JPH10283374A - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JPH10283374A
JPH10283374A JP10135771A JP13577198A JPH10283374A JP H10283374 A JPH10283374 A JP H10283374A JP 10135771 A JP10135771 A JP 10135771A JP 13577198 A JP13577198 A JP 13577198A JP H10283374 A JPH10283374 A JP H10283374A
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JP
Japan
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search
recording medium
data
recorded
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP10135771A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Sasaki
功昌 佐々木
Koji Takagi
浩二 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1種類の検索ソフトで複数のアプリケーショ
ンソフトを検索を可能とする。 【解決手段】 複数の単位データからなる本文データが
記録された領域と、本文データを単一の検索項目55で
検索を行う検索方法と複数の検索項目55の論理積に基
づく検索方法を指定するための2以上の検索項目名にそ
れぞれ対応した識別子56aの個数を示す識別子エント
リ数53とからなる視点管理ブロックが記録された領域
と、2以上の検索項目名とエントリが示すブロックの内
容が記述された識別子56aと上記エントリが示すイン
デックスの先頭ブロックが記述されたされた先頭ブロッ
ク番号56cと上記エントリが指し示す内容の領域サイ
ズが記述されたブロック数56dとから少なくとも構成
される文献管理ブロック56とが記録された領域とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、辞書データ等のデータ
とともにこのデータを検索するための検索項目を同時に
記録し、検索データの多様な検索を可能とした記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば辞書や百科辞典等のデータ
を記録した光ディスク等の記録媒体及びこの記録媒体に
記録されたデータを再生する再生装置が提案されてい
る。
【0003】従来提案されているこの種の記録媒体及び
この記録媒体を再生する再生装置は、1種類の記録媒体
に対し、この記録媒体に記録されているデータの検索を
行うために、専用の検索プログラムが用意され、この専
用の検索プログラムを用いて記録媒体に記録されたデー
タの検索を行うよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されている記
録媒体及びデータ検索方法では、記録媒体のデータベー
ス一種類に対して、必ずそれ専用の検索プログラムが必
要であるため、ユーザは、種々の検索ソフトの操作方法
を習得しなければならないと同時に、記録媒体毎に検索
ソフトを購入しなければならず費用の負担が大きかっ
た。これは、汎用性に対しても大きな影響を及ぼしてい
た。
【0005】また、メーカ側においても、販売する記録
媒体毎に検索ソフトを開発する必要があり、検索ソフト
の開発時間、開発費、人件費等がかさみ、安価にデータ
を記録した記録媒体の提供が困難となってしまう。
【0006】そして、検索ソフトウェアがデータを記録
した記録媒体毎に別々の仕様のため、検索ソフトをデー
タを記録した記録媒体とは別のメディア、例えばフロッ
ピィディスクやICカード等に記録又は記憶して用意し
なければならないため、再生装置自体が大型化してしま
い、近年における機器の小型化に対応することが困難と
なってしまう。
【0007】辞書データを記録したいわゆる辞書タイプ
の記録媒体に記録されたデータを検索するために、1種
類の検索ソフトで複数の態様の記録形態で記録されたデ
ータの検索を可能としたものが提案されている。この検
索ソフトは、辞書タイプのデータを記録した記録媒体に
限って検索を可能とするものであり、種々のデータを記
録した記録媒体に汎用性をもって用いることができな
い。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みて提案された
ものであり、1種類の検索ソフトで複数のアプリケーシ
ョンソフトを検索を可能とする記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録媒体
は、少なくとも文字情報からなる複数の単位データから
なる本文データが記録された領域と、上記本文データを
単一の検索項目で検索を行う検索方法と複数の検索項目
の論理積に基づく検索方法を指定するための2以上の検
索項目名にそれぞれ対応した識別子の個数を示す識別子
エントリ数とからなる視点管理ブロックが記録された領
域と、上記2以上の検索項目名とエントリが示すブロッ
クの内容が記述された識別子と上記エントリが示すイン
デックスの先頭ブロックが記述された先頭ブロック番号
と上記エントリが指し示す内容の領域サイズが記述され
たブロック数とから少なくとも構成される文献管理ブロ
ックとが記録された領域とを備えてなるものである。
【0010】また、本発明に係る記録媒体は、少なくと
も文字情報からなる本文データが記録された領域と、上
記本文データを単一の検索項目で検索を行う検索方法と
複数の検索項目の論理積に基づく検索方法を指定するた
めの2以上の検索項目名にそれぞれ対応した識別子の個
数を示す識別子エントリ数とからなる第1の管理ブロッ
クが記録された領域と、上記2以上の検索項目名とエン
トリが示すブロックの内容が記述された識別子と上記エ
ントリが示すインデックスの先頭ブロックが記述された
先頭ブロック番号と上記エントリが指し示す内容の領域
サイズが記述されたブロック数とからなるブロックを上
記識別子エントリ数に対応する数だけ備えた第2の管理
ブロックが記録された領域とを備えてなるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る記録媒体をこの記録媒体
を再生する再生装置とともに説明する。
【0012】本発明に係る記録媒体は、図1に示すよう
に、視点管理ブロックとは、後述するように検索項目を
複数個持つ文献データのために、個々の検索項目に対し
て条件を設定し、単一の検索項目での検索、又は複合検
索(個々の検索方法のANDをとる方法)を可能にする
ための管理ブロックを記録した領域と、視点管理ブロッ
クに記録されている視点の個数(バイナリ値であり、例
えば4項目)を示す文献管理ブロック56を記録した領
域が設けられている。
【0013】なお、図示しないが、本発明に係る記録媒
体は、検索項目を複数個持つ文献データである本文デー
タを記録した領域が設けられている。
【0014】この実施例の記録媒体としては、光ディス
クを用いたいわゆるCD−ROMディスクが用いられ
る。
【0015】記録媒体に記録された視点管理ブロック
は、視点管理ブロック記録領域に記録された視点の個数
(バイナリ値であり、例えば4項目)を示す、例えば2
バイトの視点エントリ数51と、14バイトのリザーブ
52と、後続の検索項目名で代表される検索項目に対応
するインデックスの個数を示す識別子エントリ数53
と、検索項目名の優先順位を示す1バイトの優先度54
と、30バイトの検索項目名55と、検索項目名55に
対応する先頭アドレス等が記録されている文献管理ブロ
ック56からなる。
【0016】文献管理ブロック56は、上記エントリが
示すブロックの内容を示す識別子56aと、エントリが
示すインデックスのメモリに常駐させる優先レベルを示
す1バイトの優先度56bと、エントリが示すインデッ
クスの先頭ブロック番号、ファイルの先頭ブロック(文
献管理ブロック)を1とした相対ブロック番号(バイナ
リ値)を示す先頭ブロック番号56cと、エントリが指
す内容の領域サイズである、先頭ブロック番号で示すブ
ロックからこのブロック数分の連続した領域に内容が記
録されていることをバイナリ値で示すブロック数56d
と、エントリが示す内容の記録形式の版数を1バイトの
バイナリ値で示す版数56eと、リザーブ56fとから
構成されている。
【0017】ここで、識別子56aは、以下の表1に示
すように例えば91H、71H等のいわゆるIDコード
で識別して記録されている。なお、文献管理ブロック及
び視点管理ブロックのIDコードは共に共通である。
【0018】
【表1】
【0019】この表1においてインデックスは、例えば
いわゆるCD(コンパクトディスク)におけるTOCデ
ータ等に相当するものであり、後に説明する検索方法の
一種である前方一致検索、後方一致検索及び項目別条件
検索がIDコード別に記録されている。
【0020】見出しデータは、ユーザから指定された語
句、すなわち、キーワードから検索を行い、キーワード
の前方が一致した前方一致見出し、後方が一致した後方
一致見出し及び項目別条件見出しがIDコード別に記録
されている。
【0021】また、検索するためのキーワードはほとん
どの場合限られており、利用者がこのキーワードを知ら
ないと誤検索が起こるため、該誤検索をなくすためにキ
ーワードを並べた参照テーブルを表示する。この参照テ
ーブルが入力候補テーブルである。
【0022】入力候補テーブルは、索引や目次等のメニ
ュー形式で検索を行う場合の項目一覧と同様にツリー構
造を有しており、図2の(a)に示すように、表示開始
を示す例えばIDコードNo.が1F43H のメニュー識別子7
1、一連のメニューデータである文字列72、終了指定
を示すIDコードNo.が1F63H のメニュー終了子73及
び、例えば4バイトのブロック番号と2バイトのオフセ
ット値から成るアドレス情報74等で構成されており、
例えば図2の(b)に示すように一連のメニューデータ
は、表示開始を示すメニュー識別子71及び終了指定を
示すメニュー終了子73で囲まれ内部データとして記録
されている。これは、読み出されて表示手段に表示され
る場合、図2の(c)に示すように、例えば和食、洋
食、中華、喫茶・軽食、酒処・・・・等のように表示さ
れる。なお、この例は記録媒体が飲食店ガイドのような
ものの場合であり、また、格納される文字列は、いわゆ
るJISコードもしくは外字コードのみで各種制御用コ
ードは扱わないものとした。これは文字列がそのままキ
ーワードとなるためである。
【0023】次に本発明に係る記録媒体に記録されたデ
ータの検索方法の説明をする。
【0024】本発明に係るデータ検索方法は、 1単語検索(前方一致) 2単語検索(後方一致) 3条件検索(フリーキーワード検索) 4メニュー検索 5複合検索 の5つの検索方法に集約してあり、これにより、検索方
法に汎用性を持たせると共にアプリケーションソフトの
互換性を保持するよう仕様を確立した。
【0025】単語検索は、辞書等のように調べたい語句
が見出し語として整理されているものであり、前方一致
は調べたい語句の前半部分が分かっている場合この前半
部分を入力して検索する方法であり、後方一致は前方一
致とは逆に調べたい語句の後半部分が分かっている場
合、この後半部分を入力して検索する方法である。
【0026】条件検索は、辞書でも見出し語からではな
く、本文の内容から調べたい場合に用いられ、本文中の
語句をキーワードとして検索する方法である。これは、
複数のキーワードを指定してAND検索ができ、該キー
ワードは、例えば最大5個まで設定が可能である。
【0027】メニュー検索は、調べたい分野から語句を
探しだす場合に用いられ、目次でジャンルの整理された
情報の場合、その目次を追い掛けることにより目的の本
文にたどりつく検索方法である。
【0028】そして、複合検索は、検索項目が複数存在
する場合、この複数の検索項目に対してそれぞれ条件設
定をしAND検索を行う検索方法である。この場合、一
つの複合検索の中で検索項目を例えば最大4個まで設定
可能であり、また、一つの文献につき例えば最大5種類
の複合検索が可能である。
【0029】これに対し、従来は検索方法がソフトウェ
ア毎に異なっており、この異なる検索方法に対応するイ
ンデックス情報も様々な種類が存在し、この不統一がソ
フトウェアの互換性を阻害する大きな要因となっている
ため、上述の各検索方法に対して、記録媒体1に記録さ
れている検索用インデックスのフォーマットを次のよう
に取り決めた。
【0030】すなわち、図3は、階層化インデックスの
基本的な構造(いわゆるツリー構造)を示している。例
えば、後述するように、ディスク再生装置に設けたキー
操作部のキー操作によって入力される文字列とアドレス
情報から成るエントリを複数まとめて、例えばブロック
61〜65とし、各ブロック内の最大キーを代表キーと
して、そのキーをさらに上位のインデックスに持ち、第
1次のインデックス(ブロック61)から順に検索を進
めることにより目的の本文データ66にたどり付くもの
である。
【0031】エントリキーの基本構造を図4に示す。
【0032】図4の(a)は上位レベルのインデックス
の基本構造であり、キー長、エントリーキー(文字
列)、アドレス情報で構成されている。また、図4の
(b)は、最下層レベルのインデックスの基本構造であ
り、キー長、エントリーキー(文字列)、本文へのアド
レス情報、見出しへのアドレス情報で構成されている。
【0033】上述の各検索方法に対応した検索用インデ
ックスは、この基本構造に基づいて応用したものであ
る。
【0034】次に各検索方法に対応した検索用インデッ
クスの最下層のフォーマットの説明をする。
【0035】図5は、単語検索(表記・かな)方法に対
応した検索用インデックスの最下層のフォーマットであ
る。なお、前方一致の場合も後方一致の場合も同じであ
る。
【0036】図5の(a)は、「表記」の場合の基本エ
ントリのフォーマットであり、例えば1バイトでコード
No.が00HのIDコード、1バイトのキー長、キー長
のエントリーキー、6バイトの本文アドレス、6バイト
のタイトルアドレスで構成されている。また、図5の
(b)は、「かな」の場合のキー項目のフォーマットで
あり、例えばコーNo.が80HのIDコード、キー長、
メンバ数、エントリキーで構成されている。そして、図
5の(c)は、メンバ項目のフォーマットであり、例え
ばコードNo.がC0HのIDコード、キー長、メンバ
数、本文アドレス、タイトルアドレスで構成されてい
る。
【0037】次に条件検索(表記・かな)方法に対応し
た検索用インデックスの最下層のフォーマットを図6に
示す。
【0038】図6の(a)は、基本エントリのフォーマ
ットであり、例えばコードNO.が00HのIDコード、
キー長、エントリキー、本文アドレス、タイトルアドレ
スで構成されている。また、図6の(b)は集団エント
リキー項目のフォーマットであり、例えばコードNo.が
80HのIDコード、キー長、メンバ数、エントリキ
ー、タイトルアドレスで構成されている。そして、図6
の(c)はメンバ項目のフォーマットであり、例えばコ
ードNO.がC0HのIDコード、本文アドレスで構成さ
れている。
【0039】次にメニュー検索方法に対応した検索用イ
ンデックスの最下層のフォーマットを図7に示す。
【0040】図7において、メニューデータは、例えば
コードNo.が1F43のIDコード、文字列、コードNO.
が1F63のIDコード、本文アドレスで構成されてい
る。
【0041】図8は、複合検索(表記・かな)方法に対
応した検索用インデックスの最下層のフォーマットので
あり、図8の(a)に示すように基本エントリと、1つ
のキー項目及び複数のメンバ項目を有する集団エントリ
とから成っている。
【0042】図8の(b)は、基本エントリのフォーマ
ットであり、例えばコードNo.が00HのIDコード、
キー長、エントリキー、本文アドレス、タイトルアドレ
スで構成されている。また、図8の(c)及び(d)は
集団エントリのフォーマットであり、キー項目は図8の
(c)に示すように例えばコードNo.が80HのIDコ
ード、キー長、メンバ数、エントリキーで構成されてお
り、また、メンバ項目は、図8の(d)に示すように、
例えばコードNo.がC0HのIDコード、本文アドレ
ス、タイトルアドレスで構成されている。
【0043】ここで、図9を用いて、アプリケーション
ソフト到達後のファイル管理の説明をする。
【0044】図9は、アプリケーションソフト到達後の
ファイル管理を示す模式図である。
【0045】このファイル構造は、例えば世界標準フォ
ーマットの「ISO966」を用いており、いわゆるツ
リー構造を有している。
【0046】この図9において、(a)に示す各検索用
インデックスを示す三角系67は、前述した図2に示す
ブロック61〜65である第1次インデックスから第3
次インデックスまでの構成を示しており、この各検索用
インデックスはそれぞれタイトル68を有している。そ
して、このタイトル63の後に本文データ66を有して
いる。
【0047】すなわち、これらのデータの配置は、図9
の(b)に示すように、文献管理ブロック75、各種検
索インデックス76、タイトルデータ68、本文データ
66及び特殊記号等の外字フォント79の順に記録され
ている。
【0048】このようなファイル構造下では、アプリケ
ーションソフトが文献管理ブロックに到達した後に、該
文献管理ブロックの情報により各種インデックスや本文
データの位置が取得できる。この場合、アプリケーショ
ンソフトの各種のデータのアドレス情報は、すべて文献
管理ブロックを起点とする相対ブロック番号によって管
理されている。
【0049】次に任意のキーワードの検索の仕方を図1
0に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】まず、検索にさきがけステップ101にお
いて装着された記録媒体1より、例えばCDのTOCデ
ータ等に相当するインデックス情報を読み出し、これを
例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)等に取り込み
ステップ102に進む。
【0051】ステップ102では、取り込んだインデッ
クス情報に応じた上述の各検索方法の検索項目名を表示
手段に表示してステップ103に進む。
【0052】ユーザは、この表示された検索項目の中か
ら任意の検索方法を選択する。ステップ103では、こ
の選択された検索方法が複合検索か否かが判別されNo
の場合はステップ104に進み選択された他の検索方法
で処理を行い、Yesの場合はステップ105に進み、
複合検索のデータを記録媒体から読み出しRAMに取り
込みステップ106に進む。
【0053】このステップ106では、ステップ105
で記録媒体から取り込んだデータを表示手段に表示しス
テップ107に進む。
【0054】ステップ107では、例えばキーワードが
分からないとき等の場合に用いられるヘルプキーが押さ
れたか否かか判別されNoの場合はステップ110に進
み検索処理を行い、Yesの場合はのステップ108に
進む。
【0055】ステップ108では、上述の図2に示すよ
うな入力候補テーブルを表示手段に表示しステップ10
9に進む。
【0056】例えば、装着された記録媒体に記録された
アプリケーションソフトである本文データが飲食店ガイ
ドの場合、ユーザは、店名、食事のジャンル、所在地等
を表示された入力候補テーブルに従ってキーワードで入
力する。このとき、入力候補テーブルに従って入力され
たキーワードに対して複数の該当項目が存在する場合、
ステップ109において、該当する複数の項目名を表示
手段に表示してステップ110に進む。
【0057】ユーザは、表示された複数の該当項目の中
から任意の項目を選択する。ステップ110では、この
選択された項目に対して検索を行いステップ111に進
む。
【0058】このステップ111では、ステップ110
で行われた検索結果を記録媒体より読み出し表示手段に
表示し終了する。
【0059】従来、検索項目(店名等)は、検索用ソフ
トウェア(フロッピィディスク等)に記録してあるた
め、アプリケーションソフトウェア毎に該検索用ソフト
ウェアを用意しなければならなかったが、記録媒体の方
に視点管理ブロックを設けることで、1種類の検索用ソ
フトウェアで検索項目名、検索用インデックスのアドレ
ス情報を取得することが可能となる。
【0060】上述のような記録媒体は、図11に示すよ
うなディスク再生装置により再生される。
【0061】このディスク再生装置は、上述の記録媒体
1に記録されているデータを再生する再生系2と、この
読み出したデータの音声信号処理を主とする音声信号処
理系3と、読み出したデータの検索処理を行って画像表
示するためのデータ処理系4とから成っている。各系の
制御は、後に説明する1個のCPU(中央演算ユニッ
ト)5で行われている。
【0062】再生系2において、キーボード31からの
入力に応じてCPU5は、レーザ光源駆動回路10、ス
レッド送りモータ11、2軸アクチュエータ駆動回路1
2及びモータ駆動回路13を制御する。すなわち、CP
U5は、モータ駆動回路13を制御してスピンドルモー
タ6を、例えばCLV(線速度一定)やCAV(角速度
一定)等で回転駆動させる。同時に、2軸アクチュエー
タに取り付けられた対物レンズ14、フォトディテク
タ、フォーカスエラー検出用の光学素子等から成るデー
タ読み取り手段を構成する光ピックアップ7をスレッド
送りモータ11を制御し記録媒体1上の所定のトラック
まで移動させるいわゆるディスクの径方向制御を行う。
そして、2軸アクチュエータ駆動回路12を制御するこ
とにより、光ピックアップ7の対物レンズ14を上下さ
せフォーカシングを調整したり、該対物レンズ14を左
右に振りビームスポットを任意のトラックに照射するい
わゆるトラッキング制御を行うことにより記録媒体1に
記録されたデータの再生が行われる。
【0063】この記録媒体1には、例えば1フレーム毎
にサブコードエリアとデータエリアが設けられており、
このサブコードエリアに同期信号、位置情報、時間情報
等が書き込まれている。また、データエリアに上述のデ
ータが書き込まれている。このような記録媒体1から読
み出されたデータ信号は、エラー検出、データ検出回路
8に供給されることにより、例えばいわゆる和や差がと
られフォーカスエラーやトラッキングエラーが検出され
る。フォーカスエラー及びトラッキングエラーは2軸ア
クチュエータ駆動回路12に供給される。2軸アクチュ
エータ駆動回路12はフォーカスエラー信号及びトラッ
キングエラー信号に応じて対物レンズ14を駆動し、フ
ォーカシング及びトラッキングを正常に保ち、正確にデ
ータの読み出しを行うように制御している。なお、記録
媒体1に照射されるレーザビームは、例えば図示しない
レーザダイオードからの出力を検出し、この検出信号を
レーザ光源駆動回路10に供給することにより制御され
る。すなわち、レーザ光源駆動回路10は検出信号に応
じて記録媒体1に照射されるレーザビームのパワーが、
再生時において常に一定となるように制御している。
【0064】一方、記録媒体1から再生された同期信号
や時間情報等を含む再生信号は、エラー検出、データ検
出回路8を介して信号処理系3のCD信号処理回路15
に供給される。CD信号処理回路15には、装着された
記録媒体が音声データが記録されているいわゆる音楽用
CDか、または、例えば辞書や百科辞典等のように、文
字情報をキャラクタ情報で記録したキャラクタデータ等
が記録されているいわゆるCD−ROMディスクかを検
出した検出信号がCPU5から供給されている。CD信
号処理回路15は、供給される再生信号を同期信号や時
間情報等のサブデータ信号と、メインデータ信号とに分
離し、該メインデータ信号が音声データの場合、この音
声データ信号をD−A(デジタル−アナログ)変換器1
6に供給する。D−A(デジタル−アナログ)変換器1
6に供給された音声データ信号は、アナログ信号に変換
されオーディオ再生回路17に供給され、音声信号とし
て出力端子18を介して出力される。また、CD信号処
理回路15に供給されたデータ信号がキャラクタデータ
信号等の場合、該CD信号処理回路15は、該キャラク
タデータ信号をCD−ROM信号処理回路19に供給す
る。CD−ROM信号処理回路19に供給されたキャラ
クタデータ信号は、一時記憶用のメモリであるRAM
(ランダムアクセスメモリ)20を介して、CPU5か
ら供給される信号に応じて読み出される。データバス2
1には、プログラム等が記録されているROM22及び
RAM23が接続されている。読み出されたキャラクタ
データ信号等は、データバス21を介して伝送される。
そして、キャラクタデータ信号に応じて漢字ROM24
から読み出された漢字パターン等によりビデオRAM2
6内に表示画像が記録形成され、CPU5からの信号に
応じて表示コントローラ25によりビデオRAM26内
の表示画像が読み出され、例えばLCD(液晶表示板)
等の表示部27に表示される。
【0065】なお、コネクタ28に外部のインターフェ
ースが接続された場合は、例えば接続と同時にスイッチ
29がオン動作し、CPU5をリセットし、該インター
フェースからの命令で信号処理が行われるようになって
いる。インターフェースからの命令は、外部インターフ
ェース処理回路30により処理され、この処理データは
データバス21を介し上述のように表示部27に表示さ
れる。
【0066】このようなディスク再生装置は、データ処
理及び表示のマン−マシンインターフェース部分は、厳
密な時間処理が不要なため、これらをメインルーチンと
して処理し、他の処理を割り込みルーチンで行うことに
より全体の信号処理を1個のCPU5で全て処理してお
り、また、ホストCPUとドライブCPU間のソフトウ
ェア制御のうち、コマンドパケット←→ステータスのコ
ード体系をバスラインシステムから流用するようにし、
本機を外部ホストから制御したいときには、メインルー
チンをホルト(HALT)命令に置き換え、バスライン
制御用ルーチンを起動するようにしてある。
【0067】図12は、小型携帯用の電子辞書機能等が
設けられたディスク再生装置の外観を示す図であり、図
12の(a)は該ディスク再生装置の左側面図、図12
の(b)はその上面図である。
【0068】この図12の(a)及び(b)において、
ディスク再生装置40は、再生系2、CPU5、信号処
理系3、例えばLCDである表示部27を除く表示系4
等が設けられ、内部に例えば辞書、百科辞典等のデータ
が記録された記録媒体としてのCD−ROMディスクが
装着される本体部44と、表面にアルファベットキー4
1、カーソル移動キー42、該カーソルを移動した選択
項目を選択する選択キー43等のキーが設けられ、裏面
に装着されたCD−ROMディスクを押さえるチャッキ
ング部46等が設けられているキー操作部45と、表示
手段である表示部27と、蓋部47とから成っている。
このディスク再生装置40は、蓋部47、表示部27、
キー操作部45及び本体部44が、順に支軸48により
回動自在に取り付けられており、使用時には、図12の
(b)に示すようにテーブル等の設置面と平行となるキ
ー操作部45に対し、表示部27及び蓋部47が起動
し、表示画面が見やすく操作し易い任意の角度となるよ
う調整可能となっている。逆に、未使用時には、キー操
作部45に対して表示部27及び蓋部47が平行となる
ように折り畳めるようになっており、この折り畳んだ状
態のディスク再生装置40は、略々正方形となり、楽に
持ち運びができるようになっている。
【0069】以上の説明から明らかなように、記録媒体
に本文データ、この本文データを検索するためのインデ
ックス情報、検索可能な項目名、該検索可能な項目名に
対応するインデックスの先頭アドレス等を記録した視点
管理ブロックを設け、検索時において、記録媒体から検
索項目名を読み出して表示し、選択された検索項目名を
インデックスに基づいて検索し、検索項目データに対応
する本文データを読み出して表示する検索方法をとるこ
とにより、記録媒体の複数のソフトウェアに対して1つ
の検索ソフトウェアで対応することができるため、操作
性が共通で習得が簡単となり、また、1枚の記録媒体を
1度購入するだけで済むため経済的である。また、記録
媒体を用い、検索方法に、従来は辞書タイプに限定され
ていた複合検索を取り入れることで多種多様なアプリケ
ーションソフトの実現が可能となる。
【0070】そして、記録媒体のソフトウェア毎に検索
仕様及び検索ソフトを新たに設計する必要がないため、
開発者の負担及び開発費用が不要となり低コスト化が達
成され、また、検索仕様を文字に限定しているため、検
索ソフトの移植をスムーズに行うことができる。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る記録媒体
は、本文データと、本文データを単一の検索項目で検索
を行う検索方法と複数の検索項目の論理積に基づく検索
方法を指定するための2以上の検索項目名にそれぞれ対
応した識別子の個数を示す識別子エントリ数とからなる
視点管理ブロックと、上記2以上の検索項目名とエント
リが示すブロックの内容が記述された識別子と上記エン
トリが示すインデックスの先頭ブロックが記述された先
頭ブロック番号と上記エントリが指し示す内容の領域サ
イズが記述されたブロック数とから少なくとも構成され
る文献管理ブロックを予め記録しているので、記録媒体
の複数のソフトウェアに対して1つの検索ソフトウェア
で対応することができるため、操作性の向上を実現でき
る。
【0072】特に、本文データの検索を単一の検索項目
での検索のみならず、複数の検索項目に基づいて検索を
行う複合検索を行うことができるので、多種多様なアプ
リケーションソフトの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体の記録フォーマットを示
す図である。
【図2】入力補助テーブルの構成を示す図である。
【図3】階層化インデックスの基本的構造を示す模式図
である。
【図4】エントリキーの基本構造を示す図である。
【図5】単語検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図6】条件検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図7】メニュー検索方法に対応したメニューデータの
構成を示す図である。
【図8】複合検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図9】ファイル管理を説明するための概略図である。
【図10】本発明に係る記録媒体を用いたデータ検索方
法を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係る記録媒体が用いられるディスク
再生装置を示すブロック図である。
【図12】図11に示すディスク再生装置の外観を示す
図である。
【符号の説明】
1 記録媒体、 51 視点エントリ数、 53 識別
子エントリ数、 55検索項目、 56 文献管理ブロ
ック、 56a 識別子、 56c 先頭ブロック番
号、 56d ブロック数。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、辞書データ等のデータ
とともにこのデータを検索するための検索項目を同時に
記録し、検索データの多様な検索を可能とした記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば辞書や百科辞典等のデータ
を記録した光ディスク等の記録媒体及びこの記録媒体に
記録されたデータを再生する再生装置が提案されてい
る。
【0003】従来提案されているこの種の記録媒体及び
この記録媒体を再生する再生装置は、1種類の記録媒体
に対し、この記録媒体に記録されているデータの検索を
行うために、専用の検索プログラムが用意され、この専
用の検索プログラムを用いて記録媒体に記録されたデー
タの検索を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されている記
録媒体及びデータ検索方法では、記録媒体のデータベー
ス一種類に対して、必ずそれ専用の検索プログラムが必
要であるため、ユーザは、種々の検索ソフトの操作方法
を習得しなければならないと同時に、記録媒体毎に検索
ソフトを購入しなければならず費用の負担が大きかっ
た。これは、汎用性に対しても大きな影響を及ぼしてい
た。
【0005】また、メーカ側においても、販売する記録
媒体毎に検索ソフトを開発する必要があり、検索ソフト
の開発時間、開発費、人件費等がかさみ、安価にデータ
を記録した記録媒体の提供が困難となってしまう。
【0006】そして、検索ソフトウェアがデータを記録
した記録媒体毎に別々の仕様のため、検索ソフトをデー
タを記録した記録媒体とは別のメディア、例えばフロッ
ピィディスクやICカード等に記録又は記憶して用意し
なければならないため、再生装置自体が大型化してしま
い、近年における機器の小型化に対応することが困難と
なってしまう。
【0007】辞書データを記録したいわゆる辞書タイプ
の記録媒体に記録されたデータを検索するために、1種
類の検索ソフトで複数の態様の記録形態で記録されたデ
ータの検索を可能としたものが提案されている。この検
索ソフトは、辞書タイプのデータを記録した記録媒体に
限って検索を可能とするものであり、種々のデータを記
録した記録媒体に汎用性をもって用いることができな
い。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みて提案された
ものであり、1種類の検索ソフトで複数のアプリケーシ
ョンソフトを検索を可能とする記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録媒体
は、少なくとも文字情報からなる複数の単位データから
なる本文データが記録された領域と、上記本文データを
単一の検索項目で検索を行う検索方法と複数の検索項目
の論理積に基づく検索方法を指定するための2以上の検
索項目名にそれぞれ対応した識別子の個数を示す識別子
エントリ数からなる視点管理ブロックが記録された領域
と、上記2以上の検索項目名とエントリが示すブロック
の内容が記述された識別子と上記エントリが示すインデ
ックスの先頭ブロックが記述された先頭ブロック番号と
上記エントリが指し示す内容の領域サイズが記述された
ブロック数とから少なくとも構成される文献管理ブロッ
クが記録された領域とを備えてなるものである。
【0010】また、本発明に係る記録媒体は、少なくと
も文字情報からなる本文データが記録された領域と、上
記本文データを単一の検索項目で検索を行う検索方法と
複数の検索項目の論理積に基づく検索方法を指定するた
めの2以上の検索項目名にそれぞれ対応した識別子の個
数を示す識別子エントリ数からなる第1の管理ブロック
が記録された領域と、上記2以上の検索項目名とエント
リが示すブロックの内容が記述された識別子と上記エン
トリが示すインデックスの先頭ブロックが記述された先
頭ブロック番号と上記エントリが指し示す内容の領域サ
イズが記述されたブロック数とからなるブロックを上記
識別子エントリ数に対応する数だけ備えた第2の管理ブ
ロックが記録された領域とを備えてなるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る記録媒体をこの記録媒体
を再生する再生装置とともに説明する。
【0012】本発明に係る記録媒体は、図1に示すよう
に、後述するように検索項目を複数個持つ文献データの
ために、個々の検索項目に対して条件を設定し、単一の
検索項目での検索、又は複合検索(個々の検索方法のA
NDをとる方法)を可能にするための視点管理ブロック
50を記録した領域と、視点管理ブロックに記録されて
いる視点の個数(バイナリ値であり、例えば4項目)を
示す文献管理ブロック56を記録した領域が設けられて
いる。
【0013】なお、図示しないが、本発明に係る記録媒
体は、検索項目を複数個持つ文献データである本文デー
タを記録した領域が設けられている。
【0014】この実施例の記録媒体としては、光ディス
クを用いたいわゆるCD−ROMディスクが用いられ
る。
【0015】記録媒体に記録された視点管理ブロック5
0は、視点管理ブロック記録領域に記録された視点の個
数(バイナリ値であり、例えば4項目)を示す、例えば
2バイトの視点エントリ数51と、14バイトのリザー
ブ52と、後続の検索項目名で代表される検索項目に対
応するインデックスの個数を示す識別子エントリ数53
と、検索項目名の優先順位を示す1バイトの優先度54
と、30バイトの検索項目名55とからなる。文献管理
ブロック56には、検索項目名55に対応する先頭アド
レス等が記録されている。
【0016】具体的には、文献管理ブロック56は、上
記エントリが示すブロックの内容を示す識別子56a
と、エントリが示すインデックスのメモリに常駐させる
優先レベルを示す1バイトの優先度56bと、エントリ
が示すインデックスの先頭ブロック番号、すなわちファ
イルの先頭ブロック(文献管理ブロック)を1とした相
対ブロック番号(バイナリ値)を示す先頭ブロック番号
56cと、エントリが指す内容の領域サイズ、すなわち
先頭ブロック番号で示すブロックからこのブロック数分
の連続した領域に内容が記録されていることをバイナリ
値で示すブロック数56dと、エントリが示す内容の記
録形式の版数を1バイトのバイナリ値で示す版数56e
と、リザーブ56fとから構成されている。
【0017】ここで、識別子56aは、以下の表1に示
すように例えば91H、71H等のいわゆるIDコード
で識別して記録されている。なお、文献管理ブロック5
6及び視点管理ブロック50のIDコードは共に共通で
ある。
【0018】
【表1】
【0019】この表1においてインデックスは、例えば
いわゆるCD(コンパクトディスク)におけるTOCデ
ータ等に相当するものであり、識別子56aには後に説
明する検索方法の一種である前方一致検索、後方一致検
索及び項目別条件検索がIDコードとして記録されてい
る。
【0020】見出しデータは、ユーザから指定された語
句、すなわちキーワードから検索を行い、キーワードの
前方が一致した前方一致見出し、後方が一致した後方一
致見出し及び項目別条件見出しが識別子56aにIDコ
ードとして記録されている。
【0021】また、検索するためのキーワードはほとん
どの場合限られており、利用者がこのキーワードを知ら
ないと誤検索が起こるため、該誤検索をなくすためにキ
ーワードを並べた参照テーブルを表示する。この参照テ
ーブルが入力候補テーブルである。
【0022】入力候補テーブルは、索引や目次等のメニ
ュー形式で検索を行う場合の項目一覧と同様にツリー構
造を有しており、図2の(a)に示すように、表示開始
を示す例えばIDコードNo.が1F43Hであるメニュー識別子
71、一連のメニューデータである文字列72、終了指
定を示すIDコードNo.が1F63Hであるメニュー終了子73
及び、例えば4バイトのブロック番号と2バイトのオフ
セット値から成るアドレス情報74等で構成されてお
り、例えば図2の(b)に示す一連のメニューデータ
は、表示開始を示すメニュー識別子71及び終了指定を
示すメニュー終了子73で囲まれ内部データとして記録
されている。これは、読み出されて表示手段に表示され
る場合、図2の(c)に示すように、例えば和食、洋
食、中華、喫茶・軽食、酒処・・・・等のように表示さ
れる。なお、この例は記録媒体が飲食店ガイドのような
ものの場合であり、また、格納される文字列は、いわゆ
るJISコードもしくは外字コードのみで各種制御用コ
ードは扱わないものとしている。これは文字列がそのま
まキーワードとなるためである。
【0023】次に本発明に係る記録媒体に記録されたデ
ータの検索方法の説明をする。
【0024】本発明に係るデータ検索方法は、 1.単語検索(前方一致) 2.単語検索(後方一致) 3.条件検索(フリーキーワード検索) 4.メニュー検索 5.複合検索 の5つの検索方法に集約してあり、これにより、検索方
法に汎用性を持たせると共にアプリケーションソフトの
互換性を保持するよう仕様を確立している。
【0025】単語検索は、辞書等のように調べたい語句
が見出し語として整理されているものであり、前方一致
は調べたい語句の前半部分が分かっている場合この前半
部分を入力して検索する方法であり、後方一致は前方一
致とは逆に調べたい語句の後半部分が分かっている場
合、この後半部分を入力して検索する方法である。
【0026】条件検索は、辞書でも見出し語からではな
く、本文の内容から調べたい場合に用いられ、本文中の
語句をキーワードとして検索する方法である。これは、
複数のキーワードを指定してAND検索ができ、該キー
ワードは、例えば最大5個まで設定が可能である。
【0027】メニュー検索は、調べたい分野から語句を
探しだす場合に用いられ、目次でジャンルに整理された
情報の場合、その目次を追いかけることにより目的の本
文にたどりつく検索方法である。
【0028】そして、複合検索は、検索項目が複数存在
する場合、この複数の検索項目に対してそれぞれ条件設
定をしAND検索を行う検索方法である。この場合、一
つの複合検索の中で検索項目を例えば最大4個まで設定
可能であり、また、一つの文献につき例えば最大5種類
の複合検索が可能である。
【0029】これに対し、従来は検索方法がソフトウェ
ア毎に異なっており、この異なる検索方法に対応するイ
ンデックス情報も様々な種類が存在し、この不統一がソ
フトウェアの互換性を阻害する大きな要因となっている
ため、上述の各検索方法に対して、記録媒体1に記録さ
れている検索用インデックスのフォーマットを次のよう
に取り決めている。
【0030】すなわち、図3は、階層化インデックスの
基本的な構造(いわゆるツリー構造)を示している。例
えば、後述するように、ディスク再生装置に設けられて
いるキー操作部のキー操作によって入力される文字列と
アドレス情報から成るエントリを複数まとめて、例えば
ブロック61〜65とし、各ブロック内の最大キーを代
表キーとして、そのキーをさらに上位のインデックスに
持ち、第1次のインデックス(ブロック61)から順に
検索を進めることにより目的の本文データ66にたどり
つくものである。
【0031】エントリキーの基本構造を図4に示す。
【0032】図4の(a)は上位レベルのインデックス
の基本構造であり、キー長、エントリーキー(文字
列)、アドレス情報で構成されている。また、図4の
(b)は、最下層レベルのインデックスの基本構造であ
り、キー長、エントリーキー(文字列)、本文へのアド
レス情報、見出しへのアドレス情報で構成されている。
【0033】上述の各検索方法に対応した検索用インデ
ックスは、この基本構造に基づいたものである。
【0034】次に各検索方法に対応した検索用インデッ
クスの最下層のフォーマットの説明をする。
【0035】図5は、単語検索(表記・かな)方法に対
応した検索用インデックスの最下層のフォーマットであ
る。なお、前方一致の場合も後方一致の場合も同じであ
る。
【0036】図5の(a)は、「表記」の場合の基本エ
ントリのフォーマットであり、例えば1バイトでコード
No.が00HのIDコード、1バイトのキー長、キー長
のエントリーキー、6バイトの本文アドレス、6バイト
のタイトルアドレスで構成されている。また、図5の
(b)は、「かな」の場合のキー項目のフォーマットで
あり、例えばコーNo.が80HのIDコード、キー長、
メンバ数、エントリキーで構成されている。そして、図
5の(c)は、メンバ項目のフォーマットであり、例え
ばコードNo.がC0HのIDコード、キー長、メンバ
数、本文アドレス、タイトルアドレスで構成されてい
る。
【0037】次に条件検索(表記・かな)方法に対応し
た検索用インデックスの最下層のフォーマットを図6に
示す。
【0038】図6の(a)は、基本エントリのフォーマ
ットであり、例えばコードNO.が00HのIDコード、
キー長、エントリキー、本文アドレス、タイトルアドレ
スで構成されている。また、図6の(b)は集団エント
リキー項目のフォーマットであり、例えばコードNo.が
80HのIDコード、キー長、メンバ数、エントリキ
ー、タイトルアドレスで構成されている。そして、図6
の(c)はメンバ項目のフォーマットであり、例えばコ
ードNO.がC0HのIDコード、本文アドレスで構成さ
れている。
【0039】次にメニュー検索方法に対応した検索用イ
ンデックスの最下層のフォーマットを図7に示す。
【0040】図7において、メニューデータは、例えば
コードNo.が1F43のIDコード、文字列、コードNO.
が1F63のIDコード、本文アドレスで構成されてい
る。
【0041】図8は、複合検索(表記・かな)方法に対
応した検索用インデックスの最下層のフォーマットので
あり、図8の(a)に示すように基本エントリと、1つ
のキー項目及び複数のメンバ項目を有する集団エントリ
とから成っている。
【0042】図8の(b)は、基本エントリのフォーマ
ットであり、例えばコードNo.が00HのIDコード、
キー長、エントリキー、本文アドレス、タイトルアドレ
スで構成されている。また、図8の(c)及び(d)は
集団エントリのフォーマットであり、キー項目は図8の
(c)に示すように例えばコードNo.が80HのIDコ
ード、キー長、メンバ数、エントリキーで構成されてお
り、また、メンバ項目は、図8の(d)に示すように、
例えばコードNo.がC0HのIDコード、本文アドレ
ス、タイトルアドレスで構成されている。
【0043】ここで、図9を用いて、アプリケーション
ソフト到達後のファイル管理の説明をする。
【0044】図9は、アプリケーションソフト到達後の
ファイル管理を示す模式図である。
【0045】このファイル構造は、例えば世界標準フォ
ーマットの「ISO966」を用いており、いわゆるツ
リー構造を有している。
【0046】この図9において、(a)に示す各検索用
インデックスを示す三角形67は、前述した図3に示す
ブロック61〜65である第1次インデックスから第3
次インデックスまでの構成を示しており、この各検索用
インデックスはそれぞれタイトル68を有している。そ
して、このタイトル63の後に本文データ66を有して
いる。
【0047】すなわち、これらのデータの配置は、図9
の(b)に示すように、文献管理ブロック75、各種検
索インデックス76、タイトルデータ68、本文データ
66及び特殊記号等の外字フォント79の順に記録され
ている。
【0048】このようなファイル構造下では、アプリケ
ーションソフトが文献管理ブロックに到達した後に、該
文献管理ブロックの情報により各種インデックスや本文
データの位置が取得できる。この場合、アプリケーショ
ンソフトの各種のデータのアドレス情報は、すべて文献
管理ブロックを起点とする相対ブロック番号によって管
理されている。
【0049】次に任意のキーワードの検索の仕方を図1
0に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】まず、検索にさきがけ、ステップ101に
おいて、装着された記録媒体1から、例えばCDのTO
Cデータ等に相当するインデックス情報を読み出し、こ
れを例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)等に取り
込み、ステップ102に進む。
【0051】ステップ102では、取り込んだインデッ
クス情報に応じた上述の各検索方法の検索項目名を表示
手段に表示してステップ103に進む。
【0052】ユーザは、この表示された検索項目の中か
ら任意の検索方法を選択する。ステップ103では、こ
の選択された検索方法が複合検索か否かが判別されNo
の場合はステップ104に進み選択された他の検索方法
で処理を行い、Yesの場合はステップ105に進み、
複合検索のデータを記録媒体から読み出しRAMに取り
込みステップ106に進む。
【0053】このステップ106では、ステップ105
で記録媒体から取り込んだデータを表示手段に表示し、
ステップ107に進む。
【0054】ステップ107では、例えばキーワードが
分からないとき等の場合に用いられるヘルプキーが押さ
れたか否かか判別されNoの場合はステップ110に進
み検索処理を行い、Yesの場合はのステップ108に
進む。
【0055】ステップ108では、上述の図2に示すよ
うな入力候補テーブルを表示手段に表示し、ステップ1
09に進む。
【0056】例えば、装着された記録媒体に記録された
アプリケーションソフトである本文データが飲食店ガイ
ドの場合、ユーザは、店名、食事のジャンル、所在地等
を表示された入力候補テーブルに従ってキーワードで入
力する。このとき、入力候補テーブルに従って入力され
たキーワードに対して複数の該当項目が存在する場合、
ステップ109において、該当する複数の項目名を表示
手段に表示してステップ110に進む。
【0057】ユーザは、表示された複数の該当項目の中
から任意の項目を選択する。ステップ110では、この
選択された項目に対して検索を行いステップ111に進
む。
【0058】このステップ111では、ステップ110
で行われた検索結果を記録媒体より読み出し表示手段に
表示し終了する。
【0059】従来、検索項目(店名等)は、検索用ソフ
トウェア(フロッピィディスク等)に記録してあるた
め、アプリケーションソフトウェア毎に該検索用ソフト
ウェアを用意しなければならなかったが、記録媒体の方
に視点管理ブロックを設けることで、1種類の検索用ソ
フトウェアで検索項目名、検索用インデックスのアドレ
ス情報を取得することが可能となる。
【0060】上述のような記録媒体は、図11に示すよ
うなディスク再生装置により再生される。
【0061】このディスク再生装置は、上述の記録媒体
1に記録されているデータを再生する再生系2と、この
読み出したデータの音声信号処理を行う音声信号処理系
3と、読み出したデータの検索処理を行って画像表示す
るためのデータ処理系4とを備えている。各系の制御
は、後に説明する1個のCPU(中央演算ユニット)5
で行われている。
【0062】再生系2において、キーボード31からの
入力に応じてCPU5は、レーザ光源駆動回路10、ス
レッド送りモータ11、2軸アクチュエータ駆動回路1
2及びモータ駆動回路13を制御する。すなわち、CP
U5は、モータ駆動回路13を制御してスピンドルモー
タ6を、例えばCLV(線速度一定)やCAV(角速度
一定)等で回転駆動させる。同時にCPU5は、2軸ア
クチュエータに取り付けられた対物レンズ14、フォト
ディテクタ、フォーカスエラー検出用の光学素子等から
成るデータ読み取り手段を構成する光ピックアップ7
を、スレッド送りモータ11を制御して記録媒体1上の
所定のトラックまで移動させるいわゆるディスクの径方
向制御を行う。そして、2軸アクチュエータ駆動回路1
2を制御することにより、光ピックアップ7の対物レン
ズ14を上下させフォーカシングを調整したり、該対物
レンズ14を左右に振りビームスポットを任意のトラッ
クに照射するいわゆるトラッキング制御を行うことによ
り、記録媒体1に記録されたデータの再生が行われる。
【0063】この記録媒体1には、例えば1フレーム毎
にサブコードエリアとデータエリアが設けられており、
このサブコードエリアに同期信号、位置情報、時間情報
等が書き込まれている。また、データエリアに上述のデ
ータが書き込まれている。このような記録媒体1から読
み出されたデータ信号は、エラー検出、データ検出回路
8に供給されることにより、例えばいわゆる和や差がと
られフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号が
検出される。フォーカスエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号は2軸アクチュエータ駆動回路12に供給され
る。2軸アクチュエータ駆動回路12はフォーカスエラ
ー信号及びトラッキングエラー信号に応じて対物レンズ
14を駆動し、フォーカシング及びトラッキングを正常
に保ち、正確にデータの読み出しを行うように制御す
る。なお、記録媒体1に照射されるレーザビームは、例
えば図示しないレーザダイオードからの出力を検出し、
この検出信号をレーザ光源駆動回路10に供給すること
により制御される。すなわち、レーザ光源駆動回路10
は検出信号に応じて記録媒体1に照射されるレーザビー
ムのパワーが、再生時において常に一定となるように制
御している。
【0064】一方、記録媒体1から再生された同期信号
や時間情報等を含む再生信号は、エラー検出、データ検
出回路8を介して信号処理系3のCD信号処理回路15
に供給される。CD信号処理回路15には、装着された
記録媒体が音声データが記録されているいわゆる音楽用
CDか、または、例えば辞書や百科辞典等のように、文
字情報をキャラクタ情報で記録したキャラクタデータ等
が記録された。いわゆるCD−ROMディスクかを検出
した検出信号がCPU5から供給されている。CD信号
処理回路15は、供給される再生信号を同期信号や時間
情報等のサブデータ信号と、メインデータ信号とに分離
し、該メインデータ信号が音声データの場合、この音声
データ信号をD−A(デジタル−アナログ)変換器16
に供給する。D−A(デジタル−アナログ)変換器16
に供給された音声データ信号は、アナログ信号に変換さ
れオーディオ再生回路17に供給され、音声信号として
出力端子18を介して出力される。また、CD信号処理
回路15に供給されたデータ信号がキャラクタデータ信
号等の場合、該CD信号処理回路15は、該キャラクタ
データ信号をCD−ROM信号処理回路19に供給す
る。CD−ROM信号処理回路19に供給されたキャラ
クタデータ信号は、一時記憶用のメモリであるRAM
(ランダムアクセスメモリ)20を介して、CPU5か
ら供給される信号に応じて読み出される。データバス2
1には、プログラム等が記録されているROM22及び
RAM23が接続されている。読み出されたキャラクタ
データ信号等は、データバス21を介して送られる。そ
して、キャラクタデータ信号に応じて漢字ROM24か
ら読み出された漢字パターン等によりビデオRAM26
内に表示画像が記録形成され、CPU5からの信号に応
じて表示コントローラ25によりビデオRAM26内の
表示画像が読み出され、例えばLCD(液晶表示板)等
の表示部27に表示される。
【0065】なお、コネクタ28に外部のインターフェ
ースが接続された場合は、例えば接続と同時にスイッチ
29がオン動作し、CPU5をリセットし、該インター
フェースからの命令で信号処理が行われるようになって
いる。インターフェースからの命令は、外部インターフ
ェース処理回路30により処理され、この処理データは
データバス21を介し上述のように表示部27に表示さ
れる。
【0066】このようなディスク再生装置では、データ
処理及び表示のマン−マシンインターフェース部分は、
厳密な時間処理が不要なため、これらをメインルーチン
として処理し、他の処理を割り込みルーチンで行うこと
により全体の信号処理を1個のCPU5で全て処理して
おり、また、ホストCPUとドライブCPU間のソフト
ウェア制御のうち、コマンドパケット←→ステータスの
コード体系をバスラインシステムから流用するように
し、本機を外部ホストから制御したいときには、メイン
ルーチンをホルト(HALT)命令に置き換え、バスラ
イン制御用ルーチンを起動するようにしてある。
【0067】図12は、小型携帯用の電子辞書機能等が
設けられたディスク再生装置の外観を示す図であり、図
12の(a)は該ディスク再生装置の左側面図、図12
の(b)はその上面図である。
【0068】この図12の(a)及び(b)において、
ディスク再生装置40は、再生系2、CPU5、信号処
理系3、例えばLCDである表示部27を除く表示系4
等が設けられ、内部に例えば辞書、百科辞典等のデータ
が記録された記録媒体としてのCD−ROMディスクが
装着される本体部44と、表面にアルファベットキー4
1、カーソル移動キー42、該カーソルを移動して選択
項目を選択する選択キー43等のキーが設けられ、裏面
に装着されたCD−ROMディスクを押さえるチャッキ
ング部46等が設けられているキー操作部45と、表示
手段である表示部27と、蓋部47とから成っている。
このディスク再生装置40は、蓋部47、表示部27、
キー操作部45及び本体部44が、順に支軸48により
回動自在に取り付けられており、使用時には、図12の
(b)に示すようにテーブル等の設置面と平行となるキ
ー操作部45に対し、表示部27及び蓋部47がおき上
がり、表示画面が見やすく操作し易い任意の角度となる
よう調整可能となっている。逆に、未使用時には、キー
操作部45に対して表示部27及び蓋部47が平行とな
るように折り畳めるようになっており、この折り畳んだ
状態のディスク再生装置40は、略々正方形となり、楽
に持ち運びができるようになっている。
【0069】以上の説明から明らかなように、記録媒体
に本文データ、この本文データを検索するためのインデ
ックス情報、検索可能な項目名、該検索可能な項目名に
対応するインデックスの先頭アドレス等を記録した視点
管理ブロックを設け、検索時において、記録媒体から検
索項目名を読み出して表示し、選択された検索項目名を
インデックスに基づいて検索し、検索項目データに対応
する本文データを読み出して表示する検索方法をとるこ
とにより、記録媒体の複数のソフトウェアに対して1つ
の検索ソフトウェアで対応することができるため、操作
性が共通で習得が簡単となり、また、1枚の記録媒体を
1度購入するだけで済むため経済的である。また、記録
媒体を用い、検索方法に、従来は辞書タイプに限定され
ていた複合検索を取り入れることで多種多様なアプリケ
ーションソフトの実現が可能となる。
【0070】そして、記録媒体のソフトウェア毎に検索
仕様及び検索ソフトを新たに設計する必要がないため、
開発者の負担及び開発費用が不要となり低コスト化が達
成され、また、検索仕様を文字に限定しているため、検
索ソフトの移植をスムーズに行うことができる。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る記録媒体
は、本文データと、本文データを単一の検索項目で検索
を行う検索方法と複数の検索項目の論理積に基づく検索
方法を指定するための2以上の検索項目名にそれぞれ対
応した識別子の個数を示す識別子エントリ数とからなる
視点管理ブロックと、上記2以上の検索項目名とエント
リが示すブロックの内容が記述された識別子と上記エン
トリが示すインデックスの先頭ブロックが記述された先
頭ブロック番号と上記エントリが指し示す内容の領域サ
イズが記述されたブロック数とから少なくとも構成され
る文献管理ブロックを予め記録しているので、記録媒体
の複数のソフトウェアに対して1つの検索ソフトウェア
で対応することができるため、操作性の向上を実現でき
る。
【0072】特に、本文データの検索を単一の検索項目
での検索のみならず、複数の検索項目に基づいて検索を
行う複合検索を行うことができるので、多種多様なアプ
リケーションソフトの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体の記録フォーマットを示
す図である。
【図2】入力補助テーブルの構成を示す図である。
【図3】階層化インデックスの基本的構造を示す模式図
である。
【図4】エントリキーの基本構造を示す図である。
【図5】単語検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図6】条件検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図7】メニュー検索方法に対応したメニューデータの
構成を示す図である。
【図8】複合検索方法に対応した検索用インデックスの
最下層のフォーマットを示す図である。
【図9】ファイル管理を説明するための概略図である。
【図10】本発明に係る記録媒体を用いたデータ検索方
法を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係る記録媒体が用いられるディスク
再生装置を示すブロック図である。
【図12】図11に示すディスク再生装置の外観を示す
図である。
【符号の説明】 1 記録媒体、 51 視点エントリ数、 53 識別
子エントリ数、 55検索項目、 56 文献管理ブロ
ック、 56a 識別子、 56c 先頭ブロック番
号、 56d ブロック数。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも文字情報からなる複数の単位
    データからなる本文データが記録された領域と、 上記本文データを単一の検索項目で検索を行う検索方法
    と複数の検索項目の論理積に基づく検索方法を指定する
    ための2以上の検索項目名にそれぞれ対応した識別子の
    個数を示す識別子エントリ数とからなる視点管理ブロッ
    クが記録された領域と、 上記2以上の検索項目名とエントリが示すブロックの内
    容が記述された識別子と上記エントリが示すインデック
    スの先頭ブロックが記述された先頭ブロック番号と上記
    エントリが指し示す内容の領域サイズが記述されたブロ
    ック数とから少なくとも構成される文献管理ブロックと
    が記録された領域とを備えてなる記録媒体。
  2. 【請求項2】 少なくとも文字情報からなる本文データ
    が記録された領域と、 上記本文データを単一の検索項目で検索を行う検索方法
    と複数の検索項目の論理積に基づく検索方法を指定する
    ための2以上の検索項目名にそれぞれ対応した識別子の
    個数を示す識別子エントリ数とからなる第1の管理ブロ
    ックが記録された領域と、 上記2以上の検索項目名とエントリが示すブロックの内
    容が記述された識別子と上記エントリが示すインデック
    スの先頭ブロックが記述された先頭ブロック番号と上記
    エントリが指し示す内容の領域サイズが記述されたブロ
    ック数とからなるブロックを上記識別子エントリ数に対
    応する数だけ備えた第2の管理ブロックが記録された領
    域とを備えてなる記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記文献管理ブロックが記録された領域
    の識別子が記録された領域には、検索を前方一致検索を
    行うか、後方一致検索で行うか、項目別条件検索で行う
    かを判別するコードが記録されていることを特徴とする
    請求項1記載の記録媒体。
JP10135771A 1998-05-18 1998-05-18 記録媒体 Pending JPH10283374A (ja)

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