JPH10278664A - スライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自動 車 - Google Patents

スライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自動 車

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JPH10278664A
JPH10278664A JP12005497A JP12005497A JPH10278664A JP H10278664 A JPH10278664 A JP H10278664A JP 12005497 A JP12005497 A JP 12005497A JP 12005497 A JP12005497 A JP 12005497A JP H10278664 A JPH10278664 A JP H10278664A
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JP
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new floor
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car
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JP12005497A
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English (en)
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Kimimori Saitou
公護 齋藤
Sadayuki Saito
定幸 齋藤
Kyoko Saito
恭子 齋藤
Sadamitsu Saito
定光 齋藤
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SAITO KIMIMORI
Original Assignee
SAITO KIMIMORI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、軽四輪を含む日常車でも、熟睡で
きて疲労もとれ、更には4人からそれ以上でも車内泊の
できるネオ・キャンピングカーを目的とした車である。
ワンタッチでセットできる軽量で丈夫なスライド式のニ
ューフロアを、美感を損なわずに自動車と一体に設けた
ものであり、長距離ツーリングでの車内泊やキャンプで
の宿泊時には、フラット状のニューフロアがワンタッチ
で引出せ、即座にセットして宿泊のできる、近未来型の
ニューコンセプトビークルである。 【構成】 お邪魔虫と云われるベッド部分を、フラット
状の簡易ベットとしても利用のできるニューフロアを創
作し、これを自動車と一体に車室の中間でセット・リセ
ットができるようにスライド式に設け、ワンタッチで即
座に引出して車内泊ができるようにしたこと。又、自動
車にコンパクトに内設して、ベッド部分の置場や移動時
の煩わしさを無くし、自動車自体の美感も保てるように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】RV車やワゴン車を始め乗用車や
軽四輪車に至るまで、本発明のスライド式のニューフロ
ア(1)(図1)を設ける事により、車内に宿泊するこ
とが可能となる。更にこのニューフロア(1)の分が増
えるので車内に宿泊する人数を増やすことが出来る。
又、シーズンを問わず何時でも何処でも気軽に車内で宿
泊が出来るなど、新発想のマルチパーパスカーを具現化
したものである。更にこのスライド式のニューフロア
(1)は、荷物が2段階に積めるため急カーブや急ブレ
ーキなどの際に起き易い荷崩れの心配もなく、積み荷を
大幅に増やすことが可能となる。又、セカンドシートや
サードシートを装着したハイグレードのRV車やワゴン
車などの上質なシート生地には、一切触れることなく長
い物や自転車などもそのまま中積みすることも出来る。
又、ラゲッジルームもフルに活用することが可能とな
る。ニューフロア(1)の装着により2層にも積載でき
るので、荷物が痛まないのと、定員いっぱいに乗車して
も、レジャーグッズの積載効率を高めることができる。
更に特筆したいことは、このスライド式のニューフロア
(1)の収納場所を、目障りにならずに、しかもスペー
スをとらないルーフやボディーなどにコンパクトに且つ
一体に設けたことであり、外見上は普通の自動車と全く
か、あるいは殆ど変らないことである。以上のように本
発明はスライド式のニューフロア(1)を設けた、日常
車でありながらも手軽にキャンピングも出来る未来型の
マルチパーパスカー[愛称・キャンプッチ(Camp・
Petit)]であり、産業上の利用分野としては完成
した自動車とトレーラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常はシートをフラット状にアレンジし
てベッドとして使用にするが、横になり就寝できるのは
一部の車種に限られているのが現状である。しかし中に
は接続面に凹凸が生じ安眠しにくかったり、前後左右に
空間や間隙が生じる等のほか、車内泊の人数も限られる
等の課題は残るものの、殆どのクルマにおいては背もた
れの部分を倒して仮眠や宿泊するものである。現在メー
カーオプションとしてはマット等をラゲージルームの床
面に、一寸したボックスやステーの上に敷くだけのもの
や、一般に市販されている後付け方式の簡易べッドにつ
いても、いずれもお邪魔虫と云われる嵩張るベッドをそ
の都度持ち込んで取り付けなければならず、荷物の移し
替えや出し入れの際の運搬や取り付け取り外しの作業、
及び不使用時の保管場所などの煩わしい点が多く、宿泊
できる人数を増やすことも出来ない。又、一般市販の大
型バンに手を加えたキャンピングカーもあるが、比較的
大きいためどちらかと云うと旅行やキャンプ等のレジャ
ー専用のクルマであり且つ高価でもある。従って日常の
一般用に使うことにはやや無理があり、小回りのきく日
常車をもう一台用意しなければならない。又、価格、駐
車場の確保とその費用など、快適に使用できることは大
きな魅力ではあるが、一般の人々がレジャー専用車とし
て買う訳にはいかない。従ってRV車やワゴン車を始め
乗用車や軽四輪車に至るまで、自動車と一体のルーフな
どにコンパクトに収納する本発明のスライド式のニュー
フロア(1)等を設け、且つワンタッチで新たな床面を
創り出し宿泊も出来る機能を備えた多機能の自動車は無
い。次に完成した自動車としては、95年初夏にリリー
スされたルーフの上に上下開閉式の簡易ベッドを一体に
装着したボンゴフリートアップがあるが、基本的に違う
ところは本発明のスライド式のニューフロア(1)を設
けたこの自動車(図1〜2参照)では、すべて車内に泊
まれる上、駐車位置を変える場合でもそのまま移動でき
るのに対し、ボンゴフリートアップにおいては増員の分
はルーフの上で泊まる構造となっている。従って夏季以
外は気温の低下などにより、スキー場なども含めて一年
を通して使用することは無理のように思われる。又、夏
季においても夕立や強風の際は一時的にしろ車内に避難
する必要もあるし、更には地上2mの場所で就寝するた
め、特に子供たちが就寝した場合には高さの面でもやや
心配が残る。又、駐車位置を変更する際にもオープンし
て使用している簡易べッドを一旦元にもどす作業もあ
り、やや手のかかる点が気になる。しかしながら発売以
来、販売台数も好評のうちに大幅に伸ばしていること
は、多くの人々が高く評価している証拠でもある。と同
時に家族や気の合った友達どうしで、一台のクルマに4
〜5人が一緒に泊まれると云う魅力はきわめて大きい証
拠とも云える。更に本発明のスライド式のニューフロア
(1)は荷物の積載量においても大きな力を発揮するも
のである。このニューフロア(1)はラゲッジルームが
2面のスペースに倍増する。しかも荷物をブロックごと
に登載できるので急カーブや急ブレーキの際に起き易い
荷崩れの心配もなくフルに積載することが可能となる。
このように、日常車でありながらも積み荷が大幅に増や
せたり、気軽に宿泊できたり、この他にも疲れを回復す
るために寝たままの状態で手足を伸ばしてバイブレーシ
ョンがかけられたり、ルーフやボディーなどに収納した
スライド式のニューフロア(1)を自動車と一体に付設
した本格的な多目的自動車は現在のところ無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】RV車やワゴン、ハッ
チバック等に車内泊をする際には、それぞれのシートを
フラット状にアレンジして使用するが、倒したシートと
シートとの周辺に間隙や凹凸などが生じるため、必ずし
も快適に安眠できるとは限らないし、車内で横になって
泊まれる人数も2人程度のものが殆どである。これらを
詳細に特集したのが徳間書店発行の[テント・エック
ス]95年10月号である。(図8)のように関連部分
を抜粋したが、これらの誌面でも分かるように幾つかの
解決しなければならない課題が残っている。それは
(イ)フラット状にアレンジした際にシートとシートの
周辺に生じる凹凸を無くすこと。(ロ)手足が伸ばせる
こと。(ハ)軽四輪車でもセダンで2人、RV車で4人
が宿泊できること。(ニ)できるだけスペースを広くと
り、一人でも多く宿泊できること。(ホ)車内の温度が
簡単に調整できるように、これらの部分に手が容易に届
くこと。(ヘ)それぞれのシートベルトのベルト内側部
分がニューフロア(1)の通過時に邪魔にならないこ
と。(ト)セットやリットがワンッチで出来ること。
(チ)荷物を単に置くだけの状態から立体的に安全にし
かも多く積載できること、などである。本発明はこれら
の諸問題を解決し、所期の目的を達成するために開発さ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前項の課題を解決するた
め種々思考中に閃いたのがロンドンの2階建てバスと、
アルミやステンレス、それにカラフルな美しいデザイン
の建築用の軽量シャッターである。洗練された室内イン
テリアを損なうことなく調和可能なこれらの構造やデザ
インに注目し考案したのが(図2参照)のように、ボデ
ィを上下2つに分けるニューフロアをスライド式に設
け、中間にもう一つの床面を創り出す発想である。横に
なって車内に泊まる場合に、多くのクルマはそれぞれの
シートをフラット状にアレンジしてから寝るか、後部な
どのシートを倒してラゲッジルームの床面に寝るなどで
ある。具体例としては前述のボンゴフリートアップの
他、大きめの車種では就寝スペースが3m程度あり安眠
することが出来るが、その他の多くのクルマにおいては
必ずしも満足する就寝スペースがとれるわけではない。
何よりも一番の難問は、軽四輪車等の身長よりも短いこ
れらの全長に就寝スペースをいかに確保するかにあった
が、この難題はもうひとつのフロアを創りだしそのスペ
ースをフルに活用することにより解決することにした。
つまり、クルマの後端からダッシュボードの先端まで車
内をフルに活用することによって、限られたスペースの
車内でも宿泊の出来るスペースを確保しようと云うもの
である。とりわけ軽四輪車ではムーブやワゴンR、それ
に新発表のホンダライフ、更にディアス、エブリィ、ブ
ラボー、アトレー、ストリートなどの車種のほかは、全
長のが3.3m以内に規制されている関係上(98年1
0月から全長で100mmなど緩和される)、不可能視
されていた上記車種以外の軽四輪車でも、全長2m程度
のスペースを確保し手軽に車内に宿泊も出来るクルマに
即座に変貌する。これはミニカーながらもネオ・キャン
ピングカーとしての機能も有する、近未来型のニューコ
ンセプトビークルとしてのベースが出来たと云っても過
言では無い。軽四輪より大きい車種においては、大型に
なるに従って安眠条件が向上するのは当然である。但し
軽四輪車でも小型RV車並みのスペースを有する車種も
ある事を付け加えておく。次に積み荷についてである
が、新たに創られたこのニューフロア(1)の床面を併
せた積載面積は2倍と大幅に増加する。又、このニュー
フロア(1)の上部空間には、ラゲッジルームの側面に
あるようなタイヤハウスやストラットタワーの出っ張り
部分がないのでフルに使える長所もある。更に2段階に
登載できるので、ともすれば上部の空間が目立ったラゲ
ッジルームも、立体的にフルに使う事が出来るので実質
的な積載量は、従来の平面的な置き方に比べ飛躍的に増
やすことが出来る。これらについては次項から詳細に述
べるものであるが、大筋としては以上のような構成によ
りこれらの課題を解決するものである。
【0005】
【作用】請求項1の、ルーフに収納するスライド式のニ
ューフロアを一体に付設した多目的自動車C1型
(2)、については次ぎに述べる通りである。 (A)主な特徴について。 (イ)きわめてコンパクト(縦・横ともに120mm程
度・図9参照)に纏めたスライド式の巻き取り型のニュ
ーフロアユニット(3)なので、ルーフ部分に装着して
も、サイドビューが殆ど変らないこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図11)のように、スリム型のシャッター(商
品名・スリムャッター)をイメージモデルに、弾性のア
ーム(4)を設けた磁着式巻き取り型のニューフロアユ
ニット(3)を作製する。 (ロ)(図2〜7)のように、この巻き取り型のニュー
フロアユニット(3)をルーフのリア部分内に一体に装
着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14)のように、セットしたスライド
式のニューフロア(1)を固定するために、ミドルレー
ル(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、ニュ
ーフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし板
(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15)のように、ニューフロア(1)がミド
ルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシート
ベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパスで
きないので、この内側ベルト部分を収納するベルト内包
ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)セット時には先ず、全シートをフラット状にアレ
ンジする。 (ロ)シートベルトの内側部分(11)を、それぞれの
ベルト内包ホルダー(10)に収納する。 (ハ)リアゲート(12)以外のそれぞれのドアの閉着
を確認してから、巻き取り型のニューフロアユニット
(3)の中のニューフロア(1)を静かに引き出し、ミ
ドルレール(6)をスライドさせながらセットする。 (ニ)セットしたこのスライド式のニューフロア(1)
を固定させるために、ミドルレール(6)に設けた受皿
(8)に、ニューフロア(1)に設けた落とし板(9)
を差し込んで固定する。 (ホ)ニューフロア(1)で就寝する人は、リアゲート
(12)からグリップ(13)などを使いながら、ニュ
ーフロア(1)の上に入り込む。フルフラット状のシー
トで就寝する人もリアゲート(12)から入り込む。リ
アゲート(12)を静かに閉めるが、オートクロージャ
ー式になっているので、開閉時の音はきわめて小さく、
他の人の就寝中でも安眠を妨げるようなことにはならな
い。 (ヘ)リセット時には先ず、落とし板(9)を外し、ニ
ューフロア(1)を静かに戻す。(図11参照)のよう
に、弾性のアーム(4)に柔らかく押さえられながら、
このニューフロア(1)は、先端磁着式スラット(1
4)と磁着式シャフト(15)が磁着(図11参照)し
て、ロール状に収納される。 (D)その他について。 (イ)このスライド式の巻き取り型のニューフロアは、
平成7年12月19日特許願(特願平7−35341
9)の補正21頁(図54)や28頁(図100)他に
おいて記述したものを、更に詳細に且つ分かり易く補完
したものである。 (ロ)この巻き取り型のニューフロアのイメージモデル
となった[商品名・スリムシャッター]のメーカーは、
東京都新宿区の三和シャッター工業である。 次ぎに請求項2の、前項に関連する、ルーフに収納する
スライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自動
車とトレーラーについては、本発明のようなアイデアが
分かると、これらをベースに様々な型式が容易に発想さ
れるので、この基本的なアイデアを保全するものであ
る。尚、これに関連する基本的な型式の、ルーフに収納
するスライド式のニューフロアを一体に付設した多目的
自動車C2型(17)、については次ぎに述べる通りで
ある。 (A)主な特徴について。 (イ)スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を一体に付設しても、外見上も普通の自動車と
あまり変りがないこと。 (B)主な構成について。 (イ)(図16)(図41)のように、スパイラル型の
シャッター(商品名スパイラルドア)をイメージモデル
に、スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を作製する。 (ロ)(図17)のように、このスパイラル型のニュー
フロアユニット(18)を、ルーフのリア部分内に一体
に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたスラ
イド式のニューフロア(1)を固定するために、ミドル
レール(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、
ニューフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし
板(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシ
ートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパ
スできないので、この内側ベルト部分を収納するベルト
内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)セット時には先ず、全シートをフラット状にアレ
ンジする。 (ロ)シートベルトの内側部分(11)を、それぞれの
ベルト内包ホルダー(10)に収納する。 (ハ)リアゲート(12)以外のそれぞれのドアの閉着
を確認してから、スパイラル型のニューフロアユニット
(18)の中のニューフロア(1)を静かに引き出し、
ミドルレール(6)をスライドさせながらセットする。 (ニ)セットしたこのスライド式のニューフロア(1)
を固定させるために、ミドルレール(6)に設けた受皿
(8)に、ニューフロア(1)に設けた落とし板(9)
を差し込んで固定する。 (ホ)ニューフロア(1)で就寝する人は、リアゲート
(12)からグリップ(13)などを使いながら、ニュ
ーフロア(1)の上に入り込む。フルフラットにアレン
ジしたシートで就寝する人もリアゲート(12)から入
り込む。リアゲート(12)を静かに閉めるが、オート
クローヂャー式になっているので、開閉時の音はきわめ
て小さく、他の人が就寝中でも安眠を妨げるようなこと
にはならない。 (ヘ)リセット時には先ず、落とし板(9)を外し、ス
ライド式のニューフロア(1)を静かに戻し収納する。
このニューフロア(1)は複数のミニローラー(19)
により、スムーズにスパイラル状に収納される。 (D)その他について。 (イ)このスライド式のスパイラル型のニューフロア
は、平成7年12月19日付け特許願(特許平7−35
3419)の、補正21頁(図55)において述べた
[フック式連継型ニューフロア]と同質のものであると
ともに、平成8年4月18日付け特許願(特許平8−1
34126)の補正30頁(図102)ほかにおいて述
べたものを、更に詳細に分かり易く補完したものであ
る。 (ロ)このスパイラル型のニューフロアユニット(1
8)のイメージモデルとなった[スパイラルドア]のメ
ーカーは、東京都中野区の城西フジ工業である。次ぎに
請求項3の、ボデイーに収納するスライド式のニューフ
ロアを一体に付設した多目的自動車D1型(20)、に
ついては次ぎに述べる通りである。 (A)主な特徴について。 (イ)きわめてコンパクト(縦・横ともに120mm
mm程度・図9参照)に纏めたスライド式の巻き取り型
のニューフロアユニット(3)なので、ボディー(シャ
ーシーも含む)内に装着しても、サイドビューは現行車
とまったく変りが無いこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図11参照)のように、スリム型のシャツター
(商品名・スリムシャッター)をイメージモデルに、ス
ライド式の巻き取り型ニューフロアユニット(3)を作
製する。 (ロ)(図18〜28)のように、この巻き取り型のニ
ューフロアユニット(3)をボデイー(シャーシーも含
む)内に一体に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたニュ
ーフロア(1)を固定するのに、ミドルレール(6)の
左右両側面には掛止用の受皿(8)と、ニューフロア
(1)の左右両端には差し込み式の落とし板(9)をそ
れぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシ
ートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパ
スできないので、この内側ベルト部分を収納するベルト
内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)この多目的自動車D1型(20)の使い方につい
ては、多目的自動車C1型(2)と実質上同一なので、
この[(C)使い方について]の項目(6頁の13行目
から7頁の2行目)において述べた通りである。 (D)その他について。 (イ)このスライド式の巻き取り型のニューフロアは、
平成7年12月19日特許願(特許平7−35341
9)の補正21頁(図54)や28頁(図100)ほ
か、などで記述したものを更に詳細に分かり易く補完し
たものである。 (ロ)先にも述べたが、このスライド式の巻き取り型の
ニューフロアユニット(3)のイメージモデルとなった
[商品名・スリムシャッター]のメーカーは、東京都新
宿区の三和シャッター工業株式会社である。 次ぎに請求項4の、前項に関連する、ボディーに収納す
るスライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自
動車とトレーラーについては、本発明のようなアイデア
が分かると、これらをベースに様々な型式が容易に発想
されるので、この基本的なアイデアを保全するものであ
る。尚、これに関連する基本的な型式の、ホディーに収
納するスライド式のニューフロアを一体に付設した多目
的自動車D2型(21)、については次ぎに述べる通り
である。 (A)主な特徴について。 (イ)ボディー(シャーシーも含む)内にスライド式の
スパイラル型ニューフロアユニット(18)(図16参
照)を装着しても、外見上は普通の自動車とまったく変
りが無いこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図16)(図41)のように、スパイラル型の
シャッター(商品名スパイラルドア)をイメージモデル
に、スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を作製する。 (ロ)(図29〜32)のように、このスパイラル型の
ニューフロアユニット(18)を、ボディー(シャーシ
ーも含む)内に一体に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたスラ
イド式のニューフロア(1)を固定するために、ミドル
レール(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、
ニューフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし
板(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドル型レール(6)をスライドする際に、それぞれの
シートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこが
パスできないので、この内側ベルト部分を収納するベル
ト内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)この多目的自動車D2型(21)の使い方につい
ては、多目的自動車C2型(17)と実質上同一なの
で、この[(C)使い方について]の項目(8頁の5行
目から23行目)において述べた通りである。 (D)その他について。 (イ)このスライド式のスパイラル型のニューフロア
は、平成7年12月19日付け特許願(特願平7−35
3419)の補正21頁(図55)において述べたフッ
ク式連継型ニューフロアと同質のものであるとともに、
平成8年4月18日付け特許願(特願平8−13412
6)の補正30頁(図102)ほか、などで記述したも
のを、更に詳細に、且つ分かり易く補完したものであ
る。 (ロ)このスパイラル型のニューフロアユニット(1
8)のイメージモデルとなった[スパイラルドア]のメ
ーカーは、東京都中野区の城西フジ工業である。次ぎに
請求項5の、ルーフに収納するスライド式のニューフロ
アを後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラー、
については次ぎに述べる通りである。 (イ)いろいろな車種があり一定の型式には修まらない
ので、本特許願で述べた種々のパーツのうちから最適の
ものを採用、それぞれに組合せて改造する。続いて請求
項6の、ボディーに収納するスライド式のニューフロア
を後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラー、に
ついては次ぎに述べる通りである。 (イ)いろいろな車種があり一定の型式には修まらない
ので、本特許願で述べた種々のパーツのうちから最適の
ものを採用、それぞれに組合せて改造する。
【0006】
【実施例】実施例については以下に述べる通りである。
ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一体に付
設した多目的自動車、に関する作用や構成などについて
は、これまでに述べた通りであるが、始めに全型式に共
通する部分を纏めて述べるものである。 (イ)鉄の3倍の強度を有する強化プラスチック等の特
殊材質以外の一般的な材質で、スライド式のニューフロ
ア(1)を作製した場合などには、(図33〜38)の
ように、ニューフロア(1)の支持性と耐力性を高める
ために、補強パネルセット(22)をセッティングする
のも良い。この補強パネルセット(22)は、折り畳み
式に設計し、自動車への積み込みや持ち運びなどの際に
も便利な、補強パネルセットケース(23)にコンパク
ト(図36参照)に収納できるように作製するのが良
い。又、横パネル部分(24)と縦パネル(25)とが
重なる交差部分(26)やドアの掛止部分(27)など
には、それぞれにマグネット(28)を着設して磁着式
にするのも、セッテングがし易くなるので更に良い。 (ロ)又、(図1参照)のように、2段に伸縮する内蔵
式回動型アーム(29)を設けて、上から吊るようにし
て補強するのも良い。不使用時には天井部分に収納され
るので目障りにもならず、セットやリセットもきわめて
簡単なので良い。上記の(イ)とこの(ロ)を併設する
ことはべストである。又、回動型アーム(29)を天井
のセンター部分(34)にも設けるなど、更に支持性を
高めるのも良い。昨今においては、ゴアやゾーンボディ
ーのように、各メーカーともボディー剛性の強化には特
に注力していることもあり、ニューフロア(1)の支持
力や耐力性の向上には、更に有力な条件が揃ったことは
特筆すべきものである。 (ハ)ステーションワゴンやミニミニバンなどは、リア
ステップがなくても比較的容易にニューアロア(1)の
上に、楽に入り込んで就寝できるが、比較的、背の高い
ミニバンやクロカンの場合には、リアステップがあった
方が良い。 (ニ)使用する機会が少ない場合などには、外しておく
ことも出来るように、カセット式(30)(図39〜4
2参照)に設計しておくのも良い。 (ホ)リセット時に巻き取る場合には、巻き取り用ハン
ドル(31)を設けて(図43〜46参照)おくのも
良、い。又、ルーフに装着した高い所の場合などには、
ベベルギア型に設計するのが良い。 (ヘ)リヤゲート(12)は、ステージアなどに見られ
るように、オートクロージャー方式に製造するのが良
い。強い力で閉めなくても、自動的に、且つ静粛に閉着
するので、開閉が気軽にできるのと、安全性の確保と安
眠の妨げにもならないのでベストである。 (ト)ニューフロア(1)のスライド作用が、電動のオ
ートマチック式に作製することは、コストの課題はある
が理想的であり、そして最高である。 (チ)スラット部分(32)(図10参照)のモデル
は、袋状に作製してあるが、この形状を、材質強化の必
要はあるが、一枚状の薄いスラットに作製することは、
不使用時におけるニューフロア(1)を更にコンパクト
に纏めて装着が出来るので、そのように設計することは
更に良い。 (リ)シート(33)の高低は、ドライブ時の最適の高
さに合わせるが、宿泊の際のシート(33)の高さは、
できるだけ低いほうが上方空間に余裕ができるので、シ
ート(33)が低い位置にも作用できるように設計する
ことは、コストの課題は残るもののベストである。ちな
みに、現行車の2列目シート座面から天井までの高さ
(垂直)のベストテンは(徳間書店発行・RVマガジン
97年5月号より抜粋)、スペースギア・107c
m、ノア・103cm、シャリオ・101cm、
ボンゴフレンディ・100cm、ステップワゴン・9
9cm、同じくスパシオ・99cm、プレリィジョ
イ・97.5cm、〜▲10▼同一、エステマ、ルシ
ーダ・エミーナ、オデッセイのそれぞれ96cmである
が、いずれも上方の空間が1m程度も有り、キャンヒン
グカーの8ナンバーの基準である上方空間それぞれの高
さの50cmをほぼ満たすことができるので(基準以上
の車種もあるが)、これらに準ずる車種においては快適
にキャンピングをすることが出来る。又、これらの車種
以外のステーションワゴンなどにおいても、宿泊時には
シートの位置が低くなるようにアジャスト式の構造に設
ければ、上方の空間が高くなるので、これらの車種にお
いても、上方空間50cmの基準を満たした8ナンバー
並みの(8ナンバーを取得すると云う意味ではない)キ
ャンピングが味わえる。従ってシートを上下アジャスト
式に作製することはベストである。又、予めハイルーフ
型に製造するのも非常に効果的である。尚、軽四輪車の
RV系の殆どの車種が4人宿泊に必要な上方空間を十分
に有している事を確認しておくものである。(但し一部
の車種については、それぞれのシートがフルフット状に
なるように、シートが全体的に前方にスライドできるよ
うに、台座部分を若干改良する必要はある) (ヌ)車
内泊は2層に就寝するため、ベースとしての車室は上下
均等2分割型に設計するが、ステーションワゴンなどの
ように、ミニキャブバンよりも、比較的車室の低い車種
には、(図56〜57)のように、上下非均等2分割型
に設計するのも良い。大人2人、子供2人位いのファミ
リーキャンプには最適である。従って、子供の宿泊層に
は余分なゆとりは必要ないし、又、大人の宿泊層にはそ
のゆとり分を移すことができ、大人の宿泊層の余裕感を
高めることも可能になるので良い。又、コストの課題は
残るものの、どちらにも対応できるように、予め、W型
ミドルレール(52)(図57)を付設しておくことは
非常に良い。 (ル)シート(33)をフルフラットにする際には、ヘ
ッドレスト(39)を外す場合が多いので、(図47)
のように、就寝時の枕に転用することも良い。 (ヲ)(図48〜49)のように、このスライド式のニ
ューフロア(1)は、荷物運搬専用のバンなどにも最適
である。 (ワ)リアゲート(12)の開閉ノブ(36)を、車室
の前方部分(37)にも設けることは、体の向きを変え
なくてもリアゲート(12)の開閉ができるので、出入
りには便利である。尚、リアゲート(12)の開閉が、
横になったままの姿勢で、車室の前方部分(37)のス
イッチを押すだけで開閉できる、電動のオートマチック
式に設けることはベストである。 (カ)(図50)のように、ドア一体型のアームレスト
(40)をニューフロア(1)の支持台に活用するのも
良い。当然のことながら、このドア一体型のアームレス
ト(41)の耐力性を高めることには十分に配慮しなけ
ればならない。 (ヨ)(図2〜4参照)のように、ルーフスポイラー
(5)を付設すると、サイドビューが良くなるので、ル
ーフスポイラー(5)を付設するのも良い。 (タ)車外への出入りや昇降が容易にできるように、ス
ライド式のニューフロア(1)は、中間で継離(図5
3)できるように磁着式に作製しておくと良い。 (レ)ミニローラー(19)の表面にはゴム材などを添
着するのが良い。 (ソ)乗用車のリアシートは前に倒れ、ニューフロア
(1)が自由に引き出したり、リセットができるように
作製しなければならない。 (ツ)この特許願は、平成7年12月19日付けにて申
請した特許願(付与出願番号〜特願平7−35341
9)、及び、平成8年4月18日付けにて申請した特許
願(付与番号〜特願平8−134126)において述べ
たものを、更に詳細に、且つ分かり易く補完したもので
ある。 (ネ)従って、上記の[特願平7−353419]、及
び、[特願平8−134126]と内容が同一のものな
ので、これらの[実施例]も参照されること。 次ぎに、各型式については以下に述べる通りである。請
求項1の、ルーフに収納するスライド式のニューフロア
を一体に付設した多目的自動車C1型(2)、について
は次ぎに述べる通りである。 (イ)前項の(イ)から(ネ)に至る各項目(12頁の
3行目から15頁の4行目まで)の他は、特に述べるこ
とは無い。 次ぎに請求項2の、前項に関連する、ルーフに収納する
スライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C2型(21)、については次ぎに述べる通りであ
る。 (イ)このC2型(21)についても、前項の(イ)か
ら(ネ)に至る各項目(12頁の3行目から15頁の4
行目まで)の他は、特に述べることは無い。 (ロ)トレーラーについても、基本的な機構や構成は前
述の多目的自動車と同一なので、それぞれのトレーラー
に最適のパーツを組合せて製造するのが良い。 次ぎに請求項3の、ボディーに収納するスライド式のニ
ューフロアを一体に付設した多目的自動車D1型(2
0)、については次ぎに述べる通りである。 (イ)一部重複するが、(図39〜40参照)のよう
に、スライド式の巻き取り型ニューフロアユニット
(3)を、着脱自由のカセット式(30)に作製するの
も良い。 (ロ)(図39)のように、ボディー後端の左右両内側
に凹型の台座R(41)と凹型の台座L(42)をボデ
ィーと一体型にプレス状に製造し、この凹型の台座(4
1)(42)に、一旦、カセット式の巻き取り型ニュー
フロアユニット(43)を嵌合してからセッティングす
るのも良い。ケース部分(44)は邪魔にならないよう
に、他の場所に置けば良い。ミニカーなどに適してい
る。 (ハ)軽四輪車やリッターカーなどの中には、リアスペ
ース(45)が比較的狭い車種もあるので、それらには
下記のようにして対応する。 バンパー(46)の中に装着(図51〜52)する。
但し、シャーシーの構造上、技術的に難しい点もある。
軽四輪車においては98年10月から全長において、1
00mm緩和されるので、これらを活用するのが良い。 (図40)のように、左右にスライドする倒立式のミ
ニフレーム(47)を設けておき、カセット式の巻き取
り型ニューフロアユニット(43)の必要時にのみ、他
の荷物と一緒に自動車に積み込み、ニューフロア(1)
のセット時には、その都度、倒立式のミニフレーム(4
7)を起こしから嵌合して使用する。 (ニ)ピックアップ車(図26〜28)に装着したニュ
ーフロア(1)には、積み荷の盗難防止のため錠前(4
8)を付けたり、降雨の際に排水を良くするように設計
するのが良い。 (ホ)以上に述べた以外は、多目的自動車C1型(2)
において述べたように、全型式に共通する(イ)から
(ネ)に至る各項目(12頁の3行目から15頁の4行
目まで)の他は、特に述べる所は無い。 次ぎに請求項4の、前項に関連する、ボディーに収納す
るスライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自
動車D2型(21)、については次ぎに述べる通りであ
る。 (イ)この多目的自動車D2型(21)においても、多
目的自動車C1型(2)において述べたように、全型式
に共通する(イ)から(ネ)に至る各項目(12頁の3
行目から15頁の4行目まで)の他は、特に述べる所は
無い。 (ロ)トレーラーについても、基本的な機構や構成は前
述の多目的自動車と同一なので、それぞれのトレーラー
に最適のパーツを組合せて製造するのが良い。次ぎに請
求項5の、ルーフに収納するスライド式のニューフロア
を後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラー、に
ついては前述の通り、いろいろの車種があり一定の型式
には修まらないので、本特許願で述べたそれぞれのパー
ツを組合せて最良の自動車やトレーラーに改造するのが
良い。 次ぎに請求項6の、ボディーに収納するスライド式のニ
ューフロアを後付け方式で付設した一切の自動車とトレ
ーラー、については、前述の通り、いろいろの車種があ
り一定の型式には修まらないので、本特許願で述べたそ
れぞれのパーツを組合せて最良の自動車やトレーラーに
改造するのが良い。尚、機能パーツや周辺パーツについ
ては、優れたものの多い現行のパーツの中から選択して
採用するのが良い。又、新たにパーツなどを付設して補
完することは更にベストである。
【0007】
【発明の効果】始めに、この特許願は平成7年12月1
9日付けにて申請した特許願(付与番号〜特願平7−3
53419)、及び、平成8年4月18日付けにて申請
した特許願(付与番号〜特願平8−134126)と内
容が同一のものなので、これらの[発明の効果]も参照
されることを申し述べるものである。本来、自動車は主
として速く走るために造られたものであるが、進化する
に従って、近来は[効率的なスペースを持ち、且つ使い
勝手の良い自動車]を強く求められるようになり、いわ
ゆるRV車の販売台数は40%を超えるまでに至り、今
後も更に伸長する趨勢にある。これは自動車の多様な使
い方により、長距離のドライブやキャンピングを含むア
ウトドアレジャーが盛んになり、従来の日常一般に使用
する目的の他にも、週末にはアウトドアレジャー用とし
ても使える自動車のニーズが盛り上がってきた証拠でも
ある。このような環境の中、乗れる・積める・遊べる・
休める・泊まれる等の多様な使い道が、特別に造られた
高価で大きなキャンピングカー等の専用車ではなく、経
済的で、ごく普通の日常車を多目的型の自動車に即座に
変貌させることができ、しかも誰にでも買えるような一
般的な自動車の[使い勝手の良さ]を更に一段と高めた
ものであり、これらの具体的な発明の効果については次
ぎに述べる通りである。 (イ)シートの形状については、運転時の[座りごこち
(ホールド性)]と、フルフラットにアレンジした時の
[寝ごこち]とは、別機能のものである。従って、運転
時の[座りごこち(ホールド性)]に重点をおけば[寝
ごこち(フラット性]の方が犠牲となり、反対に[寝ご
こち(フラット性)]の方に重点をおけば、運転時の
[座りごこち(ホールド性)]の方が犠牲となるが、こ
のスライド式のニューフロア(1)を付設することによ
り、これらの相反する機能を分断して、[座りごこち
(ホールド性)]のみに重点を置いたシートに専念でき
る事。 (ロ)(図8参照)のように、背もたれで眠った場合に
は、睡眠は取れても疲れがとりにくい。又、フルフラッ
トシートで眠った場合には、シートのつなぎ部分や周辺
に凹凸などがあるために、やはり睡眠は取れても疲れは
とりにくい。(但し、背もたれで眠った場合よりは、は
るかに良い)などの弱点を、このニューフロア(1)
は、ほぼ完全な一枚のベッド状に成形したので、睡眠感
と疲労回復感を日常のものと同じようにしたこと。 (ハ)日常車に使いながら、週末などにはそのままワン
ッチで、4人(以上)が宿泊できるファミリーキャンピ
ングカーにも、即、変貌できること。 (ニ)長距離の出張やツーリングなどの際には、サービ
スエリアや道の駅、それに高速道路のパーキングエリア
などで気軽に車内泊もできるので、比較的、支出の大き
い宿泊代が節約できるなどの経済的な効用と、万一、ホ
テル(旅館)の予約が取れなくても何ら心配の無いこ
と。 (ホ)この多目的自動車は、キャンピングカー専用車に
比べれば格段に安く、又、日常車に比しての値増し分も
比較的少なく、更にはこの値増し分も車内泊を重ねる事
により早めに元がとれるのと、その後はそっくりプラス
になること。 (ヘ)ミニキャブワゴンや比較的全長の長いステーショ
ンワゴンなどは、8ナンバーもとり易いので、車両保険
や自動車税などの維持費が経済的に済むこと。 (ト)レジャーシーズンの最盛期に、キャンプ場が満員
で予約が取れなかったり、サイトのない場合でも心配し
なくて済むことと、いつでも、どこでも、風光明媚な場
所で自由にファミリーキャンプができること。 (チ)釣りなどの場合には、穴場のすぐ側で車内泊がで
きるので、誰よりも先に良い場所が確保できること。旅
館代も節約できることは勿論である。 (リ)外気の寒暖に影響されることなく、真夏の海浜や
でも、真冬のスキー場でも、又、風雨などの気象条件に
関係なく、一年を通して快適に使えること。 (ヌ)このニューフロフ(1)を、MAZDAボンゴフ
リートアップに装着すれば、最低でも6人が、3層にゆ
ったりと車内泊がてきるのでベストである。 (ル)荷物も2層に積めるので、積載効率が高いこと。 (ヲ)本稿の終わりに特記したいことは、先にも述べた
ものでもあるが、お邪魔虫と云われるベッド部分を、ベ
ースとしてはシァッター状でスライド式のニューフロア
(1)を創作し、外見上からも目障りにならないよう、
ルーフやボディーの中にコンパクトに装着したことであ
り、これによりベッド部分の保管場所との間に持ち運び
や、着脱作業の煩わしさからも開放されることである。
従って、ベッド部分のベースとなるスライド式のニュー
フロア(1)が、きわめて簡単にセッティングができ、
いつでも、どこでも手軽に睡眠を取ったり、疲労を回復
することができるので、睡眠不足から来る居眠り運転
や、過度の疲労からくる過労運転などで起きる交通事故
や、軽微な接触事故なども含めての交通トラブルを、か
なり減少させることにも、いささかながら貢献できるも
のではないかと思考するものである。この他にも積み荷
の効率化を計れるほか、一般の日常車でも気軽に4人以
上のファミリーキャンピングに使えるなど、現行の自動
車の利用分野と使い勝手の良さを、一段と広げることに
も役立つものと信じるものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 ニューフロア(1)のセッティング時の斜
視の透視図である。
【図 2】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のミニキャブバンタイプの左側面の透視
面である。
【図 3】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のミニミニバンタイプの左側面の透視面
である。
【図 4】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のステーションワゴンタイプの左側面の
透視面である。
【図 5】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪ミニキャブバンタイプの左側面
の透視面である。
【図 6】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪バンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図 7】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪ワゴンタイプの左側面の透視図
である。
【図 8】 車内泊に関する図解説明書である。
【図 9】 スライド式の巻き取り型のニューフロアユ
ニット(3)の断面図である。
【図10】 スラット部分(32)の断面図である。
【図11】 スライド式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(3)と弾性アーム(4)の断面図である。
【図12】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車の断面図である。
【図13】 落とし板(9)と受皿(8)の掛止する前
の正面図である。
【図14】 落とし板(9)と受皿(8)の掛止した後
の正面図である。
【図15】 ベルト内包ホルダー(10)の斜視図であ
る。
【図16】 スパイラル型ニューフロアユニット(1
8)の断面図である。
【図17】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C2型(17)のクロカンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図18】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のミニキャブバンタイプの左側面の透
視図である。
【図19】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のミニミニバンタイプの左側面の透視
図である。
【図20】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のステーションワゴンタイプの左側面
の透視図である。
【図21】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪ミニキャブバンタイプの左側
面の透視図である。
【図22】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪バンタイプの左側面の透視図
である。
【図23】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪ワゴンタイプの左側面の透視
図である。
【図24】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のセダンタイプの左側面の透視図であ
る。
【図25】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図26】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図27】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの平面図であ
る。
【図28】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図29】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のステーションワゴンタイプの左側面
の透視図である。
【図30】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のクロカンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図31】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のセダンタイプの左側面の透視図であ
る。
【図32】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図33】 補強パネルセット(22)をセッティング
した多目的自動車の斜視の透視図である。
【図34】 使用時の縦パネル部分(25)の側面図で
ある。
【図35】 折り畳み時の縦パネル部分(25)の側面
図である。
【図36】 補強パネルセットケース(23)の収納時
の斜視図である。
【図37】 折り畳み時の横パネル部分(24)の側面
図である。
【図38】 使用時の横パネル部分(24)の背面から
の透視図である。
【図39】 凹型の台座R(41)とL(42)の斜視
図である。
【図40】 倒立式のミニフレーム(47)の斜視図で
ある。
【図41】 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(43)の斜視の透視図である。
【図42】 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(43)の斜視の透視図である。
【図43】 巻き取り用ハンドル(31)の配置を示す
斜視図である。
【図44】 巻き取り用ハンドル(31)の配置を示す
平面の透視図である。
【図45】 ニューフロア(1)のリセット時の上から
見た透視図である。
【図46】 ニューフロア(1)のセット時の上から見
た透視図である。
【図47】 ヘッドレスト(39)のセット時の斜視図
である。
【図48】 荷物運搬専用バンの左側面の透視図であ
る。
【図49】 荷物運搬専用バンの左側面の透視図であ
る。
【図50】 ドア一体型アームレスト(40)の斜視図
である。
【図51】 ニューフロアユニット(3)をバンパー
(46)内設型に作製した場合の斜視の透視図である。
【図52】 ニューフロアユニット(3)をバンパー
(46)内設型に作製した場合の上から見た透視図であ
る。
【図53】 継離できる磁着式のニューフロア(1)の
断面図である。
【図54】 スパイラルレール部分(50)の拡大図で
ある。
【図55】 スパイラルレール部分(50)の拡大図で
ある。
【図56】 上下非均等2分割型の多目的型自動車の左
側面の透視図である。
【図57】 W型ミドルレールの左側面の透視図であ
る。
【符号の説明】
1 スライド式のニューフロア 2 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一体
に付設した多目的自動車C1型 3 スライド式の巻き取り型のニューフロアユニット 4 弾性のアーム 5 ルーフスポイラー 6 ミドルレール 7 アンダーレール 8 掛止用の受皿 9 差し込み式の落とし板 10 ベルト内包ホルダー 11 シートベルトの内側部分 12 リアゲート 13 倒立式のグリップ 14 先端磁着式スラット 15 磁着式シャフト 16 倒立式のフック 17 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一
体に付設した多目的自動車C2型 18 スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット 19 ミニローラー 20 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一
体に付設した多目的自動車D1型 21 ボディーに収納するスライド式のニューフロアを
一体に付設した多目的自動車D2型 22 補強パネルセット 23 補強パネルセットケース 24 横パネル部分 25 縦パネル部分 26 交差部分 27 ドアの掛止部分 28 マグネット 29 2段に伸縮する内蔵型回動式アーム 30 カセット式 31 巻き取り用ハンドル 32 スラット部分 33 シート 34 センター部分 35 ダッシュボード部分 36 開閉ノブ 37 車室の前方部分 38 表面のゴム材 39 ヘッドレスト 40 ドア一体型のアームレスト 41 凹型の台座R 42 凹型の台座L 43 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニット 44 ケース部分 45 リアスペース 46 バンパー 47 倒立式のミニフレーム 48 錠前 49 ボディーに収納するスライド式のニューフロアを
一体に付設した多目的自動車D2型 50 スパエラル型のレール部分 51 蝶番部分 52 W型ミドルレール 53 サンルーフ 54 ピックアップの荷台用レール 55 カセット式のスパイラル型ニューフロアユニット 56 ピラー
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スライド式のニューフロアを一
体に付設した多目的自動車
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】RV車やワゴン車を始め乗用車や
軽四輪車に至るまで、本発明のスライド式のニューフロ
ア(1)(図1)を設ける事により、車内に宿泊するこ
とが可能となる。更にこのニューフロア(1)の分が増
えるので車内に宿泊する人数を増やすことが出来る。
又、シーズンを問わず何時でも何処でも気軽に車内に宿
泊が出来るなど、新発送のマルチパーパスカーを具現化
したものである。更にこのスライド式のニューフロア
(1)は、荷物が2段階に積めるため急カーブや急ブレ
ーキなどの際に起き易い荷崩れの心配もなく、積み荷を
大幅に増やすことが可能となる。又、セカンドシートや
サードシートを装着したハイグレードのRV車やワゴン
車などの上質なシート生地には、一切触れることなく長
い物や自転車などもそのまま中積みすることも出来る。
又、ラゲッジルームもフルに活用することが可能とな
る。ニューフロア(1)の装着により2層にも積載でき
るので、荷物が痛まないのと、定員いっぱいに乗車して
も、レジャーグッズの積載効率を高めることができる。
更に特筆したいことは、このスライド式のニューフロア
(1)の収納場所を、目障りにならずに、しかもスペー
スをとらないルーフやボディーなどにコンパクトに且つ
一体に設けたことであり、外見上は普通の自動車と全く
か、あるいは殆ど変らないことである。以上のように本
発明はスライド式のニューフロア(1)を設けた、日常
車でありながらも手軽にキャンピングも出来る未来型の
マルチパーパスカー[愛称・宿仮くん]であり、産業上
の利用分野としては完成した自動車とトレーラーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常はシートをフラット状にアレンジし
てベッドとして使用にするが、横になり就寝できるのは
一部の車種に限られているのが現状である。しかし中に
は接続面に凹凸が生じ安眠しにくかったり、前後左右に
空間や間隙が生じる等のほか、車内泊の人数も限られる
等の課題は残るものの、殆どのクルマにおいては背もた
れの部分を倒して仮眠や宿泊するものである。現在メー
カーオプションとしてはマット等をラゲージルームの床
面に、一寸したボックスやステーの上に敷くだけのもの
や、一般に市販されている後付け方式の簡易ベッドにつ
いても、いずれもお邪魔虫と云われる嵩張るベッドをそ
の都度持ち込んで取り付けなければならず、荷物の移し
替えや出し入れの際の運搬や取り付け取り外しの作業、
及び不使用時の保管場所などの煩わしい点が多く、宿泊
できる人数を増やすことも出来ない。又、一般市販の大
型バンに手を加えたキャンピングカーもあるが、比較的
大きいためどちらかと云うと旅行やキャンプ等のレジャ
ー専用のクルマであり且つ高価でもある。従って日常の
一般用に使うことにはやや無理があり、小回りのきく日
常車をもう一台用意しなければならない。又、価格、駐
車場の確保とその費用など、快適に使用できることは大
きな魅力ではあるが、一般の人々がレジャー専用車とし
て買う訳にはいかない。従ってRV車やワゴン車を始め
乗用車や軽四輪車に至るまで、自動車と一体のルーフな
どにコンパクトに収納する本発明のスライド式のニュー
フロア(1)等を設け、且つワンタッチで新たな床面を
創り出し宿泊も出来る機能を備えた多機能の自動車は無
い。次に完成した自動車としては、95年初夏にリリー
スされたルーフの上に上下開閉式の簡易ベッドを一体に
装着したボンゴフリートアップがあるが、基本的に違う
ところは本発明のスライド式のニューフロア(1)を設
けたこの自動車(図1〜2参照)では、すべて車内に泊
まれる上、駐車位置を変える場合でもそのまま移動でき
るのに対し、ボンゴフリートアップにおいては増員の分
はルーフの上で泊まる構造となっている。従って夏季以
外は気温の低下などにより、スキー場なども含めて一年
を通して使用することは無理のように思われる。又、夏
季においても夕立や強風の際は一時的にしろ車内に避難
する必要もあるし、更には地上2mの場所で就寝するた
め、特に子供たちが就寝した場合には高さの面でもやや
心配が残る。又、駐車位置を変更する際にもオープンし
て使用している簡易ベッドを一旦元にもどす作業もあ
り、やや手のかかる点が気になる。しかしながら発売以
来、販売台数も好評のうちに大幅に伸ばしていること
は、多くの人々が高く評価している証拠でもある。と同
時に家族や気の合った友達どうしで、一台のクルマに4
〜5人が一緒に泊まれると云う魅力はきわめて大きい証
拠とも云える。更に本発明のスライド式のニューフロア
(1)は荷物の積載量においても大きな力を発揮するも
のである。このニューフロア(1)はラゲッジルームが
2面のスペースに倍増する。しかも荷物をブロックごと
に登載できるので急カーブや急ブレーキの際に起き易い
荷崩れの心配もなくフルに積載することが可能となる。
このように、日常車でありながらも積み荷が大幅に増や
せたり、気軽に宿泊できたり、この他にも疲れを回復す
るために寝たままの状態で手足を伸ばしてバイブレーシ
ョンがかけられたり、ルーフやボディーなどに収納した
スライド式のニューフロア(1)を自動車と一体に付設
した本格的な多目的自動車は現在のところ無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】RV車やワゴン、ハッ
チバック等に車内泊をする際には、それぞれのシートを
フラット状にアレンジして使用するが、倒したシートと
シートとの周辺に間隙や凹凸などが生じるため、必ずし
も快適に安眠できるとは限らないし、車内で横になって
泊まれる人数も2人程度のものが殆どである。これらを
詳細に特集したのが徳間書店発行の[テント・エック
ス]95年10月号である。(図8)のように関連部分
を抜粋したが、これらの誌面でも分かるように幾つかの
解決しなければならない課題が残っている。それは
(イ)フラット状にアレンジした際にシートとシートの
周辺に生じる凹凸を無くすこと。(ロ)手足が伸ばせる
こと。(ハ)軽四輪車でもセダンで2人、RV車で4人
が宿泊できること。(ニ)できるだけスペースを広くと
り、一人でも多く宿泊できること。(ホ)車内の温度が
簡単に調整できるように、これらの部分に手が容易に届
くこと。(ヘ)それぞれのシートベルトのベルト内側部
分がニューフロア(1)の通過時に邪魔にならないこ
と。(ト)セットやリセットがワンッチで出来ること。
(チ)荷物を単に置くだけの状態から立体的に安全にし
かも多く積載できること、などである。本発明はこれら
の諸問題を解決し、所期の目的を達成するために開発さ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前項の課題を解決するた
め種々思考中に閃いたのがロンドンの2階建てバスと、
アルミやステンレス、それにカラフルな美しいデザイン
の建築用の軽量シャッターである。洗練された室内イン
テリアを損なうことなく調和可能なこれらの構造やデザ
インに注目し考案したのが(図2参照)のように、ボデ
ィを上下2つに分けるニューフロアをスライド式に設
け、中間にもう一つの床面を創り出す発想である。横に
なって車内に泊まる場合に、多くのクルマはそれぞれの
シートをフラット状にアレンジしてから寝るか、後部な
どのシートを倒してラゲッジルームの床面に寝るなどで
ある。具体例としては前述のボンゴフリートアップの
他、大きめの車種では就寝スペースが3m程度あり安眠
することが出来るが、その他の多くのクルマにおいては
必ずしも満足する就寝スペースがとれるわけではない。
何よりも一番の難問は、軽四輪車等の身長よりも短いこ
れらの全長に就寝スペースをいかに確保するかにあった
が、この難題はもうひとつのフロアを創りだしそのスペ
ースをフルに活用することにより解決することにした。
つまり、クルマの後端からダッシュボードの先端まで車
内をフルに活用することによって、限られたスペースの
車内でも宿泊の出来るスペースを確保しようと云うもの
である。とりわけ軽四輪車ではムーブやワゴンR、それ
に新発表のホンダライフ、更にディアス、エブリィ、ブ
ラボー、アトレー、ストリートなどの車種のほかは、全
長のが3.3m以内に規制されている関係上(98年1
0月から全長で100mmなど緩和される)、不可能視
されていた上記車種以外の軽四輪車でも、全長2m程度
のスペースを確保し手軽に車内に宿泊も出来るクルマに
即座に変貌する。これはミニカーながらもネオ・キャン
ピングカーとしての機能も有する、近未来型のニューコ
ンセプトビークルとしてのベースが出来たと云っても過
言では無い。軽四輪より大きい車種においては、大型に
なるに従って安眠条件が向上するのは当然である。但し
軽四輪車でも小型RV車並みのスペースを有する車種も
ある事を付け加えておく。次に積み荷についてである
が、新たに創られたこのニューフロア(1)の床面を併
せた積載面積は2倍と大幅に増加する。又、このニュー
フロア(1)の上部空間には、ラゲッジルームの側面に
あるようなタイヤハウスやストラットタワーの出っ張り
部分がないのでフルに使える長所もある。更に2段階に
登載できるので、ともすれば上部の空間が目立ったラゲ
ッジルームも、立体的にフルに使う事が出来るので実質
的な積載量は、従来の平面的な置き方に比べ飛躍的に増
やすことが出来る。これらについては次項から詳細に述
べるものであるが、大筋としては以上のような構成によ
りこれらの課題を解決するものである。
【0005】
【作用】請求項1の、ルーフに収納するスライド式のニ
ューフロアを一体に付設した多目的自動車C1型
(2)、については次ぎに述べる通りである。 (A)主な特徴について。 (イ)きわめてコンパクト(縦・横ともに120mm程
度・図9参照)に纏めたスライド式の巻き取り型のニュ
ーフロアユニット(3)なので、ルーフ部分に装着して
も、サイドビューが殆ど変らないこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図11)のように、スリム型のシャッター(商
品名・スリムャッター)をイメージモデルに、弾性のア
ーム(4)を設けた磁着式巻き取り型のニューフロアユ
ニット(3)を作製する。 (ロ)(図2〜7)のように、この巻き取り型のニュー
フロアユニット(3)をルーフのリア部分内に一体に装
着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14)のように、セットしたスライド
式のニューフロア(1)を固定するために、ミドルレー
ル(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、ニュ
ーフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし板
(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15)のように、ニューフロア(1)がミド
ルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシート
ベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパスで
きないので、この内側ベルト部分を収納するベルト内包
ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)セット時には先ず、全シートをフラット状にアレ
ンジする。 (ロ)シートベルトの内側部分(11)を、それぞれの
ベルト内包ホルダー(10)に収納する。 (ハ)リアゲート(12)以外のそれぞれのドアの閉着
を確認してから、巻き取り型のニューフロアユニット
(3)の中のニューフロア(1)を静かに引き出し、ミ
ドルレール(6)をスライドさせながらセットする。 (ニ)セットしたこのスライド式のニューフロア(1)
を固定させるために、ミドルレール(6)に設けた受皿
(8)に、ニューフロア(1)に設けた落とし板(9)
を差し込んで固定する。 (ホ)ニューフロア(1)で就寝する人は、リアゲート
(12)からグリップ(13)などを使いながら、ニュ
ーフロア(1)の上に入り込む。フルフラット状のシー
トで就寝する人もリアゲート(12)から入り込む。リ
アゲート(12)を静かに閉めるが、オートクロージャ
ー式になっているので、開閉時の音はきわめて小さく、
他の人の就寝中でも安眠を妨げるようなことにはならな
い。 (ヘ)リセット時には先ず、落とし板(9)を外し、ニ
ューフロア(1)を静かに戻す。(図11参照)のよう
に、弾性のアーム(4)に柔らかく押さえられながら、
このニューフロア(1)は、先端磁着式スラット(1
4)と磁着式シャフト(15)が磁着(図11参照)し
て、ロール状に収納される。 (D)その他について。 (イ)このスライド式の巻き取り型のニューフロアは、
平成7年12月19日特許願(特願平7−35341
9)の補正21頁(図54)や28頁(図100)他に
おいて記述したものを、更に詳細に且つ分かり易く補完
したものである。 (ロ)この巻き取り型のニューフロアのイメージモデル
となった[商品名・スリムシャッター]のメーカーは、
東京都新宿区の三和シャッター工業である。 次ぎに請求項2の、前項に関連する、ルーフに収納する
スライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自動
車とトレーラーについては、本発明のようなアイデアが
分かると、これらをベースに様々な型式が容易に発想さ
れるので、この基本的なアイデアを保全するものであ
る。尚、これに関連する基本的な型式の、ルーフに収納
するスライド式のニューフロアを一体に付設した多目的
自動車C2型(17)、については次ぎに述べる通りで
ある。 (A)主な特徴について。 (イ)スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を一体に付設しても、外見上も普通の自動車と
あまり変りがないこと。 (B)主な構成について。 (イ)(図16)(図41)のように、スパイラル型の
シャッター(商品名スパイラルドア)をイメージモデル
に、スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を作製する。 (ロ)(図17)のように、このスパイラル型のニュー
フロアユニット(18)を、ルーフのリア部分内に一体
に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたスラ
イド式のニューフロア(1)を固定するために、ミドル
レール(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、
ニューフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし
板(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシ
ートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパ
スできないので、この内側ベルト部分を収納するベルト
内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)セット時には先ず、全シートをフラット状にアレ
ンジする。 (ロ)シートベルトの内側部分(11)を、それぞれの
ベルト内包ホルダー(10)に収納する。 (ハ)リアゲート(12)以外のそれぞれのドアの閉着
を確認してから、スパイラル型のニューフロアユニット
(18)の中のニューフロア(1)を静かに引き出し、
ミドルレール(6)をスライドさせながらセットする。 (ニ)セットしたこのスライド式のニューフロア(1)
を固定させるために、ミドルレール(6)に設けた受皿
(8)に、ニューフロア(1)に設けた落とし板(9)
を差し込んで固定する。 (ホ)ニューフロア(1)で就寝する人は、リアゲート
(12)からグリップ(13)などを使いながら、ニュ
ーフロア(1)の上に入り込む。フルフラットにアレン
ジしたシートで就寝する人もリアゲート(12)から入
り込む。リアゲート(12)を静かに閉めるが、オート
クローヂャー式になっているので、開閉時の音はきわめ
て小さく、他の人が就寝中でも安眠を妨げるようなこと
にはならない。 (ヘ)リセット時には先ず、落とし板(9)を外し、ス
ライド式のニューフロア(1)を静かに戻し収納する。
このニューフロア(1)は複数のミニローラー(19)
により、スムーズにスパイラル状に収納される。 (D)その他について。 (イ)このスライド式のスパイラル型のニューフロア
は、平成7年12月19日付け特許願(特許平7−35
3419)の、補正21頁(図55)において述べた
[フック式連継型ニューフロア]と同質のものであると
ともに、平成8年4月18日付け特許願(特許平8−1
34126)の補正30頁(図102)ほかにおいて述
べたものを、更に詳細に分かり易く補完したものであ
る。 (ロ)このスパイラル型のニューフロアユニット(1
8)のイメージモデルとなった[スパイラルドア]のメ
ーカーは、東京都中野区の城西フジ工業である。 次ぎに請求項3の、ボデイーに収納するスライド式のニ
ューフロアを一体に付設した多目的自動車D1型(2
0)、については次ぎに述べる通りである。 (A)主な特徴について。 (イ)きわめてコンパクト(縦・横ともに120mmm
m程度・図9参照)に纏めたスライド式の巻き取り型の
ニューフロアユニット(3)なので、ボディー(シャー
シーも含む)内に装着しても、サイドビューは現行車と
まったく変りが無いこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図11参照)のように、スリム型のシャツター
(商品名・スリムシャッター)をイメージモデルに、ス
ライド式の巻き取り型ニューフロアユニット(3)を作
製する。 (ロ)(図18〜28)のように、この巻き取り型のニ
ューフロアユニット(3)をボデイー(シャーシーも含
む)内に一体に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたニュ
ーフロア(1)を固定するのに、ミドルレール(6)の
左右両側面には掛止用の受皿(8)と、ニューフロア
(1)の左右両端には差し込み式の落とし板(9)をそ
れぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドルレール(6)をスライドする際に、それぞれのシ
ートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこがパ
スできないので、この内側ベルト部分を収納するベルト
内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)この多目的自動車D1型(20)の使い方につい
ては、多目的自動車C1型(2)と実質上同一なので、
この[(C)使い方について]の項目(6頁の13行目
から7頁の2行目)において述べた通りである。 (D)その他について。 (イ)このスライド式の巻き取り型のニューフロアは、
平成7年12月19日特許願(特許平7−35341
9)の補正21頁(図54)や28頁(図100)ほ
か、などで記述したものを更に詳細に分かり易く補完し
たものである。 (ロ)先にも述べたが、このスライド式の巻き取り型の
ニューフロアユニット(3)のイメージモデルとなった
[商品名・スリムシャッター]のメーカーは、東京都新
宿区の三和シャッター工業株式会社である。 次ぎに請求項4の、前項に関連する、ボディーに収納す
るスライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自
動車とトレーラーについては、本発明のようなアイデア
が分かると、これらをベースに様々な型式が容易に発想
されるので、この基本的なアイデアを保全するものであ
る。尚、これに関連する基本的な型式の、ホディーに収
納するスライド式のニューフロアを一体に付設した多目
的自動車D2型(21)、については次ぎに述べる通り
である。 (A)主な特徴について。 (イ)ボディー(シャーシーも含む)内にスライド式の
スパイラル型ニューフロアユニット(18)(図16参
照)を装着しても、外見上は普通の自動車とまったく変
りが無いこと。 (ロ)サンルーフも装着できること。 (B)主な構成について。 (イ)(図16)(図41)のように、スパイラル型の
シャッター(商品名スパイラルドア)をイメージモデル
に、スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット
(18)を作製する。 (ロ)(図29〜32)のように、このスパイラル型の
ニューフロアユニット(18)を、ボディー(シャーシ
ーも含む)内に一体に装着する。 (ハ)ニューフロア(1)がスライドするミドルレール
(6)を車室(図12参照)に設ける。 (ニ)(図13〜14参照)のように、セットしたスラ
イド式のニューフロア(1)を固定するために、ミドル
レール(6)の左右両側面には掛止用の受皿(8)と、
ニューフロア(1)の左右両端には差し込み式の落とし
板(9)をそれぞれに設ける。 (ホ)(図15参照)のように、ニューフロア(1)が
ミドル型レール(6)をスライドする際に、それぞれの
シートベルトの内側のベルト部分が邪魔になり、そこが
パスできないので、この内側ベルト部分を収納するベル
ト内包ホルダー(10)をそれぞれに設ける。 (C)使い方について。 (イ)この多目的自動車D2型(21)の使い方につい
ては、多目的自動車C2型(17)と実質上同一なの
で、この[(C)使い方について]の項目(8頁の5行
目から23行目)において述べた通りである。 (D)その他について。 (イ)このスライド式のスパイラル型のニューフロア
は、平成7年12月19日付け特許願(特願平7−35
3419)の補正21頁(図55)において述べたフッ
ク式連継型ニューフロアと同質のものであるとともに、
平成8年4月18日付け特許願(特願平8−13412
6)の補正30頁(図102)ほか、などで記述したも
のを、更に詳細に、且つ分かり易く補完したものであ
る。 (ロ)このスパイラル型のニューフロアユニット(1
8)のイメージモデルとなった[スパイラルドア]のメ
ーカーは、東京都中野区の城西フジ工業である。 次ぎに請求項5の、ルーフに収納するスライド式のニュ
ーフロアを後付け方式で付設した一切の自動車とトレー
ラー、については次ぎに述べる通りである。 (イ)いろいろな車種があり一定の型式には修まらない
ので、本特許願で述べた種々のパーツのうちから最適の
ものを採用、それぞれに組合せて改造する。続いて請求
項6の、ボディーに収納するスライド式のニューフロア
を後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラー、に
ついては次ぎに述べる通りである。 (イ)いろいろな車種があり一定の型式には修まらない
ので、本特許願で述べた種々のパーツのうちから最適の
ものを採用、それぞれに組合せて改造する。
【0006】
【実施例】実施例については以下に述べる通りである。
ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一体に付
設した多目的自動車、に関する作用や構成などについて
は、これまでに述べた通りであるが、始めに全型式に共
通する部分を纏めて述べるものである。 (イ)鉄の3倍の強度を有する強化プラスチック等の特
殊材質以外の一般的な材質で、スライド式のニューフロ
ア(1)を作製した場合などには、(図33〜38)の
ように、ニューフロア(1)の支持性と耐力性を高める
ために、補強パネルセット(22)をセッティングする
のも良い。この補強パネルセット(22)は、折り畳み
式に設計し、自動車への積み込みや持ち運びなどの際に
も便利な、補強パネルセットケース(23)にコンパク
ト(図36参照)に収納できるように作製するのが良
い。又、横パネル部分(24)と縦パネル(25)とが
重なる交差部分(26)やドアの掛止部分(27)など
には、それぞれにマグネット(28)を着設して磁着式
にするのも、セッテングがし易くなるので更に良い。 (ロ)又、(図1参照)のように、2段に伸縮する内蔵
式回動型アーム(29)を設けて、上から吊るようにし
て補強するのも良い。不使用時には天井部分に収納され
るので目障りにもならず、セットやリセットもきわめて
簡単なので良い。上記の(イ)とこの(ロ)を併設する
ことはベストである。又、回動型アーム(29)を天井
のセンター部分(34)にも設けるなど、更に支持性を
高めるのも良い。昨今においては、ゴアやゾーンボディ
ーのように、各メーカーともボディー剛性の強化には特
に注力していることもあり、ニューフロア(1)の支持
力や耐力性の向上には、更に有力な条件が揃ったことは
特筆すべきものである。 (ハ)ステーションワゴンやミニミニバンなどは、リア
ステップがなくても比較的容易にニューアロア(1)の
上に、楽に入り込んで就寝できるが、比較的、背の高い
ミニバンやクロカンの場合には、リアステップがあった
方が良い。 (ニ)使用する機会が少ない場合などには、外しておく
ことも出来るように、カセット式(30)(図39〜4
2参照)に設計しておくのも良い。 (ホ)リセット時に巻き取る場合には、巻き取り用ハン
ドル(31)を設けて(図43〜46参照)おくのも良
い。又、ルーフに装着した高い所の場合などには、ベベ
ルギア型に設計するのが良い。 (ヘ)リヤゲート(12)は、ステージアなどに見られ
るように、オートクロージャー方式に製造するのが良
い。強い力で閉めなくても、自動的に、且つ静粛に閉着
するので、開閉が気軽にできるのと、安全性の確保と安
眠の妨げにもならないのでベストである。 (ト)ニューフロア(1)のスライド作用が、電動のオ
ートマチック式に作製することは、コストの課題はある
が理想的であり、そして最高である。 (チ)スラット部分(32)(図10参照)のモデル
は、袋状に作製してあるが、この形状を、材質強化の必
要はあるが、一枚状の薄いスラットに作製することは、
不使用時におけるニューフロア(1)を更にコンパクト
に纏めて装着が出来るので、そのように設計することは
更に良い。 (リ)シート(33)の高低は、ドライブ時の最適の高
さに合わせるが、宿泊の際のシート(33)の高さは、
できるだけ低いほうが上方空間に余裕ができるので、シ
ート(33)が低い位置にも作用できるように設計する
ことは、コストの課題は残るもののベストである。ちな
みに、現行車の2列目シート座面から天井までの高さ
(垂直)のベストテンは(徳間書店発行・RVマガジン
97年5月号より抜粋)、スペースギア・107c
m、ノア・103cm、シャリオ・101cm、
ボンゴフレンディ・100cm、ステップワゴン・9
9cm、同じくスパシオ・99cm、プレリィジョ
イ・97.5cm、〜▲10▼同一、エステマ、ルシ
ーダ・エミーナ、オデッセイのそれぞれ96cmである
が、いずれも上方の空間が1m程度も有り、キャンヒン
グカーの8ナンバーの基準である上方空間それぞれの高
さの50cmをほぼ満たすことができるので(基準以上
の車種もあるが)、これらに準ずる車種においては快適
にキャンピングをすることが出来る。又、これらの車種
以外のステーションワゴンなどにおいても、宿泊時には
シートの位置が低くなるようにアジャスト式の構造に設
ければ、上方の空間が高くなるので、これらの車種にお
いても、上方空間50cmの基準を満たした8ナンバー
並みの(8ナンバーを取得すると云う意味ではない)キ
ャンピングが味わえる。従ってシートを上下アジャスト
式に作製することはベストである。又、予めハイルーフ
型に製造するのも非常に効果的である。尚、軽四輪車の
RV系の殆どの車種が4人宿泊に必要な上方空間を十分
に有している事を確認しておくものである。(但し一部
の車種については、それぞれのシートがフルフット状に
なるように、シートが全体的に前方にスライドできるよ
うに、台座部分を若干改良する必要はある) (ヌ)車内泊は2層に就寝するため、ベースとしての車
室は上下均等2分割型に設計するが、ステーションワゴ
ンなどのように、ミニキャブバンよりも、比較的車室の
低い車種には、(図56〜57)のように、上下非均等
2分割型に設計するのも良い。大人2人、子供2人位い
のファミリーキャンプには最適である。従って、子供の
宿泊層には余分なゆとりは必要ないし、又、大人の宿泊
層にはそのゆとり分を移すことができ、大人の宿柏層の
余裕感を高めることも可能になるので良い。又、コスト
の課題は残るものの、どちらにも対応できるように、予
め、W型ミドルレール(52)(図57)を付設してお
くことは非常に良い。 (ル)シート(33)をフルフラットにする際には、ヘ
ッドレスト(39)を外す場合が多いので、(図47)
のように、就寝時の枕に転用することも良い。 (ヲ)(図48〜49)のように、このスライド式のニ
ューフロア(1)は、荷物運搬専用のバンなどにも最適
である。 (ワ)リアゲート(12)の開閉ノブ(36)を、車室
の前方部分(37)にも設けることは、体の向きを変え
なくてもリアゲート(12)の開閉ができるので、出入
りには便利である。尚、リアゲート(12)の開閉が、
横になったままの姿勢で、車室の前方部分(37)のス
イッチを押すだけで開閉できる、電動のオートマチック
式に設けることはベストである。 (カ)(図50)のように、ドア一体型のアームレスト
(40)をニューフロア(1)の支持台に活用するのも
良い。当然のことながら、このドア一体型のアームレス
ト(41)の耐力性を高めることには十分に配慮しなけ
ればならない。 (ヨ)(図2〜4参照)のように、ルーフスポイラー
(5)を付設すると、サイドビューが良くなるので、ル
ーフスポイラー(5)を付設するのも良い。 (タ)車外への出入りや昇降が容易にできるように、ス
ライド式のニューフロア(1)は、中間で継離(図5
3)できるように磁着式に作製しておくと良い。 (レ)ミニローラー(19)の表面にはゴム材などを添
着するのが良い。 (ソ)乗用車のリアシートは前に倒れ、ニューフロア
(1)が自由に引き出したり、リセットができるように
作製しなければならない。 (ツ)この特許願は、平成7年12月19日付けにて申
請した特許願(付与出願番号〜特願平7−35341
9)、及び、平成8年4月18日付けにて申請した特許
願(付与番号〜特願平8−134126)において述べ
たものを、更に詳細に、且つ分かり易く補完したもので
ある。 (ネ)従って、上記の[特願平7−353419]、及
び、[特願平8−134126]と内容が同一のものな
ので、これらの[実施例]も参照されること。次ぎに、
各型式については以下に述べる通りである。 請求項1の、ルーフに収納するスライド式のニューフロ
アを一体に付設した多目的自動車C1型(2)、につい
ては次ぎに述べる通りである。 (イ)前項の(イ)から(ネ)に至る各項目(12頁の
3行目から15頁の4行目まで)の他は、特に述べるこ
とは無い。 次ぎに請求項2の、前項に関連する、ルーフに収納する
スライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C2型(21)、については次ぎに述べる通りであ
る。 (イ)このC2型(21)についても、前項の(イ)か
ら(ネ)に至る各項目(12頁の3行目から15頁の4
行目まで)の他は、特に述べることは無い。 (ロ)トレーラーについても、基本的な機構や構成は前
述の多目的自動車と同一なので、それぞれのトレーラー
に最適のパーツを組合せて製造するのが良い。 次ぎに請求項3の、ボディーに収納するスライド式のニ
ューフロアを一体に付設した多目的自動車D1型(2
0)、については次ぎに述べる通りである。 (イ)一部重複するが、(図39〜40参照)のよう
に、スライド式の巻き取り型ニューフロアユニット
(3)を、着脱自由のカセット式(30)に作製するの
も良い。 (ロ)(図39)のように、ボディー後端の左右両内側
に凹型の台座R(41)と凹型の台座L(42)をボデ
ィーと一体型にプレス状に製造し、この凹型の台座(4
1)(42)に、一旦、カセット式の巻き取り型ニュー
フロアユニット(43)を嵌合してからセッティングす
るのも良い。ケース部分(44)は邪魔にならないよう
に、他の場所に置けば良い。ミニカーなどに適してい
る。 (ハ)軽四輪車やリッターカーなどの中には、リアスペ
ース(45)が比較的狭い車種もあるので、それらには
下記のようにして対応する。 バンパー(46)の中に装着(図51〜52)する。
但し、シャーシーの構造上、技術的に難しい点もある。
軽四輪車においては98年10月から全長において、1
00mm緩和されるので、これらを活用するのが良い。 (図40)のように、左右にスライドする倒立式のミ
ニフレーム(47)を設けておき、カセット式の巻き取
り型ニューフロアユニット(43)の必要時にのみ、他
の荷物と一緒に自動車に積み込み、ニューフロア(1)
のセット時には、その都度、倒立式のミニフレーム(4
7)を起こしから嵌合して使用する。 (ニ)ピックアップ車(図26〜28)に装着したニュ
ーフロア(1)には、積み荷の盗難防止のため錠前(4
8)を付けたり、降雨の際に排水を良くするように設計
するのが良い。 (ホ)以上に述べた以外は、多目的自動車C1型(2)
において述べたように、全型式に共通する(イ)から
(ネ)に至る各項目(12頁の3行目から15頁の4行
目まで)の他は、特に述べる所は無い。 次ぎに請求項4の、前項に関連する、ボディーに収納す
るスライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自
動車D2型(21)、については次ぎに述べる通りであ
る。 (イ)この多目的自動車D2型(21)においても、多
目的自動車C1型(2)において述べたように、全型式
に共通する(イ)から(ネ)に至る各項目(12頁の3
行目から15頁の4行目まで)の他は、特に述べる所は
無い。 (ロ)トレーラーについても、基本的な機構や構成は前
述の多目的自動車と同一なので、それぞれのトレーラー
に最適のパーツを組合せて製造するのが良い。次ぎに請
求項5の、ルーフに収納するスライド式のニューフロア
を後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラー、に
ついては前述の通り、いろいろの車種があり一定の型式
には修まらないので、本特許願で述べたそれぞれのパー
ツを組合せて最良の自動車やトレーラーに改造するのが
良い。 次ぎに請求項6の、ボディーに収納するスライド式のニ
ューフロアを後付け方式で付設した一切の自動車とトレ
ーラー、については、前述の通り、いろいろの車種があ
り一定の型式には修まらないので、本特許願で述べたそ
れぞれのパーツを組合せて最良の自動車やトレーラーに
改造するのが良い。尚、機能パーツや周辺パーツについ
ては、優れたものの多い現行のパーツの中から選択して
採用するのが良い。又、新たにパーツなどを付設して補
完することは更にベストである。
【0007】
【発明の効果】始めに、この特許願は平成7年12月1
9日付けにて申請した特許願(付与番号〜特願平7−3
53419)、及び、平成8年4月18日付けにて申請
した特許願(付与番号〜特願平8−134126)と内
容が同一のものなので、これらの[発明の効果]も参照
されることを申し述べるものである。本来、自動車は主
として速く走るために造られたものであるが、進化する
に従って、近来は[効率的なスペースを持ち、且つ使い
勝手の良い自動車]を強く求められるようになり、いわ
ゆるRV車の販売台数は40%を超えるまでに至り、今
後も更に伸長する趨勢にある。これは自動車の多様な使
い方により、長距離のドライブやキャンピングを含むア
ウトドアレジャーが盛んになり、従来の日常一般に使用
する目的の他にも、週末にはアウトドアレジャー用とし
ても使える自動車のニーズが盛り上がってきた証拠でも
ある。このような環境の中、乗れる・積める・遊べる・
休める・泊まれる等の多様な使い道が、特別に造られた
高価で大きなキャンピングカー等の専用車ではなく、経
済的で、ごく普通の日常車を多目的型の自動車に即座に
変貌させることができ、しかも誰にでも買えるような一
般的な自動車の[使い勝手の良さ]を更に一段と高めた
ものであり、これらの具体的な発明の効果については次
ぎに述べる通りである。 (イ)シートの形状については、運転時の[座りごこち
(ホールド性)]と、フルフラットにアレンジした時の
[寝ごこち]とは、別機能のものである。従って、運転
時の[座りごこち(ホールド性)]に重点をおけば[寝
ごこち(フラット性]の方が犠牲となり、反対に[寝ご
こち(フラット性)]の方に重点をおけば、運転時の
[座りごこち(ホールド性)]の方が犠牲となるが、こ
のスライド式のニューフロア(1)を付設することによ
り、これらの相反する機能を分断して、[座りごこち
(ホールド性)]のみに重点を置いたシートに専念でき
る事。 (ロ)(図8参照)のように、背もたれで眠った場合に
は、睡眠は取れても疲れがとりにくい。又、フルフラッ
トシートで眠った場合には、シートのつなぎ部分や周辺
に凹凸などがあるために、やはり睡眠は取れても疲れは
とりにくい。(但し、背もたれで眠った場合よりは、は
るかに良い)などの弱点を、このニューフロア(1)
は、ほぼ完全な一枚のベッド状に成形したので、睡眠感
と疲労回復感を日常のものと同じようにしたこと。 (ハ)日常車に使いながら、週末などにはそのままワン
ッチで、4人(以上)が宿拍できるファミリーキャンピ
ングカーにも、即、変貌できること。 (ニ)長距離の出張やツーリングなどの際には、サービ
スエリアや道の駅、それに高速道路のパーキングエリア
などで気軽に車内泊もできるので、比較的、支出の大き
い宿泊代が節約できるなどの経済的な効用と、万一、ホ
テル(旅館)の予約が取れなくても何ら心配の無いこ
と。 (ホ)この多目的自動車は、キャンピングカー専用車に
比べれば格段に安く、又、日常車に比しての値増し分も
比較的少なく、更にはこの値増し分も車内泊を重ねる事
により早めに元がとれるのと、その後はそっくりプラス
になること。 (ヘ)ミニキャブワゴンや比較的全長の長いステーショ
ンワゴンなどは、8ナンバーもとり易いので、車両保険
や自動車税などの維持費が経済的に済むこと。 (ト)レジャーシーズンの最盛期に、キャンプ場が満員
で予約が取れなかったり、サイトのない場合でも心配し
なくて済むことと、いつでも、どこでも、風光明媚な場
所で自由にファミリーキャンプができること。 (チ)釣りなどの場合には、穴場のすぐ側で車内泊がで
きるので、誰よりも先に良い場所が確保できること。旅
館代も節約できることは勿論である。 (リ)外気の寒暖に影響されることなく、真夏の海浜や
でも、真冬のスキー場でも、又、風雨などの気象条件に
関係なく、一年を通して快適に使えること。 (ヌ)このニューフロア(1)を、MAZDAボンゴフ
リートアップに装着すれば、最低でも6人が、3層にゆ
ったりと車内泊ができるのでベストである。 (ル)荷物も2層に積めるので、積載効率が高いこと。 (ヲ)本稿の終わりに特記したいことは、先にも述べた
ものでもあるが、お邪魔虫と云われるベッド部分を、ベ
ースとしてはシァッター状でスライド式のニューフロア
(1)を創作し、外見上からも目障りにならないよう、
ルーフやボディーの中にコンパクトに装着したことであ
り、これによりベッド部分の保管場所との間に持ち運び
や、着脱作業の煩わしさからも開放されることである。
従って、ベッド部分のベースとなるスライド式のニュー
フロア(1)が、きわめて簡単にセッティングができ、
いつでも、どこでも手軽に睡眠を取ったり、疲労を回復
することができるので、睡眠不足から来る居眠り運転
や、過度の疲労からくる過労運転などで起きる交通事故
や、軽微な接触事故なども含めての交通トラブルを、か
なり減少させることにも、いささかながら貢献できるも
のではないかと思考するものである。この他にも積み荷
の効率化を計れるほか、一般の日常車でも気軽に4人以
上のファミリーキャンピングに使えるなど、現行の自動
車の利用分野と使い勝手の良さを、一段と広げることに
も役立つものと信じるものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 ニューフロア(1)のセッティング時の斜
視の透視図である。
【図 2】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のミニキャブバンタイプの左側面の透視
面である。
【図 3】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のミニミニバンタイプの左側面の透視面
である。
【図 4】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)のステーションワゴンタイプの左側面の
透視面である。
【図 5】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪ミニキャブバンタイプの左側面
の透視面である。
【図 6】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪バンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図 7】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C1型(2)の軽四輪ワゴンタイプの左側面の透視図
である。
【図 8】 車内泊に関する図解説明書である。
【図 9】 スライド式の巻き取り型のニューフロアユ
ニット(3)の断面図である。
【図10】 スラット部分(32)の断面図である。
【図11】 スラット式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(3)と弾性アーム(4)の断面図である。
【図12】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車の断面図である。
【図13】 落とし板(9)と受皿(8)の掛止する前
の正面図である。
【図14】 落とし板(9)と受皿(8)の掛止した後
の正面図である。
【図15】 ベルト内包ホルダー(10)の斜視図であ
る。
【図16】 スパイラル型ニューフロアユニット(1
8)の断面図である。
【図17】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車C2型(17)のクロカンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図18】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のミニキャブバンタイプの左側面の透
視図である。
【図19】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のミニミニバンタイプの左側面の透視
図である。
【図20】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のステーションワゴンタイプの左側面
の透視図である。
【図21】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪ミニキャブバンタイプの左側
面の透視図である。
【図22】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪バンタイプの左側面の透視図
である。
【図23】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)の軽四輪ワゴンタイプの左側面の透視
図である。
【図24】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のセダンタイプの左側面の透視図であ
る。
【図25】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図26】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図27】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの平面図であ
る。
【図28】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D1型(20)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図29】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のステーションワゴンタイプの左側面
の透視図である。
【図30】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のクロカンタイプの左側面の透視図で
ある。
【図31】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のセダンタイプの左側面の透視図であ
る。
【図32】 ニューフロアを一体に付設した多目的自動
車D2型(21)のピックアップタイプの左側面の透視
図である。
【図33】 補強パネルセット(22)をセッティング
した多目的自動車の斜視の透視図である。
【図34】 使用時の縦パネル部分(25)の側面図で
ある。
【図35】 折り畳み時の縦パネル部分(25)の側面
図である。
【図36】 補強パネルセットケース(23)の収納時
の斜視図である。
【図37】 折り畳み時の横パネル部分(24)の側面
図である。
【図38】 使用時の横パネル部分(24)の背面から
の透視図である。
【図39】 凹型の台座R(41)とL(42)の斜視
図である。
【図40】 倒立式のミニフレーム(47)の斜視図で
ある。
【図41】 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(43)の斜視の透視図である。
【図42】 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニ
ット(43)の斜視の透視図である。
【図43】 巻き取り用ハンドル(31)の配置を示す
斜視図である。
【図44】 巻き取り用ハンドル(31)の配置を示す
平面の透視図である。
【図45】 ニューフロア(1)のリセット時の上から
見た透視図である。
【図46】 ニューフロア(1)のセット時の上から見
た透視図である。
【図47】 ヘッドレスト(39)のセット時の斜視図
である。
【図48】 荷物運搬専用バンの左側面の透視図であ
る。
【図49】 荷物運搬専用バンの左側面の透視図であ
る。
【図50】 ドア一体型アームレスト(40)の斜視図
である。
【図51】 ニューフロアユニット(3)をバンパー
(46)内設型に作製した場合の斜視の透視図である。
【図52】 ニューフロアユニット(3)をバンパー
(46)内設型に作製した場合の上から見た透視図であ
る。
【図53】 継離できる磁着式のニューフロア(1)の
断面図である。
【図54】 スパイラルレール部分(50)の拡大図で
ある。
【図55】 スパイラルレール部分(50)の拡大図で
ある。
【図56】 上下非均等2分割型の多目的型自動車の左
側面の透視図である。
【図57】 W型ミドルレールの左側面の透視図であ
る。
【符号の説明】 1 スライド式のニューフロア 2 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一体
に付設した多目的自動車C1型 3 スライド式の巻き取り型のニューフロアユニット 4 弾性のアーム 5 ルーフスポイラー 6 ミドルレール 7 アンダーレール 8 掛止用の受皿 9 差し込み式の落とし板 10 ベルト内包ホルダー 11 シートベルトの内側部分 12 リアゲート 13 倒立式のグリップ 14 先端磁着式スラット 15 磁着式シャフト 16 倒立式のフック 17 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一
体に付設した多目的自動車C2型 18 スライド式のスパイラル型ニューフロアユニット 19 ミニローラー 20 ルーフに収納するスライド式のニューフロアを一
体に付設した多目的自動車D1型 21 ボディーに収納するスライド式のニューフロアを
一体に付設した多目的自動車D2型 22 補強パネルセット 23 補強パネルセットケース 24 横パネル部分 25 縦パネル部分 26 交差部分 27 ドアの掛止部分 28 マグネット 29 2段に伸縮する内蔵型回動式アーム 30 カセット式 31 巻き取り用ハンドル 32 スラット部分 33 シート 34 センター部分 35 ダッシュボード部分 36 開閉ノブ 37 車室の前方部分 38 表面のゴム材 39 ヘッドレスト 40 ドアー型のアームレスト 41 凹型の台座R 42 凹型の台座L 43 カセット式の巻き取り型ニューフロアユニット 44 ケース部分 45 リアスペース 46 バンパー 47 倒立式のミニフレーム 48 錠前 49 ボディーに収納するスライド式のニューフロアを
一体に付設した多目的自動車D2型 50 スパイラル型のレール部分 51 蝶番部分 52 W型ミドルレール 53 サンルーフ 54 ピックアップの荷台用レール 55 カセット式のスパイラル型ニューフロアユニット 56 ピラー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図10】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図14】
【図15】
【図34】
【図35】
【図6】
【図7】
【図8】
【図36】
【図37】
【図43】
【図53】
【図9】
【図11】
【図16】
【図47】
【図52】
【図55】
【図12】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図54】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図38】
【図39】
【図40】
【図42】
【図41】
【図44】
【図45】
【図46】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図56】
【図57】
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 恭子 福島県福島市渡利字株作14番地の1 (72)発明者 齋藤 定光 福島県福島市渡利字株作14番地の1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフに収納するスライド式のニュー
    フロアを一体に付設した多目的自動車C1型
  2. 【請求項2】 前項に関連する、ルーフに収納するス
    ライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自動車
    とトレーラー
  3. 【請求項3】 ボディーに収納するスライド式のニュ
    ーフロアを一体に付設した多目的自動車D1型
  4. 【請求項4】 前項に関連する、ボディーに収納する
    スライド式のニューフロアを一体に付設した一切の自動
    車とトレーラー
  5. 【請求項5】 ルーフに収納するスライド式のニュー
    フロアを後付け方式で付設した一切の自動車とトレーラ
  6. 【請求項6】 ボディーに収納するスライド式のニュ
    ーフロアを後付け方式で付設した一切の自動車とトレー
    ラー
JP12005497A 1997-04-03 1997-04-03 スライド式のニューフロアを一体に付設した多目的自動 車 Pending JPH10278664A (ja)

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ID=14776759

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JP (1) JPH10278664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101228563B1 (ko) 2010-10-29 2013-02-01 세화자동차주식회사 매트 지지용 프레임 및 이를 이용한 차량의 매트 설치 구조
US8967713B2 (en) 2011-10-25 2015-03-03 Nhk Spring Co., Ltd. Vehicle seat

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