JPH10280235A - 紡機のスライバ切断方法及び装置 - Google Patents

紡機のスライバ切断方法及び装置

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JPH10280235A
JPH10280235A JP10102397A JP10102397A JPH10280235A JP H10280235 A JPH10280235 A JP H10280235A JP 10102397 A JP10102397 A JP 10102397A JP 10102397 A JP10102397 A JP 10102397A JP H10280235 A JPH10280235 A JP H10280235A
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JP
Japan
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sliver
thin portion
draft
coiler wheel
spinning machine
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JP10102397A
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English (en)
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Isao Hayazaki
勲 早崎
Yoshiharu Tomoto
芳春 戸本
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライバに形成した薄肉部でスライバを確実
に切断する。 【解決手段】 満ケンスとなるとコイラーホイール29
のスライバ出口42を位置決めして機台停止する。次
に、ドラフトゾ−ン2を制御してスライバSに薄肉部S
aを作り、その薄肉部Saを送り出し、コイラーホイー
ル29を回転させ、ケンスを交換し、薄肉部Saがスラ
イバ出口42に達するタイミングでスライバ出口42が
満ケンス37の外側となると、薄肉部Saの送り出し、
コイラーホイール29の回転を止める。これにより薄肉
部Saはコイラーホイール29と満ケンス37との間に
挟まれず、薄肉部Saには満ケンス37の移動による引
っ張り力が集中するので、確実に切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケンス内に所定量収
容されたスライバをケンス交換の際に切断する紡機のス
ライバ切断方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紡機のスライバ切断装置として、
特開平8−260257号公報に開示の技術がある。こ
れは、ケンスにスライバが目標のスライバ長さ充満する
とスライバ速度とコイラホイールの速度を減少し、ま
た、運転状態でケンス交換の直前にドラフトゾーンにお
いてドラフトを増してスライバに薄肉部を形成する。こ
の薄肉部がコイラホイールのスライバ排出口の出口区域
にあるときにケンス交換を開始し、交換する要交換ケン
スの移動速度とコイラホイールから出てくるスライバの
速度差により、薄肉部がスライバ排出口のエッジにある
とき、又はスライバ排出口から出た後に、スライバが薄
肉部で切断されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口区域にあると
きにケンス移動を開始し、スライバを送り出しつつ要交
換ケンスを移動するので、薄肉部はコイラホイールの下
面に対して、ケンス内に収容されたスライバの隆起力や
ケンス内のスライバ受皿を押し上げているスプリングの
バネ力で押し付けられた状態で、前記スライバの送り出
し速度とケンス移動速度の速度差による引っ張りを受け
る状態となる。すると、薄肉部には、前記のようにコイ
ラホイール下面に押し付けられていることによる摩擦力
も作用することから、前記速度差による引っ張り力が前
記摩擦力により邪魔されて薄肉部に集中して作用し難
く、その結果、薄肉部が確実に切断されないおそれがあ
った。また、薄肉部でスライバ切断するためには、スラ
イバの送り出し速度以上の速い速度で重い要交換ケンス
を移動させる必要があり、重量のかさむ要交換ケンス
を、そのような速度で移動させることは、重量物の搬送
という観点から好ましくない問題もあった。本願の課題
は、ケンス交換の際にスライバを予め形成された薄肉部
で確実に切断可能とすることである。また本願の他の課
題は、ケンス移動速度を大きくしなくても、前記薄肉部
でスライバを切断できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決のため、
本願の紡機のスライバ切断方法では、コイラーホイール
の回転によりスライバをケンス内に収容し、所定量のス
ライバがケンス内に収容された要交換ケンスをケンス交
換装置により交換するに先立ってドラフトを変更してス
ライバに薄肉部を形成し、ケンス交換動作により薄肉部
でスライバを切断する紡機のスライバ切断方法におい
て、薄肉部形成後のコイラーホイール回転とスライバの
送り出しとケンス交換動作とにより、薄肉部を要交換ケ
ンスの上面から外れて開放されたコイラーホイールのス
ライバ出口に到来させ、その後の要交換ケンスの移動に
より薄肉部でスライバを切断することを特徴とする(請
求項1)。薄肉部は要交換ケンスの上面から外れた位置
で引っ張り力を受けることとなり、コイラーホイールと
の間で挾まれず、従って、コイラーホイール下面との間
での摩擦力が作用しないから、引っ張り力が薄肉部に集
中する結果、薄肉部でのスライバ切断が確実に行われ
る。
【0005】本願発明の方法において、薄肉部が要交換
ケンスの上面から外れて開放されたコイラーホイールの
スライバ出口に到来した状態でスライバの送り出しを停
止し、その後の要交換ケンスの移動により薄肉部でスラ
イバを切断すると(請求項2)、スライバの移動速度が
ゼロであるから、要交換ケンスはゆっくり移動させれば
よく、スライバの移動速度を考慮しなくても良い。
【0006】前記満ケンスの移動は、薄肉部がコイラー
ホイールのスライバ出口に到来するまでの間に開始さ
れ、好ましくは、薄肉部の送り出しと同時に開始され
る。また、前記方法において、スライバに薄肉部を形成
するためのドラフト量及びドラフト変更時間が任意に調
整可能である(請求項3,4,5)。
【0007】前記方法を実施するための装置は、所定量
のスライバがケンス内に収容されると、ドラフトゾーン
のドラフトを高くしてスライバに薄肉部を形成し、ケン
ス交換動作により前記薄肉部でスライバを切断する紡機
のスライバ切断装置において、薄肉部形成後のコイラー
ホイール回転と薄肉部の送り出しとケンス交換装置によ
るケンス交換とにより、薄肉部を要交換ケンスの上面か
ら外れて開放されたコイラーホイールのスライバ出口に
到来させ、その後の要交換ケンスの移動により薄肉部で
スライバを切断するように、前記コイラーホイール回転
と薄肉部の送り出しとケンス交換動作とを制御する制御
装置を備えて成ることを特徴とする(請求項6)。
【0008】前記制御装置は、ドラフトゾーンで形成さ
れた薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口に到来す
るとスライバの送り出しを停止させる送り出し停止指令
手段を含み、薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口
に到来するタイミングでコイラーホイールのスライバ出
口が要交換ケンスの外径部より外側となるように、ケン
ス交換における要交換ケンスの移動とコイラーホイール
回転とが連繋されている(請求項7)。送り出し停止指
令手段は、薄肉部の送り出し開始から薄肉部がコイラー
ホイール出口に到来するまでの時間を計時するタイマー
であり、あるいは、ドラフトゾーンで形成された薄肉部
がコイラーホイールのスライバ出口に到来したことをス
ライバ量(紡出量)検出手段により検知するとスライバ
の送り出しを停止させるようにしてもよい(請求項8,
9)。また、制御装置には、薄肉部を形成するためのド
ラフト量とドラフト変更時間を任意に設定可能な設定手
段が設けられる(請求項10)。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本願の紡機のスライバ切断方
法及び装置について図1から図4により説明する。練条
機1のドラフトゾーン2はフロントローラ3,4とセカ
ンドローラ5,6とバックローラ7,8を備え、下側の
フロントローラ3はプーリ9,10とベルト11とギヤ
列12を介してメインモータ13に連結され、下側のセ
カンドローラ5と下側のバックローラ7とはプーリ1
4,15とベルト16とギヤ列17,18とを介してド
ラフトモータ19に連結され、駆動される。また、メイ
ンモータ13にはプーリ9、10等を介してデリベリロ
ーラ20,21が連繋され、またギヤ列22とギヤ対2
5とプーリ26,27とベルト28を介してコイラーホ
イール29が回転可能に連繋されると共に、駆動系30
を介してコイラーホイール29の下方に位置し、ケンス
を載置するケンスプレート(図示なし)を回転させる駆
動ギヤ対30aに連繋されている。メインモータ13と
ドラフトモータ19は夫々エンコーダ(回転検出器)1
3a,19aを備えたサーボモータであり、夫々制御装
置23に連結され、フロントローラ3の回転数(回転速
度)に対応するエンコーダ13aからの回転検出信号に
基づいて、フロントローラ3とセカンドローラ5間(メ
インドラフトゾーン2a)のドラフト量が、制御装置2
3に予め設定された所定のドラフト量となるように、セ
カンドローラ5を回転するドラフトモータ19の回転数
(回転速度)が制御される。また、メインモータ13の
エンコーダ13aは、前記のようにフロントローラ3の
回転に対応することから、スライバSの送り出し量を検
出するスライバ量(紡出量)検出手段としても機能す
る。
【0010】31はケンス交換装置であり、例えば実公
平1−41730号公報に開示の装置であり、駆動モー
タ32に連結された左右の駆動スプロケット33,33
と従動スプロケット34,34間にエンドレスにチェー
ン35,35が捲回され、左右のチェーン35,35に
複数本のケンスチェンジレバー36がアタッチメントを
介して横架され、ケンステーブル上の所定量のスライバ
Sが収容された満ケンス(要交換ケンス)37と空ケン
スとをケンスチェンジレバー36の移動により押し、交
換する。駆動モータ32は制御装置23に連結され、エ
ンコーダ13aからの紡出スライバ量データにより満ケ
ンスが検出されると後述の図4のステップS6のタイミ
ングで回転して駆動スプロケット33,33に駆動力を
伝達し、ケンスチェンジバー36を移動させる。
【0011】制御装置23は設定手段38とタイマ39
と中央処理装置(CPU)40と記憶手段(メモリ)4
1とを備えたコンピュータユニットである。設定手段3
8は通常紡出時のメインドラフトゾーン2aでの通常ド
ラフト量、スライバSの満ケンス長さ、薄肉部形成時の
薄肉部形成ドラフト量、その薄肉部形成ドラフト量でド
ラフトしている時間(ドラフト変更時間)等の運転パタ
ーンを任意に入力、設定するものである。タイマ39
は、満ケンス停止後にドラフトゾーン2で形成された薄
肉部Saが満ケンス37に向けて送り出され、その薄肉
部Saがコイラーホイール29のスライバ出口42に到
来するまでの送り出し時間を計時して、その送り出し時
間が経過すると薄肉部Saの送り出しを停止させる送り
出し停止指令手段を構成している。記憶手段41には前
記設定手段38による運転パターンや図4に示すフロー
チャートに従う制御プログラム等が記憶される。
【0012】図4に示すフローチャートにおいて、ステ
ップS1は設定手段38による運転パターンの入力ステ
ップ、ステップS2は機台を起動し定常運転を行う起動
指令ステップ、ステップS3はスライバ量検出手段とし
てのエンコーダ13aからの回転信号により所定量のス
ライバがケンスに収容されて満ケンスとなったことを検
出する満ケンス検出ステップ、ステップS4は満ケンス
後のコイラーホイール出口42位置を決めて機台を停止
させる機台停止ステップ、ステップS5は記憶手段41
に記憶された薄肉部Sa形成時の薄肉部形成ドラフト量
とドラフト変更時間とに従い、メインモータ13,ドラ
フトモータ19を回転制御して、フロントローラ3,4
とセカンドローラ5,6とから成るメインドラフトゾー
ン2aにおいてスライバSに薄肉部Saを形成する薄肉
部形成ステップ、ステップS6は、薄肉部Saを通常ド
ラフト量で送り出すと同時にタイマー39による計時の
開始及びケンス交換装置31にケンス交換開始命令を出
力する薄肉部送り出し指令ステップ、ステップS7は前
記タイマー39による計時ステップ、ステップS8はタ
イマー39のタイムアップにより薄肉部Saの送り出し
を停止する薄肉部送り出し停止ステップ、ステップS9
はケンス交換終了判別ステップである。ステップS4が
機台停止手段を、ステップS5が薄肉部形成手段を構成
している。
【0013】次に、作用について説明する。ステップS
1で設定手段38により制御装置23に運転パターンを
記憶し、ステップS2で機台を起動して起動時から満ケ
ンスまでの間は通常ドラフト量によりスライバSが送り
出される定常運転が行われる。ステップS3でエンコー
ダ13aからの信号により紡出量を計測して満ケンスと
なったことを検出すると、ステップS4で制御装置23
はコイラーホイール29のスライバ出口42を位置P1
に位置決めして機台を一旦停止する。位置P1は、スラ
イバSに薄肉部Saを形成し始めると同時にコイラーホ
イール29のスライバ出口42が位置P1から回転し始
め、薄肉部Sa形成後、その薄肉部Saがスライバ出口
42まで移動した時に、図3に示すようにスライバ出口
42が満ケンス37の上面から外れる破線で示す自由空
間領域A内の位置例えば位置P2となるように、その間
の満ケンス37の、コイリング位置X1から移動中間位
置(スライバ切断開始位置)X2までの移動距離を考慮
して定められている。つまり、コイラーホイール29と
満ケンス37とは、薄肉部Saが送り出されて、スライ
バ出口42に達するタイミングで、ちょうどその出口4
2が満ケンス37の上面から外れる、図3に破線で示す
自由空間領域A内に位置するように、コイラーホイール
回転と満ケンス移動が行われるように機械的に連繋して
ある。この機台停止状態から、ステップS5で制御装置
23に設定された通常ドラフト量より高い薄肉部形成ド
ラフト量と適宜に設定されたドラフト変更時間とによ
り、メインモータ13とドラフトモータ19が再起動さ
れて適当な厚さと長さを有する薄肉部Saがメインドラ
フトゾーン2aでスライバSに短時間に形成され、こう
して薄肉部Saが形成されるとモータ13,19は再び
停止される。ステップS5で薄肉部Saが形成されてい
る間、コイラーホイール29,ケンスプレートが対応し
て回転していることは言うまでもなく、スライバ出口4
2は、満ケンス時に位置決めされた位置P1から僅かに
回転した位置P3に到る。
【0014】次にステップS6でモータ13,19を再
起動して薄肉部Saをコイラーホイール29へ向けて通
常ドラフト量により送り出すと同時にタイマー39が計
時を開始すると共にケンス交換装置31を起動し、ケン
ス交換を開始して満ケンス37をコイリング位置X1か
らスライバ切断開始位置X2に向けて移動する。このと
きの薄肉部Saを送り出す薄肉部送り出し速度は低速
(本願実施形態では最低速度)とされ、満ケンス37の
移動速度と略同一速度となっており、この状態で薄肉部
SaでスライバSが切断することはない。ステップS7
で薄肉部Sa送り出し開始からタイマー39で設定され
た時間が経過すると、ステップS8でメインモータ1
3,ドラフトモータ19を停止し、薄肉部Saの送り出
しを停止する(満ケンス37は移動している)。この
時、コイラーホイール29の回転と薄肉部Saの送り出
しと満ケンスの移動によりスライバ出口42は、薄肉部
Saを形成完了したときの位置P3から自由空間領域A
内の位置P2に移動し、薄肉部Saは位置P2にあるス
ライバ出口42に到来している。満ケンス37はスライ
バ切断開始位置X2で止まることなく引き続きケンス交
換動作により移動し、その満ケンス37の移動により満
ケンス37上方から外れた自由空間領域Aにある薄肉部
Saに引張力が集中して作用し、薄肉部Saにおいてス
ライバSが確実に切断される。その後、ステップS9で
満ケンス37と空ケンスとの交換が終了したことを確認
すると、一連の動作が完了し、その後のスライバの紡出
が終了するまでステップ2からステップ9が繰り返され
る。
【0015】尚、ドラフト量はメインモータ13とドラ
フトモータ19とを直接制御して変更しているが、ドラ
フトモータ19からバック、セカンドローラへの回転を
断続するクラッチを設け、そのクラッチを切断して一時
的にメインドラフトゾーン2aへのスライバ供給を停止
することでドラフトを増しても良い。また、薄肉部Sa
がスライバ出口42に達した時にスライバ送り出しを止
めるためにタイマー39を使用したが、エンコーダ13
aからの回転検出信号により薄肉部がスライバ出口42
に達したことを送り出したスライバ量で検知し、その検
知信号によりスライバの送り出しを止めるように構成す
ることも可能である。更に、セカンドローラ5,6とバ
ックローラ7,8とのドラフト量を変更可能に構成し、
セカンドローラ5,6とバックローラ7,8とから成る
ブレーキゾーン2bで薄肉部を形成するようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライバ
に形成した薄肉部を、要交換ケンスの外側に位置させた
状態で、ケンス交換に伴うケンス移動により引っ張るよ
うにしたから、ケンス移動に基づくスライバ引っ張り力
が、薄肉部に集中し、薄肉部で確実に切断できる。ま
た、この薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口に来
ると送り出しを停止して、その後の満ケンス移動による
引張力でスライバを切断するので、ケンス交換に伴うケ
ンス移動速度を、スライバを送り出しつつ行う場合と比
べて、ゆっくりさせることができる。
【0017】また本発明では、薄肉部を形成するための
薄肉部形成ドラフト量や、ドラフト量を変えている時間
を可変としたので、繊維種類や、ゲレンなど紡出条件の
異なるスライバに薄肉部を形成するとき、スライバ切断
に最適の薄肉部厚さ、薄肉部長さを選択でき、確実に薄
肉部でスライバを切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紡機のスライバ切断装置の全体図である。
【図2】紡機のスライバ切断装置の要部を示す図であ
る。
【図3】満ケンスの移動とコイラーホイールのスライバ
出口位置を示す説明図である。
【図4】本発明の制御フローチャートである。
【符号の説明】
2 ドラフトゾーン 13a エンコーダ 23 制御装置 29 コイラーホイール 31 ケンス交換装置 37 満ケンス 38 設定手段 39 タイマー 42 スライバ出口 S スライバ Sa 薄肉部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイラーホイールの回転によりスライバ
    をケンス内に収容し、所定量のスライバがケンス内に収
    容された要交換ケンスをケンス交換装置により交換する
    に先立ってドラフトを変更してスライバに薄肉部を形成
    し、ケンス交換動作により薄肉部でスライバを切断する
    紡機のスライバ切断方法において、薄肉部形成後のコイ
    ラーホイール回転とスライバの送り出しとケンス交換動
    作とにより、薄肉部を要交換ケンスの上面から外れて開
    放されたコイラーホイールのスライバ出口に到来させ、
    その後の要交換ケンスの移動により薄肉部でスライバを
    切断することを特徴とする紡機のスライバ切断方法。
  2. 【請求項2】 薄肉部が要交換ケンスの上面から外れて
    開放されたコイラーホイールのスライバ出口に到来した
    状態でスライバの送り出しを停止し、その後の要交換ケ
    ンスの移動により薄肉部でスライバを切断することを特
    徴とする請求項1記載の紡機のスライバ切断方法。
  3. 【請求項3】 要交換ケンスの移動は、薄肉部がコイラ
    ーホイールのスライバ出口に到来するまでの間に開始さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2記載の紡
    機のスライバ切断方法。
  4. 【請求項4】 要交換ケンスの移動は薄肉部の送り出し
    と同時に開始されることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の紡機のスライバ切断方法。
  5. 【請求項5】 スライバに薄肉部を形成するためのドラ
    フト量及びドラフト変更時間が任意に調整可能であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項記載
    の紡機のスライバ切断方法。
  6. 【請求項6】 所定量のスライバがケンス内に収容され
    ると、ドラフトゾーンのドラフトを高くしてスライバに
    薄肉部を形成し、ケンス交換動作により前記薄肉部でス
    ライバを切断する紡機のスライバ切断装置において、薄
    肉部形成後のコイラーホイール回転と薄肉部の送り出し
    とケンス交換装置によるケンス交換とにより、薄肉部を
    要交換ケンスの上面から外れて開放されたコイラーホイ
    ールのスライバ出口に到来させ、その後の要交換ケンス
    の移動により薄肉部でスライバを切断するように、前記
    コイラーホイール回転と薄肉部の送り出しとケンス交換
    動作とを制御する制御装置を備えて成ることを特徴とす
    る紡機のスライバ切断装置。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、ドラフトゾーンで形成
    された薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口に到来
    するとスライバの送り出しを停止させる送り出し停止指
    令手段を含み、薄肉部がコイラーホイールのスライバ出
    口に到来するタイミングでコイラーホイールのスライバ
    出口が要交換ケンスの外径部より外側となるように、ケ
    ンス交換における要交換ケンスの移動とコイラーホイー
    ル回転とが連繋されていることを特徴とする請求項6記
    載の紡機のスライバ切断装置。
  8. 【請求項8】 送り出し停止指令手段は、薄肉部の送り
    出し開始から薄肉部がコイラーホイールのスライバ出口
    に到来するまでの時間を計時するタイマーであることを
    特徴とする請求項7記載の紡機のスライバ切断装置。
  9. 【請求項9】 送り出し停止指令手段は、ドラフトゾー
    ンで形成された薄肉部がコイラーホイールのスライバ出
    口に到来したことをスライバ量検出手段により検知する
    とスライバの送り出しを停止させるようになっているこ
    とを特徴とする請求項7記載の紡機のスライバ切断装
    置。
  10. 【請求項10】 制御装置には、薄肉部を形成するため
    のドラフト量とドラフト変更時間を任意に設定可能な設
    定手段が設けられていることを特徴とする請求項6〜9
    記載の紡機のスライバ切断装置。
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