JPH10288721A - レセプタクル - Google Patents

レセプタクル

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JPH10288721A
JPH10288721A JP11178297A JP11178297A JPH10288721A JP H10288721 A JPH10288721 A JP H10288721A JP 11178297 A JP11178297 A JP 11178297A JP 11178297 A JP11178297 A JP 11178297A JP H10288721 A JPH10288721 A JP H10288721A
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ferrule
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receptacle
hole
plug
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Joji Yamaguchi
城治 山口
Yasuhide Nishida
安秀 西田
Naoyuki Tamaru
直幸 田丸
Kazumasa Kaneko
和政 金子
Akira Kawahara
昭 河原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立簡単で、2次元的に高密度実装可能なレ
セプタクルを実現する。 【解決手段】 フェルール収納部材11に形成した貫通
孔11aに対して、プラグ係止部材12とフェルール保
持部材13を係止する。この係止は、プラグ係止部材1
2は段部11b、12bにより行い、フェルール保持部
材13は雌ネジ部11cと雄ネジ部13aにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ接続な
どに用いるレセプタクルに係るものであり、特に簡単に
組み立てられ高密度実装ができるようにしたレセプタク
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光コネクタにおける従来のレセプタクル
100の構造を図11に示す。図11中、101はフェ
ルール保持部材、102はスリーブ、103はフェルー
ル収納部材である。
【0003】フェルール保持部材101の内部には、光
ファイバ104を取り付けたフェルール(図示せず)や
押圧力発生用のコイルバネ(図示せず)が既に収納され
ており、側面にフェルール収納部材103の内部に係止
するための段部が設けられている。
【0004】また、フェルール収納部材103には、そ
の段部に係止する弾性突起部(図示せず)が設けられて
おり、したがって、フェルール保持部材101をフェル
ール収納部材103に挿入するという単純な操作でレセ
プタクルを組み立てることができる。
【0005】また、このフェルール収納部材103に
は、プラグ係止用の弾性突起部(図示せず)が設けられ
ており、プラグ係止部材とフェルール収納部材103
は、同一部材で一体的に構成されている。
【0006】さらに、フェルール収納部材103は、複
数のレセプタクルが1次元的に配列される構造となって
いる。図11では、8連のレセプタクルになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したレ
セプタクル100は、プラグ係止部材をフェルール収納
部材103と同一の部材で一体的に構成しているので、
その2次元的配列構造を加工によって実現することは困
難である。したがって、2次元配列のレセプタクルを実
現するには、図11に示したような多連のレセプタクル
を並列に複数個配置して実現せざるを得ず、高密度に実
装することは困難であった。
【0008】本発明の目的は、2次元的に高密度実装が
実現でき、かつ簡単な操作で組立ができるようにしたレ
セプタクルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、フェルール、スリーブ、および前記フ
ェルールに押圧力を付与するバネを内部に有するレセプ
タクルにおいて、レセプタクル組立用の貫通孔が形成さ
れたフェルール収納部材と、前記貫通孔の一方の側から
一部が突出するよう前記貫通孔内に組み込まれるプラグ
係止部材と、前記貫通孔の他方の側から一部が突出する
ように前記貫通孔内に組み込まれるフェルール保持部材
を有し、前記プラグ係止部材と前記フェルール収納部材
間を係止する第1の係止手段を、該両部材又は前記フェ
ルール保持部材を含めた3部材が有し、前記フェルール
保持部材と前記フェルール収納部材間を係止する第2の
係止手段を、該両部材又はプラグ係止部材を含めた3部
材が有することを特徴とするレセプタクルとして構成し
た。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、前記
第1又は第2の係止手段が、雄ネジ部と雌ネジ部よりな
ることを特徴とするレセプタクルとして構成した。
【0011】第3の発明は、第1の発明において、前記
第1又は第2の係止手段が、弾性係止突起と段部、又は
弾性段部と係止突起よりなることを特徴とするレセプタ
クルとして構成した。
【0012】第4の発明は、第1又は2の発明におい
て、前記フェルール保持部材が、光ファイバ通過用のス
リットをその外周の一部に有することを特徴とするレセ
プタクルとして構成した。
【0013】第5の発明は、第3の発明において、前記
第1および第2の係止手段が、ともに弾性係止突起と段
部、又は弾性段部と係止突起よりなり、且つ前記第1、
第2の係止手段が、互いに軸回りに90度ずれているこ
とを特徴とするレセプタクルとして構成した。
【0014】第6の発明は、第3の発明において、前記
第1および/又は第2の係止手段が、弾性係止突起と段
部、又は弾性段部と係止突起よりなり、それらが前記貫
通孔の軸回り円周に対して凸部、凹部の組合せで互いに
嵌合し、且つ軸方向に係止することを特徴とするレセプ
タクルとして構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施の形態
のレセプタクル10を示す断面図である。11はレセプ
タクルが組み立てられるフェルール収納部材、12はプ
ラグを係止するプラグ係止部材、13はフェルール14
を保持するフェルール保持部材、15はフェルール14
を押圧するコイルバネ、16はプラグとフェルール14
の先端をガイドするスリーブ、17はフェルール14に
先端が取り付けられた光ファイバである。
【0016】フェルール収納部材11には、図1におい
て左右方向に円形の貫通孔11aが形成され、その左端
側の内壁には段部11bが形成され、右端側の内壁には
雌ネジ部11cが形成されている。
【0017】プラグ係止部材12には、図1において左
端にプラグ係止用の弾性係止突起(爪)12a1を有す
る1対の板バネ部12aが形成され、中央外周部に前記
段部11bに係止する段部12bが形成され、右端に鍔
部12cが形成され、内部にスリーブ16の収納用の円
筒部12dが形成されている。
【0018】フェルール保持部材13には、その左端よ
り若干右側に寄った部分の外周部に前記雌ネジ部11c
に螺合する雄ネジ部13aが形成され、内部にフェルー
ル14およびコイルバネ15を収納する収納筒部13b
が形成されている。
【0019】このレセプタクル10を組み立てるには、
まず、フェルール収納部11の貫通孔11aに対して図
1において右側から図示の向きで、プラグ係止部材12
を挿入し、続けてスリーブ16、フェルール14、コイ
ルバネ15を挿入し、最後にフェルール保持部材13を
挿入して、その雄ネジ部13aを貫通孔11aの雌ネジ
部11cに対してネジ止めする。この結果、フェルール
保持部材13がプラグ係止部材12を押圧して、段部1
2bが段部11bに係止し、フェルール14はコイルバ
ネ15によって図1において左方向に押し付けられる。
【0020】このように、プラグ係止部材12、フェル
ール保持部材13は、単心単位で構成される。したがっ
て、2次元配列のレセプタクルを構成する場合は、フェ
ルール収納部材11に対して、複数の貫通孔11aを形
成しておき、その各々の貫通孔11aに対して、前記し
たレセプタクル10を組み立てれば良い。すなわち、2
次元配列構造のプラグ係止部材は必要なく、複雑な形状
の部材を加工する必要はなくなる。
【0021】ところで、ロボットハンド等で光コネクタ
の挿抜操作を行う自動化装置では、人手ではコネクタが
扱えないような高密度実装が要求される。図2にロボッ
トハンドにより挿抜を行う光コネクタの例を示す。
【0022】18はプラグ、19はロボットハンドであ
る。このロボットハンド19は一対でなり、プラグ18
の後部(図2の(a)の左側)を把持してレセプタクル
10のプラグ係止部材12に挿入すると、1対のプラグ
係止部材12の板バネ部12aの先端の弾性係止突起1
2a1が一旦押し開かれて、そこにプラグ18の段部1
8aが係止し、プラグ18自体が嵌合される。
【0023】逆に、このプラグ18を抜去するときは、
ロボットハンド19でプラグ18の中央部を把持するこ
とにより、そのロボットハンド19の先端に形成された
テーパ部19aが、プラグ係止部材12の板バネ部12
aの先端の弾性係止突起12a1の内側に形成されたテ
ーパ部12a2に押し当てられるので、図2の(b)に
示す状態から(c)に示す状態のように、その弾性係止
突起12a1が上下方向に開いて、プラグ18の段部1
8aとの係合が解除されるため、その状態で引き抜く。
【0024】このように、ロボットハンド19がプラグ
18を把持するスペースさえあれば、そのプラグ18の
挿抜操作が可能となる。このような自動化装置では、省
スペースのための光コネクタの高密度実装が要求され
る。図3はレセプタクル10を2次元配列で高密度実装
した例を示す図である。本実施の形態のレセプタクル1
0は単心単位の構成であるため、図3のような千鳥状配
列を実現する場合でも、フェルール収納部材11に千鳥
状に貫通孔11aを形成するだけで対応することがで
き、高密度実装を容易に実現することができる。
【0025】[第2の実施の形態]図4は第2の実施の
形態のレセプタクル20の断面を示す図である。図4に
おいて、21はレセプタクルが組み立てられるフェルー
ル収納部材、22はプラグを係止するプラグ係止部材、
23はフェルール24を保持するフェルール保持部材、
25はフェルール24を押圧するコイルバネ、26はプ
ラグとフェルール24の先端をガイドするスリーブ、2
7はフェルール24に先端が取り付けられた光ファイバ
である。
【0026】フェルール収納部材21には、図4におい
て左右方向に円形の貫通孔21aが形成されているが、
そこには段部や雌ネジ部等は形成されていない。つま
り、この貫通孔21aは単純な円筒形状である。
【0027】プラグ係止部材22には、先端にプラグ係
止用の弾性係止突起22a1を有する1対の板バネ部2
2aが形成され、中央の外周部に前記貫通孔21aの開
口縁部に係止する段部22bが形成され、内部にスリー
ブ26収納用の円筒部22cが形成されている。そし
て、板バネ部22aが形成された端部と反対側の端部
(図4において右端)は貫通孔21aの内径より小さな
外径となり、そこに雄ネジ部22dが形成されている。
【0028】フェルール保持部材23には、図4におけ
る左端内周部に前記雌ネジ部22dに螺合する雌ネジ部
23aが形成され、またその外周部にはフェルール収納
部材21の貫通孔21aの開口縁部に係止する段部23
bが形成され、内部にはフェルール24とコイルバネ2
5を収納する収納筒部23cが形成されている。
【0029】このレセプタクル20を組み立てるには、
フェルール収納部材21の貫通孔21aに対して図4に
おいて左側から図示の向きでプラグ係止部材22を挿入
し、右側からスリーブ16、フェルール14、コイルバ
ネ15を続けて挿入し、最後にフェルール保持部材23
を図示の向きで挿入して、その雌ネジ部23aをプラグ
係止部材22の雄ネジ部22dに対してネジ止めする。
この結果、プラグ係止部材22の段部22bがフェルー
ル収納部材21の貫通孔21aの左側の開口縁部に係止
し、フェルール保持部材23の段部23bが同貫通孔2
1aの右側の開口縁部に係止し、フェルール24はコイ
ルバネ25によって図4において左方向に押し付けられ
る。
【0030】この実施の形態では、フェルール収納部材
21の貫通孔21aが単純な円筒形状で済むので、その
加工が容易となる。これは、多数のレセプタクルを実装
する場合に非常に有利な点である。
【0031】[第3の実施の形態]図5は第3の実施の
形態のレセプタクル30の断面を示す図である。図5に
おいて、31はレセプタクルが組み立てられるフェルー
ル収納部材、32はプラグを係止するプラグ係止部材、
33はフェルール34を保持するフェルール保持部材、
35はフェルール34を押圧するコイルバネ、36はプ
ラグとフェルール34の先端をガイドするスリーブ、3
7はフェルール34に先端が取り付けられた光ファイバ
である。
【0032】フェルール収納部材31には、図5におい
て左右方向に円形の貫通孔31aが形成されているが、
そこには段部や雌ネジ部等は形成されていない。つま
り、この貫通孔31aも前記したフェルール収納部材2
1の貫通孔21aと同様に単純な円筒形状である。
【0033】プラグ係止部材32には、図5においてそ
の左側に、先端にプラグ係止用の弾性係止突起32a1
を有する1対の板バネ部32aが形成され、中央の外周
部に前記貫通孔31aの開口縁部に係止する段部32b
が形成され、内部にスリーブ36収納用の円筒部32c
が形成されている。そして、板バネ部32aが形成され
た端部と反対側の端部(図5において右端)には先端に
弾性係止突起32d1を有する1対の板バネ部32dが
形成されている。
【0034】フェルール保持部材33には、その先端部
分に前記弾性係止突起32d1が係合する段部(穴)3
3aが形成され、外周には貫通穴31aの開口縁部に係
合する段部33bが形成され、内部にはフェルール3
4、コイルバネ35、スリーブ36等を収納する収納筒
部33cが形成されている。
【0035】このレセプタクル30を組み立てるには、
フェルール収納部材31の貫通孔31aに対して図5に
おいて左側からプラグ係止部材32を図示の向きで挿入
し、右側からスリーブ36、フェルール34、コイルバ
ネ35を続けて挿入し、最後にフェルール保持部材33
を図示の向きで挿入すると、プラグ係止部材32の弾性
係止突起32d1が変形してフェルール保持部材35の
段部33aに嵌合する。この結果、プラグ係止部材32
の段部32bがフェルール収納部材31の貫通孔31a
の左側の開口縁部に係止し、フェルール保持部材33の
段部33bが同貫通孔31aの右側の開口縁部に係止
し、フェルール34はコイルバネ35によって図5にお
いて左方向に押し付けられる。
【0036】この実施の形態では、押し込むという、ネ
ジによるものよりも簡単な操作でレセプタクル30を組
み立てることができ。なお、プラグ係止部材32の弾性
係止突起32d1とフェルール保持部材33の段部33
aは、逆の関係、つまりプラグ係止部材32に弾性段部
を設け、フェルール保持部材33に係止突起を設けても
良い。また、ここでは、フェルール保持部材33を外側
にしてその内側にプラグ係止部材32をはめ込むように
したが、この関係も逆にすることができる。この場合
は、フェルール保持部材33の側の係止部分に弾性を持
たせる。
【0037】[第4の実施の形態]図6の(a)は第4
の実施の形態のレセプタクル40の縦断面を示す図、
(b)は横断面を示す図である。図6において、41は
レセプタクルが組み立てられるフェルール収納部材、4
2はプラグを係止するプラグ係止部材、43はフェルー
ル44を保持するフェルール保持部材、45はフェルー
ル44を押圧するコイルバネ、46はプラグとフェルー
ル44の先端をガイドするスリーブ、47はフェルール
44に先端が取り付けられた光ファイバである。
【0038】フェルール収納部材41は、前記第2、第
3の実施の形態のフェルール21、31と同様に単純な
円筒形状の貫通孔41aが形成されている。
【0039】プラグ係止部材42には、図7の(a)、
(b)に示すように、左側に、先端にプラグ係止用の弾
性係止突起42a1を有する一対の対向する板バネ部4
2aが形成され、右側には、先端にフェルール収納部材
41の貫通孔41aの開口縁部への係止用の弾性係止突
起42b1を有する一対の対向する板バネ部42b形成
されている。これら各対の板バネ部42a、42bは、
フェルール収納部材41の貫通孔41aの内径に対応し
た外径部分をもつ胴部42cを介して、直線状に連続し
ている。そして、内部にはスリーブ46収納用の円筒部
42dが形成されている。
【0040】フェルール保持部材43には、図8の
(a)、(b)に示すように、左側に、先端にフェルー
ル収納部材41の貫通孔41aの開口縁部への係止用の
弾性係止突起43a1を有する一対の対向する板バネ部
43aが形成され、右側の内部にフェルール44、コイ
ルバネ45等を収納する収納筒部43bが形成されてい
る。また、前記板バネ部43aの基部には、プラグ係止
部材42に当接する段部43cや、フェルール収納部材
41の貫通孔41aの開口縁部に係止する段部43dが
形成されている。
【0041】このレセプタクル40を組み立てるには、
フェルール収納部材41の貫通孔41aに対して、図6
の左側からプラグ係止部材42の板バネ部42bを図示
の向きで挿入し、その弾性係止突起42b1を貫通孔4
1aの右側の開口縁部に係止させる。次に、右側からス
リーブ46、フェルール44、コイルバネ45を続けて
挿入する。最後にフェルール保持部材43の板バネ部4
3aを図示の向きで貫通孔41aの右側から、プラグ係
止部材42の板バネ部42bの面に対して90度回転し
た状態で挿入し、その係止突起43a1を貫通孔41a
の左側の開口縁部に係止させる。この結果、フェルール
保持部材43の段部43cがプラグ係止部材42の板バ
ネ部42aに当接し、段部43dが貫通孔41aの右側
の開口縁部に係止し、フェルール44はコイルバネ45
によって図6において左方向に押し付けられる。
【0042】この実施の形態では、プラグ係止部材42
とフェルール保持部材43を独立してフェルール収納部
材41に取り付けることができ、組立がより容易とな
る。なお、図9に示すように、フェルール保持部材43
に光ファイバ47が通るようなスリット43eを形成し
ておけば、組立がより容易となる。すわなち、このスリ
ット43eがない場合は、フェルール44に光ファイバ
47をつなぐ際に、予めフェルール保持部材43に光フ
ァイバ47を通しておく必要があるが、スリット43e
があると、レセプタクル40の組立時にフェルール保持
部材43を用意すれば良く、フェルール44の組立やレ
セプタクル40の組立が容易となる。
【0043】[第5の実施の形態]図10の(a)は第
5の実施の形態のレセプタクル50の断面を示す図であ
る。図10において、51はレセプタクルが組み立てら
れるフェルール収納部材、52はプラグを係止するプラ
グ係止部材、53はフェルール54を保持するフェルー
ル保持部材、55はフェルール54を押圧するコイルバ
ネ、56はプラグとフェルール54の先端をガイドする
スリーブ、57はフェルール54に先端が取り付けられ
た光ファイバである。
【0044】フェルール収納部材51は、円筒形状の貫
通孔51aが形成されている。この貫通孔51aの中央
部分は円形部51a1となっているが、その円形部51
a1から左右の開口部にかけては、図10の(b)に示
すように、上下の壁面に対向するように一対の溝部51
a2が形成され、また左右の壁面にも対向するように一
対の溝部51a3が形成されている。すなわち、この貫
通孔51aの両側の開口部の内壁には、円周方向に沿っ
て90度の角度間隔で4個の凹形状の溝が形成されてい
る。
【0045】プラグ係止部材52には、左側に、先端に
プラグ係止用の弾性係止突起52a1を有する一対の対
向する板バネ部52aが形成され、右側には先端にフェ
ルール収納部材41の貫通孔51aの上下の溝部51a
2への係止用の弾性係止突起52b1を有する板バネ部
52bが形成されている。これら板バネ部52a、52
bは、フェルール収納部材51の貫通孔51aの円形部
51a1の内径に対応した外径部分の外側に円周方向に
90度の角度間隔で溝部51a2、51a3に嵌合する
凸部状のガイド部52c1を有する胴部52cを介し
て、直線状に連続している。そして、内部にはスリーブ
46収納用の円筒部52dが形成されている。
【0046】フェルール保持部材53には、左側に、先
端にフェルール収納部材51の貫通孔51aの溝部51
a3への係止用の弾性係止突起(図示せず)を有する一
対の対向する板バネ部(図示せず)が形成され、中央に
は貫通孔51aの円形部51a1の内径に対応した外径
部分の外側に円周方向に90度の角度間隔で溝部51a
2、51a3に嵌合する凸部状のガイド部53a1を有
する胴部53aが形成され、その右側に貫通孔51aの
右側の開口縁部に係止する段部53bが形成され、内部
にはフェルール54、コイルバネ55等を収納するため
の収納筒部53cが形成されている。
【0047】このレセプタクル50を組み立てるには、
フェルール収納部材51の貫通孔51aに対して、左側
からプラグ係止部材52の板バネ部52bをその先端の
係止突起52b1が貫通孔51aの上下の溝部51a2
にガイドされるように位置決めしてから挿入し、充分に
押し込む。これにより、その係止突起52b1が円形部
51a1を乗り越えて、右側の溝部51a2に嵌合し、
円形部51a1の右側の段部に係止される。次に、右側
からスリーブ56、フェルール54、コイルバネ55を
続けて挿入する。最後にフェルール保持部材53の板バ
ネ部(図示せず)を貫通孔51aの右側から、その先端
の係止突起が貫通孔51aの溝51a3にガイドされる
ように位置決めしてから挿入し、充分に押し込む。これ
により、その係止突起が円形部51a1を乗り越えて、
左側の溝部51a3に嵌合し、円形部51a1の左側の
段部に係止される。この結果、フェルール保持部材53
の段部53aが貫通孔51aの右側の開口縁部に係止
し、フェルール54はコイルバネ55によって図10の
(a)において左方向に押し付けられる。
【0048】この実施の形態によれば、プラグ係止部材
52はフェルール保持部材53に対して軸回りに回転す
ることがなくなり、レセプタクル50に方向性を持たせ
ることかできる。すなわち、低損失の光接続を実現する
ため、プラグとフェルール54の偏心方向を合わせるこ
とが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラグ係
止部材をフェルール収納部材から独立させ、そのプラグ
係止部材とフェルール収納部材間を係止する第1の係止
手段を該両部材又はフェルール保持部材を含めた3部材
が有するよう構成し、またフェルール保持部材とフェル
ール収納部材間を係止する第2の係止手段を、該両部材
又はプラグ係止部材を含めた3部材が有するよう構成し
たので、レセプタクルの高密度で実装することが可能と
なる。
【0050】また、その第1、第2の係止手段を、弾性
係止突起と段部、又は弾性段部と係止突起より構成する
ことにより、プラグ係止部材やフェルール保持部材を挿
入するという簡単な操作でレセプタクルを組み立てるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のレセプタクルの
垂直断面図である。
【図2】 (a)は同レセプタクルへのロボットハンド
によるプラグ挿入の説明のための一部の垂直断面図、
(b)、(c)は左側面図である。
【図3】 同レセプタクルを2次元配置した説明図であ
る。
【図4】 第2の実施の形態のレセプタクルの垂直面図
である。
【図5】 第3の実施の形態のレセプタクルの垂直断面
図である。
【図6】 (a)は第4の実施の形態のレセプタクルの
垂直断面図、(b)は水平断面図である。
【図7】 (a)はプラグ係止部材の垂直断面図であ
り、(b)は水平断面図である。
【図8】 (a)はフェルール保持部材の垂直断面図、
(b)はその水平断面図である。
【図9】 (a)は変形例のフェルール保持部材の垂直
断面図、(b)は左側面図、(c)右側面図である。
【図10】 (a)は第5の実施の形態のレセプタクル
の垂直断面図、(b)はそのフェルール収納部材の貫通
部分の横断面図である。
【図11】 従来のレセプタクルの斜視図である。
【符号の説明】
10:第1の実施の形態のレセプタクル、11:フェル
ール収納部材、12:プラグ係止部材、13:フェルー
ル保持部材、14:フェルール、15:コイルバネ、1
6:スリーブ、17:光ファイバ、20:第2の実施の
形態のレセプタクル、21:フェルール収納部材、2
2:プラグ係止部材、23:フェルール保持部材、2
4:フェルール、25:コイルバネ、26:スリーブ、
27:光ファイバ、30:第3の実施の形態のレセプタ
クル、31:フェルール収納部材、32:プラグ係止部
材、33:フェルール保持部材、34:フェルール、3
5:コイルバネ、36:スリーブ、37:光ファイバ、
40:第4の実施の形態のレセプタクル、41:フェル
ール収納部材、42:プラグ係止部材、43:フェルー
ル保持部材、44:フェルール、45:コイルバネ、4
6:スリーブ、47:光ファイバ、50:第5の実施の
形態のレセプタクル、51:フェルール収納部材、5
2:プラグ係止部材、53:フェルール保持部材、5
4:フェルール、55:コイルバネ、56:スリーブ、
57:光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田丸 直幸 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 金子 和政 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 河原 昭 東京都中野区中野4丁目15番9号 三和電 気工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェルール、スリーブ、および前記フェル
    ールに押圧力を付与するバネを内部に有するレセプタク
    ルにおいて、 レセプタクル組立用の貫通孔が形成されたフェルール収
    納部材と、前記貫通孔の一方の側から一部が突出するよ
    う前記貫通孔内に組み込まれるプラグ係止部材と、前記
    貫通孔の他方の側から一部が突出するように前記貫通孔
    内に組み込まれるフェルール保持部材を有し、 前記プラグ係止部材と前記フェルール収納部材間を係止
    する第1の係止手段を、該両部材又は前記フェルール保
    持部材を含めた3部材が有し、前記フェルール保持部材
    と前記フェルール収納部材間を係止する第2の係止手段
    を、該両部材又はプラグ係止部材を含めた3部材が有す
    ることを特徴とするレセプタクル。
  2. 【請求項2】前記第1又は第2の係止手段が、雄ネジ部
    と雌ネジ部よりなることを特徴とする請求項1に記載の
    レセプタクル。
  3. 【請求項3】前記第1又は第2の係止手段が、弾性係止
    突起と段部、又は弾性段部と係止突起よりなることを特
    徴とする請求項1に記載のレセプタクル。
  4. 【請求項4】前記フェルール保持部材が、光ファイバ通
    過用のスリットをその外周の一部に有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載のレセプタクル。
  5. 【請求項5】前記第1および第2の係止手段が、ともに
    弾性係止突起と段部、又は弾性段部と係止突起よりな
    り、且つ前記第1、第2の係止手段が、互いに軸回りに
    90度ずれていることを特徴とする請求項3に記載のレ
    セプタクル。
  6. 【請求項6】前記第1および/又は第2の係止手段が、
    弾性係止突起と段部、又は弾性段部と係止突起よりな
    り、それらが前記貫通孔の軸回り円周に対して凸部、凹
    部の組合せで互いに嵌合し、且つ軸方向に係止すること
    を特徴とする請求項3に記載のレセプタクル。
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