JPH10288275A - サーモスタット弁装置 - Google Patents

サーモスタット弁装置

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JPH10288275A
JPH10288275A JP30696597A JP30696597A JPH10288275A JP H10288275 A JPH10288275 A JP H10288275A JP 30696597 A JP30696597 A JP 30696597A JP 30696597 A JP30696597 A JP 30696597A JP H10288275 A JPH10288275 A JP H10288275A
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heat pipe
thermostat valve
heat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ラジエータからの冷却水の流入、
あるいは、エンジンからの冷却水の流出を制御するサー
モスタット弁装置に関し、感温ケース内のワックスに伝
わる熱を、外気温と水温の温度差に比例して外気に放出
することを目的とする。 【解決手段】 ラジエータからの冷却水の入口流路R、
または、エンジンからの冷却水の出口流路に配置され、
感温ケース27内に収容されるワックス25の温度が所
定温度以上の時に、前記入口流路Rまたは出口流路を開
くサーモスタット弁装置において、前記感温ケース27
にヒートパイプ69の冷却端69aを熱的に接続すると
ともに、前記ヒートパイプ69の放熱端69bを、外気
雰囲気中に配置してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータからの
冷却水の流入、あるいは、エンジンからの冷却水の流出
を制御するサーモスタット弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジン冷却系では、
冷却水の温度を所定の温度に保つため、ラジエータ側へ
の冷却水の流れを制御するサーモスタット弁装置が配置
されている。しかしながら、従来のサーモスタット弁装
置では、開弁温度を80℃程度の一定値にしか設定する
ことができず、以下のような問題があった。
【0003】すなわち、通常80℃程度の開弁温度は、
外気温が高い夏場を想定して設定され、夏場の外気温と
水温の差で決まるラジエータ放熱能力で弁を開閉して水
温制御している状態の設定温度であるため、冬場の外気
温が低い時には、外気と水温の温度差が大きくラジエー
タ能力が増大するため、サーモスタットのハンチング現
象が生じ、目標水温である80℃以下となりオーバーク
ール傾向となる。
【0004】このような傾向を対策したサーモスタット
弁装置として、通常の開弁温度より高い、例えば、90
℃〜100℃程度の開弁温度とした寒冷地用のサーモス
タットが開発されているが、このサーモスタットを外気
温の高い夏場に使用すると、逆に高水温でサーモスタッ
トが制御されるため、外気と水温の温度差が小さくラジ
エータ能力が低下しているため、急激なエンジン負荷増
大時には、オーバーヒートが発生する虞がある。
【0005】従来、このような問題を解決したサーモス
タット弁装置として、例えば、特開平6−207685
号公報に開示されるものが知られている。図4は、この
公報に開示されるサーモスタット弁装置を示すもので、
この装置では、ハウジング1内に、サーモスタット本体
2が収容されている。サーモスタット本体2は、ワック
ス3の収容される感温ケース4と、この感温ケース4内
に収容されるワックス3の温度による体積変化により移
動されるピストンロッド5とを有している。
【0006】感温ケース4は、ホルダ6を介して横ウエ
ブ7に固定されており、ピストンロッド5には、主弁8
およびバイパス弁9が固定されている。そして、このサ
ーモスタット弁装置では、感温ケース4内に電気ヒータ
10が配置されている。このようなサーモスタット弁装
置では、冬場の外気温が低い時の目標水温で開弁温度が
決められるため、例えば、90℃〜100℃程度で開弁
するワックスが選択されている。
【0007】そして、外気温が高い夏場は、電気ヒータ
10をオンすることにより、感温ケース4内に収容され
るワックス3を強制加熱して、冷却水の温度が80℃程
度の温度でも開弁することが可能になり、エンジンの目
標水温を維持することができる。これにより、外気温に
よらず水温を維持することができるため、冬場の冷却水
オーバークール傾向による燃費悪化を低減し、また、排
気ガス中の炭化水素等の発生を低減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサーモスタット弁装置では、感温ケース4内
のワックス3を電気ヒータ10により加熱するために
は、エンジンの状態および外気温の信号を制御装置に入
力し、所定の条件を満足している時にのみ電気ヒータ1
0を作動する必要があるため、制御装置が非常に複雑に
なるという問題があった。
【0009】本発明者は、かかる従来の問題を解決する
ために鋭意研究した結果、外気により感温ケース内のワ
ックスを冷却し、冷却水によるワックスの加熱を外気温
が低温になる程抑制することにより、開弁温度を高める
効果を得ることができることを見出した。すなわち、外
気温が低い程、サーモスタットの開弁温度を上昇させな
いと、エンジンの所定の目標水温に冷却水の温度を維持
できないため、外気温と水温の温度差に比例して開弁温
度を上昇する必要がある。
【0010】そこで、その温度差を利用して、ワックス
を加熱して個体から液化膨張するのに必要な熱量を外気
に放出できれば液化膨張を抑制することで、サーモスタ
ットの開弁温度を上昇させることができる。本発明は、
かかる知見に基づいてなされたもので、感温ケース内の
ワックスに伝わる熱を、外気温と水温の温度差に比例し
て外気に放出することができるサーモスタット弁装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のサーモスタッ
ト弁装置は、ラジエータからの冷却水の入口流路、また
は、エンジンからの冷却水の出口流路に配置され、感温
ケース内に収容されるワックスの温度が所定温度以上の
時に、前記入口流路または出口流路を開くサーモスタッ
ト弁装置において、前記感温ケースにヒートパイプの冷
却端を熱的に接続するとともに、前記ヒートパイプの放
熱端を、外気雰囲気中に配置してなることを特徴とす
る。
【0012】請求項2のサーモスタット弁装置は、請求
項1記載のサーモスタット弁装置において、前記外気雰
囲気は、エンジンの吸気ダクト内通路であることを特徴
とする。請求項3のサーモスタット弁装置は、請求項1
または2記載のサーモスタット弁装置において、前記ヒ
ートパイプの放熱端に、放熱フィンを配置してなること
を特徴とする。
【0013】請求項4のサーモスタット弁装置は、請求
項1ないし3のいずれか1項記載のサーモスタット弁装
置において、前記感温ケースをハウジング内に収容する
とともに、前記ハウジングに前記感温ケースの底面側に
向けて突出する筒状部を形成し、この筒状部内に前記ヒ
ートパイプを挿通してなることを特徴とする。請求項5
のサーモスタット弁装置は、請求項4記載のサーモスタ
ット弁装置において、前記筒状部の先端を、前記感温ケ
ースの底面に形成される環状突部内に嵌挿してなること
を特徴とする。
【0014】請求項6のサーモスタット弁装置は、請求
項4または5記載のサーモスタット弁装置において、前
記筒状部の外側開口を、弾性部材からなるキャップによ
りシールし、このキャップに前記ヒートパイプを挿通し
てなることを特徴とする。
【0015】(作用)請求項1のサーモスタット弁装置
では、感温ケース内のワックスの熱量が、ヒートパイプ
の冷却端からヒートパイプの放熱端に伝達され、放熱端
から外気雰囲気中に放熱され、冷却水による感温ケース
内のワックスの加熱が抑制される。
【0016】請求項2のサーモスタット弁装置では、外
気雰囲気が、エンジンの吸気ダクト内通路とされ、この
通路内にヒートパイプの放熱端が位置される。請求項3
のサーモスタット弁装置では、ヒートパイプの放熱端
に、放熱フィンが配置される。請求項4のサーモスタッ
ト弁装置では、感温ケースの底面側に向けて突出するハ
ウジングの筒状部内にヒートパイプが挿通され、筒状部
とヒートパイプとの間に、空気断熱層が形成される。
【0017】請求項5のサーモスタット弁装置では、筒
状部の先端が、感温ケースの底面に形成される環状突部
内に嵌挿される。請求項6のサーモスタット弁装置で
は、筒状部の外側開口が、弾性部材からなるキャップに
よりシールされ、このキャップにヒートパイプが挿通さ
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明のサーモス
タット弁装置の第1の実施形態を示しており、符号21
は、内燃機関用の冷却水をラジエータからエンジン側に
導くための入口流路Rを構成するパイプ状のハウジング
を示している。
【0019】このハウジング21の開口部21aの中心
軸上には、ダイヤフラム式のサーモスタット本体23が
配置されている。このサーモスタット本体23は、ワッ
クス25が収容される感温ケース27と、ワックス25
の温度による体積変化により移動されるピストンロッド
29とを備えている。
【0020】感温ケース27は、ピストンロッド29よ
り内方に配置されている。感温ケース27には、ピスト
ンロッド29を案内する案内部材31がカシメ固定され
ている。案内部材31と感温ケース27との間には、ダ
イヤフラム33が配置されている。
【0021】案内部材31のダイヤフラム33とピスト
ンロッド29の間には、半流動体35,ラバーピストン
37およびテフロンピストン39が順次配置されてい
る。サーモスタット本体23の外側には、ピストンロッ
ド29の移動に連動して開口部21aを開閉する主弁4
1が配置されている。この主弁41は、円環状の本体部
材43の外周側にシールパッキン45を有し、内周側に
センターパッキン47を有している。
【0022】本体部材43の内周側には、リテーナ49
の上端に形成されるフランジ部49aが連結されてい
る。リテーナ49は、感温ケース27および案内部材3
1を囲繞して配置されており、下端をピストンロッド2
9に固定されている。このリテーナ49には、貫通穴4
9bが形成されている。
【0023】ハウジング21の開口部21a端には、円
環状のフランジ51が固定され、このフランジ51に、
主弁41のシールパッキン45が当接されている。ま
た、フランジ51には、フレーム53が固定されてお
り、このフレーム53と主弁41の本体部材43との間
に、本体部材43をフランジ51側に押圧するコイルス
プリング55が配置されている。
【0024】ハウジング21の開口端面には、円環状溝
21bが形成され、この円環状溝21b内にOリング5
7が収容されている。また、この実施形態では、リテー
ナ49の下方に、冷却水のバイパス通路59を開閉する
バイパス弁61が配置されている。このバイパス弁61
は、ピストンロッド29に固定されるストッパー63
と、このストッパー63の上面に内周を当接される弁体
65とを有している。
【0025】この弁体65とリテーナ49との間には、
弁体65をストッパー63側に押圧するコイルスプリン
グ67が配置されている。そして、この実施形態では、
感温ケース27にヒートパイプ69の冷却端69aが熱
的に接続され、ヒートパイプ69の放熱端69bがハウ
ジング21を貫通して吸気ダクト70内に位置されてい
る。
【0026】すなわち、感温ケース27には、円筒状の
凹部27aが形成され、この凹部27aには、ヒートパ
イプ69の冷却端69aが、熱伝達を良好にするための
伝熱グリスを介して嵌挿されている。また、感温ケース
27の外周には、主弁41の閉時に、主弁41の内周部
のセンターパッキン47が当接される環状突部27bが
一体形成されている。
【0027】ヒートパイプ69を囲繞して、例えば、6
6ナイロン等の樹脂からなる断熱部材71が配置されて
いる。この断熱部材71の下端には支持部71aが一体
形成され、この支持部71aに感温ケース27の上部が
嵌挿固定されている。断熱部材71の上端は、ハウジン
グ21の内面に形成される穴部21cに嵌挿され固定さ
れている。
【0028】ハウジング21の感温ケース27に対向す
る位置には、ボス部21dが外側に突出して一体形成さ
れている。ボス部21dには、貫通穴21eが形成され
ており、パッキン73およびブッシュ75が収容されて
いる。ブッシュ75は、銅,アルミニウム等の熱伝導の
良好な金属からなり、貫通穴21eに螺合されている。
【0029】このブッシュ75には、貫通穴75aが形
成され、貫通穴75aには、ヒートパイプ69が挿通さ
れている。ブッシュ75には、所定角度を置いて軸長方
向に図示しない複数のスリット溝が形成されており、ブ
ッシュ75を貫通穴21eに螺合することにより、ブッ
シュ75が縮径しヒートパイプ69が挟持固定される。
【0030】ヒートパイプ69の放熱端69bの下部に
は、吸気ダクト70への取付座金77が固定されてい
る。ヒートパイプ69の取付座金77とブッシュ75と
の間は、例えば、ウレタン,ゴム等からなる断熱部材7
9により囲繞されている。断熱部材79のブッシュ75
側は、ブッシュ75に形成される貫通穴75bに挿入さ
れ、シール材81により封止されている。
【0031】そして、ヒートパイプ69の放熱端69b
には、放熱フィン83が固定されている。上述したサー
モスタット弁装置では、例えば、夏場の外気温35℃の
時に、感温ケース27周囲水温が、例えば、80℃以下
である場合には、図1に示したように、主弁41が閉じ
られ、バイパス通路59が開とされ、冷却水は矢符Aに
示すようにバイパス通路59を介してエンジン側に循環
される。
【0032】一方、感温ケース27の周囲水温が、例え
ば、80℃を越えると、感温ケース27内のワックス2
5の体積膨張によりピストンロッド29が下方に移動さ
れ、バイパス弁61によりバイパス通路59が閉じら
れ、同時に主弁41が開とされ、矢符Bに示すように、
ラジエータで冷却された冷却水がハウジング21内に流
入した後、エンジン側に循環される。
【0033】そして、冬場の外気温が低い時には、感温
ケース27周囲水温が80℃を越えても、ワックス25
に伝達された熱量が、ヒートパイプ69の冷却端69a
からヒートパイプ69の放熱端69bに伝達され、放熱
端69bから外気雰囲気である吸気ダクト70中に、水
温と外気温との温度差が大きい程放熱されるため、ワッ
クス25の温度が上昇せず開弁温度が高くなる。
【0034】以上のように構成されたサーモスタット弁
装置では、感温ケース27にヒートパイプ69の冷却端
69aを熱的に接続し、ヒートパイプ69の放熱端69
bを、吸気ダクト70内に配置したので、外気により感
温ケース27内のワックス25を容易,確実に冷却する
ことができる。そして、外気により感温ケース27内の
ワックス25を冷却し、冷却水によるワックス25の加
熱を抑制することが可能になり、これにより、エンジン
の排気ガス中の炭化水素等の発生を低減し、また、エン
ジンの燃焼効率を向上することができる。
【0035】さらに、外気により感温ケース27内のワ
ックス25を冷却するようにしたので、外気温度が低い
時程、ワックス25に対する冷却効率を自動的に増大す
ることが可能になり、外気温の低い冬場に、冷却水の温
度をより高めに設定することができる。
【0036】また、上述したサーモスタット弁装置で
は、外気雰囲気を、エンジンの吸気ダクト70内通路と
し、途中を断熱部材79でカバーしたので、ヒートパイ
プ69の放熱端69bに対するエンジンルーム内の熱的
影響を可能な限り排除することができる。さらに、上述
したサーモスタット弁装置では、ヒートパイプ69の放
熱端69bに、放熱フィン83を配置したので、所定の
放熱性能を容易,確実に得ることができ、また、外気温
に対する開弁温度の設定も放熱フィン83の放熱面積の
調整により容易に可能となる。
【0037】図2は、本発明のサーモスタット弁装置の
第2の実施形態を示している。この実施形態では、ハウ
ジング121の開口部121aの中心軸上には、アキュ
ムレータ式のサーモスタット本体123が配置されてい
る。このサーモスタット本体123は、ワックス125
が収容される感温ケース127と、ワックス125の温
度による体積変化により移動されるピストンロッド12
9とを備えている。
【0038】ピストンロッド129は、感温ケース12
7よりハウジング121の内方に配置されている。感温
ケース127には、ピストンロッド129を案内する案
内部材131が、スリーブ133を介してカシメ固定さ
れている。感温ケース127の中央には、ラバーシリン
ダ135が配置され、このラバーシリンダ135の中央
には、ピストンロッド129の先端が嵌挿されている。
【0039】感温ケース127の外側には、感温ケース
127の移動に連動して開口部121aを開閉する主弁
137が固定されている。この主弁137は、円環状の
本体部材139の外周側にシール部139aを有してい
る。
【0040】ハウジング121の開口部121a端に
は、円環状のフランジ141が固定され、このフランジ
141に、主弁137のシール部139aが当接されて
いる。また、フランジ141には、フレーム143が固
定されており、このフレーム143と主弁137の本体
部材139との間に、本体部材139をフランジ141
側に押圧するコイルスプリング145が配置されてい
る。
【0041】ハウジング121の開口端面には、円環状
溝121bが形成され、この円環状溝121b内にOリ
ング147が収容されている。また、この実施形態で
は、感温ケース127の下部に、冷却水のバイパス通路
149を開閉するバイパス弁151が固定されている。
このバイパス弁151は、有底円筒状をしており、側面
に窓部151aが形成されている。
【0042】この実施形態では、ピストンロッド129
の軸長方向に沿って先端近傍に達する穴部129cが形
成され、この穴部129cにヒートパイプ153が伝熱
グリスを介して挿入されている。そして、感温ケース1
27内のワックス125にヒートパイプ153の冷却端
153aが熱的に接続され、ヒートパイプ153の放熱
端153bがハウジング121を貫通して吸気ダクト1
54内に位置されている。
【0043】ピストンロッド129を囲繞して、ピスト
ンロッド129の軸長方向に伸縮可能な断熱部材157
が配置されている。この断熱部材157は、耐熱性のゴ
ムを蛇腹状に成形して構成されており、感温ケース12
7の移動に追従して変形する。ハウジング121の感温
ケース127に対向する位置には、ボス部121dが外
側に突出して一体形成されている。
【0044】ボス部121dには、貫通穴121eが形
成されており、パッキン159およびブッシュ161が
収容されている。このブッシュ161には、貫通穴16
1aが形成され、貫通穴161aには、ヒートパイプ1
53およびピストンロッド129が挿通されている。ブ
ッシュ161には、所定角度を置いて軸長方向に図示し
ない複数のスリット溝が形成されており、ブッシュ16
1を貫通穴121eに螺合することにより、ブッシュ1
61が縮径しヒートパイプ153が挟持固定される。
【0045】ヒートパイプ153の放熱端153bの下
部には、吸気ダクト154への取付座金163が固定さ
れている。ヒートパイプ153の取付座金163とブッ
シュ161との間は、例えば、ウレタン,ゴム等からな
る断熱部材165により囲繞されている。断熱部材16
5のブッシュ161側は、ブッシュ161に形成される
穴部161bに挿入され、シール材167により封止さ
れている。
【0046】そして、ヒートパイプ153の放熱端15
3bには、放熱フィン169が固定されている。上述し
たサーモスタット弁装置では、例えば、外気温が35℃
で、感温ケース127周囲水温が、例えば、80℃以下
である場合には、図2に示したように、主弁137が閉
じられ、バイパス弁151が開とされ、冷却水は矢符A
に示すようにバイパス通路149を介してエンジン側に
循環される。
【0047】一方、感温ケース127周囲水温が、例え
ば、80℃を越えると、感温ケース127内のワックス
125の体積膨張により感温ケース127が下方に移動
され、バイパス弁151によりバイパス通路149が閉
じられ、同時に主弁137が開とされ、矢符Bに示すよ
うに、ラジエータからの冷却水がエンジン側に循環され
る。
【0048】そして、上述したサーモスタット弁装置で
は、感温ケース127内のワックス125の熱量が、ヒ
ートパイプ153の冷却端153aからヒートパイプ1
53の放熱端153bに伝達され、放熱端153bから
外気雰囲気である吸気ダクト154中に放熱され、冷却
水による感温ケース127内のワックス125の加熱が
常時抑制される。
【0049】以上のように構成されたサーモスタット弁
装置では、感温ケース127の移動により主弁137の
開閉が行われる点が第1の実施形態と異なるが、第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。図3は、本
発明のサーモスタット弁装置の第3の実施形態を示して
おり、符号221は、内燃機関用の冷却水をラジエータ
からエンジン側に導くための入口流路Rを構成するパイ
プ状のハウジングを示している。
【0050】このハウジング221の開口部221aの
中心軸上には、ダイヤフラム式のサーモスタット本体2
23が配置されている。このサーモスタット本体223
は、ワックス225が収容される感温ケース227と、
ワックス225の温度による体積変化により移動される
ピストンロッド229とを備えている。
【0051】感温ケース227は、ピストンロッド22
9より内方に配置されている。感温ケース227には、
ピストンロッド229を案内する案内部材231がカシ
メ固定されている。案内部材231と感温ケース227
との間には、ダイヤフラム233が配置されている。
【0052】案内部材231のダイヤフラム233とピ
ストンロッド229の間には、半流動体235,ラバー
ピストン237およびテフロンピストン239が順次配
置されている。サーモスタット本体223の外側には、
ピストンロッド229の移動に連動して開口部221a
を開閉する主弁241が配置されている。
【0053】この主弁241は、円環状の本体部材24
3の外周側にシールパッキン245を有し、内周側にセ
ンターパッキン247を有している。本体部材243の
内周側には、リテーナ249が連結されている。リテー
ナ249は、感温ケース227および案内部材231を
囲繞して配置されており、下端をピストンロッド229
に固定されている。
【0054】このリテーナ249には、貫通穴249b
が形成されている。ハウジング221の開口部221a
端には、テーパ状の座部251が形成され、この座部2
51に、主弁241のシールパッキン245が当接され
ている。また、ハウジング221の開口部221aに
は、フレーム253がビス254により固定されてお
り、このフレーム253と主弁241の本体部材243
との間に、本体部材243を座部251側に押圧するコ
イルスプリング255が配置されている。
【0055】この実施形態では、リテーナ249の下方
に、冷却水のバイパス通路259を開閉するバイパス弁
261が配置されている。このバイパス弁261は、ピ
ストンロッド229に固定されるストッパー263と、
このストッパー263の上面に内周を当接される弁体2
65とを有している。
【0056】この弁体265とリテーナ249との間に
は、弁体265をストッパー263側に押圧するコイル
スプリング267が配置されている。そして、この実施
形態では、感温ケース227にヒートパイプ269の冷
却端269aが熱的に接続されている。なお、この実施
形態においても、第1の実施形態と同様に、ヒートパイ
プ269の放熱端が吸気ダクト内に位置されている。
【0057】すなわち、感温ケース227には、円筒状
の凹部227aが形成され、この凹部227aには、ヒ
ートパイプ269の冷却端269aが、熱伝達を良好に
するための伝熱グリスを介して嵌挿されている。また、
感温ケース227の外周には、環状突部227bが形成
され、この環状突部227bのテーパ部227cに、主
弁241の内周部のセンターパッキン247が当接され
ている。
【0058】そして、この実施形態では、アルミダイカ
ストにより製造されるハウジング221には、感温ケー
ス227の底面側に向けて突出する筒状部221bが一
体形成されている。この筒状部221bの底面221e
には、貫通穴221cが形成され、筒状部221b内に
形成される断熱空間271にヒートパイプ269が挿通
されている。
【0059】貫通穴221cの感温ケース227側に
は、テーパ部221dが形成され、テーパ部221dの
内側にパッキン273が収容されている。また、筒状部
221bの底面が、感温ケース227の底面に形成され
る環状突部227d内に嵌挿固定されている。そして、
筒状部221bの底面および感温ケース227の底部を
囲繞して、例えば、66ナイロン等の樹脂からなる断熱
部材275が配置されている。
【0060】一方、筒状部221bの外側開口は、弾性
部材からなるキャップ277によりシールされている。
このキャップ277には、ヒートパイプ269が嵌合状
態で挿通される貫通穴277aが形成されている。キャ
ップ277より外側のヒートパイプ269は、例えば、
ウレタン,ゴム等からなる断熱部材279により囲繞さ
れている。
【0061】上述したサーモスタット弁装置では、例え
ば、夏場の外気温35℃の時に、感温ケース227周囲
水温が、例えば、80℃以下である場合には、図3に示
したように、主弁241が閉じられ、バイパス通路25
9が開とされ、冷却水は矢符Aに示すようにバイパス通
路259を介してエンジン側に循環される。
【0062】一方、感温ケース227の周囲水温が、例
えば、80℃を越えると、感温ケース227内のワック
ス225の体積膨張によりピストンロッド229が下方
に移動され、バイパス弁261によりバイパス通路25
9が閉じられ、同時に主弁241が開とされ、矢符Bに
示すように、ラジエータで冷却された冷却水がハウジン
グ221内に流入した後、エンジン側に循環される。
【0063】そして、冬場の外気温が低い時は、感温ケ
ース227周囲水温が80℃を越えても、ワックス22
5に伝達された熱量が、ヒートパイプ269の冷却端2
69aからヒートパイプ269の放熱端に伝達され、放
熱端から外気雰囲気である吸気ダクト中に、水温と外気
温との温度差が大きい程放熱されるため、ワックス22
5の温度が上昇せず開弁温度が高くなる。
【0064】以上のように構成されたサーモスタット弁
装置においても第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。そして、この第3の実施形態のサーモスタッ
ト弁装置では、感温ケース227を収容するハウジング
221に、感温ケース227の底面側に向けて突出する
筒状部221bを形成し、この筒状部221b内にヒー
トパイプ269を挿通したので、筒状部221bとヒー
トパイプ269との間に、断熱空間271が形成され、
この空気断熱層により、ヒートパイプ269に冷却水か
らの熱が直接伝達されることが抑制され、ヒートパイプ
269の放熱性能を向上することができる。
【0065】また、このサーモスタット弁装置では、ハ
ウジング221に形成される筒状部221bの先端を、
感温ケース227の底面に形成される環状突部227d
内に嵌挿したので、筒状部221bと感温ケース227
とを同一軸線上に配置することが容易に可能になり、ヒ
ートパイプ269の冷却端269aを感温ケース227
に確実に接続することができ、また、ヒートパイプ26
9に無理な力が作用してヒートパイプ269に亀裂等が
生じることを確実に防止することができる。
【0066】さらに、このサーモスタット弁装置では、
筒状部221bの外側開口を、弾性部材からなるキャッ
プ277によりシールし、このキャップ277にヒート
パイプ269を挿通したので、ヒートパイプ269の放
熱端側からの振動がキャップ277により吸収され、こ
れにより振動が冷却端269a側に伝達されることを防
止することができる。
【0067】また、ヒートパイプ269の熱膨張,熱収
縮にともなうヒートパイプ269への応力集中を回避す
ることができる。そして、さらに、筒状部221bの底
面221eに形成される貫通穴221cの感温ケース2
27側に、テーパ部221dを形成し、このテーパ部2
21dの内側にパッキン273を収容したので、筒状部
221bを確実に密閉することができる。
【0068】なお、上述した実施形態では、サーモスタ
ット弁装置をラジエータからの冷却水の入口流路Rに配
置した例について説明したが、本発明はかかる実施形態
に限定されるものではなく、例えば、エンジンからの冷
却水の出口流路に配置しても良い。また、上述した実施
形態では、ヒートパイプ153の放熱端153bを吸気
ダクト154内に位置させた例について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、吸気ダクトの通路構成部材にヒートパイプを接合し
ても良く、また、エンジンルーム外に導出しても良い。
【0069】そして、オートバイ,鉄道のように、エン
ジンに直接走行風が当たる場合には、吸気ダクトにヒー
トパイプの放熱端を導かずに、ヒートパイプをハウジン
グから突出し、突出部に放熱フィンを配置しても良い。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のサーモス
タット弁装置では、感温ケースにヒートパイプの冷却端
を熱的に接続し、ヒートパイプの放熱端を、外気雰囲気
中に配置したので、感温ケース内のワックスに伝わる熱
を、外気温と水温の温度差に比例して外気に放出するこ
とができる。
【0071】請求項2のサーモスタット弁装置では、外
気雰囲気を、エンジンの吸気ダクト内通路としたので、
ヒートパイプの放熱端に対するエンジンルーム内の熱的
影響を可能な限り排除することができる。請求項3のサ
ーモスタット弁装置では、ヒートパイプの放熱端に、放
熱フィンを配置したので、所定の放熱性能を容易,確実
に得ることができる。
【0072】請求項4のサーモスタット弁装置では、感
温ケースを収容するハウジングに、感温ケースの底面側
に向けて突出する筒状部を形成し、この筒状部内にヒー
トパイプを挿通したので、筒状部とヒートパイプとの間
に、空気断熱層が形成され、この空気断熱層により、ヒ
ートパイプに冷却水からの熱が直接伝達されることが抑
制され、ヒートパイプの放熱性能を向上することができ
る。
【0073】請求項5のサーモスタット弁装置では、ハ
ウジングに形成される筒状部の先端を、感温ケースの底
面に形成される環状突部内に嵌挿したので、筒状部と感
温ケースとを同一軸線上に配置することが容易に可能に
なり、ヒートパイプの冷却端を感温ケースに確実に接続
することができ、また、ヒートパイプに無理な力が作用
してヒートパイプに亀裂等が生じることを確実に防止す
ることができる。
【0074】請求項6のサーモスタット弁装置では、筒
状部の外側開口を、弾性部材からなるキャップによりシ
ールし、このキャップにヒートパイプを挿通したので、
ヒートパイプの放熱端側からの振動がキャップにより吸
収され、これにより振動が冷却端側に伝達されることを
防止することができる。また、ヒートパイプの熱膨張,
熱収縮にともなうヒートパイプへの応力集中を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーモスタット弁装置の第1の実施形
態を示す断面図である。
【図2】本発明のサーモスタット弁装置の第2の実施形
態を示す断面図である。
【図3】本発明のサーモスタット弁装置の第3の実施形
態を示す断面図である。
【図4】従来のサーモスタット弁装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
25,125,251 ワックス 27,127,227 感温ケース 69,153,269 ヒートパイプ 69a,153a,269a 冷却端 69b,153b 放熱端 70,154 吸気ダクト 83,169 放熱フィン 221 ハウジング 221b 筒状部 227d 環状突部 277 キャップ R 入口流路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータからの冷却水の入口流路
    (R)、または、エンジンからの冷却水の出口流路に配
    置され、感温ケース(27,127,227)内に収容
    されるワックス(25,125,225)の温度が所定
    温度以上の時に、前記入口流路(R)または出口流路を
    開くサーモスタット弁装置において、 前記感温ケース(27,127,227)にヒートパイ
    プ(69,153,269)の冷却端(69a,153
    a,269a)を熱的に接続するとともに、前記ヒート
    パイプ(69,153.269)の放熱端(69b,1
    53b)を、外気雰囲気中に配置してなることを特徴と
    するサーモスタット弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーモスタット弁装置に
    おいて、 前記外気雰囲気は、エンジンの吸気ダクト(70,15
    4)内通路であることを特徴とするサーモスタット弁装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のサーモスタット
    弁装置において、 前記ヒートパイプ(69,153,269)の放熱端
    (69b,153b)に、放熱フィン(83,169)
    を配置してなることを特徴とするサーモスタット弁装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    サーモスタット弁装置において、 前記感温ケース(227)をハウジング(221)内に
    収容するとともに、前記ハウジング(221)に前記感
    温ケース(227)の底面側に向けて突出する筒状部
    (221b)を形成し、この筒状部(221b)内に前
    記ヒートパイプ(269)を挿通してなることを特徴と
    するサーモスタット弁装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーモスタット弁装置に
    おいて、 前記筒状部(221b)の先端を、前記感温ケース(2
    27)の底面に形成される環状突部(227d)内に嵌
    挿してなることを特徴とするサーモスタット弁装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のサーモスタット
    弁装置において、 前記筒状部(221b)の外側開口を、弾性部材からな
    るキャップ(277)によりシールし、このキャップ
    (277)に前記ヒートパイプ(269)を挿通してな
    ることを特徴とするサーモスタット弁装置。
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