JPH10279114A - 紙状体送りローラ - Google Patents

紙状体送りローラ

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Publication number
JPH10279114A
JPH10279114A JP9096396A JP9639697A JPH10279114A JP H10279114 A JPH10279114 A JP H10279114A JP 9096396 A JP9096396 A JP 9096396A JP 9639697 A JP9639697 A JP 9639697A JP H10279114 A JPH10279114 A JP H10279114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
paper
paper feed
feed roller
deformed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9096396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Matsuzaki
正治 松嵜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUZAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MATSUZAKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUZAKI SEISAKUSHO KK filed Critical MATSUZAKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP9096396A priority Critical patent/JPH10279114A/ja
Publication of JPH10279114A publication Critical patent/JPH10279114A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】経年変化で滑ることのないローラとする。 【解決手段】シャフト2に嵌挿固着されるローラコア部
13と、該ローラコア部13に嵌着されたローラ部11
とからなり、ローラ部11の外周面には複数本の切溝1
2が形成されている。切溝12はローラ部11の内周方
向に行くほど幅が広がるテーパ状の断面形状とされてい
る。この切溝12により変形突出部14が形成され、変
形突出部14が紙に接触したときに紙になじむように変
形するため、確実に紙送りを行うことができる。また、
切溝12により等価的にローラ部11の外周表面近傍が
柔軟となるため、ローラ部11が経年変化で硬化されて
も、その影響は小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
における紙等を送る紙状体送りローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙を送るための紙送りローラは、
一般に円筒状に形成された柔軟なゴム製とされている。
このようなゴム製の紙送りローラは、紙を送るときに紙
になじむようになり確実に紙を所定の方向に送ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムに
より円筒形状のローラを形成する際には、ゴムの性質上
ゴム材に硬化剤を加えて成型することにより円筒形状と
している。このため、ゴム製の紙送りローラを長期間使
用していると、ゴムの硬化が進むようになる。そして、
ゴムの硬化が進むと、紙に接触するゴムの部分が硬化す
ることになり、紙とローラとの摩擦係数が小さくなるこ
とから、紙送りローラが滑って、紙を確実に送れなくな
るという問題点があった。
【0004】また、ゴムの成型では成型誤差が大きいと
いう特徴があるため、成型されたゴムローラをシャフト
に装着して組み立てた状態において、その表面を研磨す
ることにより寸法出しおよび芯出しを行う作業工程と、
その外表面を粗くして紙を確実に送れるようにする作業
工程とが必要となる。従って、ゴム製の紙送りローラと
すると、作業工程が増加すると共に、不良品が発生した
ときにシャフトに組み立てた状態で廃棄しなければなら
ず、コストが上昇してしまうという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は経年変化のない耐久性の
ある紙状体送りローラを提供することを第1の目的とし
ている。また、本発明は製作のための作業工程が増加す
ることのない低コストの紙状体送りローラを提供するこ
とを第2の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙状体送りローラは、柔軟な材質からなる
略円筒形状とされた紙状体送りローラにおいて、前記紙
状体送りローラの外周面に、その回転軸の軸方向に平行
とされた複数の切溝が形成されることにより、複数の変
形突出部が形成されており、該変形突出部の該表面が紙
状の被送り体に当接されたときに、該変形突出部が変形
することにより前記被送り体の表面を確実に把持できる
ようにしている。
【0007】また、上記紙状体送りローラにおいて、前
記複数の切溝の断面形状が、前記外周面の表面から内部
にいくにしたがって広くなるテーパ状とされて、前記変
形突出部はその根本の幅が広くなるように変形されるも
のである。さらに、硬質の樹脂製とされた略円筒形状の
ローラコア部に、柔軟な樹脂材からなるドーナツ状のロ
ーラ部が嵌挿されることにより、前記紙状体送りローラ
が構成されるようにしてもよい。
【0008】このような本発明の紙送りローラによれ
ば、ローラの外周面に複数の切溝を形成して、紙等を送
る複数の変形突出部が形成されるようにしたので、ロー
ラが硬化してもその外周面に形成されている変形突出部
により、等価的に外周面の柔軟性が維持されるため、確
実に紙等を把持して送ることができるようになる。ま
た、紙等に接触するローラ部を樹脂材とすることによ
り、成型品の寸法誤差を小さくすることができるので、
成型後のローラに後加工を施す必要がなく、低コストの
紙状体送りローラを得ることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の紙状体送りローラの実施
の形態の構成例を示す斜視図を図1に、正面図を図3
(a)に、側面図を図3(b)に示す。これらの図に示
すように、本発明の紙状体送りローラ1は、円筒形状の
外形を有しており、中心部にシャフト2が挿通固着され
る嵌挿孔が形成されているローラコア部13と、ローラ
コア部13に嵌着されている柔軟な材質からなるローラ
部11とから構成されている。ローラコア部13は、た
とえば硬質の樹脂を材料として成型することにより作製
されており、成型後の寸法誤差は小さいものとされてい
る。また、ローラ部11はゴムや柔軟な樹脂を成型材料
として成型により作製されている。
【0010】このローラ部11には、その外周面にシャ
フト2の軸と平行に延びる多数本の切溝12が形成され
ている。この切溝12の断面形状は、図1および図3
(a)に示すように、内部に向かって幅が広がるテーパ
状とされている。このようなテーパ状の切溝12がロー
ラ部11の外周面に形成されたことにより、ローラ部1
1の外周面にはシャフト2の軸方向に平行に延びる多数
本の変形突出部14が形成されることになる。この変形
突出部14は外周面に近くなるほどその幅が広がるよう
になり、その根本部の幅がもっとも狭くなる。また、切
溝12がローラ部11の外周面に多数本形成されている
ことから、ローラ部11の外周面近傍の部分は、切溝1
2の部分だけ空間が存在していることになる。したがっ
て、切溝12が形成されていない場合に比較して等価的
に柔軟さが増すようになる。
【0011】これにより、ローラ部11をゴム製とした
ときに、ローラ部11が経年変化により硬化するように
なっても、ローラ部11の外周面近傍の部分の柔軟さが
維持されるようになる。従って、長期間にわたって使用
することができるようになる。また、ローラ部11を柔
軟な樹脂製とすると、ローラ部11を寸法誤差なく成型
により作製することができるため、成型後の後の寸法出
しおよび芯出しの作業工程を省略することができる。従
って、コストを低減することができる。さらに、ローラ
部11を樹脂製とした場合は、硬化剤が混入されていな
いことから経年変化により硬化することがなく、長期間
にわたって使用することができるようになる。
【0012】次に、本発明の紙状体送りローラ1により
紙を送った場合の紙状体送りローラ1の変形の様子を図
2に示す。図2において、紙状体送りローラ1はシャフ
ト2が回転駆動されることにより、シャフト2と共に回
転駆動されている。この紙状体送りローラ1の外周面
は、上面が平面状とされた送り台3に対向配置されてい
る。そして、送られる紙4が送り台3上に載置されて、
紙状体送りローラ1と送り台3により狭持されている。
この時、紙状体送りローラ1が図示するように反時計方
向に回転駆動されているものとすると、紙4は図示する
ように紙状体送りローラ1により紙面の左側から右側へ
送られるようになる。
【0013】この際に、切溝12と変形突出部14が外
周部に形成されているローラ部11の外周表面が紙4に
接触するようになるが、ローラ部11と送り台3とで紙
4が狭持されるように送り台3に対して紙状体送りロー
ラ1が位置されていることと、切溝12が形成されてい
ることから、柔軟な材質とされているローラ部11が図
示するように切溝12内の空間を占めるように若干変形
する。すなわち、図2に示すように、変形突出部14−
1〜14−6のうち、紙4に接している変形突出部14
−2〜14−5が変形される。この変形の様子は、変形
突出部14−1〜14−6の先端が潰れて、その細幅と
された根本の幅が広がるように変形する。たとえば、変
形していない変形突出部14−6の根本部の幅をAとし
たとき、変形した変形突出部14−4の根本の幅は幅A
から幅A’へと広がるようになる。このように、変形突
出部14が変形することにより、ローラ部11の表面が
紙になじむようになり、確実に紙4を所定の方向に送る
ことができるようになる。
【0014】なお、ローラ部11の外周に形成される切
溝12の本数について説明すると、図4(a)に示す切
溝12と切溝12とのなす角度θは、たとえば約8°と
して形成されるので、ローラ部11の外周に切溝12が
約45本形成されるようになる。また、切溝12の深さ
は、たとえば約1.5mm、切溝12の先端の幅dは約
0.35mm、テーパ状の切溝12の開き角度は約50
°とされている。ただし、本発明の切溝12はこれらの
数値に限るものではなく、所望の数値の切溝12とする
ことができる。
【0015】さらに、切溝12の形状は図4(a)に示
すような切溝12の下端が平坦な形状に限らず、図4
(b)に示すように切溝22の下端が丸みを帯びた形状
としてもよい。この場合には、変形突出部24の形状も
異なるようになる。この際には、図4(b)に示す角度
θや幅dの数値は図4(a)に示す切溝12と同様の寸
法としてよい。さらにまた、本発明の紙状体ローラは、
紙を送れるだけでなく、シート状とされた薄状物(紙状
体)を送ることができるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ローラの
外周面に複数の切溝を形成して、紙等を送る複数の変形
突出部が形成されるようにしたので、ローラが硬化して
もその外周面に形成されている変形突出部により、等価
的に外周面の柔軟性が維持されるため、確実に紙等を把
持して送ることができるようになる。また、紙等に接触
するローラ部を樹脂材とすることにより、成型品の寸法
誤差を小さくすることができるので、成型後のローラに
後加工を施す必要がなく、低コストの紙状体送りローラ
を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙状体送りローラの実施の形態の構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の紙状体送りローラが紙送りする様子を
説明するための図である。
【図3】本発明の紙状体送りローラの実施の形態の構成
を示す正面図、および、側面図である。
【図4】本発明の紙状体送りローラにおけるローラ部の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 紙状体送りローラ 2 シャフト 3 送り台 4 紙 11 ローラ部 12,12−1〜12−7 切溝 13 ローラコア部 14,14−1〜14−6 変形突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な材質からなる略円筒形状とされた
    紙状体送りローラにおいて、 前記紙状体送りローラの外周面に、その回転軸の軸方向
    に平行とされた複数の切溝が形成されることにより、複
    数の変形突出部が形成されており、 該変形突出部の該表面が紙状の被送り体に当接されたと
    きに、該変形突出部が変形することにより前記被送り体
    の表面を確実に把持するようにしたことを特徴とする紙
    状体送りローラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の切溝の断面形状が、前記外周
    面の表面から内部にいくにしたがって広くなるテーパ状
    とされて、前記変形突出部はその根本の幅が広くなるよ
    うに変形されることを特徴とする請求項1記載の紙状体
    送りローラ。
  3. 【請求項3】 硬質の樹脂製とされた略円筒形状のロー
    ラコア部に、柔軟な樹脂材からなるドーナツ状のローラ
    部が嵌挿されることにより、前記紙状体送りローラが構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の紙状体送
    りローラ。
JP9096396A 1997-04-01 1997-04-01 紙状体送りローラ Withdrawn JPH10279114A (ja)

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JP9096396A JPH10279114A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 紙状体送りローラ

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JP9096396A JPH10279114A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 紙状体送りローラ

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JPH10279114A true JPH10279114A (ja) 1998-10-20

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ID=14163810

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JP9096396A Withdrawn JPH10279114A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 紙状体送りローラ

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Cited By (4)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601