JPH10280698A - 高所作業車用の落下物捕捉装置 - Google Patents

高所作業車用の落下物捕捉装置

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JPH10280698A
JPH10280698A JP10677997A JP10677997A JPH10280698A JP H10280698 A JPH10280698 A JP H10280698A JP 10677997 A JP10677997 A JP 10677997A JP 10677997 A JP10677997 A JP 10677997A JP H10280698 A JPH10280698 A JP H10280698A
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Kazuo Goto
一夫 後藤
Akihiko Sada
秋彦 佐田
Mitsuru Okada
満 岡田
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YAMAWAKI KOGYO KK
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
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YAMAWAKI KOGYO KK
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高所作業車のバケツトへワンタツチ操作式での
すばやく、しかも安定良く確固に後付け使用できる落下
物捕捉装置を提供する。 【解決手段】少なくとも2組のネツト支持フレーム
(F)を形作る各垂直パイプ(31)の上端部に、トツ
プカバー(36)を被着一体化させ、そのトツプカバー
(36)をバケツト(B)への吊り掛け用ハンガーフツ
ク(42)により、そのバケツト(B)の存在方向へ進
退スライド操作自在に且つ離脱不能に抱持して、トツプ
カバー(36)を一旦バケツト(B)から引き出し操作
することにより、そのバケツト(B)へハンガーフツク
(42)を吊り掛けた後、トツプカバー(36)を逆に
押し込み操作することにより、そのトツプカバー(3
6)とハンガーフツク(42)をロツクピン(P)の貫
通によって抜け止め状態に連結固定するように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高所作業車における
各種サイズのバケツトへ、汎用的に後付け使用できる落
下物捕捉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気工事や通信線工事などに使われる高
所作業車では、そのバケツトの周辺に必要な部品や工具
などの機材収容袋を吊り下げているが、これらが作業者
の不注意やブームの反動により落下して、人身事故や交
通障害などを招来する危険があるため、その安全対策と
して本発明者は先に特願平8−151763号を提案し
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も実
施事業化のために鋭意検討を重ねてきた結果、上記先願
発明でも未だ改良すべき下記問題点のあることが判明し
た。
【0004】即ち、その先願発明の構成によれば、バケ
ツト(11)の補強フランジ(12)へ吊り掛けられる
ハンガーフツク(40)と、垂直パイプ(23)の上端
部に被着されたトツプカバー(29)とが、別部品とし
て独立していると共に、そのハンガーフツク(40)の
接合片(41)とトツプカバー(29)の接合フランジ
(28)とを接合した上、やはり別部品のボルト(4
2)とナツト(43)によって締結固定するようになっ
ているため、ネツト支持フレーム(F)の組立架構作業
やそのバケツト(11)への取付作業を、所謂ワンタツ
チ操作式のすばやく確固に行なえず、未だ非常に面倒で
あり、殊更高所での上記作業には危険も伴なうこととな
る。
【0005】又、垂直パイプ(23)の隣り合う相互間
へ連結固定される水平パイプ(24)の両端部が、その
水平パイプ(24)の長手方向に沿い開放するカバーフ
オーク(31)として造形されており、その開放する両
端側から垂直パイプ(23)を差し入れるようになって
いるため、バケツト(11)へ先に吊り掛け固定した垂
直パイプ(23)の隣り合う相互間隔を、その後人為強
制的に押し広げなければ、その相互間へ水平パイプ(2
4)を介挿させることができず、その意味からもネツト
支持フレーム(F)をすばやく軽快に組立架構作業する
ことが困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は主としてこのよ
うな問題点の更なる改良を企図しており、そのための構
成上平面から見てほぼ四角形なバケツトの背面を高所作
業車の伸縮ブームに装備させ、そのバケツトの正面と左
右両側面に対応位置する2個一対づつの垂直パイプホル
ダーが通し込まれたラツシングベルトを、上記バケツト
の正面と左右両側面へ包囲状態に捲き付け固定すること
により、その各垂直パイプホルダーをバケツトへ定着一
体化する一方、
【0007】一対の垂直パイプと、その両垂直パイプの
中途高さ位置を連結する水平パイプと、同じく両垂直パ
イプの下端部へ抱き付けられた一対の傾斜パイプホルダ
ーと、その両傾斜パイプホルダーへ起伏的な回動自在に
枢支連結されることにより、上記垂直パイプと交叉する
先上がりの傾斜設置状態に張り出す一対の傾斜パイプ
と、その両傾斜パイプの張り出し先端部と上記垂直パイ
プ又は水平パイプとを連繋する一対の操作ロープとから
成るネツト支持フレームの少なくとも2組を用意して、
【0008】その一方と他方のネツト支持フレームを形
作る各垂直パイプの下端部を、上記バケツトの正面と左
右両側面又は片側面に対応位置する垂直パイプホルダー
へ、上方から差し込み固定すると共に、
【0009】上記ネツト支持フレームの各個を形作る垂
直パイプ同志の相互平面空間と同じく傾斜パイプ同志の
相互平面空間のみならず、ネツト支持フレームの一方と
他方との隣り合う相互間にあっても、その垂直パイプ同
志の相互平面空間と傾斜パイプ同志の相互平面空間に、
全体として連続する落下物捕捉用ネツトを張り掛ける高
所作業車用の落下物捕捉装置において、
【0010】上記一方と他方のネツト支持フレームを形
作る各垂直パイプの上端部に、ロツクピン受け入れ孔が
開口するトツプカバーを被着一体化させると共に、その
トツプカバーを同じくロツクピン受け入れ孔が開口する
上記バケツトへの吊り掛け用ハンガーフツクにより、そ
のバケツトの存在方向へ進退スライド操作自在に且つ相
対的な離脱不能に抱持して、
【0011】上記トツプカバーを一旦バケツトからの後
退方向へ引き出し操作することにより、そのバケツトへ
上記ハンガーフツクを吊り掛けた後、同じくトツプカバ
ーを逆方向へ押し込み操作することにより、その互いに
合致連通したトツプカバーのロツクピン受け入れ孔とハ
ンガーフツクのロツクピン受け入れ孔へ、屈折可能なロ
ツクピンを落し込み貫通させて、そのロツクピンの屈折
操作により抜け止め状態に連結固定するように定めたこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1は電気工事や通信線工事など
に使用中の高所作業車(V)を示しており、その伸縮ブ
ーム(10)の先端部に装備されたバケツト(B)内
へ、作業者が立ち乗って、必要な工事を行なうことにな
る。
【0013】上記バケツト(B)は公知品として、繊維
強化プラスチツク(FRP)から平面視のほぼ四角形を
なし、その開口上縁部には補強フランジ(11)が連続
的に張り出し屈曲されていると共に、その背面(12
b)において伸縮ブーム(10)の先端部へ、旋回作動
自在に枢着されている通例である。
【0014】本発明の落下物捕捉装置は各種サイズのバ
ケツト(B)へ汎用的に後付け使用可能なものとして、
その構成部品の悉く電気絶縁材料から作成されており、
しかも不使用時にはバケツト(B)へ取付けた状態のま
まで、小型扁平に折りたたみ操作したり、その取付位置
を変更したり、更にはバケツト(B)から容易に取りは
ずし保管したりすることもできるようになっている。
【0015】即ち、本発明に係る落下物捕捉装置の取付
状態とその構成部品の詳細を示した図2〜41におい
て、(13)はバケツト(B)の正面(12a)と左右
両側面(12c)(12d)を包囲する水平な緊張状態
に捲き付けられた電気絶縁性ラツシングベルト(ラチエ
ツト機構付きの布製平ベルト)であり、その切り離し両
端部の折り曲げ係止リング(14)へ、図2、5、6の
ように各々直交する如く差し込まれたベルト固定金具
(A)が、そのバケツト(B)の左右両側面(12c)
(12d)における背面(12b)側への接近した下部
位置へ取付け固定されている。
【0016】そのベルト固定金具(A)として、図2、
5、6ではボルト受け入れ用円孔(15)と昇降調整長
孔(16)との上下一対が開口分布された金属プレート
(17)を示しており、その金属プレート(17)をバ
ケツト(B)に付属する上下一対の既設ボルト(18)
と、その締結ナツト(19)によってバケツト(B)へ
取付け固定するようになっている。
【0017】但し、上記金属プレート(17)から成る
ベルト固定金具(A)に代えて、図7、8のような固定
フツク(20)と昇降調整フツク(21)との上下一対
が張り出すネジ杆(22)を採用し、その両フツク(2
0)(21)をバケツト(B)に開口する上下一対の既
設通孔(23)へ係止させることにより、上記ネジ杆
(22)をバケツト(B)へ取付け固定しても良い。
(24)は上記ネジ杆(22)の下端部に螺合締結され
たダブルロツクナツトである。
【0018】要するに、高所作業車(V)の各種バケツ
ト(B)に応じたベルト固定金具(A)を用意して、こ
れによりそのバケツト(B)へ上記ラツシングベルト
(13)を水平な包囲状態に捲き付け維持するのであ
る。
【0019】(25)は上記バケツト(B)の正面(1
2a)と左右両側面(12c)(12d)に対応位置す
る2個一対づつとして、ラツシングベルト(13)の固
定に先立ち、そのベルト(13)に通し込まれたABS
樹脂製の垂直パイプホルダーであり、その各個のフラツ
トな裏面に貼り付けられた両面接着テープ(26)を、
バケツト(B)の正面(12a)と左右両側面(12
c)(12d)へ仮り止めすることによって、上記2個
一対づつの相互間隔(D1)(D2 )を一定に位置決め
確保した後、上記ラツシングベルト(13)が図外のラ
チエツトハンドル操作により、バケツト(B)への捲き
付け固定状態に緊張されることとなる。
【0020】上記バケツト(B)に穿孔などの特別な加
工を施すことなく、本発明の落下物捕捉装置を簡便に取
付けることができるようになっているわけであり、電気
絶縁性の確保にも役立つ。(27)は上記ラツシングベ
ルト(13)に挟み付けられたポリプロピレン製の絶縁
カバーである。尚、上記垂直パイプホルダー(25)の
2個一対づつは、バケツト(B)のコーナー部へ極力接
近した位置に固定することが好ましい。
【0021】(28)は各垂直パイプホルダー(25)
に貫通形成された水平なベルト受け入れスリツト、(2
9)は同じく上向きに開口形成された角型の凹溝であ
り、ここには後述する垂直パイプの下端部が、上方から
抜き差し自在に且つ回動不能に差し込み固定される。
(30)はその凹溝(29)の溝底面に開口する小さな
排水ドレーンである。
【0022】(F)は軽量性と強度並びに電気絶縁性に
富むネツト支持フレームの総称であって、図2、3、9
〜15から明白なように、一対のグラスフアイバー(G
FRP)製垂直パイプ(31)と、その両垂直パイプ
(31)の中途高さ位置を連結するグラスフアイバー製
水平パイプ(32)と、同じく両垂直パイプ(31)の
下端部へ起伏的な回動自在に枢着されて、その下端部か
ら垂直パイプ(31)と交叉する先上がりの傾斜設置状
態に張り出す一対のグラスフアイバー製傾斜パイプ(3
3)と、その両傾斜パイプ(33)の張り出し先端部と
上記水平パイプ(32)又は垂直パイプ(31)とを連
繋する一対のポリエステルなどの合成繊維製操作ロープ
(34)とから成り、その少なくとも2組存在する。
【0023】各垂直パイプ(31)の下端部には上記垂
直パイプホルダー(25)の角型凹溝(29)と嵌合す
るABS樹脂製の連結ベース(35)が、図12〜15
のような付属状態に差し込み固定されている一方、各垂
直パイプ(31)の上端部には同じくABS樹脂製のト
ツプカバー(36)が被着一体化されている。又、各垂
直パイプ(31)の中途高さ位置にはやはりABS樹脂
製の水平パイプ受け止め用ストツパーリング(37)が
嵌め付け固定されてもいる。
【0024】上記トツプカバー(36)の各個は図16
〜24から明白なように、垂直パイプ(31)へ套嵌さ
れる取付筒(36a)と、その上端部から連続的に張り
出す水平なスライドフランジ(36b)とを備えてい
る。上記取付筒(36a)としては、これを図示のよう
な角型に造形し、そのフラツトな外面にロツクピン受け
止め切欠(38)を付与することが望ましい。
【0025】他方、トツプカバー(36)の上記スライ
ドフランジ(36b)は平面から見て、バケツト(B)
への進退方向に沿い延在する一定長さ(L1)の細長い
長方形又は楕円形をなし、しかも正面視の倒立する等脚
台形に造形されており、その張り出し一半部にはロツク
ピン受け入れ孔(39)が開口しているほか、同じくス
ライドフランジ(36b)における長手中心線上での両
端部からは、一対の抜け止めストツパー(40)(4
1)が上向き一体的に突出している。
【0026】その際、両抜け止めストツパー(40)
(41)の上端縁部は先細りのテーパー状又は円弧状ガ
イドエツジ(40a)(41a)として、そのトツプカ
バー(36)のスライドフランジ(36b)を後述する
ハンガーフツクの抱持フランジへ、人為強制的に差し込
み嵌合できるにも拘らず、その一旦嵌合した組立状態の
もとでは、不慮に離脱しない楔作用を果すようになって
いる。
【0027】又、(42)は各垂直パイプ(31)の上
記トツプカバー(36)をバケツト(B)の補強フラン
ジ(11)へ吊り掛けるためのハンガーフツクであっ
て、図16〜21から明白なように、ABS樹脂から補
強フランジ(11)と対応するほぼ倒立J字型に屈曲形
成されており、その一端部からは上記トツプカバー(3
6)のスライドフランジ(36b)を抱持し得る水平な
抱持フランジ(42a)が、バケツト(B)の外方へ連
続的に張り出されている。その張り出し長さ(L2)は
上記スライドフランジ(36b)の一定長さ(L1)と
比較して、約半分に寸法化されていると共に、その中央
部にはロツクピン受け入れ孔(43)が開口形成されて
いる。
【0028】つまり、ハンガーフツク(42)の抱持フ
ランジ(42a)は正面から見て、上記トツプカバー
(36)の倒立等脚台形をなすスライドフランジ(36
b)と対応する蟻溝型に造形されており、その下面のス
ライドガイド溝(44)内に受け入れ抱持した上記トツ
プカバー(36)のスライドフランジ(36b)を、バ
ケツト(B)の存在方向(内側)へ押し込み又は逆方向
へ引き出す如く、進退スライド操作できるようになって
いる。但し、上記スライドフランジ(36b)とその抱
持フランジ(42a)とが嵌合された組立状態におい
て、相対的に離脱しないことは上記した通りである。
【0029】(45)(46)は上記トツプカバー(3
6)におけるスライドフランジ(36b)の両抜け止め
ストツパー(40)(41)と対応して、抱持フランジ
(42a)における長手中心線上での両端部に付与され
た一対のストツパー受け入れ切欠であり、その抱持フラ
ンジ(42a)のスライドガイド溝(44)に沿って上
記スライドフランジ(36b)を押し込み操作した時に
は、その両フランジ(36b)(42a)に開口するロ
ツクピン受け入れ孔(39)(43)同志が、自づと合
致連通するようになっている。
【0030】その限りでは、上記ストツパー受け入れ切
欠(45)(46)の付与を省略して、トツプカバー
(36)のスライドフランジ(36b)から上向きに突
出する上記抜け止めストツパー(40)(41)を、ハ
ンガーフツク(42)における抱持フランジ(42a)
の両端部へ直接係止させるように定めてもさしつかえな
い。
【0031】又、先の図16〜24ではトツプカバー
(36)のスライドフランジ(36b)を倒立の等脚台
形とし、そのハンガーフツク(42)側の抱持フランジ
(42a)を蟻溝型として対応的に造形することによ
り、その抱持フランジ(42a)のスライドガイド溝
(44)に沿って、上記スライドフランジ(36b)を
進退スライド操作できるように嵌合させているが、図2
5〜28の別な実施形態から明白なように、トツプカバ
ー(36)のスライドフランジ(36b)を正面視の単
純な長方形とし、そのハンガーフツク(42)側の抱持
フランジ(42a)をリツプ溝型として対応的に造形す
ることにより、その抱持フランジ(42a)のスライド
ガイド溝(44)に沿って、上記スライドフランジ(3
6b)をやはり進退スライド操作できるように嵌合させ
ても良い。
【0032】その場合、トツプカバー(36)における
スライドフランジ(36b)の上面と下面に、上記スラ
イドガイド溝(44)と平行に延在する一対の細長いス
トツパー受け入れ切欠(45)(46)を列設すると共
に、ハンガーフツク(42)側の抱持フランジ(42
a)から下向きに打ち込んだ抜け止めストツパー(4
0)を上面のストツパー受け入れ切欠(45)へ、同じ
く抱持フランジ(42a)から上向きに打ち込んだ別な
抜け止めストツパー(41)を下面のストツパー受け入
れ切欠(46)へ、その何れも係合させることによっ
て、上記トツプカバー(36)のスライドフランジ(3
6b)とハンガーフツク(42)の抱持フランジ(42
a)とを、やはり相対的な離脱不能に保つことができ
る。
【0033】尚、(42b)は上記ハンガーフツク(4
2)の抱持フランジ(42a)を蟻溝型やリツプ溝型に
区成する向かい合う一対の抱持リツプ、(47)は上記
J字型に屈曲するハンガーフツク(42)の輪郭形状に
沿って、上向き一体的に突出された一対の平行な補強リ
ブである。
【0034】(P)は上記ハンガーフツク(42)と垂
直パイプ(31)のトツプカバー(36)とを連結固定
するABS樹脂製ロツクピンの総称であって、図29〜
32に抽出するような操作摘まみ(48)と、その二叉
フオーク状の下端部を横断する水平なグラスフアイバー
製の支点ピン(49)により、屈折自在に枢着された抜
け止めキー(50)とから成ると共に、その抜け止めキ
ー(50)の扁平な基端部には上記支点ピン(49)と
係合するスライドガイド長孔(51)も開口されてい
る。
【0035】そのため、ロツクピン(P)の操作摘まみ
(48)と抜け止めキー(50)とを図29〜31のよ
うな一直線状態に伸ばすことにより、上記トツプカバー
(36)のスライドフランジ(36b)とそのハンガー
フツク(42)側の抱持フランジ(42a)との自づと
合致連通した両ロツクピン受け入れ孔(39)(43)
へ、上方からロツクピン(P)を落し込む如く串刺し貫
通させることができる。
【0036】又、その串刺し貫通させた後、図17〜2
0や図32のように、上記抜け止めキー(50)を操作
摘まみ(48)と直交する如く屈折操作することによっ
て、ロツクピン(P)の抜け止め状態に保つことがで
き、更にはその水平状態にある抜け止めキー(50)の
先端部を、操作摘まみ(48)の回動操作により方向変
換させて、上記トツプカバー(36)の取付筒(36
a)に設けられているロツクピン受け止め切欠(38)
へ、安定良く確固に係止させることも可能である。
【0037】もっとも、上記抜け止めキー(50)の屈
折操作によって、ロツクピン(P)を抜け止め状態に保
つことができるため、その余に抜け止めキー(50)を
操作摘まみ(48)の回動操作により方向変換させるこ
とは、これを必らずしも要しない。尚、(52)は操作
摘まみ(48)の径大な頭部とハンガーフツク(42)
の上記抱持フランジ(42a)との相互間に介挿された
弾性座を示している。
【0038】先に一言した水平パイプ(32)は、バケ
ツト(B)の正面(12a)に位置決め固定された両垂
直パイプホルダー(25)の相互間隔(D1)と、同じ
く左右両側面(12c)(12d)に位置決め固定され
た両垂直パイプホルダー(25)の相互間隔(D2)と
にほぼ対応して、その長さ(L3)(L4)の長短相違
する2種が作成準備されている。但し、平面視の方形な
バケツト(B)に適用する場合には、その水平パイプ
(32)の長さ寸法として同じ1種を作成用意すれば足
ること、言うまでもない。
【0039】何れにしても、各水平パイプ(32)の両
端部には図33〜35から明白なように、ABS樹脂製
カバーフオーク(53)の対称な一対が、その何れも水
平パイプ(32)の長手方向と直角な内向き(バケツト
(B)の存在方向)に開放する関係状態として被着一体
化されている。これによって、バケツト(B)へ先に吊
り掛け固定した垂直パイプ(31)の隣り合う相互間隔
を、その後人為強制的に押し広げなくとも、その両垂直
パイプ(31)の相互間へ水平パイプ(32)を外方か
ら差し入れ介挿する横架状態に正しく連結操作できるよ
うになっているのであり、上記ネツト支持フレーム
(F)における組立作業性の向上に役立つ。
【0040】(54)は各水平パイプ(32)のカバー
フオーク(53)内へ受け入れられた垂直パイプ(3
1)を抜け止め状態に遮断するABS樹脂製の開閉バー
であり、その基端部がグラスフアイバー製の支点ピン
(55)を介して、カバーフオーク(53)へ回動自在
に枢着されている。そのため、これを回動操作して、各
水平パイプ(32)のカバーフオーク(53)へ垂直パ
イプ(31)をすばやく出し入れすることができる。
(56)は同じく開閉バー(54)の基端部と先端部を
受け入れる凹溝であり、各カバーフオーク(53)に切
り欠かれている。
【0041】そして、各垂直パイプ(31)に連結横架
された水平パイプ(32)は、その垂直パイプ(31)
の中途高さ位置に固定されている上記ストツパーリング
(37)によって、下方から安定良く確固に受け止めら
れ、不慮にズリ下がるおそれはない。
【0042】又、上記傾斜パイプ(33)は垂直パイプ
(31)とほぼ同じ長さに寸法化されており、その各基
端部にはABS樹脂製のカバーベース(57)が被着一
体化されている。(58)は各垂直パイプ(31)の下
端部に抱き付け固定された傾斜パイプホルダーであっ
て、図9〜14から明白なように、やはりABS樹脂か
ら平面視のU字型に造形されており、その傾斜パイプホ
ルダー(58)と上記カバーベース(57)とが、グラ
スフアイバー製の支点ピン(55)を介して、傾斜パイ
プ(33)の起伏的な回動自在に枢支連結されているの
である。
【0043】その場合、各傾斜パイプホルダー(58)
は図13のような平面から見て、上記バケツト(B)の
フラツトな正面(12a)や左右両側面(12c)(1
2d)と直交する仮想線(Y−Y)に対し、約15度の
一定角度(α)だけ交叉した指向状態のもとで、各垂直
パイプ(31)の下端部へ抱き付け固定されている。
【0044】そのため、傾斜パイプホルダー(58)の
合計4個を平面視のほぼ四角形なバケツト(B)に対し
て、図2、3のように配置し、その各個に連結された傾
斜パイプ(33)が、バケツト(B)の正面(12a)
と左右何れか一方の片側面(12c)から対応的に張り
出すこととなる2個一対づつを、先広がりな平面視のハ
字型に保つことができ、そのバケツト(B)における正
面(12a)と片側面(12c)でのネツトによる落下
物捕捉範囲を、上記一定角度(α)だけ広大面積に設定
し得るのである。
【0045】しかも、上記2個一対づつの傾斜パイプ
(33)が先広がりな平面視のハ字型に保たれる関係
上、その先端部同志を結ぶ仮想線とバケツト(B)のコ
ーナー部との間隔距離は長くなり、その結果バケツト
(B)におけるコーナー部でのネツトによる落下物捕捉
範囲も、自づと広大面積に確保することができる。但
し、上記一定角度(α)としての約15度は、あくまで
も好ましい一例を示すに過ぎない。
【0046】又、図11、13と対応する図36、37
の別な実施形態から明白なように、上記傾斜パイプホル
ダー(58)をバケツト(B)の正面(12a)や左右
両側面(12c)(12d)と直交する仮想線(Y−
Y)に沿う指向状態として、各垂直パイプ(31)の下
端部へ抱き付け固定することにより、その各傾斜パイプ
ホルダー(58)に連結された傾斜パイプ(33)が、
バケツト(B)の正面(12a)と片側面(12c)か
ら対応的に張り出すこととなる2個一対づつを、相互の
平行状態に保ってもさしつかえない。
【0047】このような別の実施形態も本発明において
採用できる意味であり、更に言えば上記傾斜パイプホル
ダー(58)の2種を作成準備して、その合計4個づつ
を互換的に使い分けたり、或いは組合せ併用したりする
ことも可能である。
【0048】何れにしても、上記した各傾斜パイプ(3
3)の張り出し先端部には、ABS樹脂製のロープガイ
ドキヤツプ(60)が圧入接着されており、ここに各操
作ロープ(34)の先端部が抜け止め状態に導入されて
いる。(61)は各傾斜パイプ(33)の先端部から露
出するロープガイドキヤツプ(60)の外周面に切り欠
かれた凹周溝であり、ここに係止するフツクなどによっ
て、後述の落下物捕捉用ネツトを安定良く縛り付け固定
し、そのネツトが落下物の重量を受けるも、傾斜パイプ
(33)に沿って基端方向へズレ下がることを防ぐよう
になっている。
【0049】(62)は各操作ロープ(34)の基端部
に付属一体化されたABS樹脂製の係止フツクであり、
これは使用上操作ロープ(34)を上記水平パイプ(3
2)又はこれよりも垂直パイプ(31)の上部位置に捲
き掛けた後、その解除しないように操作ロープ(34)
へ係止されることとなる。
【0050】上記操作ロープ(34)を介して図9、1
2のように、水平パイプ(32)又は垂直パイプ(3
1)と連繋された傾斜パイプ(33)が、その垂直パイ
プ(31)と交叉する傾斜設置角度(β)の一定に保持
される結果となり、その垂直パイプ(31)から張り出
す伏倒展開状態のもとで使用されるわけである。
【0051】しかも、その操作ロープ(34)をバケツ
ト(B)上から引張ることによって、上記傾斜パイプ
(33)を垂直パイプ(31)へ接近する起立姿勢に折
りたたむことも可能であり、その場合引張った操作ロー
プ(34)の基端部は、これを水平パイプ(32)又は
垂直パイプ(31)へ捲き掛けたり、或いはバケツト
(B)の内部へ係止したりして、その解除しない固定状
態に維持される。
【0052】その起立姿勢に折りたたまれた状態の傾斜
パイプ(33)は、垂直パイプ(31)とほぼ同じ長さ
寸法を有するため、バケツト(B)の補強フランジ(1
1)から上方へ背高く張り出さず、その結果バケツト
(B)に付属した状態のままでも、作業者の工事に支障
を与えるおそれがない。尚、操作ロープ(34)の引張
り長さ次第によって、傾斜パイプ(33)の上記設置角
度(β)を適当に調整できることは言うまでもない。
【0053】但し、上記の各傾斜パイプ(33)を起立
姿勢の折りたたみ状態に固定維持するに当り、図38〜
41に示すような傾斜パイプ(33)の受け止めクリツ
プ(63)を、各垂直パイプ(31)における上記水平
パイプ用ストツパーリング(37)よりも下方の中途高
さ位置へ、嵌め付け固定しておくことが好ましい。
【0054】つまり、ABS樹脂製のベースリング(6
4)を垂直パイプ(31)へ嵌め付け一体化すると共
に、そのベースリング(64)へポリカーボネート樹脂
製のビス(65)を介して、平面視のU字型に屈曲する
ABS樹脂製受け止めクリツプ(63)を固定し、その
受け止めクリツプ(63)によって上記折りたたみ状態
の傾斜パイプ(33)を安定良く確固に抱持するのであ
る。
【0055】その受け止めクリツプ(63)の弾圧抱持
力に抗して、傾斜パイプ(33)を図9、12のような
外向きに押し倒し展開させることにより、その垂直パイ
プ(31)から張り出す先上がりの傾斜設置状態として
使用できることは、勿論である。
【0056】更に、(N1)は上記ネツト支持フレーム
(F)を形作る垂直パイプ(31)同志の相互平面空間
(垂直面)と、同じく傾斜パイプ(33)同志の相互平
面空間(傾斜面)とを連続的に遮断する如く、図42〜
44のような断面ほぼレ字型の展開状態に張り掛けられ
たポリエステルやナイロンなどの合成繊維から成る落下
物捕捉用の四角ネツトであり、その縦辺が両垂直パイプ
(31)と両傾斜パイプ(33)へ、同じく上部横辺が
水平パイプ(32)へ各々通し込みや縛り付けなどの手
段によって固定維持されている。
【0057】尚、その四角ネツト(N1)の上部横辺を
水平パイプ(32)から更に下方へ延長させて、バケツ
ト(B)へ止着することにより、そのバケツト(B)と
垂直パイプ(31)との相互間隙をも遮蔽することが望
ましい。
【0058】この点、図示の実施形態では工事に必要な
部品や工具などの機材収容袋を揚げ降ろしするスペース
の確保上、バケツト(B)の正面(12a)と左右何れ
か一方の片側面(12c)との合計2面に取付けた落下
物捕捉装置の使用状態を示しているが、その平面視のほ
ぼ四角形なバケツト(B)のコーナー部にも、同じ材質
の落下物捕捉用三角ネツト(N2)が張り掛けられてい
る。
【0059】即ち、上記バケツト(B)の正面(12
a)に取付けられたネツト支持フレーム(F)と、これ
と隣り合う片側面(12c)に取付けられたネツト支持
フレーム(F)との相互間にあっても、その垂直パイプ
(31)同志の相互平面空間(垂直面)と、傾斜パイプ
(33)同志の相互平面空間(傾斜面)とを連続的に遮
蔽する断面ほぼレ字型展開状態の三角ネツト(N2)
が、上記四角ネツト(N1)との一体連繋的に張り掛け
られているのである。(66)はその三角ネツト(N
2)と四角ネツト(N1)とを部分的なオーバーラツプ
状態に連繋する多数のフツクであり、これらも上記のよ
うな合成繊維から成るが、これに代る結束紐などを採用
しても良い。
【0060】しかも、上記四角ネツト(N1)と三角ネ
ツト(N2)の展開状態には、若干垂れ下がる余裕が与
えられており、その材質とも相俟って落下物捕捉上の衝
撃を吸収し、その落下物が跳ね上がらぬようになってい
る。
【0061】更に、上記三角ネツト(N2)と連繋され
ていない四角ネツト(N1)の端末側(バケツト(B)
の正面(12a)に配置された四角ネツト(N1)の片
側面と、同じくバケツト(B)の片側面(12c)に配
置された四角ネツト(N1)の背面)は、図42〜44
から示唆されるように、その四角ネツト(N1)と一体
的に連繋する同じ材質のサイドネツト(N3)によっ
て、やはり遮蔽されている。
【0062】つまり、四角ネツト(N1)がネツト支持
フレーム(F)へ断面ほぼレ字型の展開状態に張り掛け
られている旨を上記したが、その断面ほぼレ字型のサイ
ド空間(垂直面)をサイドネツト(N3)によって遮蔽
し、一旦捕捉された落下物が伸縮ブーム(10)の反動
などにより、そのサイド空間から不慮に洩れ落ちないよ
うになっている。そのサイドネツト(N3)は図44か
ら示唆されるように、上記サイド空間と対応する三角形
をなし、その上部横辺が合成繊維から成る複数のフツク
(67)や結束紐などによって、上記操作ロープ(3
4)へ吊り掛けられているのである。
【0063】上記バケツト(B)における左右何れか一
方の片側面(12c)に取付けられた落下物捕捉装置の
ネツト支持フレーム(F)は、これを工事現場の状況な
どに応じて、図43の鎖線で示す如く、他方の片側面
(12d)へ互換的に移設することができ、その場合に
は上記と同じ三角ネツト(N2)やサイドネツト(N
3)も四角ネツト(N1)との連繋張り掛け状態に移設
すれば良い。
【0064】図示の実施形態では、上記ネツト支持フレ
ーム(F)への張り掛け作業を容易化すると共に、その
起伏作用を円滑化するために、別個独立の四角ネツト
(N1)と三角ネツト(N2)とを、フツク(66)に
よって連繋一体化しているが、図45、46のように折
りたためるならば、そのサイドネツト(N3)も含む全
体として1枚物の連続ネツトを採用しても良い。上記ネ
ツト支持フレーム(F)における一対の傾斜パイプ(3
3)の張り出し先端部同志を、別個なロープなどの可撓
材により連結すると共に、その可撓材に上記ネツト(N
1)(N2)の上部横辺を固定維持することも考えられ
る。
【0065】又、バケツト(B)の正面(12a)に取
付けられたネツト支持フレーム(F)の垂直パイプ(3
1)と、同じくバケツト(B)の左右両側面(12c)
(12d)又は片側面(12c)に取付けられたネツト
支持フレーム(F)の垂直パイプ(31)とを、そのバ
ケツト(B)のコーナー部に順応して屈曲する別個な水
平パイプにより連結一体化してもさしつかえない。
【0066】更に、バケツト(B)の正面(12a)と
左右両側面(12c)(12d)との合計3面に落下物
捕捉装置を並列使用することもでき、その際には上記片
側面(12c)用のネツト支持フレーム(F)を2基一
対として、図43の鎖線で示すような左右対称形態に取
付けると共に、上記と同じ三角ネツト(N2)やサイド
ネツト(N3)をやはり四角ネツト(N1)との連繋張
り掛け状態に増設すれば良い。そして、その2基一対の
何れか一方における傾斜パイプ(33)を、図45、4
6のような起立状態に折りたたむことも可能である。
【0067】上記のように構成された本発明の落下物捕
捉装置を、高所作業車(V)のバケツト(B)へ取付け
るに当っては、先ずラツシングベルト(13)に垂直パ
イプホルダー(25)の合計6個を順次通し込んで、そ
のラツシングベルト(13)をバケツト(B)に包囲さ
せると共に、そのバケツト(B)の正面(12a)と左
右両側面(12c)(12d)に対応位置する2個一対
づつの相互間隔(D1)(D2)を、各々一定に決め
る。
【0068】その際、各垂直パイプホルダー(25)に
裏当て付属する両面接着テープ(26)を、上記バケツ
ト(B)の正面(12a)と左右両側面(12c)(1
2d)へ貼り付けることにより、先に決めた所定位置へ
各々垂直パイプホルダー(25)を仮り止めしておく。
【0069】又、上記ラツシングベルト(13)の切り
離し両端部をなす折り曲げ係止リング(14)へ、これ
と直交するようにベルト固定金具(A)を各々差し込ん
だ上、その各ベルト固定金具(A)をバケツト(B)の
左右両側面(12c)(12d)における背面(12
b)へ接近した下部位置に取付け固定する。
【0070】それから上記ラツシングベルト(13)の
ラチエツトハンドルを操作することにより、そのベルト
(13)の全体を緊張させて、バケツト(B)における
正面(12a)と左右両側面(12c)(12d)との
合計3面を包囲する水平な設置状態に捲き付け一体化す
るのである。そうすれば、上記垂直パイプホルダー(2
5)もバケツト(B)の所定位置へ正しく固定維持され
ることになる。
【0071】他方、各垂直パイプ(31)の上端部に被
着一体化されているトツプカバー(36)のスライドフ
ランジ(36b)と、バケツト(B)に対する吊り掛け
用ハンガーフツク(42)の抱持フランジ(42a)と
を、その前者が後者によって抱持される予じめの離脱不
能な嵌合状態に組み立てて、両者の合致連通するロツク
ピン受け入れ孔(39)(43)へ、一直線状態に伸ば
したロツクピン(P)を上方から落し込み貫通させてお
く。
【0072】そこで、図2、3や図42、43のような
バケツト(B)の正面(12a)と左右何れか一方の片
側面(12c)との合計2面を、工事に使用すべく選定
したとすれば、その合計2面に上記の通り予じめ位置決
め固定されている垂直パイプホルダー(25)の2個一
対づつと対応位置するように、そのバケツト(B)へ上
記組立状態にあるハンガーフツク(42)の2個一対づ
つを吊り掛ける。
【0073】その際には、上記ロツクピン(P)を図4
7のように一旦浮上させるか又は抜き出して、各垂直パ
イプ(31)におけるトツプカバー(36)のスライド
フランジ(36b)を、上記抱持フランジ(42a)の
スライドガイド溝(44)に沿いバケツト(B)からの
後退方向へ引き出し操作することによって、そのハンガ
ーフツク(42)をバケツト(B)の補強フランジ(1
1)へ吊り掛けるのであり、その後各垂直パイプ(3
1)の下端部を、これに予じめ枢支連結されている傾斜
パイプ(33)が外向く位置関係として、各垂直パイプ
ホルダー(25)へ上方から差し込み固定する。
【0074】上記バケツト(B)の合計2面へ固定済み
の各垂直パイプホルダー(25)には、角型の凹溝(2
9)が開口形成されているので、各垂直パイプ(31)
の下端部に付属している連結ベース(35)を、その凹
溝(29)へ差し込み嵌合することによって、両者を連
結一体化すれば良いのであり、上記各垂直パイプ(3
1)の下端部には傾斜パイプホルダー(58)や支点ピ
ン(55)を介して、傾斜パイプ(33)も連結してお
く。
【0075】そして、上記バケツト(B)の補強フラン
ジ(11)へ各ハンガーフツク(42)を吊り掛けた後
には、各垂直パイプ(31)におけるトツプカバー(3
6)のスライドフランジ(36b)を、そのハンガーフ
ツク(42)における抱持フランジ(42a)のスライ
ドガイド溝(44)に沿って、図48のように逆なバケ
ツト(B)の存在方向(内側)へ押し込み操作する。
【0076】そうすれば、上記スライドフランジ(36
b)とその抱持フランジ(42a)に開口するロツクピ
ン受け入れ孔(39)(43)同志が自づと合致連通す
るため、先に浮上又は抜き出したロツクピン(P)を図
49のように、その両ロツクピン受け入れ孔(39)
(43)へ落し込み貫通させた後、そのロツクピン
(P)の操作摘まみ(48)に対して抜け止めキー(5
0)を水平に屈折操作して、図50のような上記両ロツ
クピン受け入れ孔(39)(43)からの抜け止め状態
に保つ。
【0077】更には図51から示唆される通り、その抜
け止めキー(50)の先端部を操作摘まみ(48)の回
動操作により方向変換させて、上記トツプカバー(3
6)の取付筒(36a)に設けられているロツクピン受
け止め切欠(38)へ係止させることにより、そのロツ
クピン(P)の不慮にガタツキ遊転することを防ぐこと
が好ましい。
【0078】このような一連の操作が、バケツト(B)
の正面(12a)と片側面(12c)に配置された2個
づつの垂直パイプ(31)について、順次実行されると
共に、その2個づつとして植立する垂直パイプ(31)
同志が隣り合う相互平面空間(垂直面)と、その各垂直
パイプ(31)から外向く傾斜パイプ(33)同志が隣
り合う相互平面空間(傾斜面)には、落下物捕捉用の四
角ネツト(N1)を各々張り掛けること言うまでもな
い。
【0079】その後、上記バケツト(B)の正面(12
a)に配置された垂直パイプ(31)の隣り合う2個一
対に対しては、これと対応する短かい長さ(L3)の水
平パイプ(32)を、又同じくバケツト(B)の片側面
(12c)に配置された垂直パイプ(31)の隣り合う
2個一対に対しては、これと対応する長い長さ(L4)
の水平パイプ(32)を、その何れも両端部のカバーフ
オーク(53)から差し込んだ上、その付属の開閉バー
(54)により抜け止め状態に連結固定して、その各水
平パイプ(32)に上記四角ネツト(N1)の上部横辺
を縛り付ける。その四角ネツト(N1)を予じめ水平パ
イプ(32)へ通し込んでおいても良いことは、既に述
べた通りであり、その固定手段は自由に選定することが
できる。
【0080】そうすれば、バケツト(B)の上記した合
計2面には、作業者の身体がハンガーフツク(42)に
触れたとしても、決して位置ズレしたり或いは歪み変形
したりするおそれのない安定・確固なネツト支持フレー
ム(F)が、組立架構される結果となる。
【0081】そこで、最後に各垂直パイプ(31)から
外向く上記傾斜パイプ(33)を、これに付属する操作
ロープ(34)の引張り操作によって、一定角度(θ)
の先上がり傾斜設置状態に保つべく、図42〜44のよ
うにその各操作ロープ(34)の基端部を、水平パイプ
(32)か又はこれよりも垂直パイプ(31)の上部位
置に数回捲き掛けた上、その解除しないように係止する
一方、上記バケツト(B)における正面(12a)と片
側面(12c)とのコーナー部に臨む三角ネツト(N
2)を、これと隣り合う上記四角ネツト(N1)との部
分的にオーバーラツプする張り掛け状態に連繋一体化す
ると共に、上記四角ネツト(N1)がその三角ネツト
(N2)と連繋しない端末側には、サイドネツト(N
3)を四角ネツト(N1)との連繋状態に張り掛けるこ
とによって、そのサイド空間も遮蔽するのである。
【0082】そうすれば、図52の平面模式図から明白
なように、バケツト(B)の正面(12a)と片側面
(12c)に対応位置して、その各垂直パイプ(31)
から外向きに張り出すことにより、各四角ネツト(N
1)の向かい合う2辺を支持する傾斜パイプ(33)の
2個一対づつが、その各傾斜パイプホルダー(58)の
上記一定角度(α)だけ言わば横振れした指向状態に基
き、先広がりのハ字型に保たれるため、上記バケツト
(B)における正面(12a)と片側面(12c)での
四角ネツト(N1)による落下物捕捉範囲を、極力広大
面積に確保することができる。
【0083】又、上記四角ネツト(N1)の向かい合う
2辺を支持する傾斜パイプ(33)の2個一対づつが、
先広がりな平面視のハ字型に保たれることから、バケツ
ト(B)のコーナー部に対応位置する三角ネツト(N
2)の斜辺と、そのバケツト(B)のコーナー部との間
隔距離は長くなり、その結果コーナー部での三角ネツト
(N2)による落下物捕捉範囲も、図52から併せて明
白なように極力広大面積として確保できるのである。
【0084】その使用中における上記傾斜パイプ(3
3)の傾斜設置角度(β)は、操作ロープ(34)の引
張り長さ次第によって、適当に調整することができ、他
方不使用中にはその傾斜パイプ(33)を、図45、4
6のような垂直パイプ(31)へ接近する起立状態に折
りたたみ扁平化することも可能であり、その際上記サイ
ドネツト(N3)はこれを吊持した操作ロープ(34)
の引張り移動に連れて、無理なく扁平に収束されること
となる。
【0085】特に、その折りたたみ状態にある傾斜パイ
プ(33)の受け止めクリツプ(63)を、各垂直パイ
プ(31)の中途高さ位置へ嵌め付け固定しておくなら
ば、上記操作ロープ(34)を水平パイプ(32)や垂
直パイプ(31)、バケツト(B)の内部などへ一々係
止させる面倒な操作が不要となり、高所作業車(V)の
ブーム(10)によって地面から高所へ移動する場合に
も、その傾斜パイプ(33)を他物と干渉しない安定・
確固な折りたたみ状態に保てる点で、著しく有益であ
る。
【0086】更に、上記バケツト(B)における正面
(12a)と左右両側面(12c)(12d)との合計
3面を包囲する緊張状態に捲き付けられたラツシングベ
ルト(13)によって、その合計3面には予じめ合計6
個の垂直パイプホルダー(25)が固定設置されている
ため、左右何れか一方の上記片側面(12c)に取付け
られているネツト支持フレーム(F)の両垂直パイプ
(31)を、その垂直パイプホルダー(25)から各々
抜き取ると共に、同じく両垂直パイプ(31)のトツプ
カバー(36)とハンガーフツク(42)との連結固定
用ロツクピン(P)も抜き取って、上記ネツト支持フレ
ーム(F)をバケツト(B)における他方の片側面(1
2d)へ移設したり、更にはバケツト(B)の左右両側
面(12c)(12d)にネツト支持フレーム(F)を
取付け使用したりすることができる。
【0087】その後者の取付け使用状態において、左右
何れか一方のネツト支持フレーム(F)を形作る傾斜パ
イプ(33)のみを、その垂直パイプ(31)へ接近す
る起立状態に折りたたむこともでき、その状態のもとに
支障なく工事を行なえるのである。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明では平面から見て
ほぼ四角形なバケツト(B)の背面(12b)を高所作
業車(V)の伸縮ブーム(10)に装備させ、そのバケ
ツト(B)の正面(12a)と左右両側面(12c)
(12d)に対応位置する2個一対づつの垂直パイプホ
ルダー(25)が通し込まれたラツシングベルト(1
3)を、上記バケツト(B)の正面(12a)と左右両
側面(12c)(12d)へ包囲状態に捲き付け固定す
ることにより、その各垂直パイプホルダー(25)をバ
ケツト(B)へ定着一体化する一方、
【0089】一対の垂直パイプ(31)と、その両垂直
パイプ(31)の中途高さ位置を連結する水平パイプ
(32)と、同じく両垂直パイプ(31)の下端部へ抱
き付けられた一対の傾斜パイプホルダー(58)と、そ
の両傾斜パイプホルダー(58)へ起伏的な回動自在に
枢支連結されることにより、上記垂直パイプ(31)と
交叉する先上がりの傾斜設置状態に張り出す一対の傾斜
パイプ(33)と、その両傾斜パイプ(33)の張り出
し先端部と上記垂直パイプ(31)又は水平パイプ(3
2)とを連繋する一対の操作ロープ(34)とから成る
ネツト支持フレーム(F)の少なくとも2組を用意し
て、
【0090】その一方と他方のネツト支持フレーム
(F)を形作る各垂直パイプ(31)の下端部を、上記
バケツト(B)の正面(12a)と左右両側面(12
c)(12d)又は片側面(12c)に対応位置する垂
直パイプホルダー(25)へ、上方から差し込み固定す
ると共に、
【0091】上記ネツト支持フレーム(F)の各個を形
作る垂直パイプ(31)同志の相互平面空間と同じく傾
斜パイプ(33)同志の相互平面空間のみならず、ネツ
ト支持フレーム(F)の一方と他方との隣り合う相互間
にあっても、その垂直パイプ(31)同志の相互平面空
間と傾斜パイプ(33)同志の相互平面空間に、全体と
して連続する落下物捕捉用ネツト(N1)(N2)を張
り掛ける高所作業車用の落下物捕捉装置において、
【0092】上記一方と他方のネツト支持フレーム
(F)を形作る各垂直パイプ(31)の上端部に、ロツ
クピン受け入れ孔(39)が開口するトツプカバー(3
6)を被着一体化させると共に、そのトツプカバー(3
6)を同じくロツクピン受け入れ孔(43)が開口する
上記バケツト(B)への吊り掛け用ハンガーフツク(4
2)により、そのバケツト(B)の存在方向へ進退スラ
イド操作自在に且つ相対的な離脱不能に抱持して、
【0093】上記トツプカバー(36)を一旦バケツト
(B)からの後退方向へ引き出し操作することにより、
そのバケツト(B)へ上記ハンガーフツク(42)を吊
り掛けた後、同じくトツプカバー(36)を逆方向へ押
し込み操作することにより、その互いに合致連通したト
ツプカバー(36)のロツクピン受け入れ孔(39)と
ハンガーフツク(42)のロツクピン受け入れ孔(4
3)へ、屈折可能なロツクピン(P)を落し込み貫通さ
せて、そのロツクピン(P)の屈折操作により抜け止め
状態に連結固定するように定めてあるため、冒頭に述べ
た特願平8−151763号の問題点を改良することが
でき、ネツト支持フレーム(F)の組立架構作業とその
バケツト(B)への取付作業を所謂ワンタツチ操作式の
すばやく確固に行なえる効果がある。
【0094】又、請求項2に記載の構成を採用するなら
ば、ネツト支持フレーム(F)を形作る一対の垂直パイ
プ(31)をバケツト(B)へ先に吊り掛け固定した後
でも、その両垂直パイプ(31)の隣り合う相互間へ外
方から水平パイプ(32)を差し入れ介挿させて、その
水平パイプ(32)と両垂直パイプ(31)とを容易に
正しく連結一体化することができ、両垂直パイプ(3
1)の隣り合う相互間隔を人為強制的に押し広げる必要
がないので、やはり作業性の向上に役立つ。
【0095】請求項3に記載の構成を採用するならば、
ネツト支持フレーム(F)の傾斜パイプ(33)を垂直
パイプ(31)へ接近する起立姿勢の折りたたみ状態と
して、その受け止めクリツプ(63)により安定良く抱
持するようになっているため、バケツト(B)を高所作
業車(V)のブーム(10)により地面から高所へ移動
する際中に、上記傾斜パイプ(33)が傾斜パイプホル
ダー(58)との支点ピン(59)から自重力での外向
きに張り出す伏倒展開状態となることにより、他物と干
渉するおそれを確実に防止できる効果があり、取扱い使
用上の利便性に優れる。
【0096】請求項4に記載の構成を採用するならば、
ネツト支持フレーム(F)を形作る一対の傾斜パイプ
(33)が、平面視の先広がりなハ字型に張り出すた
め、バケツト(B)における正面(12a)と左右両側
面(12c)(12d)又は片側面(12c)でのネツ
ト(N1)による落下物捕捉範囲を、その一定角度
(α)だけ広大面積に確保することができ、その際には
上記傾斜パイプ(33)の先端部同志を結ぶ仮想線と、
バケツト(B)のコーナー部との間隔距離が長くなる関
係上、そのバケツト(B)におけるコーナー部でのネツ
ト(N2)による落下物捕捉範囲も、自づと広大面積に
効率良く確保できる効果がある。
【0097】更に、請求項5の構成を採用するならば、
各ネツト支持フレーム(F)の両垂直パイプ(31)同
志と両傾斜パイプ(33)同志に断面ほぼレ字型の展開
状態として張り掛けられた落下物捕捉用ネツト(N1)
へ、一旦捕捉された落下物がブーム(10)の高勢力な
旋回や反動などにより洩れ落ちる危険を、そのネツト
(N1)の端末側に連繋一体化されたサイドネツト(N
3)によって、確実に防止できる効果があり、落下物捕
捉上の信頼性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用による高所作業状態を示す説明図
である。
【図2】高所作業車のバケツトに取付けた本発明のネツ
ト支持フレームを示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】傾斜パイプの折りたたみ状態を示す図3に対応
する平面図である。
【図5】図2の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】ベルト固定金具の別な実施形態を示す正面図で
ある。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】ネツト支持フレームを抽出して示す分解斜面図
である。
【図10】ネツト支持フレームの側面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図2の12−12線に沿う拡大断面図であ
る。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図であ
る。
【図14】図10の14−14線に沿う拡大断面図であ
る。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】垂直パイプのトツプカバーと、ハンガーフツ
クとの分解斜面図である。
【図17】バケツトに対するハンガーフツクの吊り掛け
固定状態を示す正面図である。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】図18の19−19線断面図である。
【図20】図18の20−20線断面図である。
【図21】垂直パイプのトツプカバーを引き出し操作し
た状態の図18に対応する断面図である。
【図22】垂直パイプのトツプカバーを抽出して示す側
面図である。
【図23】図22の底面図である。
【図24】図22の正面図である。
【図25】垂直パイプのトツプカバーと、ハンガーフツ
クの別な実施形態を示す図19に対応する断面図であ
る。
【図26】図25の26−26線断面図である。
【図27】図25の27−27線断面図である。
【図28】垂直パイプのトツプカバーを引き出し操作し
た状態の図27に対応する断面図である。
【図29】ロツクピンを抽出して示す斜面図である。
【図30】図29の正面図である。
【図31】図30の31−31線断面図である。
【図32】ロツクピンの屈折状態を示す図29に対応す
る斜面図である。
【図33】図2の33−33線に沿う拡大断面図であ
る。
【図34】図33の34−34線断面図である。
【図35】水平パイプのカバーフオークを抽出して示す
斜面図である。
【図36】ネツト支持フレームの別な実施形態を示す図
11に対応する正面図である。
【図37】同じくネツト支持フレームの図13に対応す
る断面図である。
【図38】傾斜パイプの折りたたみ状態を示す図12に
対応する断面図である。
【図39】図38の39−39線に沿う拡大断面図であ
る。
【図40】受け止めクリツプを抽出して示す平面図であ
る。
【図41】図40の側面図である。
【図42】本発明の使用状態を示す図2に対応する側面
図である。
【図43】図42の平面図である。
【図44】図43の44−44線に沿う拡大断面図であ
る。
【図45】落下物捕捉用ネツトの全体的な折りたたみ状
態を示す図42に対応する側面図である。
【図46】図45の46−46線に沿う拡大断面図であ
る。
【図47】バケツトに対するハンガーフツクの吊り掛け
操作過程を示す断面図である。
【図48】図47に引続き垂直パイプのトツプカバーを
押し込み操作した状態の断面図である。
【図49】図48に引続きロツクピンを落し込み貫通さ
せた状態の断面図である。
【図50】図49に引続きロツクピンを屈折操作した状
態の断面図である。
【図51】図50に引続きロツクピンを回動操作した状
態の断面図である。
【図52】落下物捕捉範囲の拡大部分を斜線で示す平面
模式図である。
【符号の説明】
(10)・伸縮ブーム (12a)・正面 (12b)・背面 (12c)・左側面 (12d)・右側面 (13)・ラツシングベルト (25)・垂直パイプホルダー (31)・垂直パイプ (32)・水平パイプ (33)・傾斜パイプ (34)・操作ロープ (36)・トツプカバー (36b)・スライドフランジ (39)・ロツクピン受け入れ孔 (40)・抜け止めストツパー (41)・抜け止めストツパー (42)・ハンガーフツク (42a)・抱持フランジ (43)・ロツクピン受け入れ孔 (44)・スライドガイド溝 (49)・支点ピン (50)・抜け止めキー (53)・カバーフオーク (58)・傾斜パイプホルダー (59)・支点ピン (63)・受け止めクリツプ (A)・ベルト固定金具 (B)・バケツト (F)・ネツト支持フレーム (P)・ロツクピン (V)・高所作業車 (N1)・四角ネツト (N2)・三角ネツト (N3)・サイドネツト (Y−Y)・仮想線 (α)・一定角度 (β)・傾斜設置角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 一夫 愛知県海部郡甚目寺町大字上萱津字西の川 34 株式会社トーエネック甚目寺営業所内 (72)発明者 佐田 秋彦 愛知県一宮市萩原町高松字西郷裏43番地の 11 株式会社山脇工業内 (72)発明者 岡田 満 三重県鳥羽市松尾町1002番地1 浜口計器 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面から見てほぼ四角形なバケツト(B)
    の背面(12b)を高所作業車(V)の伸縮ブーム(1
    0)に装備させ、そのバケツト(B)の正面(12a)
    と左右両側面(12c)(12d)に対応位置する2個
    一対づつの垂直パイプホルダー(25)が通し込まれた
    ラツシングベルト(13)を、上記バケツト(B)の正
    面(12a)と左右両側面(12c)(12d)へ包囲
    状態に捲き付け固定することにより、その各垂直パイプ
    ホルダー(25)をバケツト(B)へ定着一体化する一
    方、 一対の垂直パイプ(31)と、その両垂直パイプ(3
    1)の中途高さ位置を連結する水平パイプ(32)と、
    同じく両垂直パイプ(31)の下端部へ抱き付けられた
    一対の傾斜パイプホルダー(58)と、その両傾斜パイ
    プホルダー(58)へ起伏的な回動自在に枢支連結され
    ることにより、上記垂直パイプ(31)と交叉する先上
    がりの傾斜設置状態に張り出す一対の傾斜パイプ(3
    3)と、その両傾斜パイプ(33)の張り出し先端部と
    上記垂直パイプ(31)又は水平パイプ(32)とを連
    繋する一対の操作ロープ(34)とから成るネツト支持
    フレーム(F)の少なくとも2組を用意して、 その一方と他方のネツト支持フレーム(F)を形作る各
    垂直パイプ(31)の下端部を、上記バケツト(B)の
    正面(12a)と左右両側面(12c)(12d)又は
    片側面(12c)に対応位置する垂直パイプホルダー
    (25)へ、上方から差し込み固定すると共に、 上記ネツト支持フレーム(F)の各個を形作る垂直パイ
    プ(31)同志の相互平面空間と同じく傾斜パイプ(3
    3)同志の相互平面空間のみならず、ネツト支持フレー
    ム(F)の一方と他方との隣り合う相互間にあっても、
    その垂直パイプ(31)同志の相互平面空間と傾斜パイ
    プ(33)同志の相互平面空間に、全体として連続する
    落下物捕捉用ネツト(N1)(N2)を張り掛ける高所
    作業車用の落下物捕捉装置において、 上記一方と他方のネツト支持フレーム(F)を形作る各
    垂直パイプ(31)の上端部に、ロツクピン受け入れ孔
    (39)が開口するトツプカバー(36)を被着一体化
    させると共に、そのトツプカバー(36)を同じくロツ
    クピン受け入れ孔(43)が開口する上記バケツト
    (B)への吊り掛け用ハンガーフツク(42)により、
    そのバケツト(B)の存在方向へ進退スライド操作自在
    に且つ相対的な離脱不能に抱持して、 上記トツプカバー(36)を一旦バケツト(B)からの
    後退方向へ引き出し操作することにより、そのバケツト
    (B)へ上記ハンガーフツク(42)を吊り掛けた後、
    同じくトツプカバー(36)を逆方向へ押し込み操作す
    ることにより、その互いに合致連通したトツプカバー
    (36)のロツクピン受け入れ孔(39)とハンガーフ
    ツク(42)のロツクピン受け入れ孔(43)へ、屈折
    可能なロツクピン(P)を落し込み貫通させて、そのロ
    ツクピン(P)の屈折操作により抜け止め状態に連結固
    定するように定めたことを特徴とする高所作業車用の落
    下物捕捉装置。
  2. 【請求項2】ネツト支持フレーム(F)の各個を形作る
    両垂直パイプ(31)の中途高さ位置を、水平パイプ
    (32)によって連結するに当り、 その水平パイプ(32)の両端部に対称なカバーフオー
    ク(53)の一対を、何れもバケツト(B)の存在方向
    へ開放する関係状態として被着一体化することにより、
    先にバケツト(B)へ吊り掛け固定した両垂直パイプ
    (31)の隣り合う相互間へ、その後上記水平パイプ
    (32)を外方から差し入れ介挿できるように定めたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高所作業車用の落下物捕
    捉装置。
  3. 【請求項3】ネツト支持フレーム(F)の各個を形作る
    両垂直パイプ(31)の中途高さ位置に、傾斜パイプ
    (33)の受け止めクリツプ(63)を各々嵌め付け一
    体化して、 上記垂直パイプ(31)へ接近する起立姿勢に折りたた
    まれた傾斜パイプ(33)を、その受け止めクリツプ
    (63)により弾圧的に抱持するように定めたことを特
    徴とする請求項1記載の高所作業車用の落下物捕捉装
    置。
  4. 【請求項4】ネツト支持フレーム(F)の各個を形作る
    両傾斜パイプ(33)を、平面から見てバケツト(B)
    のフラツトな正面(12a)や左右両側面(12c)
    (12d)と直交する仮想線(Y−Y)に対して、一定
    角度(α)だけ交叉した先広がりなハ字型に張り出し設
    置することにより、 上記両傾斜パイプ(33)同志の相互平面空間に張り掛
    ける落下物捕捉用ネツト(N1)の面積と、上記ネツト
    支持フレーム(F)における一方と他方との隣り合う傾
    斜パイプ(33)同志の相互平面空間に張り掛ける落下
    物捕捉用ネツト(N2)の面積とを、何れも拡大させた
    ことを特徴とする請求項1記載の高所作業車用の落下物
    捕捉装置。
  5. 【請求項5】ネツト支持フレーム(F)の各個を形作る
    両垂直パイプ(31)同志の相互平面空間と両傾斜パイ
    プ(33)同志の相互平面空間に張り掛けられた落下物
    捕捉用ネツト(N1)のうち、そのネツト支持フレーム
    (F)の一方が他方と隣り合わない端末側を、上記ネツ
    ト(N1)との一体的に連繋するサイドネツト(N3)
    によって遮蔽したことを特徴とする請求項1記載の高所
    作業車用の落下物捕捉装置。
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CN103437565B (zh) * 2013-08-19 2016-02-24 金磐集团有限公司 一种定型化电梯井道安全隔离平台及其施工方法
JP2018193170A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社 落下物防止ネット

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