JPH10289275A - 飲食店向けサービスシステム - Google Patents

飲食店向けサービスシステム

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JPH10289275A
JPH10289275A JP9930497A JP9930497A JPH10289275A JP H10289275 A JPH10289275 A JP H10289275A JP 9930497 A JP9930497 A JP 9930497A JP 9930497 A JP9930497 A JP 9930497A JP H10289275 A JPH10289275 A JP H10289275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配膳をする従業員にかかる作業負荷を軽減し
つつ食後指定メニューの調理指示漏れを確実に防止する
飲食店向けサービスシステムを提供する。 【解決手段】 顧客が入店時にした注文に食後指定メニ
ューが含まれている場合にそのメニューに予め設定した
調理指示タイミングを付加して注文情報を作成し、調理
管理装置30に送信する注文情報作成装置10と、着席
した顧客のテーブル番号とオーダ番号とを入力し対応付
けして作成した客席情報を調理管理装置30に送信する
テーブル番号入力端末20と、注文情報と客席情報に基
づいて調理指示用ディスプレイ36に表示することで調
理指示を出す調理管理装置30とを有し、食後指定メニ
ューに対しては調理指示タイミングに従ったタイミング
で調理指示を自動的に出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲食店向けサービス
システム、特に食後指定メニューの調理指示の管理に関
する。
【0002】
【従来の技術】レストランなどの飲食店では、顧客から
注文を受け付けると基本的には受け付けた順番に調理を
始める。但し、ランチのセットメニューなどには、食事
以外にも果物やコーヒーなどのデザート類が付いてくる
が、このデザート類を提供するタイミングは、顧客の好
みによって食事と一緒であったり食後であったり異なっ
てくる。従って、デザート類の提供を食後に希望する顧
客に対しては、1回の注文につき複数のタイミングで調
理指示をしなければならなくなる。
【0003】この場合、従業員は、通常注文票に顧客毎
の要求すなわちデザート類の種類とその提供タイミング
を書き込んだりするが、注文票を持ち歩くことはないた
め結局記憶に頼ることになる。食後にデザート類を提供
する場合、配膳担当の従業員は、注文受けや配膳など他
の顧客に対するサービスを提供しながら食後指定をした
顧客の食事状況にも気を配り、適当なタイミングを見計
らって食後指定メニューすなわちデザート類の調理指示
を厨房に出していた。
【0004】従って、このような方法だと、一度に複数
人の顧客と応対しなければならない従業員に多大な負担
がかかるため、調理指示や配膳の忘れあるいは配膳ミス
等が生じやすかった。そこで、このような問題を解決す
るために、例えば、特開平6−110908号公報に開
示されたオーダリング装置では、メニュー毎に食事の提
供タイミングを設定できるようにし、料理提供時に従業
員に料理提供完了キーを押下させることによってその押
下後設定された時間経過後に食後指定メニューの調理指
示を自動的に出させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、食後指定メニューの調理指示を結局従業員に
よる操作に依存しているため、従業員の操作忘れによっ
て食後指定メニューの調理指示漏れが生じてしまうこと
になる。また、調理指示をするタイミング(料理提供完
了時後の経過時間)は、従業員の経験によるところが大
きく、食事終了後の提供の間の悪さ(早すぎ、遅すぎ)
等により飲食店のイメージダウンにもつながりかねな
い。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、配膳をする従業員
にかかる作業負荷を軽減しつつ食後指定メニューの調理
指示漏れを確実に防止する飲食店向けサービスシステム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る飲食店向けサービスシス
テムは、特定パターンの調理指示タイミングを含む食後
提供情報を食後提供可能なメニュー毎に予め割り付けて
記憶するメニューマスタファイルと、顧客が注文したメ
ニューのうち食後提供指示がされたメニューには前記メ
ニューマスタファイルから食後提供情報を取り出し自動
的に付加して注文情報を作成する注文情報作成手段と、
顧客が着席したテーブル番号とその顧客の注文情報とを
対応付けして客席情報を作成する客席情報作成手段と、
注文情報及び客席情報に基づいて調理指示並びに配膳指
示を出す調理管理手段とを有し、前記調理管理手段は、
食後提供指示がされたメニューの調理指示を食後提供情
報に従った所定のタイミングで自動的に出すものであ
る。
【0008】第2の発明に係る飲食店向けサービスシス
テムは、第1の発明において、食後提供指示がされたメ
ニューに対する調理指示要求情報を受け付ける調理指示
要求受付手段を有し、前記調理管理手段は、前記調理指
示要求受付手段から送られてきた調理指示要求情報に基
づくタイミングで前記メニューの調理指示を出すもので
ある。
【0009】第3の発明に係る飲食店向けサービスシス
テムは、第2の発明において、前記調理管理手段は、前
記調理指示要求受付手段からの調理指示要求情報を受け
取った時点で前記メニューの調理指示を出すものであ
る。
【0010】第4の発明に係る飲食店向けサービスシス
テムは、第1の発明において、前記調理管理手段は、食
後提供指示がされたメニューにその旨の識別情報を付加
して調理指示を出すものである。
【0011】第5の発明に係る飲食店向けサービスシス
テムは、入店時に食券を発行する飲食店におけるサービ
スシステムにおいて、特定パターンの調理指示タイミン
グを含む食後提供情報を食後提供可能なメニュー毎に予
め割り付けて記憶するメニューマスタファイルと、顧客
が注文したメニューと注文されたメニューのうち食後提
供指示がされたメニューには前記食後提供情報を自動的
に付加して注文情報を作成し、顧客に渡すための注文票
を発行する注文情報作成手段と、顧客が着席したテーブ
ル番号とその顧客が持つ注文票に基づき特定される注文
情報とを対応付けして客席情報を作成する客席情報作成
手段と、注文情報及び客席情報に基づいて調理指示並び
に配膳指示を行うとともに注文情報を管理する調理管理
装置とを有し、前記調理管理装置は、前記注文情報作成
手段からの注文情報及び前記客席情報入力手段からの客
席情報により未着席分と着席分とを識別して注文状況を
把握し管理する注文状況管理手段と、メニュー毎に着席
分の注文数をテーブル番号とともに表示する調理指示表
示手段と、調理済みの調理指示を消し込む消し込み入力
手段と、調理済みのメニューに対する配膳票を出力する
配膳票出力手段とを有し、前記注文状況管理手段は、食
後提供指示がされたメニューを、顧客の着席後も未着席
分として扱い、食後提供情報に従った所定の調理指示タ
イミング経過後以降に着席分として扱うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る飲食店向けサービス
システムの一実施の形態を示した全体構成図である。な
お、本実施の形態は、食券方式すなわち食券を入店時に
予め購入する方式を採用した飲食店に適用した場合を例
にして説明する。
【0014】本システムは、飲食店の入口に設置された
注文情報作成手段としての注文情報作成装置10と、客
席側において使用される客席情報作成手段及び調理指示
要求受付手段としてのテーブル番号入力端末20と、厨
房に設置された調理管理手段としての調理管理装置30
とで構成され、注文情報作成装置10と調理管理装置3
0、テーブル番号入力端末20と調理管理装置30は、
それぞれ有線あるいは無線で接続されている。なお、テ
ーブル番号入力端末の代わりにハンディターミナルを使
用してもよい。
【0015】注文情報作成装置10は、一般的なPOS
端末装置であり、メニューマスタファイル等を格納する
ディスク装置11及びCRT12と、顧客へ渡す食券に
相当する注文票を印字出力する注文票プリンタ13と、
調理管理装置30と通信を行う通信インタフェイス(I
/F)14と、これら周辺機器の制御を行うPOS端末
制御部15で構成され、顧客が注文したメニューを含む
注文情報を作成し、調理管理装置30に送信する。以
下、注文情報作成装置10をPOS端末10と呼ぶこと
にする。なお、ディスク装置11に記憶されているメニ
ューマスタファイル等については後述する。
【0016】テーブル番号入力端末20は、注文情報の
表示、テーブル番号等を入力させるための入出力可能な
タッチ式のディスプレイ21と、調理管理装置30と通
信を行う通信インタフェイス(I/F)22と、ディス
プレイ21の表示切替、客席情報の作成、通信I/F2
2を介して調理管理装置30との間での情報通信等を行
う制御処理部23とで構成される。テーブル番号入力端
末20は、客席側で配膳を行う従業員それぞれが携帯し
ており、顧客が着席したテーブル番号とその顧客が持つ
注文票に基づき特定される注文情報とを対応付けする
と、それを客席情報として調理管理装置30に送信す
る。また、食後提供指示がされたメニュー(食後指定メ
ニュー)に対する調理指示要求情報を受け付けると、そ
れを調理管理装置30に送信する。
【0017】なお、飲食店のテーブルには、通常配膳先
を特定するためにユニークなテーブル番号が付けられる
が、本実施の形態におけるテーブル番号は、ブロック番
号と通し番号とで構成する。隣り合った席、近い席ある
いは同じパーティション内に配置された席など人への配
膳を確認できる範囲を1ブロックとする。従って、ブロ
ックの持たせ方は、客席のレイアウトによって異なって
くる。通し番号は、そのブロック内において各テーブル
に割り当てたユニークな番号である。
【0018】調理管理装置(以下、単に「厨房端末」と
いう)30は、本システムの中核をなす端末装置であ
り、ディスク装置31、キーボード32、POS端末1
0及びテーブル番号入力端末20それぞれと通信を行う
POS端末通信インタフェイス(I/F)33及びテー
ブル番号入力端末通信インタフェイス(I/F)34、
配膳票プリンタ35、調理指示用ディスプレイ36、消
し込み用ディスプレイ37及び制御処理部38を有して
いる。ディスク装置31には、未着分オーダファイル及
び表示先別オーダ状況ファイルが記憶されている。各フ
ァイルについては後述する。配膳票プリンタ35は、配
膳票出力手段として設けられ、客席側で配膳を行う従業
員に配膳票を印字出力して配膳指示を出す。調理指示用
ディスプレイ36は、調理指示表示手段として設けら
れ、メニュー毎に着席分の注文数をテーブル番号ととも
に表示することで調理人への調理指示を出す。厨房の中
で調理するメニューが場所によって割り振られている場
合は、各場所毎に調理指示用ディスプレイ36を設置す
る。消し込み用ディスプレイ37は、消し込み入力手段
として設けられ、上記従業員が配膳するときに調理済み
の調理指示を消し込むために使用される。制御処理部3
8は、注文状況管理手段として設けられ、POS端末1
0からの注文情報及びテーブル番号入力端末20からの
客席情報により未着席分と着席分とを識別して注文状況
を把握し管理する。この注文状況は、未着分オーダファ
イル及び表示先別オーダ状況ファイルによって管理され
る。また、制御処理部38は、その他にも注文情報及び
客席情報に基づいて調理指示、配膳指示を出し、また、
周辺機器の制御等を行う。
【0019】次に、本実施の形態において使用する各フ
ァイルについてそれぞれ図2乃至図6を用いて説明す
る。
【0020】まず、POS端末10は、図2乃至図4に
示したように、メニューマスタファイル、オーダ番号採
番カウンタ及び注文情報ファイルをディスク装置11に
格納する。メニューマスタファイルは、飲食店で提供す
る全メニューに関する情報を一括して格納したマスタフ
ァイルである。メニューマスタファイルには、メニュー
毎にメニューコード、メニュー名称、厨房TV番号、食
後指定、調理指示タイミング、表示開始及びメニュー属
性情報が設定登録されている。本実施の形態では、この
うち食後指定、調理指示タイミング及び表示開始を食後
提供情報として予めメニュー毎に割り付けて記憶させた
ことを特徴としている。
【0021】メニューコードは、各メニュー毎にユニー
クに割り付けられた番号である。厨房TV番号は、厨房
に複数台の調理指示用ディスプレイ36が設置されてい
るとき、メニューの注文情報を表示させる調理指示用デ
ィスプレイ36を指定する。つまり、厨房の中でメニュ
ーによって調理する場所が異なる場合は、表示先の調理
指示用ディスプレイ36の番号を持ち、そこへ注文情報
を割り振ることになる。図2の例だと、「ビーフカレ
ー」の調理指示は番号1の調理指示用ディスプレイ36
にのみ表示され、「コーヒー」の調理指示は番号2の調
理指示用ディスプレイ36にのみ表示される。食後指定
には、食後に提供可能なメニューかどうかを設定する。
調理指示タイミングは、本実施の形態ではフラグ情報と
して設定する。例えば、フラグ1はオーダを受けてから
一定時間後に調理指示を調理指示用ディスプレイ36に
表示させるための設定フラグである。フラグ2は一オー
ダにつき受け付けた複数のメニューのうち最後のメニュ
ーを配膳したときから一定時間後に調理指示を調理指示
用ディスプレイ36に表示させるための設定フラグであ
る。フラグ3はテーブル番号入力端末20から指示され
たタイミングで調理指示を調理指示用ディスプレイ36
に表示させるための設定フラグである。本実施の形態で
は、厨房端末30がテーブル番号入力端末20から指示
(調理指示要求情報)を受け付けた時点で調理指示を出
すようにした。表示開始には、調理指示タイミングにお
いて一定時間後に調理指示を出す設定フラグがセットさ
れたときにその一定時間を設定する。
【0022】図3は、本実施の形態における管理情報フ
ァイルの内容例を示した図である。このファイルでは、
本実施の形態の動作に必要な情報や顧客管理等に必要な
情報が記憶される。図3の例に示したオーダ番号採番カ
ウンタは、本日発行した注文票の数を記録している。
【0023】図4は、本実施の形態における注文情報フ
ァイルの内容例を示した図である。注文情報ファイル
は、注文票毎の注文内容を記憶するファイルであり、各
注文票すなわち各「オーダ番号」においてまとめて注文
されたメニューの通し番号「SEQ.」、メニューを調
理する「厨房TV番号」、「メニューコード」、「数
量」、「食後提供情報」及び「時刻など」の情報を記録
していく。食後提供情報は、オーダを受けることにより
メニューが特定されると、メニューマスタファイルの食
後提供情報を読み込み書き込む。図2に示した例だと、
コーヒー(メニューコード:50020)には、調理指
示タイミングがフラグ2で15分後に表示を開始する内
容の食後提供情報が設定されているので、この内容を図
4に示したように各フラグを区分値として表現して注文
情報ファイルに反映させる。注文情報ファイル内の各レ
コードは、POS端末10において注文を受けた時点で
作成され、注文情報として厨房端末30に送信される。
【0024】厨房端末30は、図5に示したように、調
理指示用ディスプレイ36毎に未着席分注文ファイルと
注文状況管理ファイルとを1組にして格納する。未着席
分注文ファイルは、POS端末10から受けた注文情報
を、表示する調理指示用ディスプレイ36毎に分けて一
時記憶するファイルで、食後提供指示がされたメニュー
を除いて注文した顧客が着席しテーブル番号が確定する
までの間記憶する。従って、未着席分注文ファイルが格
納する各レコードのデータ構成は、注文情報と同じであ
る。なお、図5における食後提供情報の区分値0は、区
分の指定がないことを意味する。
【0025】注文状況管理ファイルは、注文情報のうち
顧客が着席しテーブル番号が確定した時点で食後提供指
示がされたメニューを除いて未着席分注文ファイルが一
時記憶していた注文情報を移動し格納するファイルであ
る。この注文状況管理ファイルは、調理指示用ディスプ
レイ36を設置した場所で調理するメニュー毎に、その
「メニューコード」、「メニュー名称」、テーブル番号
毎の注文管理テーブル、「未着席数」、「着席数」及び
「総数」が記憶される。注文管理テーブルは、総数n個
のテーブルそれぞれに対応してレコードが用意された固
定長のテーブルであり、メニュー毎にそれぞれ、注文し
た顧客に発行した注文票の「オーダ番号」、「テーブル
番号」、注文した「数量」、「時刻」及び調理済みかど
うかを示す「処理フラグ」の各領域を設ける。
【0026】図6は、本実施の形態におけるテーブル番
号マスタファイルの内容例を示した図である。本実施の
形態では、各テーブル番号をブロック番号及び各ブロッ
ク内における通し番号との組合せにより形成するので、
このファイルにより使用され入力可能なテーブル番号が
管理される。図6の例だと、各テーブルにはA1からA
28、B1からB20というテーブル番号がそれぞれ割
り付けられている。本実施の形態では、テーブル番号マ
スタファイル各テーブル番号入力端末20内に保持する
ことにするが、厨房端末30が保持してても、あるいは
テーブル番号入力端末20の通信制御等を一括管理する
端末があれば、そこに持たせておいてもよい。なお、テ
ーブル番号は、コンピュータ上でマスタ化しなくてもよ
く、例えば、テーブル自体にテーブル番号を明記したカ
ードやラベル等を貼り、マニュアルで運用を行うことも
できる。但し、テーブル番号の採番方法は、ブロック番
号と各ブロック番号における連番を基本とする。
【0027】図7は、調理指示用ディスプレイ36及び
消し込み用ディスプレイ37の表示例を示した図であ
る。図7において、各行の左側の表示領域には、メニュ
ー名称41とその下に左から着席メニュー数42、未着
席メニュー数43及び総累計数44の表示欄が設けられ
ている。着席メニュー数42は、注文がありかつ顧客が
着席した分の現時点での注文数であり、注文状況管理フ
ァイルの「着席数」の値を表示する。未着席メニュー数
43は、注文があったもののまだ着席していない分の現
時点での注文数であり、注文状況管理ファイルの「未着
席数」の値を表示する。総累計数44は、着席メニュー
数42及び未着席メニュー数43がまだ配膳が終わって
いない注文数を示すのに対し当日注文がありかつ配膳を
終了した分の総注文数であり、注文状況管理ファイルの
「総数」の値を表示する。総数を表示することで、例え
ば、100食限定の場合等の残数がPOS端末10側だ
けでなく厨房でもわかる。各行の右側の表示領域には、
着席メニュー数42の詳細を表示する欄であり、注文の
あった順にテーブル番号を構成するブロック番号45と
通し番号46とその上にテーブル番号毎の注文数47を
表示する欄である。但し、着席メニュー数が多い場合は
全データは表示されない。テーブル番号は、注文状況管
理ファイルの注文管理テーブルの「テーブル番号」を、
注文数47は「数量」の値をそれぞれ表示する。
【0028】次に、本実施の形態における調理を行うま
での処理について図8のフローチャートを用いて説明す
る。
【0029】まず、従業員は、顧客の注文を受け付けP
OS端末10のメニューキー及び数量キーを押下すると
(ステップ101)、その入力情報からメニューマスタ
ファイルに基づいて表示先つまり調理指示用ディスプレ
イ36毎に分類した注文情報を厨房端末30に送信する
(ステップ102)。このとき、POS端末10では、
メニューマスタファイルを参照し、注文したメニューの
中にデザート類などの食後指定が可能なメニューが含ま
れていれば、当該メニューの食後提供情報を注文情報に
自動的に付加する。例えば、コーヒーのオーダがあれ
ば、受け付けたメニューのうち最後のメニューを配膳し
たときから15分後に調理指示を出すという情報が自動
付加されることになる。もちろん、注文受付時、そのメ
ニューの提供するタイミングを顧客に聞くことになる
が、食後提供可能なメニューであっても食後ではなく食
事と一緒にという希望であれば当該メニューの食後提供
情報(例えばフラグ2、15分)を注文情報に書き込ま
ない。そして、注文票を発行し顧客に渡す(ステップ1
03)。このとき、POS端末10は、オーダ番号採番
カウンタをカウントアップする。
【0030】図9には、発行される注文票の例が示され
ているが、注文票には、オーダ番号、メニュー名称及び
各メニューの数量等が印字されている。特に、本実施の
形態では、食後指定がされたメニューの名称の左側には
その旨を示す食後提供指示記号48として“AF”を印
字することで、顧客及び従業員に確認させることができ
る。
【0031】厨房端末30は、注文情報を受信すると
(ステップ201)、未着席分注文ファイルの内容を更
新する(ステップ202)。このとき、注文状況管理フ
ァイルの「未着数」の値も更新する。この更新処理に伴
い、「厨房TV番号」に対応した調理指示用ディスプレ
イ36の表示も更新される(ステップ203)。具体的
には、注文のあったメニューの未着席メニュー数43の
値のみが更新される。なお、調理指示用ディスプレイ3
6及び消し込み用ディスプレイ37の表示内容は、全く
同じなので、調理指示用ディスプレイ36の表示が更新
されると、消し込み用ディスプレイ37の表示も更新さ
れる。このように、注文があった時点で注文情報が厨房
端末30に送られ、即座に調理指示用ディスプレイ36
に表示されるので、調理人は、顧客が着席していなくて
も注文を受けたと同時に調理の準備に取りかかることが
できる。
【0032】客席において、顧客がいずれかのテーブル
に着席すると、従業員は、顧客が持っていた注文票に印
字されたオーダ番号と着席したテーブル番号とをテーブ
ル番号入力端末20から入力することによって対応づけ
る(ステップ301)。図10は、この対応付けの際の
テーブル番号入力端末20の画面例を示した図である。
テーブル番号入力端末20の入出力画面には、「テーブ
ルNo.」の入力フィールド、「オーダ番号」、「人
数」の入出力フィールド、食後指定がされている旨を
“<食後>”を表示することで従業員に知らせる出力フ
ィールド、更に各入力キーが設定されている。また、テ
ーブル番号を指定する際に使用するブロック番号キー、
顧客が座席を移動したときにテーブル番号を変更する際
に使用する移動キー、誤入力防止のためにキーロックを
する際に使用するキー休止キー、注文情報を表示させた
いときに使用する呼出キー、各フィールドへカーソルを
移動させる際に使用するテーブルキー、オーダキー、人
数キー、テーブル番号入力端末20から食後指定に変更
する際に使用する食後キー、入力を全て無効にする中止
キー、入力を訂正する際に使用するクリアキー、厨房端
末30にデータを送る際に使用する送信キー及び数字入
力用の数字キーが設けられている。ここで、図10に基
づきオーダ番号とテーブル番号との対応付け処理の詳細
を説明する。
【0033】従業員は、顧客がテーブルに着席すると、
そのテーブル番号と顧客が持っていた注文票に印字され
たオーダ番号とをテーブル番号入力端末20から入力す
る。なお、従業員は、注文票を見ることによって食後指
定がされたメニューがあることを知ることができる。テ
ーブル番号は、「テーブルNo.」の入力フィールドに
プロンプトがあるときにブロック番号キー及び数字キー
を組み合わせることで入力し、オーダ番号及び人数は、
それぞれにフィールドにプロンプトを移動させて数字キ
ーを押下して入力する。そして、従業員が送信キーを押
下することによってテーブル番号と注文情報を特定しう
るオーダ番号とを対応付けした客席情報を厨房端末30
に送信する(ステップ302)。なお、このとき、テー
ブル番号マスタファイル並びに注文状況ファイルを参照
することでテーブル番号の入力ミスを防止することがで
きる。
【0034】厨房端末30は、客席情報を受信すると
(ステップ204)、対応したオーダ番号に含まれるメ
ニューに食後提供指示がされているかを確認する(ステ
ップ205)。食後提供指示がされていないメニューで
あれば、図11に示した調理指示処理を行う。すなわ
ち、制御処理部38は、未着席分注文ファイル及び注文
状況管理ファイルの内容を更新することになる(ステッ
プ211)。未着席分注文ファイルに対しては、客席情
報に含まれるオーダ番号に対応したデータを消去する。
また、注文状況管理ファイルに対しては、「未着数」の
値を更新し、更に客席情報に含まれるテーブル番号によ
り特定できる注文管理テーブルの所定の位置に、未着席
分注文ファイルに一時記憶した注文情報を移動するとと
もに「着席数」の値を更新する。この更新処理に伴い、
注文のあったメニューに対応した調理指示用ディスプレ
イ36等の表示も更新される(ステップ212)。具体
的には、注文のあったメニューの未着席メニュー数43
の値が減少し、その分着席メニュー数42の値が増加す
る。そして、表示する欄に余裕があれば、テーブル番号
及び数量が着席メニュー数の詳細表示欄に表示される。
このように、顧客が着席することによりテーブル番号が
特定されると、その時点でテーブル番号を注文指示の一
情報として表示することで調理指示を出す。
【0035】一方、食後提供指示がされたメニューであ
れば、区分値に応じて各種設定処理を行う(ステップ2
07)。上記区分の例で説明すると、例えば未着席分注
文ファイルの食後提供情報の区分に設定された当該メニ
ューの値がフラグ1すなわちオーダを受けてから一定時
間後に調理指示を調理指示用ディスプレイ36に表示さ
せるという設定がされているとき、制御処理部38は、
オーダを受けてから一定時間後に図11に示した当該メ
ニューの調理指示処理を行うようなタイマ設定を内部に
する。ここでいう一定時間というのは、当該メニューの
食後提供情報の「時間」に設定された時間をいう。例え
ば、ホットケーキが12時10分にオーダを受け付けた
とすると、制御処理部38は、図2に基づくとその10
分後すなわち12時20分に調理指示用ディスプレイ3
6等に表示するような設定をすることでホットケーキの
調理指示を自動的に出すことになる。
【0036】このように、本実施の形態によれば、オー
ダを受け付け顧客が着席してから一定時間経過後に注文
状況管理ファイルに対して注文情報を書き込み調理指示
を自動的に出すようにしたので、オーダを受けた食後指
定メニューの調理指示の漏れを確実に防止することがで
きる。それも客席にいる従業員の手をいっさい介するこ
となく調理指示をすることができるので、食後指定メニ
ューの提供に関する従業員の作業負担を軽減することが
できる。なお、1回の注文に含まれるメニュー全てに対
して上記ステップ205〜207を繰り返し行う(ステ
ップ208)。
【0037】また、調理指示用ディスプレイ36に表示
することで食後指定メニューについての調理指示を出す
とき、そのメニューを表示する際に識別情報を付加する
ようにすれば、調理人に対して食後指定メニューである
ことを知らせることができるので、提供の遅れの防止な
どの注意を喚起することができる。ここでいう付加情報
というのは、調理指示用ディスプレイ36がカラーディ
スプレイであればその旨用の色による表示、白黒ディス
プレイであれば点滅や反転表示などにより表わされる情
報である。
【0038】次に、調理した後の配膳を行うまでの処理
について図12に示したフローチャートを用いて説明す
る。この処理においては、調理指示用ディスプレイ36
と同じ内容が表示されている消し込み用ディスプレイ3
7を使用する。
【0039】調理人は、調理を完了した分のオーダを消
し込み用ディスプレイ37から入力する(ステップ40
1)。入力する方法としては、キーボード32から入力
するようにしてもよいが、本実施の形態においては、消
し込み用ディスプレイ37に表示されたオーダの表示部
分をタッチすることで入力できるようにした。オーダが
選択されると、そのオーダの表示を反転させ(ステップ
402)、また、その選択されたオーダに対応する注文
管理テーブルの「処理フラグ」がセットされる。以上の
処理を調理完了した数だけ繰り返し、入力ミスしたとき
には選択をし直した後、確定する(ステップ403〜4
05)。この確定により、注文状況管理ファイルの更新
を行う(ステップ406)。すなわち、注文管理テーブ
ルから該当するオーダのデータを消去し、上記「処理フ
ラグ」をクリアし、「着席数」を1減算し、かつその分
「総数」を1加算する。これに伴い、消し込み用ディス
プレイ37等の着席メニュー数42、総累計数44も更
新される。更に、消し込み用ディスプレイ37等から調
理完了したオーダは消去され、未調理のオーダが左詰め
にシフトされ表示される(ステップ407)。そして、
調理完了した分のメニューの配膳指示として配膳票を印
字出力する(ステップ408)。図13は、配膳票の出
力例を示した図である。配膳票には、配膳を行うべきテ
ーブル番号、オーダ番号、メニュー名称、その数量、及
びオーダを受け付けた時刻、テーブル番号入力端末20
の識別番号及びその処理数が印字されている。従業員
は、この配膳票に従い、各テーブルに配膳を行う。特
に、食後指定がされたメニューの配膳票の場合は、図1
3(b)に示したように“<食後>”と印字される。例
えば、紅茶が、オーダ受付後15分で配膳指示が出され
るように設定されているとすると、オーダ受付時刻12
時10分から15分後の12時25分に配膳指示が出さ
れるので、配膳票が印字され紅茶が実際に顧客に運ばれ
るのは、その数分後となる。
【0040】図12のステップ409以降は、食後提供
情報の区分値がフラグ2すなわち一オーダにつき受け付
けた複数のメニューのうち最後のメニューを配膳したと
きから一定時間後に調理指示を調理指示用ディスプレイ
36に表示させる設定フラグのための処理である。ここ
では、まず、配膳されたメニューすなわち調理が完了し
たが一オーダの中で最後かどうかの判断をしなくてはな
らない。そのため、制御処理部38は、保持する注文状
況管理ファイル全てのレコードを検索し、調理が完了し
たメニューと同一オーダ番号のメニューが残っているか
どうかを確認する(ステップ409)。残っていれば、
今回調理完了されたメニューは最後のメニューでないの
で、そのまま処理を終了する。一方、同一オーダ番号の
メニューが残っていなければ、今回調理完了されたメニ
ューは最後のメニューであると判断できる。従って、こ
のとき、未着席分注文ファイルを検索して当該オーダ番
号と同一であってフラグ2(区分値2)のメニューがあ
れば、制御処理部38は、最後のメニューが配膳された
ときに一定時間経過後に図11に示した当該メニューの
調理指示処理を行うようなタイマ設定を内部にする(ス
テップ410,411)。例えば、コーヒーが12時1
0分にオーダを受け付け12時25分に調理が完了し配
膳したとすると、制御処理部38は、図2に基づくとそ
の15分後すなわち12時40分に調理指示用ディスプ
レイ36等に表示するような設定をすることでコーヒー
の調理指示を自動的に出すことになる。
【0041】このように、本実施の形態によれば、顧客
に食事を提供してから一定時間経過後に注文状況管理フ
ァイルに対して注文情報を書き込み調理指示を自動的に
出すようにしたので、オーダを受けた食後指定メニュー
の調理指示の漏れを確実に防止することができる。それ
も客席にいる従業員の手をいっさい介することなく調理
指示をすることができるので、従業員は、顧客の食事状
況に気を配る必要がいっさいない。この結果、食後指定
メニューの提供に関する従業員の作業負担を軽減するこ
とができる。
【0042】以上のように、本実施の形態では、食後指
定メニューの提供に関する従業員の作業負担を軽減する
ことができるが、従業員が顧客の食事状況を見て食後指
定メニューの提供をタイミングを見計らって行うという
従来と同様の処理も行えるようにした。以下にこの処理
について図14に示したフローチャートに基づいて説明
する。これは、食後提供情報の調理指示タイミングにフ
ラグ3を設定した場合に相当する。
【0043】食後提供指示記号48である“AF”とメ
ニュー名称あるいはフラグ3を識別しうる食後提供指示
記号48を設定することで、従業員は、テーブル番号入
力端末20から調理指示を出す旨を知ることができる。
【0044】従業員が調理指示を出すとき、図10に示
した画面からテーブ番号を入力し(ステップ501)、
呼出キーを押下すると、そのテーブル番号を含む呼出要
求が厨房端末30に送られる(ステップ502)。
【0045】厨房端末30は、呼出要求を受け付けると
(ステップ601)、当該テーブル番号に対応した注文
情報を未着席分注文ファイル及び注文状況管理ファイル
から取り出し呼出要求がされたテーブル番号入力端末2
0に送信する(ステップ602)。
【0046】テーブル番号入力端末20は、注文情報を
受信したとき(ステップ503)、図15及び図16に
示したようにオーダ番号、人数、フラグ3の食後指定メ
ニューがあるときには“<食後>”、そして注文情報を
表示する(ステップ504)。なお、フラグ3とそれ以
外で“<食後>”の表示方法を変えるようにしてもよ
い。従業員は、画面上の次頁キーを押下し図16の表示
に切り替える。従業員は、表示した注文情報の中の「時
期」の欄を見ることによって食後提供指示がされたメニ
ューか否かを確認することができる。そして、所定の方
法でカーソルを“コーヒー”の表示行まで移動し、選択
キーを押下することで調理指示対象とする(ステップ5
05)。また、“紅茶”も同様に調理指示対象とする。
テーブル番号入力端末20は、このような操作によって
選択されたメニューのメニューコード、オーダ番号を含
む調理指示要求情報を作成する。そして、従業員が送信
キーを押下すると、調理指示要求情報は、厨房端末30
に送信される(ステップ506)。
【0047】厨房端末30は、調理指示要求要求を受け
付けると(ステップ603)、その情報に基づき調理指
示されたメニューが特定できるので、当該メニューに対
して図11に示した調理指示処理を行う(ステップ60
4)。
【0048】このようにして、本実施の形態によれば、
従来と同様に従業員により調理指示を出させることがで
きる。なお、この例では、厨房端末30は、調理指示要
求要求を受け取った時点で調理指示を即座に出すように
したが、テーブル番号入力端末20において時間指定を
させ、調理指示要求情報に含ませることによってフラグ
1又はフラグ2と同様に一定時間後に調理指示用ディス
プレイ36等に調理指示を出すようにすることもでき
る。時間の指定は、テーブル番号入力端末20の数字キ
ーを用いて指定できる。厨房端末30は、調理指示要求
要求に指定された時間を参照して、受け取ったときから
時間経過後に調理指示処理をすることになる。
【0049】以上のように、本実施の形態によれば、各
メニューに食後提供情報を初期設定可能とし、また、こ
の食後提供情報に基づいて調理指示を自動的に出せるよ
うにしたので、調理指示漏れを確実に防げるとともに最
後のフラグ3の提供方法の例を除けば、従業員に食後に
メニューを提供するための負担を全くかけることはな
い。
【0050】また、本実施の形態では、顧客の食べる早
さに関係なくあるときから一定時間経過後に調理指示を
出すようにしているが、この方法によって調理指示漏れ
を確実に防げるとともに従業員の経験に関係なく一定の
タイミングで食後指定メニューを提供することができる
ので、飲食店として均一したサービスを提供することが
できる。もちろん、上述したテーブル番号入力端末20
から時間指定をすることで顧客の個々の要望に応えるこ
とも可能である。
【0051】なお、本実施の形態では、食後提供情報に
含まれる調理指示タイミングとして3種類のフラグを用
いたが、この数や各フラグにおける計時の開始時期はこ
れに限られたものではない。また、フラグ情報と表示開
始との組合せにより調理指示をするタイミングを決定し
たが、この設定方法は設計事項である。
【0052】また、上記説明の他に本実施の形態におけ
るテーブル番号入力端末20を用いることによって、注
文時に食後提供可能なメニューでありながら食後指定を
しなかったメニューに対して着席後に変更を受け付ける
ようにすることも可能である。本実施の形態では、この
機能の提供のため食後キーを設けた。また、本実施の形
態では、客席情報作成手段として従業員各自が保有する
テーブル番号入力端末20を例にして説明したが、客席
側に設置した1台の端末装置でもよい。
【0053】また、本実施の形態では、食券方式のいわ
ゆる前払い方式の飲食店の場合で説明したが、着席後に
オーダをとる飲食店においても適用可能である。このと
き、注文情報作成手段は、客席情報作成手段と同じ構成
要素となる。本実施の形態によると、テーブル番号入力
端末20が注文情報作成手段となる。
【0054】また、メニューマスタファイルに設定する
表示開始の時間を定時処理により自動更新する手段を設
けてもよい。例えば、ビジネス街の飲食店では、通常1
5分のところを平日ランチタイムは10分にするなどで
ある。このように、時間若しくは曜日等によって自動更
新するようにすることで回転率を高めたい飲食店側のみ
ならず忙しい顧客にとっても喜ばしい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、顧客からの注文に食後
提供指示がされたメニューが含まれている場合、そのメ
ニューに対してある時点から一定時間経過後に調理指示
を自動的に出すようにしたので、その食後指定メニュー
の調理指示の漏れを確実に防止することができる。それ
も客席にいる従業員の手をいっさい介することなく調理
指示をすることができるので、食後指定メニューの提供
に関する従業員の作業負担を軽減することができる。
【0056】また、上記効果に加えて客席にいる従業員
からの指示に従い調理を開始させるという従来と同様の
方法でも調理指示を出すことができる。
【0057】また、食後提供指示がされたメニューにつ
いての調理指示を出すとき、そのメニューを表示する際
に識別情報を付加するようにしたので、調理人に対して
調理指示をしたメニューが食後指定されていることを知
らせることができる。これにより、提供の遅れをしない
ようになどの注意を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る飲食店向けサービスシステムの
一実施の形態を示した全体構成図である。
【図2】 本実施の形態におけるメニューマスタファイ
ルの内容例を示した図である。
【図3】 本実施の形態における管理情報ファイルの内
容例を示した図である。
【図4】 本実施の形態における注文情報ファイルの内
容例を示した図である。
【図5】 本実施の形態における調理管理装置が保持す
る各データファイルの内容例を示した図である。
【図6】 本実施の形態におけるテーブル番号マスタフ
ァイルの内容例を示した図である。
【図7】 本実施の形態における調理指示用ディスプレ
イ等の表示例を示した図である。
【図8】 本実施の形態において注文を受けてから調理
を行うまでの処理を示したフローチャートである。
【図9】 本実施の形態における注文情報作成装置が発
行する注文票の印字例を示した図である。
【図10】 本実施の形態におけるテーブル番号入力端
末の画面例を示した図である。
【図11】 本実施の形態における調理指示処理を示し
たフローチャートである。
【図12】 本実施の形態において調理完了から配膳を
行うまでの処理を示したフローチャートである。
【図13】 本実施の形態における配膳票の出力例を示
した図である。
【図14】 本実施の形態においてテーブル番号入力端
末から調理指示を行うときのフローチャートである。
【図15】 本実施の形態におけるテーブル番号入力端
末が注文情報を表示しているときのオーダ確認画面例を
示した図である。
【図16】 本実施の形態におけるテーブル番号入力端
末が注文情報を表示しているときのオーダ確認画面例を
示した図である。
【符号の説明】
10 注文情報作成装置(POS端末)、11 ディス
ク装置、12 CRT、13 注文票プリンタ、14
通信インタフェイス(I/F)、15 POS端末制御
部、20 テーブル番号入力端末、21 ディスプレ
イ、22 通信インタフェイス(I/F)、23 制御
処理部、30 調理管理装置(厨房端末)、31 ディ
スク装置、32 キーボード、33 POS端末通信イ
ンタフェイス(I/F)、34 テーブル番号入力端末
通信インタフェイス(I/F)、35 配膳票プリン
タ、36 調理指示用ディスプレイ、37 消し込み用
ディスプレイ、38 制御処理部、41 メニュー名
称、42 着席メニュー数、43未着席メニュー数、4
4 総累計数、45 ブロック番号、46 通し番号、
47 注文数、48 食後提供指示記号。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定パターンの調理指示タイミングを含
    む食後提供情報を食後提供可能なメニュー毎に予め割り
    付けて記憶するメニューマスタファイルと、 顧客が注文したメニューのうち食後提供指示がされたメ
    ニューには前記メニューマスタファイルから食後提供情
    報を取り出し自動的に付加して注文情報を作成する注文
    情報作成手段と、 顧客が着席したテーブル番号とその顧客の注文情報とを
    対応付けして客席情報を作成する客席情報作成手段と、 注文情報及び客席情報に基づいて調理指示並びに配膳指
    示を出す調理管理手段と、 を有し、 前記調理管理手段は、食後提供指示がされたメニューの
    調理指示を食後提供情報に従った所定のタイミングで自
    動的に出すことを特徴とする飲食店向けサービスシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 食後提供指示がされたメニューに対する
    調理指示要求情報を受け付ける調理指示要求受付手段を
    有し、 前記調理管理手段は、前記調理指示要求受付手段から送
    られてきた調理指示要求情報に基づくタイミングで前記
    メニューの調理指示を出すことを特徴とする請求項1記
    載の飲食店向けサービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記調理管理手段は、前記調理指示要求
    受付手段からの調理指示要求情報を受け取った時点で前
    記メニューの調理指示を出すことを特徴とする請求項2
    記載の飲食店向けサービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記調理管理手段は、食後提供指示がさ
    れたメニューにその旨の識別情報を付加して調理指示を
    出すことを特徴とする請求項1記載の飲食店向けサービ
    スシステム。
  5. 【請求項5】 入店時に食券を発行する飲食店における
    サービスシステムにおいて、 特定パターンの調理指示タイミングを含む食後提供情報
    を食後提供可能なメニュー毎に予め割り付けて記憶する
    メニューマスタファイルと、 顧客が注文したメニューと注文されたメニューのうち食
    後提供指示がされたメニューには前記食後提供情報を自
    動的に付加して注文情報を作成し、顧客に渡すための注
    文票を発行する注文情報作成手段と、 顧客が着席したテーブル番号とその顧客が持つ注文票に
    基づき特定される注文情報とを対応付けして客席情報を
    作成する客席情報作成手段と、 注文情報及び客席情報に基づいて調理指示並びに配膳指
    示を行うとともに注文情報を管理する調理管理装置と、 を有し、 前記調理管理装置は、 前記注文情報作成手段からの注文情報及び前記客席情報
    入力手段からの客席情報により未着席分と着席分とを識
    別して注文状況を把握し管理する注文状況管理手段と、 メニュー毎に着席分の注文数をテーブル番号とともに表
    示する調理指示表示手段と、 調理済みの調理指示を消し込む消し込み入力手段と、 調理済みのメニューに対する配膳票を出力する配膳票出
    力手段と、 を有し、 前記注文状況管理手段は、食後提供指示がされたメニュ
    ーを、顧客の着席後も未着席分として扱い、食後提供情
    報に従った所定の調理指示タイミング経過後以降に着席
    分として扱うことを特徴とする飲食店向けサービスシス
    テム。
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