JPH10283971A - 集束イオンビーム加工方法及び加工装置 - Google Patents

集束イオンビーム加工方法及び加工装置

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JPH10283971A
JPH10283971A JP8920197A JP8920197A JPH10283971A JP H10283971 A JPH10283971 A JP H10283971A JP 8920197 A JP8920197 A JP 8920197A JP 8920197 A JP8920197 A JP 8920197A JP H10283971 A JPH10283971 A JP H10283971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIB照射による損傷の厚さをコントロール
しつつ、高速な加工を行う。 【解決手段】 FIB加工を加工領域設定までのプロセ
スと加工プロセスの2つのプロセスに分け、各プロセス
での加速電圧V1,V2におけるレンズ条件を登録して
おく。加工領域の設定時には加速電圧V1のレンズ条件
を自動的に読み込んでレンズ制御を行い、形成したFI
B31で領域33を走査してSIM像を形成する。加工
時には加速電圧V2のレンズ条件でFIB32を形成
し、領域34を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集束イオンビーム
を用いて材料、例えば半導体デバイスなどの断面観察試
料を加工する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集束イオンビーム(以下、FIBと略
す)を用いると、半導体デバイスなどの特定箇所につい
ての断面観察、配線修正などを短時間で容易に行うこと
ができる。この方法に関しては、例えば特開平5−15
981号公報などに記載されている。また、透過形電子
顕微鏡(以下、TEMと略す)を用いて半導体デバイス
の断面を観察する場合にも、FIBを用いることにより
デバイスの所望位置からの薄膜試料を短時間で確実に作
ることができる。このFIBによるTEM試料作製方法
に関しては、Transmission Electron Microscope Sampl
e Preparation Using a Focused Ion Beam (J. Electro
n Microsc. 43, pp.322-326, 1994)に報告されている。
【0003】FIBに用いられるイオン種にはガリウム
(Ga)が多く、それを30kV〜50kVの電圧で加
速し、アパーチャの切り替えや、集束レンズ、対物レン
ズなどのレンズのレンズ条件の変更などにより、集束イ
オンビームはビーム径数nm、ビーム電流数pAの微細
径のビームから、ビーム径数100nm、ビーム電流1
0数nAの大電流のビームに切り替えられる。ビームを
偏向器を用いて試料上を走査させることにより、イオン
スパッタリングによる加工や、試料上より放出される二
次電子を利用した走査イオン顕微鏡像(以下、SIM像
と略す)を用いての試料表面の観察が行える。
【0004】半導体デバイスなどの試料の特定箇所を加
工するには、まず、SIM像を観察しながら所望の場所
に試料を移動させる。次に、所望の加工領域を含む試料
表面のSIM像をブラウン管(CRT)上に表示し、S
IM像の上で加工領域を設定し、加工領域をビーム走査
して加工を行う。
【0005】FIBの特性は、加速電圧を変えると変化
する。加速電圧が高いほどイオンのエネルギーが上が
り、また、色収差が少なくなるのでビームを絞ることが
できる。その結果、電流密度が増すので加工速度は速く
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】FIBが試料上を走査
すると、試料上の原子がスパッタされて、試料表面は少
しずつ削れていく。加速電圧を高くした方が加工速度を
速く、かつビーム径を細くすることができるが、加工位
置を探して、加工領域を設定するまでのプロセスにおい
ては、試料表面の削れる量が大きくなってしまうという
問題があった。また、加速電圧が高いとFIBによるイ
オン打ち込み深さや横方向の広がりが大きくなり、それ
により試料のFIB照射部付近に形成されるアモルファ
ス層の厚さが大きくなる。その結果として、FIBによ
り厚さ100nm以下に薄膜化されたTEM試料では、
格子像の像質が劣化するという問題点もあった。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、加工材料表面の損傷を抑制しつ
つ高速な加工を行うことのできるFIB加工方法及び加
工装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、FIB加工
を加工領域設定までのプロセスと加工プロセスの2つの
プロセスに分け、各プロセスにおける加速電圧V1,V
2を、同一あるいは異なった電圧に選択することにより
前記目的を達成する。
【0009】すなわち、本発明は、加工領域の設定プロ
セスと加工プロセスとを含む集束イオンビーム加工方法
において、照射イオンの加速電圧V1におけるレンズ条
件及び照射イオンの加速電圧V2におけるレンズ条件を
予め登録しておき、加工領域の設定プロセス時には登録
された加速電圧V1のレンズ条件を自動的に読み込んで
レンズ制御を行い、加工プロセス時には予め登録された
加速電圧V2のレンズ条件を自動的に読み込んでレンズ
制御を行うことを特徴とする。
【0010】加工プロセスがイオンスパッタリングを利
用したエッチング加工であるとき、加速電圧V1,V2
はV1<V2とすることができる。加速電圧V1は25
〜35kV、加速電圧V2は40〜60kVとすること
ができる。
【0011】また、加工プロセスがイオンスパッタリン
グを利用したエッチング加工であるとき、加工の段階に
応じて加速電圧V1,V2はV1=V2,V1>V2か
ら選択することができる。具体的には、粗加工の時V1
=V2とし、仕上げ加工の時V1>V2とすることがで
きる。
【0012】また、本発明は、イオン源と、イオン源か
ら発生したイオンビームを集束させるレンズ系と、レン
ズ系を制御するレンズ系制御手段と、レンズ系により集
束された集束イオンビームを偏向して走査させる偏向電
極と、集束イオンビームの照射により試料から放出され
る二次電子を検出する二次電子検出手段と、二次電子検
出手段から得られる二次電子信号に基づいてSIM像を
表示する表示手段とを有する集束イオンビーム加工装置
において、加工領域の設定プロセス時の加速電圧V1の
レンズ条件と、加工プロセス時の加速電圧V2のレンズ
条件とを記憶する記憶手段を備え、レンズ系制御手段は
前記記憶されたレンズ条件を読み込んでレンズ系を制御
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。図1は、本発明に使用した
FIB装置の一例を示す概略構成図である。FIB装置
のイオン源1にはGa液体金属イオン源を用いた。液体
金属イオン源1から引き出されたGaイオンビームは例
えば30kV以上に加速され、集束レンズ2、ビーム制
限絞り3、アライナ・スティグマ電極4、偏向電極5、
対物レンズ6などからなるイオン光学系で集束、偏向さ
れて、試料7の任意の場所を走査する。
【0014】イオン源1、集束レンズ2、対物レンズ6
は高圧電源部10によって給電制御され、ビーム制限絞
り3、アライナ・スティグマ電極4、偏向電極5はビー
ム制御部11によって制御される。二次電子検出器8か
らの出力信号は二次電子信号処理部14によって処理さ
れ、ステージ9はステージ制御部15によって駆動制御
される。また、FIB装置は画像出力部16、CRT等
の画像表示部17、キーボードやマウス等の入力部18
を備える。FIB装置の各制御部や出力部は、メモリ1
3に記憶されたデータ等に基づいてコンピュータ12に
より統括制御される。
【0015】FIB照射により試料7の表面から発生し
た二次電子は、二次電子検出器8によって検出・増幅さ
れ、偏向電極5による偏向制御と同期処理することによ
りCRT17上にSIM像として表示される。試料7は
ステージ9の上にセットされ、ステージ9を移動させる
ことにより試料7上の任意の位置を観察・加工すること
ができる。加速電圧、各レンズの電圧、ビーム制限絞り
などの条件はメモリ13に記憶しておき、それぞれの条
件に応じて高圧電源部10やビーム制御部11を制御す
ることにより、加工領域の設定、加工・観察に用いる一
連のビーム条件の設定を自動化できるようになってい
る。また、SIM像のデータは、画像出力部16を介し
てビデオプリンターや他のコンピュータなどに出力でき
る。
【0016】図2は、FIBの加速電圧と、加工速度
(加工時間)及び加工による試料の損傷の厚さの関係を
プロットした図である。加速電圧を30kVから40k
V,50kVにすると、最大電流密度がそれぞれ約1.
4倍、1.8倍に向上する。これにより、同一径のFI
Bを用いた同一加工体積の加工時間は、40kV、50
kVで加工すると、30kVで加工するときのそれぞれ
70%、50%に短縮できる。他方、FIB照射による
試料の損傷は、加速電圧を30kVから40kV、50
kVにすると、30kVで加工したときのそれぞれ約
1.3倍、1.6倍に増えてしまう。
【0017】そこで従来は、高速な加工を求めるときは
約40kV以上の高い加速電圧22で、試料の損傷を抑
えたいときは30kV程度の加速電圧21で、FIB加
工領域設定及び加工を行っていた。このとき、加速電圧
が25kV以下のビームでは、電流密度が低く、SIM
像分解能も悪くなるため、通常加工・加工領域設定には
適さない。一方、加速電圧60kVを越えるビームは電
流密度は高くなるものの、FIB光学系や、これを形成
するための高圧電源部が大きくなり、その結果として、
装置自体が大きく、価格も高くなるため汎用装置には適
さない。
【0018】本発明においては、加工領域の設定プロセ
スでは加速電圧V1のFIBを用い、加工プロセスでは
加速電圧V2のFIBを用いる。このような加速電圧の
変更を迅速に行うため、複数の加速電圧V1,V2に適
合した複数のレンズ条件をメモリ13に登録しておき、
加工領域の設定プロセスと加工プロセスとで、それぞれ
最適な加速電圧を選択するとそれに適合したレンズ条件
が自動的に読み出されて各レンズに設定される。
【0019】最初に、断面観察の加工手順を示すデバイ
スの表面の図である図3を参照し、断面の短時間加工が
要求される加工において、V1=30kV、V2=50
kVとする加工例について説明する。デバイスの表面に
はアルミ配線36の途中に下層配線とのコンタクト35
が形成されている。まず、断面観察に用いる加速電圧V
1=30kVにおける集束レンズ1、対物レンズ6など
のレンズ条件、及び加工に用いる加速電圧V2=50k
Vにおける集束レンズ1、対物レンズ6などのレンズ条
件を、入力部18から登録する。登録された内容はメモ
リ13に記憶される。
【0020】次に、加工領域の設定は、まず、CRT1
7に表示される低倍率のSIM像を見ながらステージ9
を動かし、試料の所望の加工場所に移動させる。この時
に用いるビームは、試料7のスパッタ損傷を最小限に押
さえ、かつ、充分な解像度のSIM像を得るために、加
速電圧を30kVに、ビーム制限絞り3の径を小さく設
定し、ビーム径10nm、ビーム電流1pAのFIBを
用いた。
【0021】その後、加工領域設定プロセス・加工プロ
セスに入る。まず粗加工として、ビーム制限絞り3の径
を大きく設定し、大電流(加速電圧50kVの時に20
nA)のFIBを用意する。加工領域設定のときには加
速電圧V1=30kVのFIB31を読み出して、断面
観察したいコンタクト35を含んだ試料表面の領域33
を1回ビーム走査し、そうして得られたSIM像をもと
に加工領域34を設定する。加工開始の命令をコンピュ
ータ12に与えると、予めメモリ13上に記録しておい
た加速電圧50kVにおけるレンズ条件を自動的に読み
出し、自動的に加速電圧をV2=50kVに上げて、電
流密度のより高いFIB32を照射し、FIB加工を行
った。加工領域設定に加速電圧V1=30kVのFIB
31を、加工にV2=50kVのFIB32を用いるこ
とで、試料表面の損傷を最小限に抑え、また、加工時間
を約50%短縮することが出来た。
【0022】その後、ビーム制限絞り3の径を少し小さ
く設定して、ビーム電流1nAのビームを用いて、所望
観察断面の仕上げ加工を行った。この場合も、加工領域
決定時には加速電圧を30kVに、加工時には50kV
に設定することで、試料表面の損傷を抑えると共に、高
速度な加工を行った。
【0023】次に、試料の損傷をできるだけ抑えること
を目的とする加工において、V1=40kV,V2=4
0kVと30kVの加工例について説明する。図4は、
FIBを用いてSiデバイスの断面TEM試料を作成す
るときの手順を示したものである。図4(a)は、ウェ
ハから切り出された試料の斜視図、図4(b)〜(d)
は所望観察位置を含む部分の断面図である。
【0024】まず、ダイシングソーなどを用いて、ウェ
ハから所望観察位置42を含むように図4(a)のよう
な形に試料41を切り出す。次に、図4(b)に示すよ
うに、試料41の加工位置の上部付近にFIBを用いて
タングステンの保護膜43を形成する。これにより、試
料表面のFIBによる損傷を気にすることなく加工がで
きる。
【0025】次に、図4(c)に示すように祖加工を行
う。粗加工を行う時には、加工領域を設定するプロセス
の時から加速電圧をV1=40kVに設定して加工領域
の設定を行い、加速電圧を変えることなくV2=40k
V、ビーム電流15nAのビーム44で粗加工を行う。
この際、加速電圧を変化させるプロセスを省略できるの
で、FIB加工時間のさらなる短縮ができる。その後、
同様の手順でビーム制限絞り3の形を小さく設定し、ビ
ーム電流1nAのビームを用いて、試料の観察所望位置
42を含む部分を厚さ1mm程度まで加工する。この時
も加工領域を設定するプロセスでの加速電圧V1と加工
プロセスでの加速電圧V2はV1=V2=40kVと同
じにしている。この時点での試料側面のFIB加工損傷
によるアモルファス層の厚さ46は約13nmである。
【0026】TEMで観察するには試料の厚さを100
nm以下にする必要があるので、図4(d)に示すよう
に、仕上げ加工用として、ビーム電流500pAのビー
ム45を用いて試料の薄膜化を行う。ここで、より微細
なビームで加工位置精度を向上させるために、加速電圧
をV1=40kVにして加工領域の設定を行い、加工す
るときにはV2=30kVの加速電圧で加工するよう設
定すると、メモリ13上に記録してあったV2=30k
Vにおけるレンズ条件を自動的に読み出して加工するの
で、加工位置精度の向上と、ビーム照射により形成され
るアモルファス層の厚さを抑さえた加工をすることがで
きる。その結果、仕上げ加工後のアモルファス層の幅4
7は約10nmとなり、例えば試料を60nmまで薄膜
化した場合、アモルファス層の薄膜部分に占める割合は
40kVで仕上げ加工を行った場合と比べて約10%減
らすことができ、TEM観察の際には明瞭な格子像を得
ることができた。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、半導体デバイスなどの
試料表面の損傷を少なく抑えつつ、高速度な加工を行う
ことができる。また、TEM試料作製においては、高速
度加工とビーム照射により形成されるアモルファス層の
低減を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFIB装置の概略図。
【図2】FIBの加速電圧と加工時間・加工による試料
の損傷の深さの関係を示す図。
【図3】FIBによる断面観察のための加工手順を示す
デバイス表面の図。
【図4】FIBを用いてSiデバイスの断面TEM試料
を作成するときの手順を示した図。
【符号の説明】
1…液体金属イオン源、2…集束レンズ、3…ビーム制
限絞り、4…アライナ・スティグマ電極、5…偏向電
極、6…対物レンズ、7…試料、8…二次電子検出器、
9…ステージ、10…高圧電源部、11…ビーム制御
部、12…コンピュータ、13…メモリ、14…二次電
子信号処理部、15…ステージ制御部、16…画像出力
部、17…CRT、18…入力部、21…加速電圧約3
0kVの領域、22…加速電圧約40kV以上の領域、
31…加工領域設定プロセスでのFIB、32…加工プ
ロセスでのFIB、33…加工領域設定プロセスで走査
する領域、34…加工領域、35…アルミ配線、36…
コンタクト、41…試料、42…観察したい部分、43
…タングステン保護膜、44…粗加工用FIB、45…
仕上げ加工用FIB、46…加速電圧40kVのFIB
加工による損傷を受けた層の厚さ、47…加速電圧30
kVのFIB加工による損傷を受けた層の厚さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工領域の設定プロセスと加工プロセス
    とを含む集束イオンビーム加工方法において、 照射イオンの加速電圧V1におけるレンズ条件及び照射
    イオンの加速電圧V2におけるレンズ条件を予め登録し
    ておき、前記加工領域の設定プロセス時には前記登録さ
    れた加速電圧V1のレンズ条件を自動的に読み込んでレ
    ンズ制御を行い、前記加工プロセス時には前記予め登録
    された加速電圧V2のレンズ条件を自動的に読み込んで
    レンズ制御を行うことを特徴とする集束イオンビーム加
    工方法。
  2. 【請求項2】 前記加工プロセスがイオンスパッタリン
    グを利用したエッチング加工であるとき、前記加速電圧
    V1,V2はV1<V2であることを特徴とする請求項
    1記載の集束イオンビーム加工方法。
  3. 【請求項3】 前記加速電圧V1は25〜35kVであ
    り、前記加速電圧V2は40〜60kVであることを特
    徴とする請求項2記載の集束イオンビーム加工方法。
  4. 【請求項4】 前記加工プロセスがイオンスパッタリン
    グを利用したエッチング加工であるとき、加工の段階に
    応じて前記加速電圧V1,V2はV1=V2,V1>V
    2から選択することを特徴とする請求項1記載の集束イ
    オンビーム加工方法。
  5. 【請求項5】 粗加工の時V1=V2であり、仕上げ加
    工の時V1>V2であることを特徴とする請求項4記載
    の集束イオンビーム加工方法。
  6. 【請求項6】 イオン源と、前記イオン源から発生した
    イオンビームを集束させるレンズ系と、前記レンズ系を
    制御するレンズ系制御手段と、前記レンズ系により集束
    された集束イオンビームを偏向して走査させる偏向電極
    と、前記集束イオンビームの照射により試料から放出さ
    れる二次電子を検出する二次電子検出手段と、前記二次
    電子検出手段から得られる二次電子信号に基づいてSI
    M像を表示する表示手段とを有する集束イオンビーム加
    工装置において、 加工領域の設定プロセス時の加速電圧V1のレンズ条件
    と、加工プロセス時の加速電圧V2のレンズ条件とを記
    憶する記憶手段を備え、前記レンズ系制御手段は前記記
    憶されたレンズ条件を読み込んで前記レンズ系を制御す
    ることを特徴とする集束イオンビーム加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822245B2 (en) 2000-07-18 2004-11-23 Hitachi, Ltd. Ion beam apparatus and sample processing method
US7084399B2 (en) 2000-07-18 2006-08-01 Hitachi, Ltd. Ion beam apparatus and sample processing method
JP2007194096A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子ビーム装置、及び荷電粒子ビーム装置を用いた試料のピックアップ方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6822245B2 (en) 2000-07-18 2004-11-23 Hitachi, Ltd. Ion beam apparatus and sample processing method
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JP2007194096A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子ビーム装置、及び荷電粒子ビーム装置を用いた試料のピックアップ方法

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