JPH1028804A - 混合流体分離器 - Google Patents
混合流体分離器Info
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- JPH1028804A JPH1028804A JP20523196A JP20523196A JPH1028804A JP H1028804 A JPH1028804 A JP H1028804A JP 20523196 A JP20523196 A JP 20523196A JP 20523196 A JP20523196 A JP 20523196A JP H1028804 A JPH1028804 A JP H1028804A
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Abstract
体だけを排出して、比重の小さな流体は漏洩排出するこ
とのない混合流体分離器を得ること。 【解決手段】 分離器ケ―シングに混合流体の流入口4
と溜部3と流出口5を形成する。溜部3内に縦長フロ―
ト6を上下動自在に配置する。フロ―ト6の上部にコイ
ルバネ26とバネ座27と調節ねじ28を設ける。縦長
フロ―ト6の下部に流出口5を設けた弁座部材12を取
り付ける。溜部3内に流入した混合流体は、下部に比重
の大きな流体が上部に比重の小さな流体が分離して溜
り、比重の大きな流体の液位が所定位置に達するとフロ
―ト6が浮上して流出口5から比重の大きな流体だけを
排出する。
Description
流体から一方の比重の大きな流体だけを分離して排出す
る混合流体分離器に関し、更に具体的には例えば、油貯
蔵タンク等において混入した比重の大きな水を自動的に
分離し系外へ排出することのできる分離器に関する。
水分離器としては、例えば、実開平3−83603号公
報に示されたものがある。これは、分離器ケ―シング内
に仕切壁を設け、油と水の中間の比重を有する中空フロ
―トを配置して、このフロ―トに流出口を開閉する弁体
を連結したもので、ケ―シング内の仕切壁部で分離し
た、比重の大きな水だけを系外へ排出することができる
ものである。
排出すべく比重の大きな流体が水に限られてしまう問題
があった。混合流体としては、油と水の混合流体の他、
比重の異なる油同志の混合流体やトルエンやキシレンや
ケロシン等の混合流体など様々なものがあり、上記従来
のものでは、排出すべく流体の比重に応じてその都度フ
ロ―トを取り替えて比重を変更しなければならない繁雑
さがあった。
の流入が少なく、比重の小さな油が主に流入してきた場
合に、弁口を確実に閉止することができずに比重の小さ
な油を器外へ漏洩してしまう問題があった。すなわち、
ケ―シング内の水が少なく仕切壁下端開口に油が達し
て、更に多量の油が流入してくるとフロ―トの重量は浮
力でほとんど相殺されてしまい、流出口を確実に閉止す
ることができず、油を器外へ漏洩排出してしまうのであ
る。特に機械的振動が分離器に伝わるような箇所におい
ては、その振動により更に流出口の閉止が不完全とな
り、多量の油が漏洩排出されてしまうのである。
合流体の内、比重の大きな流体だけを排出して、比重の
小さな流体は器外へ漏洩排出することがないと共に、排
出すべく流体の比重に応じてフロ―トの比重を調節する
ことができるようにして、様々な混合流体から比重の大
きな流体だけを排出することのできる混合流体分離器を
得ることである。
めに講じた本発明の手段は、分離器ケ―シングに混合流
体の流入口と溜部と流出口を形成して、当該溜部内に流
入した混合流体をそれぞれの比重差により分離し、溜部
内に配置したフロ―トの浮上降下により流出口を開閉し
て、分離した比重の大きな流体を器外へ排出するものに
おいて、フロ―トを縦長形状に形成して溜部内に上下動
自在な自由状態で配置して、当該縦長フロ―トの下方部
外表面で流出口を直接に開閉すると共に、フロ―トの比
重を調節する比重調節手段を設けたものである。
混合流体は、その比重差により比重の大きな流体は下部
に、比重の小さな流体はその上部に分離して溜る。フロ
―トを縦長形状に形成し、その下方部外表面で流出口を
直接に開閉するようにしたことにより、流出口の位置と
フロ―トの浮上液位の位置を大きく離すことができ、比
重の大きな流体がこの浮上液位の位置まで溜って初めて
フロ―トが浮上して流出口を開口することにより、比重
の大きな流体は器外へ排出される。
ロ―トの比重を調節することにより、排出すべく流体の
比重を様々に変更することができ、油水の混合流体中か
ら水だけを排出する従来例のように用途が限定されるこ
とがなく、種々の混合流体中の比重の大きな流体だけを
排出することができる。
フロ―トの一端にコイルバネを取り付けて、このコイル
バネのバネ力を弱めたりあるいは強くすることにより、
また、バネ力の付勢方向を圧縮方向や引張方向へ調節す
ることにより、フロ―トの見かけ上の比重を適宜調節す
ることができる。
低下するとフロ―トは浮力が減少して降下し、その下方
部外表面で流出口を直接に閉口することにより、所定量
の比重の大きな流体を溜部内に残したままで、その上部
に溜っている比重の小さな流体を漏洩することがない。
いて、本体1と蓋2で分離器ケ―シングを形成して混合
流体の溜部3、及び、本体1に混合流体の流入口4と流
出口5を設けて、混合流体分離器を構成する。
空間部に縦長のフロ―ト6を自由状態で配置する。フロ
―ト6は、有底円筒の縦長形状で、その下方部外表面7
の中心部で流出口5を直接開閉するように、本体1に設
けた複数のガイド8,9,10,11に沿って上下動自
在に配置する。フロ―ト6はステンレス鋼薄板をプレス
と溶接で中空フロ―トとして製作することも、あるいは
図1に示したように、ポリプロピレンやポリエチレン等
の比較的比重の小さな合成樹脂で製作することもでき
る。フロ―ト6を合成樹脂で製作する場合は、流出口5
と接触する下方部外表面7に図示はしていないが金属製
薄板を取り付けてシ―ル性と耐久性を高めることができ
る。
て棒状の金属製重り24を挿入して、フロ―ト6の重量
を調節して比重を変更することができるようにする。フ
ロ―ト6の上部には、コイルバネ26をバネ座27と調
節ねじ28を介して蓋2に取り付ける。調節ねじ28の
上部に回転ハンドル29を、バネ座27の側部に回転防
止用のリブ30を、それぞれ設けて、ハンドル29を回
転することにより調節ねじ28も回転して、バネ座27
は回転することなくねじ送りされて上下に変位すること
によって、コイルバネ26のバネ力を強めたり弱めた
り、あるいは、付勢方向を引張方向や圧縮方向へ変える
ことができるようにする。本実施例においては、重り2
4とコイルバネ26と調節ねじ28でフロ―ト6の比重
調節手段を構成し、重り24の重量とコイルバネ26の
バネ力でもつてフロ―ト6の見かけ上の比重を適宜調節
することができるものである。
材12の中心を貫通して配置し、その下流側は出口13
と連通する。弁座部材12は上端部に流出口5の側面と
上端外周面を覆うように弾性部材としての合成ゴム座1
5を略リング状に設けて、フロ―ト6の外表面7と接触
した場合のシ―ル性を高める。
部材12と当接した場合に支持する支持座16,17を
設けて、この支持座16,17によりフロ―ト6の下部
と本体1の底部との間にスペ―ス18を形成して、ゴミ
等の混入異物の溜りスペ―スとする。
19,20を取り付けると共に、バルブ21を介して溜
部3と連通する均圧管22と、同じくバルブ23を介し
て溜部3と連通するブロ―管25を接続する。
下して流出口5を閉口している状態を示す。流入口4か
ら混合流体が流入してきて溜部3内へ比重の大きな流体
は下部に、比重の小さな流体は上部に分離して溜る。比
重の大きな流体量が増えて、縦長フロ―ト6の浮上液位
に達するとフロ―ト6が浮上して、弁座部材12から離
座して流出口5を開口することにより下部に溜った比重
の大きな流体が出口13から器外へ排出される。比重の
大きな流体が排出されて浮上液位が低下するとフロ―ト
6も同時に降下して、溜部3底部に比重の大きな流体を
残した状態で流出口5を閉口することにより、その上部
に溜った比重の小さな流体を漏洩することがない。
排出すべく流体の比重に応じて、コイルバネ26のバネ
力や重り24の重量を調節し、フロ―ト6の見かけ上の
比重を適宜調節することによって、所定の比重の大きさ
の流体だけを器外へ排出することができる。
長状に形成したことにより、球状や角柱状の場合と比較
して小さな空間でより大きな容積を確保することがで
き、フロ―ト6の重量もその容積と比例的に大きくする
ことができて流出口5を閉口した場合のシ―ル性を高め
ることができる。
設けたことにより、出口13側に圧縮空気管や蒸気管等
を接続してブロ―管25側へ流下させ、弁座部材12と
フロ―ト6の下部スペ―ス18を逆洗ブロ―することが
でき、ゴミ等の異物を外部へ排除することができる。
を縦長に形成しその下方部外表面で流出口を直接に開閉
するようにしたことにより、流出口とフロ―トの浮上液
位の位置を大きく離すことができ、分離した比重の大き
な流体だけを器外へ排出して、その上部に溜った比重の
小さな流体は漏洩排出することがないと共に、フロ―ト
の比重調節手段を設けたことにより、フロ―トの比重を
適宜調節して、様々な比重の混合流体中から比重の大き
な流体だけを排出することのできる混合流体分離器を得
ることができる。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 分離器ケ―シングに混合流体の流入口と
溜部と流出口を形成して、当該溜部内に流入した混合流
体をそれぞれの比重差により分離し、溜部内に配置した
フロ―トの浮上降下により流出口を開閉して、分離した
比重の大きな流体を器外へ排出するものにおいて、フロ
―トを縦長形状に形成して溜部内に上下動自在な自由状
態で配置して、当該縦長フロ―トの下方部外表面で流出
口を直接に開閉すると共に、フロ―トの比重を調節する
比重調節手段を設けたことを特徴とする混合流体分離
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20523196A JP3909890B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 混合流体分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20523196A JP3909890B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 混合流体分離器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028804A true JPH1028804A (ja) | 1998-02-03 |
JP3909890B2 JP3909890B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=16503584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20523196A Expired - Fee Related JP3909890B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 混合流体分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3909890B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008200560A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Tlv Co Ltd | 混合流体分離器 |
CN105731592A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 天津城建大学 | 行程杯式防混水除油器 |
CN108483750A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-04 | 张素平 | 一种培养微生物残留废水用净化装置 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP20523196A patent/JP3909890B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008200560A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Tlv Co Ltd | 混合流体分離器 |
CN105731592A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 天津城建大学 | 行程杯式防混水除油器 |
CN108483750A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-04 | 张素平 | 一种培养微生物残留废水用净化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3909890B2 (ja) | 2007-04-25 |
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