JP3857711B2 - ロータリーエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、大気圧空気を吸入し、これを圧縮空気として、各種走行車、自転車、自動車等の駆動源として又小船等の航行に排気公害の発生しない駆動装置の駆動源としてとして活用することで、環境汚染を防止でき自然エネルギーとして充填空気圧の特性を活用し行程毎の排気を必要としない充填圧力に比例した出力が得られるロータリーエンジンに関するものである。
出願人は、先に、左右の各ピストンの交互上下運動を回転運動に変換して出力を得ていたのを、これらを直接回転運動できる原理を解明し、先に空気圧を機械力変換する装置を出願し、下記特許文献による特許を取得した。
特許第2127336号「圧力―機械変換装置」(平成01年特許願第112037号,平成08年特許出願公告第023281号) 特許第3454496号「シリンダー圧力利用の機械装置」
前記特許文献1は、2個のシリンダー室を連通させて左右に並べて設けた一組の左右に移動されるシリンダーを用いて、各シリンダーに供給された圧縮空気にて各シリンダーのピストンを同圧下で加圧して各ピストンのピストンロッドにて作動受台の軸受に梃子式に往復回動するように支持された作動受台の両端に加え、上記一組のシリンダーを左右に移動し、切替用歯車の入力軸に対する各ピストンロッドの支点を同じ距離を保って交互に変えるとともに槓杆を梃子作用により往復回動して空気圧力を機械力に変換する装置である。
これは、少なくとも上下部分に案内溝を有する案内部材と、この案内部材の中心部分に回動可に軸止された外部からの駆動力で回転される切替用歯車と、前記案内部材の下部側の案内溝に左右方向に移動可に配された第2の切替部材と、この第2の切替部材の左右移動方向に対する中心部に設けられた軸と、この軸にその左右移動方向に対する中心部を回動可に支承された槓杆と、この槓杆の上面側に左右方向に移動可に配されたローラベアリング部材と、このローラベアリング部材の上面側に左右方向に移動可に配された作動受台と、前記切替用歯車の下部側において咬合されると共に、前記軸に取付けられ、更にガイド手段を介して平行移動に可に支承された第2のラック部材と、前記案内部材の上部側の案内溝に左右方向に移動可に配された第1の切替部材と、前記切替用歯車の上部側において咬合されると共に、この第1の切替部材の移動方向に対する中心部に設けた支軸に取付けられ、更にガイド手段を介して平行移動可に支承された第1のラック部材と、上記第1の切替部材及び第1のラック部材に、該第1のラック部材の平行移動に同調平行移動可に支承され、指定圧力の圧縮気体を駆動源とし、連通穴を介して相互に連通する左右に並設された2個のシリンダー室及び2個のピストンロッドよりなる一組の作動機構と、この作動機構のそれぞれのピストンロッドの下端部を上記作動受台に支軸を介して回動可能に連結したことよりなるものである。
前記切替用歯車を小さな外力で回転させると、その回転方向及び回転角度に応じて第1及び第2の切替部材を介して第1及び第2のラック部材が互いに反対方向に平行移動させると共に、槓杆(梃子の槓杆)の軸(梃子の支点)がその中心位置より左右何れかの方向に移動され、この移動に伴って両ピストンロッドの作動受台に対する両連結部(梃子の作用点)が変位されて同圧力下にある上記軸(梃子の支点)と上記両連結部(梃子の作用点)との距離の長い方のピストンロッドが伸びると同時に上記距離の短い方のピストンロッドが縮む動作を交互に行われて、ローラベアリング部材或いは槓杆より上記外力(入力)より大きな出力が得られる。
前記特許文献2は、シリンダー室を連通させて左右に並べて設け、充填圧力を一行程毎に排気せず、各シリンダーに供給された圧縮空気で各シリンダーのピストンを同圧下で加圧して各ピストンのピストンロッドを交互移動させるシリンダー装置をフレーム間に左右移動可能に設け、フレームの中心部分に軸止めした偏心輪軸を入力受け軸としてこの偏心輪軸に前記シリンダー装置に係合する偏心輪を設け、フレームの下側の案内溝に槓杆としての作動受台の中心部を回動可能に支承する作動受台転送ベアリングとシャフト支点を係合させ、偏心輪軸に揺動梃を回転自在に設け、揺動梃の上部の長穴にシリンダー受軸を挿通し、下部の長穴に作動受台軸シャフトを挿通させ、作動受台の上面と作動押台の下面間にベアリング群を配設したシリンダー圧力利用の機械装置において、各ピストンロッドにベアリング転送溝を形成した二股ベアリング転送片を締付け固定し、作業押台に軸着するベアリング固定転送板に設けるピストン下降平行縁片受止ベアリング群を前記ベアリング転送溝に挿入し、大歯車を偏心輪回転軸に軸受を介して回転自在に嵌め込み、この大歯車を出力シャフトに一方向負荷クラッチ嵌め込む小歯車に直接または間接に噛合させ、大歯車を各ピストン上下運動に伴い揺動運動するピストン下降受平行縁片及歯車固定揺動板にリンクを介して、および接続シャフトを介して係合し、ピストン下降受平行縁片には、もう一つのベアリング転送溝を形成し、この中に二股ベアリング転送片に設けた平面往復用ローラベアリング群を挿入し、また、二股ベアリング転送片の下方にはベアリング転送切替用縦長穴を設け、ここに各ベアリング群の左右移動切替ピンを差し入れるものである。
特許文献2では、最も安定性のある歯車列による特殊な機構を用いて、各ピストンロッドに締付け固定した二股ベアリング転送片が上下運動を行い、そこに設けたベアリング転送溝は常に平行運動をなすが、このような平行運動機構を行うのに最も安定性のある歯車列による特殊な機構を用いた。それは、これらを受止める作動押台と作動受台の間に圧接された各ベアリング群を介し、作動受台の中央支点に各ピストン下降圧力が受止められ、作動受台の転送台に受け止められて、左右に転送する。
この時に抵抗を最小限に支点に対し、各ピストン下に距離差を形成する最も円滑に行うための機構となる。従って、左右の切替に要するバッテリー消費量が軽減する。さらに、各ピストンに上下運動を揺動板に歯車列に接続した機構により、二股ベアリング転送片が上下平行運動を行うことを介して大歯車に伝え、大歯車の左右回転を出力シャフトに一方向の回転として導くことで、チェーンで出力シャフトに導く場合と比較して、チェーンのような遊びも必要なく、騒音も少なく、さらに、チェーンはずれのような故障の心配もない。
また、二股ベアリング転送片は、内面平行に平面往復用ローラベアリングを設けこれらは常に平行上下動するもので、下方にはベアリング転送切替用縦長穴を設けシリンダーと共に左右移動すれば段差平行面を転送と共に傾斜面に圧接されている各ベアリング群の左右移動切替ピンを挟み、左右転送する機能を有する。
前記特許文献1や特許文献2は、左右の各ピストンの交互上下運動を槓杆(梃子の槓杆)や揺動梃などで、回転運動に変換して出力を得ている。
また、2個のシリンダー室を連通させて左右に並べて設けた一組の左右に移動されるシリンダーを用いて、各シリンダーに供給された圧縮空気にて各シリンダーのピストンを同圧下で加圧して各ピストンのピストンロッドにて作用を得る、または、シリンダー室を連通させて左右に並べて設け、充填圧力を一行程毎に排気せず、各シリンダーに供給された圧縮空気で各シリンダーのピストンを同圧下で加圧して各ピストンのピストンロッドを交互移動させるシリンダー装置の作用を得るものであり、圧縮空気の排気をワンストローク毎に排気の必要がないが、空気漏れに対して補給は必要となり、この補給は装置を停止して行うことになる。
これに対して、出願人は下記の特許文献のものを特許庁へ出願した。
特願2001−370700号「ロータリーエンジン」
この特許文献4の「ロータリーエンジン」は、空気圧補給路を有する間軸をフレームに締付固定し、間軸の外径に気密保持した鞘管左右に回転自在に挿入した円盤の上下にシリンダー受止ピンを設けて各シリンダーの反発力を受止め、鞘管の外径中央には回転自在に挿入した各ピストン下降受台に各ピストン下降圧力を受止め、鞘管の両端に固定の小歯車インターナルギアを様々な外部回転切替入力すれば、装置は急回転充填圧力に遠心力が加算され強力な回転力が得られることを特徴とするロータリーエンジンである。
この特許文献4では、駆動源は圧縮空気で携帯空気入ポンプでいつどこでも充填できる。
前記特許文献4は、出願人が取得した特許権は左右の各ピストンの交互上下運動を回転運動に変換して出力を得ていたのを、これらを直接回転運動できる原理を解明したものである。
しかし、圧縮空気の排気をワンストローク毎に排気の必要がないが、空気漏れに対して補給は必要となり、携帯空気入ポンプ等で補給しなければならない。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、自然エネルギー空気圧を動力源とする大気圧空気を吸入して常に装置内を一定圧に保持することができるので、空気圧と各種外部切替補助入力合体で円滑な走行を続けることができるロータリーエンジンを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、第1に、回転駆動軸の外径中央に回転自在に挿入して回転自在なものとしたピストン下降圧力受止台に、上下に対向するようにしてシリンダーを左右にスライド自在に載置し、回転駆動軸に、シリンダーを挟んで、シリンダーの反発力を受止めるシリンダー反発力受止揺動梃子を設け、これらのシリンダーを左右にスライドさせる機構として該回転駆動軸に太陽歯車機構とこの太陽歯車機構の遊星歯車に設ける偏心輪と、該偏心輪にころを介して中央を挿入した偏心輪外輪による偏心軸機構を設け、この偏心軸機構を介して前記シリンダーを相互に逆向きにスライドさせることで回転駆動軸の回転力を増長させることができるように偏心輪外輪の一方の端をシリンダーに結合し、また、前記偏心軸機構の偏心輪外輪の他方の端は前記シリンダーへの空気圧流体補給ポンプを駆動するようにこの空気圧流体補給ポンプのシリンダー部に連結し、各シリンダーがニュートラルの状態ではどこも動かず静止状態であり、この状態に於いて外部補助切換入力として、太陽光ソーラー、各種燃料電池、又はペダル足踏み切替入力等様々な外部機構で回転駆動軸を回転補助誘導すれば、偏心輪の上部シリンダーは左方に移動し、これの接続のポンプが空気圧吸入圧縮行程でシリンダーに空気圧充填し、同時に下部シリンダーは右方に移動これに接続ポンプは圧縮行程をなし、各シリンダーに空気圧充填し、このようにして、同時に各シリンダーの支点力点作用点が上下変異され、各シリンダーの反発力モーメントが一方向に回転力となって表れることを要旨とするものである。
第2に、空気圧流体補給ポンプのピストンはピストン下降受台の延設部として形成し、シリンダー部を自在接手を介して偏心軸外輪に接続すること、第3に、駆動源は大気吸入空気充填圧力となし、仕事量に用いるもので、各種太陽光ソーラー各種燃料電池バッテリー用い、切替行程に用いるこれら合体で仕事量を求めること、第4に、装置の各シリンダー室に空気圧が充填していない状態に於いては各ピストンシリンダーには反発力が発生せず、ピストンは上下運動せず、空気圧を充填し、各ピストンと各シリンダーがその作用点が変位することにより出力が変化する、第5に、内指示圧に於いては通電して開く、所定圧に於いては通電して閉の動作なす一定圧力保持することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、回転自在なピストン下降圧力受止台に上下に対向するシリンダーを左右にスライド自在に載置して、このシリンダーを相互に逆向きにスライドさせることで回転駆動軸の回転力を増長させることができるものであり、シリンダーを左右にスライドさせる機構として該回転駆動軸に太陽歯車機構と偏心軸を介して前記2連のシリンダーを左右にスライド可能に結合し、この偏心軸は前記2連のシリンダーへの空気圧流体補給ポンプに駆動連結する。
すなわち、各シリンダーがニュートラルの状態ではどこも動かず静止状態であり、この状態に於いて外部補助切換入力として、太陽光ソーラー、各種燃料電池、又はペダル足踏み切替入力等様々な外部機構で回転駆動軸を回転補助誘導すれば、偏心輪の上部シリンダーは左方に移動し、これの接続のポンプが空気圧吸入圧縮行程シリンダーに空気圧充填する。同時に下部シリンダーは右方に移動これに接続ポンプは圧縮行程をなし、各シリンダーに空気圧充填する。このようにして、同時に各シリンダーの支点力点作用点が上下変異され、各シリンダーの反発力モーメントが一方向に回転力となって表れる。
また、回転駆動軸に、シリンダーを挟みシリンダー反発力受止揺動梃子を設けたことにより、揺動梃子がシリンダー反発力を受止めするとともにシリンダー室が空気充填に伴ないどんな角度に於いても常に平行切替行程をなすことができる。
請求項2記載の本発明によれば、前記作用に加えて、空気圧流体補給ポンプのピストンはピストン下降受台の延設部として形成して固定部分とし、これに対してシリンダー部を自在接手を介して偏心軸外輪に接続して移動部分とし、シリンダーおよびピストン下降受台とともに空気圧流体補給ポンプが回転するように、コンパクトに組み立てることができる。また、自在接手によりシリンダー部の動きはスムーズな直線状として確保できる。
請求項3〜請求項5記載の本発明によれば、駆動源は大気吸入空気充填圧力であり、排気公害の発生しない駆動装置として活用することで、環境汚染を防止でき、自然エネルギーとして充填空気圧の特性を活用し、行程毎の排気を必要としない充填圧力に比例した出力が得られる。特に、各シリンダー内を大気吸入空気充填圧力に保つために、電磁弁を用いて一定圧力保持することができる。
以上述べたように本発明のロータリーエンジンは、自然エネルギー空気圧を動力源とする大気圧空気を吸入して常に装置内を一定圧に保持することができるので、空気圧と各種外部切替補助入力合体で円滑な走行を続けることができるもので、回転走行なす環境衛生保持に効果を奏し、無害とするものである。
図1は本発明のロータリーエンジンの1実施形態を示す縦断側面図、図2は同上空気圧給排するポンプを削除した縦断側面図、図3は同上ニュートラル状態の縦断正面図で、図中3はフレームである。
フレーム3に締付固定した間軸1の外径に回転駆動軸としての鞘管2を嵌め、この鞘管2の左右両端に太陽歯車26の固定部分が回転自在に挿入される。間軸1は両端をネジ加工され、フレーム3にナット4でナット締めする。また、鞘管2の両端に設けられる太陽歯車26のうち、片方は鞘管2と一体物であり、他方は自在に取り外しできる構造で、ベアリング27を介し間軸1の外径に回転自在に挿入される。
鞘管2の外径中央の位置には各ピストン下降受台6が、ベアリング7を介して回転自在に挿入される。
ピストン室が連通して流体が自由出入りできる2連のシリンダー10A、10Bと10C、10Dは、それぞれピストンA1、B1、C1、D1、OリングA2、B2、C2、D2、リングスプリング11を備えて、各ピストン下降受台6の上下の位置になる如く取付く。
シリンダー上下はピストン室A´、B´が連通し、ピストン室C´D´が連通して、流体が自由出入りできる構造で、シリンダーで中央には、各シリンダー左右転送できるシリンダー転送ピン13が切替ピンとして挿入され、このシリンダー転送ピン13は後述の偏心輪外輪21の片方に接続される。
ピストン下降受台6は両端を延設して空気圧流体補給ポンプ8のピストン6Aを形成した。このように空気圧流体補給ポンプ8は装置回転に伴ない、空気吸入吐出を行うもので、極めて簡潔で、ポンプ自体の取り外しが簡単で保守点検できるものとする。
シリンダー10A、10Bと10C、10Dのピストン室内を一定の大気吸入空気充填圧力に保つために、給排を行う吸入弁5と吐出弁5Aを空気圧流体補給ポンプ8に設ける。これら弁は低圧に於いては特殊ゴム片を用いる。吸入弁5と吐出弁5Aは金網(フィルター兼)を2〜3枚下に入れ、常に弁座にかるく接触程度にフィルターでリフト調整する。空気圧流体補給ポンプ8の最高使用圧力は0.5MPa程度である。
これら吸入弁5と吐出弁5Aは電磁弁によるものとし、内指示圧に於いては通電して開となり、所定圧に於いては通電して閉の動作なすバッテリー電圧で作動する一定圧力保持するものである。
各ピストン下降受台6の上下にはピストンA1、B1、C1、D1の下のピン14に設けた転送ベアリング15を受止転送できる溝が設けてあり、各ピストンA1、B1、C1、D1の下降圧力を両面に受止め、シリンダー10A、10Bと10C、10Dを左右に軽快に転送し、装置の支点、力点、作用点を後述の遊星歯車を回転しながら交互形成する。
各シリンダー10A、10Bと10C、10Dを挟み、両面にはシリンダー反発力を受止めするシリンダー反発力受止揺動梃18の左右が鞘管2の外径に回転自在に挿入される。このシリンダー反発力受止揺動梃18にはシリンダー転送ピン13の動きを許容する横長穴が形成される。
図9に示すように、シリンダー反発力受止揺動梃18の上下にベアリング17Aを設け、このベアリング17Aの部分をネジ込ピン16Aでベアリング固定揺動板17Bの中央を軸着する。ベアリング固定揺動板17Bは左右端に各シリンダー10A、10Bと10C、10Dの上面に当接するベアリング17を設けた。これら各ベアリング群が各シリンダーの動作に順応動作し、各シリンダー10A、10B、10C、10Dが左右、上下動作時に常に平行な抵抗少ない切替をなす。
各ピストン下降受台6の両端ピストン6Aは空気圧流体補給ポンプ8のシリンダー部に挿入され、該空気圧流体補給ポンプ8は空気配管9を介してシリンダー10A、10Bと10C、10Dの注入口12に流体を供給する。
太陽歯車機構としては、内歯車(インターナルギア)29の左右をフレーム3に締付固定し、太陽歯車26の左右に遊星歯車28を各4等分がそれぞれ内歯車29と噛み合せて組立てられる。
図7に示すように、偏心輪20、偏心輪外輪21は遊星歯車28の相対の2ケ所に設けられるものであり、偏心輪20がそれぞれノックピン23にて固定され、偏心輪20の外径には保持器針状ころ22を介して偏心輪外輪21の中央が挿入される。偏心輪外輪21の一方は各シリンダー転送ピン13に接続される。偏心輪外輪21の他方は空気圧流体補給ポンプ8のシリンダー部に自在継手25で接続する。
太陽歯車26には外部切替入力用のスプロケット31が設けられ、このスプロケット31への足踏入力の切替もできる。又は太陽歯車26は太陽光ソーラー回転歯車、外部切替入力、太陽光ソーラー各種バッテリー電池様々な回転機構を接続して入力回転できる歯車32を備えている。
図中34はカバーであり、19,19Aはスポーク取付座またはリム車輪取付座で、図示は省略するが、本発明装置はタイヤの中心部などに駆動源として配設される。
入力回転できる歯車32には車輪ブレーキ等としてのブレーキ33が取付く。
次に動作について説明する。図2に示すように、ニュートラル状態ではどこも動かず静止状態である。
図3に示すように、外部入力を切替え、スプロケット31又は太陽光ソーラー、各種バッテリーでの回転力を歯車32を介して回転入力すれば、太陽歯車26およびこれに噛み合った遊星歯車28が回転し、これに締付固定の偏心輪20と偏心輪外輪21の一方はシリンダー転送ピン13に接続し、他方は空気圧流体補給ポンプ8に接続しているので、前記太陽歯車26回転に伴い、上部シリンダー10A、10Bは、左方に、これに接続の空気圧流体補給ポンプ8は空気圧吸入・圧縮して吐出弁5Aから配管9を通り、各シリンダー流体注入口12に空気圧充填される。
同時に下部シリンダー10C、10Dが右方に移動し、偏心輪外輪21に接続の空気圧流体補給ポンプ8は空気圧吸入・圧縮して吐出弁5Aから配管9を通り、各シリンダー流体注入口12に空気圧充填される。
内歯車29の歯数と遊星歯車28の比により、前記各シリンダー10A、10Bおよび10C、10Dの左右への移動・切替回数が決まる。又、偏心ピッチによりストロークが決まる。
図3の装置がニュートラル静止の状態から図4状態に於いてシリンダー10A10Dが図の如く持ち上げられる。ベアリング7の中心を支点とする。ネジ込ピン16、16Aを上部力点、下部力点とする。各ピストンA1、B1、C1、D1の加工圧接部を作用点とする。
各ピストンA1、B1、C1、D1の下は、各ピストン下降圧受台6の両面に受止め相殺される。各シリンダーシリンダー10A、10Bと10C、10Dの上下はずれた位置となり、切替での距離差により出力が変化して、総合的に急時計回転なす。
このように図3のニュートラルの状態から図4、図5に変化する際に、装置が回転し、各シリンダー10A、10Bと10C、10D内が空気圧充填と共に一行程が終り、太陽歯車26の回転に伴い各遊星歯車28も回転するに於いて、上部シリンダー10A、10Bは右方に、これに接続の空気圧流体補給ポンプ8も右方に移動し、同時大気圧吸入弁5が開となり、空気吸入同時に吐出弁5Aが閉となる。また、同時に下部シリンダー10C、10Dは左方に移動し、これに接続の空気圧流体補給ポンプ8が左方に移動し、同時に吸入弁5が開き、空気吸入と同時に吐出弁5Aが閉となり、装置シリンダー転送ピン13の上下はニュートラルの状態に戻る。
以上の動作を、遊星歯車28が内歯車29内を回転しながら各シリンダー10A、10Bと10C、10Dを左右に転送し、空気圧流体補給ポンプ8も同時に空気圧吸入圧縮し、シリンダー10A、10Bと10C、10D内に空気圧充填する。従って遊星歯車28が内歯車29内を一周するにおいて、空気圧流体補給ポンプ8を2.5回以上のストローク行程をなす。装置全体は常に一方回転なす。
なお、装置内に充填するシリンダー10A、10Bと10C、10D内に流体は圧縮の効かない液体でも可能である。液体を用いる時はポンプ弁をボール弁を用い、空気を用いる時はゴム板弁を用いる。
本発明のロータリーエンジンの1実施形態を示す縦断側面図である。 本発明のロータリーエンジンの1実施形態を示す空気圧給排するポンプを削除した縦断側面図である。 本発明のロータリーエンジンの1実施形態を示すニュートラル状態の縦断正面図である。 本発明のロータリーエンジンの動作を示す第1行程の縦断正面図である。 本発明のロータリーエンジンの動作を示す第2行程の縦断正面図である。 本発明のロータリーエンジンの要部の縦断側面図である。 偏心輪の説明図である。 空気圧流体補給ポンプの取付けを示す説明図である。 シリンダー反発力受止揺動板の説明図である。
符号の説明
1…間軸
2…鞘管
3…フレーム
4…締付ナット
5…吸入弁
5A…吐出弁
6…各ピストン下降受台
6A…ピストン
7…ベアリング
8…空気圧流体補給ポンプ
9…配管
10A、10B、10C、10D…シリンダー
A1、B1、C1、D1…ピストン
A2、B2、C2、D2…Oリング
11…スプリング
12…流体注入口
13…シリンダー転送ピン
14…ピン
15…ベアリング
16、16A…ネジ込みピン
17、17A…ベアリング
17B…ベアリング固定揺動板
18…シリンダー反発力受止揺動板
19、19A…スポーク取付座又はリム車輪取付座
20…偏心輪
21…偏心輪外輪
22…保持器付針状ころ
23…ノックピン
24…ピン
25…自在継手
26…太陽歯車
27…ベアリング
28…遊星歯車
29…内歯車
30…遊星歯車軸心受止座
31…スプロケット
32…歯車
33…ブレーキ
34…カバー

Claims (5)

  1. 回転駆動軸の外径中央に回転自在に挿入して回転自在なものとしたピストン下降圧力受止台に、上下に対向するようにしてシリンダーを左右にスライド自在に載置し、回転駆動軸に、シリンダーを挟んで、シリンダーの反発力を受止めるシリンダー反発力受止揺動梃子を設け、これらのシリンダーを左右にスライドさせる機構として該回転駆動軸に太陽歯車機構とこの太陽歯車機構の遊星歯車に設ける偏心輪と、該偏心輪にころを介して中央を挿入した偏心輪外輪による偏心軸機構を設け、この偏心軸機構を介して前記シリンダーを相互に逆向きにスライドさせることで回転駆動軸の回転力を増長させることができるように偏心輪外輪の一方の端をシリンダーに結合し、また、前記偏心軸機構の偏心輪外輪の他方の端は前記シリンダーへの空気圧流体補給ポンプを駆動するようにこの空気圧流体補給ポンプのシリンダー部に連結し、各シリンダーがニュートラルの状態ではどこも動かず静止状態であり、この状態に於いて外部補助切換入力として、太陽光ソーラー、各種燃料電池、又はペダル足踏み切替入力等様々な外部機構で回転駆動軸を回転補助誘導すれば、偏心輪の上部シリンダーは左方に移動し、これの接続のポンプが空気圧吸入圧縮行程でシリンダーに空気圧充填し、同時に下部シリンダーは右方に移動これに接続ポンプは圧縮行程をなし、各シリンダーに空気圧充填し、このようにして、同時に各シリンダーの支点力点作用点が上下変異され、各シリンダーの反発力モーメントが一方向に回転力となって表れることを特徴としたロータリーエンジン。
  2. 空気圧流体補給ポンプのピストンはピストン下降受台の延設部として形成し、シリンダー部を自在接手を介して偏心軸外輪に接続する請求項1記載のロータリーエンジン。
  3. 駆動源は大気吸入空気を充填圧力となし、仕事量に用いるもので、各種太陽光ソーラー各種燃料電池バッテリーに用い、また、切替行程に用い、またはこれら合体で仕事量を求める請求項1または請求項2に記載のロータリーエンジン。
  4. 装置の各シリンダー室に空気圧が充填していない状態に於いては各ピストンシリンダーには反発力が発生せず、ピストンは上下運動せず、空気圧を充填し、各ピストンと各シリンダーがその作用点が変位することにより出力が変化する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のロータリーエンジン。
  5. 内指示圧に於いては通電して開く、所定圧に於いては通電して閉の動作をなすことで一定圧力を保持する電磁弁を備えた請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のロータリーエンジン。
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