JPH10288001A - 圧力−機械変換装置 - Google Patents

圧力−機械変換装置

Info

Publication number
JPH10288001A
JPH10288001A JP9381197A JP9381197A JPH10288001A JP H10288001 A JPH10288001 A JP H10288001A JP 9381197 A JP9381197 A JP 9381197A JP 9381197 A JP9381197 A JP 9381197A JP H10288001 A JPH10288001 A JP H10288001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
piston
shaft
transfer
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9381197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3454496B2 (ja
Inventor
Eizaburo Murakami
栄三郎 村上
Noboru Murakami
昇 村上
Tomoji Murakami
智士 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP09381197A priority Critical patent/JP3454496B2/ja
Publication of JPH10288001A publication Critical patent/JPH10288001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3454496B2 publication Critical patent/JP3454496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個のシリンダー室を連通させたシリンダー
1,2を用いて、各シリンダーに供給された圧縮空気に
て梃子式に往復回動するように支持された作動受台27の
両端に加え、空気圧力を機械力に変換する場合におい
て、ベアリングと歯車を旨く組合わせることで、よりス
ムーズに力を伝達し、ロスの少ない出力が得られる。 【解決手段】 各ピストンロッドにベアリング転送溝8
D,8Eを形成した二股ベアリング転送片5A,(5
B)をピストン下降平行縁片受止転送ベアリング18A,
18B群を介して作業押台20に連結し、第1、第2の大歯
車15A,15Bを偏心輪回転軸33に軸受を介して回転自在
に嵌め込み、これら第1、第2の大歯車15A,15Bを出
力シャフトに一方向負荷クラッチ嵌め込む小歯車に直接
または間接に噛合させ、第1,第2の大歯車15A,15B
を各ピストンの上下運動に伴い揺動運動する平行縁片及
歯車固定揺動板10A,10Bにリンクを介して、および接
続シャフトを介して係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境汚染を防止す
るために、全く排気を必要としない無公害でしかも安全
で容易に回転力を得ることを可能にするために長年の空
気圧縮機械製造技術を活用し、1行程毎に排気を必要と
しない充填された圧縮空気圧中で片ピストン伸び、片ピ
ストン縮み動作を行い、比例した余剰の力を外部に取り
出すことを可能にした圧力−機械変換装置で、コードレ
ス駆動装置、自転車、自動車等に搭載する走行用の駆動
装置、小船等の航行や各種走行車等排気公害のない駆動
装置として用いるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は先に、2個のシリンダー室を連
通させて左右に並べて設けた一組の左右に移動されるシ
リンダーを用いて、各シリンダーに供給された圧縮空気
にて各シリンダーのピストンを同圧下で加圧して各ピス
トンのピストンロッドにて作動受台の軸受に梃子式に往
復回動するように支持された作動受台の両端に加え、上
記一組のシリンダーを左右に移動し、切替用歯車の入力
軸に対する各ピストンロッドの支点を同じ距離を保って
交互に変えるとともに槓杆を梃子作用により往復回動し
て空気圧力を機械力に変換する装置を、特願平1-112037
号(特公平8-23281 号公報)を出願し、特許権を取得し
た。
【0003】これは、少なくとも上下部分に案内溝を有
する案内部材と、この案内部材の中心部分に回動可に軸
止された外部からの駆動力で回転される切替用歯車と、
前記案内部材の下部側の案内溝に左右方向に移動可に配
された第2の切替部材と、この第2の切替部材の左右移
動方向に対する中心部に設けられた軸と、この軸にその
左右移動方向に対する中心部を回動可に支承された槓杆
と、この槓杆の上面側に左右方向に移動可に配されたロ
ーラベアリング部材と、このローラベアリング部材の上
面側に左右方向に移動可に配された作動受台と、前記切
替用歯車の下部側において咬合されると共に、前記軸に
取付けれら、更にガイド手段を介して平行移動に可に支
承された第2のラック部材と、前記案内部材の上部側の
案内溝に左右方向に移動可に配された第1の切替部材
と、前記切替用歯車の上部側において咬合されると共
に、この第1の切替部材の移動方向に対する中心部に設
けた支軸に取付けられ、更にガイド手段を介して平行移
動可に支承された第1のラック部材と、上記第1の切替
部材及び第1のラック部材に、該第1のラック部材の平
行移動に同調平行移動可に支承され、指定圧力の圧縮気
体を駆動源とし、連通穴を介して相互に連通する左右に
並設された2個のシリンダー室及び2個のピストンロッ
ドよりなる一組の作動機構と、この作動機構のそれぞれ
のピストンロッドの下端部を上記作動受台に支軸を介し
て回動可能に連結したことよりなるものである。
【0004】前記切替用歯車を小さな外力で回転させる
と、その回転方向及び回転角度に応じて第1及び第2の
切替部材を介して第1及び第2のラック部材が互いに反
対方向に平行移動させると共に、槓杆(梃子の槓杆)の
軸(梃子の支点)がその中心位置より左右何れかの方向
に移動され、この移動に伴って両ピストンロッドの作動
受台に対する両連結部(梃子の作用点)が変位されて同
圧力下にある上記軸(梃子の支点)と上記両連結部(梃
子の作用点)との距離の長い方のピストンロッドが伸び
ると同時に上記距離の短い方のピストンロッドが縮む動
作を交互に行われて、ローラベアリング部材或いは槓杆
より上記外力(入力)より大きな出力が得られる。
【0005】しかし、この特願平1-112037号(特公平8-
23281 号公報)のものは、小さな外力で回転させる切替
用歯車は第1及び第2のラック部材を左右の互いに反対
方向に平行移動させるために左回転と右回転を交互に繰
り返す往復回転をするように駆動させるものであり、例
えば、自転車等のペダル足踏み入力や、バッテリー駆動
小モーターでの入力や、一方向での手回しクランク入力
等、特定方向のみの回転駆動にはそぐわない。
【0006】また、前記案内部材に形成された案内溝
は、円弧状又は円形に形成されるもので、この案内部材
全体を大きなものにしなければ、大きな移動距離の案内
溝を確保することはできない。
【0007】そこで出願人はさらに、圧縮空気を充填し
たシリンダー内に挿入のピストンA、ピストンBの支点
に対する力点、作用点の切替をより円滑に行うことがで
きるようにした圧力−機械変換装置を、特願平7-30281
号(特開平8-189454号公報)として出願した。
【0008】これは図11、図12に示すように、フレーム
128 の上下部分に水平方向にベアリング転送溝129A,129
B を形成し、フレーム128 の中心部分に入力受け軸とし
ての偏心輪軸124 を軸止めした。そして、両端腕に設け
た長穴のうち上方長穴127Aにはシリンダー軸受103 を挿
通させ、下方長穴127Bにはフレーム128 に締付固定した
固定ピンを挿通させた偏心輪124 A,124 B を前記偏心輪
軸124 に設け、前記フレーム128 の下側のベアリング転
送溝129Bに槓杆としての作動受台112 の中心部を回動可
能に支承する作動受台軸シャフト113 の端を係合させ
た。
【0009】フレーム128 の上側のベアリング転送溝12
9 A に前記シリンダー軸受103 の途中を係合させ、作動
受台112 の上面と作動押台100 の下面間に作動押台受ベ
アリング114 および作動押台下降圧接受止ベアリング11
5 を配設し、作動押台100 の左右にピストン下降受止転
送T型継手109 を軸着し、このピストン下降受止転送T
型継手109 の上面を各ピストンロッドA1,B1にそれ
ぞれ設けた二股ベアリング転送片105 に設けられた平面
往復用ローラベアリング106 に圧接する。
【0010】二股ベアリング転送片105 の下部に形成し
たベアリング転送用長穴107 に前記作動押台受ベアリン
グ114 に設けた左右移動切替ピン117 を係合し、偏心輪
軸124 に揺動梃127 を回転自在に設け、揺動梃127 の上
方長穴127Aにシリンダー軸受103 を挿通し、下方長穴12
7Bに作動受台軸シャフト113 を挿通させた。
【0011】この特願平7-30281 号(特開平8-189454号
公報)の圧力−機械変換装置によれば、フレーム128 に
水平に設けられた上部のベアリング転送溝129 A は前記
シリンダーの反発力を受けとめ、軽快に左右転送させ
る。また、フレーム128 に水平に設けられた下部のベア
リング転送溝129Bはピストンの下降圧力を受止めて軽快
に左右に移動転送させる。
【0012】そして、入力受け軸としての偏心輪軸124
が時計方向に回転すれば、偏心輪124 A,124 B と揺動梃
127 の上下長穴に挟まっているシリンダー軸受103 はY
中心線から左方へ移動し、作動受台軸シャフト113 はY
中心線から右方と切替えられて、作動受台軸シャフト11
3 を支点にシリンダー装置の各ピストン下に距離差が生
じると、距離間の大きい方のピストン内に作用する力は
距離間の小さい方のピストン内に作用する力より小さい
力で釣り合う。
【0013】充填された圧縮空気は常に等圧力が作用し
ているので前記支点に対して距離間の大きい方のピスト
ンが伸び、距離間の小さい方のピストンが縮む。この
時、片ピストン伸びるシリンダー室内の容積が広くな
り、片方ピストン縮むシリンダー室内は容積が狭くな
る。この時、充填された圧縮流体は急速に容積の狭い室
から容積の広い室に流れ込み、各ピストン室内には常に
等圧力が作用しているので排気の必要がない。
【0014】作動受台軸シャフト113 による支点に対し
て一方のピストンA下、他方のピストンB下が等距離に
おいてはピストンA、ピストンBの下降する力は釣合っ
て動作せず、支点に対してピストンA下距離間とピスト
ンB下距離間5m/m差においても距離差の大きい方の
ピストンが伸びの動作を始めるに従って支点に対して距
離差が大きくなれば大きくなるほど片ピストン伸びの力
が強くなる。なお、充填される圧縮空気を高圧にすれば
比例して片ピストン縮み、片ピストン伸びの力が強くな
る。
【0015】この力を出力チェーンホイールに時計回転
を導き、自転車の場合は後輪に走行回転を伝導する。特
に、充填圧力を高低することにより比例した出力を設定
することが可能となり、Y中心線に対して支点の左右移
動切替は本切替機構を用いる事により極めて抵抗が少な
く、従来運転に要した燃料を大幅に節約でき、環境衛生
保持に有効な駆動源としてどこでも容易に空気の補給が
できる等優れた効果を奏する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこの特
願平7-30281 号(特開平8-189454号公報)の圧力−機械
変換装置にさらに改良を加え、ベアリングと歯車を旨く
組合わせることで、よりスムーズに力を伝達し、ロスの
少ない出力が得られる圧力−機械変換装置を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、シリンダー室を連通させて左右に並
べて設け、充填圧力を一行程毎に排気せず、各シリンダ
ーに供給された圧縮空気で各シリンダのピストンを同圧
下で加圧して各ピストンのピストンロッドの支点を同じ
距離を保って交互に変えるシリンダー装置をフレーム間
に左右移動可能に設け、フレームの中心部分に軸止めし
た偏心輪軸を入力受け軸としてこの偏心輪軸に前記シリ
ンダー装置に係合する偏心輪を設け、フレームの下側の
案内溝に槓杆としての作動受台の中心部を回動可能に支
承する作動受台軸転送ベアリング及びシャフトの端を係
合させ、偏心輪軸に揺動梃を回転自在に設け、揺動梃の
上部の長穴にシリンダー軸受を挿通し、下部の長穴に作
動受台軸シャフトを挿通させ、作動受台の上面と作動押
台の下面間にベアリング群を配設し、作動押台の左右を
各ピストンロッドに回転自在に係合させる圧力−機械変
換装置において、各ピストンロッドに、二股ベアリング
転送片を締付固定し(歯車による平行運動機構として)
平行縁片及歯車回転揺動板に平行縁片取付歯車のボス部
が挿入し、これら歯車に小歯車群にて噛み合わせすれば
歯車に平行に締付固定のピストン下降受平行縁片のベア
リング転送溝上方に、二股ベアリング転送片に取付られ
た往復用ローラーベアリングが挿入し、各ピストンが上
下運動に伴い、これら平行縁片及歯車回転揺動板が、揺
動運動において、ベアリング転送溝は常に平行運動なす
ベアリング転送溝下方には、各ピストンロッドにベアリ
ング転送溝を形成した二股ベアリング転送片を締付け固
定し、作業押台に軸着するベアリング固定転送板に設け
るピストン下降平行縁片受止ベアリング群を前記ベアリ
ング転送溝に挿入し、第1、第2の大歯車を偏心輪回転
軸に軸受を介して回転自在に嵌め込み、第2の大歯車の
下方にはフレーム下方に設けた中間歯車を噛合し、この
中間歯車の片方は出力シャフトに一方向負荷クラッチ嵌
め込む小歯車を噛合させ、第1の大歯車の下方には出力
シャフトに一方向負荷クラッチ嵌め込む小歯車を噛合
し、第1,第2の大歯車を各ピストン上下運動に伴い揺
動運動する揺動運動平行縁片及歯車固定揺動板にリンク
を介して、および接続シャフトを介して係合することを
要旨とするものである。
【0018】第2に、ピストン下降受平行縁片には、も
う一つのベアリング転送溝を形成し、この中に作動押台
に接続のベアリング固定板に回転自在に固定のピストン
下降平行縁片受止ベアリング群が挿入し、二股ベアリン
グ転送片に設けた平面往復用ローラベアリング群を挿入
し、また、二股ベアリング転送片の下方にはベアリング
転送切替用縦長穴を設け、ここに各ベアリング群の左右
移動切替ピンを差し入れること、第3に、偏心輪回転軸
は、円管状として偏心輪を固定し、内径にはペタル足踏
み入力軸を挿入し、内径、外径に、ワンウエイクラッチ
嵌めこみ、数種類の外部切替入力機構を接続可能とした
こと、第4に、シリンダーは、各ピストン下に大気開放
空間を有し、各ピストンロッドの振止に大気圧吸排口を
設けたこと、第5に、平行縁片及び歯車回転固定揺動板
は、中心の縦長穴に偏心輪回転軸を挿入し、中心より左
右の回転穴に平行縁片取付歯車のボス部を挿入し、これ
ら歯車と歯車を連結小歯車群に噛み合せて揺動板に固定
し、ボス部両端にピストン下降受平行縁片を平行に固定
することを要旨とするものである。
【0019】第6に、作動押台の中央に左右転送切替ピ
ンを設け、この左右に接続したベアリング固定転送板に
ベアリング群を並列に固定して、ベアリング転送溝平行
面に挿入し各ピストンの上下運動に伴い左右のピストン
下降平行縁片が段差する平行面にこれらベアリング群が
圧接受すれば作動押台下面は交互傾斜する機能を有する
こと、第7に、切替用ベアリング固定板は、中央の若干
上線上に作動押台下降圧接受止ベアリング群を設け、こ
の左右にして若干下線上で三角形状底辺長の位置に作動
受台圧接押転送ベアリング群を設けたこと、第8に、作
動受台圧接押転送ベアリング群の固定ピンに小歯車を設
け、この小歯車を作動受台上面のラックに噛み合せるこ
と、第9に、作動受台は中央にシャフト支点を有し、こ
のシャフト支点を下部に係合させ、上部縦長穴には作動
押台左右転送切替ピンを差し入れて作動押台作動受台同
時左右転送切替腕を作動受台と作動受台間に掛け渡すこ
とを要旨とするものである。
【0020】請求項1記載の本発明によれば、最も安定
性のある歯車列による特殊な機構を用いて、各ピストン
ロッドに締付け固定した二股ベアリング転送片が上下運
動を行い、そこに設けたベアリング転送溝は常に平行運
動なすが、このような平行運動機構を行うのに最も安定
性のある歯車列による特殊な機構を用いた。それは、こ
れらを受止める作動押台と作動受台の間に圧接された各
ベアリング郡を介し、作動受台の中央支点に各ピストン
下降圧力が受止められ、作動受台の転送台に受け止めら
れて、左右に転送する。
【0021】この時に抵抗を最少限に支点に対し、各ピ
ストン下に距離差を形成する最も円滑に行うための機構
となる。従って、左右の切替に要するバッテリー消費量
が軽減する。
【0022】さらに、各ピストンに上下運動を揺動板に
歯車列に接続した機構により、二股ベアリング転送片が
上下平行運動を行うことを介して大歯車に伝え、大歯車
の左右回転を出力シャフトに一方向の回転として導くこ
とで、チェーンで出力シャフトに導く場合と比較して、
チェーンのような遊びも必要なく、騒音も少なく、さら
に、チェーンはずれのような故障の心配もない。
【0023】請求項2記載の本発明によれば、二股ベア
リング転送片は、内面平行に平面往復用ローラーベアリ
ングを設けこれらは常に平行上下動するもので、下方に
はベアリング転送切替用縦長穴を設けシリンダーと共に
左右移動すれば段差平行面を転送と共に傾斜面に圧接さ
れている各ベアリング群の左右移動切替ピンを挟み、左
右転送する機能を有する。
【0024】請求項3記載の本発明によれば、ペタル足
踏み入力とモーター等による駆動入力の切り替え、また
は併用を考慮したものであり、偏心輪回転軸は内径には
ペタル足踏み入力軸を挿入し、内径または外径に、ワン
ウエイクラッチ嵌めこみ、数種類の外部切替入力機構を
接続可能としたことで、1本の偏心輪回転軸を中心にコ
ンパクトな構成で外部入力を導入できるものとなる。
【0025】請求項4記載の本発明によれば、シリンダ
ーは、各ピストン下に大気開放空間を有し、各ピストン
ロッドの振止に大気圧吸排口を設けることで、各ピスト
ン上下運動時に溜まっている空気がクッションとして抵
抗となる防止とすることができる。
【0026】請求項5記載の本発明によれば、平行縁片
及び歯車回転固定揺動板は、中心、縦長穴に偏心輪回転
軸を挟み、上下は若干移動するが左右には移動せず、中
心より左右の回転穴に平行縁片取付歯車ボス部が挿入し
これら歯車と歯車を連結小歯車群に噛み合せ揺動板に固
定し、ボス部両端にピストン下降受平行縁片を平行に固
定し、各ピストンの上下運動に伴い揺動板が揺動運動す
ればこれに接続の大歯車を左右揺動回転に誘導するとと
もに、ピストン下降受平行縁片は常に平行上下運動をな
す機能を有する。
【0027】請求項6記載の本発明によれば、各ピスト
ンの上下運動に伴い左右のピストン下降平行縁片が段差
する平行面にこれらベアリング群が圧接受すれば、作動
押台下面は交互傾斜する機能をスームズに発揮できる。
【0028】請求項7記載の本発明によれば、作動押台
下降圧接受止ベアリング群と作動受台圧接押転送ベアリ
ング群が作動押台と作動受台の間に圧接され配置圧接触
点受すれば、各ピストンの下降押圧力が分力され、移動
コロの役目をなす。作動押台と作動受台が平行において
も、傾斜においても、充填圧力の大中変動においても、
作動押台下降圧接受止ベアリング群と作動受台圧接押転
送ベアリング群の左右移動切替は極めて抵抗の響きが少
なく支点に対し各ピストン下の押圧作用点を変位するこ
とができる。
【0029】請求項8記載の本発明によれば、作動受台
圧接押転送ベアリング群の固定ピンに設けた小歯車と作
動受台上面のラックに噛み合せることにより、特に傾斜
時の滑り止めを緩和することができる。また、請求項9
記載の本発明によれば、作動押台作動受台同時左右転送
切替腕を設けることにより、作動受台と作動受台を平行
時においても傾斜時においても常に左右移動はともにす
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の圧力−機械変
換装置の1実施形態を示す縦断側面図、図2は同上縦断
正面図で、シリンダー装置は仕切壁gで区画された一方
のシリンダー1、他方のシリンダー2からなり、一方の
ピストンAの一方のピストン室dと他方のピストンBの
他方のピストン室eを連通口cで連通する。図中A1は
一方のピストンロッド、B1は他方のピストンロッドで
ある。
【0031】fはシリンダー各室に同時に圧縮空気を補
給する補給口、h,iは機密保持のためのピストンリン
グであり、各ピストン室d,eの下には、大気開放空間
を有し、各ピストン振れ止jA,jBを設け、これら振
れ止には大気圧吸排口KA、KBを設けて各ピストン上
下運動時のクッション防止する。
【0032】フレーム31A,31Bの中心に設けた軸受け
32A,32Bに偏心輪回転軸33を挿入し、この内径にペタ
ル足踏み入力軸41を挿入し、左方に一方向負荷クラッチ
37を嵌めみ、ペタル足踏み入力軸41に時計方向に回転入
力すれば、この一方向負荷クラッチ37が偏心輪回転軸33
にくいこみ、時計回転をみちびくようにした。
【0033】偏心輪回転軸33の外径右方にはウオームホ
イル39Bを設け、これを該ウオームホイル39B内へ嵌め
込んだ一方向負荷クラッチ40を介して偏心輪回転軸33を
時計回転を導くようにし、ウオームホイル39Bは太陽光
パネル集積板50Aで駆動するか、バッテリー50で回転駆
動するモータ51の駆動軸のウオームホイル39Aと噛合さ
せる。
【0034】さらに、他の手段で様々な外部切替入力す
ることにより数種類の偏心輪回転軸33に時計回転切替え
を導びくことができるようにすることが考えられる。
【0035】偏心輪回転軸33を跨りフレーム31Aとフレ
ーム31Bの間に前記一組のシリンダー1,2を設ける
が、シリンダーの両面に回転自在に転送ベアリング4A
群を軸着し、これら転送ベアリング4A群はフレーム31
A,31Bの部に設けたシリンダー転送ベアリング溝4の
平行面に挿入する。
【0036】シリンダー1,2の中央には、シリンダー
受軸3がフレーム31A,31Bとフレームに設けた横長穴
を通り突出し、フレーム31A,31Bの外面側で偏心輪回
転軸33に揺動梃34,34を回転自在に設け、この揺動梃34
の上部縦長穴34Aと偏心輪外輪35A,35Bの上部の縦長
穴にシリンダー受軸3を差し入れ、揺動梃34,34の下部
縦長穴34Bには作動受台転送ベアリング28A,28Bに挿
入のシャフト支点28を差し入れ、これら作動受台転送ベ
アリング28A,28Bはフレーム31A,31Bの下方に設け
たピストン下降飛び出す圧力受止作動受台ベアリング転
送溝30の平行面に受止められるようにした。(図1)
【0037】揺動梃34,34の外面側では、偏心輪35,35
を偏心輪回転軸33にスピル36Cを介し回転可能に設け、
偏心輪35,35の偏心輪外輪35A,35Bの上部の縦長穴に
シリンダー受軸3を差し込み、偏心輪外輪35A,35Bの
下方の縦長穴にはフレーム31A,31Bの下方に設ける締
付固定ピン38A,38Bを差し入れる。
【0038】大歯車15A,15Bを偏心輪ベアリング36
A,36Bの両面位置で偏心輪回転軸33に軸受15C,15C
を介して回転自在に嵌め込み、大歯車15Bの下方にフレ
ーム31A,31Bの下方に設けた中間歯車45を噛合し、中
間歯車45の片方は出力シャフト43に一方向負荷クラッチ
を嵌め込んで設けた小歯車46を噛み合する。
【0039】大歯車15Aの下方に、出力シャフト43に一
方向負荷クラッチ嵌んで設けた小歯車44を噛合し、これ
ら大歯車15A,15Bは平行縁片及歯車固定揺動板10A,
10Bにリンク13A,13Bを介して、接続シャフト16A,
16Bが大歯車に設けた接続口15D,15Dに挟まる。
【0040】このようにして、各ピストン上下運動に伴
い平行縁片及歯車固定揺動板10A,10Bが揺動運動すれ
ば、これに接続の大歯車15A,15Bは同時に時計及反時
計回転をなす。その結果、これに噛み合った小歯車群4
5,46, 44の働きで出力シャフト43は常に一方向回転す
る。
【0041】平行縁片及歯車回転揺動板10A,10Bで
は、小歯車群11Aが平行縁片取付け歯車9A,9Bと噛
み合い、これら平行縁片取付け歯車9A,9Bの歯車ボ
ス部9C,9Cは平行縁片及歯車回転揺動板10A,10B
の回転取付穴10C,10Cに回転自在に嵌めこみ、歯車ボ
ス部9C,9Cの両端には、ピストン下降受平行縁片8
A,8Bを平行にして締付固定する。平行縁片及歯車回
転揺動板10A,10Bの中央の縦長穴12A,12Bには偏心
輪回転軸33を差し入れる。
【0042】ピストン下降受平行縁片8A,8Bにはベ
アリング転送溝8D,8Dの平行面とベアリング転送溝
8E,8Eの平行面を設け、ベアリング転送溝8D,8
Dには、各ピストンロッドA1,B1に締付固定した二
股ベアリング転送片5A,5Bの内側に回転自在に並列
に軸着した平面往復用ローラーベアリング6A,6B群
を挿入する。
【0043】ベアリング転送溝8E,8Eには、作動押
台20に接続ピン19A,19Bを介してベアリング固定転送
板17A,17Bに設けた転送ベアリング18A,18B群が挿
入し、これで各ピストンの下降圧力を受け止める。
【0044】作動押台20と作動受台27の間に挿入する切
替用ベアリング固定板22A,22Bの中間に左右移動切替
ピン23A,23Bを軸に作動押台下降圧接受止ベアリング
24A,24Bを回転自在に設け、これら作動押台下降圧接
受止ベアリング24A,24Bの上面は作動押台20の下面を
圧接受けする。なお、作動押台下降圧接受止ベアリング
24A,24B群の下面は作動受台27の上面には接触しな
い。さらに、前記左右移動切替ピン23A,23Bの両端は
二股ベアリング転送片5A,5B下方に設けたベアリン
グ転送切替用縦長穴7A,7B内に差し入れる。
【0045】切替用ベアリング固定板22A,22Bに固定
した左右移動切替ピン23A,23Bの左右にして若干下線
上で、左右移動切替ピン23A,23Bを頂点とした場合の
三角形状底辺長の位置に、作動受台圧接押転送ベアリン
グ25A,25B,25C,25Dを転送ベアリング固定ピン26
により設ける。そして、この転送ベアリング固定ピン26
に小歯車26Aを嵌め込み、これを作動受台27に固定した
ラック27Aに噛み合わせる。また、作動受台圧接押転送
ベアリング25A,25B,25C,25D群の上面は作動押台
20の下面には接触しない。
【0046】作動押台20の中央に設ける作動押台左右転
送切替ピン21を作動押台作動受台同時左右転送切替腕29
の上部縦長穴に差し入れ、この作動押台作動受台同時左
右転送切替腕29の下部は作動受台転送ベアリング及シャ
フト支点28に嵌めこみ、その左右には案内ローラー29
A,29Bを携え、各ピストンが下降して飛び出す圧力を
作動受台27の作動受台転送ベアリング及シャフト支点28
に集中受止して 作動受台ベアリング転送溝30の平行面
上に受止させ、Y線に対しシリンダー受軸3と作動受台
転送ベアリング及シャフト支点28が垂直においてはどこ
も動かず静止状態を保つ。(図1〜図2)
【0047】シリンダーAのピストンd室とシリンダー
Bのピストンe室が連通する圧縮空気補強口fに圧力容
器aから減圧弁bを介し、または空気のある所では携帯
空気入れポンプで空気充填口52を介して、圧縮空気とし
てピストン径100mm にて2kg/m2G 〜6kg/m2G を充填
すれば157kg 〜471kg の圧力が加わる。
【0048】シリンダーの反発力はフレーム31A,31B
のフレーム上部に設けたシリンダー転送ベアリング溝4
に受け止められ、各ピストンA及びピストンBの下降圧
力は平行縁片及歯車回転揺動板10A,10Bに小歯車群11
Aが平行縁片取付歯車9A,9Bと噛み合い、これら歯
車ボス部9C,9Cは歯車回転揺動板10A,10Bの回転
部に回転自在に嵌めこみ、歯車ボス部9C,9Cの両端
にはピストン下降受平行縁片8A,8Bが平行に締付固
定されているので、これらピストン下降受平行縁片8
A,8Bに設けたベアリング転送溝8E,8Dの平行面
に各ピストン下降圧力が受取られ、平行縁片及歯車回転
揺動板10A,10Bの中央の縦長穴12A,12Bは偏心輪回
転軸33を挟むが、上下には若干の移動するが左右には移
動せず、平行縁片取付歯車9A,9Bと小歯車11A群が
噛み合い、回転自在に固定した平行縁片及歯車回転揺動
板10A,10Bが、縦長穴12A,12Bを軸に揺動運動すれ
ば、回転取付穴10C,10Cを軸にピストン下降受平行縁
片8A,8Bは常に平行上下運動をなす。
【0049】この状態でペタル足踏み入力軸41または太
陽光パネル集積板50Aでのモーター駆動及び各種バッテ
リー50でのモーター51の駆動により、偏心輪回転軸33に
回転切替に入力すれば、シリンダー受軸3はY線より右
方へシャフト支点28はY線より左方へと交互に移動をく
りかえすのみで各ピストン室に圧縮空気充填なしの場合
は各ピストンの上下運動は行わない。一方、圧縮空気を
充填すれば、各ピストンは上下運動を始める。充填圧力
−機械変換装置の変化により出力が変化する。
【0050】偏心輪回転軸33を90度時計方向に回転し
て、図3に示すように外部切替入力としてペタル足踏み
入力、太陽光パネル集積板でのモーター駆動又は各種バ
ッテリーでのモーター駆動による回転入力すれば、偏心
輪外輪35A,35Bの下方の縦長穴に挟まるフレーム締付
固定ピン38A,38Bを軸に、偏心輪外輪上方35A,35B
の縦長穴に挟まるシリンダー受軸3は揺動梃34と共にY
線より右方へ矢印の如く移動する。
【0051】同時に、二股ベアリング転送片5A,5B
に固定した平面往復用ローラーベアリング6A,6Bは
ピストン下降受平行縁片8A,8Bのベアリング転送溝
8D,8Dの平行面上を圧接して押しつつ転送し、ま
た、左右移動切替ピン23A,23Bは二股ベアリング転送
片5A,5Bの下部に設けたベアリング24A,24B及び
作動受台圧接押転送ベアリング25A,25B,25C,25D
を携え、作動押台20と作動受台27の間に圧接され、Y線
より右方へ矢印のごとく移動切替られる。
【0052】揺動梃34の下方の縦長穴に挟まるシャフト
支点28は、作動押台、作動受台同時左右転送切替腕29の
上部の縦長穴に作動押台左右転送切替ピン21が嵌まり、
作動押台20に接続ピン19を介しベアリング固定転送板17
A,17Bに回転自在、平行に固定のピストン下降平行縁
片受止転送ベアリング18A,18B群は各ピストン下降圧
力を受け止め、Y線より左方に矢印の如く移動する。こ
の時(超スロー入力切替で観察すれば支点に対し各ピス
トン下の距離差がどの位置になれば上下運動を始めるか
鮮明に読み取れる。又、ピストンA室ピストンB室のC
連通口を遮断すれば各ピストン上下運動は行わない。)
【0053】シャフト支点28に対しピストンA下とピス
トンB下に距離差を外部切替入力により形成すれば、距
離差の大きいほうのピストンBが伸び距離差の小さいほ
うピストンAが縮む動作を充填圧力自体で敏感に行う。
この時充填された圧縮空気はピストン室dからピストン
室eに急速に流れ込み、移動し、充填された圧縮空気の
総合容積に変わりがない。これら充填されたエネルギー
はどんどん作りだすものではなく左右交互移動するもの
であり、各ピストンの上下運動過程において、各ピスト
ンに作用する圧力は常に等圧力が作用する条件であり、
従って行程毎の排気の必要がない。
【0054】ピストン径と充填圧力と支点に対し、ピス
トンA下の作用点とピストンB下の作用点の距離差形成
により、充填圧力に比例した余剰の押のけ量、すなわ
ち、仕事量の設計設定することが可能となった。
【0055】ピストンBが伸びピストンAが縮み、図3
に示すようにピストン下降受平行縁片8A,8Bが段差
となり、これを受け止める転送ベアリング18A,18B群
はベアリング転送溝8E,8Eの平行面段差を受け止め
る。また、ベアリング固定転送板17A,17Bを接続ピン
19A,19Bを介して作動押台20に軸着しているので、作
動押台20の下面は傾斜する。
【0056】この状態では、左右移動切替ピン23A,23
Bに回転可能に固定した作動押台下降圧接受止ベアリン
グ24A,24Bと作動受台圧接押転送ベアリング25A,25
B,25C,25Dが切替用ベアリング固定板22A,22Bの
矢印の位置に設けられているので、これらが作動受台27
と作動押台20の間に圧接して触点状態で押され、作動受
台27も同時に傾斜となる。その際、各ピストンの下降圧
力は、図8の矢印のごとく分力され、固定小歯車26Aと
固定ラック27Aの噛み合わせは傾斜時の滑りを緩和す
る。
【0057】この時、平行縁片及歯車回転固定揺動板10
A,10Bは歯車9A,9B,11群の噛合せで回転固定が
揺動運動を行い、両端に連結ピン14,14にリンク13A,
13Bが接続されリンク13A,13Bの片方は大歯車へ接続
シャフト16A,16Bにて大歯車15D,15Dに接続により
平行縁片及歯車回転固定揺動板10A,10Bが揺動運動す
れば大歯車15A,15Bは同時に時計方向回転、反時計方
向回転をなす。これに噛み合う小歯車群により出力シャ
フト43は常に一方向の時計回転する。例えば、下り坂道
等により惰力し、出力シャフトの各ピストンの上下運動
よりスピードが早くなれば、出力シャフト43は空転状態
となる。
【0058】片ピストン伸び片縮みの状態でピストン
A,ピストンBは上下動することなく、偏心輪回転軸33
に図3に示すように、180 度時計方向に回転入力すれ
ば、シリンダ受軸3はY軸より左方へシリンダー転送ベ
アリング溝平行面4を左方へ転送するとともに、二股ベ
アリング転送片5A,5Bに平行に取付けた平行往復用
ローラーベアリング6A,6Bは下降受平行縁片8A,
8Bのベアリング転送溝8D,8Dの平行面段差を左方
に転送する。それとともに、二股ベアリング転送片5
A,5Bの下方に設けたベアリング転送切替用縦長穴7
A,7Bに嵌まる左右移動切替ピン23A,23Bに設けら
れ、作動押台20と作動受台27の間に圧接されているベア
リング24A,24B,25A,25B,25C,25D群を率いて
傾斜に沿って左方に転送すれば、図4に示すように左右
移動切替ピン23A,23Bは縦長穴内を傾斜に沿って上下
し、シャフト支点28に対して各ピストン下の押圧作用点
変位切替は極めて抵抗が少ない。
【0059】偏心輪回転軸33が180 度時計方向に回転す
るおいては、シリンダー受軸3とシャフト支点28はY軸
中心に戻り、シャフト支点28に対し各ピストン下が等距
離となり釣り合い一時休止状態なる(図4参照)。な
お、偏心輪外輪35A,35Aが270 度時計方向に回転すれ
ば、Y線に対しシリンダー受軸3は左方へシャフト支点
28は右方へ作動押台、作動受台同時左右転送切替腕29と
左右転送案内ローラー29A,29Bを携え、作動受台同時
左右転送切替腕29の上部の縦長穴内には作動押台左右転
送切替ピン21が嵌まり、これが、右方に転送すれば作動
押台20の左右に接続ピン19A,19Bを介しベアリング固
定転送板17A,17Bに回転自在に固定のピストン下降平
行縁片受止転送ベアリング18A,18B群は、ピストン下
降受け平行縁片8A,8Bの下方に設けたベアリング転
送溝8E,8Eの段差平行面を受け止め、右方へ転送す
るとともに作動受台27の作動受台転送ベアリング28A,
28B及シャフト支点28を介し、各ピストン下降飛び出す
圧力受止作動受台ベアリング転送溝30の平行面を右方へ
各ピストン下降圧を受止めして、小さい外部切替入力に
よりシャフト支点28に対し、図4に示すようにbがaよ
り小なればaはbより小さな力で釣り合う。
【0060】従って、充填圧力自体で支点に対しピスト
ンAが伸び、ピストンBが縮む動作を敏感に行う。この
時充填された圧縮空気は片方のピストン伸びる室に他の
片方のピストン縮む室から急速に流体が自動移動し充填
圧力の総合容積に変わりがない。従って排気行程の必要
がない。ピストンAが伸びピストンBが縮む状態で、各
ピストンは上下動する事なく偏心輪回転軸33を外部切替
入力により360 度時計回転すれば、図5から図6に向
い、シリンダー受軸3とシャフト支点28はY中心線に戻
り、各ピストン上下運動は一時休止状態となる。
【0061】なお、偏心輪回転軸33が回転すれば図6に
示すように、各ピストン下作用点が変位され、前述の動
作をくりかえす。偏心輪回転軸33が360 度1回転するに
おいて、ピストンA、ピストンBは各1回の上下運動を
行うにともない、平行縁片及歯車回転揺動板10A,10B
に接続の大歯車の左右回転に噛み合う小歯車群の働きで
出力シャフトは常に一方向回転を後輪に伝動する。
【0062】片発電機回転伝動車48は常に回転力を発電
機49を回転せしめバッテリー充電永続する。
【0063】一例で、晴天の時には太陽光パネル集積板
モーター駆動切替入力にて、又は各種バッテリーモータ
駆動入力、足踏み入力切替を行い、支点に対し各ピスト
ン下に距離差を交互形成すれば、充填圧縮空気自体で片
ピストン縮み片ピストン伸びの押のけ量(仕事量)が流
体洩れ気密保持すれば充填圧力に比例して永続得られ
る。従来装置運転に要した燃料を大幅に節約し環境衛生
保持に最適な各種機械の有効な動力源として用いれば究
極の作動効果を奏する。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明の圧力−機械変
換装置は、ベアリングと歯車を旨く組合わせることで、
よりスムーズに力を伝達し、ロスの少ない出力が得られ
るものである。
【0065】特に、平行縁片及歯車回転揺動板の歯車列
による平行運動機構による安定した平行面の上下運動を
大きく取れ、コンパクトな装置で安定した出力が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力−機械変換装置の1実施形態を示
す縦断側面図である。
【図2】本発明の圧力−機械変換装置の1実施形態を示
す縦断正面図である。
【図3】本発明の圧力−機械変換装置で、偏心輪が90度
回転した状態での縦断正面図である。
【図4】本発明の圧力−機械変換装置で、偏心輪が180
度回転した状態での縦断正面図である。
【図5】本発明の圧力−機械変換装置で、偏心輪が270
度回転した状態での縦断正面図である。
【図6】本発明の圧力−機械変換装置で、偏心輪が360
度回転した状態での縦断正面図である。
【図7】平行縁片及び歯車回転固定揺動板取付部品図で
ある。
【図8】偏心輪、揺動梃子、二股ベアリング転送片、作
動押台、作動受台切替用ベアリング固定板の組立て部品
図である。
【図9】大歯車の組立てを示す説明図である。
【図10】自転車に応用した例を示す側面図である。
【図11】従来例を示す縦断側面図である。
【図12】従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1…シリンダー 2…シリンダー 3…シリンダー受軸 4…シリンター転送
ベアリング溝 4A…転送ベアリング 5A,5B…二股ベアリング転送片 6A,6B…平面往復用ローラーベアリング 7A,7B…ベアリング転送切替用縦長穴 8A,8B…ピストン下降受平行縁片 8D,8E…ベアリング転送溝 9A,9B…平行縁片取付歯車 9C…歯車ボス部 10A,10B…平行縁片及歯車回転揺動板 10C…回転取付穴 11…連結小歯車 11A…小歯車群 12A,12B…縦長穴 13A,13B…リンク 14…連結ピン 15A,15B…大歯車 15D…接続口 16A,16B…接続シャフト 17A,17B…ベアリング固定転送板 18A,18B…ピストン下降平行縁片受止転送ベアリング 19A,19B…接続ピン 20…作動押台 21…作動押台左右転送切替ピン 22A,22B…切替用
ベアリング固定板 23A,23B…左右移動切替ピン 24A,24B…作動押台下降圧接受止ベアリング 25A,25B,25C,25D…作動受台圧接押転送ベアリン
グ 26…転送ベアリング固定ピン 26A…小歯車 27…作動受台 27A…ラック 28…シャフト支点 28A,28B…作動受台転送ベアリング 29…作動押台作動受台同時左右転送切替腕 30…ピストン下降飛び出す圧力受止作動受台ベアリング
転送溝 31A,31B…フレーム 32A,32B…軸受け 33…偏心輪回転軸 34…揺動梃 34A,34B…縦長穴 35A,35B…偏心輪外輪 36…偏心輪ベアリン
グ 36C…スピル 37…一方向負荷クラッチ 38A,28B…フレー
ム締付固定ピン 39A…ウォームホイル 39B…ウォームホイル 40…一方向負荷ワン
ウエイクラッチ 41…ペダル足踏み入力軸 42…出力シャフト軸
受 43…出力シャフト 44…小歯車 45…中間歯車 46…一方向負荷回転ワンウエイクラッチ嵌め小歯車 47…出力後輪伝動車 48…発電機回転伝動
車 49…発電機 50…バッテリー 50A…太陽光パネル集積板 51…モーター 52…空気充填口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 昇 東京都品川区西五反田3丁目13番19号 (72)発明者 村上 智士 東京都品川区西五反田3丁目13番19号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー室を連通させて左右に並べて
    設け、充填圧力を一行程毎に排気せず、各シリンダーに
    供給された圧縮空気で各シリンダーのピストンを同圧下
    で加圧して各ピストンのピストンロッドの支点を同じ距
    離を保って交互に変えるシリンダー装置をフレーム間に
    左右移動可能に設け、フレームの中心部分に軸止めした
    偏心輪軸を入力受け軸としてこの偏心輪軸に前記シリン
    ダー装置に係合する偏心輪を設け、フレームの下側の案
    内溝に槓杆としての作動受台の中心部を回動可能に支承
    する作動受台軸転送ベアリング及びシャフトの端を係合
    させ、偏心輪軸に揺動梃を回転自在に設け、揺動梃の上
    部の長穴にシリンダー軸受を挿通し、下部の長穴に作動
    受台軸シャフトを挿通させ、作動受台の上面と作動押台
    の下面間にベアリング群を配設し、作動押台の左右を各
    ピストンロッドに回転自在に係合させる圧力−機械変換
    装置において、 各ピストンロッドにベアリング転送溝を形成した二股ベ
    アリング転送片を締付け固定し、作業押台に軸着するベ
    アリング固定転送板に設けるピストン下降平行縁片受止
    ベアリング群を前記ベアリング転送溝に挿入し、 大歯車を偏心輪回転軸に軸受を介して回転自在に嵌め込
    み、この大歯車を出力シャフトに一方向負荷クラッチ嵌
    め込む小歯車に直接または間接に噛合させ、大歯車を各
    ピストン上下運動に伴い揺動運動する平行縁片及歯車固
    定揺動板にリンクを介して、および接続シャフトを介し
    て係合することを特徴とした圧力−機械変換装置。
  2. 【請求項2】 ピストン下降受平行縁片には、もう一つ
    のベアリング転送溝を形成し、この中に二股ベアリング
    転送片に設けた平面往復用ローラベアリング群を挿入
    し、また、二股ベアリング転送片の下方にはベアリング
    転送切替用縦長穴を設け、ここに各ベアリング群の左右
    移動切替ピンを差し入れる請求項1記載の圧力−機械変
    換装置。
  3. 【請求項3】 偏心輪回転軸は、円管状として偏心輪を
    固定し、内径にはペタル足踏み入力軸を挿入し、内径ま
    たは外径に、ワンウエイクラッチ嵌めこみ、数種類の外
    部切替入力機構を接続可能とした請求項1または請求項
    2記載の圧力−機械変換装置。
  4. 【請求項4】 シリンダーは、各ピストン下に大気開放
    空間を有し、各ピストンロッドの振止に大気圧吸排口を
    設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の圧力−
    機械変換装置。
  5. 【請求項5】 平行縁片及び歯車回転揺動板は、中心の
    縦長穴に偏心輪回転軸を挿入し、中心より左右の回転穴
    に平行縁片取付歯車のボス部を挿入し、これら歯車と歯
    車を連結小歯車群に噛み合せて揺動板に固定し、ボス部
    両端にピストン下降受平行縁片を平行に固定する請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載の圧力−機械変換装
    置。
  6. 【請求項6】 作動押台の中央に左右転送切替ピンを設
    け、この左右に接続したベアリング固定転送板にベアリ
    ング群を並列に固定して、これらベアリング群をフレー
    ム下方に設けたベアリング転送溝に挿入したことを特徴
    とする請求項1に記載の圧力−機械変換装置。
  7. 【請求項7】 切替用ベアリング固定板は、中央の若干
    上線上に作動押台下降圧接受止ベアリング群を設け、こ
    の左右にして若干下線上で三角形状底辺長の位置に作動
    受台圧接押転送ベアリング群を設けた請求項1乃至請求
    項6のいずれかに記載の圧力−機械変換装置。
  8. 【請求項8】 作動受台圧接押転送ベアリング群の固定
    ピンに小歯車を設け、この小歯車を作動受台上面のラッ
    クに噛み合せる請求項7記載の圧力−機械変換装置。
  9. 【請求項9】 作動受台は中央にシャフト支点を有し、
    このシャフト支点を下部に係合させ、上部縦長穴には作
    動押台左右転送切替ピンを差し入れて作動押台作動受台
    同時左右転送切替腕を作動受台と作動受台間に掛け渡す
    請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の圧力−機械変
    換装置。
JP09381197A 1997-04-11 1997-04-11 シリンダー圧力利用の機械装置 Expired - Fee Related JP3454496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09381197A JP3454496B2 (ja) 1997-04-11 1997-04-11 シリンダー圧力利用の機械装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09381197A JP3454496B2 (ja) 1997-04-11 1997-04-11 シリンダー圧力利用の機械装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10288001A true JPH10288001A (ja) 1998-10-27
JP3454496B2 JP3454496B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=14092795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09381197A Expired - Fee Related JP3454496B2 (ja) 1997-04-11 1997-04-11 シリンダー圧力利用の機械装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3454496B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3454496B2 (ja) 2003-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101795826B (zh) 具有通过平衡器件减振的把手的手持式工具机
JP2007534552A (ja) 自走式車両のエネルギー回収装置
US20090249775A1 (en) Drive device using charged air pressure
JPH10288001A (ja) 圧力−機械変換装置
US20060185453A1 (en) Balancer mechanism for rotating shaft
CN1630790A (zh) 机械传动装置
US6964424B2 (en) Drive system
CN101278123A (zh) 带有偏心齿轮装置的压缩机
JP2009505019A (ja) 動力伝達装置
JPH10280901A (ja) 圧力−機械変換装置
JP2727166B2 (ja) 圧力−機械変換装置
JP3857711B2 (ja) ロータリーエンジン
CN210235226U (zh) 一种前后踏动的四杆驱动机构及由其构成的省力自行车
JPH08170582A (ja) 圧力一機械変換装置
US20100229681A1 (en) Continuously variable transmission
CN216589823U (zh) 一种摆臂轴自动平衡系统
JPH0932717A (ja) 圧力−機械変換装置
US610956A (en) Propelling mechanism for bicycles or similar vehicles
CN209756364U (zh) 覆膜机的两覆膜辊相对位置调节结构及覆膜机
CN218660508U (zh) 一种凸轮烫压机构
CN2473353Y (zh) 气压传动器
JPH02291401A (ja) 圧力一機械変換装置
CN101363527A (zh) 动力机
CN211371224U (zh) 一种无级变速汽油发动机
US2924131A (en) Machines for forming and pressing sheet metal and profiles

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees