増加して割出位
置決め精度の低下を招くことがあり、それだけ貼り合わ
せ不良が生ずることがあると共に装置の大型化並びに製
作コストの高騰を余儀なくされることがあるという不都
合を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とし、本発明のうち、請求項1記
載の発明は、少なくとも給送位置、接着剤塗布位置、重
合位置及び基材回転位置を間欠割出回転する回転テ−ブ
ルに複数個の回転軸を配設し、該各回転軸の上端部に保
持部材を配設し、該給送位置で各保持部材上に合成樹脂
板からなるDVD用の二枚の基材のうちの下側の一方の
基材を給送し、接着剤塗布位置で該一方の基材を回転し
つつその板面に接着剤を塗布し、重合位置で該上側の他
方の基材を接着剤を介して一方の基材に重ね合わせ、基
材回転位置で該重ね合わせた二枚の基材を回転させて接
着剤を広げて二枚の基材を貼り合わせる装置において、
上記各回転軸に回転体を配設し、上記回転テ−ブルの外
側方位置としての上記接着剤塗布位置及び基材回転位置
に該回転体を回転させる基材回転機構を配設して構成し
たことを特徴とするDVD貼り合わせ装置にある。
を解決することを目的とし、本発明のうち、請求項1記
載の発明は、少なくとも給送位置、接着剤塗布位置、重
合位置及び基材回転位置を間欠割出回転する回転テ−ブ
ルに複数個の回転軸を配設し、該各回転軸の上端部に保
持部材を配設し、該給送位置で各保持部材上に合成樹脂
板からなるDVD用の二枚の基材のうちの下側の一方の
基材を給送し、接着剤塗布位置で該一方の基材を回転し
つつその板面に接着剤を塗布し、重合位置で該上側の他
方の基材を接着剤を介して一方の基材に重ね合わせ、基
材回転位置で該重ね合わせた二枚の基材を回転させて接
着剤を広げて二枚の基材を貼り合わせる装置において、
上記各回転軸に回転体を配設し、上記回転テ−ブルの外
側方位置としての上記接着剤塗布位置及び基材回転位置
に該回転体を回転させる基材回転機構を配設して構成し
たことを特徴とするDVD貼り合わせ装置にある。
【0008】又、請求項2記載の発明は、上記基材回転
機構は、上記回転体に向けて進退動作可能な移動台と、
該移動台を進退動作させる進退機構と、該移動台の進退
動作により該回転体に接触離反可能な駆動ベルトを含む
駆動機構とからなることを特徴とするものであり、又、
請求項3記載の発明は、上記駆動ベルトは無端ベルトか
らなり、該駆動ベルトを駆動プーリ及び一対の案内プー
リに掛回配設し、該一方の案内プーリを他方の案内プー
リに近接移動可能に配設し、該一方の案内プーリを他方
の案内プーリから離反する方向に移動させるバネ部材を
配設し、上記移動台の前進により駆動ベルトを回転体の
外周面に倣って湾曲状に接触させることを特徴とするも
のであり、又、請求項4記載の発明は、上記駆動ベルト
が歯付ベルトであることを特徴とするものである。
機構は、上記回転体に向けて進退動作可能な移動台と、
該移動台を進退動作させる進退機構と、該移動台の進退
動作により該回転体に接触離反可能な駆動ベルトを含む
駆動機構とからなることを特徴とするものであり、又、
請求項3記載の発明は、上記駆動ベルトは無端ベルトか
らなり、該駆動ベルトを駆動プーリ及び一対の案内プー
リに掛回配設し、該一方の案内プーリを他方の案内プー
リに近接移動可能に配設し、該一方の案内プーリを他方
の案内プーリから離反する方向に移動させるバネ部材を
配設し、上記移動台の前進により駆動ベルトを回転体の
外周面に倣って湾曲状に接触させることを特徴とするも
のであり、又、請求項4記載の発明は、上記駆動ベルト
が歯付ベルトであることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の実施の形
態例を示し、前記従来構造と同一態様部分には同符号を
付して説明すると、Tは回転テ−ブルであって、この場
合、機台Mに立設され、給送位置a、除電位置b、接着
剤塗布位置c、重合位置d、微圧位置e、基材回転位置
f、紫外線照射位置g、空位置h、良否判別取出位置i
及びクリーニング位置jの合計一〇ステーションに間欠
割出回転し、よって、回転テ−ブルTには一〇個の回転
軸2が各々回転自在に軸受筒3により縦設され、各回転
軸2の上端部には回転盤状の保持部材1が取り付けら
れ、保持部材1の中央部分には上下二枚の基材W1・W2
の中心に形成された円形状の嵌合穴W3に位置決め嵌合
可能な中心軸部1aが突出形成され、保持部材1の盤面
には図外の負圧源に連通する吸着溝部が形成され、この
中心軸部1aにより、位置決め状態で一方の基材W1を
吸着保持及び釈放可能に形成している。
態例を示し、前記従来構造と同一態様部分には同符号を
付して説明すると、Tは回転テ−ブルであって、この場
合、機台Mに立設され、給送位置a、除電位置b、接着
剤塗布位置c、重合位置d、微圧位置e、基材回転位置
f、紫外線照射位置g、空位置h、良否判別取出位置i
及びクリーニング位置jの合計一〇ステーションに間欠
割出回転し、よって、回転テ−ブルTには一〇個の回転
軸2が各々回転自在に軸受筒3により縦設され、各回転
軸2の上端部には回転盤状の保持部材1が取り付けら
れ、保持部材1の中央部分には上下二枚の基材W1・W2
の中心に形成された円形状の嵌合穴W3に位置決め嵌合
可能な中心軸部1aが突出形成され、保持部材1の盤面
には図外の負圧源に連通する吸着溝部が形成され、この
中心軸部1aにより、位置決め状態で一方の基材W1を
吸着保持及び釈放可能に形成している。
【0010】4は基材回転機構であって、この場合、接
着剤塗布位置c、基材回転位置f及び紫外線照射位置g
にそれぞれ配置され、上記各回転軸2の下部に取り付け
られた回転体5と、回転体5に向けて進退動作可能な移
動台6と、移動台6を進退動作させる進退機構7と、移
動台6の進退動作により回転体5に接触離反可能な駆動
ベルト8を含む駆動機構9とからなる。
着剤塗布位置c、基材回転位置f及び紫外線照射位置g
にそれぞれ配置され、上記各回転軸2の下部に取り付け
られた回転体5と、回転体5に向けて進退動作可能な移
動台6と、移動台6を進退動作させる進退機構7と、移
動台6の進退動作により回転体5に接触離反可能な駆動
ベルト8を含む駆動機構9とからなる。
【0011】この場合、機台Mに取付台10を取付け、
取付台10に移動台6を軸受11により進退動作可能に
取付け、取付台10に進退用シリンダ12を横設し、進
退用シリンダ12のロッドと移動台6とを連結し、移動
台6にブラケット13を取付け、ブラケット13に駆動
モータ14を縦設し、移動台6に駆動軸15を軸受16
により縦設し、駆動モータ14の主軸と駆動軸15とを
連結し、駆動軸15に駆動プーリ17を取付け、又、移
動台6の一方側部に取付板18を取付け、取付板18に
遊動軸19を植設し、駆動軸19に案内プーリ20を取
付け、又、移動台6の他方側部に軸受21によりスライ
ド板22を案内プーリ20に向けて近接移動自在に設
け、移動台6にバネ掛け板23を立設し、バネ掛け板2
3にストッパ24を設け、スライド板22とバネ掛け板
23との間にバネ部材25を掛架し、スライド板23に
遊動軸26を植設し、遊動軸26に案内プーリ27を取
付け、駆動プーリ17及び一対の案内プーリ20・27
に無端状の駆動ベルト8を掛回し、移動台6の前進によ
り駆動ベルト8を回転体5の外周面に倣って湾曲状に接
触させるように構成している。
取付台10に移動台6を軸受11により進退動作可能に
取付け、取付台10に進退用シリンダ12を横設し、進
退用シリンダ12のロッドと移動台6とを連結し、移動
台6にブラケット13を取付け、ブラケット13に駆動
モータ14を縦設し、移動台6に駆動軸15を軸受16
により縦設し、駆動モータ14の主軸と駆動軸15とを
連結し、駆動軸15に駆動プーリ17を取付け、又、移
動台6の一方側部に取付板18を取付け、取付板18に
遊動軸19を植設し、駆動軸19に案内プーリ20を取
付け、又、移動台6の他方側部に軸受21によりスライ
ド板22を案内プーリ20に向けて近接移動自在に設
け、移動台6にバネ掛け板23を立設し、バネ掛け板2
3にストッパ24を設け、スライド板22とバネ掛け板
23との間にバネ部材25を掛架し、スライド板23に
遊動軸26を植設し、遊動軸26に案内プーリ27を取
付け、駆動プーリ17及び一対の案内プーリ20・27
に無端状の駆動ベルト8を掛回し、移動台6の前進によ
り駆動ベルト8を回転体5の外周面に倣って湾曲状に接
触させるように構成している。
【0012】しかして、図2如く、駆動ベルト8は駆動
プーリ17及び案内プーリ20・27の三個のプーリに
より循環走行可能に掛回されていると共にバネ部材25
により張架され、駆動モータ14の駆動により駆動ベル
ト8は循環走行することになり、そして進退機構7によ
り移動台6を前進させると、図3の如く、駆動ベルト8
は回転体5の外周面に接触し、更なる前進によりスライ
ド板22がバネ部材25に抗して案内プーリ20に向け
て移動され、これにより駆動ベルト8は回転体5の外周
面に巻き付くように倣って湾曲して接触することにな
り、又、進退機構8により移動台6を後退させると、図
2の如く、案内プーリ27はバネ部材25により元の位
置に復帰移動することになる。
プーリ17及び案内プーリ20・27の三個のプーリに
より循環走行可能に掛回されていると共にバネ部材25
により張架され、駆動モータ14の駆動により駆動ベル
ト8は循環走行することになり、そして進退機構7によ
り移動台6を前進させると、図3の如く、駆動ベルト8
は回転体5の外周面に接触し、更なる前進によりスライ
ド板22がバネ部材25に抗して案内プーリ20に向け
て移動され、これにより駆動ベルト8は回転体5の外周
面に巻き付くように倣って湾曲して接触することにな
り、又、進退機構8により移動台6を後退させると、図
2の如く、案内プーリ27はバネ部材25により元の位
置に復帰移動することになる。
【0013】又、この場合、上記駆動ベルト8を歯付ベ
ルト、いわゆるタイミングベルトとし、駆動プーリ17
及び案内プーリ20・27を歯付プーリに形成してい
る。
ルト、いわゆるタイミングベルトとし、駆動プーリ17
及び案内プーリ20・27を歯付プーリに形成してい
る。
【0014】この実施の形態例は上記構成であるから、
貼り合わせ工程においては、先ず、給送位置aにおい
て、DVD用の二枚の基材W1・W2のうちの一方の基材
W1が図外の基材供給機構により保持部材1上に一枚宛
供給され、この基材W1は保持部材1上に真空吸着作用
により保持固定され、次いで、除電位置bにおいて、除
電された後、接着剤塗布位置cにおいて、基材回転機構
4により保持部材1を低速で回転させながら紫外線硬化
樹脂からなる接着剤Sを基材W1上に滴下し、これによ
り粘性をもつ接着剤Sは基材W1上にリングドーナツ状
に塗布され、次に、重合位置dにおいて、他方の基材W
2を一方の基材W1上に上方から自重により置くような状
態で同心状に重ね合わせ、次いで微圧位置eにおいて、
他方の基材W2を一方の基材W1上に弱い圧力で軽く押圧
し、接着剤Sを少し広げ、その後、基材回転位置fにお
いて、基材回転機構4により保持部材1を高速回転させ
ることにより接着剤Sを相互の基材W1・W2間において
満遍なく広げると共に余分な接着剤Sは基材W1・W2の
外端面から吐出させ、この場合基材W1・W2の板面には
環状の液溜溝W4が形成され、この液溜溝W4内にも余分
な接着剤Sが落とし込まれ、この後に紫外線照射位置g
において、基材回転機構4により、低速で保持部材1を
回転させながら、紫外線を紫外線ランプより照射するこ
とにより接着剤Sを硬化させ、次いで、良否判別取出位
置iにおいて、重ね合わせ状態の良品及び不良品に判別
すると共に取り出すことになり、そして、クリーニング
位置jにおいて、保持部材1上の接着剤等による汚れを
クリーニングすることになり、この繰り返しにより連続
的に一連の重ね合わせ工程がなされることになる。
貼り合わせ工程においては、先ず、給送位置aにおい
て、DVD用の二枚の基材W1・W2のうちの一方の基材
W1が図外の基材供給機構により保持部材1上に一枚宛
供給され、この基材W1は保持部材1上に真空吸着作用
により保持固定され、次いで、除電位置bにおいて、除
電された後、接着剤塗布位置cにおいて、基材回転機構
4により保持部材1を低速で回転させながら紫外線硬化
樹脂からなる接着剤Sを基材W1上に滴下し、これによ
り粘性をもつ接着剤Sは基材W1上にリングドーナツ状
に塗布され、次に、重合位置dにおいて、他方の基材W
2を一方の基材W1上に上方から自重により置くような状
態で同心状に重ね合わせ、次いで微圧位置eにおいて、
他方の基材W2を一方の基材W1上に弱い圧力で軽く押圧
し、接着剤Sを少し広げ、その後、基材回転位置fにお
いて、基材回転機構4により保持部材1を高速回転させ
ることにより接着剤Sを相互の基材W1・W2間において
満遍なく広げると共に余分な接着剤Sは基材W1・W2の
外端面から吐出させ、この場合基材W1・W2の板面には
環状の液溜溝W4が形成され、この液溜溝W4内にも余分
な接着剤Sが落とし込まれ、この後に紫外線照射位置g
において、基材回転機構4により、低速で保持部材1を
回転させながら、紫外線を紫外線ランプより照射するこ
とにより接着剤Sを硬化させ、次いで、良否判別取出位
置iにおいて、重ね合わせ状態の良品及び不良品に判別
すると共に取り出すことになり、そして、クリーニング
位置jにおいて、保持部材1上の接着剤等による汚れを
クリーニングすることになり、この繰り返しにより連続
的に一連の重ね合わせ工程がなされることになる。
【0015】この場合、上記各回転軸2に回転体5を配
設し、回転テ−ブルTの外側方位置としての上記接着剤
塗布位置c及び基材回転位置f、紫外線照射位置gに、
回転体5を回転させる基材回転機構4を配設して構成し
ているから、回転軸2を回転させる基材回転機構4は回
転テ−ブルTに配置されていないので、回転テ−ブルT
の慣性モーメントの増加を抑制することができ、それだ
け割出位置決め精度を高めることができ、良好な貼り合
わせ作業を行うことができると共に装置の小型化並びに
製作コストの低減を図ることができる。
設し、回転テ−ブルTの外側方位置としての上記接着剤
塗布位置c及び基材回転位置f、紫外線照射位置gに、
回転体5を回転させる基材回転機構4を配設して構成し
ているから、回転軸2を回転させる基材回転機構4は回
転テ−ブルTに配置されていないので、回転テ−ブルT
の慣性モーメントの増加を抑制することができ、それだ
け割出位置決め精度を高めることができ、良好な貼り合
わせ作業を行うことができると共に装置の小型化並びに
製作コストの低減を図ることができる。
【0016】又、この場合、上記基材回転機構4は、上
記回転体5に向けて進退動作可能な移動台6と、移動台
6を進退動作させる進退機構7と、移動台6の進退動作
により回転体5に接触離反可能な駆動ベルト8を含む駆
動機構9とから構成されているので、進退機構7により
移動台6を進退動作させて駆動ベルト8を回転体5に接
触離反させることにより、回転軸2を回転及び停止させ
ることができ、それだけ構造の簡素化を図ることがで
き、又、この場合、上記駆動ベルト8は無端ベルトから
なり、駆動ベルト8を駆動プーリ17及び一対の案内プ
ーリ20・27に掛回配設し、一方の案内プーリ27を
他方の案内プーリ20に近接移動可能に配設し、一方の
案内プーリ27を他方の案内プーリ20から離反する方
向に移動させるバネ部材25を配設し、図2から図3の
如く、移動台6の前進により駆動ベルト8を回転体5の
外周面に倣って湾曲状に接触させるように構成している
から、駆動ベルト8により回転体5を確実に接触回転さ
せることができ、更にこの場合、駆動ベルト8を歯付ベ
ルトにより形成しているから、一層駆動ベルト8により
回転体5を滑りを防いで確実に回転させることができ、
それだけ保持部材1の回転精度を高めることができて貼
り付け作業を良好に行うことができる。
記回転体5に向けて進退動作可能な移動台6と、移動台
6を進退動作させる進退機構7と、移動台6の進退動作
により回転体5に接触離反可能な駆動ベルト8を含む駆
動機構9とから構成されているので、進退機構7により
移動台6を進退動作させて駆動ベルト8を回転体5に接
触離反させることにより、回転軸2を回転及び停止させ
ることができ、それだけ構造の簡素化を図ることがで
き、又、この場合、上記駆動ベルト8は無端ベルトから
なり、駆動ベルト8を駆動プーリ17及び一対の案内プ
ーリ20・27に掛回配設し、一方の案内プーリ27を
他方の案内プーリ20に近接移動可能に配設し、一方の
案内プーリ27を他方の案内プーリ20から離反する方
向に移動させるバネ部材25を配設し、図2から図3の
如く、移動台6の前進により駆動ベルト8を回転体5の
外周面に倣って湾曲状に接触させるように構成している
から、駆動ベルト8により回転体5を確実に接触回転さ
せることができ、更にこの場合、駆動ベルト8を歯付ベ
ルトにより形成しているから、一層駆動ベルト8により
回転体5を滑りを防いで確実に回転させることができ、
それだけ保持部材1の回転精度を高めることができて貼
り付け作業を良好に行うことができる。
【0017】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、保持部材1、基材回転機構4、その他の
構造についても適宜変更して設計され、又、基材回転機
構4は接着剤塗布位置及び基材回転位置に限らず、必要
なステーションに配置されるものである。
ものではなく、保持部材1、基材回転機構4、その他の
構造についても適宜変更して設計され、又、基材回転機
構4は接着剤塗布位置及び基材回転位置に限らず、必要
なステーションに配置されるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、各回転軸に回転体を配設し、回転テ−ブ
ルの外側方位置としての接着剤塗布位置及び基材回転位
置に、回転体を回転させる基材回転機構を配設して構成
しているから、回転軸を回転させる基材回転機構は回転
テ−ブルに配置されていないので、回転テ−ブルの慣性
モーメントの増加を抑制することができ、それだけ割出
位置決め精度を高めることができ、良好な貼り合わせ作
業を行うことができると共に装置の小型化並びに製作コ
ストの低減を図ることができる。
明にあっては、各回転軸に回転体を配設し、回転テ−ブ
ルの外側方位置としての接着剤塗布位置及び基材回転位
置に、回転体を回転させる基材回転機構を配設して構成
しているから、回転軸を回転させる基材回転機構は回転
テ−ブルに配置されていないので、回転テ−ブルの慣性
モーメントの増加を抑制することができ、それだけ割出
位置決め精度を高めることができ、良好な貼り合わせ作
業を行うことができると共に装置の小型化並びに製作コ
ストの低減を図ることができる。
【0019】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
基材回転機構は、上記回転体に向けて進退動作可能な移
動台と、移動台を進退動作させる進退機構と、移動台の
進退動作により回転体に接触離反可能な駆動ベルトを含
む駆動機構とから構成されているので、進退機構により
移動台を進退動作させて駆動ベルトを回転体に接触離反
させることにより、回転軸を回転及び停止させることが
でき、それだけ構造の簡素化を図ることができ、又、請
求項3記載の発明にあっては、上記駆動ベルトは無端ベ
ルトからなり、駆動ベルトを駆動プーリ及び一対の案内
プーリに掛回配設し、一方の案内プーリを他方の案内プ
ーリに近接移動可能に配設し、一方の案内プーリを他方
の案内プーリから離反する方向に移動させるバネ部材を
配設し、移動台の前進により駆動ベルトを回転体の外周
面に倣って湾曲状に接触させるように構成しているか
ら、駆動ベルトにより回転体を確実に接触回転させるこ
とができ、又、請求項4記載の発明にあっては、駆動ベ
ルトを歯付ベルトにより形成しているから、一層駆動ベ
ルトにより回転体を確実に滑りを防いで回転させること
ができ、それだけ保持部材の回転精度を高めることがで
きて貼り付け作業を良好に行うことができる。
基材回転機構は、上記回転体に向けて進退動作可能な移
動台と、移動台を進退動作させる進退機構と、移動台の
進退動作により回転体に接触離反可能な駆動ベルトを含
む駆動機構とから構成されているので、進退機構により
移動台を進退動作させて駆動ベルトを回転体に接触離反
させることにより、回転軸を回転及び停止させることが
でき、それだけ構造の簡素化を図ることができ、又、請
求項3記載の発明にあっては、上記駆動ベルトは無端ベ
ルトからなり、駆動ベルトを駆動プーリ及び一対の案内
プーリに掛回配設し、一方の案内プーリを他方の案内プ
ーリに近接移動可能に配設し、一方の案内プーリを他方
の案内プーリから離反する方向に移動させるバネ部材を
配設し、移動台の前進により駆動ベルトを回転体の外周
面に倣って湾曲状に接触させるように構成しているか
ら、駆動ベルトにより回転体を確実に接触回転させるこ
とができ、又、請求項4記載の発明にあっては、駆動ベ
ルトを歯付ベルトにより形成しているから、一層駆動ベ
ルトにより回転体を確実に滑りを防いで回転させること
ができ、それだけ保持部材の回転精度を高めることがで
きて貼り付け作業を良好に行うことができる。
【0020】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
きる。
【図1】本発明の実施の形態例の部分側面図である。
【図2】本発明の実施の形態例の部分平面図である。
【図3】本発明の実施の形態例の部分平面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の部分正面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例の全体説明平面図であ
る。
る。
【図7】貼合わせ工程の説明斜視図である。
【図8】貼合わせ工程の説明斜視図である。
【図9】貼合わせ工程の説明斜視図である。
【図10】貼合わせ工程の説明側面図である。
W1 基材 W2 基材 S 接着剤 a 給送位置 c 接着剤塗布位置 d 重合位置 f 基材回転位置 T 回転テ−ブル 1 保持部材 2 回転軸 4 基材回転機構 5 回転体 6 移動台 7 進退機構 8 駆動ベルト 9 駆動機構 17 駆動プーリ 20 案内プーリ 24 案内プーリ
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも給送位置、接着剤塗布位置、
重合位置及び基材回転位置を間欠割出回転する回転テ−
ブルに複数個の回転軸を配設し、該各回転軸の上端部に
保持部材を配設し、該給送位置で各保持部材上に合成樹
脂板からなるDVD用の二枚の基材のうちの下側の一方
の基材を給送し、接着剤塗布位置で該一方の基材を回転
しつつその板面に接着剤を塗布し、重合位置で該上側の
他方の基材を接着剤を介して一方の基材に重ね合わせ、
基材回転位置で該重ね合わせた二枚の基材を回転させて
接着剤を広げて二枚の基材を貼り合わせる装置におい
て、上記各回転軸に回転体を配設し、上記回転テ−ブル
の外側方位置としての上記接着剤塗布位置及び基材回転
位置に該回転体を回転させる基材回転機構を配設して構
成したことを特徴とするDVD貼り合わせ装置。 - 【請求項2】 上記基材回転機構は、上記回転体に向け
て進退動作可能な移動台と、該移動台を進退動作させる
進退機構と、該移動台の進退動作により該回転体に接触
離反可能な駆動ベルトを含む駆動機構とからなることを
特徴とする請求項1記載のDVD貼り合わせ装置。 - 【請求項3】 上記駆動ベルトは無端ベルトからなり、
該駆動ベルトを駆動プーリ及び一対の案内プーリに掛回
配設し、該一方の案内プーリを他方の案内プーリに近接
移動可能に配設し、該一方の案内プーリを他方の案内プ
ーリから離反する方向に移動させるバネ部材を配設し、
上記移動台の前進により駆動ベルトを回転体の外周面に
倣って湾曲状に接触させることを特徴とする請求項1又
は2記載のDVD貼り合わせ装置。 - 【請求項4】 上記駆動ベルトが歯付ベルトであること
を特徴とする請求項1、2又は3記載のDVD貼り合わ
せ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895597A JPH10289491A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | Dvd貼り合わせ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895597A JPH10289491A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | Dvd貼り合わせ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289491A true JPH10289491A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14233521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9895597A Pending JPH10289491A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | Dvd貼り合わせ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10289491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7913737B2 (en) * | 2003-12-05 | 2011-03-29 | Shibaura Mechatronics Corporation | Bonding apparatus and bonding method |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9895597A patent/JPH10289491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7913737B2 (en) * | 2003-12-05 | 2011-03-29 | Shibaura Mechatronics Corporation | Bonding apparatus and bonding method |
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