JPH10289364A

JPH10289364A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH10289364A
Application number: JP9940097A
Authority: JP
Inventors: Toshihiro Kamon; 俊弘嘉門
Original assignee: Shinko Electric Co Ltd
Current assignee: Shinko Electric Co Ltd
Priority date: 1997-04-16
Filing date: 1997-04-16
Publication date: 1998-10-27

Abstract

(57)【要約】【課題】操作面を容易に確認でき、メンテナンスにお
ける操作面の操作性を向上させた自動販売機を提供す
る。【解決手段】Ｆは床である。Ｐは、床Ｆ上に形成さ
れ、自動販売機Ｊ１を固定する台である。Ｃは、自動販
売機Ｊ１の上部に位置する壁である。自動販売機Ｊ１に
おいて、Ｓは、接客面であり、客が自動販売機Ｊ１より
商品を購入するための、図に示されていない表示装置、
スイッチおよび商品見本などが配設されている。ＯＰ
は、係員の自動販売機Ｊ１のメンテナンスのための操作
面であり、垂直面に対して角度θの傾きを持っている。
接客面Ｓと操作面ＯＰとは、同じ高さに形成されてい
る。さらに、操作面Ｓは、人間の目Ｅに対して、低い位
置に形成されている。操作面ＯＰにおいて、１は、プラ
ズマ表示装置であり、自動販売機Ｊ１のメンテナンス情
報のデータなどの表示が行われる。２は、ＬＣＤであ
り、メンテナンス情報のデータなどが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機のメン
テナンス等のための、プラズマ表示装置、ＬＣＤ（Ｌｉ
ｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ）およびＬ
ＥＤ（ＬｉｇｈｔＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｏｄｅ）内蔵
型スイッチなどの配設された自動販売機の操作面の構造
に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、自動券売機は、図２に示す低床式
のものが主流となり、券売機の床面Ｆから天井Ｃまでの
高さＨ１が、以前用いられていた、スタンドタイプのた
とえば’１８００ｍｍ’にたいして’１５００ｍｍ’と
なっている。そのため、低床式の自動販売機は、係員が
メンテナンス時に操作する操作部の高さＨ２も低くな
り、操作部が床面Ｆから’１２００ｍｍ’〜’１５００
ｍｍ’の高さに配置されている。

【０００３】さらに、自動販売機の多機能化により、操
作部ＯＰは、操作に必要なプラズマ表示装置１１、ＬＣ
Ｄ１２、および機能を示す文字が表面に記入されている
ＬＥＤ内蔵型のスイッチ１３、１４が多く配置されてい
る。Ｓは接客面であり、客が自動販売機Ｊ２を操作し、
商品を購入するための、図に示めされていないスイッ
チ、表示装置および商品の見本などが配置されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の低い
位置に設けられる自動販売機においては、図２に示すよ
うに、人間の目Ｅの高さＨ１が’１５００ｍｍ’である
とすると、操作面が視線より下方にあるため、係員は、
操作面ＯＰのプラズマ表示装置１１、ＬＣＤ１２および
スイッチ１３、１４を見下ろすことになる。係員は、立
ったままの状態でメンテナンスを行おうとした場合、プ
ラズマ表示装置１１やＬＣＤ１２に表示された文字と、
スイッチ１３、１４に書かれた文字とが確認しずらく、
操作が行いにくい問題があった。

【０００５】また、プラズマ表示装置１１、ＬＣＤ１２
に表示されている文字の確認、さらに、スイッチ１３、
スイッチ１４のＬＥＤの点灯状態、おのおののスイッチ
上に記入された文字の確認、およびスイッチ１３、１４
の操作のため、係員は屈み込んだり、横向きになったり
と、無理な姿勢をする必要がある。

【０００６】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、操作面のプラズマ表示装置およびＬＣＤに表示さ
れた文字と、スイッチに書かれた文字とを容易に確認で
き、メンテナンスにおける操作面の操作性を向上させた
自動販売機を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
略直方体の前面に接客面を有し、かつ、背面にメンテナ
ンスのための操作面を有する自動販売機において、前記
操作面が、垂直面に対して、傾いて形成されていること
を特徴とする。

【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の自
動販売機において、前記操作面は、前記操作面の上部が
垂直面から、前記接客面方向に傾いていることを特徴と
する。

【０００９】請求項３記載の発明は、請求項１または請
求項２記載の自動販売機において、前記操作面と垂直面
とのなす角度は、１５度であることを特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図１は本発明の一実施形態
による自動販売機Ｊ１の右側面図である。この図におい
て、Ｆは床である。Ｃは、自動販売機Ｊ１の設置されて
いる場所の周囲の壁である。また、自動販売機Ｊ１は、
床Ｆに設置された台Ｐの上に設けられている。

【００１１】自動販売機Ｊ１において、Ｓは、接客面で
あり、客が自動販売機Ｊ１より商品を購入するための、
図に示されていない表示装置、スイッチおよび商品見本
などが配設されている。ＯＰは、係員の自動販売機Ｊ１
のメンテナンスのための操作面であり、垂直面に対して
角度θ（たとえばθ＝’１５°’）の傾きを持ってい
る。この操作面ＯＰを有する操作部は、自動販売機Ｊ１
の内部上面に直接固定されている。接客面Ｓと操作面Ｏ
Ｐとは、同じ高さに形成されている。さらに、操作面Ｏ
Ｐは、人間の目Ｅに対して、低い位置に形成されてい
る。

【００１２】操作面ＯＰにおいて、１は、プラズマ表示
装置であり、売り上げの合計金額および自動販売機Ｊ１
のメンテナンス情報のデータなどの表示が行われる。２
は、ＬＣＤであり、金詰まり、釣り銭不足などのメンテ
ナンス情報のデータなどが表示される。

【００１３】３、４はＬＥＤ内蔵型のスイッチであり、
内部にＬＥＤが固定され、メンテナンス時の各種処理の
操作のために使用される。ここで、このＬＥＤは、スイ
ッチがオン状態であると点灯し、スイッチがオフ状態で
あると消灯する。ＬＥＤが点灯したとき、スイッチ３、
４のスイッチが有する機能等は、図には示されないがス
イッチ上に記入されており、ＬＥＤが点灯したとき明確
に確認できるようになっている。

【００１４】これらのプラズマ表示装置１、ＬＣＤ２お
よびスイッチ３、４は、操作面ＯＰ上に配設されてい
る。操作面ＯＰは、垂直面にたいして、図に示す角度
θ、たとえば’１５゜’傾いている。

【００１５】たとえば、係員の目Ｅの床Ｆからの高さＱ
１は、’１５００ｍｍ’であり、操作面ＯＰの上部に該
当する。また、操作面ＯＰにおけるスイッチ４の下面の
床Ｆからの高さＱ２は、’１２００ｍｍ’である。ここ
で、自動販売機１のメンテナンス操作を行う場合、係員
は、スイッチ４を見下ろす姿勢となる。

【００１６】そして、スイッチ４を用いて自動販売機１
のメンテナンス操作を行うため、係員は、スイッチ４に
示されている表示の確認を行う。

【００１７】ここで、自動販売機１の操作面が垂直面に
対して傾いているため、係員は、スイッチ４のＬＥＤの
点灯状態およびスイッチ４上に記入して有る文字を確認
しやすく、自動販売機１のメンテナンス操作を係員の姿
勢を変えずに、楽な姿勢において行える。

【００１８】また、同様に、プラズマ表示装置１、ＬＣ
Ｄ２に表示されている文字およびスイッチ３に表示され
ている文字なども、操作面が傾いているため、係員は姿
勢を変えずに、目Ｅの視線の角度を変えることで容易に
確認できる。

【００１９】また、上述した自動販売機Ｊ１のメンテナ
ンスに対する、操作の行い易さだけでなく、自動販売機
の形状のデザインとしても、上記実施形態は、斬新さを
有する。

【００２０】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。

【００２１】例えば、一実施形態においては、メンテナ
ンスのための操作面ＯＰのみを角度θで傾かせていた
が、第二の実施形態として、接客面Ｓを操作面ＯＰと同
様に傾かせることも可能である。接客面Ｓを傾かせるこ
とで、客は接客面Ｓに配置されている表示部やスイッチ
の文字を確認し易くなる。そして、上記自動販売機Ｊ１
において、商品を購入する操作性は、向上する。

【００２２】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、略直方体
の前面に接客面を有し、かつ、背面にメンテナンスのた
めの操作面を有する自動販売機において、前記操作面
が、垂直面に対して、傾いて形成されているため、係員
がメンテナンス操作を行うとき、係員が操作面に配設さ
れているプラズマ表示装置、ＬＣＤおよびＬＥＤ内蔵型
スイッチの表示文字を姿勢を変えずに確認でき、かつ、
ＬＥＤ内蔵型スイッチのＬＥＤの点灯状態の確認が行
え、操作面にたいする操作性が向上する効果がある。

【００２３】請求項２記載の発明によれば、前記操作面
は、前記操作面の上部が垂直面から、前記接客面方向に
傾いているため、係員が姿勢を変えずに操作面に配設さ
れている、プラズマ表示装置、ＬＣＤおよびＬＥＤ内蔵
型スイッチなど表示文字の確認ができる効果がある。

【００２４】請求項３記載の発明によれば、前記操作面
と垂直面とのなす角度は、１５度であるため、係員が姿
勢を変えずに、操作面のＬＥＤ内蔵型スイッチにおける
ＬＥＤの点灯の確認が行え、プラズマ表示装置およびＬ
ＣＤの表示文字の確認が行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態による自動販売機の右側
面図である。

【図２】従来の自動販売機の右側面図である。

【符号の説明】

１、１１プラズマ表示装置２、１２ＬＣＤ３、４、１３、１４スイッチＥ目Ｆ床Ｊ１、Ｊ２自動販売機ＯＰ操作部Ｓ接客面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】略直方体の前面に接客面を有し、かつ、
背面にメンテナンスのための操作面を有する自動販売機
において、前記操作面が、垂直面に対して、傾いて形成されている
ことを特徴とする自動販売機。
【請求項２】前記操作面は、前記操作面の上部が垂直
面から、前記接客面方向に傾いていることを特徴とする
請求項１記載の自動販売機。
【請求項３】前記操作面と垂直面とのなす角度は、１
５度であることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の自動販売機。