JP2002527789A - 光ファイバー雄型接触子用コネクター装置 - Google Patents

光ファイバー雄型接触子用コネクター装置

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JP2002527789A JP2000576309A JP2000576309A JP2002527789A JP 2002527789 A JP2002527789 A JP 2002527789A JP 2000576309 A JP2000576309 A JP 2000576309A JP 2000576309 A JP2000576309 A JP 2000576309A JP 2002527789 A JP2002527789 A JP 2002527789A
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Abstract

(57)【要約】 コネクター装置は、ソケットシェル（２）内に挿入されるプラグシェル（１）を備えたプリント回路基板用の標準的ＤＩＮ４１６１２二部材式コネクターを含む。プラグシェル（１）及びソケットシェル（２）は、グリッド（５、１２）及び別部材の接触子用の対向する穴部（６、１３）を備える。フロントプラグシェル中空挿入部材（１６）とリアプラグシェル中空挿入部材（１７）は、プラグシェル（１）の穴部（６）内で互いに連通するように組み立てられる。フロントソケットシェル中空挿入部材（３１）とリアソケットシェル中空挿入部材（３２）は、プラグシェル（１）の穴部（６）に対向するソケットシェル（２）の穴部（１３）内で互いに連通するように組み立てられる。整列スリーブ（４８）は、フロントプラグシェル挿入部材（１６）内に形成された収容部（４９）内に、浮動状態で配置される。配列スリーブ（４８）は、リアプラグシェル挿入部材（１７）とリアソケットシェル挿入部材（３２）内にはめ込まれた２つの光ファイバー雄型接触子のフェルール（５２）が前端同士を対向させた状態で整列することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバーコアの端部を中心に収容するための、細長いフェルー
ルを持つ光ファイバー雄型接触子用のコネクター装置に関する。
【０００２】
【背景技術】
このような装置は、光ファイバーを互いに光学的に接続するために、一般的に
用いられている。しかしながら、これらは、光ファイバー雄型接触子のフェルー
ルの適切に前端同士を対向させた整列のために、精密な環境を要求するものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、融通性があり、安価で、調達が容易な一方で、高品質の光ファイバ
ーの動作を提供するコネクター装置により、これらの光ファイバー雄型接触子の
使用可能性を広げることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の様相によると、光ファイバーコアの端部を中心に収容するため
の細長いフェルールを備えた光ファイバー雄型接触子用のコネクター装置にして
、ソケットシェル内に挿入されるプラグシェルを持つプリント回路基板用標準的
二部材式コネクターであって前記ソケットシェルとプラグシェルはグリッド及び
別部材の接触子用の複数の対向状態の穴部とを有するプリント回路基板用標準的
二部材式コネクターと、前記プラグシェルの穴部内で互いに連通するように組み
立てられるフロントプラグシェル中空挿入部材及びリアプラグシェル中空挿入部
材と、前記プラグシェルの穴部に対向する前記ソケットシェルの穴部内で互いに
連通するように組み立てられるフロントソケットシェル中空挿入部材及びリアソ
ケットシェル中空挿入部材と、前記フロントプラグシェル挿入部材及びフロント
ソケットシェル挿入部材の少なくとも一方の中に延びる浮動状態の整列スリーブ
であって前記リアプラグシェル挿入部材及び前記リアソケットシェル挿入部材内
にそれぞれ装着される２つの光ファイバー雄型接触子のフェルールを前端同士を
対向させて整列するための浮動状態の整列スリーブと、を備えたコネクター装置
が提供される。
【０００５】 これにより、高性能光ファイバー雄型接触子が標準的で変形されていないプリ
ント回路基板コネクターに関連して使用されることを可能とするコネクター装置
が得られる。この装置は、プリント回路基板を使用する便利さを提供し続ける一
方で、遠距離通信の品質の光ファイバーの性能を達成することを可能とする。こ
の完全浮動フェルールの配列機構は、標準的二部材式コネクターの比較的貧弱な
精密性にもかかわらず、優れた機械的、環境的、光学的性能を提供できる。コネ
クター装置の供給及び結果は特に有利であり、また、この装置は、工業、軍事、
展開可能通信、器械、船舶、航空、放送、高エネルギー物理、医学、モータース
ポーツ、遠距離通信、データ通信を含む様々な分野への適用が可能である。この
装置は、シングルモード又はマルチモードの用途に用いることができ、また、目
標性能は、挿入損失、後反射、温度サイクル、衝撃、繰り返し精度、コネクター
としての耐久性、湿度に対する耐性、振動に関して優れたものである。
【０００６】 本発明の更なる様相では、リアプラグシェル挿入部材は、前記プラグシェルの
穴部に回転可能に取り付けられ、内側ネジ部を有する第１部分と、前記穴部の回
りに形成される外側肩部に支持されるカラーを形作る第２部分とを備えており、
また、フロントプラグシェル挿入部材は、前記リアプラグシェル挿入部材の第１
部分の内側ネジ部に螺合する外側ネジ部を有する第１部分と、前記穴部内に摺動
可能に嵌合する第２部分にして、前記穴部の回りに形成された外側溝内に支持さ
れるカラーにおいて終端となる第２部分を備えている。好ましい形態では、前記
フロントプラグシェル挿入部材の第２部分は、縦方向に延びる外側溝にして、前
記穴部内に形成された縦方向隆起部にはめ込まれる外側溝を備えている。
【０００７】 この本発明の更なる様相によれば、フロントソケットシェル挿入部材は、前記
ソケットシェルの穴部内に回転可能に取り付けられる第１部分にして、内側溝部
を備え前記穴部の内側肩部に支持される第１部分を備え、また、前記リアソケッ
トシェルは、前記穴部内に摺動可能に嵌合する第１部分にして、前記フロントソ
ケットシェル挿入部材の第１部分の内側ネジ部に螺合する外側ネジ部を備えた第
１部分と、前記ソケットシェルに支持される第２部分とを備えている。好ましく
は、前記リアソケットシェル挿入部材の第２部分は、前記穴部の回りに形成され
た外側隆起部の間に支持される多角形状カラーを持っている。さらに好ましくは
、フロントソケットシェル挿入部材は、前記フロントプラグシェル挿入部材の第
２部分に取り付けられる第２部分を備えている。
【０００８】 好ましい形態では、コネクター装置は、前記フロントプラグシェル挿入部材の
第１部分内に固定される第１部分と前記フロントソケットシェル挿入部材の第２
部分内に取り付けられる第２部分とを有する管状スリーブ保持部材を更に備え、
配列スリーブは管状スリーブ保持部材内で浮動状態となっている。管状スリーブ
保持部材の第１部分は、前記フロントプラグシェル挿入部材の第１部分内に圧入
され得る。
【０００９】 リアプラグシェル挿入部材とリアソケットシェル挿入部材は、それぞれ円形横
方向内側ラッチ受け溝を備え、前記光ファイバー雄型接触子のそれぞれは、前記
リアプラグシェル挿入部材又はリアソケットシェル挿入部材内に挿入され得るプ
ラグにして、前記ラッチ受け溝内に挿入される放射方向に動き得る弾性ラッチを
有するプラグに取り付けられるようにしてもよい。更に他の実施形態では、傾斜
面が前記ラッチ上に形成されるとともに、前記ラッチをラッチ自身の弾性に抗し
て動かす障壁手段が前記プラグ上に配設される。コントロールスリーブは、前記
プラグ上に縦方向の動作可能に取り付けられ、前記障壁手段は、前記コントロー
ルスリーブに連係される。前記リアプラグシェル挿入部材とリアソケットシェル
挿入部材のそれぞれには縦方向内側溝を配設してもよく、前記コントロールスリ
ーブ上には、前記溝に摺動可能に嵌合する放射方向突起を配設してもよい。
【００１０】 本発明の上記及び他の目的、特徴、有利さは、添付図面を参照してなされる以
下の詳細な説明により容易に明らかにされるが、これは、本発明の好ましいけれ
ども例示に過ぎない実施形態を、概略的にかつ単に例示として、示すものである
。
【００１１】
【発明の実施の形態】
図１に示されるコネクター装置は、プリント回路基板用の標準的な２部材式コ
ネクターを備えたものである。この例示においては、コネクターは、ＤＩＮ４１
６１２コネクターである。このコネクターは、ソケットシェル２に対して、取り
外し可能に挿入されるプラグシェル１を備えている。
【００１２】 プラグシェル１（図２〜図４参照）は、前面３と、後面４と、グリッド５と、
別部材の接触子（図示せず）用の複数の穴部６とを備えている。各穴部６は後面
４上で外側肩部７によって取り囲まれており、また内側長手方向隆起部８を備え
ている。この内側長手方向隆起部８は、後面４上の穴部６の回りに形成された外
側溝９で終端となっている。
【００１３】 ソケットシェル２（図５〜図７参照）は、前面１０と、後面１１と、グリッド
１２と、別部材の接触子（図示せず）用の複数の穴部１３にして、それぞれプラ
グシェル１の対応する穴部６に対向する穴部１３とを備えている。各穴部１３は
、内側肩部１４を持つとともに、この穴部１３をソケットシェル２の後面１１上
で取り囲む外側隆起部１５を備えている。
【００１４】 ＤＩＮ４１６１２コネクターのこのような構造は標準的なものであるので、こ
れ以上の説明は必要ない。
【００１５】 フロントプラグシェル中空挿入部材１６（図１、図１７、図１８参照）とリア
プラグシェル中空挿入部材１７（図１、図１９、図２０）は、プラグシェル１の
穴部６の一つの中で互いに連通するように組み立てられている。
【００１６】 フロントプラグシェル挿入部材１６は、外側ネジ部１９が設けられた第１部分
１８と、穴部６に摺動可能に嵌合する第２部分２０とを備えている。第２部分２
０は、第１部分１８よりも大きな直径を持っている。第１部分１８の終端には、
小径穴（径違い穴）２２が備えられている。第２部分２０の終端には、穴部６の
外側溝９上に支持されるカラー２１が備えられている。好ましくは、第２部分２
０は、穴部６の内側隆起部８との結合用に、軸方向に延びる外側溝２３を備えて
いる。
【００１７】 リアプラグシェル挿入部材１７は、フロントプラグシェル挿入部材１６の第１
部分１８の外側ネジ１９とかみ合う内側ネジ２５を持つ第１部分２４と、穴部６
内に回転可能に取り付けられる第２部分２６にして、穴部６の外側肩部７上に支
持されるカラー２７において終端となる第２部分２６とを備えている。好ましく
は、リアプラグシェル挿入部材１７は、円形横方向内側ラッチ受け溝２８と、縦
方向内側溝２９とを備えている。これらの用途については後述する。カラー２７
は、横方向ねじ回しスロット３０を備えている。
【００１８】 このように、フロントプラグシェル挿入部材１６とリアプラグシェル挿入部材
１７の組立品は、フロントプラグシェル挿入部材１６をプラグシェル１の前面３
側から穴部６内にはめ込み、リアプラグシェル挿入部材１７をプラグシェル１の
後面４側から穴部６内にはめ込むことにより出来上がる。リアプラグシェル挿入
部材１７のネジ部２５を、フロントプラグシェル挿入部材１６のネジ部１９へ、
スロット３０に挿入されたねじ回しを用いてかみ合あわせることにより、２つの
プラグシェル挿入部材の組立品を得ることができる。組立品の回転方向の位置は
、選択され、穴部６の内側隆起部８をフロントプラグシェル挿入部材１６の縦方
向外側溝２３内にはめ込むことにより固定される。この組立品の縦方向の位置は
、穴部６の回りに形成された溝９内に支持されるフロントプラグシェル１６のカ
ラー２１と、穴部６の回りに形成された外側肩部７に支持されるリアプラグシェ
ル１７のカラー２７とにより、固定される。
【００１９】 フロントソケットシェル中空挿入部材３１（図１、図１５、図１６参照）とリ
アソケットシェル中空挿入部材３２（図１、図１３、図１４参照）は、ソケット
シェル２の穴部１３において、互いに連通するように組み立てられる。この穴部
１３は、フロントプラグシェル挿入部材１６とリアプラグシェル挿入部材１７が
組み立てられるところである穴部６に対向している。
【００２０】 フロントソケットシェル挿入部材３１は、穴部１３に回転可能に取り付けられ
て穴部１３の内側肩部１４に支持される第１部分３３を備えている。この第１部
分は、内側ネジ部３４を持つものである。フロントソケットシェル挿入部材３１
は、第１部分３３よりも小さな直径の第２部分３５と、横方向ねじ回しスロット
３６とを備えている。フロントソケットシェル挿入部材３１の第２部分３５は、
プラグシェル１をソケットシェル２に装着した組立品のフロントプラグシェル１
６の第２部分に、組み付けられるようになっている。
【００２１】 リアソケットシェル挿入部材３２は、穴部１３に摺動可能に嵌合する第１部分
３７にして、フロントソケットシェル挿入部材３１の第１部分３３の内側ネジ部
３４にかみ合う外側ネジ部３８を持つ第１部分３７を備えている。リアソケット
シェル挿入部材３２は、第２部分３９を備えている。この第２部分３９は、ソケ
ットシェル２の後面１１上の穴部１３の回りに形成された外側隆起部１５の間に
支持される四角形（正方形）カラー４０を持つものである。好ましくは、リアソ
ケットシェル挿入部材３２は、円形横方向内側ラッチ受け溝４１と縦方向内側溝
４２とを備えている。これらの用途については、後述する。
【００２２】 このように、フロントソケットシェル挿入部材３１とリアソケットシェル挿入
部材３２の組立品は、フロントソケットシェル挿入部材３１をソケットシェル２
の前面１０側から穴部１３内へはめ込み、リアソケットシェル挿入部材３２をソ
ケットシェル２の後面１１側から穴部１３にはめ込むことにより得られる。フロ
ントソケットシェル挿入部材３１のネジ部３４を、リアソケットシェル挿入部材
３２のネジ部３８へ、スロット３６に挿入されたねじ回しを用いてかみ合あわせ
ることにより、２つのプラグシェル挿入部材の組立品を得ることができる。この
組立品の回転方向の位置は、選択され、リアソケットシェル挿入部材３２の四角
形カラー４０をソケットシェル２の隆起部１５の内側にはめ込むことにより固定
される。組立品の縦方向の位置は、ソケットシェル２の後面１１に支持されるソ
ケットシェル挿入部材３２の四角形カラー４０と、穴部６の内側肩部１４に支持
されるフロントソケットシェル挿入部材３１の第１部分３３とにより、固定され
る。
【００２３】 管状スリーブ保持部材４３（図１、図８、図９参照）は、フロントプラグシェ
ル挿入部材１６の第１部分１８内に挿入及び固定される第１部分４４と、フロン
トソケットシェル挿入部材３１の第２部分３５内にはめ込まれる第２部分４５と
を備えている。好ましくは、管状スリーブ保持部材４３は、真っ直ぐなローレッ
ト部４６を持ち、フロントプラグシェル挿入部材１６の第１部分１８内に、圧入
される。スリーブ保持部材４３の第２部分の終端には、小径穴（径違い穴）４７
が備えられている。
【００２４】 好ましくはセラミック材料から成る整列スリーブ４８（図１、図１０、図１１
参照）は、スリーブ保持部材４３内に形成された収容部４９内に、浮動状態で、
小径穴４７とフロントプラグシェル１６の第１部分１８の底部との間に配置され
ている。好ましくは、整列スリーブ４８は、この整列スリーブ４８がスリーブ保
持部材４３内に小径穴４７を通って圧入されることを可能とするための、長手方
向切れ目５０を備えている。
【００２５】 光ファイバー雄型接触子５１は、縦方向にバネで付勢されて伸び出しているフ
ェルール５２（図１、図１２参照）にして、光ファイバーコアの端部（図示せず
）を中心に収容するためのフェルール５２を備えている。光ファイバー雄型接触
子５１は、いかなる形態を採ることも可能であり、本発明の一部であるわけでも
ないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
【００２６】 各光ファイバー雄型接触子５１は、リアプラグシェル挿入部材１７又はリアソ
ケットシェル挿入部材３２に挿入されるプラグ５３（図１、図１２参照）内に取
り付けられている。フェルール５２は、プラグ５３の前方に突出している。プラ
グ５３は、リアプラグシェル挿入部材１７とリアソケットシェル挿入部材３２そ
れぞれのラッチ受け溝２８、４１に挿入されるための、放射方向に動くことがで
きる弾性ラッチ５４を備えている。各ラッチ５４は、傾斜面５８を持っている。
コントロールスリーブ５５は、長手方向に動き得るように、プラグ５３に取り付
けられる。コントロールスリーブ５５は、管部５６を有しており、この管部５６
には、各ラッチ５４に対応して配設された複数の窓５７が備えられている。プラ
グ５３上でコントロールスリーブ５５を後方へ動かすと、窓５７の前側壁部（障
壁）５９は、ラッチ５４の弾性に抗して傾斜面５８を内側に押し込み、これによ
り、ラッチ５４を、放射方向に引っ込めて、リアプラグシェル挿入部材１７とリ
アソケットシェル挿入部材３２のそれぞれのラッチ受け溝２８、４１の外側に出
し、プラグを挿入部材の外側に取り外せるようにする。コントロールスリーブ５
５の管部５６は、リアプラグシェル挿入部材１７とリアソケットシェル挿入部材
３２のそれぞれの縦方向内側溝２９、４２内に滑り込んで嵌合する放射方向突起
６０を備えており、これにより、前記挿入部材に対するプラグの角度方向位置が
固定される。
【００２７】 プラグシェル１とソケットシェル２の組立及びプラグ５３のリアプラグシェル
挿入部材１７とリアソケットシェル挿入部材３２への挿入においては、光ファイ
バー雄接触子５１のフェルール５２は、自由浮動整列スリーブ４８内部に貫通す
る。一方、ラッチ５４のラッチ受け溝２８及び４１への挿入と、放射方向突起６
０の縦方向溝２９及び４２への挿入は、プラグ５３のリアプラグシェル挿入部材
１７とリアソケットシェル挿入部材３２内での縦方向及び回転方向の配置を確実
にする。２つのフェルールが前端を対向させた状態での整列は、このようにして
なされる。フェルールの角度方向の位置は、フロントプラグシェル挿入部材１６
とリアソケットシェル挿入部材３２に与えられた角度を考慮して、突起６０と縦
方向溝２９及び４２によって決定される。このプラグ５３のラッチ機構は、挿入
部材１７と３２に対して、プラグ５３の簡単なプッシュ／プル式の自動係合及び
係合解除を可能とする。
【００２８】 本発明では、様々な変形例が採用可能である。 例えば、コネクター装置としてＤＩＮ４１６１２コネクターと異なる標準的な
２部材式コネクターを用いる一方で、フロント及びリアプラグシェル挿入部材と
フロント及びリアソケットシェル挿入部材の配置を、コネクターのとり得る配置
に適合させて、上記実施形態と同様の効果が得られるようにしてもよい。
【００２９】 上記の例示では、２つの光ファイバー雄型接触子のフェルール前端を対向させ
た状態で整列するための２つのプラグの場合を示したが、このコネクター装置は
、標準的コネクターが持っている対向状態の穴部と同数の、任意の数の光ファイ
バー雄型接触子の組に適用できる。
【００３０】 上記のプラグ配列は、その自動プッシュ／プル式操作の簡単さと安全性から望
ましいものであるが、光ファイバー雄型接触子を備えた他のプラグであっても使
用可能である。例えば、プラグの挿入部材内での縦方向位置決めをするためのク
リップを備えたプラグ、又は、上記実施例の窓が形成されたコントロールスリー
ブ以外のラッチをコントロールするための手段を備えたプラグ、更には、角度方
向の位置決め用の突起を持たないプラグも使用できる。また、上記したようなプ
ラグを用いずに、光ファイバー雄型接触子が挿入部材に対して直接に挿入及び位
置決めされるようにしてもよい。
【００３１】 リアソケットシェル挿入部材３２のカラー４０は、例えば六角形など、四角形
以外でも構わない。
【００３２】 フロントソケットシェル挿入部材３１は、フロントプラグシェル挿入部材１６
の第２部分２０に貫通する第２部分３５を備えなくともよく、フロントプラグシ
ェル挿入部材１６を、管状スリーブ保持部材４３内に適切に収納されるように、
これに合わせて狭められた内径を持つものとしてもよい。ただし、上記の実施形
態は、プラグシェルとソケットシェルの挿入に対して与える整列の正確性の故に
、好ましいものである。
【００３３】 また、浮動状態の整列スリーブ４８を収納するために、管状スリーブ保持部材
４３を用いずに、浮動状態の整列スリーブ４８を、フロントプラグシェル挿入部
材１６及びフロンソケットシェル挿入部材３１の一つの中、あるいはこれらの両
方の中に、直接収納されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のコネクター装置の好ましい実施形態を示す横断面図である。
【図２】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す底面図である。
【図３】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す側面図である。
【図４】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す平面図である。
【図５】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す底面図である。
【図６】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す側面図である。
【図７】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す平面図である。
【図８】 図１の細部を示す部分側断面図である。
【図９】 図１の細部を示す平面図である。
【図１０】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１１】 図１の細部を示す一平面図である。
【図１２】 図１の細部を示す長手方向の正面図である。
【図１３】 図１の細部を示す部分側断面図である。
【図１４】 図１の細部を示す平面図である。
【図１５】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１６】 図１の細部を示す平面図である。
【図１７】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１８】 図１の細部を示す平面図である。
【図１９】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図２０】 図１の細部を示す平面図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年９月８日（２０００．９．８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【背景技術】 このような装置は、光ファイバーを互いに光学的に接続するために、一般的に
用いられている。しかしながら、これらは、光ファイバー雄型接触子のフェルー
ルの適切に前端同士を対向させた整列のために、精密な環境を要求するものであ
る。 ＥＰ−Ａ−０３９８１６１（欧州特許公開公報）には、ソケットシェル内に挿
入されるプラグシェルを備えたプリント回路基板用標準的二部材式コネクターに
して、別部材の接触子のための複数の対向する穴部を備えたコネクターが記載さ
れている。このプラグシェルの穴部には、前記フェルールを更に正確に配列する
ことを可能とするソケットシェル中空挿入部材が取り付けられる。 ＵＳ−Ａ−５，１９５，９０５（米国特許明細書）には、それぞれが電気的又
は類似の信号の伝導体と接続される２つの管状体を含むコネクター装置が開示さ
れている。この装置は、自動式取り付けロック手段と、手動式取り外し手段とを
備えている。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明の第１の様相によると、光ファイバーコアの端部を中心に収容するため
の細長いフェルールを備えた光ファイバー雄型接触子用のコネクター装置にして
、ソケットシェル内に挿入されるプラグシェルを持つプリント回路基板用標準的
二部材式コネクターであって前記ソケットシェルとプラグシェルはグリッド及び
別部材の接触子用の複数の対向状態の穴部とを有するプリント回路基板用標準的
二部材式コネクターと、前記プラグシェルの穴部内で互いに連通するように組み
立てられるフロントプラグシェル中空挿入部材及びリアプラグシェル中空挿入部
材と、前記プラグシェルの穴部に対向する前記ソケットシェルの穴部内で互いに
連通するように組み立てられるフロントソケットシェル中空挿入部材及びリアソ
ケットシェル中空挿入部材と、浮動状態の整列スリーブ（４８）とを備えたコネ
クター装置において、前記プラグシェル（１）の穴部（６）に対向する前記ソケ
ットシェル（２）の穴部（１３）内で互いに連通するように組み立てられるフロ
ントソケットシェル中空挿入部材（３１）及びリアソケットシェル中空挿入部材
（３２）を備え、前記フロントソケットシェル挿入部材（３１）は、前記ソケッ
トシェル（２）の穴部（１３）内に取り付けられる第１部分（３３）と、前記フ
ロントプラグシェル挿入部材（１６）内に取り付けられる第２部分（３５）とを
備え、前記整列スリーブ（４８）は、前記フロントプラグシェル挿入部材（１６
）及びフロントソケットシェル挿入部材（３１）の少なくとも一方の中に延び、
前記リアプラグシェル挿入部材及び前記リアソケットシェル挿入部材内にそれぞ
れ装着される２つの光ファイバー雄型接触子（５１）のフェルール（５２）を前
端同士を対向させて整列するコネクター装置が提供される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のコネクター装置の好ましい実施形態を示す横断面図である。
【図２】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す底面図である。
【図３】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す側面図である。
【図４】 標準的二部材式コネクターのプラグシェルを示す平面図である。
【図５】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す底面図である。
【図６】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す側面図である。
【図７】 標準的二部材式コネクターのソケットシェルを示す平面図である。
【図８】 図１の細部を示す部分側断面図である。
【図９】 図１の細部を示す平面図である。
【図１０】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１１】 図１の細部を示す一平面図である。
【図１２】 図１の細部を示す長手方向の正面図である。
【図１３】 図１の細部を示す部分側断面図である。
【図１４】 図１の細部を示す平面図である。
【図１５】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１６】 図１の細部を示す平面図である。
【図１７】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図１８】 図１の細部を示す平面図である。
【図１９】 図１の細部を示す一部側断面図である。
【図２０】 図１の細部を示す平面図である。
【符号の説明】 １ プラグシェル ２ ソケットシェル ３ 前面 ４ 後面 ６ 穴部 ７ 外側肩部 ９ 外側溝 １０ 前面 １１ 後面 １３ 穴部 １４ 内側肩部 １５ 外側隆起部 １６ フロントプラグシェル挿入部材 １７ リアプラグシェル挿入部材 １８ 第１部分 １９ 外側ネジ部 ２０ 第２部分 ２１ カラー ２２ 小径穴 ２４ 第１部分 ２５ 内側ネジ部 ２６ 第２部分 ２７ カラー ２８ ラッチ受け溝 ３０ 横方向スロット ３１ フロントソケットシェル中空挿入部材 ３２ リアソケットシェル中空挿入部材 ３３ 第１部分 ３５ 第２部分 ３７ 第１部分 ３８ 外側ネジ部 ３９ 第２部分 ４０ 四角形カラー ４１ ラッチ受け溝 ４３ 管状スリーブ保持部材 ４４ 第１部分 ４５ 第２部分 ４７ 小径穴 ４８ 整列スリーブ ４９ 収容部 ５２ フェルール ５３ プラグ ５４ ラッチ ５５ コントロールスリーブ ５６ 管部 ５７ 窓部 ５８ 傾斜面 ５９ 前端壁部
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 光ファイバーコアの端部を中心に収容するための細長いフェ
    ルール（５２）を備えた光ファイバー雄型接触子（５１）用のコネクター装置に
    して、ソケットシェル（２）内に挿入されるプラグシェル（１）を持つプリント
    回路基板用標準的二部材式コネクターであって前記ソケットシェルとプラグシェ
    ルはグリッド（５、１２）及び別部材の接触子用の複数の対向状態の穴部（６、
    １３）とを有するプリント回路基板用標準的二部材式コネクターと、前記プラグ
    シェル（１）の穴部（６）内で互いに連通するように組み立てられるフロントプ
    ラグシェル中空挿入部材（１６）及びリアプラグシェル中空挿入部材（１７）と
    、前記プラグシェル（１）の穴部（６）に対向する前記ソケットシェル（２）の
    穴部（１３）内で互いに連通するように組み立てられるフロントソケットシェル
    中空挿入部材（３１）及びリアソケットシェル中空挿入部材（３２）と、前記フ
    ロントプラグシェル挿入部材（１６）及びフロントソケットシェル挿入部材（３
    １）の少なくとも一方の中に延びる浮動状態の整列スリーブ（４８）であって前
    記リアプラグシェル挿入部材及び前記リアソケットシェル挿入部材内にそれぞれ
    装着される２つの光ファイバー雄型接触子（５１）のフェルール（５２）を前端
    同士を対向させて整列するための浮動状態の整列スリーブ（４８）と、を備えた
    ことを特徴とするコネクター装置。
  2. 【請求項２】 前記リアプラグシェル挿入部材（１７）は、前記プラグシェ
    ル（１）の穴部（６）に回転可能に取り付けられ、内側ネジ部（２５）を有する
    第１部分（２４）と、前記穴部（６）の回りに形成される外側肩部（７）に支持
    されるカラー（２７）を形作る第２部分（２６）とを備えており、また、前記フ
    ロントプラグシェル挿入部材（１６）は、前記リアプラグシェル挿入部材の第１
    部分（２４）の内側ネジ部（２５）に螺合する外側ネジ部（１９）を有する第１
    部分（１８）と、前記穴部（６）内に摺動可能に嵌合する第２部分（２０）にし
    て、前記穴部（６）の回りに形成された外側溝（９）内に支持されるカラー（２
    １）において終端となる第２部分（２０）を備えていることを特徴とする請求項
    １に記載のコネクター装置。
  3. 【請求項３】 前記フロントプラグシェル挿入部材（１６）の第２部分（２
    ０）は、縦方向に延びる外側溝（２３）にして、前記穴部（６）内に形成された
    縦方向隆起部（８）にはめ込まれる外側溝（２３）を備えていることを特徴とす
    る請求項２に記載のコネクター装置。
  4. 【請求項４】 前記フロントソケットシェル挿入部材（３１）は、前記ソケ
    ットシェル（２）の穴部（１３）内に回転可能に取り付けられる第１部分にして
    、内側ネジ部（３４）を有するとともに前記穴部（１３）の内側肩部（１４）に
    支持される第１部分を備え、前記リアソケットシェル挿入部材（３２）は、前記
    穴部（１３）に摺動可能に嵌合する第１部分（３７）にして、前記フロントソケ
    ットシェル挿入部材（３１）の第１部分（３３）の内側ネジ部（３４）内に螺合
    する外側ネジ部（３８）を備えた第１部分（３７）と、前記ソケットシェル（２
    ）に支持される第２部分（３９）とを備えたことを特徴とする請求項２又は請求
    項３に記載のコネクター装置。
  5. 【請求項５】 前記リアソケットシェル挿入部材（３２）の第２部分（３９
    ）は、前記穴部（１３）の回りに形成された外側隆起部（１５）の間に支持され
    る多角形状カラー（４０）を備えたことを特徴とする請求項４に記載のコネクタ
    ー装置。
  6. 【請求項６】 前記ソケットシェル挿入部材（３１）は、前記フロントプラ
    グシェル挿入部材（１６）の第２部分（２０）内に嵌合する第２部分（３５）を
    備えたことを特徴とする請求項４又は請求項５に記載のコネクター装置。
  7. 【請求項７】 前記フロントプラグシェル挿入部材（１６）の第１部分（１
    ８）内に固定される第１部分（４４）と前記フロントソケットシェル挿入部材（
    ３１）の第２部分（３５）内に取り付けられる第２部分（４５）とを有する管状
    スリーブ保持部材（４３）を更に備え、前記配列スリーブは管状スリーブ保持部
    材内で浮動状態となっていることを特徴とする請求項６に記載のコネクター装置
    。
  8. 【請求項８】 前記管状スリーブ保持部材（４３）の第１部分（４４）は、
    前記フロントプラグシェル挿入部材（１６）の第１部分（１８）内に圧入される
    ことを特徴とする請求項７に記載のコネクター装置。
  9. 【請求項９】 リアプラグシェル挿入部材（１７）とリアソケットシェル挿
    入部材（３２）は、それぞれ円形横方向内側ラッチ受け溝（２８、４１）を備え
    、前記光ファイバー雄型接触子（５１）のそれぞれは、前記リアプラグシェル挿
    入部材（１７）又はリアソケットシェル挿入部材（３２）内に挿入され得るプラ
    グ（５３）にして、前記ラッチ受け溝（２８、４１）内に挿入される放射方向に
    動き得る弾性ラッチ（５４）を有するプラグ（５３）に取り付けられることを特
    徴とする請求項１から請求項８のいずれか一つに記載のコネクター装置。
  10. 【請求項１０】 前記ラッチ（５４）上の傾斜面（５８）と、前記ラッチ（
    ５４）をこのラッチ自身の弾性に抗して動かす前記プラグ（５３）上の障壁手段
    （５９）と、を更に備えたことを特徴とする請求項９に記載のコネクター装置。
  11. 【請求項１１】 前記プラグ上に縦方向の動作可能に取り付けられたコント
    ロールスリーブ（５５）を更に備え、前記障壁手段（５９）は前記コントロール
    スリーブ（５５）に連係されるようにしたことを特徴とする請求項１０に記載の
    コネクター装置。
  12. 【請求項１２】 前記リアプラグシェル挿入部材（１７）とリアソケットシ
    ェル挿入部材（３２）のそれぞれ内の縦方向内側溝（２９、４２）と、前記溝（
    ２９、４２）に摺動可能に嵌合する前記コントロールスリーブ（５５）上の放射
    方向突起（６０）と、を更に備えたことを特徴とする請求項１１に記載のコネク
    ター装置。
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