JPH1028896A - 静電式空気清浄装置 - Google Patents

静電式空気清浄装置

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JPH1028896A
JPH1028896A JP8215885A JP21588596A JPH1028896A JP H1028896 A JPH1028896 A JP H1028896A JP 8215885 A JP8215885 A JP 8215885A JP 21588596 A JP21588596 A JP 21588596A JP H1028896 A JPH1028896 A JP H1028896A
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JP
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dust collecting
air
electrostatic air
electrode
planar
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JP8215885A
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English (en)
Inventor
Takahiro Okumura
隆宏 奥村
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MORITA DENKO KK
Original Assignee
MORITA DENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、静電式空気清浄装置を使用する場
合であっても、交換用消耗部品としての専用の集塵フィ
ルタの保管場所や保管管理に全く気を使う必要もなく、
極めて経済的な集塵フィルタを用いることが出来るだけ
でなく、集塵フィルタに捕獲される粉塵等の量をファン
による空気の吸引量に対して確実に比例させて増大させ
ることが出来る極めて優れた静電式空気清浄装置を提供
するものである。 【解決手段】 静電式空気清浄装置本体1a内には、通
気部14を有した単数の面状集塵電極6a又は通気部1
4を有した複数の面状集塵電極6aが設けられ、且つ該
面状集塵電極6aの一面側6bには着脱自在な集塵フィ
ルタ7aが設けられると共に、該面状集塵電極6aの他
面側6cには、該面状集塵電極6a自体の形状又は複数
の面状集塵電極6aの組み合わせによって空間部6fが
形成されてなり、しかも前記静電式空気清浄装置本体1
aには、該空間部6f内の空気を強制吸引するための吸
引手段が設けられてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電によっ
て誘起されたイオン風を用いてイオン化された空気中の
粉塵を集塵フィルタによって除去することが出来る静電
式空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種静電式空気清浄装置におい
て、集塵電極に集塵フィルタを沿わせて装着した構造を
有するものとしては、例えば、特公平2−13091号
公報所載のものがある。
【0003】即ち、上記公報所載の静電式空気清浄装置
は、図3に示す様に、吸気口2と清浄空気排出口3を有
した二分割枠体4と、吸気口2に吸込開口5が合致する
中空円錐状通気性電極6と、該電極6の内面に沿うべく
装着された集塵フィルタ7と、前記枠体4内後部に収納
され、且つ電動機11と回転羽根12とから構成された
ファン8と、前記枠体4の吸気口2を被う着脱自在な吸
込グリル体9と、該吸込グリル体9の内面に設けられた
針状電極10と、該針状電極10と前記電極6との間に
高電圧を印加する高電圧発生部(図示せず)とを備え、
且つ前記回転羽根12のファンケーシング13は前記枠
体4に一体形成されてなり、しかも前記電極6には、多
数の通気孔14が設けられ、且つ後端開口には合成樹脂
製閉塞板15が装着され、しかも前端吸込開口5の近傍
に位置する電極6の開口周縁には、外側に張設された鍔
部16が設けられると共に、該鍔部16は前記枠体4の
吸気口2の内縁に形成された保持部17にて保持され、
且つ該電極6を保持する枠体4の内部には通気路18が
形成された構成にしてなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成からなる静電式空気清浄装置においては、下記の様な
種々の問題が生じていた。
【0005】即ち、上記構成からなる静電式空気清浄装
置は、吸込グリル体9の内面に設けられた針状電極10
と対向すべく枠体4の吸気口2側に位置する略中空円錐
状通気性電極6の内面側に、ポリエチレンやポリプロピ
レン等を用いた合成樹脂繊維体やガラス繊維体等の誘電
材料を用い、且つ全体の形状も前記略中空円錐状通気性
電極6の内面側に装着可能な如く略中空円錐状に形成さ
れた集塵フィルタ7を装着してなることから、必ず静電
式空気清浄装置に対して専用の集塵フィルタ7を交換用
消耗部品としてある数量は常時在庫しておかなければな
らず、よってその為に一定以上の空間を有した保管場所
が必要であるばかりか保管時における集塵フィルタ7の
変形等の品質面での保管管理も煩雑であり、又材質にも
合成樹脂繊維体やガラス繊維体等の誘電材料を用いてな
ることから、集塵フィルタ7の一個の製品コストが非常
に高価なものとなって経済的にも負担が生じるだけでな
く省資源や自然保護等の各種観点からも上記構成からな
る集塵フィルタ7が必ずしもベストな物とは言えず何ら
かの解決策が望まれていた。
【0006】更に、上記構成からなる静電式空気清浄装
置は、枠体4の排気口3側に電動機11と回転羽根12
とからなるファン8を備えてなることから、強制的に多
量の空気を吸引することが出来るだけでなく、針状電極
10と略中空円錐状通気性電極6との間に生じるコロナ
放電で生成されたイオンにより帯電された空気中の粉塵
等を前記集塵フィルタ7を介して捕獲することが出来る
ものであるが、実際の使用において、前記ファン8を介
して吸い出される空気の大部分は枠体4の通気路18内
の空気であり、よって通気路18内の空気を吸い出しな
がら電極6の通気孔14より集塵フィルタ7を介して粉
塵等が捕獲されて清浄された空気を吸い出すという極め
て効率の悪いものとなり、しいては集塵フィルタ7に捕
獲される粉塵等の量がファン8による空気の吸引量に対
して比例しないばかりか、場合によっては集塵フィルタ
7に捕獲しきれない粉塵等をまき散らすことにもなりか
ねないという重大な問題も生じていた。
【0007】然して、本発明は上記種々の問題を全て解
決するものであり、静電式空気清浄装置を使用する場合
であっても、交換用消耗部品としての専用の集塵フィル
タの保管場所や保管管理に全く気を使う必要もなく、極
めて経済的な集塵フィルタを用いることが出来るだけで
なく、集塵フィルタに捕獲される粉塵等の量をファンに
よる空気の吸引量に対して確実に比例させて増大させる
ことが出来る極めて優れた静電式空気清浄装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を講じたものである。即ち、本
発明は、イオン化電極と集塵電極とを備えた静電式空気
清浄装置に於いて、該静電式空気清浄装置本体1a内に
は、通気部14を有した単数の面状集塵電極6a又は通
気部14を有した複数の面状集塵電極6aが設けられ、
且つ該面状集塵電極6aの一面側6bには着脱自在な集
塵フィルタ7aが設けられると共に、該面状集塵電極6
aの他面側6cには、該面状集塵電極6a自体の形状又
は複数の面状集塵電極6aの組み合わせによって空間部
6fが形成されてなり、しかも前記静電式空気清浄装置
本体1aには、該空間部6f内の空気を強制吸引するた
めの吸引手段が設けられてなることから、集塵フィルタ
7aの形状を立体的なものから、例えば厚みの薄い面状
的なものに変更することが可能となり、よって交換用消
耗部品としての集塵フィルタ7aの保管場所を省スペー
ス化することが出来、集塵フィルタ7aの変形等に対し
ての厳密な保管管理の必要もなくなるという利点を有す
る。
【0009】よって、面状に形成された集塵フィルタ7
aを面状集塵電極6aの一面側6bの全面に容易に密着
させて装着することが可能となり、よってイオンにより
帯電された粉塵等を、前記面状集塵電極6aの一面側6
bの全面に密着してなる面状の集塵フィルタ7aの全面
で確実に捕獲することが出来ることから、集塵フィルタ
7aにポリエチレンやポリプロピレン等を用いた合成樹
脂繊維体やガラス繊維体等の誘電材料を用いる必要もな
く、例えば一般の紙材等を利用することが可能となり、
しいては集塵フィルタ7aそのものの製品コストをも低
下させることが可能になるという利点を有する。
【0010】更に、上記構成からなる静電式空気清浄装
置本体1a内には、通気部14を有した面状集塵電極6
aの他面側6cに、該面状集塵電極6a自体の形状又は
複数の面状集塵電極6aの組み合わせによって空間部6
fが形成されると共に、該空間部6f内の空気を強制吸
引するための吸引手段が設けられてなることから、該吸
引手段を介して吸い出される空気の量は空間部6f内の
空気に限定されることとなり、よって該空間部6fより
吸い出された空気と略同量のイオンにより帯電された粉
塵等を有する空気を、面状集塵電極6aの通気部14を
介して吸い込むことが可能となる。
【0011】従って、集塵フィルタ7aに捕獲される粉
塵等の量をファンによる空気の吸引量に比例させて増大
させることが出来る利点がある。
【0012】更に、前記空間部6fが、前記吸引手段と
吸引路27を介して連結されると共に、静電式空気清浄
装置本体1a内で略閉塞状態の空間室を形成してなる場
合には、集塵フィルタ7aに捕獲される粉塵等の量をフ
ァンによる空気の吸引量に対して確実に比例させてより
高効率に増大させることが出来る利点がある。
【0013】又、前記吸引手段を介して吸い出された空
気が、イオン化電極を介して発生してなるイオン風中に
投入される場合には、空気の清浄効率を向上させること
が出来る利点がある。
【0014】更に、前記静電式空気清浄装置本体1a
に、前記吸引手段から清浄空気排出口3へと続く風路1
8aに脱臭フィルタ又は集塵フィルタの少なくとも何れ
か一方が設けられてなる場合には、空気の清浄効率を更
に向上させることが出来る利点がある。
【0015】更に、前記静電式空気清浄装置本体1a
に、室内空気の汚れ度合いを検知して前記吸引手段を作
動させるための検知手段が設けられてなる場合には、静
電式空気清浄装置の作動を人の判断作業を全く不要とし
て自動化することが出来る利点がある。
【0016】更に、前記静電式空気清浄装置本体1a
に、室内空気の汚れ度合いか又は所定時間で吸引手段の
作動を停止するための作動停止手段が設けられてなる場
合には、静電式空気清浄装置を極めて経済的に、且つ効
率よく使用することが出来る利点がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
<第一実施形態>図1及び図2において、1は正面視略
矩形状で、且つ下部に左右一対の脚部22を有した静電
式空気清浄装置を示し、1aは静電式空気清浄装置本体
を示す。
【0018】2は前記静電式空気清浄装置本体1aの下
方に設けられ、且つ該静電式空気清浄装置本体1aの下
方より室内等の空気を取り入れ可能な吸気口を示すと共
に、3は該静電式空気清浄装置本体1aの上面カバーに
穿設され、且つ前記吸気口2より取り入れられて清浄さ
れた空気をマイナスイオン化して排出するための清浄空
気排出口を示す。
【0019】6aは全面に所定のパターンで複数個穿設
された孔よりなる複数の通気部14を有した矩形状の金
属板を断面視略V字状に折曲した面状集塵電極を示し、
該面状集塵電極6aは内部が中空に形成され、且つ多数
の窓孔24aが形成された電極板取付枠24に装着され
ることで、通気部14を有した面状集塵電極6aの他面
側6cに所定容量の空間部6fを形成してなる。
【0020】尚、前記電極板取付枠24に装着された面
状集塵電極6aには、該面状集塵電極6aの一面側6b
の全面に密着すべく容易に折曲可能な矩形状の紙シート
で形成された集塵フィルタ7aが装着可能となる。
【0021】尚、ここで前記紙シートで形成された集塵
フィルタ7aを面状集塵電極6aに装着する場合の手順
について説明する。
【0022】先ず、前記面状集塵電極6aを有した電極
板取付枠24は、該電極板取付枠24の両端部の凸部1
eを、前記静電式空気清浄装置本体1aの内側面部に対
峙して設けられた案内嵌入部1cに着脱自在にスライド
嵌入される構成にしてなることから、集塵フィルタ7a
を面状集塵電極6aに装着する場合には、図2に示す様
に、前記静電式空気清浄装置本体1aの前面化粧カバー
1bを一旦取外した後、前記案内嵌入部1cより電極板
取付枠24を引き抜き(矢印A)、その後集塵フィルタ
7aを略中央より折曲して電極板取付枠24に取り付け
られた面状集塵電極6aの一面側6bの全面に密着すべ
く押し当てる(矢印B)。
【0023】その後、前記の如く面状集塵電極6aの一
面側6bの全面に密着すべく押し当てられた集塵フィル
タ7aの対峙すべく位置決めされた各端部を電極板取付
枠24の上部に設けられ、且つ前記電極6aの一面側6
bに対して付勢された一対の回動挾持体23,23で夫
々挾持(矢印C)すると共に、該各回動挾持体23,2
3の下部に設けられた可動係止片23a,23aの夫々
を、前記電極板取付枠24内に収納された二股状の係止
部材25を介して夫々保持してロック状態とすること
で、紙シートで形成された集塵フィルタ7aを面状集塵
電極6aの一面側6bの全面に密着させた状態で装着す
ることが出来、又該集塵フィルタ7aを交換する場合で
も一対の回動挾持体23,23の夫々を面状集塵電極6
aの電極面6bより離間させるだけで容易に、しかも瞬
時に使用済みの集塵フィルタ7aを取り外すことが出
来、よって交換作業上の利便性に優れるという利点があ
る。
【0024】8は前記面状集塵電極6aの他面側6cに
形成された空間部6f内の空気を強制吸引するための吸
引手段としてのファンを示し、該ファン8は、前記空間
部6fと吸引路27を介して連結されたダクト8a内に
回転羽根12を配設することで空間部6f内の空気を強
制的に吸い出すと共に、前記電極板取付枠24の上方に
設けられた第2のイオン化電極20を介して発生するイ
オン風の風路18aに該ダクト8aの吹き出し口27a
を介して吸い出した空間部6fの空気を排出する構成に
してなるものである。
【0025】10aは前記静電式空気清浄装置本体1a
の内側面部に対峙して設けられた案内嵌入部1cにスラ
イド嵌入された電極板取付枠24の下方に位置すべく静
電式空気清浄装置本体1aの内側面部に張設されたイオ
ン化電極を示し、10bは該イオン化電極10aの長手
方向に沿って設けられたイオン化電極用安全カバーを示
す。
【0026】19は前記静電式空気清浄装置本体1aの
内側面部に張設されたイオン化電極10aと吸気口2と
の間の風路18にスライド移動を介して交換自在に設け
られたプレフィルタを示すと共に、19aは前記ファン
8と清浄空気排出口3との間の風路18aに設けられた
脱臭フィルタを示す。
【0027】よって、上記構成からなる静電式空気清浄
装置本体1a内に電極板取付枠24を収納した場合に
は、該電極板取付枠24に取り付けられた面状集塵電極
6aの空間部6fは略閉塞状態の空間室を形成するよう
になる。
【0028】本発明における第一実施形態としての静電
式空気清浄装置は以上の構成からなるが、次にかかる静
電式空気清浄装置を使用する場合について説明する。
【0029】先ず、図1及び図2において、静電式空気
清浄装置本体1a内には、通気部14を有した単数の面
状集塵電極6a又は通気部14を有した複数の面状集塵
電極6aと、該面状集塵電極6aの一面側6bには着脱
自在な集塵フィルタ7aと、該面状集塵電極6aの他面
側6bには、該面状集塵電極6a自体の形状、即ち断面
視略V字状に折曲されて電極板取付枠24に取り付けら
れた該面状集塵電極6aによる空間部6fと、該空間部
6f内の空気を強制吸引するファン8(吸引手段)が設
けられてなることから、集塵フィルタ7aの形状を立体
的なものから、例えば厚みの薄い面状的なものに変更す
ることが可能となり、よって交換用消耗部品としての集
塵フィルタ7aの保管場所を省スペース化することが出
来、集塵フィルタ7aの変形等に対しての厳密な保管管
理の必要もなくなるという利点を有するだけでなく、面
状に形成された集塵フィルタ7aを面状集塵電極6aの
一面側6bの全面に容易に密着させて装着することが可
能となり、よってイオンにより帯電された粉塵等を、前
記面状集塵電極6aの一面側6bの全面に密着してなる
面状の集塵フィルタ7aの全面で確実に捕獲することが
出来、集塵フィルタ7aにポリエチレンやポリプロピレ
ン等を用いた合成樹脂繊維体やガラス繊維体等の誘電材
料を用いる必要もなく、例えば一般の紙材等を利用する
ことが可能となり、しいては集塵フィルタ7aそのもの
の製品コストをも低下させることが可能になるという利
点を有する。
【0030】更に、上記ファン8を介して面状集塵電極
6aの他面側6cに形成された空間部6f内の空気を強
制吸引する際において、該ファン8を介して吸い出され
る空気の量は空間部6f内の空気に限定されることとな
り、よって該空間部6fより吸い出された空気と略同量
のイオンにより帯電された粉塵等を有する空気を、面状
集塵電極6aの通気部14を介して吸い込むことが可能
となり、よって集塵フィルタ7aに捕獲される粉塵等の
量をファンによる空気の吸引量に比例させて増大させる
ことが出来る利点を有する。
【0031】更に、前記空間部6fが、前記ファン8の
回転羽根12が設けられたダクト8aと吸引路27を介
して連結されることで、静電式空気清浄装置本体1a内
で略閉塞状態の空間室を形成してなることから、集塵フ
ィルタ7aに捕獲される粉塵等の量をファンによる空気
の吸引量に対して確実に比例させてより高効率に増大さ
せることが出来る利点を有する。
【0032】更に、上記構成からなる静電式空気清浄装
置本体1aは、前記ファン8を介して空間部6fより強
制的に吸い出した空気をダクト8aの吹き出し口27a
より電極板取付枠24の上方に設けられた第2のイオン
化電極20を介して発生するイオン風の風路18aに排
出することから、空気の清浄効率を向上させることが出
来る利点がある。
【0033】更に、前記静電式空気清浄装置本体1aに
は、ファン8から清浄空気排出口3へと続く風路18a
に脱臭フィルタ19aが設けられてなることから、第2
のイオン化電極20を介して発生するイオン風の風路1
8aに排出された空間部6fの空気の清浄効率を更に向
上させて、よりクリーンで無臭の空気を取り出すことが
出来る利点がある。
【0034】尚、上記実施形態において、電極板取付枠
に取り付けられた面状集塵電極は、全面に所定のパター
ンで複数個穿設された孔よりなる複数の通気部を有した
一枚の金属板を断面視略V字状に折曲したものを用いて
なるが、本発明は、必ずしもこれに限らず、例えば通気
部が単数の金属板、又は組み合わされた複数の金属板の
所定の箇所を折曲して形成された通気可能な折曲部(図
示せず)である場合や、単数の金属板、又は組み合わさ
れた複数の金属板の所定の箇所を切り欠いて形成された
通気可能な切り欠き部(図示せず)であってもよく、
又、例えば細片状等に形成された複数の金属板を所定の
間隔で並設又は千鳥状に配設し、夫々隣合わせに位置す
る各金属板間の隙間を通気部としてもよく、更にくし状
又は格子状に形成された一枚の金属板の各くし歯部間又
は各格子骨間の隙間を通気部としてもよく、更に面状集
塵電極自体が網状の金属体等から形成されることによ
り、多くの通気部を有していてもよく、面状集塵電極の
材質や数量及び該電極に設けられる通気部の具体的な形
状、配設箇所、数量等も決して限定されるものではな
く、更に面状集塵電極の他面側に該面状集塵電極自体の
形状又は複数の面状集塵電極の組み合わせによって所定
容量の空間部が形成されるのであれば、該面状集塵電極
が円筒状や多角筒状に形成されていてもよく、面状集塵
電極の具体的な形状も決して限定されない。
【0035】更に、上記実施形態において、静電式空気
清浄装置本体には、面状集塵電極自体の形状又は複数の
面状集塵電極の組み合わせによって面状集塵電極の他面
側に形成される空間部内の空気を強制吸引するための吸
引手段としてファンが設けられてなるが、要は空間部内
の空気を強制吸引することが出来るものであれば、必ず
しもファンに限らず、例えば、イオン風発生装置(図示
せず)を用いる等して機械的動力を用いずに空間部内の
空気を強制吸引してもよく、吸引手段の具体的な機構や
数量、配設箇所等も決して限定されないのは言うまでも
ない。
【0036】更に、上記実施形態において、静電式空気
清浄装置本体には、ファンから清浄空気排出口へと続く
風路に脱臭フィルタが設けられてなるが、必ずしも脱臭
フィルタである必要もなく、要は脱臭フィルタ又は集塵
フィルタの少なくとも何れか一方が設けられていれば、
第2のイオン化電極を介して発生するイオン風の風路に
排出された空間部の空気の清浄効率を更に向上させるこ
とが出来るが、必須の用件でないのは言うまでもない。
【0037】更に、上記実施形態における静電式空気清
浄装置本体に、例えば、室内空気の汚れ度合いを検知し
て前記ファン等の吸引手段を作動させるための検知スイ
ッチ(図示せず)等を用いた検知手段を設けた場合に
は、静電式空気清浄装置の作動を人の判断作業を全く不
要として自動化することが出来る利点をも有することが
できる。
【0038】更に、上記実施形態における静電式空気清
浄装置本体に、室内空気の汚れ度合いか又は所定時間で
吸引手段の作動を停止するための作動停止装置(作動停
止手段)を設けた場合には、静電式空気清浄装置を極め
て経済的に、且つ効率よく使用することが出来る利点を
も有することができる。
【0039】然して、要は静電式空気清浄装置におい
て、通気部を有した単数の面状集塵電極の一面側又は通
気部を有した複数の面状集塵電極の一面側に、着脱自在
な集塵フィルタが設けられると共に、該面状集塵電極の
他面側に、該面状集塵電極自体の形状又は複数の面状集
塵電極の組み合わせによって空間部が形成され、しかも
該空間部内の空気を強制吸引するための吸引手段が設け
られていれば静電式空気清浄装置を構成する各部の具体
的な形状、数量、配設箇所等も決して限定されないのは
言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、交換用消耗部品
としての専用の集塵フィルタの保管場所や保管管理に全
く気を使う必要もなく、極めて経済的な集塵フィルタを
用いることが出来るだけでなく、集塵フィルタに捕獲さ
れる粉塵等の量をファンによる空気の吸引量に対して確
実に比例させて増大させることが出来、よって極めて高
効率にイオンにより帯電された粉塵等を捕獲することが
出来る極めて優れた静電式空気清浄装置を提供すること
が出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電式空気清浄装置の一部断面正面
図。
【図2】本発明の静電式空気清浄装置の一部断面側面
図。
【図3】従来の静電式空気清浄装置の断面図。
【符号の説明】
1…静電式空気清浄装置 1a…静電式空気清浄装置本体 2…吸気口 3…清浄空気排出口 6a…面状集塵電極 7a…集塵フィルタ 18…風路 24…電極板取付枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化電極と集塵電極とを備えた静電
    式空気清浄装置に於いて、該静電式空気清浄装置本体
    (1a)内には、通気部(14)を有した単数の面状集
    塵電極(6a)又は通気部(14)を有した複数の面状
    集塵電極(6a)が設けられ、且つ該面状集塵電極(6
    a)の一面側(6b)には着脱自在な集塵フィルタ(7
    a)が設けられると共に、該面状集塵電極(6a)の他
    面側(6c)には、該面状集塵電極(6a)自体の形状
    又は複数の面状集塵電極(6a)の組み合わせによって
    空間部(6f)が形成されてなり、しかも前記静電式空
    気清浄装置本体(1a)には、該空間部(6f)内の空
    気を強制吸引するための吸引手段が設けられてなること
    を特徴とする静電式空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記空間部(6f)が、前記吸引手段と
    吸引路(27)を介して連結されると共に、静電式空気
    清浄装置本体(1a)内で略閉塞状態の空間室を形成し
    てなることを特徴とする請求項1記載の静電式空気清浄
    装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引手段を介して吸い出された空気
    が、イオン化電極を介して発生してなるイオン風中に投
    入されることを特徴とする請求項1又は2記載の静電式
    空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記静電式空気清浄装置本体(1a)に
    は、前記吸引手段から清浄空気排出口(3)へと続く風
    路(18a)に脱臭フィルタ又は集塵フィルタの少なく
    とも何れか一方が設けられてなることを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の静電式空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 前記静電式空気清浄装置本体(1a)に
    は、室内空気の汚れ度合いを検知して前記吸引手段を作
    動させるための検知手段が設けられてなることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の静電式空気清浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記静電式空気清浄装置本体(1a)に
    は、室内空気の汚れ度合いか又は所定時間で吸引手段の
    作動を停止するための作動停止手段が設けられてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の静電式
    空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11456198B2 (en) * 2019-08-23 2022-09-27 Semes Co., Ltd. Transfer unit and substrate treating apparatus including ihe same

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