JPH10278724A - エアバッグ装置用ガス発生方法および装置 - Google Patents

エアバッグ装置用ガス発生方法および装置

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JPH10278724A
JPH10278724A JP9094182A JP9418297A JPH10278724A JP H10278724 A JPH10278724 A JP H10278724A JP 9094182 A JP9094182 A JP 9094182A JP 9418297 A JP9418297 A JP 9418297A JP H10278724 A JPH10278724 A JP H10278724A
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chamber
fluid mixture
opening
combustion
mixture
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JP9094182A
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English (en)
Inventor
Shigeru Takeyama
山 茂 武
Yoshikazu Kawachi
内 義 和 河
Seiji Yamamori
森 清 司 山
Takuhiro Ono
野 拓 弘 小
Satonobu Eto
藤 悟 允 江
Hiroyuki Takahashi
橋 宏 幸 高
Mitsugi Tsuyuki
木 貢 露
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、温度の低いガスをエアバッグ
に素早く送れるとともに、エアバッグの膨脹特性を制御
できるようにする。 【解決手段】 可燃性流体混合体110を収容して第1
開口41と点火器12を含む第1室100Aと、これよ
りも体積が大きくて同様な可燃性流体を収容して第1室
100Aに連通可能な第2開口42を有する第2室10
0Bと、不燃性流体混合体111を収容して第1室10
0Aと連通可能な第3開口43を有する第3室100C
と、第1開口41を介して第1室100Aに連通可能な
第4室100Dを備え、点火器12で第1室100A内
の可燃性流体に点火してそのガス圧力により第1開口4
1を開通するとともに、その圧力変化により第2開口4
2および第3開口43を開通して可燃性流体110の燃
焼ガスに不燃性流体111を混合して冷却し、第4室1
00Dの穴20からエアバッグへ導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
て、衝突時に乗員と車内部材との間に介在するエアバッ
グにガス体を注入して膨らませることにより乗員を保護
するエアバッグ装置のためのガス発生方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置用ガス発生装置
は、使用するガス体として圧縮された窒素ガスやアルゴ
ンガス等の不活性ガスが用いられていたが、可燃性ガス
混合体を用いる装置が特開平5−278554号公報に
開示されている。これは、圧力容器内に収容された可燃
性ガス混合体に対し、一方の端面側から着火して燃焼さ
せ、燃焼による温度上昇によりガス圧が増加すると、そ
の圧力により圧力容器の他方の端面が破壊されて、そこ
から燃焼ガスがエアバッグ内に流れてエアバッグを膨脹
させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガス発生装置においては、可燃性ガスの種類および
/または濃度によっては、燃焼ガスの温度が高くなり、
エアバッグを損傷して本来の機能を発揮できなくなるこ
とがある。また、近年では、乗員の乗車位置や体格等に
よっては、エアバッグの膨脹により、かえって怪我をす
るという報告もなされている。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、ガス温度が低く、構成が簡単で、エアバ
ッグの膨脹特性を制御することのできるエアバッグ装置
用ガス発生方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、可燃性流体混合体を収容する手段の他
に、不燃性流体混合体を収容する手段を設け、可燃性流
体混合体が燃焼することにより発生する燃焼流体混合体
と不燃性流体混合体とを混合してエアバグに送るように
したので、温度の低い流体混合体をエアバッグに素早く
導入することができる。また、収容容器の閉塞手段を流
体混合体により破壊するので、簡単な構成のエアバッグ
装置用ガス発生装置を実現することができる。さらに、
複数の収容手段内の燃料混合体の燃焼および/噴き出し
タイミングを制御することにより、エアバッグの膨脹特
性を制御することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1の収容手段に収容された可燃性流体混合体に点
火して燃焼流体混合体を発生させ、前記燃焼流体混合体
に第2の収容手段に収容された不燃性流体混合体を混合
して冷却することを含むエアバッグ装置用ガス発生方法
であり、温度の低い流体混合体を素早くエアバッグに導
入することができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、可燃性
流体混合体を収容して第1の封止された開口および点火
手段を有する第1の室と、前記第1の室よりも容積が大
きく、可燃性流体混合体を収容して第2の封止された開
口を有する第2の室と、不燃性流体混合体を収容して第
3の封止された開口を有する第3の室とを備え、前記第
1の室の可燃性流体混合体を前記点火手段により点火し
て燃焼させ、第1の室内の圧力上昇により前記第1の開
口を開封するとともに、第1の室との圧力差により第2
および第3の開口を開封して、燃焼流体混合体に第3の
室からの不燃性流体混合体を混合させるエアバッグ装置
用ガス発生装置であり、温度の低い流体混合体を素早く
エアバッグに導入することができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、前記可
燃性流体混合体が、可燃性流体と支燃性流体、または可
燃性流体と支燃性流体と不活性流体とからなり、前記不
燃性流体混合体が、可燃性流体を含まないか、または含
んでも燃焼範囲外である請求項2記載のエアバッグ装置
用ガス発生装置であり、構成の簡単なエアバッグ装置用
ガス発生装置を実現することができる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、前記不
燃性流体混合体の少なくとも一部と前記可燃性流体混合
体の燃焼流体混合体の少なくとも一部が、前記第1およ
び/または第2の室内で混合される請求項3記載のエア
バッグ装置用ガス発生装置であり、温度の低い流体混合
体を素早くエアバッグに導入することができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、前記不
燃性流体混合体の少なくとも一部と前記可燃性流体混合
体の燃焼流体混合体の少なくとも一部が、前記第3の室
内においても混合される請求項3または4記載のエアバ
ッグ装置用ガス発生装置であり、温度の低い流体混合体
を素早くエアバッグに導入することができる。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、前記第
1の室に隣接して前記第1の開口を介して連通可能な第
4の室を有し、前記不燃性流体混合体の少なくとも一部
と前記可燃性流体混合体の燃焼流体混合体の少なくとも
一部が前記第4の室内においても混合される請求項3か
ら5のいずれかに記載のエアバッグ装置用ガス発生装置
であり、温度の低い流体混合体を素早くエアバッグに導
入することができる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、前記第
1の室内に燃焼流体ガイド部材を有する請求項1から6
のいずれかに記載のエアバッグ装置用ガス発生装置であ
り、燃焼流体混合体と不燃性流体混合体とを効率よく混
合することができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、前記第
1の室と前記第2の室を連通して前記第2の開口よりも
断面積が小さいおよび/または長さが長い燃焼流体導入
口を有し、前記第1の室内で発生した燃焼流体混合体の
少なくとも一部が、前記燃焼流体導入口を通って前記第
2の室に導入される請求項3から7のいずれかに記載の
エアバッグ装置用ガス発生装置であり、エアバッグに導
入される流体混合体の温度を下げるとともに、可燃性流
体混合体の燃焼を制御することができる。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、前記第
1の室と第2の室とが軸方向に並ぶように配置され、前
記燃焼流体導入口が軸方向に向けて設けられた請求項8
記載のエアバッグ装置用ガス発生装置であり、第2の室
内の可燃性流体混合体の燃焼を素早く行うことができ
る。
【0015】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
第1の室と第2の室とが半径方向に並ぶように配置さ
れ、前記燃焼流体導入口が半径方向に向けて設けられた
請求項8記載のエアバッグ装置用ガス発生装置であり、
第2の室内の可燃性流体混合体の燃焼を遅らせることが
できる。
【0016】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
第1の封止された開口と前記第3の封止された開口とが
近接して配置され、前記可燃性流体混合体の燃焼により
生じた燃焼流体混合体の圧力により前記第1の開口が開
封されるとともに前記第3の開口も開封される請求項2
記載のエアバッグ装置用ガス発生装置であり、燃焼流体
混合体と不燃性流体混合体の混合を直ちに行うことがで
きる。
【0017】本発明の請求項12に記載の発明は、可燃
性流体混合体を収容して第1の閉塞手段および点火手段
を有する第1の室と、前記第1の室よりも容積が大き
く、可燃性流体混合体を収容して第2の閉塞手段を有す
る第2の室と、不燃性流体混合体を収容して第3の閉塞
手段を有する第3の室と、前記第1の閉塞手段の近傍に
設けられて、前記第3の閉塞手段を破壊可能な破壊手段
とを備え、前記第1の室内の可燃性流体混合体を前記点
火手段により点火して燃焼させ、第1の室内の圧力上昇
により前記第1の開口を開封するとともに前記破壊手段
を動作させて前記第3の閉塞手段を破壊し、前記第1の
室との圧力差により第2の開口を開封するエアバッグ装
置用ガス発生装置であり、温度の低い流体混合体を素早
くエアバッグに導入することができる。
【0018】本発明の請求項13に記載の発明は、前記
破壊手段が、少なくとも前記第3の閉塞手段が設けられ
た位置まで移動可能なカッター部材を有し、前記カッタ
ー部材が前記第1の室内の燃焼流体混合体の圧力により
移動して前記第3の閉塞部材を破壊する請求項12記載
のエアバッグ装置用ガス発生装置であり、構成が簡単な
エアバッグ装置用ガス発生装置を実現することができ
る。
【0019】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
破壊手段が、前記カッター部材を移動した位置で保持す
る手段を備えた請求項13記載のエアバッグ装置用ガス
発生装置であり、燃焼流体混合体と不燃性流体混合体と
を確実に混合することができる。
【0020】本発明の請求項15に記載の発明は、可燃
性流体混合体および/または不燃性流体混合体を収容す
る組立体であって、第1の室を形成する第1の組立体
と、第2の室を形成する第2の組立体と、第3の室を形
成する第3の組立体とを有し、前記第3の組立体が、前
記第1および第2の組立体を包含するエアバッグ装置用
ガス発生装置であり、構成が簡単なエアバッグ装置用ガ
ス発生装置を実現することができる。
【0021】本発明の請求項16に記載の発明は、それ
ぞれ閉塞手段により閉塞された開口を有する3つの室で
あって、可燃性流体混合体を収容する第1の室と、前記
第1の室よりも容積が大きい第2の室と、不燃性流体混
合体を収容する第3の室とを有し、これら3つの室のう
ち少なくとも1つの室は単独では流体混合体を保持でき
ないように閉塞手段の破壊圧力が設定されているエアバ
ッグ装置用ガス発生装置であり、温度の低い流体混合体
を素早くエアバッグに導入することができる。
【0022】本発明の請求項17に記載の発明は、可燃
性流体混合体を収容して第1の閉塞手段を有する第1の
室と、可燃性流体混合体を収容して第2の閉塞手段を有
する第2の室と、不燃性流体混合体を収容して第3の閉
塞手段を有する第3の室と、前記第1の室内の可燃性流
体混合体に点火する点火手段とを有するエアバッグ装置
用ガス発生装置において、前記第1の室内の可燃性流体
混合体に点火する段階と、前記点火後に前記第2の室内
の可燃性流体混合体に点火する段階と、前記第1の室内
の可燃性流体混合体の点火により前記第1の閉塞手段を
破壊する段階と、その後に前記第2および第3の閉塞手
段を破壊する段階とを含むエアバッグ装置用ガス発生方
法であり、温度の低い流体混合体を素早くエアバッグに
導入することができる。
【0023】本発明の請求項18に記載の発明は、第1
の燃料混合体を収容して第1の閉塞手段で閉塞された第
1の開口および点火手段を有する第1の空間と、第2の
燃料混合体を収容して第2の閉塞手段で閉塞された第2
の開口を有する第2の空間と、流体混合体を収容して第
3の閉塞手段で閉塞された第3の開口を有する第3の空
間とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置において、
前記第1の空間は前記第2の空間よりも小さく、前記点
火手段が前記第1の空間内の燃料混合体に点火すること
により、前記第1の閉塞手段と前記第2および第3の閉
塞手段が破壊され、前記第1の室内の第1の燃料混合体
の燃焼生成物の次に前記第2の室内の第2の燃料混合体
の燃焼生成物の少なくとも一部が、前記第3の室内の流
体混合体と混合されて前記第1の開口からエアバッグに
導入されるエアバッグ装置用ガス発生装置であり、簡単
な構成で温度の低い流体混合体を素早くエアバッグに導
入することができる。
【0024】本発明の請求項19に記載の発明は、前記
第1および第2の燃料混合体が、固体、液体、気体から
選ばれる燃料混合体である請求項18記載のエアバッグ
装置用ガス発生装置であり、取り扱いの容易な燃料混合
体を使用することができる。
【0025】本発明の請求項20に記載の発明は、前記
流体混合体が可燃性流体混合体である請求項18記載の
エアバッグ装置用ガス発生装置であり、エアバッグの膨
張特性を制御することができる。
【0026】本発明の請求項21に記載の発明は、前記
第2の空間に第2の点火手段を有し、前記第1の空間の
第1の点火手段の作動後、所定の時間経過後に前記第2
の点火手段を作動させる請求項19または20記載のエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、エアバッグの膨張
特性を制御することができる。
【0027】本発明の請求項22に記載の発明は、第1
の有底筒部材の開放側端部に第2の有底筒部材の閉塞側
端部を気密に固定し、前記第2の有底筒部材の開放側端
部に蓋部材を気密に固定し、前記第1および第2の有底
筒部材に第3の有底筒部材を被せて、その開放側端部を
前記蓋部材に気密に固定し、前記蓋部材の反対側にディ
フューザを形成する工程を含むエアバッグ装置用ガス発
生装置の製造方法であり、温度の低い流体混合体を素早
くエアバッグに導入できるエアバッグ装置用ガス発生装
置を容易に実現することができる。
【0028】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものである。図1において、100はエアバッグ
装置用ガス発生装置であり、円筒状の第1容器部材1、
第2容器部材2、第3容器部材3、第4容器部材4、お
よび第1ディフューザ部材13と第2ディフューザ部材
14を含み、これらがそれぞれ第1の室100A、第2
の室100B、第3の室100C、第4の室100Dを
形成している。第1の室100Aと第2の室100Bに
は可燃性流体混合体110が収容されている。可燃性流
体混合体110は、第1充填部5から充填され、充填後
はねじや溶接封止板等からなる第1封止部材6により封
止される。第3の室100Cには第2充填部7から不燃
性流体混合体111が充填され、第2封止部材8により
溶接封止される。9は第1充填部5に取り付けられたバ
ッファルームであり、第1充填部5の近傍の可燃性流体
混合体110の濃度を燃焼範囲外とする働きを持つ。第
4の室100Dは、燃焼流体をエアバッグへ導く前に拡
散させる各産室である。第1の室100Aは、第2の室
100Bに比べて容積が小さく、第4の室100Dと連
通可能な第1開口41と、第2の室100Bと連通可能
な第2開口42と、第1開口41を通じて第3の室10
0Cと連通可能な第3開口43を有する。第1開口41
の第4の室100D側は第1閉塞部材51により、第2
開口42の第1の室100A側は第2閉塞部材52によ
り、第3開口43の第1の室100A側は第3閉塞部材
53により、それぞれ閉塞されている。第3開口43
は、第2容器部材2に溶接されたブシュ10に設けられ
ている。第1の室100Aはまた、燃焼流体導入口44
を通じて第2の室100Bと連通している。燃焼流体導
入口44は、第2開口42よりも断面積が小さいおよび
/または長さが長い、少なくとも1つ以上の開口であ
る。また、第1の室100A内の第2開口42が設けら
れた第2容器部材2の端面には、燃焼流体導入口44を
囲むように、第2開口42側を大径とし、第1開口41
側を小径とした裁頭円錐状の燃焼流体ガイド部材11が
固定されている。12は第1の室100A内の可燃性流
体混合体110に点火するための点火器であり、第1閉
塞部材51と一体に形成されている。点火器12は、第
2ディフューザ部材14から突出した保持部15に保持
されており、保持部15の内部には、フェライトビーズ
またはコアのようなノイズ対策部材16が配設され、充
填物17を充填することにより、点火器電極18ととも
に固定されている。点火器電極18は、信号線19によ
り図示しない加速度センサおよび電気回路に接続されて
いる。第1ディフューザ部材13にはガス噴き出し口2
0が設けられ、第1ディフューザ部材13の内側には金
属メッシュ30が配設されている。
【0029】なお、バッファルーム9、燃焼流体ガイド
部材11、ブシュ10、保持部15、ノイズ対策部材1
6、充填物17は必須要素ではなく、ブシュ10を用い
ずに第3開口43を第2容器部材2に直接設けてもよ
く、保持部15は第2ディフューザ部材14とは別体に
設けてもよい。また、バッファルーム9は、第1充填部
5の近傍の可燃性流体混合体110の濃度を燃焼範囲外
とするような働きを持つならば、いかなる構造でもよ
い。また図中の黒く塗り潰してある部分は溶接箇所を表
している。
【0030】図2は図1のブシュ10および第3開口4
3の別の例を示している。図1では、円筒状の第2容器
部材2の壁面に、ストレートな第3開口43を1個だけ
設けたブシュ10が溶接されているが、図2(a),
(b)では、円筒状の第2容器部材2の壁面に溶接され
たブシュ10aには、直径dの第3開口43aが4つ形
成されている。第3閉塞部材53は、その周縁部53a
のみが溶接等によりブシュ10aに固定されて気密を保
っている。第3閉塞部材53の溶接されていない部分の
直径はDで表されており、その断面積S=πD2 /4は
第3開口43aを形成する4つの開口の各断面積s=π
2 /4の総和よりも大きい。したがって、第3閉塞部
材53は、第3の室100Cの圧力が第1の室100A
の圧力よりも低い場合は破壊しにくいが、第3の室10
0Cの圧力が第1の室100Aの圧力よりも高い場合は
破壊しやすい構造となっている。
【0031】一方、図2(c),(d)では、円筒状の
第2容器部材2の壁面に溶接されたブシュ10bには、
内側の直径がdで外側の直径がそれよりも大きくなった
テーパ状の第3開口43bが1個形成されている。第3
閉塞部材53は、その周縁部53aのみが溶接等により
ブシュ10bに固定されて気密を保っている。第3閉塞
部材53の溶接されていない部分の直径はDで表されて
おり、その断面積S=πD2 /4は第3開口43bの内
側の断面積s=πd2 /4よりも大きい。したがって、
第3の室100Cから第1の室100Aに不燃性流体混
合体が噴き出す時に、第3開口43bがテーパ状になっ
ているため、噴き出し速度が大きくなる特徴がある。
【0032】なお、第3開口43の形状や数はこれらに
限定されるものではなく、また、第3開口43のみなら
ず、第1開口41、第2開口42等においても上記した
ような種々の形状や構成を採用することができる。
【0033】次に本発明に使用する流体混合体について
説明する。可燃性流体混合体110としては、不活性流
体と燃料流体と酸化剤流体とを含むものが使用される。
不活性流体は、窒素もしくはアルゴン、ヘリウムまたは
それらの混合物でもよい。燃料流体は、水素もしくは低
級炭化水素(炭素数が1から3)、低級アルコール、低
級エーテル等またはそれらの混合物でもよい。酸化流体
は、酸素が好ましい。また、不活性流体と酸素流体の混
合物として空気を用いてもよい。さらに可燃性流体混合
物110として、不活性流体を含まず、燃料流体の濃度
が非常に低く、酸化流体の量が燃料流体を燃焼させるの
に必要な量よりも十分多い混合流体を使用することがで
きる。また、ここでの可燃性流体混合体110とは、気
体でもよいし、液体でもよく、さらには、火薬、推進薬
等の固体燃料混合体を用いてもよい。
【0034】可燃性流体混合体を充填する際は、燃料流
体と酸化剤流体は別々に充填されることが望ましい。ま
た、これらは不活性流体との混合体として充填されても
よいし、これらとは別に不活性流体を充填してもよい。
順番はこの順に限定するものではないが、望ましくは、
まず燃料流体、次に酸化剤流体と不活性流体の混合体の
順に充填する。また、第1の室100Aと第2の室10
0Bとでは、異なる種類および/または形状および/ま
たは組成の燃料混合体を用いてもよい。
【0035】不燃性流体混合体111としては、先に挙
げた不活性流体と酸化剤流体の混合体が望ましいが、不
活性流体のみを用いてもよく、燃焼範囲外となる組成で
あれば、これらに燃料流体を加えてもよい。
【0036】次に、本実施の形態における動作について
説明する。以下の各図において、同じ符号を付した部分
は同じ構成要素とする。図1において、車両等の急激な
減速を加速度センサが感知して点火器12に信号を送る
と、点火器12は、第1の室100A内の可燃性流体混
合体110Aに点火する、可燃性流体混合体110Aの
燃焼に伴う発熱により、第1の室100A内の圧力が急
激に上昇する。第1の室100A内の圧力が所定値を越
えると、第1閉塞部材51が破壊し、第1開口41が開
封し、第1の室100A内の燃焼流体混合体が、第1開
口41から噴き出して第4の室100Dからガス噴き出
し口20を通って図示しないエアバッグへ導かれる。
【0037】一方、第1の室100A内の可燃性流体混
合体110Aが燃焼し、圧力が上昇すると、燃焼流体混
合体の少なくとも一部が燃焼流体導入口44を通って第
2の室100Bへ導かれ、第2の室100B内の可燃性
流体混合体110Bが燃焼を開始し、第2の室100B
内の圧力が上昇する。この第2の室100B内の圧力上
昇と、第1閉塞部材51の破壊に伴う第1の室100A
内の圧力低下とにより第2閉塞部材52が破壊され、第
2の室100B内の燃焼流体混合体が、第1の室100
Aから第4の室100Dを通ってガス噴き出し口20か
らエアバッグへ導かれる。
【0038】これと同時に、第1の室100Aと第3の
室100Cとの間に設けられた第3閉塞部材53も両室
の圧力差により破壊し、不燃性流体混合体111が第1
の室100Aおよび/または第4の室100D内に導入
される。第1の室100Aおよび/または第4の室10
0Dにおいて、燃焼流体混合体と不燃性流体混合体11
1が混合され、これにより、燃焼流体混合体は適度に冷
却され、エアバッグへ導かれる。この時、第1の室10
0A内には裁頭円錐状の燃焼流体ガイド部材11が配置
されているので、第1開口41側で燃焼流体混合体の流
速が速まり、不燃性流体混合体111を吸引するように
噴き出されるので、燃焼流体混合体と不燃性流体混合体
とを効率的に混合させることができる。
【0039】このように、本実施の形態1によれば、可
燃性流体混合体110を収容して、第1閉塞部材51に
より閉塞された第1開口41および点火器12の点火部
を有する第1の室100Aと、この第1の室100Aよ
りも容積が大きく、第2閉塞部材52により閉塞された
第2開口42を有する第2の室100Bと、不燃性流体
混合体111を収容して第3閉塞部材53により閉塞さ
れた第3開口43を有する第3の室100Cと、第1開
口41を介して第1の室100Aに連通するとともに、
エアバッグに連通するガス噴き出し口20を有する第4
の室100Dを備え、第1および第2の室内の可燃性流
体混合体を燃焼させるとともに、その燃焼流体混合体に
第3の室内からの不燃性流体混合体を混合させてエアバ
ッグに導くことにより、簡単な構成で温度の低い流体を
素早くエアバッグに導入することができる。
【0040】なお、上記実施の形態1では、燃焼流体混
合体と不燃性流体混合体のそれぞれ少なくとも一部は、
第1の室100Aおよび/または第4の室100Dにお
いて混合されるが、これらの噴き出しタイミングは同時
でもよいし、どちらが先でもよく、任意に設定すること
ができる。燃焼流体混合体を先に噴き出す場合は、エア
バッグの初期膨脹を速くすることができ、不燃性流体混
合体を先に噴き出す場合は、その逆にすることができ
る。詳しくは、実施の形態4、6の説明中に後述する。
【0041】また、燃焼流体導入口44の断面積、長
さ、方向、数により、また燃焼流体導入口44の付近に
流路を偏向するような手段、または燃焼流体混合体を冷
却する手段を設けることにより、第1の室100Aから
第2の室100Bへの燃焼流体混合体の導入状態を制御
することができる。これにより、第2の室100B内の
可燃性流体混合体110Bの燃焼タイミングを制御する
ことができる。
【0042】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものである。本実施の形態が図1に示した実施の
形態1と異なるのは、第3開口43Aを有するブシュ1
0Aが第2の室100Bと第3の室100Cとを連通す
るように第1容器部材1に溶接されていることであり、
第3開口43Aの第3の室100C側には第3閉塞部材
53Aが溶接されている。他の構成については実施の形
態1と同じなので、同じ構成要素には同じ符号を付して
重複した説明を省略する。なお、以下の実施の形態では
燃焼ガスガイド部材11は設けていないが、設けなくて
もよいことは勿論である。
【0043】次に、本実施の形態における動作について
説明する。第1の室100Aの動作と、第2の室100
Bへの燃焼流体導入口44を通じた燃焼流体混合体の導
入、第2閉塞部材52の破壊および第2の室100Bか
ら第1の室100Aへの燃焼流体混合体の噴き出しにつ
いては実施の形態1と同じである。
【0044】第2の室100Bにおける可燃性流体混合
体110Bの燃焼が始まると、第2の室100B内の圧
力が上昇する。第2の室100B内と第3の室100C
内の圧力差が所定の値に達すると、第3閉塞部材53A
が破壊し、第2の室100B内の燃焼流体混合体の少な
くとも一部が第3の室100C内へ導入される。燃焼流
体混合体の少なくとも一部は、第3の室100C内で不
燃性流体混合体111と混合し冷却される。冷却された
燃焼流体混合体と不燃性流体混合体111の混合体は、
第2の室100Bから第1の室100Aを通って第4の
室100Dのガス噴き出し口20からエアバッグへ導か
れる。
【0045】このように、本実施の形態2によれば、可
燃性流体混合体110を収容して、第1閉塞部材51に
より閉塞された第1開口41および点火器12の点火部
を有する第1の室100Aと、この第1の室100Aよ
りも容積が大きく、第2閉塞部材52により閉塞された
第2開口42を有する第2の室100Bと、不燃性流体
混合体111を収容して第3閉塞部材53により閉塞さ
れた第3開口43を有する第3の室100Cと、第1開
口41を介して第1の室100Aと連通するとともに、
エアバッグに連通するガス噴き出し口20を有する第4
の室100Dとを備え、第1および第2の室内の可燃性
流体混合体を燃焼させるとともに、その燃焼流体混合体
に第3の室からの不燃性流体混合体を混合させてエアバ
ッグに導くことにより、簡単な構成で温度の低い流体を
素早くエアバッグに導入することができる。また、各開
口や燃焼流体導入口の位置や大きさ等を変えることによ
り第1および第2の室の燃焼タイミングおよび/または
燃焼流体混合体の噴き出しタイミングを制御することが
でき、エアバッグの膨脹特性を制御することができる。
【0046】なお、本実施の形態において、第3開口4
3Aは、第1容器部材1の中央部に設けられているが、
第1充填部5側に設けてもよく、第2容器部材2側に設
けてもよく、第1容器部材1の任意の位置に設けること
ができる。
【0047】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものである。本実施の形態が図1に示した実施の
形態1と異なるのは、第1容器部材1に第4開口45を
有するブシュ46を溶接し、第4開口45の第3の室1
00C側に第4閉塞部材54を溶接したことである。他
の構成については実施の形態1と同じなので、同じ構成
要素には同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0048】次に、本実施の形態における動作について
説明する。第1の室100A内の可燃性流体混合体11
0Aが点火器12により着火して内部の圧力が上昇し、
第1閉塞部材51を破壊するとともに、燃焼流体混合体
が燃焼流体導入口44から第2の室100Bに流入する
までは実施の形態1と同じである。この燃焼流体混合体
の流入によって第2の室100Bにおける可燃性流体混
合体110Bの燃焼が始まると、第2の室100B内の
圧力が上昇する。第2の室100B内の圧力と第1の室
100Aおよび第3の室100Cとの圧力差が所定の値
に達すると、第2閉塞部材52および第4閉塞部材54
が破壊し、第2の室100B内の燃焼流体混合体が第1
の室100Aへ噴き出すとともに、その少なくとも一部
が第3の室100C内へ導入される。これと同時に第3
閉塞部材53が破壊されて、第3の室100C内の不燃
性流体混合体111が第1の室100A内に流入する。
第2の室100Bから第3の室100Cに流入した燃焼
流体混合体は、第3の室100C内の不燃性流体混合体
111と混合して冷却されるとともに、第3の室100
Cから第1の室100Aに流入した不燃性流体混合体に
よって第1の室100A内の燃焼流体混合体が冷却され
る。冷却された燃焼流体混合体と不燃性流体混合体11
1の混合体は、第1の室100Aから第4の室100D
を通ってガス噴き出し口20からエアバッグへ導かれ
る。
【0049】このように、本実施の形態3によれば、上
記した実施の形態1と実施の形態2の動作を合わせ持つ
ので、簡単な構成で温度の低い流体を素早くエアバッグ
に導入することができるとともに、第1および第2の室
の燃焼タイミングおよび/または燃焼流体混合体の噴き
出しタイミングを制御することができ、エアバッグの膨
脹特性を制御することができる。
【0050】(実施の形態4)図5は本発明の第4の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものである。本実施の形態が図1に示した実施の
形態1と異なるのは、第1の室100Aが、互いに溶接
された第2容器部材2A、2Bおよび2Cからなり、第
2容器部材2Aに第2の室100Bと連通可能な第2開
口42とそれを塞ぐ第2閉塞部材52が設けられ、第2
容器部材2Bに第3の室100Cと連通可能な第1開口
41Aとそれを塞ぐ第1閉塞部材51Aが設けられ、第
2容器部材2Cに点火器12の点火部が位置するように
配置され、第3の室100Cと第4の室100Dとを連
通可能な第3開口43Bとそれを塞ぐ第3閉塞部材53
Bが第4容器部材4に設けられていることである。第2
容器部材2Bおよび2Cは一体に形成してもよい。ま
た、第1開口41A、第2開口42、第3開口43は同
一直線上に配置してもよいし、少なくとも1つをずらし
て配置してもよいが、第1開口41Aと第3開口43B
は同一直線上にあることがよく、さらにそれらが近接し
て配置されていることが望ましい。他の構成については
実施の形態1と同じなので、同じ構成要素には同じ符号
を付して重複した説明を省略する。
【0051】次に本実施の形態の動作について説明す
る。車両等の急激な減速を加速度センサが感知して、点
火器12に信号を送ると、点火器12は、第1の室10
0A内の可燃性流体混合体110Aに点火する。可燃性
流体混合体110Aの燃焼に伴う発熱により、第1の室
100A内の圧力が急激に上昇する。第1の室100A
内の圧力が所定値を越えると、第1閉塞部材51Aが破
壊し、燃焼流体混合体が第1開口41Aから第3の室1
00Cへと噴き出す。この時、燃焼流体の噴出の勢いと
急激な圧力上昇および/または破壊された第1閉塞部材
51Aにより、第3閉塞部材53Bが速やかに破壊さ
れ、燃焼流体混合体は、第3の室100Cを通る時に不
燃性流体混合体111と混合し冷却されて、第4の室1
00Dからガス噴き出し口20を通り、図示しないエア
バッグへ導かれる。
【0052】一方、第1の室100A内の可燃性流体混
合体110Aが燃焼し、圧力が上昇すると、燃焼流体混
合体の少なくとも一部が燃焼流体導入口44を通り、第
2の室100Bに導入され、第2の室100B内の可燃
性流体混合体110Bが燃焼を開始する。第1閉塞部材
51Aおよび/または第3閉塞部材53Bの破壊に伴う
第1の室100A内の圧力低下と、第2の室100B内
での燃焼開始による圧力上昇とにより、第1の室100
Aと第2の室100Bとの圧力差が大きくなり、その値
が所定の値を越えると、第2閉塞部材52が破壊し、第
2の室100B内の燃焼流体混合体が第1の室100A
から第3の室100Cを通って、第4の室100Dのガ
ス噴き出し口20からエアバッグへ導かれる。
【0053】以上のように、本実施の形態4によれば、
可燃性流体混合体110を収容して第1閉塞部材51A
により閉塞された第1開口41Aおよび点火器12の点
火部を有する第1の室100Aと、この第1の室100
Aよりも容積が大きく、第2閉塞部材52により閉塞さ
れた第2開口42を有する第2の室100Bと、不燃性
流体混合体111を収容して第1閉塞部材51Aにより
閉塞された第1開口41Aを有する第3の室100C
と、第3開口43Bを介して第3の室100Cと連通す
るとともに、エアバッグに連通するガス噴き出し口20
を有する第4の室100Dとを備え、第1および第2の
室内の可燃性流体混合体を燃焼させるとともに、その燃
焼流体混合体に第3の室からの不燃性流体混合体を混合
させてエアバッグに導くことにより、簡単な構成で温度
の低い流体を素早くエアバッグに導入することができ
る。また、各開口や燃焼流体導入口の位置や大きさ等を
変えることにより、第1および第2の室の燃焼タイミン
グおよび/または燃焼流体混合体の噴き出しタイミング
を制御することができ、エアバッグの膨脹特性を制御す
ることができる。また、第1開口41Aを小さく、第3
開口43Bを大きくすることにより、そのほとんどが不
燃性流体混合体からなる流体混合体を先にエアバッグに
導入することができる。
【0054】(実施の形態5)図6は本発明の第5の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものであり、図7は図6のVII−VII線に沿
う断面図である。図1に示した実施の形態1と同じ構成
要素には同じ符号を付してある。図6および図7におい
て、200はエアバッグ装置用ガス発生装置である。2
00Aは第1の室であり、円筒状の第1容器部材21と
その両側の第1および第2蓋部材23、24により形成
されている。第1容器部材21は、その壁面の穴に溶接
されたブシュ26および27を有し、ブシュ26には第
1開口61とこれを外側から塞ぐ第1閉塞部材71が設
けられ、ブシュ27には点火器12が固定されている。
200Bは第2の室であり、第2容器部材22およびこ
れを塞ぐ第1蓋部材23により形成され、第2容器部材
22の端面には、第1充填部5およびこれを塞ぐ第1封
止部材6が設けられ、第1充填部5にはバッファルーム
9が取り付けられている。また、第1蓋部材23には、
第2開口62とこれを第1の室100A側から塞ぐ第2
閉塞部材72が設けられ、さらに複数の燃焼流体導入口
64が設けられている。200Cは第3の室であり、第
3容器部材25およびこれを塞ぐ第2蓋部材24により
形成され、第3容器部材25の端面には、第2充填部7
およびこれを塞ぐ第2封止部材8が設けられている。ま
た、第2蓋部材24には、第3開口63とこれを第1の
室100A側から塞ぐ第3閉塞部材73が設けられてい
る。200Dは第4の室であり、各蓋部材23および2
4に溶接された円筒状のディフューザ部材28により形
成されている。ディフューザ部材28には、複数のガス
噴き出し口29が形成されるとともに、点火器12を保
持する保持部材15Aが溶接されている。なお、第1開
口61は複数設けることができる。第2の室210B内
には、第1充填部5から可燃性流体混合体210が充填
され、この可燃性流体混合体210は、燃焼流体導入口
64を通って第1の室210A内にも充填され、充填後
は第1封止部材6により封止される。また第3の室20
0C内には、第2充填部7から不燃性流体混合体211
が充填され、充填後は第2封止部材8により封止され
る。
【0055】次に、本実施の形態における動作について
説明する。車両等の急激な減速を加速度センサが感知し
て点火器12に信号を送ると、点火器12は、第1の室
200A内の可燃性流体混合体210Aに点火する、可
燃性流体混合体210Aの燃焼に伴う発熱により、第1
の室200A内の圧力が急激に上昇する。第1の室20
0A内の圧力が所定値を越えると、第1閉塞部材71が
破壊して第1開口61が開封し、第1の室200A内の
燃焼流体混合体が、第1開口61から噴き出して第4の
室200Dからガス噴き出し口29を通って図示しない
エアバッグへ導かれる。
【0056】一方、第1の室200A内の可燃性流体混
合体210Aが燃焼し、圧力が上昇すると、燃焼流体混
合体の少なくとも一部が燃焼流体導入口64を通って第
2の室200Bへ導かれ、第2の室200B内の可燃性
流体混合体210Bが燃焼を開始し、第2の室200B
内の圧力が上昇する。この第2の室200B内の圧力上
昇と、第1閉塞部材71の破壊に伴う第1の室200A
内の圧力低下とにより第2閉塞部材72が破壊され、第
2の室200B内の燃焼流体混合体が、第1の室200
Aから第4の室200Dを通ってガス噴き出し口29か
らエアバッグへ導かれる。これと同時に、第1の室20
0Aと第3の室200Cとの間に設けられた第3閉塞部
材73も両室の圧力差により破壊し、不燃性流体混合体
211が第1の室200A内に導入される。第2の室1
00Aにおいて、燃焼流体混合体と不燃性流体混合体2
11が混合され、これにより、燃焼流体混合体は適度に
冷却され、エアバッグへ導かれる。
【0057】このように、本実施の形態5によれば、可
燃性流体混合体210を収容して、第1閉塞部材71に
より閉塞された第1開口61および点火器12の点火部
を有する第1の室200Aと、この第1の室200Aよ
りも容積が大きく、第2閉塞部材72により閉塞された
第2開口62を有する第2の室200Bと、不燃性流体
混合体211を収容して第3閉塞部材73により閉塞さ
れた第3開口63を有する第3の室200Cと、第1開
口61を介して第1の室200Aに連通するとともに、
エアバッグに連通するガス噴き出し口29を有する第4
の室200Dを備え、第1および第2の室内の可燃性流
体混合体を燃焼させるとともに、その燃焼流体混合体に
第3の室内からの不燃性流体混合体を混合させてエアバ
ッグに導くことにより、簡単な構成で温度の低い流体を
素早くエアバッグに導入することができる。また、各開
口および燃焼流体導入口の位置や大きさ等を変えること
により、第1および第2の室の燃焼タイミングおよび/
または燃焼流体混合体の噴き出しタイミングを制御する
ことができ、エアバッグの膨脹特性を制御することがで
きる。
【0058】(実施の形態6)図8は本発明の第6の実
施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構成
を示すものであり、図1に示した実施の形態1と同じ構
成要素には同じ符号を付してある。図8において、30
0はエアバッグ装置用ガス発生装置である。300Aは
第1の室であり、円筒状の第1容器部材31と第2容器
部材32と蓋部材33とにより形成されている。第1容
器部材31には、その壁面の穴に溶接されたブシュ34
を有し、ブシュ34には第2開口82とこれを第1の室
300A側から塞ぐ第2閉塞部材92が設けられてい
る。第1容器部材31の壁面にはまた、複数の燃焼流体
導入口84が設けられている。300Bは第2の室であ
り、第1および第2容器部材31、32とこれを塞ぐ蓋
部材33により形成され、第2容器部材32の端面に
は、第1充填部5およびこれを塞ぐ第1封止部材6が設
けられ、第1充填部5にはバッファルーム9が取り付け
られている。また、蓋部材33には、第1開口81とこ
れを外側から塞ぐ第1閉塞部材91が設けられている。
300Cは第3の室であり、第3容器部材35およびこ
れを塞ぐ蓋部材36により形成され、第3容器部材35
の端面には、第3開口83とこれを外側から塞ぐ第3閉
塞部材93が設けられている。また、蓋部材36には、
第2充填部7およびこれを塞ぐ第2封止部材8が設けら
れている。300Dは第4の室であり、蓋部材33およ
び第3容器部材35の端面に溶接された円筒状のディフ
ューザ部材37により形成されている。ディフューザ部
材37には、複数のガス噴き出し口38が形成されてい
る。第4の室300Dには、ガイド部材85が突出する
ように蓋部材33にねじ込まれており、ガイド部材85
の底部に第1閉塞部材91が固定されている。ガイド部
材85の壁面には複数の噴出口86が形成され、その内
部にはカッター部材40がスプリング式スライドリング
87によりスライド穴88に仮止めされた状態で配置さ
れている。カッター部材40の先端40aは円錐形に尖
っており、第3閉塞部材93に対向している。第2の室
300B内には、第1充填部5から可燃性流体混合体3
10が充填され、この可燃性流体混合体310は燃焼流
体導入口84を通って第1の室300A内にも充填さ
れ、充填後は第1封止部材6により封止される。また第
3の室300C内には、第2充填部7から不燃性流体混
合体311が充填され、充填後は第2封止部材8により
封止される。
【0059】次に本実施の形態の動作について説明す
る。車両等の急激な減速を加速度センサが感知して、点
火器12に信号を送ると、点火器12は、第1の室30
0A内の可燃性流体混合体310Aに点火する。可燃性
流体混合体310Aの燃焼に伴う発熱により、第1の室
300A内の圧力が急激に上昇する。第1の室300A
内の圧力が所定値を越えると、第1閉塞部材91が破壊
し、燃焼流体混合体が第1開口81から噴き出す。噴き
出した高圧の燃焼流体混合体は、ガイド部材85内のカ
ッター部材40を第3閉塞部材93に向けて発射させ、
カッター部材40により第3閉塞部材93が破壊され
る。第3閉塞部材93が破壊されると、第3の室300
Cから不燃性流体混合体311が第4の室300D内に
噴き出され、ガイド部材85の複数の噴き出し口86か
ら第4の室300Dに噴き出した燃焼流体混合体と混合
され、ガス噴き出し口38から図示しないエアバッグへ
導かれる。このとき、カッター部材40が第3閉塞部材
93を破壊するタイミングを、噴き出し口86を介して
第1の室300Aと第4の室300Dが連通されるタイ
ミングよりもはやく設定すると、不燃性流体混合体を先
にエアバッグに導入することができる。逆にすると、燃
焼流体混合体を先にエアバッグに導入することができ
る。
【0060】一方、第1の室300A内の可燃性流体混
合体310Aが燃焼し、圧力が上昇すると、燃焼流体混
合体の少なくとも一部が燃焼流体導入口84を通り、第
2の室300Bに導入され、第2の室300B内の可燃
性流体混合体310Bが燃焼を開始する。第1閉塞部材
91の破壊に伴う第1の室300A内の圧力低下と、第
2の室300B内での燃焼開始による圧力上昇とによ
り、第1の室300Aと第2の室300Bとの圧力差が
大きくなり、その値が所定の値を越えると、第2閉塞部
材92が破壊し、第2の室300B内の燃焼流体混合体
が第1の室300Aから第4の室300Dに噴き出す。
この燃焼流体混合体は、第3の室300Cからの不燃性
流体混合体311により混合冷却され、ガス噴き出し口
38から図示しないエアバッグへ導かれる。
【0061】第3第1閉塞部材93を破壊した後のカッ
ター部材40は、ガイド部材85に保持された状態を保
つ。以下この機構について説明する。図9(a)に示す
ように、カッター部材40の基端部には環状溝89が設
けられ、この溝89にスプリング式スライドリング87
が取り付けられる。また図9(b)に示すように、スラ
イド穴88の上部大径部88aにはストッパーリング9
0が取り付けられている。スプリング式スライドリング
87は、非作動時にはスライド穴88の周面により押さ
れ、その反作用で突っ張ることによりカッター部材40
を仮止めしているが、図9(c)に示す作動時には、第
3の室300C側の端部の大径部88aに達して拡張さ
れる。したがって、第1の室300Aから噴き出す燃焼
流体混合体の圧力に対しては、大径部88aに設けたス
トッパーリング90により抜け止めされるとともに、第
3の室300Cから噴き出す不燃性流体混合体の圧力に
対しては、大径部88aとスライド穴88との段部によ
り抜け止めされるので、ガイド部材85にその状態が保
持される。
【0062】衝突速度や乗員の乗車位置、体格等により
エアバッグの膨脹速度を変化させたいときは、第2の室
300Bに図示しない第2の点火器を設けることにより
達成することができる。第2の点火器により、第2の室
300B内の可燃性流体混合体310Bの燃焼を速める
ことができるからである。また、第2の室300Bに図
示しない開口およびそれを塞ぐ閉塞部材を設け、第2の
室300Bからの燃焼流体混合体の噴き出し特性をさら
に速めることができる。この場合、第2開口82、燃焼
流体導入口84は必須要素ではなくなる。また、このよ
うに第2の室300B内の燃焼を速く行う場合は、可燃
性流体混合体310A、310Bの燃料流体濃度を低く
することができる。さらに、可燃性流体混合体310
A、310Bは、それぞれ異なる組成の流体混合体とす
ることもできるし、これらを固定燃料混合体とし、異な
る形状、組成のものを使用することもできる。必要であ
れば、不燃性流体混合体311の代わりに可燃性流体混
合体を使用することもでき、この場合はさらにエアバッ
グの膨脹速度を変化させることができる。
【0063】以上のように、本実施の形態6によれば、
可燃性流体混合体310を収容して第1閉塞部材91に
より閉塞された第1開口81および点火器12の点火部
を有する第1の室300Aと、この第1の室300Aよ
りも容積が大きく、第2閉塞部材92により閉塞された
第2開口82を有する第2の室300Bと、不燃性流体
混合体311を収容して第3閉塞部材93により閉塞さ
れた第3開口83を有する第3の室300Cと、第3閉
塞部材93を破壊するカッター部材40およびそのガイ
ド部材85を有し、第1開口81を介して第1の室30
0Aと連通するとともに、エアバッグに連通するガス噴
き出し口38を有する第4の室300Dとを備え、第1
および第2の室内の可燃性流体混合体を燃焼させるとと
もに、その燃焼流体混合体の圧力によりカッター部材4
0を飛ばして第3閉塞部材93を破壊することにより、
第3の室300C内の不燃性流体混合体を流出させて、
第1の室300Aからの燃焼流体混合体と混合冷却して
エアバッグに導くことにより、簡単な構成で温度の低い
流体を素早くエアバッグに導入することができる。ま
た、各開口および燃焼流体導入口の位置や大きさ等を変
えることにより、第1および第2の室の燃焼タイミング
および/または燃焼流体混合体の噴き出しタイミングを
制御することができ、エアバッグの膨脹特性を制御する
ことができる。
【0064】(実施の形態7)図10は本発明の第7の
実施の形態におけるエアバッグ装置用ガス発生装置の構
成を示すものであり、図1に示した実施の形態1と同じ
構成要素には同じ符号を付してある。図10において、
400はエアバッグ装置用ガス発生装置である。400
Aは第1の室であり、円筒状の容器部材121と第1隔
壁部材122と蓋部材124により形成されている。蓋
部材124には、第1開口131およびこれを外側から
塞ぐ第1閉塞部材141が設けられている。400Bは
第2の室であり、容器部材121およびこれを塞ぐ第2
隔壁部材123により形成され、容器部材121の端面
には、第1充填部5およびこれを塞ぐ第1封止部材6が
設けられ、第1充填部5にはバッファルーム9が取り付
けられている。容器部材121の端面にはまた、第2隔
壁部材123を貫通して延びる充填パイプ125が接続
されている。第2隔壁部材123には、第2開口132
とこれを外側から塞ぐ第2閉塞部材142が設けられて
いる。第1隔壁部材122には、第3開口133とこれ
を第1の室400A側から塞ぐ第3閉塞部材143が設
けられている。第1開口131、第2開口132、第3
開口133は同一直線上に配置されていてもよいし、少
なくとも1つがずれた位置に配置されていてもよい。4
00Cは第3の室であり、容器部材121とその両側の
第1および第2隔壁部材122、123により形成さ
れ、この第3の室400Cを通過して第2の室400B
と第1の室400Aとを連通するように、通気パイプ1
26が第1および第2隔壁部材122、123に溶接さ
れている。通気パイプ126の第1の室400A側の端
面は区画部材127により塞がれ、区画部材127には
燃焼流体導入口134が設けられている。400Dは第
4の室であり、蓋部材124と第1ディフューザ部材1
28および第2ディフューザ部材129により形成され
ている。第1ディフューザ部材128には、複数のガス
噴き出し口20が形成され、第2ディフューザ部材12
9には、点火器12の保持部材15Bが溶接されてい
る。第2の室400B内には、第1充填部5から可燃性
流体混合体410が充填され、この可燃性流体混合体4
10は通気パイプ126から燃焼流体導入口134を通
って第1の室400A内にも充填され、充填後は第1封
止部材6により封止される。また第3の室400C内に
は、充填パイプ125を通じて不燃性流体混合体411
が充填され、充填後は第2封止部材8により封止され
る。
【0065】次に本実施の形態の動作について説明す
る。車両等の急激な減速を加速度センサが感知して、点
火器12に信号を送ると、点火器12は、第1の室40
0A内の可燃性流体混合体410Aに点火する。可燃性
流体混合体410Aの燃焼に伴う発熱により、第1の室
400A内の圧力が急激に上昇する。第1の室400A
内の圧力が所定値を越えると、第1閉塞部材141が破
壊し、燃焼流体混合体が第1開口131から第4の室4
00Dを通ってガス噴き出し口20からエアバッグへ導
かれる。この第1閉塞部材141の破壊に伴う第1の室
400A内の圧力が低下すると、第3閉塞部材143に
かかる圧力差が大きくなり、その値が所定値を越える
と、第3閉塞部材143が破壊し、第3開口133から
不燃性流体混合体411が噴き出し、第1の室400A
から第4の室400Dを通ってガス噴き出し口20から
エアバッグへ導かれる。
【0066】一方、第1の室400A内の可燃性流体混
合体410Aが燃焼し、圧力が上昇すると、燃焼流体混
合体の少なくとも一部が、燃焼流体導入口134から通
気パイプ126を通り、第2の室400Bに導入され、
第2の室400B内の可燃性流体混合体410Bの燃焼
を開始させる。第3閉塞部材143の破壊に伴う第3の
室400C内の圧力低下および/または第2の室400
Bの燃焼による圧力上昇により、第2閉塞部材142が
破壊され、第2の室400B内の燃焼流体混合体が第3
の室400Cに噴き出す。これにより、燃焼流体混合体
が第3の室400C内の不燃性流体混合体411により
混合冷却されるとともに、不燃性流体混合体411を押
し出すようにして、第1の室400Aから第4の室40
0Dを通ってガス噴き出し口20からエアバッグへ導か
れる。
【0067】以上のように、本実施の形態7によれば、
可燃性流体混合体410を収容して第1閉塞部材141
により閉塞された第1開口131および点火器12の点
火部を有する第1の室400Aと、この第1の室400
Aよりも容積が大きく、第2閉塞部材142により閉塞
された第2開口132を有する第2の室400Bと、不
燃性流体混合体411を収容して第3閉塞部材143に
より閉塞された第3開口133を有する第3の室400
Cと、第1閉塞部材141により閉塞された第1開口1
31を有するとともに、エアバッグに連通するガス噴き
出し口20を有する第4の室400Dとを備え、第1お
よび第2の室内の可燃性流体混合体を燃焼させるととも
に、その燃焼流体混合体に第3の室内の不燃性流体混合
体を混合させてエアバッグに導くことにより、簡単な構
成で温度の低い流体を素早くエアバッグに導入すること
ができる。また、各開口や燃焼流体導入口の位置や大き
さ等を変えることにより、第1および第2の室の燃焼タ
イミングおよび/または燃焼流体混合体の噴き出しタイ
ミングを制御することができ、エアバッグの膨脹特性を
制御することができる。
【0068】(実施の形態8)次に、図1に示したエア
バッグ装置用ガス発生装置100の製造方法について図
11を参照して説明する。まず(a)において、有底円
筒状の第1容器部材1に第1充填部5を溶接して気密構
造とし、次いでバッファルーム9を第1充填部5にねじ
止め等の簡便な方法により取り付けて第1組立体501
を形成する。バッファルーム9の取り付けは、第1充填
部5を第1容器部材1に溶接する前に行ってもよい。ま
たバッファルーム9の取り付けは、気密構造とする必要
はないが、溶接により取り付けてもよい。次に(b)に
おいて、有底円筒状の第2容器部材2の第2開口42に
第2閉塞部材52を溶接するとともに、第3閉塞部材5
3を溶接したブシュ10を溶接して第2組立体502を
形成する。次に(c)において、第1組立体501の開
放側端部に第2組立体502の閉塞側端部を溶接すると
ともに、第2組立体502の開放側端部に円板状の第4
容器部材4を溶接して気密構造とし、第3組立体503
を形成する。次に(d)において、第1充填部5を通す
穴および第2充填部7を有する有底円筒状の第3容器部
材3を、第1充填部5側から第3組立体503に被せ、
第1充填部5を溶接するとともに、開放側端部を第4容
器部材4に溶接して気密構造とし、第4組立体504を
形成する。次いで、点火器12と一体に形成された第1
閉塞部材51を、第4容器部材4の第1開口41を塞ぐ
ように気密に溶接するとともに、第4容器部材4に円筒
状の第1ディフューザ部材13を気密に溶接する。次に
第1ディフューザ部材13の内周面に沿って金属メッシ
ュ30を配設した後、第1ディフューザ部材13に、中
央部に突出した保持部15を有する円板状の第2ディフ
ューザ部材14を保持部15が点火器12を対向するよ
うに気密に溶接する。この溶接の時に、第2ディフュー
ザ部材14を介した熱伝導によって点火器12に温度上
昇が生じないように、保持部15と点火器12との間に
隙間を設けておく。次いで、保持部15の内部に、図1
に示すようにフェライトビーズ16を挿入した後、公知
の接着剤等の充填物17を充填して、保持部15の内部
および保持部15と点火器12との隙間を充填物17に
より埋める。そして、第1充填部5から可燃性流体混合
体110を充填して第1封止部材6により封止するとと
もに、第2充填部7から不燃性流体混合体111を充填
して第2封止部材8により封止して、エアバッグ装置用
ガス発生装置を完成する。なお、燃焼ガスガイド部材1
1を設ける場合は、図11(b)の第2組立体502の
形成時に、第2閉塞部材52の溶接後に第2容器部材2
に溶接する。
【0069】上記したエアバッグ装置用ガス発生装置の
製造方法は、他の実施の形態2から4および6、7に記
載したエアバッグ装置用ガス発生装置に対してほぼ同様
に実施できるが、図6に示した実施の形態5に記載のガ
ス発生装置に対しては、第2容器部材22と第1充填部
5により第1組立体を形成し、第1および第2蓋部材2
3、24と第1容器部材21と第1および第2ブシュ2
6、27とにより第2組立体を形成する。この第1組立
体と第2組立体とにより第3組立体を形成し、この第3
組立体と第3容器部材25とで第4組立体を形成し、最
後に点火器12を保持した保持部材15Aを溶接した2
分割されたディフューザ部材29を溶接して完了する。
【0070】また、上記製造方法において、各閉塞部材
は、平らな面に溶接することが好ましく、上記各実施の
形態においては、閉塞部材を円筒部材に溶接する際には
ブシュを用いて平面を得ているが、円筒部材の曲面に直
接溶接してもよい。また閉塞部材の溶接は、可能な場合
は組立体を形成した後でもよい。
【0071】以上のように、本実施の形態8によれば、
有底円筒状の第1容器部材1に第1充填部5を溶接して
第1組立体を形成する工程と、有底円筒状の第2容器部
材2の第2開口42に第2閉塞部材52を溶接するとと
もに、第3閉塞部材53を溶接して第2組立体502を
形成する工程と、第1組立体501の開放側端部に第2
組立体502の閉塞側端部を溶接するとともに、第2組
立体502の開放側端部に円板状の第4容器部材4を溶
接して第3組立体503を形成する工程と、有底円筒状
の第3容器部材3を、第1充填部5側から第3組立体5
03に被せ、この第3容器部材に第1充填部5を溶接す
るとともに、その開放側端部を第4容器部材4に溶接し
て第4組立体504を形成する工程と、点火器12を保
持するディフューザ部材13、14を第4容器部材4に
溶接して組立体を完成する工程とを備えているので、複
合構造の容器を容易に組み立てることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、可燃性流体混合体を収容する手段の他に、不燃
性流体混合体を収容する手段を設け、可燃性流体混合体
が燃焼することにより発生する燃焼流体混合体と不燃性
流体混合体とを混合してエアバグに送るようにしたの
で、温度の低い流体混合体をエアバッグに素早く導入す
ることができる。また、収容容器の閉塞手段を流体混合
体により破壊するので、簡単な構成のエアバッグ装置用
ガス発生装置を実現することができる。さらに、複数の
収容手段内の燃料混合体の燃焼および/噴き出しタイミ
ングを制御することにより、エアバッグの膨脹特性を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図2】(a)実施の形態1における第3開口および第
3閉塞部材の他の例を示す平面図 (b)実施の形態1における第3開口および第3閉塞部
材の他の例を示す断面図 (c)実施の形態1における第3開口および第3閉塞部
材の他の例を示す平面図 (d)実施の形態1における第3開口および第3閉塞部
材の他の例を示す断面図
【図3】本発明の実施の形態2におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図4】本発明の実施の形態3におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図5】本発明の実施の形態4におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図6】本発明の実施の形態5におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図
【図8】本発明の実施の形態6におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図9】(a)実施の形態6におけるカッター部材およ
びスプリング式スライドリングの斜視図 (b)実施の形態6におけるカッター部材の動作前の状
態を示す拡大断面図 (c)実施の形態6におけるカッター部材の動作後の状
態を示す拡大断面図
【図10】本発明の実施の形態7におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の断面図
【図11】本発明の実施の形態8におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の製造方法を示す断面図
【符号の説明】
1 第1容器部材 2 第2容器部材 3 第3容器部材 4 第4容器部材 5 第1充填部 6 第1封止部材 7 第2充填部 8 第2封止部材 9 バッファルーム 10 ブシュ 11 燃焼流体ガイド 12 点火器 13 第1ディフューザ部材 14 第2ディフューザ部材 15 保持部 16 フェライトビーズ 17 充填物 18 点火器電極 19 信号線 20 ガス噴き出し口 30 金属メッシュ 100 エアバッグ装置用ガス発生装置 100A 第1の室 100B 第2の室 100C 第3の室 100D 第4の室 110、110A、110B 可燃性流体混合体 111 不燃性流体混合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 森 清 司 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 小 野 拓 弘 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 江 藤 悟 允 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 高 橋 宏 幸 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 露 木 貢 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の収容手段に収容された可燃性流体
    混合体に点火して燃焼流体混合体を発生させ、前記燃焼
    流体混合体に第2の収容手段に収容された不燃性流体混
    合体を混合して冷却することを含むエアバッグ装置用ガ
    ス発生方法。
  2. 【請求項2】 可燃性流体混合体を収容して第1の封止
    された開口および点火手段を有する第1の室と、前記第
    1の室よりも容積が大きく、可燃性流体混合体を収容し
    て第2の封止された開口を有する第2の室と、不燃性流
    体混合体を収容して第3の封止された開口を有する第3
    の室とを備え、前記第1の室の可燃性流体混合体を前記
    点火手段により点火して燃焼させ、第1の室内の圧力上
    昇により前記第1の開口を開封するとともに、第1の室
    との圧力差により第2および第3の開口を開封して、燃
    焼流体混合体に第3の室からの不燃性流体混合体を混合
    させるエアバッグ装置用ガス発生装置。
  3. 【請求項3】 前記可燃性流体混合体が、可燃性流体と
    支燃性流体、または可燃性流体と支燃性流体と不活性流
    体とからなり、前記不燃性流体混合体が、可燃性流体を
    含まないか、または含んでも燃焼範囲外である請求項2
    記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  4. 【請求項4】 前記不燃性流体混合体の少なくとも一部
    と前記可燃性流体混合体の燃焼流体混合体の少なくとも
    一部が、前記第1および/または第2の室内で混合され
    る請求項3記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  5. 【請求項5】 前記不燃性流体混合体の少なくとも一部
    と前記可燃性流体混合体の燃焼流体混合体の少なくとも
    一部が、前記第3の室内においても混合される請求項3
    または4記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の室に隣接して前記第1の開口
    を介して連通可能な第4の室を有し、前記不燃性流体混
    合体の少なくとも一部と前記可燃性流体混合体の燃焼流
    体混合体の少なくとも一部が、前記第4の室内において
    も混合される請求項3から5のいずれかに記載のエアバ
    ッグ装置用ガス発生装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の室内に燃焼流体ガイド部材を
    有する請求項1から6のいずれかに記載のエアバッグ装
    置用ガス発生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の室と前記第2の室を連通して
    前記第2の開口よりも断面積が小さいおよび/または長
    さが長い燃焼流体導入口を有し、前記第1の室内で発生
    した燃焼流体混合体の少なくとも一部が、前記燃焼流体
    導入口を通って前記第2の室に導入される請求項3から
    7のいずれかに記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の室と第2の室とが軸方向に並
    ぶように配置され、前記燃焼流体導入口が軸方向に向け
    て設けられた請求項8記載のエアバッグ装置用ガス発生
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の室と第2の室とが半径方向
    に並ぶように配置され、前記燃焼流体導入口が半径方向
    に向けて設けられた請求項8記載のエアバッグ装置用ガ
    ス発生装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の封止された開口と前記第3
    の封止された開口とが近接して配置され、前記可燃性流
    体混合体の燃焼により生じた燃焼流体混合体の圧力によ
    り前記第1の開口が開封されるとともに前記第3の開口
    も開封される請求項2記載のエアバッグ装置用ガス発生
    装置。
  12. 【請求項12】 可燃性流体混合体を収容して第1の閉
    塞手段および点火手段を有する第1の室と、前記第1の
    室よりも容積が大きく、可燃性流体混合体を収容して第
    2の閉塞手段を有する第2の室と、不燃性流体混合体を
    収容して第3の閉塞手段を有する第3の室と、前記第1
    の閉塞手段の近傍に設けられて、前記第3の閉塞手段を
    破壊可能な破壊手段とを備え、前記第1の室内の可燃性
    流体混合体を前記点火手段により点火して燃焼させ、第
    1の室内の圧力上昇により前記第1の開口を開封すると
    ともに前記破壊手段を動作させて前記第3の閉塞手段を
    破壊し、前記第1の室との圧力差により第2の開口を開
    封するエアバッグ装置用ガス発生装置。
  13. 【請求項13】 前記破壊手段が、少なくとも前記第3
    の閉塞手段が設けられた位置まで移動可能なカッター部
    材を有し、前記カッター部材が前記第1の室内の燃焼流
    体混合体の圧力により移動して前記第3の閉塞部材を破
    壊する請求項12記載のエアバッグ装置用ガス発生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記破壊手段が、前記カッター部材を
    移動した位置で保持する手段を備えた請求項13記載の
    エアバッグ装置用ガス発生装置。
  15. 【請求項15】 可燃性流体混合体および/または不燃
    性流体混合体を収容する組立体であって、第1の室を形
    成する第1の組立体と、第2の室を形成する第2の組立
    体と、第3の室を形成する第3の組立体とを有し、前記
    第3の組立体が、前記第1および第2の組立体を包含す
    るエアバッグ装置用ガス発生装置。
  16. 【請求項16】 それぞれ閉塞手段により閉塞された開
    口を有する3つの室であって、可燃性流体混合体を収容
    する第1の室と、前記第1の室よりも容積が大きい第2
    の室と、不燃性流体混合体を収容する第3の室とを有
    し、これら3つの室のうち少なくとも1つの室は単独で
    は流体混合体を保持できないように閉塞手段の破壊圧力
    が設定されているエアバッグ装置用ガス発生装置。
  17. 【請求項17】 可燃性流体混合体を収容して第1の閉
    塞手段を有する第1の室と、可燃性流体混合体を収容し
    て第2の閉塞手段を有する第2の室と、不燃性流体混合
    体を収容して第3の閉塞手段を有する第3の室と、前記
    第1の室内の可燃性流体混合体に点火する点火手段とを
    有するエアバッグ装置用ガス発生装置において、前記第
    1の室内の可燃性流体混合体に点火する段階と、前記点
    火後に前記第2の室内の可燃性流体混合体に点火する段
    階と、前記第1の室内の可燃性流体混合体の点火により
    前記第1の閉塞手段を破壊する段階と、その後に前記第
    2および第3の閉塞手段を破壊する段階とを含むエアバ
    ッグ装置用ガス発生方法。
  18. 【請求項18】 第1の燃料混合体を収容して第1の閉
    塞手段で閉塞された第1の開口および点火手段を有する
    第1の空間と、第2の燃料混合体を収容して第2の閉塞
    手段で閉塞された第2の開口を有する第2の空間と、流
    体混合体を収容して第3の閉塞手段で閉塞された第3の
    開口を有する第3の空間とを備えたエアバッグ装置用ガ
    ス発生装置において、前記第1の空間は前記第2の空間
    よりも小さく、前記点火手段が前記第1の空間内の燃料
    混合体に点火することにより、前記第1の閉塞手段と前
    記第2および第3の閉塞手段が破壊され、前記第1の室
    内の第1の燃料混合体の燃焼生成物の次に前記第2の室
    内の第2の燃料混合体の燃焼生成物の少なくとも一部
    が、前記第3の室内の流体混合体と混合されて前記第1
    の開口からエアバッグに導入されるエアバッグ装置用ガ
    ス発生装置。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2の燃料混合体が、
    固体、液体、気体から選ばれる燃料混合体である請求項
    18記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  20. 【請求項20】 前記流体混合体が可燃性流体混合体で
    ある請求項18記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の空間に第2の点火手段を有
    し、前記第1の空間の第1の点火手段の作動後、所定の
    時間経過後に前記第2の点火手段を作動させる請求項1
    9または20記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  22. 【請求項22】 第1の有底筒部材の開放側端部に第2
    の有底筒部材の閉塞側端部を気密に固定し、前記第2の
    有底筒部材の開放側端部に蓋部材を気密に固定し、前記
    第1および第2の有底筒部材に第3の有底筒部材を被せ
    て、その開放側端部を前記蓋部材に気密に固定し、前記
    蓋部材の反対側にディフューザを形成する工程を含むエ
    アバッグ装置用ガス発生装置の製造方法。
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