JPH10284344A - 可変コンデンサ及びその調整方法 - Google Patents

可変コンデンサ及びその調整方法

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JPH10284344A
JPH10284344A JP9351497A JP9351497A JPH10284344A JP H10284344 A JPH10284344 A JP H10284344A JP 9351497 A JP9351497 A JP 9351497A JP 9351497 A JP9351497 A JP 9351497A JP H10284344 A JPH10284344 A JP H10284344A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
input
variable capacitor
output
forming portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP9351497A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Higashiyama
嘉紀 東山
Yoshifumi Morimoto
▲吉▼文 森本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH10284344A publication Critical patent/JPH10284344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各種電子機器に用いられる可変コ
ンデンサ及びその調整方法に関するものであり、効率良
く容量調整することの出来る可変コンデンサを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 外部電極3の内部電極1と対向する部分
を容量形成部8として、この容量形成部8と第2の入出
力電極7との間に積層体5が露出した非電極形成部10
を設けた構成としたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる可変コンデンサ及びその調整方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の可変コンデンサは、積層体の内層
に設けられた内部電極と、積層体の表面に設けられた外
部電極とが対向することで容量を形成し、この外部電極
を除去していくことで、その容量を調整するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような可変コンデ
ンサにおいては、内部電極と対向する外部電極部分を正
確に把握できないため、調整する際に、内部電極と対向
していない外部電極部分、つまり調整と関係のない外部
電極部分まで除去してしまい、その分だけ調整時間が長
く掛かってしまうものであった。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決
し、効率良く容量調整することの出来る可変コンデンサ
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、外部電極の内部電極と対向する部分を容量形
成部と、この容量形成部と第2の入出力電極との間に積
層体が露出した非電極形成部を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、複数
の誘電体シートからなる積層体と、この積層体の対向す
る側面に設けられた第1、第2の入出力電極と、前記積
層体の内層に設けられ前記第1の入出力電極と接続され
た内部電極と、この内部電極と対向するとともに前記積
層体の上面に設けられ前記第2の入出力電極と接続され
た外部電極とを備え、前記外部電極の前記内部電極と対
向する部分を容量形成部として、この容量形成部と前記
第2の入出力電極との間に前記積層体が露出した非電極
形成部を設けたことを特徴とする可変コンデンサであっ
て、非電極形成部を設けたことによって、外部電極の内
部電極が対向する部分が明確となり、容量調整の効率が
向上するものである。
【0007】本発明の請求項2の発明は、外部電極は、
容量形成部とこの容量形成部を第2の入出力電極に接続
する接続部とからなり、この接続部を、前記容量形成部
における第2の入出力電極と対向する辺の両端部分に設
けたことを特徴とする請求項1記載の可変コンデンサで
あって、外部電極の両端側にそれぞれ接続部を設けてい
ることにより、一方の接続部を削除した場合でも、他方
の接続部が接続されているので調整による不良を防止で
きるものである。
【0008】本発明の請求項3の発明は、外部電極は、
容量形成部とこの容量形成部を第2の入出力電極に接続
する接続部とからなり、接続部が積層体の内層に埋設さ
れたことを特徴とする請求項1記載の可変コンデンサで
あって、接続部におけるインダクタンス成分の発生を防
止することができ、可変コンデンサの特性劣化を抑制で
きるものである。
【0009】本発明の請求項4の発明は、複数の誘電体
シートからなる積層体と、この積層体の対向する側面に
設けられた第1、第2の入出力電極と、前記積層体の内
層に設けられ前記第1の入出力電極と接続された内部電
極と、この内部電極と対向するとともに前記積層体の上
面に設けられ前記第2の入出力電極と接続された外部電
極とを備えた可変コンデンサに於いて、前記第1の入出
力電極から第2の入出力電極の方向、或いは前記第2の
入出力電極から第1の入出力電極の方向に前記外部電極
を除去することを特徴とした可変コンデンサの調整方法
であって、可変コンデンサの容量をより精度良く調整で
きるものである。
【0010】以下、本発明の一実施形態を図を用いて説
明する。図1は可変コンデンサの分解斜視図であり、こ
の可変コンデンサのX−Xにおける断面図を図2に示
す。
【0011】可変コンデンサは、内部電極1が印刷され
た誘電体シート2の上に、外部電極3が印刷された誘電
体シート4を配置し積層体5を形成し、この積層体5の
側面に、内部電極1が接続された第1の入出力電極6
と、外部電極3が接続された第2の入出力電極7とを設
けた構成となっている。
【0012】このように構成された可変コンデンサは図
2に示すごとく、内部電極1と外部電極3とが対向する
ことで容量が形成され、可変コンデンサの表面に露出し
た外部電極3をレーザートリミング機等を用いて除去し
ていくことで、内部電極1と外部電極3の対向面積を減
少させて容量調整するのである。
【0013】外部電極3は、図1に示す如く、内部電極
1と対向して容量を形成する容量形成部8と、この容量
形成部8と第2の入出力電極7とを接続する接続部9と
から構成されており、容量形成部8と第2の入出力電極
7との間に積層体5が露出した非電極形成部10を形成
することで、容量調整に作用する容量形成部8が明確と
なり、容量調整と関係のない外部電極3部分まで除去す
ることを防止でき、容量調整に要する時間を短縮できる
のである。
【0014】例えば、外部電極3に非電極形成部10を
設けなかった場合、容量を形成している部分と、単に第
2の入出力電極7に接続しているだけの部分との区別が
出来ず、この状態で容量調整すれば、容量調整に影響を
及ぼさない入出力電極に接続しているだけの部分までト
リミングしてしまい、それだけ多くの時間を費やさなけ
ればならない。しかしながら、前述したように外部電極
3に非電極形成部10を設けることで内部電極1と対向
する外部電極3の容量形成部8が明確となり、それによ
って容量調整に要する時間を削減出来るのである。
【0015】また、可変コンデンサにおいて初期の容量
値が大きなものを設計する場合、内部電極1と外部電極
3との間隔を狭く設定するので、トリミング機が容量形
成部8をトリミングする際に、その下方に位置する誘電
体シート4や内部電極1までも一緒に削り取ってしまう
ことがある。そして、破線の矢印Aで示されるようにト
リミング方向を設定すれば、外部電極3を一端から他端
までトリミングすることで、その下方に位置する内部電
極1をも同様に削り取ってしまうこととなる。その結
果、内部電極1と第1の入出力電極6が分断されてしま
い、所望の容量を得ることが出来なくなってしまうので
ある。
【0016】そこで、外部電極3に対するトリミング方
向を実線の矢印Bで示されるように、第1の入出力電極
6から第2の入出力電極7の方向、或いは第2の入出力
電極7から第1の入出力電極6の方向に外部電極3を除
去するというように設定すれば、トリミングにより内部
電極1が削り取られた場合でも、内部電極1と第1の入
出力電極6とが分断されることがなくなるので、所望の
容量値になるまでトリミングを継続することが出来るの
である。
【0017】また、可変コンデンサに非電極形成部10
を形成するにあたっては、接続部9を容量形成部8の両
端側に設け、接続部9間に非電極形成部10を配置する
のである。このように非電極形成部10を設けること
で、容量形成部8を明確に出来るとともに、接続部9が
容量形成部8の両端側に設けられた構成となっているの
で、調整時に一方の接続部9が除去された場合に於いて
も、容量形成部8と第2の入出力電極7とが、他方の接
続部9によってその導通が保たれる。つまり、調整によ
る調整不良の発生を防止できるのである。そして、接続
部9がそれぞれ容量形成部8の端部に設けられているの
で、それらの間隔を広くとることになり、調整による調
整不良の発生をさらに防止できるのである。
【0018】しかしながら、このように容量形成部8と
第2の入出力電極7とを、接続部9を介して接続した場
合、この接続部9がインダクタンス成分となってしまう
ため、内部電極1と外部電極3が対向して得られる可変
コンデンサの最大容量値を低下させてしまう等の問題が
残るのである。
【0019】そこで、図3に示されるように、接続部9
を誘電体シート2に印刷し、積層体5の内層に埋設し、
図4に示されるようなスルーホール11を複数個用いて
容量形成部8と接続すれば、容量形成部8と第2の入出
力電極7との間に発生するインダクタンス成分を極力抑
えることができ、容量値の低下を防止できるのである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部電極
の容量形成部と第2の入出力電極との間に積層体が露出
した非電極形成部を設けたことにより、外部電極の直接
容量調整に作用する容量形成部が明確となるため、容量
調整に作用しない外部電極部分を除去することが無くな
り、容量調整の効率が向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の可変コンデンサの分解斜
視図
【図2】同可変コンデンサの断面図
【図3】他の可変コンデンサの分解斜視図
【図4】同可変コンデンサの断面図
【符号の説明】
1 内部電極 2 誘電体シート 3 外部電極 4 誘電体シート 5 積層体 6 第1の入出力電極 7 第2の入出力電極 8 容量形成部 9 接続部 10 非電極形成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体シートからなる積層体と、
    この積層体の対向する側面に設けられた第1、第2の入
    出力電極と、前記積層体の内層に設けられ前記第1の入
    出力電極と接続された内部電極と、この内部電極と対向
    するとともに前記積層体の上面に設けられ前記第2の入
    出力電極と接続された外部電極とを備え、前記外部電極
    の前記内部電極と対向する部分を容量形成部と、この容
    量形成部と前記第2の入出力電極との間に前記積層体が
    露出した非電極形成部を設けたことを特徴とする可変コ
    ンデンサ。
  2. 【請求項2】 外部電極は、容量形成部とこの容量形成
    部を第2の入出力電極に接続する接続部とからなり、こ
    の接続部を、前記容量形成部における第2の入出力電極
    と対向する辺の両端部分に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の可変コンデンサ。
  3. 【請求項3】 外部電極は、容量形成部とこの容量形成
    部を第2の入出力電極に接続する接続部とからなり、接
    続部が積層体の内層に埋設されたことを特徴とする請求
    項1記載の可変コンデンサ。
  4. 【請求項4】 複数の誘電体シートからなる積層体と、
    この積層体の対向する側面に設けられた第1、第2の入
    出力電極と、前記積層体の内層に設けられ前記第1の入
    出力電極と接続された内部電極と、この内部電極と対向
    するとともに前記積層体の上面に設けられ前記第2の入
    出力電極と接続された外部電極とを備えた可変コンデン
    サに於いて、前記第1の入出力電極から第2の入出力電
    極の方向或いは前記第2の入出力電極から第1の入出力
    電極の方向に向かって前記外部電極を除去することを特
    徴とした可変コンデンサの調整方法。
JP9351497A 1997-04-11 1997-04-11 可変コンデンサ及びその調整方法 Pending JPH10284344A (ja)

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