JPH10282649A - レジスト組成物及びその製造方法 - Google Patents

レジスト組成物及びその製造方法

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JPH10282649A
JPH10282649A JP9149744A JP14974497A JPH10282649A JP H10282649 A JPH10282649 A JP H10282649A JP 9149744 A JP9149744 A JP 9149744A JP 14974497 A JP14974497 A JP 14974497A JP H10282649 A JPH10282649 A JP H10282649A
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敏昭 玉村
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博 野澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板等の微細パタン形成において高精
度な加工を実現する、高感度、高耐熱性、高強度のレジ
スト組成物とその製造方法を提供する。 【解決手段】 炭素原子の集合体を主たる構成要素とす
る微粒子を含有するレジスト組成物。基板上にレジスト
膜を形成する第1の工程と、炭素原子の集合体を主たる
構成要素とする微粒子を堆積する第2の工程とを繰り返
して行うレジスト組成物の製造方法。上記炭素原子の集
合体の例には、フラーレン、又はフラーレン誘導体があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細パタン形成用
レジスト組成物とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超LSIに代表される半導体集積デバイ
スのパタン形成は、半導体基板に光、X線、電子線など
の高エネルギー線に感応するレジスト組成物(以下、し
ばしばレジストと略称)の薄膜を形成し、これに上記高
エネルギー線を照射したのち現像することにより行われ
ている。図3は、従来のレジスト組成物を用いたパタン
形成プロセスを説明する図である。図3において、符号
1は基板、2はレジスト膜、3は高エネルギー線(光、
X線、電子線など)、4はエッチング反応種を意味す
る。したがって、レジストに対しては、迅速なパタン形
成処理の点から高エネルギー線に高感度で感応すること
のほかに、高エネルギー線に鋭く感応してパタン解像性
が高いこと、更に半導体基板を加工する際にエッチング
耐性が高いことなどが要求される。一般に、レジスト膜
が薄いほどレジスト膜内での高エネルギー線の広がりが
小さくなることによりパタン解像性が高まり、またレジ
ストパタンとの加工寸法差が小さくなることにより基板
加工時のパタン加工精度が向上するため、できるだけレ
ジスト膜厚を薄くしてパタン形成を行っている。とりわ
け、次期超LSI、量子効果素子等の最先端デバイスの
研究開発では、パタン寸法が150nmから10nmの
ナノメータ領域となり、微細化・高精度化の点から、ま
すますレジスト膜の薄膜化が求められている。
【0003】このような超微的な加工に使用されるレジ
スト材料は、大別すると、以下の5種類にタイプ分けさ
れる。 (1) アルカリ可溶性樹脂とジアジゾナフトキノン化合物
感光剤とを有するレジスト (2) アクリル系主鎖切断型レジスト (3) アルカリ可溶性樹脂とアジド化合物感光剤とを有す
るレジスト (4) クロロメチル基またはエポキシ基を有する架橋型レ
ジスト (5) アルカリ可溶性樹脂、酸発生剤、及び、酸不安定基
を有する溶解性制御剤を有する化学増幅系レジスト
【0004】(1)はLSI加工に汎用的に用いられて
いる紫外線露光用レジスト材料で、感光材であるジアゾ
ナフトキノン化合物が紫外線により化学変化することに
より、アルカリ可溶性樹脂の溶解性が向上し、パターン
が形成される。アルカリ可溶性樹脂としてはノボラック
樹脂、フェノール樹脂、ポリヒドロキシスチレン(Poly
hydroxy styrene )等があるが、通常ノボラック樹脂が
使用される。比較的厚い膜厚で200nm程度までのパ
タン形成に使用されている。
【0005】(2)は主に200nm以下の超微細加工
に使用されるレジストで、電子線・X線・300nm以
下の波長の紫外線の照射によりアクリル系の直鎖型高分
子が切断されて、溶解性が向上することによりパターン
が形成される。この型のレジストとして代表的な材料は
ポリメチルメタクリレート(PMMA)やα−クロロメ
タクリレートとα−メチルスチレンの共重合体であるZ
EP(日本ゼオン社製)、ポリ2,2,2−トリフルオ
ロエチルαクロロクリレート(EBR−9、東レ社製、
英語名はpoly 2,2,2-trifluoroethyl α-chloro acryla
te)がある。この型のレジストは照射部分と未照射部分
の溶解性の差が大きいため非常に高い解像度が得られる
ことから、100nm以下の超微細パターンを形成する
目的に薄膜化して使用される例が多い。
【0006】レジスト薄膜化による50〜10nm領域
のナノメータパタン形成例として、例えば、アプライド
・フィジィクス・レターズ(Appl.Phys.Le
tt.)、第62巻、第13号、第1499〜1501
頁(1993)に記載されているように、代表的な高解
像レジストであるポリメチルメタクリレート(PMM
A)を用いて四塩化ケイ素(SiCl4)と四フッ化炭
素(CF4)の混合ガスのドライエッチングでSi基板
をエッチングする場合にPMMAの膜厚を65nmとし
ていることが報告されている。またジャーナル・オブ・
バキュアムサイエンス・アンド・テクノロジー(J.V
ac.Sci.Technol.)、第B13巻、第6
号、第2170〜2174頁(1995)では、PMM
Aとほぼ同程度の解像性を備え、比較的エッチング耐性
の高いといわれているZEPレジスト(日本ゼオン社
製)を用いた例として、基板を酸素プラズマ処理する際
にZEPの膜厚を50nmとしていることが報告されて
いる。
【0007】一方、50〜150nmの比較的大きな領
域のナノメータパタンの形成においては、前述した電子
線等の高エネルギー線の使用により前述のPMMAある
いはZEPレジストを用いて現状でもそれほどレジスト
を薄膜化しなくとも解像性が達成できている。したがっ
て、この領域においては、むしろエッチングに起因する
欠陥の発生のない良好な基板加工の実現に重点をおき、
ドライエッチング耐性を確保するため解像性が低下しな
い範囲でできるだけレジスト膜厚を厚くしている。上記
の比較的大きなナノメータパタン領域では、通常、レジ
スト膜厚は0.1〜0.5μm程度としている。
【0008】(3)はLSI加工にも部分的に用いられ
ている紫外線あるいは電子線露光用レジストで、感光材
であるアジド化合物が照射により化学変化し、アルカリ
可溶性樹脂と結合することにより、ノボラック樹脂が難
溶化してパターンが形成される。(4)のレジストは、
反応性の高いクロロメチル基やエポキシ基を含む高分子
を有し、紫外線・電子線・X線の照射により高分子同士
が架橋して難溶化することによりパターンが形成され
る。主に電子線露光により照射部分が残るネガ型のパタ
ーン形成に使用されている。
【0009】(5)はアルカリ可溶性樹脂、酸発生剤、
及び、酸不安定基を有する溶解性制御剤を有するレジス
トで、紫外線・電子線・X線の照射により酸発生剤から
酸が発生し、これが酸不安定基と連鎖反応的に反応し
て、アルカリ可溶性樹脂の溶解性を変化させることによ
りパターンが形成される。発生した酸が連鎖反応を起こ
すため、非常に高い感度が達成されることから、最近使
用されるようになっている。アルカリ性可溶性樹脂とし
てはノボラック樹脂、フェノール樹脂、ポリヒドロキシ
スチレン( Poly(hydroxy styrene))等が使用される。
化学増幅型にはアルカリ可溶性樹脂が酸不安定基を有す
る溶解性制御剤をかねている場合や、酸不安定基を有す
る樹脂が酸と反応して、アルカリ可溶性になる場合もあ
る。しかし、このレジストは外気に含まれる水やアンモ
ニア等により酸が不活性化されレジスト感度が著しく経
時変化するため、従来、オーバコートと呼ばれる有機薄
膜をレジスト膜上に塗布し、不活性物質の侵入を阻害し
感度安定化をはかってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)〜(5)のタイプ
のレジストに共通する課題として、以下のような問題が
あった。まず、上記のような従来の微細パタン形成方法
では、比較的耐性の高いレジストを使用したとしても、
実用上、レジスト膜厚の使用限界が50nm程度で、高
精度な基板加工を保証するために上述した理由に基づき
レジスト膜を薄くしようとすると、図3(c)に示すよ
うに、基板加工時のレジスト膜のエッチング耐性が不足
し、加工基板にエッチングに起因する欠陥が発生してし
まうという問題があった。
【0011】特に(2)の主鎖切断型レジストては、エ
ッチング反応種によっても主鎖切断が起るため、エッチ
ング耐性が弱く、ドライエッチング加工を伴う工程にレ
ジストを直接のエッチングマスクとして使用することが
困難になっている。また図7に、レジスト膜を薄くし
て、0.05μmラインアンドスペースパタンを形成し
て撮影した電子顕微鏡写真を示すが、写真から明らかな
ように、現像時に照射部近傍の低照射部のレジスト膜が
溶解してしまい、垂直な断面形状を持つ高コントラスト
の微細パタンが形成できないという問題があった。
【0012】また、従来プロセスでの比較的大きな領域
のナノメータパタン(50〜150nm)形成におい
て、十分なエッチング耐性を確保するためにレジスト膜
厚を0.2〜0.5μm程度とした場合、レジストパタ
ンのアスペクト比(パタン幅に対するパタン高さの比)
は4あるいは5以上となる。本発明の発明者は、このよ
うな高アスペクト比のパタンは、現像プロセスでのリン
ス液による乾燥時にリンス液の表面張力の影響を受けて
パタンが倒壊するという問題に着目した。この高アスペ
クト比化にともなうパタンの倒壊は、レジスト膜の機械
的強さに起因するものであり、レジスト膜厚を現状の実
用的な使用限界の50nm程度とした場合には、10n
m近傍の超微細なパタンではアスペクト比が4より大き
くなりパタンは倒壊してしまっていた。従って、ナノメ
ータパタン形成においてはレジスト膜の機械的強度の不
足はパタン形成上深刻な問題となっていた。更に同発明
者は、(5)の、高エネルギー線照射により発生する酸
を触媒として利用する化学増幅系レジストに特有の問題
として、感度安定化のために上述したようにオーバコー
ト等の対策が必要となり、プロセスが複雑となるばかり
でなく、たとえその対策をしたとしても感度安定化は不
十分であるという問題に着目した。特に、レジスト膜を
薄くすると酸触媒を不活性化する物質が侵入しやすくな
り、高エネルギー線照射後直ちに現像しないとレジスト
の感度が低下し、高精度なパタン形成が著しく困難とな
る。
【0013】本発明の目的は、半導体基板等の微細パタ
ン形成における以上の問題を解決した高精度な加工を実
現するレジスト組成物とその製造方法を提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明にあっては、レジストと、前記
レジストに混入される、炭素原子の集合体を主たる構成
要素とする微粒子とを有することを特徴とするレジスト
組成物を提供する。また、請求項2の発明にあっては、
請求項1記載の発明において、前記微粒子はフラーレン
およびフラーレン誘導体のいずれか一方または双方であ
ることを特徴とする。
【0015】前記レジストの種類としては、請求項3〜
7に記載するように、 (1) アルカリ可溶性樹脂とジアジゾナフトキノン化合物
感光剤とを有するレジスト (2) アクリル系主鎖切断型レジスト (3) アルカリ可溶性樹脂とアジド化合物感光剤とを有す
るレジスト (4) クロロメチル基またはエポキシ基を有する架橋型レ
ジスト (5) アルカリ可溶性樹脂、酸発生剤、及び、酸不安定基
を有する溶解性制御剤を有する化学増幅系レジスト 等を使用することができる。また、請求項8に記載する
ように、前記アルカリ可溶性樹脂としてノボラック樹脂
を使用しても良い。
【0016】本発明はまた、請求項9に示すように、基
板上にレジスト膜を形成する第1の工程と、前記レジス
ト膜上に、炭素原子の集合体を主たる構成要素とする微
粒子を堆積する第2の工程とを繰り返して行うことを特
徴とするレジスト組成物の製造方法を提供する。
【0017】本発明のレジスト組成物によれば、レジス
ト内の空隙が微粒子で満たされることによりレジスト膜
の密度が高まること、しかもその微粒子がエッチング耐
性の高い炭素原子の集合体を主たる構成要素とする微粒
子であることの2つの作用により、膜中へのエッチング
反応種の侵入が阻害されレジスト膜のエッチング耐性が
増幅される。
【0018】なお、炭素原子の集合体の高エッチング耐
性作用については、例えば、アプライド・フィジィクス
・レターズ(Appl.Phys.Lett.)、第4
8(13)巻、第835〜837頁(1986)に記載
されているように、、酸素プラズマドライエッチングに
対して、PMMAよりエッチング耐性が高いといわれて
いるノボラック樹脂をベースとしたレジストと比較して
も、炭素原子の集合体のみからなる膜は約2倍耐性が高
いことが示されている。
【0019】またエッチング耐性の増幅に付け加えて、
膜中への現像液の侵入も阻害されレジストパタンのコン
トラストも増幅される。これは、例えば、化学大辞典
(共立出版社発行、1981年)、第5巻、第749頁
に記載されているように、純粋な炭素原子からなる集合
体は、一般に有機、無機溶媒に不溶であり、したがっ
て、通常の有機、無機薬品を使用するレジスト現像液に
対しては不溶である。このような炭素の微粒子が充填さ
れると、レジスト組成物の溶解性が低下するが、上記
(1)、(2)、(5)の型のレジストにおいては、照
射部分では化学反応により揮発成分が生成し、レジスト
膜中へ現増液が侵入されやすくなり、照射部分と未照射
部分の溶解性の差が大きくなるため、高解像度が得られ
る。更に化学増幅系レジストにおいては、水やアンモニ
アなどの酸触媒を不活性化する物質の膜中への侵入も阻
害されレジスト感度が安定化される。更に付け加えて、
炭素原子の集合体を主たる構成要素とする微粒子は、レ
ジスト等の有機物質に比較して、一般に、高融点である
ため(例えば、後述するフラーレンC60では700℃以
上)、レジスト分子の熱運動を抑制する作用として働
き、レジスト組成物の耐熱性も向上する。
【0020】炭素原子の集合体を主たる構成要素とする
微粒子としては、上述のようにフラーレンを用いること
ができる。炭素原子が球殻状分子構造をとるフラーレン
には、C60を始めとして、フラーレン類と呼ばれる各種
の形態がある。フラーレン類には、炭素原子が60以上
の高次フラーレン、高次フラーレンの一種類で円筒状に
長く延びたナノチューブ、金属をその球殻状分子構造の
中に取り込んだ金属内包フラーレン等がある。これらの
フラーレン類の内では、高密度化による耐性向上や解像
性向上の点からは、なるべく分子体積の小さいものが好
ましい。
【0021】また、フラーレンの炭素原子に、水素等の
原子やメチル基等の基の結合したフラーレン誘導体も、
レジスト組成物の空隙を埋めエッチング耐性を高めるの
に有効である。更に、フラーレン誘導体については原理
的に任意のものが使用可能であるが、高密度化による耐
性向上や解像性向上の点から、できるだけ分子体積が小
さく、しかも従来型レジストの塗布溶媒に溶解可能とな
る官能基をもつものが最も適している。本発明におい
て、上述したフラーレンの混合物、また、フラーレンと
フラーレン誘導体の混合物を用いても良い。
【0022】なお、フラーレンをレジスト材料として用
いる例としては、特開平6−167812が出願されて
いる。これは、フラーレンと感光剤とからなるもので、
従来のノボラック樹脂のような樹脂と感光剤の組み合わ
せからなるレジスト系で、ノボラック樹脂の代わりにフ
ラーレンまたはその誘導体を用いることを特徴としてい
る。この発明ではレジストの樹脂分がフラーレンまたは
その誘導体となるため、レジストの価格の増大、従来の
レジストプロセスの変更等の問題が残る。なぜなら、現
像に使用される溶剤は、フラーレンやフラーレン誘導体
を十分に溶かすもので、従来工程で一般に使用されてい
るものに限定されるからである。また、この発明では、
その効果として、レジスト薄膜化による感度向上による
高ドライエッチング耐性化を挙げている。
【0023】一方、本発明では樹脂と感光剤とを有する
従来のレジスト材料に炭素系微粒子を添加するのみで、
従来レジストのエッチング耐性、解像度、耐熱牲、機械
的強度、露光後の感度の安定性等のレジストの諸特性を
大幅に向上できる。また、その添加量は樹脂成分に比べ
て少なく、従来の現像液を用いてレジストの現像を行え
るので、従来のレジストプロセスを変更する必要がな
く、また、フラーレンのような現状では高価な物質を使
用しても、レジストのコストを大願に引き上げることが
なく、実用性、経済性が高い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明のレジスト
組成物を用いたパタン形成プロセスを説明する図であ
る。図1において、符号1〜4は図3中の符号と同義で
あり、符号5は炭素原子の集合体を主たる構成要素とす
る微粒子を意味する。図1から明らかなように、本発明
によるレジスト組成物において、図3に示したようなレ
ジスト膜内の空隙に炭素原子の集合体を主たる構成要素
とする微粒子が含有されている。
【0025】次に、本発明のレジスト組成物の製造方法
について、図2を参照して説明する。 すなわち、図2
は、本発明の一実施形態で、炭素原子の集合体を主たる
構成要素とする微粒子を含有するレジスト組成物の製造
方法を説明する図である。図2において、符号1、2、
5は図1中の符号と同義である。図2(a)〜(c)
は、以下の3つの工程(a)〜(c)に対応している。
(a)まず、基板上にレジストを塗布し、熱処理する。
(b)次に、炭素原子の集合体を主たる構成要素とする
微粒子をレジストに付着させる。(c)(a)と(b)
を繰り返す。このようにして、所望の厚さの本発明のレ
ジスト組成物が付着したレジスト膜が得られる。また、
この方法に変え、従来レジストと炭素原子の集合体を主
たる構成要素とする微粒子とを含有する溶液とを回転塗
布する方法によっても、本発明によるレジスト組成物を
得ることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係わるレジスト組成物とその
製造方法の詳細を実施例に基づいて更に具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されない。以下の説
明において、実施例1〜5及び7〜15は上記 (2)のタ
イプのレジストを、実施例6及び16は上記 (5)のタイ
プのレジストを、実施例17は上記 (4)のタイプのレジ
ストを、実施例18は上記 (3)のタイプのレジストを、
実施例19は上記 (1)のタイプのレジストを使用してい
る。
【0027】実施例1 本実施例1のレジスト組成物は、ポジ形電子線用レジス
ト(電子線に感応した部分が現像時に除去されてパタン
が形成されるレジスト)として代表的なPMMA(分子
量:60万)を用い、このPMMA100重量部に対
し、炭素原子の集合体を主たる構成要素とする微粒子を
1〜50重量部配合してレジスト組成物とした。
【0028】次に、図2により本実施例のレジスト組成
物の製造方法を説明する。 工程1(図2(a)参照): Si基板上にPMMAレ
ジストを10nm回転塗布し、170℃で30min熱
処理する。 工程2(図2(b)参照): 次に上記PMMAレジス
ト膜の形成されたSi基板を真空放電装置内に入れ、炭
素電極を放電させて炭素微粒子を上記PMMAレジスト
膜に付着させる。この場合、形成される炭素微粒子の大
きさ、付着量は、真空度、放電時間等により制御可能で
ある。本実施例1では真空度を約10-3Torr、放電
時間を0.2秒とすることにより、1nm以下の炭素微
粒子を形成することができた。また付着量は基板面積に
対する被覆率がおおよそ30%になるように設定した。
なお微粒子の大きさ、付着量は原子間力顕微鏡により測
定した。
【0029】工程3(図2(c)参照): 更に上記基
板を真空放電装置から取り出した後、(a)と(b)の
プロセスを繰り返すことにより、炭素微粒子を含有した
レジスト組成物を得る。この場合、最上層のPMMAの
塗布後の熱処理時に下層のPMMA膜に付着した炭素微
粒子はPMMA分子の熱運動により移動し、炭素微粒子
の膜内分布の均一化が促進される。本実施例1では、上
記工程1と2のプロセスを5回繰り返すことにより、約
50nmのレジスト膜を得た。レジスト膜形成後、引続
き加速電圧50kVの電子線描画装置を使用しパタン形
成実験を行い、PMMAの標準的な現像液(メチルイソ
ブチルケトンとイソプロピルアルコールとの2/1の混
合液)を用いることにより15nmのパタンが形成でき
従来のPMMAと同程度の解像性を確認した。
【0030】また上記の解像性評価と同じプロセス条件
で0.05μmラインアンドスペースパタンによりパタ
ンコントラストを評価した。図6、図7は、それぞれ本
実施例のレジスト(図6)と従来法のレジスト(図7)
により形成されたパタンの電子顕微鏡写真である。写真
から明らかなように、本実施例のレジストにおいてパタ
ンコントラストが増幅していることがわかる。
【0031】また図4に従来のPMMAレジストと比較
したドライエッチング耐性の評価結果を示す。図4中で
エッチングレートは本実施例1のレジストのエッチング
レートを1としている。なお、図4中で黒丸印がPMM
A、白丸印が本実施例1、白ひし形印がSiの結果を示
す。
【0032】まず、有機高分子膜エッチング用の酸素
(O2 )ガスの反応性ドライエッチングに対しては、ガ
ス流量:20SCCM、ガス圧力:2Pa、パワー:5
0Wのエッチング条件で、本実施例1のレジストはPM
MAに対して約20%ほどエッチングレートが小さくな
っており、それだけ耐性が増加している。またSi基板
エッチング用の塩素ガス(Cl2 )を使用した電子サイ
クロトロン共鳴(ECR)ドライエッチングに対して
は、ガス流量:40SCCM、ガス圧力:0.05P
a、マイクロ波パワー:200Wのエッチング条件で、
本実施例1のレジストはPMMAに対して約3倍高耐性
となり、PMMAの約1/3の膜厚で従来と同程度の深
さの基板加工が可能であることが実証できた。これによ
り、図1(c)、図3(c)で示すように、従来レジス
トではエッチングに起因する欠陥が発生する膜厚となっ
ても、本実施例1のレジストでは欠陥の発生することな
く良好な基板加工が実現できる。
【0033】本実施例では、炭素微粒子の付着プロセス
で、真空放電法を用いたが、炭素原子の集合体を主たる
構成要素とする微粒子の真空蒸着法、炭素ターゲットを
用いたスパッタ法やアセチレン、エチレン等の炭化水素
ガスを使用した化学的気相蒸着法(Chemical
Vapor Deposition、CVD)を使用し
てもよい。これらの方法では、通常、形成される炭素微
粒子中に水素、酸素等の不純物が含まれ純粋な炭素微粒
子を形成することは困難ではあるが、しかし、その場合
でも炭素微粒子の純度に応じてエッチング耐性の向上が
実現可能である。
【0034】また、本実施例では、上記工程1〜2のプ
ロセスを5回繰り返した後、引続いてパタン形成を行っ
た。しかし、パタン形成プロセスの利便性から、レジス
ト組成物の製造とレジスト膜形成の2プロセスを分離し
ても良い。この場合、レジスト組成物を基板上に形成し
た後、その組成物をレジストの塗布溶媒で溶解し塗布膜
厚を調製し、溶解したものを別の基板上に回転塗布する
という手順になる。
【0035】実施例2 本実施例2のレジスト組成物も、ポジ形電子線用レジス
トとして代表的なPMMA(分子量:60万、東京応化
社製)を用い、このPMMA100重量部に対し、フラ
ーレンC60(東京化成社製)35重量部を配合してレジ
スト組成物とした。PMMAはメチルセロソルブアセテ
ートに10重量%、フラーレンC60はモノクロロベンゼ
ンに1重量%の濃度となるよう溶解した後、両溶液を混
合しフラーレンC60含有PMMAレジスト溶液とした。
このレジストの解像性を評価するため、Si基板上に5
0nm回転塗布し、170℃で30min熱処理した
後、電子線描画装置(50kV)で描画実験を行った。
PMMAの標準的な現像液(メチルイソブチルケトンと
イソプロピルアルコールとの2/1の混合液)で3分現
像することにより15nmのパタンが形成でき従来のP
MMAと同程度の解像性を確認した。
【0036】また上記の解像性評価と同じプロセス条件
で0.05μmラインアンドスペースパタンによりパタ
ンコントラストを評価した。その結果、実施例1と同様
にパタンの高コントラスト化を確認した。また図5に従
来のPMMAレジストと比較したドライエッチング耐性
の評価結果を示す。図5中でエッチングレートはPMM
Aレジストのエッチングレートを1としている。なお、
図5中で黒丸印がPMMA、白三角印が本実施例2、白
四角印が下記実施例3の結果を示す。
【0037】まず、有機高分子膜エッチング用の酸素
(O2)ガスの反応性ドライエッチングに対しては、ガ
ス流量:20SCCM、ガス圧力:2Pa、パワー:5
0Wのエッチング条件で、本実施例2のレジストはPM
MAに対して約20%ほどエッチングレートが小さくな
っており、それだけ耐性が増幅されている。またSi基
板エッチング用の塩素ガス(Cl2)を使用した電子サ
イクロトロン共鳴(ECR)ドライエッチングに対して
は、ガス流量:40SCCM、ガス圧力:0.05P
a、マイクロ波パワー:200Wのエッチング条件で、
本実施例2のレジストはPMMAに対して約2倍高耐性
となり、PMMAの約1/2の膜厚で従来と同程度の深
さの基板加工が可能であることが実証できた。これによ
り、図1(c)、図3(c)で示すように、従来レジス
トではエッチングに起因する欠陥が発生する膜厚となっ
ても、本実施例2のレジストでは欠陥の発生することな
く良好な基板加工が実現できる。
【0038】実施例3 本実施例3のレジスト組成物は、PMMA(分子量:6
0万、東京応化社製)100重量部に対し、フラーレン
に水素を付加した水素化フラーレンC6036(MER社
製)35重量部を配合してレジスト組成物とした。この
レジスト組成物の解像性を評価するため、Si基板上に
50nm回転塗布し、170℃で30min熱処理した
後、電子線描画装置(50kV)で描画実験を行った。
PMMAの標準的な現像液(メチルイソブチルケトンと
イソプロピルアルコールとの2/1の混合液)で3分現
像することにより、実施例2と同様15nmのパタンが
形成でき従来のPMMAと同程度の解像性を確認した。
また上記の解像性評価と同じプロセス条件で0.05μ
mラインアンドスペースパタンによりパタンコントラス
トを評価した。その結果、実施例1と同様にパタンの高
コントラスト化を確認した。
【0039】また図5に従来のPMMAレジストと比較
したドライエッチング耐性の評価結果を示す。図5中で
エッチングレートはPMMAレジストのエッチングレー
トを1としている。まず、有機高分子膜エッチング用の
酸素(O2)ガスの反応性ドライエッチングに対して
は、ガス流量:20SCCM、ガス圧力:2Pa、パワ
ー:50Wのエッチング条件で、本実施例3のレジスト
はPMMAに対して約20%ほどエッチングレートが小
さくなっており、それだけ耐性が増幅されている。また
Si基板エッチング用の塩素ガス(Cl2)を使用した
電子サイクロトロン共鳴(ECR)ドライエッチングに
対しては、ガス流量:40SCCM、ガス圧力:0.0
5Pa、マイクロ波パワー:200Wのエッチング条件
で、本実施例3のレジストはPMMAに対して約2倍高
耐性となり、この場合も、実施例2と同様、PMMAの
約1/2の膜厚で従来と同程度の深さの基板加工が可能
であることが実証できた。
【0040】実施例4 実施例3における水素化フラーレンの代りに、メチル基
を導入したメチル化フラーレン(東京化成社製)を使用
して、実施例3とほぼ同様の結果を得た。
【0041】実施例5 実施例2におけるフラーレンC60の代りに、ランタン
(La)を内包したフラーレンC60(MER社製)を使
用して、実施例2とほぼ同様の結果を得た。
【0042】実施例6 本実施例6のレジスト組成物は、従来の化学増幅系ネガ
形レジストの1つであり、高エネルギー線感応部分が残
しパターンとなるSAL601レジスト(シップレイ社
製)の固形分100重量部に対し、フラーレンC60(東
京化成社製)3重量部を配合してレジスト組成物とし
た。フラーレンC60をモノクロロベンゼンに1重量%の
濃度となるように溶解した後、上記SAL601レジス
トに混合しフラーレンC60含有SAL601レジスト溶
液とした。このレジスト溶液をSi基板上に100nm
回転塗布し、105℃で2min熱処理して電子線描画
装置(50kV)で描画した後、描画済み基板を大気中
に放置しレジスト感度の評価実験を行った。感度評価は
所定の時間大気中に放置した基板を、105℃で2mi
n熱処理し、0.27規定のテトラメチルアンモニウム
ハイドライド水溶液で6min現像した後、描画ドース
に対する残膜を膜厚計で測定し求めた。
【0043】図8にフラーレンを含有しないSAL60
1レジスト(従来の化学増幅系レジスト)と比較した感
度評価結果を示す。すなわち、図8は本発明のレジスト
組成物と従来のレジスト組成物との感度安定性を比較説
明する図である。図8において、縦軸は描画直後を基準
としたレジスト感度(%)、横軸は描画後放置時間(時
間)を示す。図8中、白丸印は実施例6のレジスト組成
物、黒丸印は従来の化学増幅系レジストの各結果を示
す。図8に示すように、本実施例のレジストでは100
時間近く経過しても感度減少(描画直後基準)は数%で
あるが、一方、従来の化学増幅系レジストでは80%以
上も感度が減少する。この結果から明らかなように、本
実施例のレジストにより化学増幅系レジストの感度安定
化が実現可能となる。
【0044】実施例7 本実施例7のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジスト
ZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量部
に対し、フラーレンC60(関東化学社製)10重量部を
配合してレジスト組成物とした。フラーレンC60をオル
ト−ジクロロベンゼンに約1重量%の濃度となるよう溶
解した後、上記ZEP520レジストに混合しフラーレ
ンC60含有ZEP520レジスト溶液とした。このレジ
スト溶液をSi基板上に50nm回転塗布し165℃で
30min熱処理して電子線描画装置(25kV)で描
画した後、ZEP520レジストの標準現像液であるn
−アミルアセテートで3min現像することにより実施
例1とほぼ同様に高コントラストのパタンが形成でき
た。
【0045】また本実施例のレジスト溶液をSi基板上
に50nm回転塗布し165℃で30min熱処理して
電子線描画装置(25kV)で描画した後、ZEP52
0レジストの強現像液であるジエチルケトンで3min
現像し、描画ドースに対する残膜を膜厚計で測定してレ
ジスト感度を求めた。図9にフラーレンを含有しないZ
EP520レジスト(従来のレジスト)と比較して感度
曲線を示す。すなわち、図9は本発明のレジスト組成物
と従来のレジスト組成物との感度曲線を比較説明する図
である。図9において、縦軸は残膜率(%)、横軸は描
画ドース(μC/cm2)を示す。図9中、白丸印は実
施例7のレジスト組成物、黒丸印は従来のレジストの各
結果を示す。
【0046】図9に示すように、両者共、残膜率(現像
前の初期膜厚に対する現像後の膜厚の百分率)が0%と
なる露光量(レジスト感度)は約5μC/cm2で高感
度化が達成されている(上記標準現像液使用の場合は約
50μC/cm2)。しかし、従来のZEP520レジ
ストでは、図9に示されているように、強現像液使用に
より低露光及び未露光領域の初期膜厚が30%ほど減少
し、いわゆる、膜減り現象が生じてパタンコントラスト
が劣化することが明らかである。一方、本実施例7のレ
ジストでは膜減り現象が全く認められず、したがって、
パタンコントラストを劣化させずに高感度化が実現可能
となる。また酸素ガスの反応性ドライエッチングや塩素
ガスを用いたECRドライエッチングに対しても、実施
例2で示したようなエッチング耐性の向上がみられ本実
施例7のレジスト組成物についても高耐性化が確認でき
た。
【0047】更に、本実施例7のレジストの耐熱性を評
価した。評価は本実施例のレジスト溶液をSi基板上に
150nm回転塗布し165℃で30min熱処理して
電子線描画装置(25kV)で描画した後、上記標準現
像液で150nmピッチのパタンを形成し、加熱炉で3
0min間100〜200℃の範囲で加熱処理した後、
パタン断面を電子顕微鏡で観察する方法で行った。図1
0、図11は、それぞれ本実施例7のレジストと従来法
のレジストの加熱処理後のパタン断面の電子顕微鏡写真
である。すなわち、図10は本発明のレジスト組成物を
用いた微細パタンの耐熱性を示す電子顕微鏡写真であ
り、また図11は従来のレジスト組成物を用いた微細パ
タンの耐熱性を示す電子顕微鏡写真である。図10及び
図11から明らかなように、本実施例7のレジストにお
いて耐熱性が増幅していることがわかる。
【0048】更に、本実施例7のレジストの機械的強さ
を評価した。評価は本実施例のレジスト溶液をSi基板
上に150nm回転塗布し165℃で30min熱処理
して電子線描画装置(25kV)で描画した後、ZEP
520レジストの標準現像液であるn−アミルアセテー
トで3min現像し、パタンのはく離、倒壊、蛇行、付
着等の発生がなく正常に解像する最小ピンチを求めるこ
とにより行った。図12、13は、それぞれ本実施例7
のレジストと従来法のレジストの機械的強さを示すパタ
ンの断面の電子顕微鏡写真である。すなわち、図12は
本発明のレジスト組成物を用いた微細パタンの機械的強
さを示す電子顕微鏡写真であり、また図13は従来のレ
ジスト組成物を用いた微細パタンの機械的強さを示す電
子顕微鏡写真である。図12及び図13からも明らかな
ように、本実施例7のレジストにおいては、60nmピ
ッチのパタンが良好に解像しているが、従来法のレジス
トでは90nmピッチのパタンでもパタンのはく離、蛇
行が生じ隣接パタン同士が付着してしまい解像不能とな
っている。このパターン倒壊は現像プロセスでのリンス
液による乾燥時に生じるものであり、すなわち、高アス
ペクト比のパタンがリンス液の表面張力の影響を避けら
れないことによる。フラーレン混入はレジスト樹脂の強
化材として働き、その結果、本実施例7のレジストにお
いて機械的強さも増幅される(例:従来のパタンアスペ
クト比3に対し、本発明ではパタンアスペクト比4〜5
に向上)。
【0049】実施例8 本実施例8のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジスト
ZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量部
に対し、関東化学社製のフラーレンC60とC70の4/1
の混合物(C60/70)10重量部を配合してレジスト組
成物とした。フラーレンC60/70をオルト−ジクロロベ
ンゼンに約1重量%の濃度となるよう溶解した後、上記
ZEP520レジストに混合しフラーレンC60/70含有
ZEP520レジスト溶液とした。このレジスト溶液を
Si基板上に回転塗布し、実施例7と同様な評価試験を
行った。その結果、本実施例8のレジスト組成物につい
ても、実施例7と同様に、高エッチング耐性化、高コン
トラスト化、高感度化、高耐熱性化、高強度化が実現で
きた。なお、C60/70の他に更に高次のフラーレンが微
量含まれている混合物を用いても良く、この場合、コス
トの点でより有利となる。
【0050】実施例9 本実施例9のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジスト
ZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量部
に対し、フラーレンの誘導体である水素化フラーレンC
6036(MER社製)10重量部を配合してレジスト組
成物とした。このレジスト組成物をSi基板上に回転塗
布し、実施例7と同様な評価実験を行った。その結果、
本実施例9のレジスト組成物についても、実施例7と同
様に、高エッチング耐性化、高コントラスト化、高感度
化、高耐熱性化、高強度化が実現できた。
【0051】実施例10 本実施例10のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジス
トZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量
部に対し、フラーレンの誘導体である水素化フラーレン
6018(MER社製)10重量部を配合してレジスト
組成物とした。このレジスト組成物をSi基板上に回転
塗布し、実施例7と同様な評価実験を行った。その結
果、本実施例10のレジスト組成物についても、実施例
7と同様に、高エッチング耐性化、高コントラスト化、
高感度化、高耐熱性化、高強度化が実現できた。
【0052】実施例11 本実施例11のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジス
トZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量
部に対し、フラーレンC60(関東化学社製)と水素化フ
ラーレンC6036(MER社製)の約1対1の混合物1
0重量部を配合してレジスト組成物とした。このレジス
ト組成物をSi基板上に回転塗布し、実施例7と同様な
評価実験を行った。その結果、本実施例11のレジスト
組成物についても、実施例7と同様に、高エッチング耐
性化、高コントラスト化、高感度化、高耐熱性化、高強
度化が実現できた。
【0053】実施例12 本実施例12のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジス
トZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量
部に対し、フラーレンC60(関東化学社製)と水素化フ
ラーレンC6018(MER社製)の約1対1の混合物1
0重量部を配合してレジスト組成物とした。このレジス
ト組成物をSi基板上に回転塗布し、実施例7と同様な
評価実験を行った。その結果、本実施例12のレジスト
組成物についても、実施例7と同様に、高エッチング耐
性化、高コントラスト化、高感度化、高耐熱性化、高強
度化が実現できた。
【0054】実施例13 本実施例13のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジス
トZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量
部に対し、フラーレンC60(関東化学社製)とC70(関
東化学社製)と水素化フラーレンC6036(MER社
製)との約1:1:1の混合物10重量部を配合してレ
ジスト組成物とした。このように多種の物質を混合する
ことにより、溶解性がより良くなるという利点がある。
このレジスト組成物をSi基板上に回転塗布し、実施例
7と同様な評価実験を行った。その結果、本実施例13
のレジスト組成物についても、実施例7と同様に、高エ
ッチング耐性化、高コントラスト化、高感度化、高耐熱
性化、高強度化が実現できた。
【0055】実施例14 本実施例14のレジスト組成物は、ポジ型電子線レジス
トZEP520(日本ゼオン社製)の固形分100重量
部に対し、フラーレンC60(関東化学社製)とC70(関
東化学社製)と水素化フラーレンC6018(MER社
製)と水素化フラーレンC6036(MER社製)との約
1:1:1:1の混合物10重量部を配合してレジスト
組成物とした。このレジスト組成物をSi基板上に回転
塗布し、実施例7と同様な評価実験を行った。その結
果、本実施例14のレジスト組成物についても、実施例
7と同様に、高エッチング耐性化、高コントラスト化、
高感度化、高耐熱性化、高強度化が実現できた。
【0056】実施例15 本実施例15のレジスト組成物は、フッ素含有アクリル
系主鎖切断型のポジ形電子線レジストEBR−9(東レ
社製)の固形分100重量部に対し、関東化学社製のフ
ラーレンC60とC70の4/1の混合物(C60/70)10
重量部を配合してレジスト組成物とした。フラーレンC
60/70をオルトージクロロベンゼンに約1重量%の濃度
となるよう溶解した後、上記EBR−9レジストに混合
しフラーレンC60/70含有EBR−9レジスト溶液とし
た。このレジスト溶液をSi基板上に回転塗布し、実施
例7と同様な評価実験を行った。その結果、本実施例の
レジスト組成物についても、実施例7と同様に、高エッ
チング耐性化、高コントラスト化、高感度化、高耐熱性
化、高強度化が実現できた。
【0057】実施例16 本実施例16のレジスト組成物は、化学増幅系ポジ型電
子線レジストZEP−AC134(日本ゼオン社製)の
固形分100重量部に対し、フラーレンC60(関東化学
社製)10重量部を配合してレジスト組成物とした。フ
ラーレンC60をオルト−ジクロロベンゼンに約1重量%
の濃度となるよう溶解した後、上記ZEP−AC134
レジストに混合しフラーレンC60含有ZEP−AC13
4レジスト溶液とした。このレジスト溶液をSi基板上
に回転塗布し、実施例7と同様な評価実験を行った。そ
の結果、本実施例15のレジスト組成物についても、実
施例7と同様に、高エッチング耐性化、高コントラスト
化、高感度化、高耐熱性化、高強度化が実現できた。ま
た実施例6では標準的な化学増幅系ネガ形レジストを例
に、本発明により感度の安定化の実現を示したが、本実
施例16では化学増幅系ポジ型レジストについても実施
例6と同じように本発明により感度の安定化が実現可能
となった。
【0058】実施例17 本実施例17のレジスト紐成物は、クロロメチル基を有
する架橋型のネガ形電子線レジスト、クロロメチル化ポ
リスチレン(CMS)の固形分100重量部に対し、フ
ラーレンC60(関東化学社製)5重量部を配合してレジ
スト組成物とした。フラーレンC60をオルトージクロロ
ベンゼンに約1重量%の濃度となるよう溶解した後、上
記CMSレジストに混合しフラーレンC60含有CMSレ
ジスト溶液とした。このレジスト溶液をSi基板上に回
転塗布し、実施例7に示したような評価実験を行った。
その結果、本実施例のレジスト組成物についても、実施
例7と同様の、高エッチング耐性化、高耐熱性化、高強
度化が実現できた。
【0059】実施例18 本実施例18のレジスト組成物は、ネガ型電子線レジス
トRI−1210N(日立化成社製)の固形分100重
量部に対し、フラーレンC60(関東化学社製)を5重量
部を配合してレジスト組成物とした。フラーレンC60
オルト−ジクロロベンゼンに約1重量%の濃度となるよ
う溶解した後、上記RI−1210Nレジストに混合し
フラーレンC60含有RI−1210Nレジスト溶液とし
た。このレジスト溶液をSi基板上に回転塗布し、実施
例7に示したような評価実験を行った。その結果、本実
施例18のレジスト組成物についても、実施例7と同様
に、高エッチング耐性化、高コントラスト化、高感度
化、高耐熱性化、高強度化が実現できた。
【0060】実施例19 本実施例19のレジスト組成物は、フォトレジストTH
MR−iP3300(東京応化社製)の固形分100重
量部に対し、フラーレンC60(東京化成社製)7重量部
を配合してレジスト組成物とした。フラーレンC60をオ
ルト−ジクロロベンゼンに約1重量%の濃度となるよう
溶解した後、上記THMR−iP3300レジストに混
合しフラーレンC60含有THMR−iP3300レジス
ト溶液とした。このレジスト溶液をSi基板上に回転塗
布し、縮小投影露光装置を使用し、実施例7と同様な評
価実験を行った。その結果、本実施例19のレジストに
ついても、実施例7と同様に、高エッチング耐性化、高
コントラスト化、高感度化、高耐熱性化、高強度化が実
現できた。本実施例19では、超LSI用回路パタン露
光工程において現在広く使用されているTHMR−iP
3300レジストを用いたが、前述したように、本発明
は、原理的にはエキシマレーザー用レジストを含め他の
すべてのフォトレジストへの適用が可能であり、またC
60に限らずC 70、C6036等、他のフラーレン、フラー
レン誘導体の使用が可能である。
【0061】
【発明の効果】即ち、本発明のレジスト組成物及び製造
方法によれば、炭素系微粒子が混入された緻密なレジス
ト膜が得られ、エッチング耐性の向上、レジストパタン
の高コントラスト化、レジスト感度の高感度化、レジス
ト膜の高耐熱性化、レジストパタンの機械的強度の向
上、更にはレジスト感度の安定化が可能となることから
高精度な微細加工が実現できる。しかも、パタン形成時
に従来の現像液、現像法が利用できプロセス適合性上の
効果もある。
【0062】また、炭素原子の集合体を主たる構成要素
とする微粒子としてフラーレンを用いる場合、フラーレ
ンを混合することによりレジストの機械的強度が向上
し、高アスペクト比(パタン幅に対するパタン高さの
比)のパタンでも、現像プロセスでのリンス液による乾
燥時にパタンが倒壊するという問題が解決される。更
に、フラーレンを混合することによりレジスト膜が緻密
化し、膜中への酸不活性物質の侵入を防ぐため、化学増
幅系レジストの問題となっていた露光後の感度の経時変
化が抑制される。またこれにより、オーバコート等の感
度安定化対策が不要となり、プロセスが簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレジスト組成物を用いたパタン形成
プロセスを説明する図である。
【図2】 本発明の一実施例で、炭素原子の集合体を主
たる構成要素とする微粒子を含有するレジスト組成物の
製造方法を説明する図である。
【図3】 従来のレジスト組成物を用いたパタン形成プ
ロセスを説明する図である。
【図4】 本発明のレジスト組成物と従来のレジスト組
成物とのエッチング耐性を比較説明する図である。
【図5】 本発明のレジスト組成物と従来のレジスト組
成物とのエッチング耐性を比較説明する図である。
【図6】 本発明のレジスト組成物を用いたパタン形成
例における微細なパタンの電子顕微鏡写真である。
【図7】 従来のレジスト組成物を用いたパタン形成例
における微細なパタンの電子顕微鏡写真である。
【図8】 本発明のレジスト組成物と従来のレジスト組
成物との感度安定性を比較説明する図である。
【図9】 本発明のレジスト組成物と従来のレジスト組
成物との感度曲線を比較説明する図である。
【図10】 本発明のレジスト組成物を用いた微細パタ
ンの耐熱性を示す電子顕微鏡写真である。
【図11】 従来のレジスト組成物を用いた微細パタン
の耐熱性を示す電子顕微鏡写真である。
【図12】 本発明のレジスト組成物を用いた微細パタ
ンの機械的強さを示す電子顕微鏡写真である。
【図13】 従来のレジスト組成物を用いた微細パタン
の機械的強さを示す電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1…基板、2…レジスト膜、3…高エネルギー線、4…
エッチング反応種、5…炭素原子の集合体を主たる構成
要素とする微粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 栗原 健二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジストと、前記レジストに混入され
    る、炭素原子の集合体を主たる構成要素とする微粒子と
    を有することを特徴とするレジスト組成物。
  2. 【請求項2】 前記微粒子はフラーレンおよびフラーレ
    ン誘導体のいずれか一方または双方であることを特徴と
    する請求項1記載のレジスト組成物。
  3. 【請求項3】 前記レジストは、アルカリ可溶性樹脂と
    ジアジゾナフトキノン化合物感光剤とを有することを特
    徴とする請求項1または2記載のレジスト組成物。
  4. 【請求項4】 前記レジストは、アクリル系主鎖切断型
    レジストであることを特徴とする請求項1または2記載
    のレジスト組成物。
  5. 【請求項5】 前記レジストは、アルカリ可溶性樹脂と
    アジド化合物感光剤とを有することを特徴とする請求項
    1または2記載のレジスト組成物。
  6. 【請求項6】 前記レジストは、クロロメチル基または
    エポキシ基を有する架橋型レジストであることを特徴と
    する請求項1または2記載のレジスト組成物。
  7. 【請求項7】 前記レジストは、アルカリ可溶性樹脂、
    酸発生剤、及び、酸不安定基を有する溶解性制御剤を有
    する化学増幅系レジストであることを特徴とする請求項
    1または2記載のレジスト組成物。
  8. 【請求項8】 前記アルカリ可溶性樹脂はノボラック樹
    脂であることを特徴とする請求項3、5,7いずれかに
    記載のレジスト組成物。
  9. 【請求項9】 基板上にレジスト膜を形成する第1の工
    程と、前記レジスト膜上に、炭素原子の集合体を主たる
    構成要素とする微粒子を堆積する第2の工程とを繰り返
    して行うことを特徴とするレジスト組成物の製造方法。
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