JPH11217054A - ハイブリッドインフレータに於けるガス流の制御 - Google Patents

ハイブリッドインフレータに於けるガス流の制御

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JPH11217054A
JPH11217054A JP10288098A JP28809898A JPH11217054A JP H11217054 A JPH11217054 A JP H11217054A JP 10288098 A JP10288098 A JP 10288098A JP 28809898 A JP28809898 A JP 28809898A JP H11217054 A JPH11217054 A JP H11217054A
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JP
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gas
inflator
housing
propellant
gas generator
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Application number
JP10288098A
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Robert N Renz
ロバート・エヌ・レンズ
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R21/272Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators

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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】燃焼ガスと加圧媒質の混合が実質的に均一な組
成及び温度を有するガスを出力するハイバリッドインフ
レーターを提供する。 【解決手段】ハイブリッドインフレーター50は、貯蔵
ハウジング54と、推進剤66の点火を実現する活性化
アッセンブリーと、貯蔵ハウジング内に配置されている
ガス発生器62と、アフターバーナーチューブ78と、
ディフューザ74により構成され、推進剤は第1の室1
10に又加圧媒体は第2の室114に収容され更にオリ
フィススリーブにより画定された第3の室126を有し
各室は静的状態中は連通されている。ガス発生ハウジン
グ内には円筒形状チューブ162を内蔵し発射体/バル
ブ208及び第2のディスク142が装着されている。
これらの桟橋により点火時熱い燃焼ガスはより冷たい加
圧媒体との有効な混合が出来るよう制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に膨脹式安全シ
ステムの分野に関し、より詳細にはハイブリッドインフ
レータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
用膨脹式安全システムのためのインフレータの進歩は、
加圧ガスのみを使用するインフレータ、推進剤のみを使
用するインフレータ及びハイブリッドインフレータの開
発を招来した。前記の各インフレータは多くの設計上の
課題を有する。これらの3つのシステムに共通した2つ
の主な設計上の課題としては、エア/安全バッグの効果
的な使用を実現すべく同エア/安全バッグを所定時間内
に所定量膨脹させる必要性が挙げられる。前記の課題を
解決するための主な開発努力は上記目的が達成される様
なインフレータ及びエア/安全バッグの間における流路
の形成と、エア/安全バッグへのフローの案内とに向け
られている。貯蔵された加圧ガスの放出と、ガス及び/
または熱を形成する推進剤の点火とを必要とするハイブ
リッドインフレータでは、エア/安全バッグへの流路の
形成と、推進剤の点火とは前記の課題を満たすように実
施する必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明はエア/安全バッ
グへの膨脹ガスのための新規な通路を提供する膨脹式安
全システムのためハイブリッドインフレータに関する。
ハイブリッドインフレータは適切な加圧された媒質
(例:流体及び/またはガス)を貯蔵するインフレータ
ハウジングと、膨脹式安全システムのエア/安全バッグ
に対するフローを増大させるための適切なガス/熱発生
剤、即ち推進剤を貯蔵するガス発生器とを有する。閉鎖
ディスク(或は出口閉鎖装置)は初めにハイブリッドイ
ンフレータをエア/安全バッグから分離している。本発
明のハイブリッドインフレータは活性化アセンブリを有
する。活性化アセンブリはシステムの活性化を所望/必
要とする際に点火する少なくとも一つの可燃性物質を有
する。活性化アセンブリからの燃焼生成物は推進剤を点
火すべく同推進剤に対して直接接触する。更に、活性化
アセンブリからの燃焼生成物はインフレータからエア/
安全バッグへ向かうフローの形成を開始すべく発射体を
この特別な閉鎖ディスクを貫通して推進させる。
【0004】ハイブリッドインフレータは活性化アセン
ブリ中の燃焼物質からの燃焼生成物、推進剤を燃焼する
ことからのガス、及び/又は加圧媒質(これらをひとま
とめにして「膨脹ガス」と呼ぶ)を混合するためガス発
生器と作用的に組合せられた混合装置を含む。この装置
は膨脹ガスを第一の方向へ動かし、次で第一の方向と反
対の第二の方向へ動かす。第一及び第二の方向はインフ
レータハウジングの縦方向軸に対し合わせられる。
【0005】一つの構成に於て、混合装置はインフレー
タハウジングの縦方向の延長に沿ってガス発生器に隣接
する場所から延長する内部蔽いを含む。インフレータハ
ウジングの縦方向延長に沿ってより短い長さで延長する
外部蔽いも又混合を促進するため内部蔽いから放射方向
外側に配置され得る。内部及び外部蔽いはまとまって一
つの環状出口を規定する。
【0006】混合装置は実質的に均一な組成及び温度を
有する、インフレータハウジングからの出口を出ていく
膨脹ガスを提供し得る。認識されるであろう様に、加圧
された媒質は活性化アセンブリの活性化の前はインフレ
ータハウジングの外側の周囲温度と実質上同一である温
度を有する。活性化アセンブリからの燃焼生成物及び推
進剤を燃焼することからの推進剤ガス(ひとまとめにし
て燃焼ガスと呼ばれる)は発生される時比較的高い温度
を有する。混合装置は熱い燃焼ガスとより冷たい加圧媒
質の有効な混合を行なわせ、それにより熱い燃焼ガスか
ら加圧媒質へと急速に熱が転移される様にする。混合装
置により果される重要な目的はインフレータの活性化イ
ンフレータハウジングを出ていく発生した膨脹ガスの温
度と組合わされた充分な又は望ましい減少である。その
点について、かかる混合は膨脹ガスの流れの通路に位置
される出口の腐蝕(及び拡大)及び/又はインフレータ
の出口からの排出時又はその後に於ける膨脹ガスが炎を
出すことの可能性を除去することが期待される。
【0007】発射体はエア/安全バッグへのフローの形
成を開始すべく第一の閉鎖ディスクを破断する以外に別
の機能を有する。例えば、発射体をガス発生器の一端の
内部に配置し、かつ第一の閉鎖ディスクに対して少なく
とも部分的に整合させ得る。発射体の形状と、第一の閉
鎖ディスクを破断すべく発射体が通過するガス発生器の
一端に対する発射体の位置関係とを適切に選択すること
により、発射体はガス発生器の前記の一端をシールする
ためにも使用できる。これは活性化アセンブリからの推
進剤ガス及び/または他の燃焼生成物が破断された第一
の閉鎖ディスクを通ってインフレータから流出する以前
に、同推進剤ガス及び/または他の燃焼生成物をガス発
生器から貯蔵ガスハウジング内へ案内するために望まし
い。可燃性推進剤ガスを形成する推進剤を使用する場
合、これは同推進剤ガスがエア/安全バッグ内で燃焼す
る可能性を低減し、それらのインフレータハウジング内
でのより有効な燃焼を助長する。
【0008】伝火チューブがガス発生器ハウジングの内
部において同ガス発生器ハウジングから離間して配置さ
れ得る。全ての推進剤はガス発生器ハウジング及び伝火
チューブの間の空間内に配置されている。そして、伝火
チューブは複数のポートを有する。活性化アセンブリか
らの出力は伝火チューブの内部に案内され、次いで推進
剤を点火すべく伝火チューブのポートを通って伝火チュ
ーブの外へ移動する。これは活性化アセンブリの始動が
推進剤の構造に対して悪い衝撃を与える可能性を低減す
る。更に、伝火チューブは発射体を第一の閉鎖ディスク
を貫通して推進させるべく活性化アセンブリからの出力
を発射体に向けて案内するためにも使用できる。
【0009】ハイブリッドインフレータは複数の室を有
し得る。インフレータは第一のハウジング及び第二のハ
ウジングアセンブリを有する。第二のハウジングアセン
ブリは第一のハウジングに対して連通されるとともに、
同第一のハウジング内に配置されている(例えば、第二
のハウジングアセンブリを第一のハウジングと同心をな
すように配置する)。第二のハウジングアセンブリは適
切なガス/熱発生剤、即ち推進剤を内包する第一の室を
有する。第二の室は第一のハウジング及び第二のハウジ
ングアセンブリの間に位置する空間によって形成されて
いる。静的状態、即ちインフレータの活性化前におい
て、第二の室は適切な加圧媒質を有する。第二の室は第
一の室に対して常に連通されている。この結果、第一の
室も加圧媒質を有する。
【0010】第二のハウジングアセンブリは更に第三の
室を有し得る。第一の閉鎖ディスクは第三の室に付随す
るとともに、エア/安全バッグ及びインフレータの間の
主分離部分を形成している。第三の室は第二の室に対し
て流体的に連通可能である。しかし、第三の室は第一の
室から実質的に分離されている。第一の室内における推
進剤の点火後、推進剤ガスは第一の室から第二の室内に
案内され、次いで第三の室内に案内される。第一の閉鎖
ディスクの破断後、インフレータからエア/安全バッグ
へのフローが形成される。
【0011】第二のハウジングアセンブリは側壁及び2
つの開放端を有する中央ハウジングを含み得る。インフ
レータ活性化アセンブリは中央ハウジングの2つの開放
端の一方の内部に配置され、かつ同一方の開放端を閉鎖
するとともに、同開放端に対して適切に固定されている
(例えば、溶接による固定)。隔壁が活性化アセンブリ
と協働して第二のハウジングアセンブリの第一の室を形
成すべく中央ハウジングの内部に配置されている(例え
ば、圧入による配置)。第二のハウジングアセンブリの
第三の室をディフューザアセンブリを用いて形成すべ
く、同ディフューザアセンブリは中央ハウジングの他方
の開放端の内部に配置され、かつ同他方の開放端を閉鎖
するとともに、同開放端に対して適切に固定されている
(例えば、溶接による固定)。隔壁は中央ハウジングに
対して結合されているとともに、ポートを有さない。こ
のため、隔壁は第一の室から第三の室への流体の実質的
なフローを防止している。更に、中央ハウジング内への
隔壁の圧入は、推進剤を全ての溶接の実施後に中央ハウ
ジング内に装填することを可能にする(溶接部は推進剤
の近くに位置する)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の特徴を説明
する図面に従って説明する。本発明は自動車両の膨脹式
安全システム用混成インフレータに関する。即ち、本発
明は蓄積加圧ガス並びにガス及び/又は熱発生用推進剤
の双方を利用するインフレータに関するものである。種
々の混成インフレータがハミルトン(Hamilton)らによ
る米国特許第5,230,531号及び特開平10−1
00851号公報に開示されており、それらの全体をこ
こに引用する。
【0013】自動車両の膨脹式安全システムの一つの実
施の形態の全体像を図1に示している。膨脹式安全シス
テム10の主たる部品は検出器14、インフレータ26
及びエア/安全バッグ18である。エア/安全バッグ1
8の膨脹を必要とする状況(例えば、所定の減速)を検
出器14が感知すると、インフレータ26に信号が伝送
され、管路22を介してインフレータ26からエア/安
全バッグ18へガス又は他の適正な流体が放出される。
【0014】図2に示すインフレータ50は混成インフ
レータであり、図1の膨脹式安全システム10において
インフレータ26に替えて使用できる。
【0015】ハイブリッドインフレータ50は円筒形イ
ンフレータ、即ち貯蔵ガスハウジング54を含む。貯蔵
ガスハウジング54は適切な加圧媒質58(例:一つ以
上の液体及び/または一つ以上のガスを含む加圧流体)
と、エア/安全バッグ18(図1参照)へのフローを増
大させるための適切なガス/熱発生剤、即ち推進剤66
(例:システムの膨脹能力を増大すべく使用される熱の
少なくとも約85%は推進剤66の燃焼によって形成さ
れる)を内包する円筒形ガス発生器と、加圧媒質58の
放出(インフレータ50及びエア/安全バッグ18(図
1参照)の間の流路を形成することにより実現)及び推
進剤66の点火を実現するための活性化アセンブリ70
と、フローをインフレータ50からエア/安全バッグ1
8(図1参照)まで案内するためのディフューザ74と
を有する。インフレータ50はガンタイプ推進剤及び/
または混成推進剤からなる組成物と、複数の成分を含む
加圧媒質(例:一つの成分は酸素であり、他方の成分は
少なくとも一つの不活性流体(例:気体/液体)であ
る)とを有することが好ましい。インフレータ50はデ
ィフューザ74の“上流”に配置されたアフターバーナ
ーチューブ78を含む。アフターバーナーチューブ78
はフローがディフューザ74を通ってインフレータ50
から排出される前に同フローの十分な燃焼を可能にす
る。
【0016】インフレータ50の一部は加圧媒質58を
静的状態、即ち活性化アセンブリ70の始動前に含有す
る圧力容器を形成している。一般的に、活性化アセンブ
リ70は貯蔵ガスハウジング54の一端を閉鎖するとと
もに、第一の溶接部82を有する。第一の溶接部82は
貯蔵ガスハウジング54と、活性化アセンブリ70の活
性化アセンブリハウジング86とを結合し、かつシール
を形成している。貯蔵ガスハウジング54の他端はアフ
ターバーナーチューブ78及びディフューザ74によっ
て閉鎖されている。アフターバーナーチューブ78及び
ディフューザ74は溶接部90及び94により貯蔵ガス
ハウジング54に対してそれぞれ固定されている。加圧
媒質58は貯蔵ガスハウジング54の壁に形成された充
填ポート98を通じて組立済みインフレータ50内に導
入される。所望の量の加圧媒質58をインフレータ50
に対して充填した後、充填ポート98は貯蔵ガスハウジ
ング54に対して適切に固定されたプラグ102(例:
充填ポート98の内部及び/または表面に対して圧入及
び/または溶接によって取付けられたスチールボール)
によってシールされる。
【0017】静的状態中、加圧媒質58はインフレータ
50内の複数の室内に収容されている。そして、同複数
の室はインフレータ50からのフローの流出を動作中に
可能にする流路を形成すべく互いに連通されている。ガ
ス発生器62はガス発生器ハウジング106を有する。
ガス発生器ハウジング106は貯蔵ガスハウジング54
と同心をなすように同貯蔵ガスハウジング54内に配置
されるとともに、第一の室110を画定している。推進
剤66はガス発生器ハウジング106の第一の室110
内に収容されている。第二の室114はガス発生器ハウ
ジング106の第一の室110に対して連通されてい
る。第二の室114は加圧媒質58を静的状態中、即ち
活性化アセンブリ70の始動前に収容している。第二の
室114は貯蔵ガスハウジング54及びガス発生器62
の間の環状空間と、貯蔵ガスハウジング54及びアフタ
ーバーナーチューブ78の間の環状空間とによってそれ
ぞれ部分的に形成されている。第一の室110及び第二
の室114の間は常に連通されている。この結果、静的
状態中、即ち活性化アセンブリ70の始動前において、
ガス発生器ハウジング106内の第一の室110も加圧
媒質58を有する。
【0018】ガス発生器ハウジング106は第一の端1
18及び第二の端122を有する。ガス発生器ハウジン
グ62の第一の端118は活性化アセンブリ70の一部
によって閉鎖されている。以下に詳述するように、これ
はインフレータ50内における加圧媒質58の保持を静
的状態において補助する。ガス発生器ハウジング106
の第二の端122は同ガス発生器ハウジング106の第
一の端118より僅かに大きい直径を有し、かつ開放さ
れている。更に、ガス発生器ハウジング106の第二の
端122はアフターバーナーチューブ78の一部から放
射方向に外側へ離間した位置に配置されている。この空
間は第二の室114の一部と見なすか、または第二の室
114と、オリフィススリーブ130によって画定され
た第三の室126との間の流路の一部と見なし得る。
【0019】第二の室114及び第三の室126間の連
通は少なくとも一つ、好ましくは複数のオリフィススリ
ーブポート134によって形成されている。オリフィス
スリーブポート134はオリフィススリーブ130上に
放射方向に互いに離間して形成されており、かつ常に開
放されている。オリフィススリーブ130はアフターバ
ーナーチューブ78及びガス発生器62を接続してい
る。オリフィススリーブ130の一端はガス発生器62
の第二の端部壁138に対して適切に固定され、これは
ガス発生器ハウジング106の第一の室110の一端を
(例えばクリンプ結合により)閉鎖し、或はほぼ閉鎖す
る(ある実施態様では僅かなギャップ)。オリフィスス
リーブ130の他端は溶接部142によってアフターバ
ーナーチューブ78の端に対して結合されている。静的
状態中、即ち活性化アセンブリ70の始動前において、
加圧媒質58を第一の室110、第二の室114及び第
三の室126内にそれぞれ保持すべく第三の室126を
シールする。このシールを実現すべく、第二のディスク
146はアフターバーナーチューブ78の端及びオリフ
ィススリーブ130の間に配置され、かつ溶接部142
によって同位置に保持されている。第二の閉鎖ディスク
146はインフレータ50及びエア/安全バッグ18
(図1参照)の間の主分離部分を形成するとともに、出
力ディスクとして特徴付けできる。
【0020】第二の閉鎖ディスク146はインフレータ
50内の中間位置に配置し得る。本実施の形態におい
て、第二の閉鎖ディスク146は貯蔵ガスハウジング5
4内において同貯蔵ガスハウジング54のほぼ中央に配
置されている。貯蔵ガスハウジング54の2つの端の間
の距離をL1 とする。一つの実施の形態において、前記
の第二の閉鎖ディスク146の“中間”位置は貯蔵ガス
ハウジング54の両端からL1 の少なくとも40%の距
離それぞれ離間した位置(範囲内)に配置されていると
して特徴付けできる。
【0021】アフターバーナーチューブ78は第二の閉
鎖ディスク146が以下に詳述するように破断、即ち開
放された後で第三の室126に対して連通される。そし
て、アフターバーナーチューブ78は複数のディフュー
ザ・ポート150及びディフューザ・スクリーン154
を有するディフューザ74に対して接続されている。デ
ィフューザ74から放出されたフローはエア/安全バッ
グ18(図1参照)内に案内される。アフターバーナー
チューブ78及びディフューザ74はインフレータ50
に対する出口通路を形成している。ディフューザ74に
対して接続されたアフターバーナーチューブ78の一端
は末広形状の端部領域158を有する。この端部領域1
58は第二のディスク146に対して接続されたアフタ
ーバーナーチューブ78の他端より大きい直径を有する
とともに、インフレータ50から放出されるフローの流
速を減少させる。
【0022】第一の室110はガス発生器62内に配置
されている。より詳細には、第一の室110は中空伝火
チューブ162によって画定されている。伝火チューブ
162はガス発生器ハウジング62及び環状保持器16
6と同心をなすように同ガス発生器ハウジング62及び
環状保持器166の内部に配置されている。そして、環
状保持器166はガス発生器ハウジング106の内面及
び伝火チューブ162の外面に対してそれぞれ当接して
いる。推進剤66は保持器166と、活性化アセンブリ
70に隣接したガス発生器ハウジング106の第一の端
118との間において、伝火チューブ162の放射方向
外方に配置されている(例えば、推進剤66を点火中に
損傷する可能性を低減するため)。
【0023】少なくとも一つ、常には複数のガス発生器
出口ポート170が貯蔵ガスハウジング54と、ガス発
生器ハウジング106、より詳細には同ガス発生器ハウ
ジング106内の推進剤66が配置された第一の室11
0とを常に連通すべくガス発生器ハウジング106に形
成されている。出口ポート170は保持器166と、ガ
ス発生器ハウジング106の第一の端118との間のガ
ス発生器ハウジング106上に形成されている。エア/
安全バッグ18(図1参照)へのフローを増大させるべ
く、推進剤66の燃焼により得られる膨脹ガス及び活性
化アセンブリ70から流出したものはガス発生器出口ポ
ート170を通じてガス発生器ハウジング106から流
出させる。但しいくらかはディフューザ74内のガスと
混合するためノズルプレート138を通過する。これら
の燃焼する推進剤がインフレータ50の性能に対して悪
影響を及ぼす可能性を低減すべく、スクリーン174を
少なくともガス発生器出口ポート170を被覆するよう
にガス発生器ハウジング106の内部に配置し得る。
【0024】推進剤66は活性化アセンブリハウジング
86を有する活性化アセンブリ70によってガス発生器
ハウジング106内で点火される。貯蔵ガスハウジング
54及びガス発生器ハウジング106は静的状態、即ち
活性化アセンブリ70の始動前に加圧媒質を有するか
ら、好ましくは気密シールを形成すべく、活性化アセン
ブリハウジング86は貯蔵ガスハウジング54と、ガス
発生器ハウジング106の第一の端118とに対して第
一の溶接部82及び第二の溶接部178を介してそれぞ
れ結合されている。活性化アセンブリハウジング82は
推進剤66の点火を招来する燃焼生成物を形成する適切
なイニシエータ182(例:電気式導火爆管または適切
な他の火工装置)を保持している。イニシエータ182
をインフレータ50内において加圧媒質58から分離
し、さらにはインフレータ50に対するシールを形成す
べく、第一の閉鎖ディスク186はガス発生器70及び
イニシエータ182の間に配置されている。本実施の形
態において、これは第一の閉鎖ディスク186を第三の
溶接部194によって互いに固定されたガス発生器62
の第一の端部壁190(同第一の端部壁190は伝火チ
ューブ162の一方の端上に折り曲げられている)と、
活性化アセンブリハウジング86の端との間に配置する
ことによって実現される。
【0025】円筒形伝火チューブ乃至ハウジング162
はガス発生器ハウジング106に対して同心をなすよう
に同ガス発生器ハウジング106内に配置されている。
更に、円筒形伝火チューブ162は活性化アセンブリ7
0の始動によって発生された燃焼生成物の“フロー”を
収容すべくイニシエータ182に対して整合されてい
る。推進剤66はガス発生器ハウジング106の第一の
室110内、即ち伝火チューブ162の放射方向外方に
配置されている。イニシエータ182の始動によって形
成される圧力波、即ちパルスは推進剤66の燃焼特性を
変化させる亀裂を推進剤66のグレインに形成し得る。
伝火チューブ162は前記の圧力波、即ちパルスの発生
の可能性を低減することにより、活性化アセンブリ70
の始動が推進剤66に対して好ましくない衝撃を及ぼす
可能性を低減する。活性化アセンブリ70によって形成
された燃焼生成物を推進剤66に対して接触させること
により同推進剤66を点火すべく同燃焼生成物を推進剤
に対して連通する。これを実現すべく少なくとも一つ、
好ましくは複数の伝火チューブポート198が伝火チュ
ーブ162上に形成されている。複数の伝火チューブポ
ート198を伝火チューブ162の周囲において放射方
向に配置するとともに、同伝火チューブ162の長手方
向に互いに離間させ得る。
【0026】活性化アセンブリ70は同活性化アセンブ
リ70の能力を増大すべく適切な点火/ブースタ剤20
0を有する(例えば、89重量%のRDX及び11重量
%のアルミニウム粉末を混合したRDX/アルミニウム
ブースタ剤を使用できる。そして、同RDX/アルミニ
ウムブースタ剤のうちの0.5〜5.0重量%を0.5
〜5.0重量%のヒドロキシプロピル−セルロースと置
換してもよい)。点火/ブースタ剤200をイニシエー
タ182からの放出、即ち出力に対して整合させた状態
で、同点火/ブースタ剤200をイニシエータ182及
び推進剤66の間に配置可能である。イニシエータ18
2の活性化により、同イニシエータ182内の可燃性物
質が点火される。そして、同可燃性物質の燃焼により、
点火/ブースタ剤200が点火される。イニシエータ1
82において形成された燃焼生成物と、点火/ブースタ
剤200から形成された燃焼生成物との少なくとも一方
を推進剤66に対して直接接触させ、かつ同推進剤66
を点火すべく、前記の燃焼生成物を伝火チューブ162
及び伝火チューブポート170を通じて推進剤66まで
案内する。点火/ブースタ剤200はパウダーの形態を
なす。このため、同点火/ブースタ剤200は薄壁カッ
プ204内に収容されている。カップ204は伝火チュ
ーブの一方の端部198の内側に配置されている(例:
端部内への圧入)。従って、推進剤66を点火するため
の燃焼生成物は伝火チューブ162内を移動する。
【0027】活性化アセンブリ70の起動は、推進剤6
6を点火する以外に、インフレータ50及びエア/安全
バッグ18の間の主分離部分である第二のディスク14
6を破断することにより、インフレータ50及びエア/
安全バッグ18(図1参照)の間の通路を形成する。こ
れを実現すべく活性化アセンブリ70は発射体/バルブ
208を有する。発射体/バルブ208は点火/ブース
タ剤200の反対側に位置する伝火チューブ162の一
端の内側に部分的に収容されている。更に、発射体/バ
ルブ208はイニシエータ182及び点火/ブースタ剤
200に対して整合され、さらには剪断リング212に
よって固定位置に保持されている。また、発射体/バル
ブ208は伝火チューブ162の一端を越えてガス発生
器ハウジング106の第二の端部壁138を貫通して延
びている。更に、発射体/バルブ208は第二のディス
ク146に対して軸方向に整合されるとともに、同第二
のディスク146から離間している。一般的に、活性化
アセンブリ70(イニシエータ182及び/または点火
/ブースタ剤200)から放出された燃焼生成物は伝火
チューブ162を通って案内される。そして、同燃焼生
成物は剪断リング212を破壊し、かつ発射体/バルブ
208を第二のディスク146を貫通して推進させるべ
く同発射体/バルブ208を押圧する。これにより、加
圧媒質58、推進剤ガス及び他の燃焼生成物は第二の室
114からオリフィススリーブポート134を通って第
三の室126内へ案内され、次いで破断された第二のデ
ィスク146を通ってアフターバーナーチューブ78内
へ案内され、さらにはディフューザ74を通ってインフ
レータ50から放出され、かつエア/安全バッグ18
(図1参照)に向けて案内される。
【0028】活性化アセンブリ70の発射体/バルブ2
08はインフレータ50からのフローの流出を開始させ
る他に別の役割を有する。特に、発射体/バルブ208
は第一の室110内に存在する活性化アセンブリ70か
ら形成された推進剤ガス及び他の燃焼生成物をガス発生
器62からガス発生器出口ポート170を通って第二の
室114内に流入させる。但しいくらかはノズル138
を通って移動しディフューザ74内でガスと混合する。
これは発射体/バルブ208の形状と、ガス発生器62
に対する発射体/バルブ208の取付け方法との少なく
とも一方によって提供される。発射体/バルブ208は
イニシエータ182に向かって延びる第一の円錐形ヘッ
ド216を有する。第一の円錐形ヘッド216は発射体
/バルブ208を伝火チューブ162の内面に沿って摺
動させるべく、同伝火チューブ162の内径より僅かに
小さい最大直径を有する。更に、発射体/バルブ208
は第二のディスク146に向かって延びる第二の円錐形
ヘッド222を有する。第二の円錐形ヘッド222は第
一のヘッド216の最大直径より小さい最大直径を有す
る。ボディ226は第一のヘッド216及び第二のヘッ
ド222を結合している。ボディ226は第一のボディ
部分230及び第二のボディ部分234を有する。第一
のボディ部分230はガス発生器62の第二の端部壁1
38に対して摺動可能に接している。第二のボディ部分
234は第一のボディ部分230から第二の端部壁13
8を越えて第二のヘッド222まで延びている。第二の
ボディ部分234は第一のボディ部分230より小さい
直径を有する。
【0029】静的状態、即ち活性化アセンブリ70の活
性化前において、発射体/バルブ208は剪断リング2
12によって固定位置に保持されている。環状剪断リン
グ212は第一のボディ部分230に形成された溝内に
係止されている。更に、剪断リング212はガス発生器
62の第二の端部壁138と、伝火チューブ162の一
端との間に保持されている。活性化アセンブリ70を活
性化した後、イニシエータ182及び点火/ブースタ剤
200から形成された燃焼生成物は、発射体/バルブ2
08を第二のディスク146を貫通して推進させるべく
剪断リング212を剪断するのに十分な力を発射体/バ
ルブ208に対して付与する。発射体/バルブ208は
前記の燃焼生成物によって駆動されるのみであり、推進
剤66の燃焼によって形成された燃焼生成物によって駆
動されるものではない。発射体/バルブ208は第一の
ヘッド216がガス発生器の第二の端部壁138に対し
て当接するまで活性化アセンブリ70からの燃焼生成物
によって軸方向に移動される。第一のヘッド216の直
径は発射体/バルブ208が通過する第二の端部壁13
8に形成された孔、即ち開口の直径より大きいため、同
第一のヘッド216は第一の室110をシールする。こ
の結果、ガス発生器62から流出するフローはガス発生
器出口ポート170を通って第二の室114内に流入
し、さらには前記の要領でインフレータ50から流出す
る。推進剤66の燃焼によって形成される第一の室11
0内の圧力は前記のシールを形成する発射体/バルブ2
08の係合を維持する。
【0030】図1の膨脹式安全システム10に使用され
得るハイブリッドインフレータの他の実施態様は図3に
図示される。ハイブリッドインフレータ300は図2の
ハイブリッドインフレータ50とはハイブリッドインフ
レータ300が点火/ブースタ剤200及び推進剤66
の燃焼からの熱い燃焼ガスのより冷たい加圧媒質58と
の有効な混合を提供する様に配置されていることに於て
異なる。混合は比較的均質な組成及び温度を有する膨脹
ガスがディフューザ74からエア/安全バッグ18へと
出力される様になし得る。その活性化後のインフレータ
温度に関しては、エア/安全バッグを膨脹するために使
用される膨脹ガスの温度はインフレータハウジング内の
ガス通路を含むある金属部分の潜在的腐食を回避する様
に充分に制御されるか又は減少されるのが望ましい。温
度に於ける減少は比較的高い出力が活性化されたインフ
レータから求められる時適当である。比較的高い出力は
60リットルタンクを用いて試験される代表的ハイブリ
ッドインフレータに関連して規定され得る。かかるハイ
ブリッドインフレータがかかるタンクを用いて活性化さ
れる時、タンク内の比較的高い出力はハイブリッドイン
フレータが活性化される時タンク内に約500KPaよ
り大きい出力が現れることになる。かかる比較的高い出
力が起る時、ハイブリッドインフレータの出口に隣接す
る温度は1000℃より大きい(少なくとも約1100
℃の如くである)。従って比較的高い出力及びかかるそ
れと組合わせの温度をつくり出すハイブリッドインフレ
ータと関連して、インフレータハウジングの出口に於け
る膨脹ガスの温度を減少することが望ましい。
【0031】温度減少のための望ましい混合は(a)ア
フターバーナーチューブ78から放射方向外方に、ガス
発生器ハウジング316(外部蔽いとも呼ばれる)の外
壁の放射方向内方に、且つ貯蔵ガスハウジング54の縦
方向軸308に対して対称的に配置され、そして(b)
好ましくはガス発生器302に隣接する点から第二の閉
鎖ディスク146を越える点まで延長する、内部蔽い
(inner shroud)を用いて達成される。第
二の室114の一部である環状空間312は同心のアフ
ターバーナーチューブ78及び内部蔽い304により規
定され、これを通って膨脹ガスはアフターバーナーチュ
ーブ78を通って貯蔵ガスハウジングを出ていくため通
過しなければならない。内部蔽い304の長さ“L2
は好ましくは貯蔵ガスハウジング54の長さL1 の約
0.25から約0.75の範囲である。
【0032】推進剤66及び点火ブースタ剤200によ
り発生された燃焼ガスのため第一の室110から第二の
室114への追加の流路318がガス発生器出口ポート
170により規定される第一の室110から第二の室1
14内への流路を補足するため設けられる。流路318
は環状保持器320とガス発生器ハウジング316との
間の第一のギャップ、ガス発生器316の開放端と第二
の端壁138との間の第二のギャップ及びガス発生器ハ
ウジング316の第二の端部122と第二の端壁138
により規定される環状出口322により規定される。ガ
ス発生器ハウジング316の第二の端部122は第二の
閉鎖ディスク146の前で終る。
【0033】ハイブリッドインフレータ300の操作は
図2のハイブリッドインフレータ50の夫れに類似して
いる。検出器14(図1)は信号を活性化アセンブリ7
0へ伝達し、そしてイニシエータ182は点火/ブース
タ剤200を点火する。点火/ブースタ剤からの高温度
燃焼生成物は推進剤66を点火し、これは高温及び高圧
のガスを発生する。点火/ブースタ剤からの点火燃焼生
成物による高温高圧燃焼ガスは発射体/バルブ208を
貯蔵ガスハウジング54のディフューザ端へむけて強制
し、それにより第二の閉鎖ディスク146を破壊し、第
一の室110を第三の室126からシールする。“O”
リング330は燃焼ガスの活性化アセンブリ70の端縁
のまわりの逆流と、それにつづく貯蔵ガスハウジング5
4からのガスの逸出を防止する。
【0034】高温燃焼ガスの第一の部分はガス発生器出
口ポート170を通って第二の室114内へ外方に強制
され、第二のより小さな部分は追加の流路318に沿っ
て第二の室114内へ外方に強制される。燃焼ガスの第
一の部分はそれが第二の室114に入る際流速に於ける
降下を経験し、他方第二の部分は流路318に沿う流速
に於ける増加を経験する。その結果として、燃焼ガス及
び加圧媒質内に於ける乱流がガス発生器302の第二の
端部122の近くで誘起され、そこでより低速の第一の
部分がより高速の第二の部分と結合する。燃焼ガス及び
加圧媒質のある程度の混合が乱流乱れ条件に応答して起
るであろう。
【0035】部分的に混合された加圧媒質及び燃焼ガス
(集合的に「膨脹ガス」として言及される)は貯蔵ガス
ハウジング54のディフューザ端へ向けて第一の方向3
24に移動し、一方次で貯蔵ガスハウジング54の活性
化アセンブリ端に向って反対の第二の方向326に移動
する。第一及び第二の方向は実質上貯蔵ガスハウジング
54の縦方向軸308に実質上平行である。環状出口3
12の制限された流れの面積(即ち環状出口312内へ
入る際の流れの面積に於ける減少)は燃焼ガス及び加圧
媒質の流速に於ける増加を惹起し、更なる混合へと導
く。図2のハイブリッドインフレータ50と比較して、
第一の室110を通るガスの流路は内部蔽い304の結
果としてハイブリッドインフレータ300に於てずっと
より長い。流れの方向に於ける変化及び変化する流れの
方向と組合わせられたより長い流路は膨脹ガスがディフ
ューザ74を出た後の炎の生起を実質上防止する。
【0036】今や充分混合され、実質上均質(組成及び
温度に於て)な加圧媒質及び燃焼ガス、即ち膨脹ガスは
オリフィススリーブポート134を通って第三の室12
6へと通過し、且つアフターバーナーチューブ78を通
って第三の方向328に流れる。第三の方向328は第
二の方向326と反対であるが第一の方向324とは同
じである。膨脹ガスは次でディフューザ74を通って、
エア/安全バッグ18(図1)内へと通過する。
【0037】膨脹ガスは燃焼ガスより実質上より低い温
度を有する。これはアフターバーナーチューブ78内へ
の比較的熱い膨脹ガスの通過によるオリフィススリーブ
ポート134の寸法に於ける変化(即ち拡大)を防止し
得る。
【0038】発明の上記の叙述は説明及び記述の目的で
提示された。更に記述はここに開示された形式に本発明
を限定することを意図されていない。
【0039】従って上記の教示及び当該分野の技術及び
知識に相応する変形及び修正は本発明の範囲内である。
上記に述べられた実施態様は発明を実施するについて知
られている最良の態様を説明し、且つ当業者に本発明を
かかる或は他の態様に於て又は発明の特定の応用又は用
途により要求される種々の修正を以て利用することを可
能にすることを更に企図している。添付の請求項は従来
技術により許容された程度まで代りの実施態様を包含す
るものと解されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の膨脹安全システムの概略図である。
【図2】 ハイブリッドインフレータの1つの実施の形
態の縦断面図である。
【図3】 ハイブリッドインフレータの他の実施の形態
の縦断面図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の延長を有するインフレータハウ
    ジングと、推進剤を点火するのに使用するため、該イン
    フレータハウジングに結合されたイニシエータアッセン
    ブリと、 推進剤ガスを発生するため該インフレータハウジングに
    結合されたガス発生器手段と、 少なくとも該インフレータハウジング内に包含された貯
    蔵ガスと、 推進ガスと貯蔵ガスの少なくとも一つを含む膨脹ガスを
    混合するため該ガス発生器手段と作用的に組合わせられ
    た手段とを有し、該混合手段は膨脹ガスを第一の方向及
    び該第一の方向とは該インフレータハウジングの該縦方
    向の延長に対し反対の第二の方向に移動させ、それによ
    って該出口手段に隣接する膨脹ガスの温度が充分に減少
    させられる手段を含み、 更に該イニシエータアッセンブリが活性化される後まで
    膨脹ガスの通過を阻止する出口閉鎖手段と、 該混合手段から膨脹ガスを受容するため該インフレータ
    ハウジングと組合わされた出口手段とを有する、膨脹ガ
    スの流れを制御するための装置。
  2. 【請求項2】 該混合手段は該インフレータハウジング
    の該縦方向の延長に沿って、該ガス発生器手段に隣接し
    て延長する内部蔽い(shroud)を含む、請求項1
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 該混合手段は該ガス発生器手段に隣接し
    て結合された内部蔽いを含み、該内部蔽いは該出口閉鎖
    手段を越えて延長する様な長さを有する、請求項1記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 膨脹ガスは該イニシエータアッセンブリ
    の作動に於て該インフレータハウジングの端部へ向い該
    ガス発生器手段から離れる第一の方向に流れ、次で該出
    口手段から出ていく前に該ガス発生器手段に向かう第二
    の方向に流れる請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 該出口手段は該インフレータハウジング
    から出ていく膨脹ガスのための入口を含み、該混合手段
    は膨脹ガスの流れを該入口の寸法に於ける如何なる変化
    も実質上防止する様に制御する、請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 出口手段を有するハイブリッドインフレ
    ータ内に貯蔵ガスを用意し、推進ガスを該ハイブリッド
    インフレータ内に発生させる様にし、 推進ガスと貯蔵ガスの少なくとも一つを含む膨脹ガス
    を、該ハイブリッドインフレータの縦方向の延長に沿う
    異なる方向に移動させ、以て該出口手段に隣接するイン
    フレータガスの温度を充分に減少させる様制御し、 該出口手段から膨脹ガスを放出すること、を含む、イン
    フレータ装置に於けるガスの流れを制御する方法。
  7. 【請求項7】 該制御ステップが該ハイブリッドインフ
    レータの該縦方向の延長に沿って内部蔽いを設置するこ
    とを含む、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 該放出ステップが出口閉鎖ディスクを破
    裂させることを含み、又該制御ステップが該出口閉鎖デ
    ィスクを越えて延長する内部蔽いを設置することを含
    む、請求項6の方法。
  9. 【請求項9】 該放出ステップが入口に膨脹ガスを受け
    入れることを含み、又該制御ステップは該入口の寸法に
    於ける変化を実質的に防止するため、推進剤ガスの熱に
    より該入口がうける温度を減少させるため膨脹ガスを混
    合することを含む、請求項6の方法。
  10. 【請求項10】 該制御ステップは該ハイブリッドイン
    フレータを出ていく前に膨脹ガスによりとられる通路を
    増加させ、以て膨脹ガスが該ハイブリッドインフレータ
    を出ていった後膨脹ガスによる火炎の出現を防止するこ
    とを含む、請求項6の方法。
JP10288098A 1997-11-25 1998-10-09 ハイブリッドインフレータに於けるガス流の制御 Withdrawn JPH11217054A (ja)

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