JPH10288387A - ダクト連結具 - Google Patents

ダクト連結具

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JPH10288387A
JPH10288387A JP9099021A JP9902197A JPH10288387A JP H10288387 A JPH10288387 A JP H10288387A JP 9099021 A JP9099021 A JP 9099021A JP 9902197 A JP9902197 A JP 9902197A JP H10288387 A JPH10288387 A JP H10288387A
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hole
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Koji Takenaga
宏二 竹永
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L23/00Flanged joints
    • F16L23/02Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクトどうしを間隔調節自在に連結し得ると
共に、ダクトの内部を外部から遮蔽し得るダクト連結具
を提供する。 【解決手段】 第1取付孔部14B及び第2取付孔部1
5Bのうち、少なくとも何れか一方を長孔状に形成する
と共に、長孔状に形成した取付孔部から、第1ダクトD
1の内部あるいは前記第2ダクトD2の内部が見えない
ように、第1側壁部材2Aあるいは第2側壁部材2Bに
対して連結具本体12とは反対側に裏当板13を配置し
つつ、第1ダクトD1と第2ダクトD2とを間隔調節自
在に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の第1側壁部
材を有する第1ダクト本体と第1蓋部材とを有する第1
ダクト、および、一対の第2側壁部材を有する第2ダク
ト本体と第2蓋部材とを有する第2ダクトを連結するた
めに、前記第1側壁部材に設けた第1孔部に対応する第
1取付孔部と、前記第2側壁部材に設けた第2孔部に対
応する第2取付孔部とを有する連結具本体と、前記第1
蓋部材と前記第2蓋部材とに亘って取付ける連結蓋部材
とを有し、前記第1取付孔部と前記第1孔部とに亘り、
及び、前記第2取付孔部と前記第2孔部とに亘って、雄
ねじ部材を貫通させることで前記第1側壁部材と前記第
2側壁部材とを連結可能にするダクト連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、建築物の屋上等に設置し
た空調設備から空調用の配管を各階に配設する場合等
に、特に屋上部分に於いては、配管用のダクトを用いて
敷設することがある。この場合には、多数の定尺ダクト
を順次接続して配管用のダクトを構成する。例えば、第
1ダクトと第2ダクトとを互いに連結するには、第1ダ
クトに係る第1側壁部材と第2ダクトに係る第2側壁部
材とに亘って連結具本体を配設し、当該連結具本体と第
1側壁部材とを、及び、当該連結具本体と第2側壁部材
とを雄ねじ部材により締結した後、第1ダクトの第1蓋
部材と第2ダクトの第2蓋部材とに連結蓋部材を架け渡
す手法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のダ
クト連結具を用いてダクトを連結する場合には、次のよ
うな問題があった。つまり、所定の距離に亘って配管用
のダクトを設置する場合には、屋上の構造や他の設置物
との関係上、設置経路上の特定の箇所において曲線状の
ダクトを用いて所謂立ち上り部や立ち下り部、あるい
は、コーナー部を形成しなければならない場合がある。
通常、個々のダクトは定尺に形成されているから、上記
のごとく位置が限定された立ち上り部等に対して連結す
るダクトは、切断する等して所定の距離に加工する必要
がある。このため、配管作業が非常に手間のかかるもの
となる場合があった。しかも、ダクトの内部に敷設する
配管によっては、日光や雨水によって劣化され易いもの
もあるため、ダクトの内部を前記日光等から確実に遮断
するためには、このような連結部の加工を特に慎重に行
う必要があった。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、ダクトどうしを間隔調節自在に連結し得る
と共に、ダクトの内部を外部から遮蔽し得るダクト連結
具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1に示した例を参考に説明す
る。
【0006】(構成1)本発明のダクト連結具は、請求
項1に記載したごとく、前記第1取付孔部(14B)及
び前記第2取付孔部(15B)のうち、少なくとも何れ
か一方を長孔状に形成すると共に、前記長孔状に形成し
た取付孔部から、前記第1ダクト(D1)の内部あるい
は前記第2ダクト(D2)の内部が見えないように、前
記第1側壁部材(2A)あるいは前記第2側壁部材(2
B)に対して前記連結具本体(12)とは反対側に裏当
板(13)を配置しつつ、前記第1ダクト(D1)と前
記第2ダクト(D2)とを間隔調節自在に連結できるよ
う構成した点に特徴を有する。 (作用・効果)本構成のダクト連結具によれば、第1取
付孔部及び第2取付孔部のうち、少なくとも何れか一方
を長孔状に形成するから、第1側壁部材等を貫通して取
付けた雄ねじ部材と前記第1取付孔部等とは互いに位置
変更自在となる。よって、第1ダクトと第2ダクトとを
相互の間隔を調節自在に連結することができ、例えば、
ダクトの配設経路中に立ち上がり部等が存在する場合で
も、当該立ち上がり部等に連結する両側の定尺ダクトを
切断等することなく連結することができて、ダクトの配
設作業を効率化することができる。しかも、連結具本体
の裏側には裏当板を配置するから、上記のごとく第1取
付孔部等を長孔状に形成した場合にも、当該孔部からダ
クトの内部が見えることはない。よって、当該孔部から
日光や雨水がダクトの内部に浸入するのを防止すること
ができ、ダクト内部に敷設した各種配管の劣化を防止す
ることができる。
【0007】(構成2)本発明のダクト連結具は、請求
項2に記載したごとく、前記第1取付孔部(14B)及
び前記第2取付孔部(15B)の双方を長孔状に形成す
ると共に、前記裏当板(13)を、第1裏当板(13
A)と第2裏当板(13B)とで構成し、前記第1取付
孔部(14B)に対向する位置に前記第1裏当板(13
A)を配置し、前記第2取付孔部(15B)に対向する
位置に前記第2裏当板(13B)を配置することで、前
記第1取付孔部(14B)および前記第2取付孔部(1
5B)から、前記第1ダクト(D1)の内部あるいは前
記第2ダクト(D2)の内部が見えないように構成する
ことができる。 (作用・効果)本構成のごとく、第1取付孔部及び第2
取付孔部の双方を長孔状に形成すると共に、第1裏当板
と第2裏当板とを別個に構成した場合でも、上記構成1
の場合と同様に、第1ダクトと第2ダクトとを相互の間
隔を調節自在に連結することができ、ダクトの内部に日
光や雨水が浸入するのを防止することができる。さら
に、本構成であれば、第1側壁部材の端部を連結具本体
と第1裏当板とで挟持し、第2側壁部材の端部を連結具
本体と第2裏当板とで挟持することとなるから、第1側
壁部材の端部および第2側壁部材の端部が共に補強され
ることとなって、連結部を強固なものに構成することが
できる。
【0008】(構成3)本発明のダクト連結具は、請求
項3に記載したごとく、前記裏当板(13)とは別個に
形成し、前記雄ねじ部材(N)を螺合させるための雌ね
じ部材(n)を、前記裏当板(13)に固設して構成す
ることができる。 (作用・効果)本構成であれば、雄ねじ部材を取付ける
際に雌ねじ部材を保持しておく必要がないから、雄ねじ
部材の取付け作業を容易にすることができる。また、単
に雌ねじ部材を取付けるだけの簡単な構成であるから、
前記裏当板を容易に作製することができる。
【0009】尚、上記課題を解決するための手段の説明
中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に
限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0011】本発明に係るダクト連結具は、各種の配管
Pを施す場合に配管方向Xに連結するダクトDどうし
を、双方の間隔を調節自在に連結するためのものであ
る。図1には、当該ダクト連結具を用いて二つのダクト
Dどうしを連結する部位の分解斜視図を示す。ここで
は、直線状のダクトDどうしを連結する場合を示す。た
だし、当該ダクト連結具は、直線状のダクトDどうしを
連結するのみならず、上方あるいは下方に屈曲する所謂
ダクトDの立上り部分や立下り部分に用いることもでき
る。
【0012】連結すべきダクトDは以下の構成を有す
る。即ち、当該ダクトDは、底縁部1を有し、且つ、配
管方向Xに沿って設けた側壁部材2どうしを複数の受け
部材3で連結してあるダクト本体4と、当該ダクト本体
4に対して着脱自在に取け可能な底部材5、および、前
記ダクト本体4に対して着脱自在に取付け可能な蓋部材
6とから構成される。側壁部材2は、上縁部7および底
縁部1を折り曲げて形成してある。上縁部7は蓋部材6
の取り付け部として用い、底縁部1は底部材5の取り付
け部として用いる。また、このように折り曲げて構成す
ることにより、側壁部材2を補強することができる。
【0013】一対の前記側壁部材2は、複数の受け部材
3によって連結される。これによりダクト本体4が構成
される。前記受け部材3は、ダクトDの内部に敷設され
る各種配管を載置する機能も有する。側壁部材2と受け
部材3とは、雄ねじ部材Nによって着脱自在に固定す
る。
【0014】ダクト本体4の内側からは、底部材5を取
付ける。当該底部材5は、配管方向Xに隣接する受け部
材3どうしの間隔に対応させた寸法に構成してあり、夫
々の底部材5は、受け部材3どうしの間の開口を塞ぐよ
うに個々に取付ける。当該底部材5は、配管方向Xに沿
った両側に、一対の前記底縁部1に対して内方から接当
可能な接当辺部8を有している。また、配管方向Xにお
ける両端の辺部には、前記受け部材3の縁部に載置する
ための段部9を形成してある。接当辺部8と側壁部材2
の底縁部1とには孔部10A、10Bを設けてあり、こ
れら接当辺部8と底縁部1とに対してダクト本体4の外
方から雄ねじ部材Nを貫通させ、ダクト本体4の内側に
設けた雌ねじ部材nに螺合させて固定する。
【0015】蓋部材6を前記上縁部7に取付けるには、
図1に示すごとく、蓋部材6に設けた孔部11Aおよび
上縁部7に設けた孔部11Bに対して上方から雄ねじ部
材Nを挿通させると共に、上縁部7の孔部11Bの裏側
に設けた雌ねじ部材nに雄ねじ部材Nを螺合させて行
う。当該雌ねじ部材nは、例えば上縁部7の孔部11B
に対して直に雌ねじを形成してもよいし、別途形成した
ナット部材を溶接等によって取り付けるものであっても
よい。
【0016】次に、第1ダクトと第2ダクトとを連結す
る例を示す。第1ダクトD1と第2ダクトD2とは、例
えば図1から図3に示すごとくダクト連結具を用いて連
結する。ここで、図2はダクト連結部の縦断面図を示
し、図3はダクト連結部の一部横断平面図を示す。ダク
ト連結具は、第1ダクトD1と第2ダクトD2とを互い
の間隔調節自在に連結するものであり、主に、配管方向
Xに隣接する第1側壁部材2Aと第2側壁部材2Bとを
夫々を連結する連結具本体12と、第1側壁部材2Aあ
るいは第2側壁部材2Bを挟んで連結具本体12と反対
側に配置する裏当板13とで構成する。連結具本体12
は、第1側壁部材2Aに設けた第1孔部14Aに対応す
る第1取付孔部14Bと、第2側壁部材2Bに設けた第
2孔部15Aに対応する第2取付孔部15Bとを有す
る。つまり、第1取付孔部14Bと第1孔部14Aとに
亘り、及び、第2取付孔部15Bと第2孔部15Aとに
亘って、雄ねじ部材Nを貫通させることで、第1側壁部
材2Aと第2側壁部材2Bとを連結する。
【0017】連結具本体12は、第1側壁部材2Aと第
2側壁部材2Bとを、その間隔を調節自在に連結すべ
く、第1取付孔部14B及び第2取付孔部15Bのうち
少なくとも何れか一方を長孔状に形成してある。例え
ば、図1に示すごとく、第1取付孔部14Bは通常の孔
部として構成し、第2取付孔部15Bを長孔状に構成す
る。本構成の場合には、第2取付孔部15Bの長さの範
囲において第1側壁部材2Aと第2側壁部材2Bとの間
隔を任意に調節することができる。一方、前記裏当板1
3は、長孔状に構成した第2取付孔部15Bからダクト
本体4の内部が見えないようにするためのものである。
裏当板13は、例えば、図1、図3に示すごとく、第2
孔部15Aに対して取付ける。裏当板13には、通常の
円形の孔部15Cを設ける。当該裏当板13は、連結具
本体12と第2側壁部材2Bとを貫通させて取付けた雄
ねじ部材Nを用いて取付ける。よって、裏当板13と第
2側壁部材2Bとは相対移動不可能に固定される。裏当
板13の自由側端部は、第2側壁部材2Bの端部から突
出するよう構成しておく。例えば、裏当板13の孔部1
5Cから当該裏当板13の自由側端部までの長さを、第
2取付孔部15Bの長さよりも長く構成しておけば、第
1側壁部材2Aと第2側壁部材2Bとを最も離間させて
固定した場合でも、第2取付孔部15Bの内面側には、
必ず裏当板13が位置することとなって、ダクト本体4
の内部が見えることはない。さらに、当該裏当板13
は、ダクト本体4の内部側に向けて段状に構成しておく
と、第1取付孔部14Bと第1孔部14Aとを貫通させ
た雄ねじ部材Nの端部をかわすことができるから都合が
よい。尚、連結具本体12の周辺部のうち前記配管方向
Xの両端部に位置する両辺部の裏面には、例えば、雨水
がダクトDの内部に浸入するのを防止するためにシール
部材16を設けておく。当該シール部材16は例えば、
一般のゴム部材(CR)やスポンジ状の各種樹脂、ある
いは、フェルトその他の繊維などで構成することができ
る。この他、連結具本体12の周辺部のうち、第1ダク
トD1の第1蓋部材6Aあるいは第2ダクトD2の第2
蓋部材側6Bの辺部には、以下に述べる蓋裏当板19を
支持するための蓋裏当板受け部17を設けてある。蓋裏
当板受け部17については、以下で説明する。
【0018】前記第1ダクトD1と前記第2ダクトD2
との連結部分には、図1および図4に示すごとく、連結
具本体12の他に連結蓋部材18を取付ける。連結蓋部
材18を取付けるには、さらに蓋裏当板19を用いる。
連結蓋部材18と蓋裏当板19とで、第1ダクトの第1
蓋部材と、前記第2ダクトの第2蓋部材とを挟持するの
である。当該蓋裏当板19は、左右の連結具本体12に
夫々設けた蓋裏当板受け部17に対して仮止めすること
ができる。蓋裏当板受け部17は、図1に示すように溝
部21を有する鈎状に構成してある。一方、蓋裏当板1
9の裏面には、連結蓋部材18と蓋裏当板19とを締結
する際に用いる雄ねじ部材Nを螺合させるための雌ねじ
部材nを取付けてある。つまり、蓋裏当板19を蓋裏当
板受け部17の上面に載置しつつ、雌ねじ部材nを蓋裏
当板受け部17の溝部21にうまくはめ込むことで、連
結蓋部材18を被せた場合に蓋裏当板19が逃げないよ
うに構成してある。特に、ダクトDを垂直方向に敷設す
る場合には、蓋裏当板受け部17の溝部21が上方に開
口するよう、連結具本体12を取り付けておくとよい。
この場合には、蓋裏当板19の雌ねじ部材nが溝部に係
止されるから、連結蓋部材18を被せる場合に、蓋裏当
板19が落下することがなく、連結蓋部材18を効率よ
く取付けることができる。連結蓋部材18は、前記第1
蓋部材6Aの上面と前記第2蓋部材6Bの上面とに亘っ
て載置する。連結蓋部材18の平面中央近傍を通り、配
管方向Xに垂直な方向の直線上には、連結蓋部材18と
蓋裏当板19とを連結するための取付孔部22Aが散点
的に設けてある。蓋裏当板19にも同様の位置に取付孔
部22Bを設けてあり、こららの取付孔部22A、22
Bに雄ねじ部材Nを貫通させ、蓋裏当板19の内側に設
けた雌ねじ部材nと螺合させることで、連結蓋部材18
と蓋裏当板19とを引き付け、第1蓋部材6Aと第2蓋
部材6Bとを挟持するのである。この場合に、雄ねじ部
材Nは、第1ダクトD1と第2ダクトD2との隙間に位
置するから、雄ねじ部材Nを取付ける際に支障となるも
のはない。また、連結蓋部材18の取付孔部22Aに
は、図5に示すごとく座ぐり部23を設けておくと共
に、雄ねじ部材N1として頭部が皿状のものを用いても
よい。本構成によれば、雄ねじ部材Nの頭部を連結蓋部
材18の表面から突出させない状態にすることができ
る。
【0019】尚、連結蓋部材18の周辺部のうち、配管
方向Xに沿った両側の辺部であって、当該辺部の配管方
向Xの両端部には、第1蓋部材6Aを第1側壁部材2A
に取り付ける雄ねじ部材Nの頭部、および、第2蓋部材
6Bを第2側壁部材2Bに取り付ける雄ねじ部材Nの頭
部をかわすための切欠き部24Aを形成してある。当該
切欠き部24Aにより、連結蓋部材18は、第1蓋部材
6Aおよび第2蓋部材6Bの表面から浮き上がることな
くこれらの部材6A、6Bに取付けることができる。こ
れと同様に、蓋裏当板19についても切欠き部24Bを
設ける。これらの切欠き部24A,24Bを設けること
は、第1ダクトD1と第2ダクトD2との間隔調節を自
在にすることにもなる。
【0020】また、連結蓋部材18の周辺部のうち、配
管方向Xとは直角な方向に沿った二つの辺部の裏側に
は、図1に示すごとく、雨水がダクトDの内部に浸入し
ないように夫々シール部材25を設けてある。当該シー
ル部材25は、連結具本体12に設けたものと同じ材料
で構成することができる。
【0021】前記第1ダクトD1と前記第2ダクトD2
との連結部分には、図1に示すごとく、さらに連結底部
材20を設ける。当該連結底部材20の周辺部のうち、
配管方向Xと平行な二つの周辺部の夫々には、底部材取
付け用の長孔部26を、配管方向Xに沿った両端部近傍
に一つずつ形成する。当該長孔部26は、第1ダクトD
1と第2ダクトD2とを間隔調節自在に連結することを
許容するものである。よって、当該長孔部26による調
節可能なストロークは、長孔状に形成した連結具本体1
2の第2取付孔部15Bの長さと等しく設定しておくの
が望ましい。一方、連結底部材20の周辺部のうち配管
方向Xと直角な二つの周辺部は、ダクトDとは反対側に
折り曲げて補強部27を形成してある。当該連結底部材
20は、第1ダクトD1の底縁部1Aと第2ダクトD2
の底縁部1Bとに亘って夫々のダクトD1、D2の外方
側から当接させ、第1ダクトD1の第1底部材5Aある
いは第2ダクトD2の第2底部材5Bを固定している雄
ねじ部材Nを、連結底部材20を取付けるための長孔部
26に貫通させて取り付ける。
【0022】以上のごとく、本発明のダクト連結具を用
いれば、第1ダクトD1と第2ダクトD2とを互いの間
隔を調節自在に連結することができ、しかも、連結部分
においてダクトDの内部を見えなくすることができるか
ら、ダクトDの敷設作業の効率を向上させることができ
ると共に、内部に敷設した配管を日光や雨水から遮断し
て長期にわたり確実に保護することができるようになっ
た。
【0023】〔別実施形態〕上記実施形態においては、
連結具本体12に設けた第1取付孔部14Bおよび第2
取付孔部15Bのうち第2取付孔部15Bのみを長孔に
形成した。しかし、当該構成に限られるものではなく、
図6に示すごとく第1取付孔部14Bと第2取付孔部1
5Bとの双方を長孔に形成してもよい。この場合には、
例えば、裏当板13を第1裏当板13Aと第2裏当板1
3Bとで構成する。第1裏当板13Aと第2裏当板13
Bとには、夫々、第1孔部14Aあるいは第2孔部15
Aに対応する位置に孔部14C,15Cを形成してお
く。つまり、本別実施形態では、第1取付孔部14Bお
よび第1孔部14A、第1裏当板13Aの孔部14Cに
亘って雄ねじ部材Nを貫通させて、連結具本体12およ
び第1側壁部材2A、第1裏当板13Aを連結する。
尚、第1裏当板13Aの両面のうち、ダクトDの内方側
を向く面には、前記雄ねじ部材Nを螺合させる雌ねじ部
材nを溶接等によって固設してある。第2裏当板13B
の取り付けもこれと同様に行う。本別実施形態の場合に
は、第1取付孔部14Bあるいは第2取付孔部15Bか
らダクトDの内部が見えないようにするために、第1取
付孔部14Bと第2取付孔部15Bとの長さ、および、
第1裏当板13Aのサイズと第2裏当板13Bのサイズ
とを以下のように設定してある。つまり、第1裏当板1
3Aの周縁部のうち第2裏当板13Bの側の縁部と第1
孔部14Aとの間の長さが、第1取付孔部14Bの長手
方向の長さよりも長く、第2裏当板13Bの周縁部のう
ち第1裏当板13Aの側の縁部と第2孔部15Aとの間
の長さが、第2取付孔部15Bの長手方向の長さよりも
長くなるように構成してある。本構成であれば、第1側
壁部材2Aと第2側壁部材2Bとを最も離間させた状態
で連結した場合でも、第1取付孔部14B等からダクト
Dの内部が見えることはない。尚、第1取付孔部14B
および第2取付孔部15Bを、その全長に亘って有効に
利用するためには、第1側壁部材2Aと第2側壁部材2
Bとを最も近接させた場合にも、第1裏当板13Aと第
2裏当板13Bとが衝突しないことが必要である。この
ためには、例えば、第1裏当板13Aの周縁部のうち第
2裏当板13Bの側の縁部と、第1裏当板13Aの孔部
14Cとの最短距離、および、第2裏当板13Bの周縁
部のうち第1裏当板13Aの側の縁部と、第2裏当板1
3Bの孔部15Cとの最短距離を、何れも、第1取付孔
部14Bと第2取付孔部15Bとの最短距離のおよそ半
分以下に設定しておけばよい。本構成であれば、上記実
施形態の場合と同様に、第1ダクトD1と第2ダクトD
2とを相互の間隔を調節自在に連結することができ、ダ
クトDの内部に日光や雨水が浸入するのを防止すること
ができる。さらに、本構成であれば、第1側壁部材2A
の端部を連結具本体12と第1裏当板13Aとで挟持
し、第2側壁部材2Bの端部を連結具本体12と第2裏
当板13Bとで挟持することとなるから、第1側壁部材
2Aの端部および第2側壁部材2Bの端部が共に補強さ
れることとなって、連結部を強固なものに構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダクト連結具を用いたダクト連結部を
示す分解斜視図
【図2】ダクト連結部の縦断面図
【図3】ダクト連結部の一部横断平面図
【図4】ダクト連結部の分解縦断面図
【図5】連結蓋部材の取付け部の縦断面図
【図6】別実施形態に係るダクト連結具を示す分解斜視
【符号の説明】
D1 第1ダクト D2 第2ダクト 2A 第1側壁部材 2B 第2側壁部材 4A 第1ダクト本体 4B 第2ダクト本体 6A 第1蓋部材 6B 第2蓋部材 12 連結具本体 13 裏当板 13A 第1裏当板 13B 第2裏当板 14A 第1孔部 14B 第1取付孔部 15A 第2孔部 15B 第2取付孔部 18 連結蓋部材 N 雄ねじ部材 n 雌ねじ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の第1側壁部材を有する第1ダクト
    本体と第1蓋部材とを有する第1ダクト、および、一対
    の第2側壁部材を有する第2ダクト本体と第2蓋部材と
    を有する第2ダクトを連結するために、 前記第1側壁部材に設けた第1孔部に対応する第1取付
    孔部と、前記第2側壁部材に設けた第2孔部に対応する
    第2取付孔部とを有する連結具本体と、 前記第1蓋部材と前記第2蓋部材とに亘って取付ける連
    結蓋部材とを有し、 前記第1取付孔部と前記第1孔部とに亘り、及び、前記
    第2取付孔部と前記第2孔部とに亘って、雄ねじ部材を
    貫通させることで前記第1側壁部材と前記第2側壁部材
    とを連結可能にするダクト連結具であって、 前記第1取付孔部及び前記第2取付孔部のうち、少なく
    とも何れか一方を長孔状に形成すると共に、 前記長孔状に形成した取付孔部から、前記第1ダクトの
    内部あるいは前記第2ダクトの内部が見えないように、
    前記第1側壁部材あるいは前記第2側壁部材に対して前
    記連結具本体とは反対側に裏当板を配置しつつ、前記第
    1ダクトと前記第2ダクトとを間隔調節自在に連結する
    ダクト連結具。
  2. 【請求項2】 前記第1取付孔部及び前記第2取付孔部
    の双方を長孔状に形成すると共に、 前記裏当板を、第1裏当板と第2裏当板とで構成し、 前記第1取付孔部に対向する位置に前記第1裏当板を配
    置し、 前記第2取付孔部に対向する位置に前記第2裏当板を配
    置することで、前記第1取付孔部および前記第2取付孔
    部から、前記第1ダクトの内部あるいは前記第2ダクト
    の内部が見えないように構成してある請求項1に記載の
    ダクト連結具。
  3. 【請求項3】 前記雄ねじ部材が螺合可能であって、前
    記裏当板とは別個に形成した雌ねじ部材を、前記裏当板
    に固設してある請求項1または請求項2に記載のダクト
    連結具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164141A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Ok Kizai Inc 配管カバー構成体
JP2014037912A (ja) * 2012-08-15 2014-02-27 Asahi Sangyo:Kk ダクト用たわみ継手に用いるキャンバス用ジョイント
JP2019081515A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 川崎重工業株式会社 床下ダクト
JP2021139514A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 三菱パワー株式会社 排熱回収ボイラ、連結具、排熱回収ボイラの施工方法

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