JPH10285223A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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JPH10285223A
JPH10285223A JP8314197A JP8314197A JPH10285223A JP H10285223 A JPH10285223 A JP H10285223A JP 8314197 A JP8314197 A JP 8314197A JP 8314197 A JP8314197 A JP 8314197A JP H10285223 A JPH10285223 A JP H10285223A
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JP
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fifo
data
reception
transmission
packet
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JP8314197A
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Ryuta Nakamura
龍太 中村
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模、の増加を抑制でき、また、送受信用
記憶装置のサイズの容量比を任意に変更することができ
る信号処理回路を提供する。 【解決手段】アシンクロナス通信用FIFO104を、
1つのRAMから構成して、送信用FIFO104aと
受信用FIFO140bとの2つの領域に区分けし、送
信用FIFO104aと受信用FIFO140bとの容
量比をCPU30により、たとえば通常のアシンクロナ
ス通信時には送信用FIFO104aと受信用FIFO
140bとの容量比が1:1となるように制御し、特定
動作時、たとえばバスリセット時には送信用FIFO1
04aと受信用FIFO140bとの容量比が受信用F
IFO140b側が大きくなるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルインター
フェースに用いられる信号処理回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア・データ転送のた
めのインターフェースとして、高速データ転送、リアル
タイム転送を実現するIEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronic Engineers) 1394、Hig
h PerformanceSirial Busが規
格化された。
【0003】このIEEE1394シリアルインタフェ
ースのデータ転送には、従来のRequest,Acknoledgeの要
求、受信確認を行うアシンクロナス(Asynchronous) 転
送と、あるノードから125μsに1回必ずデータが送
られるアイソクロナス(Isochronous) 転送がある。
【0004】このように、2つの転送モードを有するI
EEE1394シリアルインタフェースでのデータは、
パケット単位で転送が行われる。
【0005】図5は、アイソクロナス通信における1ソ
ースパケットのバイトサイズを示す図である。図5
(A)はDVB(Digital Video Broadcast) 仕様時、図
5(B)はDSS(Digital Satelite System) 仕様時の
パケットサイズを示している。
【0006】DVB仕様時のソースパケットサイズは、
図5(A)に示すように、4バイトのソースパケットヘ
ッダ(SPH;Source Packet Header)と188バイト
のデータの192バイトである。
【0007】これに対して、DSS仕様時のソースパケ
ットサイズは、図5(B)に示すように、4バイトのソ
ースパケットヘッダ(SPH)、10バイトの付加デー
タ、および130バイトのデータの144バイトであ
る。付加バイトはソースパケットヘッダとデータとの間
に挿入される。なお、IEEE1394規格では、取り
扱う最小データの単位は1クワドレット(quadlet)(=
4バイト=32ビット)であるため、トランスポートス
トリームデータと付加データの合計が32ビット単位で
構成できる設定であることが必要である。ただし、デフ
ォルトでは付加バイトなしで設定される。
【0008】図6は、IEEE1394規格のアイソク
ロナス通信でデータを送信させるときの元のデータと、
実際に送信されるパケットとの対応関係の一例を示す図
である。
【0009】図6に示すように、元のデータであるソー
スパケットは、4バイトのソースパケットヘッダと、デ
ータ長を調整するためのパディングデータを付加された
後、所定の数のデータブロックに分割される。なお、パ
ケットを転送するときのデータの単位が1クワドレット
(4バイト)であることから、データブロックや各種ヘ
ッダなどのバイト長は、全て4の倍数に設定される。
【0010】図7は、ソースパケットヘッダのフォーマ
ットを示す図である。図7に示すように、ソースパケッ
トヘッダのうち、25ビットには、たとえば上述したD
VB方式等のディジタル衛星放送等で利用されているM
PEG(Moving Picture Experts Group)−TS(Transpo
rt Stream)データをアイソクロナス通信で送信するとき
に、ジッタを抑制するために利用されるタイムスタンプ
(TimeStamp)が書き込まれる。
【0011】そして、このようなパケットヘッダやCI
P(Common Isochronous Packet) ヘッダ等のデータが、
所定の数のデータブロックに付加されることによりパケ
ットが生成される。
【0012】図8はアイソクロナス通信用パケットの基
本構成例を示す図である。図8に示すように、アイソク
ロナス通信のパケットは、第1クワドレットが1394
ヘッダ(Header)、第2クワドレットがヘッダCRC(Hea
der-CRC)、第3クワドレットがCIPヘッダ1(CIP-He
ader1)、第4クワドレットがCIPヘッダ2(CIP-Head
er2)、第5クワドレットがソースパケットヘッダ(SP
H)で、第6クワドレット以降がデータ領域である。そ
して、最後のクワドレットがデータCRC(Data-CRC)で
ある。
【0013】1394ヘッダは、データ長を表すdata-l
engt、このパケット転送されるチャネルの番号(0〜6
3のいずれか)を示すchannel 、処理のコードを表すtc
ode、および各アプリケーションで規定される同期コー
ドsyにより構成されている。ヘッダCRCは、パケッ
トヘッダの誤り検出符号である。
【0014】CIPヘッダ1は、送信ノード番号のため
のSID(Source node ID)領域、データブロックの長さ
のためのDBS(Data Block Size) 領域、パケット化に
おけるデータの分割数のためのFN(Fraction Number)
領域、パディグデータのクワドレット数のためのQPC
(Quadlet Padding Count) 領域、ソースパケットヘッダ
の有無を表すフラグのためのSPH領域、アイソクロナ
スパケットの数を検出するカウンタのためのDBC(Da
ta Block Continuty Couter )領域により構成されてい
る。なお、DBS領域は、1アイソクロナスパケットで
転送するクワドレット数を表す。
【0015】CIPヘッダ2は、転送されるデータの種
類を表す信号フォーマットのためのFMT領域、および
信号フォーマットに対応して利用されるFDF(Format
Dependent Field)領域により構成されている。
【0016】SPHヘッダは、トランスポートストリー
ムパケットが到着した軸に固定の遅延値を加えた値が設
定されるタイムスタンプ領域を有している。また、デー
タCRCは、データフィールドの誤り検出符号である。
【0017】上述した構成を有するパケットの送受信を
行うIEEE1394シリアルインタフェースの信号処
理回路は、主としてIEEE1394シリアルバスを直
接ドライブするフィジカル・レイヤ回路と、フィジカル
・レイヤのデータ転送をコントロールするリンク・レイ
ヤ回路とにより構成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】IEEE1394シリ
アルインタフェースのデータ転送では、送信データおよ
び受信データは一旦リンク・レイヤ回路に設けられたF
IFO(First-In First-Out)メモリ(以下、単にFI
FOという)等の記憶装置(RAM)に格納される。実
際には、アシンクロナスパケット用FIFOとアイソク
ロナスパケット用FIFOとは別個に設けられる。
【0019】ところで、上述したIEEE1394シリ
アルインタフェースの信号処理回路において、図9に示
すように、一般的なアシンクロナス通信系1では、アシ
ンクロナスパケット用FIFO2は、送信用FIFO2
aと受信用FIFO2bとの独立した専用RAMにより
構成されている。この構成を採用した場合、送信および
受信のそれぞれに、独立した周辺回路(アドレス、デー
タおよび書き込み/読み出し制御)の構成を採ればよ
く、送受信の相互関係を考慮せずにRAMへのアクセス
制御を行うことができる。したがって、回路設計上で
は、比較的簡単に実現可能である。
【0020】しかし、一つのLSI上でこれを構築す
る、RAMの数が多いことは、チップ面積の増大、レイ
アウト設計への負担増といったマイナス面もある。ま
た、独立のFIFOを2つ持つということは、送信およ
び受信それぞれにFIFO容量が固定サイズであるの
で、ある状況下、たとえばバスリセット時に各ノード
(装置)から送られてくるセルフIDパケットを受信す
る際等に、受信用FIFOの容量を増やしたいといった
ケースには対応不可能である。
【0021】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、回路規模、の増加を抑制でき、
また、送受信用記憶装置のサイズの容量比を任意に変更
することができる信号処理回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シリアルインタフェースバスとのデータ
の送信または受信を一旦記憶手段に格納して行う信号処
理回路であって、上記記憶手段は1つの記憶領域を持つ
記憶装置からなり、所定の領域で、送信データ格納領域
と受信データ格納領域とに区分けされている。
【0023】また、本発明では、上記送信データ格納領
域と受信データ格納領域との容量比を特定状況に応じて
変更する手段を有する。
【0024】そして、上記特定状況は、シリアルインタ
フェースバスを伝送された各ノードの情報からなるセル
フIDパケットを受信するバスリセット時であり、上記
変更する手段は、上記受信データ格納領域が送信データ
格納領域より大きくなるように容量比を設定する。
【0025】また、本発明では、シリアルインタフェー
スバスとで送受信されるデータはアシンクロナスパケッ
トである。
【0026】本発明の信号処理回路によれば、記憶手段
が1つの記憶領域を持つ記憶装置により構成され、所定
の領域で、送信データ格納領域と受信データ格納領域と
に区分けされていることから、搭載するLSIのチップ
面積の増加が抑制される。また、本発明では、送信デー
タ格納領域と受信データ格納領域との容量比が特定状況
に応じて変更される。
【0027】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、IEEE1394シリアルインタフェースに適
用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の一実施
形態を示すブロック構成図である。
【0028】この信号処理回路は、リンク・レイヤ回路
10、フィジカル・レイヤ回路20、ホストコンピュー
タとしてのCPU30により構成されている。また、4
0はMPEGトランスポータを示している。
【0029】リンク・レイヤ回路10は、CPU30の
制御の下、アシンクロナス転送およびとアイソクロナス
転送の制御、並びにフィジカル・レイヤ回路20の制御
を行う。具体的には、図1に示すように、リンクコア(L
ink Core))101、ホストインタフェース回路(Host I
/F)102、アプリケーションインタフェース回路(AP
I/F) 103、送信用FIFO(AT-FIFO)104a、受
信用FIFO(AR-FIFO)104bからなるアシンクロナ
ス通信用FIFO、セルフID用リゾルバ(Resolver)1
05、アイソクロナス通信用送信前処理回路(TXOPRE)1
06、アイソクロナス通信用送信後処理回路(TXOPRO)1
07、アイソクロナス通信用受信前処理回路(TXIPRE)1
08、アイソクロナス通信用受信前処理回路(TXIPRO)1
09、アイソクロナス通信用FIFO(I-FIFO)110、
およびコンフィギュレーションレジスタ(Configuratio
n Register、以下CFRという)111により構成され
ている。
【0030】図1の回路おいて、ホストインタフェース
回路102、送信用FIFO104a、アシンクロナス
通信の受信用FIFO104bおよびリンクコア101
によりアシンクロナス通信系回路が構成される。そし
て、アプリケーションインタフェース回路103、送信
前処理回路106、送信後処理回路107、受信前処理
回路108、受信前処理回路109、FIFO110お
よびリンクコア101によりアイソクロナス通信系回路
が構成される。
【0031】リンクコア101は、アシンクロナス通信
用パケットおよびアイソクロナス通信用パケットの送信
回路、受信回路、これらパケットのIEEE1394シ
リアルバスBSを直接ドライブするフィジカル・レイヤ
回路20とのインタフェース回路、125μs毎にリセ
ットされるサイクルタイマ、サイクルモニタやCRC回
路から構成されている。そして、たとえばサイクルタイ
マ等の時間データ等はCFR111を通してアイソクロ
ナス通信系処理回路に供給される。また、バスリセット
時には、IEEE1394シリアルバスBSを伝送され
てくるセルフIDパケットを受信時間を監視し、セルフ
IDフェーズであるか否かを判断し、リゾルバ105に
報知する。
【0032】ホストインタフェース回路102は、主と
してホストコンピュータとしてのCPU30と送信用F
IFO104a、受信用FIFO104bとのアシンク
ロナス通信用パケットの書き込み、読み出し等の調停、
並びに、CPU30とCFR111との各種データの送
受信の調停を行う。たとえばCPU30からは、アイソ
クロナス通信用パケットのSPH(ソースパケットヘッ
ダ)に設定されるタイムスタンプ用遅延時間Txdelay が
ホストインタフェース102を通してCFR111にセ
ットされる。
【0033】アシンクロナス通信用FIFO104は、
1つのRAMからなり、送信用FIFO104aと受信
用FIFO140bとの2つの領域に区分けされる。そ
して、送信用FIFO104aと受信用FIFO140
bとの容量比はCPU30により制御される。たとえば
通常のアシンクロナス通信時には送信用FIFO104
aと受信用FIFO140bとの容量比は1:1となる
ようにCPU30により制御され、たとえばバスリセッ
ト時には各ノード(装置)から送られてくる最大63個
のセルフIDパケットを受信する必要性が生じる場合が
あることから、送信用FIFO104aと受信用FIF
O140bとの容量比は3:7となるようにCPU30
により制御される。なお、送信用FIFO104aに
は、IEEE1394シリアルバスBSに伝送させるア
シンクロナス通信用パケットが格納され、受信用FIF
O104bにはIEEE1394シリアルバスBSを伝
送されてきたアシンクロナス通信用パケットやセルフI
Dパケットが格納される。また、CPU30からのFI
FO104aの書き込み、FIFO104bからの読み
出しのためのアクセスは同時には行われない。さらに、
送信用FIFO104aと受信用FIFO104bのア
ドレス領域は独立していなくてはならないことから、送
受信別に有している。
【0034】アプリケーションインタフェース回路10
3は、MPEGトランスポータ40とアイソクロナス通
信用送信前処理回路106およびアイソクロナス通信用
受信前処理回路109とのクロック信号や制御信号等を
含むMPEGトランスポートストリームデータの送受信
の調停を行う。
【0035】解析手段としてのリゾルバ(Resolver)1
05は、バスリセット時に、リンクコア101を介して
IEEE1394シリアルバスBSを伝送されてきた第
1番目のセルフIDパケットを受けてそのギャップカウ
ント値gap-cnt1を検出し、次から受信したセルフIDパ
ケット毎のギャップカウント値gap-cntNを検出して、第
1番ギャップカウント値gap-cnt1と比較して、比較の結
果、たとえば等しい場合にはハイレベルの信号S105
でCFR111にセットし、等しくない場合にはローレ
ベルの信号S105でCFR111にセットする。この
情報はホストインタフェース回路102を介してCPU
30に報知される。そして、CPU30は、ギャップカ
ウント値が異なる情報を得たときには、たとえば新しい
ノード(装置)が接続されたものとしてバスリセットを
かける。また、検出したギャップカウント値もCFR1
11を介してCPU30に報知される。また、リゾルバ
105は、必要に応じて受信したセルフIDパケットを
受信用FIFO104bに格納する。なお、前述したよ
うに、IEEE1394シリアルバスBSにおいて、バ
スリセットが発生した後、そのバスに何台のノードが接
続されているかは、受信したセルフIDパケットを解析
することで分かるが、本実施形態のように、ギャップカ
ウント値を比較するようにしたのは、一つのシリアルバ
スにおいて、接続している各ノードがバスを正しく使用
するためには、各ノードのギャップカウント値が等しく
ある必要があるからである。
【0036】図2は、IEEE1394シリアルインタ
フェースにおけるセルフIDパケットのフォーマット例
を示す図である。図2に示すように、セルフIDパケッ
トは、フィジカル−ID(physical-ID)領域、L(link
active)領域、ギャップ−カウント(gap-count )領
域、フィジカル−スピード(phy-speed )領域、フィジ
カル−ディレイ(phy-delay )領域等により構成されて
いる。
【0037】送信前処理回路106、アプリケーション
インタフェース回路103を介してMPEGトランスポ
ータ40によるMPEGトランスポートストリームデー
タを受けて、IEEE1394規格のアイソクロナス通
信用としてクワドレット(4バイト)単位にデータ長を
調整し、かつ4バイトのソースパケットヘッダ(SP
H)を付加し、FIFO110に格納する。
【0038】ソースパケットヘッダを付加するときに受
信側のデータ出力時間を決定するタイムスタンプを設定
するが、この設定は以下のように行われる。まず、MP
EGトランスポータ40からパケットの最終データを受
け取ったタイミングで内部のサイクルレジスタの値をラ
ッチする。次に、CPU30からホストインタフェース
102を介してCFR111にセットされた遅延時間Tx
delay を上記サイクルレジスタの値に加算する。そし
て、加算した値をタイムスタンプとして、受け取ったパ
ケットのソースパケットヘッダに挿入(設定)する。
【0039】図3は、ソースパケットヘッダにおけるタ
イムスタンプの具体的な構成を説明するための図であ
る。図3に示すように、受信側のデータ出力時間を決定
するためのタイムスタンプは、25ビットで現時刻を表
す。すなわち、タイムスタンプは25ビットで構成さ
れ、下位12ビットがサイクルオフセットCO(cycle-o
ffset)領域、上位13ビットがサイクルカウントCC(c
ycle-count) 領域として割り当てられている。サイクル
オフセットは0〜3071(12b 10111111
1111)の125μsをカウントし(クロックCLK
=24.576MHz)、サイクルカウントは0〜79
99(13b 1111100111111)の1秒を
カウントするものである。したがって、原則として、タ
イムスタンプの下位12ビットは3072以上を示すこ
とはなく、上位13ビットは8000以上を示すことは
ない。
【0040】送信後処理回路107は、FIFO110
に格納されたソースパケットヘッダを含むデータに対し
て図8に示すように、1394ヘッダ、CIPヘッダ
1,2を付加してリンクコア101の送信回路に出力す
る。
【0041】受信前処理回路108は、リンクコア10
1を介してIEEE1394シリアルバスBSを、たと
えば分割されて伝送されてきたアシンクロナス通信用パ
ケットを受けて、受信パケットの1394ヘッダ、CI
Pヘッダ1,2等の内容を解析し、データを復元してソ
ースパケットヘッダとデータをFIFO110に格納す
る。
【0042】受信後処理回路109は、FIFO110
に格納されたソースパケットヘッダのタイムスタンプの
時間データを読み出し、読み出したタイムスタンプデー
タ(TS)とリンクコア101内にあるサイクルタイマ
によるサイクルタイム(CT)を比較し、サイクルタイ
ムCTがタイムスタンプデータTSより大きい場合に
は、FIFO110に格納されているソースパケットヘ
ッダを除くデータをアプリケーションインタフェース回
路103を介し、MPEG用トランスポートストリーム
データとしてMPEGトランスポータ40に出力する。
【0043】次に、ブスリセット時にIEEE1394
シリアルバスBSを伝送されてきたセルフIDパケット
の解析動作について、図4のフローチャートに関連付け
て説明する。
【0044】バスリセットがかかると、各ノードのフィ
ジカル・レイヤ回路20からセルフIDパケットがIE
EE1394シリアルバスBSに伝送される。このと
き、リンク・レイヤ回路10のアシンクロナス通信用F
IFO104の送信用FIFO104aと受信用FIF
O140bとの容量比は3:7となるようにCPU30
により制御される。
【0045】そして、IEEE1394シリアルバスB
Sを伝送されてきたセルフIDパケットは、あるノード
の信号処理回路のフィジカル・レイヤ回路20で受信さ
れ、リンクコア101を介してリゾルバ105に入力さ
れる(S1)。なお、リンクコア101では、IEEE
1394シリアルバスBSを伝送されてくるセルフID
パケットの受信時間が監視されて、セルフIDフェーズ
であるか否かが判断され、リゾルバ105に報知される
(S3)。
【0046】リゾルバ105では、バスリセット時に、
リンクコア101を介してIEEE1394シリアルバ
スBSを伝送されてきた第1番目のセルフIDパケット
を受けてそのギャップカウント値gap-cnt1が検出され
(S2)、その値が保持される。そして、ステップS3
でセルフIDフェーズが終了していないと判断された場
合には、次に受信したセルフIDパケット毎のギャップ
カウント値gap-cntNが検出される(S4,S5)。そし
て、ステップS1において検出した第1番ギャップカウ
ント値gap-cnt1とステップS4で検出したギャップカウ
ント値gap-cntNが比較される(S5)。ステップS5の
比較の結果、等しい場合にはローレベルの信号S105
がCFR111にセットされる(S7)。そして、ステ
ップS3の動作に戻り、以上の動作がステップS3でセ
ルフIDフェーズが終了したと判断されるまで行われ
る。
【0047】一方、ステップS6の比較の結果、第1番
ギャップカウント値gap-cnt1とステップS4で検出した
ギャップカウント値gap-cntNが等しくない場合には、ハ
イレベルの信号S105がCFR111にセットされる
(S8)。この情報はホストインタフェース回路102
を介してCPU30に報知される。そして、CPU30
は、ギャップカウント値が異なる情報を得たことによ
り、たとえば新しいノード(装置)が接続されたものと
してバスリセットをかける。
【0048】また、上述した解析動作を行うリゾルバ1
05により、必要に応じて受信したセルフIDパケット
がFIFO104bに順次格納される。そして、CPU
30によりFIFO104bに格納されセルフIDパケ
ットに基づいてシステムの解析等が行われる。
【0049】また、セルフIDフェーズが終了した場合
には、CPU30により送信用FIFO104aと受信
用FIFO140bとの容量比は1:1となるように制
御され、以降、通常のアシンクロナス通信時が行われ、
送信用FIFO104aにはIEEE1394シリアル
バスBSに伝送させるアシンクロナス通信用パケットが
格納され、受信用FIFO104bにはIEEE139
4シリアルバスBSを伝送されてきたアシンクロナス通
信用パケットが格納される。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、アシンクロナス通信用FIFO104を、1つのR
AMから構成して、送信用FIFO104aと受信用F
IFO140bとの2つの領域に区分けし、送信用FI
FO104aと受信用FIFO140bとの容量比をC
PU30により、たとえば通常のアシンクロナス通信時
には送信用FIFO104aと受信用FIFO140b
との容量比が1:1となるように制御し、特定動作時、
たとえばバスリセット時には送信用FIFO104aと
受信用FIFO140bとの容量比が3:7となるよう
に制御するようにしたので、搭載するLSIのチップ面
積の増加を抑制することができ、また必要に応じて送受
信のFIFOのサイズの容量比を変更することができる
機能は、特定状況で送信あるいは受信用FIFOの領域
を多くとりたいときなどに有効である。
【0051】なお、本実施形態では、FIFO104の
送信用と受信用の記憶領域の境界をCPU30から設定
変更できるようにしたが、たとえば直接外部ピンから制
御する構成、あるいは内部レジスタの設定による構成
等、種々の態様が可能であることはいうまでもない。
【0052】また、本実施形態では、バスリセット時
に、リンクコア101を介してIEEE1394シリア
ルバスBSを伝送されてきた第1番目のセルフIDパケ
ットを受けてそのギャップカウント値gap-cnt1を検出
し、次から受信したセルフIDパケット毎のギャップカ
ウント値gap-cntNを検出して、第1番ギャップカウント
値gap-cnt1と比較して、比較の結果、たとえば等しい場
合にはハイレベルの信号S105でCFR111にセッ
トし、等しくない場合にはローレベルの信号S105で
CFR111にセットするリゾルバ(Resolver)105
を設け、CPU30は、ギャップカウント値が異なる情
報を得たときには、たとえば新しいノード(装置)が接
続されたものとしてバスリセットをかけ、また、検出し
たギャップカウント値もCFR111を介してCPU3
0に報知するようにしたので、回路規模、コストの低減
を図れ、制御系の負荷を軽減できる利点がある。また、
シリアルバスの初期化後の異常状態の検出を高速に行う
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回路規模、の増加を抑制でき、また、送受信用記憶装置
のサイズの容量比を任意に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394シリアルインタフェースに適
用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の一実施
形態を示すブロック構成図である。
【図2】セルフIDパケットのフォーマット例を示す図
である。
【図3】タイムスタンプの具体的な構成を説明するため
の図である。
【図4】バスリセット時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】アイソクロナス通信における1ソースパケット
のバイトサイズを示す図であって、(A)はDVB仕様
時、(B)はDSS仕様時のパケットサイズを示す図で
ある。
【図6】IEEE1394規格のアイソクロナス通信で
データを送信させるときの元のデータと、実際に送信さ
れるパケットとの対応関係の一例を示す図である。
【図7】ソースパケットヘッダのフォーマットを示す図
である。
【図8】アイソクロナス通信用パケットの基本構成例を
示す図である。
【図9】一般的なアシンクナス通信用FIFOの構成例
を説明するするための図である。
【符号の説明】
10…リンク・レイヤ回路、101…リンクコア(Link
Core))、102…ホストインタフェース回路(Host I/
F)、1032…アプリケーションインタフェース回路
(AP I/F) 、104…アシンクロナス通信用FIFO、
送信用FIFO(AT-FIFO)、104b…受信用FIFO
(AR-FIFO)、105…セルフID用リゾルバ(Resolve
r)、106…アイソクロナス通信用送信前処理回路(TXO
ut1)、107…アイソクロナス通信用送信後処理回路(T
XOut2)、108…アイソクロナス通信用受信前処理回路
(TXIn1) 、109…アイソクロナス通信用受信前処理回
路(TXIn2) 、110…アイソクロナス通信用FIFO(I
-FIFO)、111…コンフィギュレーションレジスタ(C
FR)、20…フィジカル・レイヤ回路、30…CP
U、MPEGトランスポータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルインタフェースバスとのデータ
    の送信または受信を一旦記憶手段に格納して行う信号処
    理回路であって、 上記記憶手段は1つの記憶領域を持つ記憶装置からな
    り、所定の領域で、送信データ格納領域と受信データ格
    納領域とに区分けされている信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記送信データ格納領域と受信データ格
    納領域との容量比を特定状況に応じて変更する手段を有
    する請求項1記載の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 上記特定状況は、シリアルインタフェー
    スバスを伝送された各ノードの情報からなるセルフID
    パケットを受信するバスリセット時であり、 上記変更する手段は、上記受信データ格納領域が送信デ
    ータ格納領域より大きくなるように容量比を設定する請
    求項2記載の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 シリアルインタフェースバスとで送受信
    されるデータはアシンクロナスパケットである請求項1
    記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 上記記憶装置は、FIFOメモリである
    請求項1記載の信号処理回路。
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