JPH10282928A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH10282928A
JPH10282928A JP9083614A JP8361497A JPH10282928A JP H10282928 A JPH10282928 A JP H10282928A JP 9083614 A JP9083614 A JP 9083614A JP 8361497 A JP8361497 A JP 8361497A JP H10282928 A JPH10282928 A JP H10282928A
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image signal
input
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Isao Kawahara
功 川原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイなどの表示装置におい
て、サブフィールドの数を増やすことなく動画疑似輪郭
の発生を軽減する。 【解決手段】 入力画像信号を非線形変換する非線形変
換手段2、3を複数系統設け、入力画像レベルの特定の
範囲に限定して非線形変換手段2、3を画素単位で切り
換えて出力することにより、副作用の発生を抑えて動画
疑似輪郭の発生を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル方式の
表示装置、特にサブフィールド駆動方法に基づいて階調
表示を行うプラズマディスプレイに用いて、動画像を表
示した場合に発生しやすい中間調表示乱れ、いわゆる動
画疑似輪郭の発生を改善する画像表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、プラズマディスプレイはサブフィ
ールド法と呼ばれる駆動方法によって中間調表示を行っ
ている。入力のディジタル値に応じて、各サブフィール
ドが選択され、1フィールド全体での平均発光量が入力
ディジタル信号値に比例するように制御される。図6
は、このサブフィールド法による駆動による発光の概念
を示す図である。
【0003】図6に示すように、SF0〜SF4は各サ
ブフィールドを示し、各サブフィールドの輝度重みは、
ディジタル信号のビット重みと一致するように設定され
ている。図6では、輝度レベル14,15および16の
ときのそれぞれの場合の各サブフィールドの発光の状態
を示し、斜線を施した部分が発光するサブフィールドを
示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この図からわかるよう
に、輝度レベルが14から15に変化するときは、発光
パターンの変化はSF0のみであり、発光の時間的な分
布の変化もわずかであり、とくに問題となるような現象
は観測されない。
【0005】一方、輝度レベルが15から16に変化す
るときは、輝度レベルの変化がわずか1であるにも関わ
らず、すべてのサブフィールドの発光・非発光が逆転す
る。このため、発光の時間的な分布も大きく変化し、動
画像を表示してこれを視線が追跡した場合にいわゆる動
画疑似輪郭と呼ばれる現象が発生し、画質劣化の重大な
要因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の画像表示装置は、入力画像信号を共通の入
力とし前記入力画像信号の信号レベルの限定された範囲
において非線形特性を有する複数の非線形変換手段と、
前記入力画像信号または前記複数の非線形変換手段の出
力の一つを選択する選択手段と、前記選択手段を制御す
る選択信号発生手段と、前記選択手段の出力のディジタ
ル値を入力とするディジタル画像表示手段を備え、前記
選択手段の出力を時間的または空間的に平均した特性が
ほぼ直線となるように前記選択信号を発生するようにし
たことを特徴とする。
【0007】また、本発明の画像表示装置は、前記複数
の非線形手段が、前記ディジタル表示手段のディジタル
値が2のべき乗の整数倍の値の近傍において非線形特性
を有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の画像表示装置は、前記複数
の非線形手段が、前記ディジタル表示手段のディジタル
値が2のべき乗の整数倍を超えない範囲において非線形
特性を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記選択信号発生手段
が、前記入力画像信号のレベルが画面内で平坦である部
分においては、前記入力画像信号を選択して通過するよ
うにしたことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、サブフィールド法等を用
いたプラズマディスプレイなど、動画疑似輪郭が発生し
やすい画像表示装置に用いて、入力画像信号の信号レベ
ルの限定された範囲において非線形特性を切り換えて選
択して表示するようにしているので、副作用の発生を抑
制して動画疑似輪郭の発生を抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明(請求項1)の画像表示装
置は、入力画像信号を共通の入力とし前記入力画像信号
の信号レベルの限定された範囲において非線形特性を有
する複数の非線形変換手段と、前記入力画像信号または
前記複数の非線形変換手段の出力の一つを選択する選択
手段と、前記選択手段を制御する選択信号発生手段と、
前記選択手段の出力のディジタル値を入力とするディジ
タル画像表示手段を備え、前記選択手段の出力を時間的
または空間的に平均した特性がほぼ直線となるように前
記選択信号を発生するようにしたことを特徴とする。
【0012】このため、動画疑似輪郭が発生しやすい信
号レベル付近のみ、入力信号に等価的に振幅変調を施し
て動画疑似輪郭の発生を分散させ、目立たなくさせるこ
とができる。しかも入力画像信号の信号レベルの限定さ
れた範囲においてのみ非線形処理を施すので、画面に市
松模様などのパターンが観測されるという副作用が発生
する頻度を少なくすることができる。
【0013】また、本発明(請求項2)の画像表示装置
は、前記複数の非線形手段が、前記ディジタル表示手段
のディジタル値が所定の2のべき乗の整数倍の値の近傍
において非線形特性を有することを特徴とする。このた
めに、動画疑似輪郭の発生しやすい部分、すなわち入力
画像信号の信号レベルが2のべき乗の整数倍となる値の
近傍でのみ入力画像信号に等価的に振幅変調を施すこと
になり、動画疑似輪郭の発生を抑えるとともに、等価的
な振幅変調の施される部分を限定することができ、画面
に市松模様などのパターンが観測されるという副作用が
発生する頻度を少なくすることができる。
【0014】また、本発明(請求項3)の画像表示装置
は、前記複数の非線形手段が、前記ディジタル表示手段
のディジタル値が2のべき乗の整数倍を超えない範囲に
おいて非線形特性を有することを特徴とする。このため
に、動画疑似輪郭の発生しやすい部分で、入力画像信号
に等価的に振幅変調を施すことにより動画疑似輪郭の発
生を抑えるとともに、等価的な振幅変調の施される部分
をさらに狭い範囲に限定することができ、画面に市松模
様などのパターンが観測されるという副作用が発生する
頻度を少なくすることができる。
【0015】また、本発明(請求項4)の画像表示装置
は、前記選択信号発生手段が、前記入力画像信号のレベ
ルが画面内で平坦である部分においては、前記入力画像
信号を選択して通過するようにしたことを特徴とする。
このために、画像の変化がないために動画部分であって
も原理的に動画疑似輪郭の発生し難い部分には等価的な
変調を施すことがなくなり、画面に市松模様などのパタ
ーンが観測されるという副作用が発生する頻度を少なく
することができる。
【0016】(実施の形態1)以下に、本発明(請求項
1、請求項2および請求項4)の実施の形態1について
図面を用いて説明する。図1において、1は入力画像信
号、2は第1の非線形変換手段、3は第2の非線形変換
手段、4は選択信号発生手段、5は選択手段、6はプラ
ズマディスプレイである。
【0017】以上のように構成された本実施の形態に於
いては、第1および第2の非線形手段の入出力特性は、
例えば図2または図3のそれぞれ(a)または(b)の
ような特性となる。これは、動画疑似輪郭の発生しやす
い部分、すなわち入力画像信号の信号レベルが2のべき
乗の値、例えば16の近傍では、入力画像信号を図2の
(a)または(b)のように非線形変換した後に切り換
えて選択し、表示しようとするものである。なお、非線
形特性(a)および(b)を平均した特性は線形であ
り、画像の平均的なレベルには影響を与えないよう考慮
されている。
【0018】この切り換えは水平画素位置毎、垂直画素
位置毎またはフィールド毎にそれぞれ反転するいわゆる
フィールドで交番する市松パターン(5f)によって5
aまたは5bを切り換えることに相当する。このフィー
ルドで交番する市松パターンは、図1に示すように、ド
ットカウンタ41、ラインカウンタ42、フィールドカ
ウンタ43の出力の排他論理和44により得ることがで
きる。
【0019】なお、ドットカウンタ41、ラインカウン
タ42、フィールドカウンタ43は水平同期信号および
垂直同期信号によって同期制御される。
【0020】また、入力画像信号が平坦である部分を平
坦部検出手段45で検出し、入力画像信号が平坦な部分
では、前述の市松パターン5fに関わらず、常に元の入
力画像信号5cを選択して表示することにより、動画疑
似輪郭低減の効果を低下させることなく、画面に市松模
様などのパターンが観測されるという副作用が発生する
頻度を少なくすることができる。
【0021】(実施の形態2)以下に本発明(請求項
3)の実施の形態2について図面を用いて説明する。本
実施の形態において実施の形態1と異なるのは、非線形
変形手段2および3の特性であり、図5にその特性、図
6にその特性のグラフを示す。以下実施の形態1と異な
る点についてのみ説明する。
【0022】図5において図2の場合と異なるのは、非
線形特性は所定の2のべき乗を超えない範囲、すなわち
15以下9までの範囲(2の4乗の16未満で2の3乗
の8をこえる範囲)に限定されている点である。したが
って非線形特性の影響を受ける部分がほぼ半減し、画面
に市松模様などのパターンが観測されるという副作用が
発生する頻度をさらに少なくできる。
【0023】なお、入力画像信号レベル(INlev)の
変化が16から17の場合、17から18に変化する場
合などにおいては、 レベルINlevが16のときに発光するサブフィールドの重み 16 レベルINlevが17のときに発光するサブフィールドの重み1,...,16 レベルINlevが18のときに発光するサブフィールドの重み 2,..,16 であるので、発光パターンの変化が小さく、動画疑似輪
郭の発生が比較的わずかであるので、非線形特性の範囲
を前記したような範囲に限定しても、動画疑似輪郭改善
効果を良好に維持することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サブフィ
ールド法等を用いたプラズマディスプレイなど、動画疑
似輪郭が発生しやすい画像表示装置に用いて、入力画像
信号の信号レベルの限定された範囲において非線形特性
を切り換えて選択して表示するようにしているので、副
作用の発生を抑制して動画疑似輪郭の発生を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像表示装置の
構成図
【図2】本発明の実施の形態1における非線形手段の特
性の例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における非線形手段の特
性の例をグラフ化した図
【図4】本発明の実施の形態2における非線形手段の特
性の例を示す図
【図5】本発明の実施の形態2における非線形手段の特
性の例をグラフ化した図
【図6】従来の画像表示装置におけるサブフィールド駆
動の概念を示す図
【符号の説明】
1 入力画像信号 2,3 非線形変換手段 4 選択信号発生手段 5 選択手段 6 プラズマディスプレイ 41 ドットカウンタ 42 ラインカウンタ 43 フィールドカウンタ 44 排他論理和 45 平坦部検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を共通の入力とし前記入力画
    像信号の信号レベルの限定された範囲において非線形特
    性を有する複数の非線形変換手段と、前記入力画像信号
    または前記複数の非線形変換手段の出力の一つを選択す
    る選択手段と、前記選択手段を制御する選択信号発生手
    段と、前記選択手段の出力のディジタル値を入力とする
    ディジタル画像表示手段を備え、 前記選択手段の出力を時間的または空間的に平均した特
    性がほぼ直線となるように前記選択信号を発生するよう
    にしたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】複数の非線形手段は、ディジタル表示手段
    のディジタル値が所定の2のべき乗の整数倍の値の近傍
    において非線形特性を有することを特徴とする請求項1
    記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】複数の非線形手段は、ディジタル表示手段
    のディジタル値が所定の2のべき乗の整数倍を超えない
    範囲において非線形特性を有することを特徴とする請求
    項1記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】選択信号発生手段は、入力画像信号のレベ
    ルが画面内で平坦である部分においては、前記入力画像
    信号を選択して通過するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の画像表示装置。
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JP2003066892A (ja) * 2001-08-17 2003-03-05 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイ装置
JP2006292972A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Sharp Corp 表示装置の駆動装置および表示装置

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