JPH10283289A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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JPH10283289A
JPH10283289A JP9083143A JP8314397A JPH10283289A JP H10283289 A JPH10283289 A JP H10283289A JP 9083143 A JP9083143 A JP 9083143A JP 8314397 A JP8314397 A JP 8314397A JP H10283289 A JPH10283289 A JP H10283289A
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JP9083143A
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Hisashi Tachibana
久 立花
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アプリケーション側からのデータ要求に即時応
答してデータを送出することができる応答性のよい信号
処理回路を提供する。 【解決手段】FIFO110に格納されたタイムスタン
プの時間データを読み出し、読み出したタイムスタンプ
データ(TS)とサイクルタイマによるサイクルタイム
(CT)を比較し、サイクルタイムCTがタイムスタン
プデータTSより大きい場合には、アプリケーション側
であるMPEGトランスポータ40に読み出し可能信号
を出力し、この読み出し可能信号出力中に、FIFO1
10に格納されているデータを順次にレジスタに先読み
して格納しておき、MPEGトランスポータ40からの
データを要求するデータ要求信号に応じて、即時にレジ
スタに格納した先読みデータを順次にMPEGトランス
ポータ40に出力する受信後処理回路109を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルシリア
ルインターフェースに用いられる信号処理回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア・データ転送のた
めのインターフェースとして、高速データ転送、リアル
タイム転送を実現するIEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronic Engineers) 1394、Hig
h PerformanceSirial Busが規
格化された。
【0003】このIEEE1394シリアルインタフェ
ースのデータ転送には、従来のRequest,Acknoledgeの要
求、受信確認を行うアシンクロナス(Asynchronous) 転
送と、あるノードから125μsに1回必ずデータが送
られるアイソクロナス(Isochronous) 転送がある。
【0004】このように、2つの転送モードを有するI
EEE1394シリアルインタフェースでのデータは、
パケット単位で転送が行われる。
【0005】図5は、アイソクロナス通信における1ソ
ースパケットのバイトサイズを示す図である。図5
(A)はDVB(Digital Video Broadcast) 仕様時、図
5(B)はDSS(Digital Satelite System) 仕様時の
パケットサイズを示している。
【0006】DVB仕様時のソースパケットサイズは、
図5(A)に示すように、4バイトのソースパケットヘ
ッダ(SPH;Source Packet Header)と188バイト
のデータの192バイトである。
【0007】これに対して、DSS仕様時のソースパケ
ットサイズは、図5(B)に示すように、4バイトのソ
ースパケットヘッダ(SPH)、10バイトの付加デー
タ、および130バイトのデータの144バイトであ
る。付加バイトはソースパケットヘッダとデータとの間
に挿入される。なお、IEEE1394規格では、取り
扱う最小データの単位は1クワドレット(quadlet)(=
4バイト=32ビット)であるため、トランスポートス
トリームデータと付加データの合計が32ビット単位で
構成できる設定であることが必要である。ただし、デフ
ォルトでは付加バイトなしで設定される。
【0008】図6は、IEEE1394規格のアイソク
ロナス通信でデータを送信させるときの元のデータと、
実際に送信されるパケットとの対応関係の一例を示す図
である。
【0009】図6に示すように、元のデータであるソー
スパケットは、4バイトのソースパケットヘッダと、デ
ータ長を調整するためのパディングデータを付加された
後、所定の数のデータブロックに分割される。なお、パ
ケットを転送するときのデータの単位が1クワドレット
(4バイト)であることから、データブロックや各種ヘ
ッダなどのバイト長は、全て4の倍数に設定される。
【0010】図7は、ソースパケットヘッダのフォーマ
ットを示す図である。図7に示すように、ソースパケッ
トヘッダのうち、25ビットには、たとえば上述したD
VB方式等のディジタル衛星放送等で利用されているM
PEG(Moving Picture Experts Group)−TS(Transpo
rt Stream)データをアイソクロナス通信で送信するとき
に、ジッタを抑制するために利用されるタイムスタンプ
(TimeStamp)が書き込まれる。
【0011】そして、このようなパケットヘッダやCI
P(Common Isochronous Packet) ヘッダ等のデータが、
所定の数のデータブロックに付加されることによりパケ
ットが生成される。
【0012】図8はアイソクロナス通信用パケットの基
本構成例を示す図である。図8に示すように、アイソク
ロナス通信のパケットは、第1クワドレットが1394
ヘッダ(Header)、第2クワドレットがヘッダCRC(Hea
der-CRC)、第3クワドレットがCIPヘッダ1(CIP-He
ader1)、第4クワドレットがCIPヘッダ2(CIP-Head
er2)、第5クワドレットがソースパケットヘッダ(SP
H)で、第6クワドレット以降がデータ領域である。そ
して、最後のクワドレットがデータCRC(Data-CRC)で
ある。
【0013】1394ヘッダは、データ長を表すdata-l
engt、このパケット転送されるチャネルの番号(0〜6
3のいずれか)を示すchannel 、処理のコードを表すtc
ode、および各アプリケーションで規定される同期コー
ドsyにより構成されている。ヘッダCRCは、パケッ
トヘッダの誤り検出符号である。
【0014】CIPヘッダ1は、送信ノード番号のため
のSID(Source node ID)領域、データブロックの長さ
のためのDBS(Data Block Size) 領域、パケット化に
おけるデータの分割数のためのFN(Fraction Number)
領域、パディグデータのクワドレット数のためのQPC
(Quadlet Padding Count) 領域、ソースパケットヘッダ
の有無を表すフラグのためのSPH領域、アイソクロナ
スパケットの数を検出するカウンタのためのDBC(Da
ta Block Continuty Counter)領域により構成されてい
る。なお、DBS領域は、1アイソクロナスパケットで
転送するクワドレット数を表す。
【0015】CIPヘッダ2は、転送されるデータの種
類を表す信号フォーマットのためのFMT領域、および
信号フォーマットに対応して利用されるFDF(Format
Dependent Field)領域により構成されている。
【0016】SPHヘッダは、トランスポートストリー
ムパケットが到着した軸に固定の遅延値を加えた値が設
定されるタイムスタンプ領域を有している。また、デー
タCRCは、データフィールドの誤り検出符号である。
【0017】上述した構成を有するパケットの送受信を
行うIEEE1394シリアルインタフェースの信号処
理回路は、主としてIEEE1394シリアルバスを直
接ドライブするフィジカル・レイヤ回路と、フィジカル
・レイヤのデータ転送をコントロールするリンク・レイ
ヤ回路とにより構成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば上
述したDVB方式等のディジタル衛星放送等で利用され
ているMPEG−TSデータをアイソクロナス通信で送
信するときに、受信側の信号処理回路では、受信パケッ
トは一旦記憶装置としてのRAMからなるFIFO(Fi
rst-In First-Out)メモリ(以下、単にFIFOとい
う)に格納してから、付加されたタイムスタンプの時間
に応じて、いわゆるアプリケーション側であるMPEG
トランスポータ(Transporter) に読み出し可能信号を出
し、MPEGトランスポータからのデータを要求する信
号に応じて、受信したデータをトランスポートストリー
ムデータとして出力する。
【0019】しかし、現在のIEEE1394シリアル
インタフェースの信号処理回路では、MPEGトランス
ポータからのデータを要求する信号に即時応答してFI
FOに格納されたデータを即時出力することが困難であ
る。
【0020】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、アプリケーション側からのデー
タ要求に即時応答してデータを送出することができる応
答性のよい信号処理回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、あらかじめ決められた時間サイクルでシ
リアルインタフェースバスを送信されるデータを受信し
てアプリケーション側からのデータ要求信号に応答して
アプリケーション側へ当該受信データを出力する信号処
理回路であって、記憶手段と、受信したデータを復元し
上記記憶手段に格納する第1の受信回路と、上記記憶手
段に格納された受信データを、先読みして保持してお
き、上記アプリケーション側からのデータ要求信号に応
答してアプリケーション側へ当該保持データを出力する
第2の受信回路とを有する。
【0022】また、本発明は、受信側で受信データをア
プリケーション側へ出力すべき時間が設定された時間情
報が付加され、かつあらかじめ決められた時間サイクル
でシリアルインタフェースバスを送信されるデータを受
信してアプリケーション側からのデータ要求信号に応答
してアプリケーション側へ当該受信データを出力する信
号処理回路であって、記憶手段と、受信したデータを復
元し時間情報と共に上記記憶手段に格納する第1の受信
回路と、上記記憶手段に格納された時間情報を読み出
し、当該時間情報に基づいて上記アプリケーション側に
読み出し可能信号を出力し、当該読み出し可能信号を出
力中に上記記憶手段に格納されている受信データを読み
出して保持しておき、上記読み出し可能信号に応答した
上記アプリケーション側からのデータ要求信号に応答し
てアプリケーション側へ当該保持データを出力する第2
の受信回路とを有する。
【0023】また、本発明では、上記第2の受信回路
は、記憶手段に格納されたデータを単位幅毎に格納可能
な少なくとも一つの先読みデータ用レジスタを有し、上
記データの先読み時には、当該先読みデータ用レジスタ
に格納データを順次に読み出して保持し、データ要求信
号を受けたときには当該先読みデータ用レジスタに保持
されたデータを先読み順に出力する。
【0024】また、本発明では、時間を計測する計測手
段を有し、上記第2の受信回路は、上記時間情報と上記
計測手段による計測時間値とを比較し、当該計測値が大
きい場合に、上記読み出し可能信号を出力する。
【0025】本発明の信号処理回路によれば、あらかじ
め決められた時間サイクルでシリアルインタフェースバ
スを送信されたデータが第1の受信回路で受信され、こ
こで復元されて記憶手段に格納される。そして、第2の
受信回路で、記憶手段に格納された受信データが、先読
みされて保持され、アプリケーション側からのデータ要
求信号に応答してアプリケーション側へ当該保持データ
が出力される。
【0026】本発明の信号処理回路によれば、受信側で
受信データをアプリケーション側へ出力すべき時間が設
定された時間情報が付加され、あらかじめ決められた時
間サイクルでシリアルインタフェースバスを送信された
データが第1の受信回路で受信され、ここで復元されて
時間情報とともに記憶手段に格納される。そして、第2
の受信回路で、記憶手段に格納された時間情報が読み出
され、たとえば当該時間情報と計測手段による計測時間
値とが比較され、当該計測値が大きい場合に、読み出し
可能信号がアプリケーション側に出力される。アプリケ
ーション側で読み出し可能信号に応答してデータ要求信
号が第2の受信回路に発せられる。第2の受信回路で
は、データ要求信号に応答してアプリケーション側へ当
該保持データが出力される。
【0027】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、IEEE1394シリアルインタフェースに適
用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第1の
実施形態を示すブロック構成図である。
【0028】この信号処理回路は、リンク・レイヤ回路
10、フィジカル・レイヤ回路20、ホストコンピュー
タとしてのCPU30により構成されている。また、4
0はMPEGトランスポータを示している。
【0029】リンク・レイヤ回路10は、CPU30の
制御の下、アシンクロナス転送およびとアイソクロナス
転送の制御、並びにフィジカル・レイヤ回路20の制御
を行う。具体的には、図1に示すように、リンクコア(L
ink Core))101、ホストインタフェース回路(Host I
/F)102、アプリケーションインタフェース回路(AP
I/F) 103、送信用FIFO(AT-FIFO)104a、受
信用FIFO(AR-FIFO)104bからなるアシンクロナ
ス通信用FIFO104、セルフID用リゾルバ(Resol
ver)105、アイソクロナス通信用送信前処理回路(TXO
PRE)106、アイソクロナス通信用送信後処理回路(TXO
PRO)107、アイソクロナス通信用受信前処理回路(TXI
PRE)108、アイソクロナス通信用受信前処理回路(TXI
PRO)109、アイソクロナス通信用FIFO(I-FIFO)1
10、およびコンフィギュレーションレジスタ(Config
uration Register、以下CFRという)111により構
成されている。
【0030】図1の回路おいて、ホストインタフェース
回路102、送信用FIFO104a、アシンクロナス
通信の受信用FIFO104bおよびリンクコア101
によりアシンクロナス通信系回路が構成される。そし
て、アプリケーションインタフェース回路103、送信
前処理回路106、送信後処理回路107、受信前処理
回路108、受信前処理回路109、FIFO110お
よびリンクコア101によりアイソクロナス通信系回路
が構成される。
【0031】リンクコア101は、アシンクロナス通信
用パケットおよびアイソクロナス通信用パケットの送信
回路、受信回路、これらパケットのIEEE1394シ
リアルバスBSを直接ドライブするフィジカル・レイヤ
回路20とのインタフェース回路、125μs毎にリセ
ットされるサイクルタイマ、サイクルモニタやCRC回
路から構成されている。そして、たとえばサイクルタイ
マ等の時間データ等はCFR111を通してアイソクロ
ナス通信系処理回路に供給される。
【0032】ホストインタフェース回路102は、主と
してホストコンピュータとしてのCPU30と送信用F
IFO104a、受信用FIFO104bとのアシンク
ロナス通信用パケットの書き込み、読み出し等の調停、
並びに、CPU30とCFR111との各種データの送
受信の調停を行う。たとえばCPU30からは、アイソ
クロナス通信用パケットのSPH(ソースパケットヘッ
ダ)に設定されるタイムスタンプ用遅延時間Txdelay が
ホストインタフェース102を通してCFR111にセ
ットされる。
【0033】送信用FIFO104aには、IEEE1
394シリアルバスBSに伝送させるアシンクロナス通
信用パケットが格納され、受信用FIFO104bには
IEEE1394シリアルバスBSを伝送されてきたア
シンクロナス通信用パケットが格納される。
【0034】アプリケーションインタフェース回路10
3は、MPEGトランスポータ40とアイソクロナス通
信用送信前処理回路106およびアイソクロナス通信用
受信前処理回路109とのクロック信号や制御信号等を
含むMPEGトランスポートストリームデータの送受信
の調停を行う。
【0035】リゾルバ105は、IEEE1394シリ
アルバスBSを伝送されてきたセルフIDパケットを解
析し、CFR111に格納する。
【0036】送信前処理回路106、アプリケーション
インタフェース回路103を介してMPEGトランスポ
ータ40によるMPEGトランスポートストリームデー
タを受けて、IEEE1394規格のアイソクロナス通
信用としてクワドレット(4バイト)単位にデータ長を
調整し、かつ4バイトのソースパケットヘッダ(SP
H)を付加し、FIFO110に格納する。
【0037】ソースパケットヘッダを付加するときに受
信側のデータ出力時間を決定するタイムスタンプを設定
するが、この設定は以下のように行われる。まず、MP
EGトランスポータ40からパケットの最終データを受
け取ったタイミングで内部のサイクルレジスタの値をラ
ッチする。次に、CPU30からホストインタフェース
102を介してCFR111にセットされた遅延時間Tx
delay を上記サイクルレジスタの値に加算する。そし
て、加算した値をタイムスタンプとして、受け取ったパ
ケットのソースパケットヘッダに挿入(設定)する。
【0038】図2は、タイムスタンプの具体的な構成を
説明するための図である。図2に示すように、受信側の
データ出力時間を決定するためのタイムスタンプは、2
5ビットで現時刻を表す。すなわち、タイムスタンプは
25ビットで構成され、下位12ビットがサイクルオフ
セットCO(cycle-offset)領域、上位13ビットがサイ
クルカウントCC(cycle-count) 領域として割り当てら
れている。サイクルオフセットは0〜3071(12b
101111111111)の125μsをカウント
し(クロックCLK=24.576MHz)、サイクル
カウントは0〜7999(13b 111110011
1111)の1秒をカウントするものである。したがっ
て、原則として、タイムスタンプの下位12ビットは3
072以上を示すことはなく、上位13ビットは800
0以上を示すことはない。
【0039】送信後処理回路107は、FIFO110
に格納されたソースパケットヘッダを含むデータに対し
て図8に示すように、1394ヘッダ、CIPヘッダ
1,2を付加してリンクコアの送信回路に出力する。
【0040】受信前処理回路108は、リンクコア10
1を介してIEEE1394シリアルバスBSを伝送さ
れてきたアシンクロナス通信用パケットを受けて、受信
パケットの1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2等の内
容を解析し、データを復元してソースパケットヘッダと
データをFIFO110に格納する。
【0041】受信後処理回路109は、FIFO110
に格納されたソースパケットヘッダのタイムスタンプの
時間データを読み出し、読み出したタイムスタンプデー
タ(TS)とリンクコア101内にあるサイクルタイマ
によるサイクルタイム(CT)を比較し、サイクルタイ
ムCTがタイムスタンプデータTSより大きい場合に
は、アプリケーション側であるMPEGトランスポータ
40に読み出し可能信号を出し、この読み出し可能信号
出力中に、FIFO110に格納されているソースパケ
ットヘッダを除くデータを、たとえば3クワドレットを
一組として順次にレジスタに先よ読みして格納してお
き、MPEGトランスポータ40からのデータを要求す
るデータ要求信号に応じて、即時にレジスタに格納した
先読みデータをトランスポートストリームデータとして
順次にアプリケーションインタフェース回路103を介
し、MPEGトランスポータ40に出力する。
【0042】図3に、受信後処理回路109におけるデ
ータ先読み回路の構成例を示す。このデータ先読み回路
は、フリップフロップからなるレジスタ群REG11〜
REG13、カウンタCT11、およびスイッチ回路S
W11により構成されている。なお、各レジスタ群RE
G11〜REG13は、実際は、1クワドレットの各ビ
ットに対応して32個ずつ並列に接続されるが、図3で
は図面の簡単化のために、それぞれ1個のみを図示して
いる。
【0043】レジスタ群11は、FIFO110に格納
された第1番目のクワドレットの32ビットの第1デー
タDT1を、図4に示すように、第1イネーブル信号E
N1の立ち上がりのタイミングでラッチする。レジスタ
群12は、FIFO110に格納された第2番目のクワ
ドレットの32ビットの第2データDT2を、図4に示
すように、第2イネーブル信号EN2の立ち上がりのタ
イミングでラッチする。レジスタ群13は、FIFO1
10に格納された第2番目のクワドレットの32ビット
のデータDT3を、図4に示すように、第3イネーブル
信号EN3の立ち上がりのタイミングでラッチする。そ
して、レジスタ群REG11の出力はスイッチ回路SW
11の入力端子aに接続され、レジスタ群REG12の
出力はスイッチ回路SW11の入力端子bに接続され、
レジスタ群REG13の出力はスイッチ回路SW11の
入力端子cに接続されている。
【0044】カウンタCT11は、初期状態で2ビット
データ「00」をスイッチ回路SW11に出力し、アプ
リケーションインタフェース回路103からの先読みデ
ータ出力完了信号SOCを入力する毎に1ずつカウント
アップし、そして、たとえば第3データDT3を読み出
したことを示す第3データ読み出し信号RD3を受ける
と初期値「0」をロードする。したがって、カウンタC
T11は、値「0」,「1」,「2」を順にとり、その
出力は順に「00」,「01」,「10」を繰り返すこ
とになる。
【0045】スイッチ回路SW11は、カウンタ11の
出力信号SCTを、値「00」で受けると出力端子dに
出力端子aを接続し、値「01」で受けると出力端子d
に出力端子bを接続し、値「10」で受けると出力端子
dに出力端子cを接続する。したがって、データ先読み
回路では、第4データがある場合にはレジスタ群REG
11に格納され、同様に、第5データがある場合にはレ
ジスタ群REG12に格納され、第6データがある場合
にはレジスタ群REG13に格納され、カウンタCT1
1の出力信号SCTの値に応じて順次に出力される。
【0046】次に、IEEE1394シリアルバスBS
を伝送されてきたアイソクロナス通信用パケットを受信
した場合の動作を説明する。
【0047】IEEE1394シリアルバスBSを伝送
されてきたアイソクロナス通信用パケットは、リンクコ
ア101を介して受信前処理回路108に入力される。
受信前処理回路108では、受信パケットの1394ヘ
ッダ、CIPヘッダ1,2等の内容が解析され、データ
が復元されてソースパケットヘッダとデータがFIFO
110に書き込まれる。
【0048】受信後処理回路109においては、FIF
O110に格納されたソースパケットヘッダのタイムス
タンプの時間データが読み出され、読み出されたタイム
スタンプデータ(TS)とリンクコア101内にあるサ
イクルタイマによるサイクルタイム(CT)とが比較さ
れる。比較の結果、サイクルタイムCTがタイムスタン
プデータTSより大きい場合には、アプリケーション側
であるMPEGトランスポータ40に読み出し可能信号
が出力される。そして、この読み出し可能信号中に、F
IFO110に格納されているソースパケットヘッダを
除くデータが、3クワドレットを一組として順次に先読
みレジスタ群REG11〜REG13に順次に先読みさ
れて格納され、この状態で待機する。
【0049】そして、MPEGトランスポータ40から
のデータを要求するデータ要求信号に応じて、カウンタ
CT11でMPEGトランスポータ40へ送るタイミン
グでカウンタCT11の値「00」がロードされる。こ
れにより、スイッチ回路SW11では、出力端子dに入
力端子aが接続され、レジスタ群REG11に格納され
ていた第1データDT1が即時にトランスポートストリ
ームデータとしてアプリケーションインタフェース回路
103を介し、MPEGトランスポータ40に出力され
る。カウンタCT11では、アプリケーションインタフ
ェース回路103からの先読みデータ出力完了信号SO
Cが入力されると、1だけカウントアップされ、その値
は「01」になる。これにより、スイッチ回路SW11
では、出力端子dに入力端子bが接続され、レジスタ群
REG12に格納されていた第2データDT2が即時に
トランスポートストリームデータとしてアプリケーショ
ンインタフェース回路103を介し、MPEGトランス
ポータ40に出力される。そして、カウンタCT11で
は、アプリケーションインタフェース回路103からの
次の先読みデータ出力完了信号SOCが入力されると、
さらに1だけカウントアップされその値は「10」にな
る。これにより、スイッチ回路SW11では、出力端子
dに入力端子cが接続され、レジスタ群REG13に格
納されていた第3データDT3が即時にトランスポート
ストリームデータとしてアプリケーションインタフェー
ス回路103を介し、MPEGトランスポータ40に出
力される。カウンタCT11においては、第3データD
T3が読み出されたことを示す第3データ読み出し信号
RD3が入力さると初期値「0」がロードされる。した
がって、カウンタCT11は、値「0」,「1」,
「2」を順にとり、その出力は順に「00」,「0
1」,「10」を繰り返すことになる。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、FIFO110に格納されたソースパケットヘッダ
のタイムスタンプの時間データを読み出し、読み出した
タイムスタンプデータ(TS)とリンクコア101内に
あるサイクルタイマによるサイクルタイム(CT)を比
較し、サイクルタイムCTがタイムスタンプデータTS
より大きい場合には、アプリケーション側であるMPE
Gトランスポータ40に読み出し可能信号を出力し、こ
の読み出し可能信号出力中に、FIFO110に格納さ
れているソースパケットヘッダを除くデータを、たとえ
ば3クワドレットを一組として順次にレジスタに先よ読
みして格納しておき、MPEGトランスポータ40から
のデータを要求するデータ要求信号に応じて、即時にレ
ジスタに格納した先読みデータをトランスポートストリ
ームデータとして順次にアプリケーションインタフェー
ス回路103を介し、MPEGトランスポータ40に出
力する受信後処理回路109を設けたので、アプリケー
ション側からのデータ要求に即時応答してデータを送出
することができる応答性のよい信号処理回路を実現でき
る。
【0051】なお、データ格納レジスタ群の数は必要に
応じて増減可能であり、カウンタCT11のビット数は
レジスタ群の数によって増減することがいうまでもな
い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アプリケーション側からのデータ要求に即時応答してデ
ータを送出することができる応答性のよい信号処理回路
を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394シリアルインタフェースに適
用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第1の
実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】タイムスタンプの具体的な構成を説明するため
の図である。
【図3】本発明に係るデータ先読み回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図3の回路のデータの先読みタイミングを説明
するための図である。
【図5】アイソクロナス通信における1ソースパケット
のバイトサイズを示す図であって、(A)はDVB仕様
時、(B)はDSS仕様時のパケットサイズを示す図で
ある。
【図6】IEEE1394規格のアイソクロナス通信で
データを送信させるときの元のデータと、実際に送信さ
れるパケットとの対応関係の一例を示す図である。
【図7】ソースパケットヘッダのフォーマットを示す図
である。
【図8】アイソクロナス通信用パケットの基本構成例を
示す図である。
【符号の説明】
10…リンク・コア回路、101…リンクコア(Link Co
re))、102…ホストインタフェース回路(Host I/
F)、1032…アプリケーションインタフェース回路
(AP I/F) 、104…アシンクロナス通信用FIFO、
送信用FIFO(AT-FIFO)、104b…受信用FIFO
(AR-FIFO)、105…セルフID用リゾルバ(Resolve
r)、106…アイソクロナス通信用送信前処理回路(TXO
ut1)、107…アイソクロナス通信用送信後処理回路(T
XOut2)、108…アイソクロナス通信用受信前処理回路
(TXIn1) 、109…アイソクロナス通信用受信前処理回
路(TXIn2) 、110…アイソクロナス通信用FIFO(I
-FIFO)、111…コンフィギュレーションレジスタ(C
FR)、20…フィジカル・レイヤ回路、30…CP
U、40…MPEGトランスポータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図7】
【図1】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ決められた時間サイクルでシ
    リアルインタフェースバスを送信されるデータを受信し
    てアプリケーション側からのデータ要求信号に応答して
    アプリケーション側へ当該受信データを出力する信号処
    理回路であって、 記憶手段と、 受信したデータを復元し上記記憶手段に格納する第1の
    受信回路と、 上記記憶手段に格納された受信データを、先読みして保
    持しておき、上記アプリケーション側からのデータ要求
    信号に応答してアプリケーション側へ当該保持データを
    出力する第2の受信回路とを有する信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記第2の受信回路は、記憶手段に格納
    されたデータを単位幅毎に格納可能な少なくとも一つの
    先読みデータ用レジスタを有し、上記データの先読み時
    には、当該先読みデータ用レジスタに格納データを順次
    に読み出して保持し、データ要求信号を受けたときには
    当該先読みデータ用レジスタに保持されたデータを先読
    み順に出力する請求項1記載の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 上記送信データはIEEE1394規格
    のアイソクロナス転送で行われる請求項1記載の信号処
    理回路。
  4. 【請求項4】 受信側で受信データをアプリケーション
    側へ出力すべき時間が設定された時間情報が付加され、
    かつあらかじめ決められた時間サイクルでシリアルイン
    タフェースバスを送信されるデータを受信してアプリケ
    ーション側からのデータ要求信号に応答してアプリケー
    ション側へ当該受信データを出力する信号処理回路であ
    って、 記憶手段と、 受信したデータを復元し時間情報と共に上記記憶手段に
    格納する第1の受信回路と、 上記記憶手段に格納された時間情報を読み出し、当該時
    間情報に基づいて上記アプリケーション側に読み出し可
    能信号を出力し、当該読み出し可能信号を出力中に上記
    記憶手段に格納されている受信データを読み出して保持
    しておき、上記読み出し可能信号に応答した上記アプリ
    ケーション側からのデータ要求信号に応答してアプリケ
    ーション側へ当該保持データを出力する第2の受信回路
    とを有する信号処理回路。
  5. 【請求項5】 上記第2の受信回路は、記憶手段に格納
    されたデータを単位幅毎に格納可能な少なくとも一つの
    先読みデータ用レジスタを有し、上記データの先読み時
    には、当該先読みデータ用レジスタに格納データを順次
    に読み出して保持し、データ要求信号を受けたときには
    当該先読みデータ用レジスタに保持されたデータを先読
    み順に出力する請求項4記載の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 時間を計測する計測手段を有し、 上記第2の受信回路は、上記時間情報と上記計測手段に
    よる計測時間値とを比較し、当該計測値が大きい場合
    に、上記読み出し可能信号を出力する請求項4記載の信
    号処理回路。
  7. 【請求項7】 上記送信データはIEEE1394規格
    のアイソクロナス転送で行われる請求項4記載の信号処
    理回路。
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