JPH10279878A - 艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物及び艶消し塗装金属板 - Google Patents

艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物及び艶消し塗装金属板

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JPH10279878A
JPH10279878A JP9664597A JP9664597A JPH10279878A JP H10279878 A JPH10279878 A JP H10279878A JP 9664597 A JP9664597 A JP 9664597A JP 9664597 A JP9664597 A JP 9664597A JP H10279878 A JPH10279878 A JP H10279878A
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JP
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polyvinyl chloride
matte
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particle size
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JP9664597A
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Hirotada Yano
広忠 矢野
Naoto Sakagami
直人 坂上
Naotaka Yamamoto
尚孝 山本
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機充填材等の艶消し剤の添加やエンボス加
工を必要とすることなく良好な耐候性、耐食性及び加工
性を有する艶消し塗膜を得ることができる艶消しポリ塩
化ビニルゾル系塗料組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗
料組成物は、(a) 1500〜2000の平均重合度及び5〜10μ
mの平均粒径を有する架橋型ポリ塩化ビニル粉末25〜40
重量部(固形分基準)と、(b) 800 〜1450の平均重合度
及び5μm未満の平均粒径を有する非架橋型ポリ塩化ビ
ニル粉末25〜40重量部(固形分基準)と、(c) 800 〜14
50の平均重合度及び20〜100 μmの平均粒径を有する非
架橋型ポリ塩化ビニル粉末20〜50重量部(固形分基準)
と、(d) ポリ塩化ビニル粉末(a) 〜(c) の合計100 重量
部に対して30〜100 重量部(固形分基準)の可塑剤とを
含有する。この艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物
を上塗りとして塗装することにより、艶消し塗装金属板
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐候性、加工性等
に優れ、プレコート金属板として好適な艶消し塗装金属
板、及びかかる艶消し塗装金属板を形成し得る艶消しポ
リ塩化ビニルゾル系塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】合成樹
脂被覆金属板のうち、ポリ塩化ビニルを被覆した金属板
は折り曲げ、打ち抜き、深絞り等の加工に十分に耐える
ことができるとともに、厚膜塗装が可能であるので耐候
性、耐食性等に優れており、建材、家電製品、日用品等
の種々の用途に使用されている。この目的に使用する塗
料は、ポリ塩化ビニルに可塑剤を配合した基本組成を有
する。このポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物の塗装性及
び塗膜性能の改善のために種々の提案がなされている。
【0003】例えば特公昭38-26564号は、ポリ塩化ビニ
ルと可塑剤からなるポリマー混合物において、50〜200
μmの粒径を有する縣濁重合体(ポリ塩化ビニル粗粉
末)と10μm以下の粒径を有する乳化重合体(ポリ塩化
ビニル微粉末)とを混合することにより、粘度を低下さ
せることを開示している。
【0004】また特開昭59-193967 号は、塩化ビニル樹
脂100 重量部に対して平均粒径3〜100 μm、モース硬
度2〜14の粒状無機材料を10〜100 重量部未満の割合で
添加してなる塩化ビニル樹脂の分散液塗料を開示してい
る。粒状無機材料の添加は、焼き付け時のワキの発生を
防止するとともに、塗膜の耐汚染性や表面硬度を向上さ
せるためである。
【0005】さらに「塩化ビニルペースト加工(上)」
(1968年6月1日発行、日本ゼオン株式会社、第148 頁
〜第153 頁)には、可塑剤中に分散している塩化ビニル
樹脂微粒子に増量用粗粒塩化ビニル樹脂を添加すると、
可塑剤の同一配合量で低粘度ゾルが得られ、熟成時
のゾル粘度の経時変化が小さく、高硬度の製品が得ら
れ、コストが低減され、粗粒塩化ビニル樹脂の量が
増えるにつれて光沢が低下することが記載されている。
【0006】ところで、最近ポリ塩化ビニル系塗料組成
物の利点を保持したまま表面が艶消しになった塗膜に対
する需要が増大しつつあるが、このような艶消し塗膜は
上記公知文献の技術では満足に得られない。すなわちポ
リ塩化ビニル微粒子/可塑剤をベースとする塗料中にポ
リ塩化ビニル粗粉末を配合しただけでは、塗膜の不均質
化が起こって、水分等の腐食性物質の浸透が起こりやす
くなり、塗膜の耐食性が低下する。
【0007】またアクリル樹脂やポリエステル樹脂系等
の他の樹脂系の塗料で広く使用されているシリカ等の無
機充填材の配合では、無機充填材と塗料樹脂との親和性
が低いため、安定した艶消し効果が得られないだけでな
く、プレコート金属板としたときに加工性が低下すると
いう問題がある。
【0008】さらにポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物の
組成はそのままにして、塗装後にエンボス加工等を施す
ことにより艶消しにすることも考えられるが、この方法
ではエンボス加工工程が付加されるので、製造コストが
増大してしまう。
【0009】従って、本発明の目的は、無機充填材等の
艶消し剤の添加やエンボス加工を必要とすることなく良
好な耐候性、耐食性及び加工性を有する艶消し塗膜を得
ることができる艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物
を提供することである。
【0010】本発明のもう1つの目的は、かかる艶消し
ポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物を塗装してなる塗装金
属板を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑み鋭意研
究の結果、本発明者らは、ポリ塩化ビニル/可塑剤をベ
ースとする塗料組成物において、ポリ塩化ビニルとし
て、微細な架橋型ポリ塩化ビニル粉末と、非架橋型ポリ
塩化ビニル微粉末と非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末との
3種類を配合することにより、良好な耐候性、耐食性及
び加工性を有する艶消し塗膜が得られることを発見し、
本発明に想達した。
【0012】すなわち、本発明の艶消しポリ塩化ビニル
ゾル系塗料組成物は、(a) 1500〜2000の平均重合度及び
5〜10μmの平均粒径を有する架橋型ポリ塩化ビニル粉
末25〜40重量部(固形分基準)と、(b) 800 〜1450の平
均重合度及び5μm未満の平均粒径を有する非架橋型ポ
リ塩化ビニル粉末25〜40重量部(固形分基準)と、(c)
800 〜1450の平均重合度及び20〜100 μmの平均粒径を
有する非架橋型ポリ塩化ビニル粉末20〜50重量部(固形
分基準)と、(d) 前記ポリ塩化ビニル粉末(a)〜(c) の
合計100 重量部に対して30〜100 重量部(固形分基準)
の可塑剤とを含有することを特徴とする。また本発明の
艶消し塗装金属板は、この艶消しポリ塩化ビニルゾル系
塗料組成物を上塗りとして塗装したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】[1] 艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成
物の各成分 [A] ポリ塩化ビニル粉末 (1) 架橋型ポリ塩化ビニル粉末 架橋型ポリ塩化ビニル粉末は一部に架橋性官能基を有す
るポリ塩化ビニル微粒子である。塩化ビニルに架橋性官
能基を導入したものは架橋型ポリ塩化ビニルと呼ばれ、
溶媒に対する溶解性が良好である。架橋性官能基として
は、例えばオキシラン酸素(エポキシ基)、カルボキシ
ル基、ヒドロキシル基、アミノ基等が挙げられる。架橋
型ポリ塩化ビニルの具体例としては、塩化ビニルと他の
コモノマー(エチレン、酢酸ビニル等)との共重合体
(例えば塩化ビニル−エチレン−酢酸ビニル共重合
体)、又はポリ塩化ビニルと他の樹脂(例えばスチレン
−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル−酢酸ビニル共重合体等)とのブレンドに上記架橋
性官能基を導入したものが挙げられる。ポリ塩化ビニル
(共重合体を含む)を架橋型にするために添加する架橋
性官能基含有化合物の量は、塩化ビニル100 重量部当た
り、0.1 〜20重量部であるのが好ましい。
【0015】架橋型ポリ塩化ビニルの平均重合度は1500
〜2000である。平均重合度が1500未満であると耐食性と
密着性が低く、また2000を超えると粒度が高くなり塗装
性が低下する。
【0016】架橋型ポリ塩化ビニル粉末は相互に反応し
あって種々の大きさ及び形状の塊粒子を形成し、これが
艶消し度の向上に寄与するので、架橋型ポリ塩化ビニル
粉末が最初から粗粒であっては効果がない。この意味で
架橋型ポリ塩化ビニル粉末は微細である必要があり、具
体的には5〜10μmの平均粒径を有する。好ましい平均
粒径は5〜8μm程度である。
【0017】(2) 非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末 非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末は、一般にペースト樹脂
(メイン樹脂)と呼ばれるもので、通常乳化重合法によ
り得られる。非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末は塩化ビニ
ルのホモポリマーでよいが、必要に応じて塩化ビニルに
エチレン、酢酸ビニル等のコモノマーを導入した共重合
体を使用することもでき、またポリ塩化ビニルとスチレ
ン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル−酢酸ビニル共重合体等の他の樹脂とのブレンド
を使用することもできる。
【0018】非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末の平均重合
度は800 〜1450である。平均重合度が800 未満であると
耐食性と密着性が低く、また1450を超えると粘度が高く
なり、塗装性が低下する。好ましい平均重合度は900 〜
1200である。
【0019】非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末の平均粒径
は5μm未満である。平均粒径が5μm以上であると艶
消し度が不均一となる。好ましい平均粒径は0.1 〜4μ
mである。
【0020】(3) 非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末 非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末は粘度調整機能を有し、
一般にブレンド樹脂と呼ばれるもので、マイクロサスペ
ンション法や縣濁重合法により得られるポリ塩化ビニル
の粗粉末である。この粗粉末の組成は上記非架橋型ポリ
塩化ビニル微粉末と同じでよい。
【0021】非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末の平均重合
度は、微粉末の場合と同じ理由で、800 〜1450であり、
好ましくは900 〜1200である。また非架橋型ポリ塩化ビ
ニル粗粉末の平均粒径は20〜100 μmである。平均粒径
が20μm未満であると流動性が低下し、塗装性に問題が
出る。また100 μmを超えると表面凹凸が出すぎ、塗膜
外観が悪化する。
【0022】(4) 配合割合 上記3種類のポリ塩化ビニル粉末の配合割合は、固形分
基準で(a) 架橋型ポリ塩化ビニル粉末が25〜40重量部で
あり、(b) 非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末が25〜40重量
部であり、(c) 非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末が20〜50
重量部である。成分(a) が25重量部未満か40重量部を超
えると艶消し感が不均一になる。成分(b) が25重量部未
満であると艶消し感が不均一になり、また40重量部を超
えると流動性が低下し、塗装性に問題が出る。成分(c)
が20重量部未満であると流動性が低下し塗装性に問題が
出る。また50重量部を超えると塗膜外観が悪化する。好
ましい配合割合は、固形分基準で(a) 架橋型ポリ塩化ビ
ニル粉末が25〜30重量部であり、(b) 非架橋型ポリ塩化
ビニル微粉末が25〜30重量部であり、(c) 非架橋型ポリ
塩化ビニル粗粉末が40〜50重量部である。
【0023】[B] 可塑剤 本発明に使用する可塑剤はゾル化剤として作用する。好
ましい可塑剤としては、ジ-2- エチルヘキシルフタレー
ト(DOP)、ジヘプチルフタレート(DHP)、ジ-n
- オクチルフタレート(n-DOP)、ジイソデシルフタ
レート(DIDP)、リン酸トリクレジル(TCP)、
ジオクチルアジペート(DOA)、ジ-2- エチルヘキシ
ルセバケート(DOS)、2,2,4-トリメチル-1,3- ペン
タンジオールジイソブチレート、ポリエステル可塑剤、
エポキシ可塑剤等が挙げられ、これらを単独で又は2種
以上組合せて使用することができる。塗料粘度、塗膜特
性、経済性等の観点から、可塑剤の配合量は、3種類の
ポリ塩化ビニル粉末(a) 〜(c) の合計量100 重量部当た
り、固形分基準で30〜100 重量部である。可塑剤が30重
量部未満であると可塑化が不十分で均一な塗膜が得られ
ず、また100 重量部を超えると塗膜が柔らかくなりす
ぎ、密着性、耐食性等が低下する。
【0024】[C] 安定剤 紫外線や熱によりポリ塩化ビニルが分解するのを抑制す
るために、安定剤を添加しても良い。好ましい安定剤と
しては、有機錫系化合物類(例えば、ジブチル錫のラウ
レート、マレエート、メルタプタイド等)、金属石鹸類
(例えば、鉛、カドミウム、バリウム、亜鉛、カルシウ
ムのステアレート、ラウレート、ナフテネート、2-エチ
ルヘキソエート等)、鉛塩類(例えば、塩基性炭酸鉛、
三塩基性硫酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、三塩基性マレイ
ン酸鉛、ケイ酸鉛等)が挙げられる。これらの安定剤は
単独で又は2種以上組合せて使用することができる。屋
外で使用する塗装金属板の場合には、特に太陽光線中の
紫外線によるポリ塩化ビニルの劣化を抑制する機能を重
視して、安定剤を選択するのが好ましい。
【0025】安定剤の配合量は、3種類のポリ塩化ビニ
ル粉末(a) 〜(c) の合計量100 重量部当たり、固形分基
準で3〜10重量部であるのが好ましい。安定剤が3重量
部未満であると安定化作用が不十分であり、また10重量
部を超えても意味がない。
【0026】[D] 顔料 本発明の艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物には、
用途に応じて適当な顔料を添加しても良い。 好ましい
顔料としては、カーボンブラック、二酸化チタン、鉛
白、黒鉛、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化クロム、クロム酸
亜鉛、クロム酸ストロンチウム、クロム酸バリウム、黄
色ニッケルチタン、黄色クロムチタン、酸化鉄、黄色酸
化鉄、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、ウルトラマリンブルー、
キナクリドン類、インダンスロン、イソインドリノン、
ペリレン、アンスラピリミジン、ベンズイミダゾロン、
ジケトピロロピロール等が挙げられる。顔料の添加量
は、3種類のポリ塩化ビニル粉末(a) 〜(c) の合計量10
0 重量部当たり、固形分基準で5〜55重量部であるのが
好ましい。
【0027】また顔料分散剤として、カルボキシル基や
アミノ基等の官能基を有する樹脂(例えば、マレイン酸
樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂等)
を添加するのが好ましい。顔料分散剤の添加量は、3種
類のポリ塩化ビニル粉末(a)〜(c) の合計量100 重量部
当たり、固形分基準で20〜60重量部であるのが好まし
い。
【0028】[E] 発泡剤 本発明の艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物に発泡
剤を配合すると、得られる塗膜の艶消し度及び意匠性が
向上する。本発明に使用し得る発泡剤としては、アゾジ
カルボンアミド、アゾジカルボン酸金属塩、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、4,4-オキシ- ビス(ベンゼ
ンスルホンヒドラジド)、ヒドラゾジカルボンアミド、
p−トルエンスルホニルセミカルバジド等がある。これ
らの発泡剤は、それぞれの種類や発泡倍率によって任意
に配合量を変えることができる。発泡剤の添加量は、3
種類のポリ塩化ビニル粉末(a) 〜(c) の合計量100 重量
部当たり、固形分基準で1〜10重量部であるのが好まし
い。
【0029】[F] 抗菌剤・防かび剤 本発明に使用し得る抗菌剤・防かび剤には無機系抗菌剤
及び有機系の抗菌剤・防かび剤がある。無機系抗菌剤と
しては、無機系担持体に担持された銀、銅、亜鉛及びリ
チウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の金属が
挙げられる。無機系担持体は珪素化合物、カルシウム化
合物、アルミニウム化合物及びこれらの複合体等で、具
体的には、シリカゲル、アルミノシリケート、リン酸カ
ルシウム等が挙げられる。
【0030】また有機系抗菌剤・防かび剤としては、例
えば2,3,5,6-テトラクロロ-4- メチルスルホニルピリジ
ンの他に、ペンタクロロフェノール等のフェノール類、
2-(4- チアゾリル)ベンゾイミダゾール等のベンゾイミ
ダゾール類、フェニルスルホネート類、3-アミノ-1,3-
チアゾリン-2,4- ジオン等のチアゾリン類、トリメチル
ベンジルアンモニウムハライド、t-アルキルフェニルジ
エチルオキシベンジルアンモニウムハライト等のベンジ
ルアンモニウム塩類、2,3,5,6-テトラクロロイソフタロ
ニトリル等の塩化フタロニトリル類等が挙げられる。抗
菌剤・防かび剤の添加量は塗料固形分の0.01〜15重量%
であるのが好ましい。
【0031】[G] 溶剤 必要に応じて塗装時の塗料粘度を調整するために有機溶
剤を添加しても良い。溶剤の添加量は、所望の塗料粘度
に応じて適宜設定することができる。
【0032】[2] 艶消し塗装金属板 [A] 金属板 本発明の艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物を塗布
する金属板としては、冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、亜鉛
/アルミニウム合金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼
板、錫めっき鋼板、クロム処理鋼板、ステンレススティ
ール板、アルミニウム板等が挙げられる。金属板の表面
に脱脂処理を施した後で、リン酸塩、クロム酸塩等によ
り化成処理を行う。
【0033】[B] 下塗り 化成処理の後で、下塗り塗料(プライマー)を乾燥膜厚
が3〜10μmとなるように塗装する。下塗り塗料は塗膜
に長期の接着性、耐食性、耐水性等を付与するためであ
り、種々の樹脂を単独で又はブレンドして使用すること
ができる。好ましい下塗り塗料用樹脂成分としては、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アクリ
ル樹脂−エポキシ樹脂、アクリル樹脂−フェノール樹脂
−エポキシ樹脂、アクリル樹脂−フェノール樹脂−エポ
キシ樹脂−ビニル樹脂等が挙げられる。必要に応じて防
錆顔料を配合しても良い。下塗り塗料の塗装はロールコ
ーター等により行うことができる。下塗り塗料の塗装後
に、必要に応じて180 〜240 ℃で20〜60秒間焼き付けを
行う。
【0034】[C] 上塗り 艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物の塗装は、ロー
ルコーター、カーテンロールコーター、カーテンフロー
コーター、ダイコーター、ナイフコーター等により行う
ことができる。上塗りの乾燥膜厚は30〜500 μm程度で
あれば良く、最高板到達温度190 〜240 ℃で30〜70秒間
焼き付けを行うのが好ましい。上塗りの乾燥膜厚が30μ
m未満であると耐食性、耐候性等が劣り好ましくない。
また上塗りの乾燥膜厚が500 μm超であっても、さらな
る効果の向上は見られず、経済的でない。
【0035】上塗りに抗菌性又は防かび性を付与する場
合には、艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物中に予
め抗菌剤又は防かび剤を添加しておけばよい。また発泡
塗膜を形成する場合には、塗料組成物中に予め発泡剤を
添加しておけばよい。
【0036】[D] エンボス加工 上記のようにして得られた本発明の塗装金属板は艶消し
性であるので、さらにエンボス加工をしなくてもよい
が、意匠性の付与のためにさらに公知の方法でエンボス
加工を施しても良い。
【0037】[E] 三次元加工 本発明の塗装金属板はいわゆるプレコート金属板として
使用するのに好適であり、折り曲げ、打ち抜き、凹凸の
付与等、塗膜にクラックを発生させることなく容易に三
次元加工をすることができる。
【0038】[3] 作用 本発明の艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物の塗布
・焼き付けにおけるメカニズムは以下の通りであると考
えられる。まずポリ塩化ビニル粒子は可塑剤に均一に分
散してプラスチゾルを形成し、その流動性を利用して塗
料を均一に塗布することができる。次いで、加熱処理に
よりポリ塩化ビニル粒子中に可塑剤が吸収され、膨潤、
ゲル化、融解を完了して、不均一分散系流動体であるゾ
ルは均一系弾性固体ゲルの可塑化ポリ塩化ビニルに変化
する。
【0039】艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物の
塗布・焼き付けの過程で、架橋型ポリ塩化ビニルの各粒
子は相互に反応しあい、付着した状態で塊粒子(粒子の
集団)ができる。この塊粒子の形状は一定ではなく、生
成状況に応じて異なる形状を有するので、ポリ塩化ビニ
ル粉末の粒子径範囲を拡大するとともに、微粒子と粗粒
子との間での流動性を改善する。すなわち塗料組成物の
粘度が低下し、塗装性が良好になる。また塊粒子の形状
が一定でないために、塗膜表面に微小な凹凸が形成さ
れ、独特な艶消し塗膜となる。艶消し度は、(a) 架橋型
ポリ塩化ビニル粉末/[(b) 非架橋型ポリ塩化ビニル微
粉末+(c) 非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末]の重量比を
変化させることにより調整することができる。
【0040】平均重合度が異なる2種類のポリ塩化ビニ
ル粉末を使用することにより、塗料組成物の粘度調整を
行うことができる。これは、平均重合度が高いポリ塩化
ビニルの方が平均重合度が低いポリ塩化ビニルより高い
粘度を有するからである。また平均粒径が異なる2種類
のポリ塩化ビニル粉末を使用することにより、塗料流動
性の調整及び幅広い作業性という効果が得られる。さら
に非架橋型ポリ塩化ビニル粉末と架橋型ポリ塩化ビニル
微粒子とを混合することにより、艶消し度を調整するこ
とができる。
【0041】本発明を以下の実施例及び比較例により詳
細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものでは
ない。
【0042】実施例1〜9、比較例1〜7 以下に示す各金属板に化成処理として燐酸亜鉛処理を施
し、次いでアクリルフェノール変性エポキシ樹脂系の下
塗り塗料を塗装し、金属板温度が最高210 ℃に達する温
度条件で焼き付けることにより乾燥膜厚5μmの下塗り
を形成した。その上に以下に示す成分を表1に示す配合
割合で含有する艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物
を塗装し、上塗りを形成した。
【0043】(a) 金属板 :溶融亜鉛めっき鋼板(厚さ:0.27mm) :亜鉛/アルミニウム合金めっき鋼板(厚さ:0.27m
m) :アルミニウム板(厚さ:0.5 mm) :アルミニウムめっき鋼板(厚さ:0.5 mm) :冷延鋼板(厚さ:0.3 mm)
【0044】(b) ポリ塩化ビニル粉末 V1 :架橋型ポリ塩化ビニル微粉末(「カネビニールペ
ーストPSH−943」、鐘淵化学工業(株)製、平均
粒径:6μm、平均重合度(1) :1700)。 V2 :非架橋型ポリ塩化ビニル粉末(「カネビニールペ
ーストPSL−180」、鐘淵化学工業(株)製、平均
粒径:2μm、平均重合度(1) :1000)。 V3 :非架橋型ポリ塩化ビニル粗粉末(「カネビニール
ペースト PBM−B5F」、鐘淵化学工業(株)製、
平均粒径:35μm、平均重合度(1) :1100)。 注:(1) JIS K6721 に従って測定した。
【0045】(c) 可塑剤 D1 : ジオクチルフタレート(DOP)(花王(株)
製)。 D2 : ジイソデシルフタレート(DIPP)(新日本
理化(株)製)。
【0046】(d) 安定剤 A1 :ジブチル錫メルカプタイト(「アドブァスタブT
−17J」、勝田化工(株)製)。 A2 :Ba/Zn金属石鹸(「アドブァスタブBZ−1
81J」、勝田化工(株)製)。
【0047】(e) 顔料 P1 :下記3つの無機顔料成分の混合物(重量比:6/
3/1)。 酸化鉄(「弁柄 CM−25P」、日本弁柄工業(株)
製)。 酸化チタン(「チタン CR−90」、石原産業(株)
製)。 カーボン(「セーベン 14」、コロンビアカーボン
(株)製)。 P2 :下記2つの有機顔料成分の混合物(重量比:1/
1)。 ベンズイミダゾロン(「クロマタールスカーレットR
N」、東洋インキ化学工業(株)製)。 キナクリドン(「ファーストゲングリーンS」、大日本
インキ化学工業(株)製)。
【0048】(f) 発泡剤 H1 :アゾジカルボンアミド(和光純薬(株)製)。 H2 :N,N-ジニトロソペンタメチレンテトラミン(和光
純薬(株)製)。
【0049】(g) 抗菌剤・防かび剤 K1 :ゼオライトに銀を担持した無機系抗菌剤(「ゼネ
ックス」、品川燃料(株)製)。 K2 :2,3,5,6-テトラクロロ-4- メチルスルホニルピリ
ジンからなる有機系抗菌剤(「NACS NP-S 」、日本応用
化学(株)製)。
【0050】得られた各塗膜を最高板到達温度205 ℃で
60秒間焼き付けることにより乾燥膜厚200 μmの上塗り
を形成した。得られた各塗装金属板について、下記の評
価を行った。
【0051】(1) 艶消し度(塗装光沢度) JIS K5400 に従って、60°における光沢度を測定した。
結果を%で示す。なお本塗料の目標艶消し度は約20%以
下である。
【0052】(2) 意匠度 艶消し度が約20%以下で、かつ塗膜表面に微小凹凸があ
り、金属板上に塗装した安物感がなく、高級感が出てい
るか否かを以下の基準で判定した。 ×:光沢が約60%以上で、塗膜は平滑で一般のプレコー
ト鋼板と大差ない。 ○:塗膜表面に微小な凹凸があり、安物感がなくなって
いる。 ◎:塗膜に立体感ある凹凸があり、高級感が出ている。
【0053】(3) 抗菌性 ASTM G-21 法に従って、MRSA(メチシリン耐性黄色ぶど
う球菌)を試験菌種として用い、以下の基準で抗菌性を
評価した。 △:抗菌剤を含有しない塗膜と比較して大差ない。 ○:抗菌剤を含有しない塗膜と比較して抗菌作用が出
た。 ◎:抗菌剤を含有しない塗膜と比較して著しく抗菌作用
が出た。
【0054】 表1 実施例No. 組成(重量部) ポリ塩化ビニル粉末 V1 30 30 30 30 40 25 25 40 40 V2 30 30 30 30 25 40 25 30 40 V3 40 40 40 40 35 35 50 30 20 (合計) 100 100 100 100 100 100 100 100 100 可塑剤 D1 50 50 30 50 − − − − 100 D2 − − − − 30 50 80 80 − 安定剤 A1 8 8 8 8 − − − − 10 A2 − − − − 5 5 10 10 − 顔料 P1 30 30 30 30 45 45 − − − P2 − − − − − − 10 10 30 発泡剤 H1 − 6 6 6 1 1 − − − H2 − − − − − − 10 10 10 抗菌剤・防かび剤 K1 − 0.01 − − − − − − − K2 − − 15 − − − − − − 金属板 塗膜の評価 艶消し度(光沢) 10 5 6 5 5 9 10 9 9 意匠度 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ 抗菌性 △ ◎ ◎ ○ △ △ △ △ △
【0055】 表2 比較例No. 組成(重量部) ポリ塩化ビニル粉末 V1 40 25 20 45 45 0 50 V2 0 45 40 25 45 40 50 V3 60 30 40 30 10 60 0 (合計) 100 100 100 100 100 100 100 可塑剤 D1 30 100 100 30 − − − D2 − − − − 30 100 50 安定剤 A1 5 5 10 10 − − 8 A2 − − − − 5 5 − 顔料 P1 5 − 5 − 5 − 5 P2 − 55 − 55 − 55 − 発泡剤 H1 1 1 − − 1 1 6 H2 − − 10 10 − − − 抗菌剤・防かび剤 K1 − − − − − − − K2 − − − − − − − 金属板 塗膜の評価 艶消し度(光沢) 30 40 35 40 45 30 50 意匠度 △ △ ○ ○ △ △ △ 抗菌性 △ △ △ △ △ △ △
【0056】表1及び2から明らかなように、本発明の
艶消しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物から得られた実
施例1〜9の塗装金属板は、本発明の要件を満たさない
ポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物から得られた比較例1
〜7の塗装金属板と比較して、優れた艶消し度及び意匠
性を有することが分かる。また抗菌剤・防かび剤を含有
する塗料組成物からなる塗膜(実施例2及び3)は優れ
た抗菌性を発揮することが分かる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の艶消しポリ
塩化ビニルゾル系塗料組成物は、架橋型ポリ塩化ビニル
微粉末と、非架橋型ポリ塩化ビニル微粉末と、非架橋型
ポリ塩化ビニル粗粉末とに可塑剤を配合してなるので、
塗装に適する低い粘度を有するとともに、優れた艶消し
度を有する塗膜を形成することができる。本発明の艶消
しポリ塩化ビニルゾル系塗料組成物から得られた塗膜は
十分に肉厚で、耐候性及び耐食性に優れているととも
に、加工性もに優れている。そのため本発明の塗装金属
板はプレコート金属板として使用するのに好適である。
本発明の塗装金属板は、天井材、屋根材、外壁材、仕切
り材、浴室の壁材やドアー材等の建材、日用品、家電製
品等に好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 1500〜2000の平均重合度及び5〜10
    μmの平均粒径を有する架橋型ポリ塩化ビニル粉末25〜
    40重量部(固形分基準)と、(b) 800 〜1450の平均重合
    度及び5μm未満の平均粒径を有する非架橋型ポリ塩化
    ビニル粉末25〜40重量部(固形分基準)と、(c) 800 〜
    1450の平均重合度及び20〜100 μmの平均粒径を有する
    非架橋型ポリ塩化ビニル粉末20〜50重量部(固形分基
    準)と、(d)前記ポリ塩化ビニル粉末(a) 〜(c) の合計1
    00 重量部に対して30〜100 重量部(固形分基準)の可
    塑剤とを含有することを特徴とする艶消しポリ塩化ビニ
    ルゾル系塗料組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の艶消しポリ塩化ビニル
    ゾル系塗料組成物を上塗りとして塗装したことを特徴と
    する艶消し塗装金属板。
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