JPH10282795A - 液体現像装置 - Google Patents

液体現像装置

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JPH10282795A
JPH10282795A JP8619297A JP8619297A JPH10282795A JP H10282795 A JPH10282795 A JP H10282795A JP 8619297 A JP8619297 A JP 8619297A JP 8619297 A JP8619297 A JP 8619297A JP H10282795 A JPH10282795 A JP H10282795A
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JP
Japan
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liquid
developing roller
electrodeposition
developing
electrode
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Withdrawn
Application number
JP8619297A
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English (en)
Inventor
Shuji Iino
修司 飯野
Hiroshi Mizuno
博 水野
Masaharu Kanazawa
正晴 金沢
Toshimitsu Fujiwara
利光 藤原
Seiji Kojima
誠司 小島
Hidetoshi Miyamoto
英稔 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイアス印加のもとに現像ローラにトナーを
吸着させるための、該現像ローラに対し間隙をおいて臨
設された電着電極を有する液体現像装置において、現像
ローラにトナーを安定的に吸着させることができるとと
もに電着電極でのトナーの凝集を抑制でき、それだけ濃
度低下やノイズ等の画像不良の発生を抑えることがで
き、しかも装置自身のいたずらな大規模化を招くことが
なく、また、現像ローラと電着電極との間に液体現像剤
を無駄少なく供給できる液体現像装置を提供する。 【解決手段】 感光体1(静電潜像担持体)上に形成さ
れる静電潜像に、現像ローラ41により液体現像剤Dを
供給して該潜像を可視トナー像Tに現像する液体現像装
置であり、現像ローラ41に対し所定の間隙P2をおい
て臨設された電着電極42aを含み、現像ローラ41と
電着電極42a間に液体現像剤Dを流通させるための電
着液流ユニット42と、電着液流ユニット42に液体現
像剤Dを供給する液体現像剤供給装置43とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ等の画像形成装置において、静電潜像を
現像するために用いる電子写真用液体現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンタ等の画
像形成装置では、一般的には、感光体等の静電潜像担持
体表面を帯電させ、その帯電域に画像情報に基づいて画
像露光して静電潜像を形成し、その潜像を現像して可視
トナー像とし、このトナー像を紙等の記録材に転写し、
定着させる。この潜像を現像剤で現像して可視トナー像
化させる現像装置の1つに液体現像装置がある。
【0003】液体現像装置は通常、回転駆動される現像
ローラを有し、液体現像剤を収容している。液体現像剤
はトナー及びキャリア液を含んでおり、該トナーは帯電
させられ、該キャリア液に分散している。現像ローラ
は、一部がこの液体現像剤に浸され、静電潜像担持体に
臨んでいる。液体現像剤は、その一部が該現像ローラの
回転により該静電潜像担持体上に運ばれ、その中に含ま
れるトナーが現像バイアス印加のもとに前記潜像に付着
してそれを可視トナー像化し、さらにその回転に伴って
余剰のものがもとの液体現像剤に戻される。
【0004】従来のこの種の液体現像装置には、現像効
率を上げるために電着電極が採用されているものがあ
る。この電着電極は、現像ローラに臨み、一般的には液
体現像剤中に設けられ、現像時には静電潜像担持体上に
多くのトナーを供給できるようバイアス印加のもとにト
ナーを現像ローラ表面に吸着させる。この吸着作用によ
って現像効率がよくなる。しかし、前記電着電極と前記
現像ローラとの間に存在する液体現像剤中のトナーは前
記現像過程において消費され、トナー濃度は低下する。
それゆえ、現像時には常にその部分のトナー濃度をもと
の濃度のまま一定に保たせ、静電潜像担持体上に供給す
る現像ローラ上の液体現像剤のトナー濃度が低下しない
ようにする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
着電極と現像ローラとの間の液体現像剤は、せいぜい前
記現像ローラの回転に伴って動かされる程度であり、現
像装置へ液体現像剤を補給しても電着電極・現像ローラ
間の現像剤のトナー濃度を一定化し、且つ、トナー分布
を均一化するのは困難である。また、トナーが電着電極
に沈降、或いは堆積し、該現像ローラへのトナー電着が
不安定になったり(トナーが現像ローラに安定して吸着
されなかったり)、現像剤中に比較的大きな固形分(凝
集トナーなど)が形成されやすい。このような状態の液
体現像剤で現像を行うと濃度低下やノイズ等の画像不良
を招きやすい。
【0006】これを避けるためには、例えば特公昭48
−34774号公報で教える液体現像装置のように、電
着電極と現像ローラとの間の間隙を広げ、その間の液体
現像剤の移動を容易にすればよいが、それでは長時間の
電着をしなければならず、そうすると、その長時間の電
着を行うために、該現像ローラに沿う該電着電極の長さ
を大きくしなければならなず、そのため、液体現像装置
が大型化してしまう。
【0007】そこで本発明は、静電潜像担持体上に形成
される静電潜像に、回転駆動される現像ローラにより液
体現像剤を供給して該潜像を可視トナー像に現像する液
体現像装置であり、バイアス印加のもとに前記現像ロー
ラにトナーを吸着させるための、該現像ローラに対し間
隙をおいて臨設された電着電極を有する液体現像装置に
おいて、該現像ローラにトナーを安定的に吸着させるこ
とができるとともに電着電極でのトナーの凝集を抑制で
き、それだけ濃度低下やノイズ等の画像不良の発生を抑
えることができ、しかも装置自身のいたずらな大規模化
を招くことがなく、また、該現像ローラと該電着電極と
の間に液体現像剤を無駄少なく供給できる液体現像装置
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、静電潜像担持体上に形成される静電潜像に、
回転駆動される現像ローラにより液体現像剤を供給して
該潜像を可視トナー像に現像する液体現像装置であり、
バイアス印加のもとに前記現像ローラにトナーを吸着さ
せるための、該現像ローラに対し間隙をおいて臨設され
た電着電極を有する液体現像装置において、該電着電極
を含み、前記現像ローラと該電着電極間に液体現像剤を
流通させるための電着液流ユニットと、前記現像ローラ
及び前記電着電極間に液体現像剤を流通させるために該
電着液流ユニットに液体現像剤を供給する液体現像剤供
給装置とを備えていることを特徴とする液体現像装置を
提供する。
【0009】この液体現像装置によると、前記電着液流
ユニットに前記液体現像剤供給装置から液体現像剤が供
給されるとともに、前記現像ローラと前記電着電極間に
その液体現像剤が強制的に流通せしめられるので、その
間隙部位の現像剤中のトナーが現像ローラへ吸着されて
も連続的に新たな液体現像剤が供給されてくることで、
その部位のトナー濃度を一定化でき、トナー分布を均一
化できる。また、トナーが前記電着電極に沈降、或いは
堆積することもなくトナーを現像ローラに安定して吸着
させることができ、現像剤中に凝集トナーなどの比較的
大きな固形分が形成されにくくなり、電着電極でのトナ
ーの凝集を抑制でき、かくして濃度低下やノイズ等の画
像不良を抑えることができる。
【0010】また、電着電極と現像ローラとの間の液体
現像剤の移動が強制的になされるので、その間隙を狭く
でき、それにより現像ローラへのトナー電着が容易とな
り、長時間の電着の必要がなくなるので、該現像ローラ
に沿う該電着電極の長さを小さくできる。これにより装
置自身のいたずらな大規模化を招くことがなくなり、ま
た、該現像ローラと該電着電極との間に液体現像剤を無
駄少なく供給できる。
【0011】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
に臨む液体現像剤吹き出し孔を有することも、前記現像
ローラと前記電着電極との間隙から液体現像剤を排出す
るための排出孔を有することもできる。この吹き出し孔
及び(又は)排出孔は前記電着電極自身に設けられても
よいし、別に設けてもよい。
【0012】前記液体現像剤吹き出し孔を有する場合
は、該吹き出し孔は前記液体現像剤供給装置に接続する
ことができる。また、前記液体現像剤吹き出し孔を有し
ているとともに、前記液体現像剤排出孔を有している場
合、該吹き出し孔から供給された現像剤が排出孔の方へ
円滑に流れるように該吹き出し孔は前記現像ローラの回
転方向において、前記排出孔より上流側に位置させるこ
とができる。この場合も該吹き出し孔は前記液体現像剤
供給装置に接続することができる。
【0013】さらに、前記現像ローラに対する電着液流
ユニットの姿勢を制御するためのユニット姿勢制御装置
を備えることもできる。この場合、該ユニットの前記吹
き出し孔は前記現像ローラに臨むことができる液体現像
剤吹き出し開口を有するものとし、また前記排出孔は前
記現像ローラに臨むことができる液体現像剤の流入開口
を有するものとし、前記ユニット姿勢制御装置は、前記
電着液流ユニットを前記吹き出し開口及び前記流入開口
が前記現像ローラ及び前記電着電極間に液体現像剤を流
通させるための位置をとる姿勢(各開口が現像ローラに
臨む姿勢、例えば吹き出し孔及び排出孔が水平又は略水
平姿勢をとって各開口が現像ローラに臨む姿勢)又は該
吹き出し開口及び流入開口が上方に向く姿勢に選択的に
配置できるものとすることができる。このようなユニッ
ト姿勢制御装置の採用により、非現像時には前記開口を
上方へ向け、液体現像剤だれを抑制したり、或いはさら
に現像ローラへの不必要な現像剤の付着を防止したりで
きる。 前記液体現像剤吹き出し孔を有するいずれの電
着液流ユニットにおいても、前記現像ローラの回転方向
において、前記電着電極の若干上流側に隣合わせて配置
された吹き出し孔形成用部材を備えることができ、前記
液体現像剤吹き出し孔は該吹き出し孔形成用部材と前記
電着電極との間隙により形成させることができる。この
場合、液体現像剤を現像ローラと電着電極との間隙に集
中的に流通させるために、前記吹き出し孔形成用部材と
前記現像ローラとの間隙を前記電着電極と前記現像ロー
ラとの間隙より小さく設定することができる。また、前
記吹き出し孔形成用部材の前記現像ローラに臨む端部に
前記現像ローラに向けられるエア吹き出し孔を形成する
こともできる。この場合も、該吹き出し孔からエアを吹
き出せることで、供給される液体現像剤のユニット外漏
れを抑制して液体現像剤を現像ローラと電着電極間に集
中的に流通させることができる。
【0014】また、前記液体現像剤排出孔を有するいず
れの電着液流ユニットにおいても、前記現像ローラの回
転方向において、前記電着電極の若干下流側に隣合わせ
て排出孔形成用部材を備えることができ、前記排出孔は
該排出孔形成用部材と前記電着電極との間隙より形成さ
せることができる。この場合も、現像ローラと電着電極
間に液体現像剤を集中的に流通させ、且つ、排出孔へ円
滑に導くために、前記排出孔形成用部材と前記現像ロー
ラとの間隙は前記電着電極と該現像ローラとの間隙より
小さく設定することができ、また、前記排出孔形成用部
材の前記現像ローラに臨む端部に前記現像ローラに向け
られるエア吹き出し孔を形成することができる。
【0015】また、いずれの電着液流ユニットも、現像
ローラと電着電極間との間に液体現像剤を集中的に流通
させるために、前記電着電極の前記現像ローラ表面移動
方向を横切る方向における両側に隣合わせて側部材を設
けることができる。この場合、該各側部材と前記現像ロ
ーラとの間隙は、前記電着電極と該現像ローラとの間隙
より小さく設定することができ、また、前記各側部材の
前記現像ローラに臨む端部には、前記現像ローラに向け
られるエア吹き出し孔を形成することができる。
【0016】また、これら側部材は、前記液体現像剤吹
き出し孔が前記吹き出し孔形成用部材と電着電極との間
隙により形成されている場合、前記液体現像剤排出孔が
前記排出孔形成用部材と電着電極との間隙により形成さ
れている場合、該吹き出し孔及び(又は)排出孔の両側
端開口を閉じていてもよい。いずれにしても、前記液体
現像剤供給装置は、液体現像剤収容槽及び該収容槽中の
液体現像剤を前記電着液流ユニットに供給するポンプ装
置を含むものを例示できる。前記液体現像剤収容槽は、
前記電着液流ユニットから排出されてくる液体現像剤を
受ける液受け槽を兼ねることができる。
【0017】また、いずれにしても、前記現像ローラの
回転方向において、前記静電潜像の現像領域より下流側
位置で該現像ローラに対しクリーニング装置を設けるこ
とができる。なお、前記各エア吹き出し孔はエア供給装
置に接続すればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る液体
現像装置の1例を備えた画像形成装置の概略構成図であ
る。図2は、図1に示す液体現像装置の概略構成を示す
図である。まず、図1に示す画像形成装置を参照しなが
ら画像形成全体を説明し、図2に示す本発明に係る液体
現像装置4について詳述する。
【0019】図1に示す画像形成装置は、感光体1、帯
電チャージャ2、プリントヘッド3、本発明に係る液体
現像装置4、スクイーズローラ5、転写ローラ6、クリ
ーナ7、イレーサランプ8、定着ローラ9等を備えてい
る。この画像形成装置では、図中a1方向に回転駆動さ
れる感光体1表面が電源PW1から電圧を印加された帯
電チャージャ2によって一様に帯電させられ、その帯電
域にプリントヘッド3から画像データに基づいてレーザ
光Lが照射され、原稿画像に対応する静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、感光体1のa1方向の回転とと
もに液体現像装置4に移行し、ここで現像されて可視ト
ナー像Tとなる。
【0020】現像装置4は、後ほど詳述するように現像
ローラ41等が設けられており、キャリア液にトナーを
分散せた液体現像剤Dが収容されている。現像ローラ4
1は該現像剤Dを静電潜像現像領域P1へ運び、電源P
W3からの現像バイアス印加のもとに感光体1上の静電
潜像を現像し、可視トナー像化する。感光体1表面は、
前記可視トナー像を保持しつつ、スクイーズローラ5に
いたり、ここでトナーとともに付着したキャリア液の多
くが除去され、さらに転写部T1へ移行する。
【0021】一方、図示を省略した記録材供給部から記
録シートSが供給され、図示を省略したタイミングロー
ラ対にて感光体1上のトナー像Tと同期をとって転写部
T1へ送り込まれる。転写部T1では電源PW4から転
写電圧が印加された転写ローラ6により感光体1上のト
ナー像が記録シートSへ転写される。
【0022】トナー像が転写された記録シートSは、定
着ローラ9に運ばれ、ここでトナー像が定着され、排出
される。転写部T1で記録シートSに転写されずに感光
体1上に残ったトナーはクリーニング装置7に設けられ
たクリーニングブレード71及びクリーニングローラ7
2よって、除去される。その後、感光体1はイレーサラ
ンプ8によって余分な電荷が消去されて、次の画像形成
に備えられる。
【0023】なお、図1に示す画像形成装置の感光体1
への帯電は、正規現像をするか、反転現像をするか等に
応じて、正に帯電させても、負に帯電させてもよい。そ
して、ここでの液体現像装置4は、感光体1上のトナー
像Tを直接記録シートSに転写させる画像形成装置に採
用させたが、一旦、トナー像を中間転写ベルトや中間転
写ドラムなどの中間転写部材に1次転写させてから、記
録シートSに2次転写させる画像形成装置等に採用させ
てもよい。
【0024】次に前記液体現像装置4について図2を参
照して詳述する。図2に示す液体現像装置4は、現像ロ
ーラ41、電着液流ユニット42及び液体現像剤供給装
置43を備えている。電着液流ユニット42は電着電極
42aを含んでおり、電着電極42aは現像ローラ41
に対し、所定の間隙をおいて臨設されている。液体現像
剤供給装置43は現像ローラ41及び電着液流ユニット
42を囲って感光体の下方に配置された液体現像剤収容
槽40及びその下部内のポンプ43cを含んでいる。ポ
ンプ43cの吸入口にはフィルタ43dが設けられてい
る。槽40の底部40aには液体現像剤Dが収容されて
おり、ポンプ43cの一部はこれにつかっている。
【0025】現像剤槽40に収容された液体現像剤D
は、フィルター43dにて固形物(凝集トナー、紙粉又
はゴミなど)が除去されてポンプ43cに吸引され、ポ
ンプ43cと電着液流ユニット42を連結する現像剤供
給ホース43aによって電着液流ユニット42に供給さ
れる。かくして現像剤Dは電着電極42aと現像ローラ
41の間隙P2の入口P21に集中的に供給され、一部
は現像剤収容槽40に落下するが、多くは間隙P2を流
通する。そして該間隙P2を流通する現像剤Dの一部D
1は現像ローラ41のa2方向の回転により感光体1上
の静電潜像に供給され、その現像に供される。この現像
時、現像ローラ41には電源PW3から現像バイアスが
印加される。余剰の現像剤は、間隙P2の出口P22等
から現像剤槽40に落下する。なお、間隙P2の入口P
21は出口P22より、現像ローラ41の回転方向a2
において上流側に位置している。
【0026】また、現像剤収容槽40において43bは
ドレン排出用のコックである。液体現像剤Dが間隙P2
を流通するとき、該現像剤中のトナーの一部は電源PW
2からバイアス電圧が印加された電着電極42aにより
現像ローラ41に付着せしめられ、かくして、かかる電
着電極が無いときよりもトナー濃度の高い現像剤が静電
潜像の現像に供される。このことは、現像ローラ41と
感光体1とが向かい合う現像領域P1への現像剤供給量
を無駄の少ない量にできることを意味している。液体現
像剤収容槽40には、図示しない補給装置から濃縮液体
現像剤が適宜補給される。
【0027】また、この現像装置4では、現像ローラ4
1と電着電極42aの間隙P2に液体現像剤Dを強制的
に流通させるので、その間隙の現像剤D中のトナーが現
像のために消費されても、引続き新たな現像剤Dがポン
プ運転により間隙P2に供給されてくるので、現像に直
接供する現像剤中のトナー濃度を一定化でき、トナー分
布を均一化できる。また、間隙P2に液体現像剤Dを強
制的に流通させるので、トナーが電着電極42aに沈
降、或いは堆積することもなくトナーを現像ローラ41
に安定して吸着させることができ、現像剤D中に凝集ト
ナーなどの比較的大きな固形分が形成されにくくなり、
電着電極42aでのトナーの凝集を抑制でき、かくして
濃度低下やノイズ等の画像不良を抑えることができる。
【0028】また、電着電極42aと現像ローラ41と
の間隙P2の液体現像剤Dの移動が強制的になされるの
で、その間隙を狭くでき、それにより現像ローラ41へ
のトナー電着が容易となり、長時間の電着の必要がなく
なるので、現像ローラ41に沿う該電着電極42aの長
さを小さくでき、これにより装置自身のいたずらな大規
模化を招くことがない。また、既述したトナー濃度の高
い現像剤が静電潜像の現像に供されることと相まって、
現像ローラ41と電着電極42aとの間隙P2に液体現
像剤Dを無駄少なく供給できる。
【0029】次に、図3から図11を参照して本発明に
係る液体現像装置の他の態様について順次説明する。こ
れら現像装置も図1及び図2に示す現像装置と同様の利
点がある。図3に示す液体現像装置4aは、図2に示し
た液体現像装置4の電着液流ユニット42を横向きに配
置し、電着電極42a自身に、現像ローラ41に臨む、
水平方向の液体現像剤吹き出し孔H1を形成し、該吹き
出し孔H1を現像剤供給ホース43aを介してポンプ4
3cに接続したものである。吹き出し孔H1は現像ロー
ラ41の回転方向a2において、電着電極42a中の上
流側部分(図3において電着電極42aの下部)に設け
てある。その他の点は図2に示す現像装置と同様であ
る。
【0030】この現像装置4aでは、液体現像剤Dは、
ポンプ43cから吹き出し孔H1を通って開口G1から
放出され、現像ローラ41と電着電極42aとの間隙P
2を流通する。間隙P2を流通する現像剤Dの一部D1
は現像ローラ41の回転により現像領域P1へ運ばれ、
残りの現像剤はユニット42から現像剤収容槽40へ落
下する。
【0031】図4に示す液体現像装置4bは、図2に示
した液体現像装置4の電着液流ユニット42の電着電極
42a自身が、現像ローラ41と電着電極42aとの間
隙P2から液体現像剤Dを排出するための排出孔H2を
有している装置である。排出孔H2は現像ローラ41の
回転方向a2において、電着電極42a中の下流側部分
(図4において電着電極42aの上部)に設けてある。
その他の点は図2に示す現像装置と同様である。
【0032】この装置4bでは、液体現像剤Dは、ポン
プ43cにより現像剤供給ホース43aを介して前記間
隙P2の入口P21に集中的に供給され、一部は下方へ
落下するが多くは該間隙P2へ放出され、該間隙P2を
流通し、その一部D1は現像ローラ41の回転に伴い現
像領域P1へ運ばれ、残りは、排出孔H2の液流入開口
G2から排出孔H2を通るなどして電着液流ユニット4
2の外へ排出され、槽40へ落下する。
【0033】図5に示す液体現像装置4cは、図3の装
置において、図4に示すように電着電極42aに、液体
現像剤Dを排出するための排出孔H2を設けたものであ
る。液体現像剤Dの吹き出し孔H1は現像ローラ41の
回転方向a2において排出孔H2より上流側に位置して
いる。その他の点は図3に示す現像装置と同様である。
この現像装置4cでは、液体現像剤Dは、ポンプ43
cから吹き出し孔H1へ供給され、該孔の開口G1から
放出され、現像ローラ41と電着電極42aとの間隙P
2を流通する。間隙P2を流通する現像剤Dの一部D1
は現像ローラ41の回転により現像領域P1へ運ばれ、
残りの現像剤の多くは開口G2から排出孔H2へ流入
し、該孔から現像剤収容槽40へ落下する。
【0034】以上説明した図3、図4及び図5のそれぞ
れに示す現像装置には電着液流ユニット42の姿勢制御
装置を設けてもよい。図6は図5に示す現像装置に適用
した姿勢制御装置の1例を示している。この電着液流ユ
ニット42の姿勢制御装置44は、ユニット42の現像
ローラ41から遠い方の端部の下部にシャフト441を
固定し、且つ、該シャフトを現像剤収容槽40の外側ま
で延ばし、槽40外に出たシャフト端部に歯車伝動装置
等の伝動装置442を介して正逆回転可能のモータMを
接続したものである。
【0035】この姿勢制御装置44によると、モータM
の運転にてユニット42を回動させることで、電着液流
ユニット42を、図6(A)に示すように、その液体現
像剤吹き出し孔H1及び液体現像剤排出孔H2が略水平
姿勢をとって、それらの開口G1、1G2がそれぞれ現
像ローラ41に臨むユニット姿勢(現像時の姿勢)、又
は図6(B)に示すように、液体現像剤吹き出し孔H1
及び液体現像剤排出孔H2が上下方向に向けられ、それ
らの開口G1、1G2がそれぞれ上方へ向くユニット姿
勢(非現像時の姿勢)に選択的に配置することができ
る。
【0036】このようなユニット姿勢制御装置44の採
用により、非現像時には開口G1、G2を上方へ向け、
液体現像剤だれを抑制したり、或いはさらに現像ローラ
41への不必要な現像剤の付着を防止したりできる。図
7及び図8に示す液体現像装置4dは、図5に示した液
体現像装置4cにおいて、電着電極42aに設けていた
吹き出し孔H1と排出孔H2を吹き出し孔形成用部材4
2bと排出孔形成用部材42cを備えることで形成し、
さらに側部材42d、42e及びクリーニング装置45
を設けた装置である。その他の点は図5の装置と同様で
ある。
【0037】図7及び図8に示す液体現像装置4dで
は、電着液流ユニット42は、電着電極42aと、現像
ローラ41の回転方向において、該電着電極42aの若
干上流側に隣合わせて配置された吹き出し孔形成用部材
42bと、該電着電極42aの若干下流側に隣合わせて
配置された排出孔形成用部材42cと、電着電極42a
の両サイドに隣設された側部材42d、42eを備えて
いる。
【0038】吹き出し孔形成用部材42bと電着電極4
2aとの間隙により液体現像剤吹き出し孔H1が形成さ
れており、排出孔形成用部材42cと電着電極42aと
の間隙により液体現像剤排出孔H2が形成されている。
両側部材42d、42eは、吹き出し孔H1の両サイド
の開口及び排出孔H2の両サイドの開口を閉じている。
さらに吹き出し孔H1の背後部分は閉止部材BPにより
閉じられており、これに設けた接続開口43a−1に液
体現像剤供給ホース43aが接続されている。
【0039】孔H1及びH2は略水平に配置されてい
る。また、吹き出し孔H1は現像ローラ41の回転方向
a2において排出孔H2より上流側に位置している。ま
た、吹き出し孔形成用部材42b、排出孔形成用部材4
2c、側部材42d、42eのそれぞれの現像ローラ側
の端部と現像ローラ41との間隙は、電着電極42aと
現像ローラ41との間隙P2より小さく設定されてい
る。
【0040】現像装置4dでは、現像剤Dは、ポンプ4
3cの運転によりホース43aを介して電着液流ユニッ
ト42の吹き出し孔H1に供給され、その開口G1から
放出され、現像ローラ41と電着電極42aとの間隙P
2を流通する。間隙P2を流通する現像剤の一部は現像
ローラ41の回転により現像領域P1へ運ばれる。余剰
のものは、殆どが流入開口G2から排出孔H2へ流入
し、現像剤収容槽40に落下する。何故なら、吹き出し
孔形成用部材42b、排出孔形成用部材42c、側部材
42d、42eのそれぞれの現像ローラ側の端部と現像
ローラ41との間隙は、電着電極42aと現像ローラ4
1との間隙P2より小さく設定されており、この小さく
設定された間隙により、液体現像剤吹き出し孔H1から
放出された現像剤Dの電着液流ユニット42の外周部か
らの漏れを抑制でき、現像ローラ41と電着電極42a
との間隙P2に集中的に現像剤を流通させることができ
るからである。
【0041】クリーニング装置45は、現像ローラ41
の回転方向a2において、静電潜像現像領域P1より下
流側、且つ、電着液流ユニット42より上流側のトナー
除去領域P5において現像ローラ41に当接されたブレ
ードタイプのものであり、静電潜像現像後、現像ローラ
41上に残っている現像剤を除去清掃する。次に図9及
び図10に示す現像装置4eについて説明する。この液
体現像装置4eは、図7及び図8に示した液体現像装置
4dにおいて、電着液流ユニット42にエア吹き出し孔
が形成され、これにエア供給装置430が接続されてい
る現像装置である。エア供給装置430は、エア吹き出
し孔をエア供給ホース43fを介してコンプレッサ等か
らなる圧縮空気源43gに接続したものである。その他
の点は図7及び図8に示す装置と同様である。
【0042】この現像装置4eでは、電着液流ユニット
42の吹き出し孔形成用部材42b、排出孔形成用部材
42c、側部材42d、42eのそれぞれは、図示を省
略しているが空洞に形成されていて、該空洞部は互いに
連通しており、さらに、該各部材の現像ローラ41に臨
む端面に多数のエア吹き出し孔hが形成されている。ま
た、排出孔形成用部材42cには該空洞につながるホー
ス接続部42hが設けられており、前記のエア供給ホー
ス43fはこれに接続されている。
【0043】この現像装置によると、各エア吹き出し孔
hから現像ローラ41に向けエアを吹き出すことで、電
着電極42aと現像ローラ41との間隙P2に流通せし
められる液体現像剤が電着液流ユニット42の外周部か
ら漏洩することが一層確実に防止される。なお、図7や
図9に示す液体現像装置においても、図6に示すような
電着液流ユニットの姿勢制御装置を設けることができ
る。
【0044】図11に示す液体現像装置4fは、図9及
び図10に示した液体現像装置4eにおいて、クリーニ
ング装置45を電着液流ユニット42に設けた装置であ
る。次に、図7及び図9に示す各現像装置の性能評価実
験を行ったのでそれについて説明する。液体現像剤につ
いては、いずれも、キャリア液としてIPソルベント1
620(出光石油化学(株)製)を用い、その液中に平
均粒径2μmのポリエステル樹脂トナーを分散させたも
のを採用した。
【0045】評価実験1は、図7に示す液体現像装置4
dを図1に示すタイプの画像形成装置に搭載して行っ
た。実験条件については次のとおりである。 トナーの帯電 マイナス帯電 現像方式 反転現像方式 現像剤収容槽40におけるトナー濃度 3重量% 感光体1の表面電位 −600V 感光体1の周速度 16.5cm/s 現像ローラ41の周速度 165cm/s 感光体1、現像ローラ41間の間隙距離 100μm 現像ローラ41と電着電極42aの間隙P2距離 1mm 吹き出し用孔形成用部材42b と現像ローラ41間の間隙距離 300μm 排出孔形成用部材42c と現像ローラ41間の間隙距離 300μm 各側部材42d、42e と現像ローラ41の各間隙距離 300μm 電源PW2の電圧値 1000V 電源PW3の電圧値 400V 吹き出し用孔形成用部材42b と電着電極42a間の孔H1の間隙寸法 1mm 排出孔形成用部材42c と電着電極42a間の孔H2の間隙寸法 1mm フィルター43dの網目開口(メッシュ) 45μm(330メッシュ) 評価実験2は、図9に示す液体現像装置4eを図1に示
すタイプの画像形成装置に搭載し、以下の点を除き評価
実験1と同条件で行った。
【0046】 各エア吹き出し孔hの径 1mm 部材42b、42cの孔hの間隔 略3cm 部材42d、42eの孔hの間隔 略1cm 圧縮空気源43gのエア供給圧 5kg/cm2 評価実験3は、図7に示す液体現像装置4dを図1に示
すタイプの画像形成装置に搭載し、クリーニング装置4
5を図11に示すように電着液流ユニット42に設け
て、評価実験1と同じ実験条件で行った。
【0047】評価実験1及び3では、電着液流ユニット
42の電極42a両サイドの側部材42d、42eと現
像ローラ41との間隙からの現像剤Dの漏れが少し発生
したものの、現像ローラ41へのトナーの安定した電着
が達成できた。また、液体現像装置からの液漏れは認め
られなかった。また、電着電極42a表面を調べた結
果、トナーの堆積や沈降等も発生しておらず、凝集トナ
ーなどによる画像ノイズ等の画像不良はなかった。
【0048】評価実験2では、電着液流ユニット42の
電極42a両サイドの側部材42d、42eと現像ロー
ラ41との間隙からの現像剤Dの漏れは実質上無くなっ
た。その他は評価実験1と同様であった。
【0049】
【発明の効果】本発明によると、静電潜像担持体上に形
成される静電潜像に、回転駆動される現像ローラにより
液体現像剤を供給して該潜像を可視トナー像に現像する
液体現像装置であり、バイアス印加のもとに前記現像ロ
ーラにトナーを吸着させるための、該現像ローラに対し
間隙をおいて臨設された電着電極を有する液体現像装置
において、該現像ローラにトナーを安定的に吸着させる
ことができるとともに電着電極でのトナーの凝集を抑制
でき、それだけ濃度低下やノイズ等の画像不良の発生を
抑えることができ、しかも装置自身のいたずらな大規模
化を招くことがなく、また、該現像ローラと該電着電極
との間に液体現像剤を無駄少なく供給できる液体現像装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体現像装置の1例を備えた画像
形成装置の概略構成図である。
【図2】図1に示す液体現像装置の概略構成を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る液体現像装置の他の例の概略構成
図である。
【図4】本発明に係る液体現像装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図5】本発明に係る液体現像装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図6】図5に示した液体現像装置における電着液流ユ
ニットの姿勢制御装置を示す図であり、図(A)は現像
時の、図(B)は非現像時のユニット姿勢を示してい
る。
【図7】本発明に係る液体現像装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図8】図7に示す現像装置における電着液流ユニット
の斜視図である。
【図9】本発明に係る液体現像装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図10】図9に示す現像装置における電着液流ユニッ
トの斜視図である。
【図11】本発明に係る液体現像装置のさらに他の例の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電チャージャ 3 レーザによるプリントヘッド L レーザ光 4、4a、4b、4c、4d、4e、4f 液体現像装
置 40 液体現像剤収容槽 40a 収容槽40の底部 41 現像ローラ 42 電着液流ユニット 42a 電着電極 H1 液体現像剤吹き出し孔 H2 液体現像剤排出孔 G1、G2 孔H1、H2の開口 43 液体現像剤供給装置 43a 現像剤供給ホース D 液体現像剤 44 ユニット姿勢制御装置 441 シャフト 442 伝動装置 M モータ 42b 吹き出し孔形成用部材 42c 排出孔形成用部材 42d、42e 側部材 42h エア供給ホース接続口 43b ドレインコック 43c ポンプ 43d フィルタ 430 エア供給装置 43f エア供給ホース 43g 圧縮空気源 h エア吹き出し孔 45 クリーニング装置 5 スクイーズローラ 6 転写ローラ 7 クリーナ 71 クリーニングブレード 72 クリーニングローラ 8 イレーサランプ 9 定着ローラ S 記録シート T1 転写部 P1 静電潜像現像領域 P2 現像ローラ41と電着電極42aの間隙 P5 トナー除去領域 T トナー像 PW1、PW2、PW3、PW4 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金沢 正晴 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤原 利光 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小島 誠司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宮本 英稔 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体上に形成される静電潜像
    に、回転駆動される現像ローラにより液体現像剤を供給
    して該潜像を可視トナー像に現像する液体現像装置であ
    り、バイアス印加のもとに前記現像ローラにトナーを吸
    着させるための、該現像ローラに対し間隙をおいて臨設
    された電着電極を有する液体現像装置において、該電着
    電極を含み、前記現像ローラと該電着電極間に液体現像
    剤を流通させるための電着液流ユニットと、前記現像ロ
    ーラ及び前記電着電極間に液体現像剤を流通させるため
    に該電着液流ユニットに液体現像剤を供給する液体現像
    剤供給装置とを備えていることを特徴とする液体現像装
    置。
  2. 【請求項2】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    に臨む液体現像剤吹き出し孔を有しており、該吹き出し
    孔は前記液体現像剤供給装置に接続されている請求項1
    記載の液体現像装置。
  3. 【請求項3】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    と前記電着電極との間隙から液体現像剤を排出するため
    の排出孔を有している請求項1の液体現像装置。
  4. 【請求項4】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    に臨む液体現像剤吹き出し孔を有しているとともに、前
    記現像ローラに臨む液体現像剤排出孔を有しており、該
    吹き出し孔は前記現像ローラの回転方向において、前記
    排出孔より上流側に位置して、前記液体現像剤供給装置
    に接続されている請求項1記載の液体現像装置。
  5. 【請求項5】前記電着液流ユニットの前記現像ローラに
    対する姿勢を制御するためのユニット姿勢制御装置を備
    えており、該ユニットの前記吹き出し孔は前記現像ロー
    ラに臨むことができる液体現像剤吹き出し開口を有し、
    前記排出孔は前記現像ローラに臨むことができる液体現
    像剤の流入開口を有しており、前記ユニット姿勢制御装
    置は、前記電着液流ユニットを前記吹き出し開口及び前
    記流入開口が前記現像ローラ及び前記電着電極間に液体
    現像剤を流通させるための位置をとる姿勢又は該吹き出
    し開口及び流入開口が上方に向く姿勢に選択的に配置で
    きるものである請求項4記載の液体現像装置。
  6. 【請求項6】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    の回転方向において、前記電着電極の若干上流側に隣合
    わせて配置された吹き出し孔形成用部材を備えており、
    前記液体現像剤吹き出し孔は該吹き出し孔形成用部材と
    前記電着電極との間隙により形成されており、前記吹き
    出し孔形成用部材と前記現像ローラとの間隙は前記電着
    電極と前記現像ローラとの間隙より小さく設定されてい
    る請求項2、4又は5記載の液体現像装置。
  7. 【請求項7】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    の回転方向において、前記電着電極の若干上流側に隣合
    わせて配置された吹き出し孔形成用部材を備えており、
    前記液体現像剤吹き出し孔は該吹き出し孔形成用部材と
    前記電着電極との間隙により形成されており、前記吹き
    出し孔形成用部材の前記現像ローラに臨む端部に前記現
    像ローラに向けられるエア吹き出し孔が形成されている
    請求項2、4、5又は6記載の液体現像装置。
  8. 【請求項8】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    の回転方向において、前記電着電極の若干下流側に隣合
    わせて排出孔形成用部材を備えており、前記排出孔は該
    排出孔形成用部材と前記電着電極との間隙により形成さ
    れており、前記排出孔形成用部材と前記現像ローラとの
    間隙は前記電着電極と該現像ローラとの間隙より小さく
    設定されている請求項3、4又は5記載の液体現像装
    置。
  9. 【請求項9】前記電着液流ユニットは、前記現像ローラ
    の回転方向において、前記電着電極の若干下流側に隣合
    わせて排出孔形成用部材を備えており、前記排出孔は該
    排出孔形成用部材と前記電着電極との間隙により形成さ
    れており、前記排出孔形成用部材の前記現像ローラに臨
    む端部に前記現像ローラに向けられるエア吹き出し孔が
    形成されている請求項3、4、5又は8記載の液体現像
    装置。
  10. 【請求項10】前記電着液流ユニットは、前記電着電極
    の前記現像ローラ表面移動方向を横切る方向における両
    側に隣合わせて側部材を有しており、該各側部材の前記
    現像ローラとの間隙は、前記電着電極と該現像ローラと
    の間隙より小さく設定されている請求項1から9のいず
    れかに記載の液体現像装置。
  11. 【請求項11】前記電着液流ユニットは、前記電着電極
    の前記現像ローラ表面移動方向を横切る方向における両
    側に隣合わせて側部材を有しており、前記各側部材の前
    記現像ローラに臨む端部には、前記現像ローラに向けら
    れるエア吹き出し孔が形成されている請求項1から10
    のいずれかに記載の液体現像装置。
  12. 【請求項12】前記液体現像剤供給装置は、液体現像剤
    収容槽及び該収容槽中の液体現像剤を前記電着液流ユニ
    ットに供給するポンプ装置を含んでいる請求項1から1
    1のいずれかに記載の液体現像装置。
  13. 【請求項13】前記液体現像剤収容槽は、前記電着液流
    ユニットから排出されてくる液体現像剤を受ける液受け
    槽を兼ねている請求項12記載の液体現像装置。
  14. 【請求項14】前記現像ローラの回転方向において、前
    記静電潜像の現像領域より下流側位置で該現像ローラに
    対しクリーニング装置が設けられている請求項1から1
    3のいずれかに記載の液体現像装置。
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