JPH10284433A - レーザアニール装置およびレーザアニール方法 - Google Patents

レーザアニール装置およびレーザアニール方法

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JPH10284433A
JPH10284433A JP9119597A JP9119597A JPH10284433A JP H10284433 A JPH10284433 A JP H10284433A JP 9119597 A JP9119597 A JP 9119597A JP 9119597 A JP9119597 A JP 9119597A JP H10284433 A JPH10284433 A JP H10284433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板上に形成されたアモルファスシリコン膜等
の膜厚が基板毎にばらついても、基板間において特性の
ばらつきがないレーザアニール膜が得られるレーザアニ
ール装置及び方法を提供する。 【解決手段】レーザ光源10と、光学系20と、顕微ラ
マン分光分析器32と、この顕微ラマン分光分析器32
からの信号が入力され、その信号に応じて、レーザ光源
10の発振器15または光学系20のビーム径を制御し
て試料50に照射されるレーザ光11のエネルギを制御
する制御手段40と、を備え、試料毎に結晶化状態を測
定して、試料毎にレーザ光11の照射エネルギを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザアニール装置
およびレーザアニール方法に関し、特に半導体薄膜のレ
ーザアニール装置およびレーザアニール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路や液晶表示素子を製造す
る際に、レーザアニール装置を用いてシリコン基板やガ
ラス基板上に形成されたアモルファスシリコン膜やポリ
シリコン膜をレーザーアニールすることが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリコン基板やガラス
基板上に形成されたアモルファスシリコン膜やポリシリ
コン膜の膜厚は基板毎にばらつくので、同じ照射エネル
ギで複数の基板上に形成されたアモルファスシリコン膜
やポリシリコン膜をレーザーアニールすると、アニール
されたシリコン膜の特性が基板毎にばらついてしまうと
いう問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、シリコン基板や
ガラス基板上に形成されたアモルファスシリコン膜やポ
リシリコン膜の膜厚が基板毎にばらついても、基板間に
おいてばらつきがなく均一な特性のレーザアニールされ
たシリコン膜が得られるレーザアニール装置およびレー
ザアニール方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、レー
ザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を被アニール
膜に導く光学系と、前記被アニール膜の結晶化状態を測
定する測定手段と、前記被アニール膜に照射されるレー
ザ光の照射エネルギを制御する制御手段と、を備えるこ
とを特徴とするレーザアニール装置が提供される。
【0006】アモルファスシリコン膜やポリシリコン膜
等の被アニール膜は、その膜厚によって最適なレーザ光
の照射エネルギが異なる。この請求項1のレーザアニー
ル装置を使用すれば、被アニール膜の結晶化状態を測定
することが可能であるので、予め所定の箇所にレーザ光
を照射してその箇所をレーザアニールし測定手段により
その箇所の結晶化状態を測定し、その測定された結晶化
状態に応じて制御手段により被アニール膜に照射される
レーザ光の照射エネルギを制御して、レーザアニールを
行うことにより、たとえアモルファスシリコン膜やポリ
シリコン膜等の被アニール膜の膜厚が基板毎にばらつい
ても、基板間においてばらつきがなく均一な特性のレー
ザアニール膜が得られる。
【0007】また、請求項2によれば、、前記測定手段
が顕微ラマン分光分析手段であることを特徴とする請求
項1記載のレーザアニール装置が提供される。
【0008】また、請求項3によれば、前記制御手段
が、測定された前記結晶化状態に応じて前記レーザ光の
照射エネルギを制御可能な制御手段であることを特徴と
する請求項1または2記載のレーザアニール装置が提供
される。
【0009】また、請求項4によれば、レーザ光源と、
前記レーザ光源からのレーザ光を被アニール膜に導く光
学系と、前記被アニール膜の膜厚を測定する測定手段
と、前記被アニール膜に照射されるレーザ光の照射エネ
ルギを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする
レーザアニール装置が提供される。
【0010】アモルファスシリコン膜やポリシリコン膜
等の被アニール膜は、その膜厚によって最適なレーザ光
の照射エネルギが異なるが、この請求項4のレーザアニ
ール装置を使用すれば、被アニール膜の膜厚を測定する
ことが可能であるので、予め被アニール膜の膜厚を測定
し、その測定された膜厚に応じて制御手段により被アニ
ール膜に照射されるレーザ光の照射エネルギを制御し
て、レーザアニールを行うことにより、たとえアモルフ
ァスシリコン膜やポリシリコン膜等の被アニール膜の膜
厚が基板毎にばらついても、基板間においてばらつきが
なく均一な特性のレーザアニール膜が得られる。
【0011】また、請求項5によれば、前記測定手段が
エリプソメータであることを特徴とする請求項4記載の
レーザアニール装置が提供される。
【0012】また、請求項6によれば、前記制御手段
が、測定された前記膜厚に応じて前記レーザ光の照射エ
ネルギを制御可能な制御手段であることを特徴とする請
求項4または5記載のレーザアニール装置が提供され
る。
【0013】また、請求項7によれば、基板上に形成さ
れた被アニール膜の第1の所定の領域にレーザ光源から
のレーザ光を照射して前記第1の所定の領域をレーザア
ニールする工程と、前記第1の所定の領域の結晶化状態
を測定する工程と、前記測定された結晶化状態に応じて
前記レーザ光源からのレーザ光の照射エネルギを制御
し、前記照射エネルギが制御された前記レーザ光を、前
記被アニール膜の第2の所定の領域であって前記第1の
所定の領域とは異なる前記第2の所定の領域に照射して
前記被アニール膜をアニールする工程と、を備えること
を特徴とするレーザアニール方法が提供される。
【0014】アモルファスシリコン膜やポリシリコン膜
等の被アニール膜は、その膜厚によって最適なレーザ光
の照射エネルギが異なるが、この請求項7のレーザアニ
ール方法を使用すれば、予め第1の領域にレーザ光を照
射してその領域をレーザアニールしてその領域の結晶化
状態を測定し、その測定された結晶化状態に応じて被ア
ニール膜に照射されるレーザ光の照射エネルギを制御し
て、レーザアニールを行うので、アモルファスシリコン
膜やポリシリコン膜等の被アニール膜の膜厚が基板毎に
ばらついても、基板間においてばらつきがなく均一な特
性のレーザアニール膜が得られる。
【0015】また、請求項8によれば、基板上に形成さ
れた被アニール膜の第1の所定の領域の複数箇所に、複
数の異なる照射エネルギでレーザ光源からのレーザ光を
それぞれ照射して前記第1の所定の領域の前記複数箇所
をそれぞれレーザアニールする工程と、前記第1の所定
の領域の前記複数箇所の結晶化状態をそれぞれ測定する
工程と、前記測定された前記複数箇所のそれぞれ複数の
結晶化状態のうちから最適の結晶化状態のものを選択
し、前記最適の結晶化状態を得る際に用いた前記照射エ
ネルギで、前記レーザ光を、前記被アニール膜の第2の
所定の領域であって前記第1の所定の領域とは異なる前
記第2の所定の領域に照射して前記被アニール膜をアニ
ールする工程と、を備えることを特徴とする請求項7記
載のレーザアニール方法が提供される。
【0016】また、請求項9によれば、前記第1の所定
の領域の結晶化状態の測定が、顕微ラマン分光分析法を
用いて行われることを特徴とする請求項7または8記載
のレーザアニール方法が提供される。
【0017】また、請求項10によれば、前記結晶化状
態の測定が、前記基板毎に行われることを特徴とする請
求項7乃至9のいずれかに記載のレーザアニール方法が
提供される。
【0018】また、請求項11によれば、基板上に形成
された被アニール膜の膜厚を測定する工程と、前記測定
された膜厚に応じてレーザ光源からのレーザ光の照射エ
ネルギを制御し、前記照射エネルギが制御された前記レ
ーザ光を、前記被アニール膜に照射して前記被アニール
膜をアニールする工程と、を備えることを特徴とするレ
ーザアニール方法が提供される。
【0019】アモルファスシリコン膜やポリシリコン膜
等の被アニール膜は、その膜厚によって最適なレーザ光
の照射エネルギが異なるが、この請求項11のレーザア
ニール方法を使用すれば、予め被アニール膜の膜厚を測
定し、その測定された膜厚に応じて被アニール膜に照射
されるレーザ光の照射エネルギを制御して、レーザアニ
ールを行うので、アモルファスシリコン膜やポリシリコ
ン膜等の被アニール膜の膜厚が基板毎にばらついても、
基板間においてばらつきがなく均一な特性のレーザアニ
ール膜が得られる。
【0020】また、請求項12によれば、前記被アニー
ル膜の膜厚の測定が、エリプソメータを用いて行われる
ことを特徴とする請求項11記載のレーザアニール方法
が提供される。
【0021】また、請求項13によれば、前記膜厚の測
定が、前記基板毎に行われることを特徴とする請求項1
1または12記載のレーザアニール方法が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する (第1の実施の形態)この第1の実施の形態では、顕微
ラマン分光分析法を使用して結晶化状態を測定し、その
測定された結晶化状態に応じてガラス基板上に形成され
たアモルファスシリコン膜をレーザアニールする方法を
説明する。
【0023】図1は、本実施の形態のレーザアニール装
置を説明するための図である。図2は、本実施の形態に
用いる顕微ラマン装置の構成を示す図である。このレー
ザアニール装置は、レーザ光源10と、光学系20と、
被アニール膜の結晶化状態を測定するための測定手段3
0と、この測定手段30からの信号が入力され、その入
力信号に応じて、レーザ光源10の発振器15または光
学系20のビーム径を制御可能な制御手段40とを備え
ている。
【0024】本実施の形態では、レーザ光源10として
XeCLエキシマーレーザ光源を使用した。また、本実
施の形態では、被アニール膜の結晶化状態を測定するた
めの測定手段30として、顕微ラマン分光分析器32を
使用した。
【0025】レーザ光源10からのレーザ光11は、光
学系20によって、所望の光強度分布を有する光束とな
った後に、試料50上に照射される。顕微ラマン分光分
析器32はArレーザ光源34と検出器36とを備え、
Arレーザ光を試料50に照射して、試料50から散乱
されるラマン信号を検出器36によって検出するように
構成されている。また、制御手段40には、この顕微ラ
マン分光分析器32からの信号が入力され、その信号に
応じて、この制御手段40は、レーザ光源10の発振器
15の出力を制御する。この制御手段40は、ホモジナ
イザ等のビーム径を制御することにより光学系20の光
束のビーム径を制御することもできる。この他、この制
御手段40は、試料50に照射されるエネルギーを減衰
させる機能を有するアッテネーターの減衰量を制御する
ようにすることもできる。このアッテネーターの例とし
ては、透過率の異なる複数の部分透過ミラーを備えこの
部分ミラーを選択して光路に挿入するもの、ハーフミラ
ーを光路に挿入しこのハーフミラーと光束との角度を変
えるもの、偏光板を光路に挿入しその偏光軸の方向を変
えるもの、等を用いることができる。このようにしてレ
ーザ光源10の発振器15を制御する、光学系20のビ
ーム径を制御する、等の手段を用いることにより、試料
50に照射されるエキシマレーザの照射エネルギを試料
50に応じた強度にすることができる。
【0026】次に、本実施の形態のレーザアニール装置
100の操作を、試料50として、その表面にアモルフ
ァスシリコン膜がLPCVD等により形成されたガラス
基板を使用した場合を例にとって説明する。
【0027】まず、アモルファスシリコン膜の素子を作
製しない領域内の複数のテスト箇所に、XeCLエキシ
マレーザ光を照射して、複数のテスト箇所をそれぞれレ
ーザアニールする。この際、前述したようにレーザ光源
10の発振器15を制御する、ホモジナイザ20のビー
ム径を制御する、等の手段を用いることによって、照射
するエキシマレーザ光の照射エネルギをテスト箇所毎に
変化させる。
【0028】そして、次に、顕微ラマン分光分析器32
によって、複数のテスト箇所のそれぞれの結晶化状態を
測定する。本実施例においては、アモルファスシリコン
膜中に含まれている結晶の割合(結晶成分比)を求め
た。
【0029】次に、このようにして求めた結晶成分比の
うち、最適な値を示すXeCLエキシマレーザ光11の
照射条件を求め、その条件をフィードバックして、制御
手段40によってレーザ光源10の発振器15を制御し
て、アモルファスシリコン膜に照射されるXeCLエキ
シマレーザの照射エネルギをそのアモルファスシリコン
膜に応じた強度に制御して、アモルファスシリコン膜の
素子を形成する領域をレーザアニールする。または、制
御手段40によって、ホモジナイザのビーム径を制御す
ることにより光学系20の光束のビーム径を制御して、
アモルファスシリコン膜に照射されるXeCLエキシマ
レーザの照射エネルギをそのアモルファスシリコン膜に
応じた強度に制御して、アモルファスシリコン膜の素子
を形成する領域をレーザアニールする。
【0030】上記操作を、ガラス基板毎に繰り返すこと
により、ガラス基板上のアモルファスシリコン膜の膜厚
がガラス基板毎にばらついても、ガラス基板間において
ばらつきがなく均一な特性のレーザアニール膜が得られ
る。
【0031】(第2の実施の形態)この第2の実施の形
態では、エリプソメトリを利用してガラス基板上に形成
されたアモルファスシリコン膜の膜厚を測定し、その測
定された膜厚に応じてガラス基板のアモルファスシリコ
ン膜をレーザアニールする方法を説明する。
【0032】図3は、本実施の形態のレーザアニール装
置を説明するための図である。図4は、本実施の形態に
用いられるエリプソメータの構成を示す図である。この
レーザアニール装置は、レーザ光源10と、光学系20
と、エリプソメータ62と、エリプソメータ62からの
信号が入力され、その入力信号に応じて、レーザ光源1
0の発振器15または光学系20のビーム径を制御可能
な制御手段70と、を備えている。
【0033】本実施の形態では、レーザ光源10として
XeCLエキシマーレーザ光源を使用した。また、本実
施の形態では、膜厚測定手段60としてエリプソメータ
62を使用した。
【0034】レーザ光源10からのレーザ光11は、光
学系20によって、所望の光強度分布を有する光束とな
った後に、試料50上に照射される。エリプソメータ6
0は白色光源64と検出器66を備え、白色光から分光
された光を試料50に照射して、試料50からの反射さ
れる光を反射角度毎に検出してその試料の膜厚を測定す
るように構成されている。また、制御手段70には、こ
のエリプソメータ60からの信号が入力され、その信号
に応じて、この制御手段70は、レーザ光源10の発振
器15の出力を制御する。この制御手段70は、ホモジ
ナイザのビーム径を制御することにより光学系20の光
束のビーム径を制御することもできる。この他、試料5
0に照射されるエネルギーを減衰させる機能を有するア
ッテネーターの減衰量を制御することによっても本実施
例と同様な効果がある。このようにしてレーザ光源10
の発振器15を制御する、ホモジナイザ20のビーム径
を制御する、等の手段を用いることにより、試料50に
照射されるエキシマレーザの照射エネルギを試料50に
応じた強度にすることができる。
【0035】次に、本実施の形態のレーザアニール装置
の操作を、試料50として、その表面にアモルファスシ
リコン膜がLPCVD等により形成されたガラス基板を
使用した場合を例にとって説明する。
【0036】まず、ガラス基板上のアモルファスシリコ
ン膜の膜厚をエリプソメータ60により測定する。
【0037】次に、このようにして求めた膜厚によって
XeCLエキシマレーザ光11の照射条件を求め、その
条件をフィードバックして、制御手段70によってレー
ザ光源10の発振器15を制御して、アモルファスシリ
コン膜に照射されるXeCLエキシマレーザの照射エネ
ルギをそのアモルファスシリコン膜に応じた強度に制御
して、アモルファスシリコン膜の素子を形成する領域を
レーザアニールする。または、または制御手段70によ
って、ホモジナイザのビーム径を制御することにより光
学系20の光束のビーム径を制御して、アモルファスシ
リコン膜に照射されるXeCLエキシマレーザの照射エ
ネルギをそのアモルファスシリコン膜に応じた強度に制
御して、アモルファスシリコン膜の素子を形成する領域
をレーザアニールする。
【0038】上記操作を、ガラス基板毎に繰り返すこと
により、ガラス基板上のアモルファスシリコン膜の膜厚
がガラス基板毎にばらついても、ガラス基板間において
ばらつきがなく均一な特性のレーザアニール膜が得られ
る。
【0039】なお、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、試料50としてアモルファスシリコン膜が形
成されたガラス基板を使用したが、試料50としてポリ
シリコン膜が形成された半導体Siウェーハ等を用いる
こともできる。
【0040】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、XeCLエキシマーレーザを用いたが、レー
ザ光源10として、その他KrFエキシマーレーザ、A
rFエキシマーレーザ、その他のエキシマーレーザを用
いることもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、シリコン基板やガラス
基板上に形成されたアモルファスシリコン膜やポリシリ
コン膜等の被アニール膜の膜厚が基板毎にばらついて
も、基板間においてばらつきがなく均一な特性のレーザ
アニールされたシリコン膜等のアニール膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のレーザアニール装置を説明
するための図。
【図2】弟1の実施の形態に用いられる顕微ラマン分光
分析器の構成を示す図。
【図3】第2の実施の形態のレーザアニール装置を説明
するための図。
【図4】弟2の実施の形態に用いられるエリプソメータ
の構成を示す図。
【符号の説明】
10…レーザ光源 11…レーザ光 15…発振器 20…光学系 22…ホモジナイザ 30…結晶化状態測定手段 32…顕微ラマン分光分析器 34…Arレーザ光源 36…検出器 40…制御手段 50…試料 60…膜厚測定手段 62…エリプソメータ 64…光源 66…検出器 70…制御手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源(10)と、 前記レーザ光源からのレーザ光を被アニール膜に導く光
    学系(20)と、 前記被アニール膜の結晶化状態を測定する測定手段(3
    0)と、 前記被アニール膜に照射されるレーザ光の照射エネルギ
    を制御する制御手段(40)と、 を備えることを特徴とするレーザアニール装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のレーザアニール装置におい
    て、 前記測定手段が顕微ラマン分光分析手段(32)である
    ことを特徴とするレーザアニール装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のレーザアニール装置
    において、 前記制御手段が、測定された前記結晶化状態に応じて前
    記レーザ光の照射エネルギを制御可能な制御手段である
    ことを特徴とするレーザアニール装置。
  4. 【請求項4】レーザ光源(10)と、 前記レーザ光源からのレーザ光を被アニール膜に導く光
    学系(20)と、 前記被アニール膜の膜厚を測定する測定手段(60)
    と、 前記被アニール膜に照射されるレーザ光の照射エネルギ
    を制御する制御手段(70)と、 を備えることを特徴とするレーザアニール装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のレーザアニール装置におい
    て、 前記測定手段がエリプソメータ(62)であることを特
    徴とするレーザアニール装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載のレーザアニール装置
    において、 前記制御手段が、測定された前記膜厚に応じて前記レー
    ザ光の照射エネルギを制御可能な制御手段であることを
    特徴とするレーザアニール装置。
  7. 【請求項7】基板上に形成された被アニール膜の第1の
    所定の領域にレーザ光源からのレーザ光を照射して前記
    第1の所定の領域をレーザアニールする工程と、 前記第1の所定の領域の結晶化状態を測定する工程と、 前記測定された結晶化状態に応じて前記レーザ光源から
    のレーザ光の照射エネルギを制御し、前記照射エネルギ
    が制御された前記レーザ光を、前記被アニール膜の第2
    の所定の領域であって前記第1の所定の領域とは異なる
    前記第2の所定の領域に照射して前記被アニール膜をア
    ニールする工程と、 を備えることを特徴とするレーザアニール方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載のレーザアニール方法におい
    て、 基板上に形成された被アニール膜の第1の所定の領域の
    複数箇所に、複数の異なる照射エネルギでレーザ光源か
    らのレーザ光をそれぞれ照射して前記第1の所定の領域
    の前記複数箇所をそれぞれレーザアニールする工程と、 前記第1の所定の領域の前記複数箇所の結晶化状態をそ
    れぞれ測定する工程と、 前記測定された前記複数箇所のそれぞれの結晶化状態の
    うちから最適の結晶化状態のものを選択し、前記最適の
    結晶化状態を得る際に用いた前記照射エネルギで、前記
    レーザ光を、前記被アニール膜の第2の所定の領域であ
    って前記第1の所定の領域とは異なる前記第2の所定の
    領域に照射して前記被アニール膜をアニールする工程
    と、 を備えることを特徴とするレーザアニール方法。
  9. 【請求項9】請求項7又は8記載のレーザアニール方法
    において、 前記第1の所定の領域の結晶化状態の測定が、顕微ラマ
    ン分光分析法を用いて行われることを特徴とするレーザ
    アニール方法。
  10. 【請求項10】請求項7乃至9のいずれかに記載のレー
    ザアニール方法において、 前記結晶化状態の測定が、前記基板毎に行われることを
    特徴とするレーザアニール方法。
  11. 【請求項11】基板上に形成された被アニール膜の膜厚
    を測定する工程と、 前記測定された膜厚に応じてレーザ光源からのレーザ光
    の照射エネルギを制御し、前記照射エネルギが制御され
    た前記レーザ光を、前記被アニール膜に照射して前記被
    アニール膜をアニールする工程と、 を備えることを特徴とするレーザアニール方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載のレーザアニール方法に
    おいて、 前記被アニール膜の膜厚の測定が、エリプソメータを用
    いて行われることを特徴とするレーザアニール方法。
  13. 【請求項13】請求項11又は12記載のレーザアニー
    ル方法において、 前記膜厚の測定が、前記基板毎に行われることを特徴と
    するレーザアニール方法。
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