JPH10281529A - 建物用換気装置ならびにその換気装置の設定方法 - Google Patents

建物用換気装置ならびにその換気装置の設定方法

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JPH10281529A
JPH10281529A JP8288797A JP8288797A JPH10281529A JP H10281529 A JPH10281529 A JP H10281529A JP 8288797 A JP8288797 A JP 8288797A JP 8288797 A JP8288797 A JP 8288797A JP H10281529 A JPH10281529 A JP H10281529A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆流防止弁のメンテナンス、各部屋の換気風
量の設定状態の認識、各部屋の換気風量の変更を簡単に
すること。 【解決手段】 天井裏空間に設置された換気扇Fが複数
の部屋の換気口11と給気側ダクトDで接続され、ひと
つの換気扇Fで複数の部屋の換気を行う建物用換気装置
であって、給気側ダクトDの換気口11側端部にソケッ
ト2が嵌合され、そのソケット2に、室内の気圧が給気
側ダクトD内の気圧よりも低い時には自重で本体部21
の内周面に密着して換気口11を閉じ、室内の気圧が給
気側ダクトD内の気圧よりも高い時には差圧で本体部2
1の内周面から離れて換気口11を開く逆流防止弁3
と、逆流防止弁3の開方向への移動量をストッパ部42
で規制して逆流防止弁3の最大開度を調節する開度調節
手段4が設けられ、ソケット2のフランジ22と開度調
節手段4の操作部43に、逆流防止弁3の最大開度を示
す目盛り23と矢印44が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ひとつの換気扇
で複数の部屋の換気を行う建物用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年の建物では、天井裏空間に換気扇
を設け、この換気扇が、複数の部屋の天井に設けられた
各換気口とダクトを介して接続されていて、一台の換気
扇で複数の部屋の換気を行うことができる換気装置が採
用されるようになってきた。
【0003】このように、一台の換気扇で複数の部屋を
換気する場合、室内にダクトを通じて他の部屋の空気が
流れ込んだりしないようにするため、従来は、特開平2
−140546号公報に記載されているように、換気扇
の各吸気側接続部に、逆流防止弁(シャッタ)を室内の
気圧とダクト内の気圧との差圧によって回動可能に設け
ていた。また、この逆流防止弁は、吸気側接続部内に設
けられているストッパによって開方向への回動量が規制
されるようになっており、調節片でそのストッパの位置
を操作することによって最大開度が調節されるようにな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような従来の換気装置にあっては、天井裏空間に設けら
れている換気扇の各吸気側接続部に逆流防止弁を設ける
ことで、室内にダクトを通じて他の部屋の空気が流れ込
むのを防止していたので、逆流防止弁がゴミや油等の付
着によって開閉しなくなったりした場合、そのメンテナ
ンスを天井裏空間で行わなければならず、非常に手間が
かかるという欠点があった。
【0005】また、上記従来の換気装置にあっては、天
井裏空間に設けられている換気扇の調節片で逆流防止弁
の最大開度を調節するようにしていたので、施工後に各
部屋の換気風量を変更するためには、天井や床を取り外
さなければならず非常に面倒であった。つまり、季節の
変化や部屋の使用目的の変更等に合わせて居住者が自ら
部屋の換気風量を調節するのは非常に困難であった。
【0006】さらに、各部屋の換気風量のバランスを調
節するためには、各部屋への換気風量を設定している逆
流防止弁の最大開度を調節することになるが、施工後に
逆流防止弁の最大開度を調節するためには、天井や床を
取り外さなければならず、非常に困難である。従って、
換気口に測定器を設けることで全ての部屋の換気風量を
測定し、調整量を決めた後、各部屋の換気口に設けられ
ているグリルの開度を調節する等の作業を行い、再度、
各部屋の換気量を測定するといったことを繰り返し行う
ことで、室内側から各部屋の換気風量のバランスを調節
する方法が一般に採用されているが、この方法は非常に
作業工程が多く手間がかかっていた。
【0007】そこで、本発明では、上記問題に着目し、
逆流防止弁のメンテナンスを簡単に行うことができ、ま
た、施工後でも、換気口が設けられた各部屋の換気風量
を容易に変更することができると共に、各部屋の換気風
量のバランスも容易に調整することができるようにする
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1記載の建物用換気装置では、天井裏空間
に換気扇が設けられ、この換気扇の吸気側が、複数の部
屋の天井に設けられた各換気口とダクトを介して接続さ
れていて、ひとつの換気扇で複数の部屋の換気を行う建
物用換気装置であって、前記ダクトの換気口側端部に筒
状のソケットが嵌合され、このソケットに、室内の気圧
がダクト内の気圧よりも低い時には自重で前記本体部の
内周面に密着して前記換気口を閉じ、室内の気圧がダク
ト内の気圧よりも高い時には差圧で前記ソケットの内周
面から離れて前記換気口を開く逆流防止弁が設けられて
いると共に、この逆流防止弁の開方向への移動量をスト
ッパ部で規制することで逆流防止弁の最大開度を調節す
る開度調節手段が設けられ、前記開度調節手段には、前
記ソケットの下端部に嵌合されていて、ソケットと相対
移動する操作部が設けられ、前記ソケットの室内側から
見える部分と前記開度調節手段の操作部のそれぞれに、
前記逆流防止弁の最大開度を示す開度表示手段が設けら
れている構成とした。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
建物用換気装置の設定方法として、予め設定した必要換
気風量が得られるように各部屋の逆流防止弁の開度を調
節し、各部屋の必要換気風量を合計した総換気風量が得
られるように換気扇の能力を調節する方法を採用した。
なお、換気扇の能力を調節する手段としては、換気扇の
風量タップを調節したり、インバータでファン回転数を
調節するといった手段があるが、換気扇の能力が不足し
ている場合には、より能力の高い換気扇に交換すること
も考えられる。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
建物用換気装置の設定方法として、換気扇の能力に応じ
た各部屋の実際の換気風量を、各部屋の逆流防止弁の開
度に開度調節手段を合わせることで判読し、各部屋の用
途に応じてそれぞれの換気風量を再設定し、その換気風
量が得られるように各部屋の逆流防止弁の開度を調節す
る方法を採用した。
【0011】
【作用】 請求項1記載の建物用換気装置では、部屋の
天井の換気口に設けられているソケットに逆流防止弁が
設けられているので、床や天井を取り外したりすること
なく室内側から逆流防止弁のメンテナンスを行うことが
できる。
【0012】また、前記ソケットに逆流防止弁の最大開
度を調節する開度調節手段が設けられているので、床や
天井を取り外したりすることなく室内側からその部屋の
換気風量を変更することができる。
【0013】さらに、前記ソケットの室内側から見える
部分と前記開度調節手段の操作部のそれぞれに、前記逆
流防止弁の最大開度を示す開度表示手段が設けられてい
るので、床や天井を取り外したりすることなく室内側か
ら逆流防止弁の最大開度を知ることができ、その最大開
度から、各部屋の換気風量や、各部屋の換気風量のバラ
ンスを知ることができる。
【0014】請求項2記載の設定方法では、各部屋の換
気風量が、予め設定した必要換気風量になるので、各部
屋において最適な換気を行うことができる。
【0015】請求項3記載の設定方法では、各部屋の実
際の換気風量を判読し、各部屋の用途に応じてそれぞれ
の部屋の換気風量を再設定できるので、各部屋において
最適な換気を行うことができる。また、各部屋の逆流防
止弁の開度を調節する方法なので、室内側からの作業を
行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、図1〜図6に基づいて、
実施の形態の建物用換気装置について詳述する。図6
は、実施の形態の建物用換気装置を示す全体図で、この
建物用換気装置は、天井裏空間に設置された換気扇F
と、この換気扇Fの給気側と浴室B,洗面室S,トイレ
Tの各天井に設けられた換気口(図示省略)とを結ぶ給
気側ダクトD1,D2,D3と、前記換気扇Fの排気側
と建物の外壁に設けられた排気口(図示省略)とを結ぶ
排気側ダクトD4と、を備えており、ひとつの換気扇F
で浴室Bと洗面室SとトイレTの換気を行うことができ
るようになっている。
【0017】図1は実施の形態の建物用換気装置の要部
分解斜視図、図2は実施の形態の建物用換気装置の換気
口全開状態を示す断面図、図3は実施の形態の建物用換
気装置の換気口半開状態を示す断面図、図4は実施の形
態の建物用換気装置の換気口全閉状態を示す断面図、図
5はソケットを室内側から見た図で、図中1は天井、2
はソケット、3は逆流防止弁、4は開度調節手段、5は
換気カバーである。なお、図1〜図5は、浴室Bの換気
口と洗面室Sの換気口とトイレTの換気口に共通した構
成を示している。
【0018】前記給気側ダクトD1,D2,D3は、前
記天井1に設けられた換気口11に一端部が嵌合されて
いる。
【0019】前記ソケット2は、筒状の本体部21と、
この本体部21の一端部に設けられている中空状のフラ
ンジ部22と、で構成されており、前記本体部21が前
記給気側ダクトDの換気口11側端部に嵌合され、前記
フランジ部22が天井1に固定されている。
【0020】前記逆流防止弁3は、放物線状の辺と直線
状の辺とを有する羽根形に形成されており、前記ソケッ
ト2の本体部21内に左右対称に2枚設けられている。
前記ソケット2の本体部21内には支持材31がほぼ水
平に架設されており、各逆流防止弁3は、直線状の辺が
この支持材31に回動可能に支持され、約斜め45°上
を向いた状態で放物線状の辺が本体部21の内周面に沿
って密着するようになっている。なお、前記ソケット2
の本体部21の内周面には、前記換気口11を密閉でき
るように、逆流防止弁3の放物線状の辺と密着する座面
24が設けられている。
【0021】つまり、換気扇Fの停止時であって室内の
気圧が給気側ダクトD内の気圧よりも低い時には、前記
逆流防止弁3が自重で前記本体部21の内周面に密着し
て前記換気口11を閉じ、外気が室内に逆流しないよう
にすることができる。また、換気扇Fを作動させること
により室内の気圧が給気側ダクトD内の気圧よりも高く
なった時には、前記逆流防止弁3が差圧で前記本体部2
1の内周面から離れて前記換気口11を開き、室内の空
気を屋外に排出させることができるようになっている。
【0022】前記開度調節手段4は、前記逆流防止弁3
の最大開度を調節するもので、前記本体部21の下端部
に回動可能に嵌合された操作部43(リング部431と
十字部432からなる)と、その操作部43の中心から
上に立設された柱部41と、その柱部41の先端に柱部
41と直角に装着されたストッパ部42と、で構成され
ている。前記ストッパ部42は、180°異なる方向を
向いた2枚の羽根421を有しており、これらの羽根4
21が前記逆流防止弁3と当たって逆流防止弁3の開方
向への移動量を規制するようになっている。また、操作
部43の十字部432が備えている4つの片のうちの2
つは前記羽根421の向きと一致していて、そのうちの
一方の片の先端には矢印44が設けられている。この矢
印44が開度表示手段となっている。
【0023】一方、ソケット2のフランジ部22の下面
にも、開度表示手段として逆流防止弁3の最大開度を0
〜9の10段階で表示する目盛り23が設けられてい
る。
【0024】つまり、図5(i)のように、矢印44が
開度9を示す目盛り23を指すように操作部43を回し
て設定すると、ストッパ部42が逆流防止弁3と平行に
なって、逆流防止弁3は、換気口11がほぼ全開状態と
なるまで開方向へ移動できるようになる(図2参照)。
【0025】また、矢印44が開度1〜8を示す目盛り
23を指すように操作部43を回して設定すると、スト
ッパ部42が逆流防止弁3に対して斜めになり、逆流防
止弁3は、換気口11が途中まで開いた状態で開方向へ
の移動が規制される(図3参照)。なお、図5(ii)
は、矢印44が開度4を示す目盛り23を指す位置に設
定されているので、逆流防止弁3は、図3に示すように
半開き状態まで開くことができる。
【0026】さらに、図5(iii) のように、矢印44が
開度0を示す目盛り23を指すように操作部43を回し
て設定すると、ストッパ部42は逆流防止弁3に対して
直角になり、逆流防止弁3は開方向へ移動できなくな
る。つまり、換気扇Fを作動させても換気口11は全閉
状態のままである(図4参照)。
【0027】前記換気カバー5は、外径が前記ソケット
2のフランジ部22よりも大きく形成されており、前記
換気口11ならびに前記ソケット2のフランジ部22を
覆う位置で天井1に固定されている。また、この換気カ
バー5の中央には、通気性を確保するために複数のスリ
ット51が設けられており、その裏面にはフィルター7
が設けられている。このように、換気口11が換気カバ
ー5ならびにフィルター7で覆われていることにより、
換気口11内にゴミが吸い込まれなくなると共に、逆流
防止弁3にものが衝突しなくなる。
【0028】なお、図中9は、ソケット2と給気側ダク
トDとの間から室内に外気が浸入するのを防止するため
のシール材、図中10は、ソケット2が給気側ダクトD
内でがたつかないようにするためのバネ片である。
【0029】次に、施工時の換気装置の設定方法につい
て説明する。
【0030】まず、部屋の広さや用途に応じて必要換気
風量を設定し、この必要換気風量が得られるように各部
屋の逆流防止弁3の開度を調節する。また、各部屋の必
要換気風量を合計した総換気風量が得られるように換気
扇Fの能力を調節する。この時の調節手段としては、換
気扇Fの風量タップを調節したり、インバータでファン
回転数を調節するといった手段がある。なお、換気扇F
の能力が十分であるかどうかは、換気扇Fを作動させた
際に、逆流防止弁3が開度調節手段4のストッパ部42
によって移動規制されるまで開くかどうかで判断するこ
とができるが、換気扇Fの能力が不足している場合に
は、より能力の高い換気扇に交換することになる。こう
することにより、各部屋の換気風量が、予め設定した必
要換気風量になるので、各部屋において最適な換気を行
うことができるようになる。
【0031】また、施工後に、季節の変化や部屋の使用
目的の変更等によって各部屋の必要換気風量を変更する
場合には、換気扇Fの能力に応じた各部屋の換気風量
を、各部屋の逆流防止弁の開度に開度調節手段を回転さ
せて羽根421を合わせることで操作部43の指示値か
ら判読し、各部屋の用途に応じてそれぞれの換気風量を
再設定し、その換気風量が得られるように各部屋の逆流
防止弁3の開度を調節する。こうすることにより、各部
屋の換気風量が、再設定した換気風量になるので、各部
屋において最適な換気を行うことができるようになる。
【0032】また、上記換気装置では、部屋の天井の換
気口11に設けられているソケット2の本体部21に逆
流防止弁3が設けられているので、床や天井1を取り外
したりすることなく室内側から逆流防止弁3のメンテナ
ンスを行うことができる。
【0033】また、ソケット2に、逆流防止弁3の最大
開度を調節する開度調節手段4が設けられているので、
床や天井1を取り外したりすることなく室内側からその
部屋の換気風量を変更することができる。つまり、季節
の変化や部屋の使用目的の変更等に合わせて、居住者が
部屋の換気風量を容易に調節することができる。
【0034】さらに、ソケット2の室内側から見えるフ
ランジ部22と開度調節手段4の操作部43に、逆流防
止弁3の最大開度を示す目盛り23と矢印44が設けら
れているので、床や天井1を取り外したりすることなく
室内側からその部屋の逆流防止弁3の最大開度を知るこ
とができ、その最大開度から、各部屋の換気風量や、各
部屋の換気風量のバランスを知ることができる。つま
り、各部屋の換気風量のバランスを室内側から容易に調
節することができる。また、施工の際、逆流防止弁3の
最大開度を設定する時にも、所望の最大開度が得られる
目盛り23の位置に矢印を合わせればよいので、作業が
正確かつ簡単に行える。
【0035】また、逆流防止弁3の最大開度を操作する
ことによって、換気ダクトの長さの違いや換気扇の能力
によって左右される実際の換気風量がどのくらいの量な
のかを簡単に知ることもできる。
【0036】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施
の形態では、ひとつの換気扇Fで浴室Bと洗面室Sとト
イレTの換気を行えるように設置された換気装置を示し
たが、浴室Bと洗面室SとトイレTの組み合わせに限ら
ず、例えば、台所や居室等も含めた複数の部屋の換気を
行えるようにしてもよい。また、実施の形態では、逆流
防止弁が2枚で構成されている例を示したが、逆流防止
弁は1枚で構成してもよいし、3枚以上で構成してもよ
い。さらに、実施の形態では、ソケットに目盛りを設
け、開度調節手段の操作部に矢印を設けたが、ソケット
に矢印を設け、開度調節手段の操作部に目盛りを設けて
もよい。
【0037】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1記載の
建物用換気装置にあっては、部屋の天井の換気口に設け
られたソケットの本体部に逆流防止弁ならびに開度調節
手段が設けられていると共に、そのソケットの室内側か
ら見える部分に開度表示手段が設けられているので、逆
流防止弁のメンテナンス、換気口が設けられた各部屋の
最大換気風量の変更、各部屋の換気風量のバランスの調
節を、天井を取り外したりすることなく室内側から簡単
に行うことができるという効果が得られる。
【0038】請求項2記載の設定方法にあっては、各部
屋の換気風量が、予め設定した必要換気風量になるの
で、各部屋において最適な換気を行うことができるとい
う効果が得られる。
【0039】請求項3記載の設定方法にあっては、各部
屋の実際の換気風量を判読して、それぞれの部屋の用途
に応じて再設定した換気風量になるので、各部屋におい
て最適な換気を行うことができ、また、天井を取り外し
たりすることなく室内側から簡単に行うことができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の建物用換気装置の要部分解斜視
図である。
【図2】 実施の形態の建物用換気装置の換気口全開状
態を示す断面図である。
【図3】 実施の形態の建物用換気装置の換気口半開状
態を示す断面図である。
【図4】 実施の形態の建物用換気装置の換気口全閉状
態を示す断面図である。
【図5】 ソケットを室内側から見た図である。
【図6】 実施の形態の建物用換気装置の概略全体図で
ある。
【符号の説明】
F 換気扇 D1,D2,D3 給気側ダクト D4 排気側ダクト B 浴室 S 洗面室 T トイレ 1 天井 11 換気口 2 ソケット 21 本体部 22 フランジ部 23 目盛り(開度表示手段) 3 逆流防止弁 4 開度調節手段 42 ストッパ部 44 矢印(開度表示手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井裏空間に換気扇が設けられ、この換
    気扇の吸気側が、複数の部屋の天井に設けられた各換気
    口とダクトを介して接続されていて、ひとつの換気扇で
    複数の部屋の換気を行う建物用換気装置であって、 前記ダクトの換気口側端部に筒状のソケットが嵌合さ
    れ、このソケットに、室内の気圧がダクト内の気圧より
    も低い時には自重で前記本体部の内周面に密着して前記
    換気口を閉じ、室内の気圧がダクト内の気圧よりも高い
    時には差圧で前記ソケットの内周面から離れて前記換気
    口を開く逆流防止弁が設けられていると共に、この逆流
    防止弁の開方向への移動量をストッパ部で規制すること
    で逆流防止弁の最大開度を調節する開度調節手段が設け
    られ、 前記開度調節手段には、前記ソケットの下端部に嵌合さ
    れていて、ソケットと相対移動する操作部が設けられ、 前記ソケットの室内側から見える部分と前記開度調節手
    段の操作部のそれぞれに、前記逆流防止弁の最大開度を
    示す開度表示手段が設けられていることを特徴とする建
    物用換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物用換気装置の設定方
    法であって、予め設定した必要換気風量が得られるよう
    に各部屋の逆流防止弁の開度を調節し、各部屋の必要換
    気風量を合計した総換気風量が得られるように換気扇の
    能力を調節する設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の建物用換気装置の設定方
    法であって、換気扇の能力に応じた各部屋の実際の換気
    風量を、各部屋の逆流防止弁の開度に開度調節手段を合
    わせることで判読し、各部屋の用途に応じてそれぞれの
    換気風量を再設定し、その換気風量が得られるように各
    部屋の逆流防止弁の開度を調節する設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267763A (ja) * 2007-04-25 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気グリル
JP2022512379A (ja) * 2018-12-17 2022-02-03 ペトリコール スワン カンパニー リミテッド 換気扇の逆流防止装置及びそれを含む換気扇

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