JPH10278633A - 自動車用ディスプレイのレイアウト構造及びディスプレイの出没構造 - Google Patents

自動車用ディスプレイのレイアウト構造及びディスプレイの出没構造

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JPH10278633A
JPH10278633A JP10021207A JP2120798A JPH10278633A JP H10278633 A JPH10278633 A JP H10278633A JP 10021207 A JP10021207 A JP 10021207A JP 2120798 A JP2120798 A JP 2120798A JP H10278633 A JPH10278633 A JP H10278633A
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case
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automobile
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルの上面に設けたディ
スプレイと、操作レバーとの重なり合いをなくして、デ
ィスプレイを見易くする。 【解決手段】 ディスプレイ9をインストルメントパネ
ル1の上面に出没自在に設ける。運転中及び停車中によ
く位置する操作レバー11のパーキングポジションP及
びドライビングポジションDに対し、運転席側からの目
線上で重ならない位置にディスプレイ9を配置し、操作
レバー11がディスプレイ9の邪魔とならないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション、
その他の機能を行うため、自動車に搭載されるディスプ
レイのレイアウト構造及びディスプレイの出没構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーションディスプレイやテレビ等
のディスプレイをインストルメントパネルの内部に配置
して、フロントウインドパネル又はインストルメントパ
ネルの上面に支持した反射部に反射させて乗員の視認に
適応させているものであり、また、不使用時にケース内
に格納しておき、使用時にケースから引き出して使用す
る構造の物として、特開平6ー183284号或いは特
開平6ー144081号公報に示すような、所謂ヘッド
アップディスプレイが周知である。
【0003】これらのヘッドアップディスプレイは、運
転席の真ん前に配置されると、反射部が前方の運転視界
の点で邪魔となるおそれがあり、運転席の前方でなく外
れた側方部分にディスプレイを配置する例がある。
【0004】また、インストルメントパネルの上面は、
太陽の輻射熱によって高温となり易く、液晶パネル等の
ディスプレィの表示パネルが熱破壊されるおそれがある
ため、表示パネルが下向きとなる伏臥状態でディスプレ
ィをケース内に格納し、高温となるインストルメントパ
ネルの上面から表示パネルを遠ざけて保護することがな
されている。かかるディスプレィを使用する際には、デ
ィスプレィを伏臥状態から起立させてケースから引き出
す必要があり、ディスプレィをケースから出没させる出
没構造が組み込まれる。つまり、従来のディスプレイの
出没構造は、回転軸をディスプレィに取り付け、この回
転軸をモータ等の回転駆動源に連結すると共に、ケース
内で上下動する上下動機構をディスプレィに連結した構
造となっている。回転駆動源と上下動機構は連動してお
り、ディスプレィを回転させながら上下動させることに
よって伏臥状態及び起立状態を繰り返すようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合には、以下の
問題を有している。
【0006】 ステアリングシャフトに操作レバーが
取り付けられた自動変速機のコラムシフトタイプでは、
運転席の横側とはいえ、操作レバーがディスプレイの画
面と重なり合ってディスプレイが見えにくくなる。
【0007】 フロントウインドパネルから侵入した
太陽の輻射熱によって、インストルメントパネルの温度
が上昇(この温度は、夏期には約100℃以上になる場
合がある)する。これに対して、車載用ディスプレイと
して多用されている液晶パネルは、耐熱温度が低く、イ
ンストルメントパネルの上面にレイアウトすることは制
限を受け、設計自由度が犯されるおそれがある。
【0008】 ディスプレイをインストルメントパネ
ルの上に、単に配置しただけでは、前方視界の邪魔とな
る。
【0009】 ディスプレィを伏臥状態、起立状態の
いずれに移動させても、該ディスプレィが不安定であ
り、がたつき易く、がたつきによってディスプレィが故
障するおそれがある。
【0010】 ディスプレィを伏臥状態及び起立状態
にするためには、回転駆動源及び上下動機構さらにはこ
れらを連動させる連動機構が必要であり、構造が複雑と
なり、組み立てが面倒となっている。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、自動変速機のコラムシフトタ
イプの操作レバーであってもディスプレイが見易く、イ
ンストルメントパネルが高温となっても熱破壊されるこ
とがなく、さらには、前方視界の邪魔となることがない
配置が可能な自動車用ディスプレイのレイアウト構造で
あり、ディスプレィの伏臥、起立のいずれの状態であっ
ても、ディスプレィが安定しており、しかも作動のため
の構造も簡単で、組み立てが容易なディスプレィの出没
構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、インストルメントパネルの車両
幅略中央の上面に配置されたディスプレイと、該ディス
プレイのステアリングホイール側に配置され、ディスプ
レイとステアリングホイールとの間で略上下方向にシフ
ト操作される操作レバーとを備え、少なくともドライビ
ングポジション又はパーキングポジションに位置する前
記操作レバーが、運転者のアイポイントとディスプレイ
とを結ぶ線上から回避した位置になるように前記ディス
プレイが配置されていることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、インストルメントパネ
ルの上面に取り付けられ且つその上面に開口部を有する
ケースと、該ケース内に横たわって格納される格納状態
と、該ケース内から立ち上がる起立状態とのどちらかの
状態を取り得るディスプレイと、前記ケースの上面の開
口部を封鎖する一方、前記ディスプレイの立ち上がりと
共にディスプレイ上を覆いながら運転者のアイポイント
と車体フードとの接線の下方に位置するように立ち上が
ってケース上面を開放するフードと、を備えていること
を特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2に記載の自動
車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記ディ
スプレイの格納時に、ディスプレイの表示パネル側がケ
ースの底面を向くことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の自動
車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記ケー
ス底面には、通気穴が開口されてなることを特徴とす
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項4に記載の自動
車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記通気
穴に対向したインストルメントパネルには、導通穴が形
成されていることを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5
何れかに記載の自動車用ディスプレイのレイアウト構造
であって、前記フードは、第1フードと第2フードとの
2部材からなり、前記ディスプレイの起立時にフード裏
面へ互いに対向するように二つ折れ可能に連結されてい
ることを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項6に記載の自動
車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記第1
フードと前記第2フードとは、前後で二つ折れし、フー
ドの後方側に位置する第2フードは、ディスプレイの起
立状態では、下方に折れ曲がって、起立状態のディスプ
レイの上部に被さり、表示パネルへの光の入射を遮るこ
とを特徴とする。
【0019】請求項8の発明は、請求項2乃至請求項7
何れかに記載の自動車用ディスプレイのレイアウト構造
であって、格納状態でディスプレイは、その前部をピン
部材により回転自在且つ前後方向に摺動可能に支持され
ると共に、一端がケースに回動自在に支持された回動プ
レートにより支持されていることを特徴とする。
【0020】請求項9の発明は、請求項8に記載の自動
車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記ディ
スプレイのピン部材は、ケース内に設けられたガイド部
材に沿って前後に摺動され、該ガイド部材は、前端が下
方に位置し、後端が上方に位置する前下がり状態に形成
され、起立過程におけるディスプレイの下端部は、徐々
にケース上方の開口部側に移動することを特徴とする。
【0021】請求項10の発明は、請求項8に記載の自
動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記回
動プレートは、他端が格納時のディスプレイの上面部に
回動自在に支持されて、起立過程におけるディスプレイ
の下端部は、徐々に開口部の後端部に移動することを特
徴とする。
【0022】請求項11の発明は、請求項6又は請求項
7に記載の自動車用ディスプレイのレイアウト構造であ
って、前記第1フードは、第1の付勢手段により開口部
を閉鎖する方向に付勢され、且つ前記第2フードは、第
1の付勢手段より付勢力が小さく設定された第2の付勢
手段により開口部を閉鎖する方向に付勢されていること
を特徴とする。
【0023】請求項12の発明は、請求項3又は請求項
4に記載の自動車用ディスプレイのレイアウト構造であ
って、前記ディスプレイの格納状態における後上端部に
は、回転部材が前記ディスプレイの上面から突出するよ
うに取付けられ、前記ディスプレイの起立時に、前記回
転部材がフードの裏面に当接してフードを押し上げ、開
口部を開放することを特徴とする。
【0024】請求項13の発明は、請求項12に記載の
自動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記
フードの裏面の回転部材との対向位置には、前記ディス
プレイの回転部材が滑動自在とするためのリブが形成さ
れていることを特徴とする。
【0025】請求項14の発明は、請求項2乃至請求項
13何れかに記載の自動車用ディスプレイのレイアウト
構造であって、前記ディスプレイの起立時におけるフー
ドの後端は、運転者のアイポイントと車体フードとの接
線の下方に位置することを特徴とする。
【0026】請求項15の発明は、請求項14に記載の
自動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記
ディスプレイの運転者側には、ステアリングホイールが
配置され、前記ディスプレイと前記ステアリングホイー
ルとの間には、略上下方向にシフト操作される操作レバ
ーが配置され、少なくともドライビングポジション又は
パーキングポジションに位置する前記操作レバーが、運
転者のアイポイントとディスプレイとを結ぶ線上から回
避した位置になるように、前記起立状態のディスプレイ
の表示パネルを配置したことを特徴とする。
【0027】請求項16の発明は、インストルメントパ
ネルの上面に取り付けられ且つその上面に開口部を有す
るケースと、該ケース内に横たわって格納される格納状
態及び該ケース内から立ち上がる起立状態のどちらかの
状態を取り得るディスプレイと、前記ケースの上面の開
口部を封鎖する一方、前記ディスプレイの立ち上がりと
共にディスプレイ上を覆うように立ち上がってケース上
面を開放するフードとを備え、前記フードは、第1フー
ドと第2フードとの2部材からなり、ディスプレイ起立
時にフード裏側へ互いに対向するように二つ折れ可能に
連結されていることを特徴とする。
【0028】請求項17の発明は、請求項16に記載の
自動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、前記
第1フードと前記第2フードとは、前後で二つ折れし、
フードの後方側に位置する第2フードは、ディスプレイ
の起立状態では、下方に折れ曲がって、起立状態のディ
スプレイの上部に被さり、ディスプレイの表示パネルへ
の光の入射を遮ることを特徴とする。
【0029】請求項18の発明は、請求項17に記載の
自動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、格納
状態でディスプレイは、その前部をピン部材により回転
自在且つケース内に設けられたガイド部材に沿って前後
方向に摺動可能に支持されると共に、その上面部を一端
がケースの前方側に回動自在に支持された回動プレート
により支持される一方、第2フードは、付勢手段により
第1フードに対して開口部を閉鎖する方向に付勢されて
おり、起立過程における格納状態のディスプレイの前端
部は、徐々に開口部の後端部に移動することで、格納状
態におけるディスプレイの後上端部は、上斜め前方に移
動して、閉鎖状態の第2フードの裏面に当接し、前記デ
ィスプレイの後上端部がフード全体を押し上げ、ディス
プレイの後上端部が第2フードから第1フードに当接を
移行した後に、第2フードは、ディスプレイ側に折れ曲
がることを特徴とする。
【0030】請求項19の発明は、ディスプレイの出没
構造であって、表示パネルを有するディスプレイと、該
ディスプレイが表示パネルが下向きにして格納される伏
臥状態及び表示パネルを見ることができる起立状態を繰
り返すように支持されてなるケースと、前記ディスプレ
イの前端部を回転自在に連結するピン部材と、このピン
部材が摺動自在に挿入され、ピン部材が前後方向及び上
下方向に移動するように案内するスライドレールと、前
記ピン部材を前後方向に往復移動させる駆動源とを備
え、前記スライドレールは、ピン部材を介してディスプ
レイの伏臥状態を保持する伏臥保持部と、前記ピン部材
の移動に伴ってピン部材が上下方向に移動するガイド部
と、ピン部材を介してディスプレイの起立状態を保持す
る起立保持部とを備えていることを特徴とする。。
【0031】請求項20の発明は、請求項19に記載の
ディスプレイの出没構造であって、前記起立保持部は、
伏臥保持部よりも上方に位置していることを特徴とす
る。
【0032】請求項21の発明は、請求項19に記載の
ディスプレイの出没構造であって、前記駆動源は、ピン
部材に係合し、モータが内部に設けられ、このモータの
駆動によって前記ケースの内部を前後方向に往復移動す
るブロックであることを特徴とする。
【0033】請求項22の発明は、請求項21に記載の
ディスプレイの出没構造であって、前記ケースの前後方
向に伸びるラックがケースの底面に設けられており、こ
のラックに噛合した状態で回転するギヤが前記モータに
連結されていることを特徴とする。
【0034】請求項23の発明は、請求項21に記載の
ディスプレイの出没構造であって、前記ブロックとケー
スとの間には、ディスプレイの起立時のブロックの浮き
上がりを防止する浮き上がり防止機構が設けられている
ことを特徴とする。
【0035】請求項24の発明は、請求項23に記載の
ディスプレイの出没構造であって、前記浮き上がり防止
機構は、ブロックの側面から突出形成された水平軸と、
前記ケースの対向する内側面に前後方向に沿って形成さ
れた水平溝とが前後移動自在に係合されることによって
構成されてなることを特徴とする。
【0036】請求項25の発明は、請求項19乃至請求
項24の何れかに記載のディスプレイの出没構造であっ
て、前記ブロックには、上下方向の案内溝が形成され、
該案内溝にピン部材が係合していることを特徴とする。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明では、自動変速機のコラ
ムシフトタイプの操作レバーの走行中におけるレンジ
は、ドライビングポジションにある機会が最も多く、同
じく停車中におけるレンジは、パーキングポジションに
ある機会が最も多く、かかる多用されるシフトポジショ
ンを回避するようにディスプレイを配置するため、ディ
スプレイの視認上、操作レバーが邪魔となることがな
く、ディスプレイが見易くなる。
【0038】請求項2の発明では、ディスプレイがケー
ス内に格納されて露出しないため、前方視界を妨げるこ
とがなく、視界の邪魔とならない。
【0039】又、フードは運転者のアイポイントと車体
フードとを結ぶ接線よりも下方に位置するため、フード
及びフードに覆われたディスプレイが接線よりも上方に
出ることがない。このため、ディスプレイが運転時の視
界の邪魔となることがない。
【0040】請求項3の発明では、太陽の輻射熱がディ
スプレイに加わっても、該ディスプレイの表示パネル側
が該輻射熱側にないので、該表示パネルが高温になるこ
とがないので、保護される。
【0041】請求項4の発明では、ディスプレイの表示
パネルは、ケース内では通気穴を介して車内空気と接す
るため、太陽の輻射熱などでインストルメントパネルが
高温になっても、ルーフパネルに遮られることで、イン
ストルメントパネルほどは高温にならない車内空気によ
って、高温となることがない。従って、表示パネルが、
例えば、耐熱性が小さな液晶パネルであっても、熱破壊
されることがない。
【0042】請求項5の発明では、インストルメントパ
ネルの導通穴が車内空気を通気穴に導くため、ディスプ
レイを車内空気に確実に接触させることができる。
【0043】請求項6の発明では、ディスプレイの起立
時に、フードが、フード裏側へ互いに対向するように二
つ折れするため、ディスプレイの起立時のフードの突出
高さが低く抑えられる。
【0044】請求項7の発明では、太陽光がフロントウ
インドパネルから車内に入射しても、ディスプレイに反
射することがなく、ディスプレイが見易くなっている。
【0045】請求項8の発明では、ディスプレイが前後
方向に摺動するピン部材のみでなく回動プレートにより
支持されているので、ディスプレイが振動等により前後
動することなく格納位置に確実に保持されることにな
る。
【0046】請求項9の発明では、ディスプレイが起立
する時に前下がり状態に形成されたガイド部材に沿って
摺動するピン部材に案内されるので、徐々にディスプレ
イの表示パネル側が迫り上がり、起立した位置では、ケ
ースから見易い位置に配される。
【0047】請求項10の発明では、前記回動プレート
の他端が格納時のディスプレイの上面部に回動自在に支
持されているので、ディスプレイの起立過程において、
ディスプレイの下端部が徐々に開口部の後端部に移動す
るのを妨げない。
【0048】請求項11の発明では、前記フードに対す
るディスプレイによる抗力が無くなると、第1、第2フ
ードは、第1、第2夫々の付勢手段により開口部を閉鎖
することになるので、ディスプレイを格納した状態での
見栄えが良いことになる。
【0049】請求項12の発明では、前記ディスプレイ
の格納状態における後上端部に取付けられてなる回転部
材が、前記ディスプレイの起立時に、フードの裏面に回
転しながら当接することで、スムースにフードを押し上
げて、ケースの開口部を開放することができる。
【0050】請求項13の発明では、前記ディスプレイ
の起立時に、回転部材は前記フードの裏面のリブに当接
して、該リブ上を滑動するので、スムースにフードを押
し上げて、ケースの開口部を開放することができる。
【0051】請求項14の発明では、前記ディスプレイ
の起立時におけるフードの後端が、運転者のアイポイン
トと車体フードとを結ぶ接線よりも下方に位置するた
め、フードの後端及びフードに覆われたディスプレイが
接線よりも上方に出ることがない。このため、ディスプ
レイが運転時の視界の邪魔となることがない。
【0052】請求項15の発明では、自動変速機のコラ
ムシフトタイプの操作レバーは、ステアリングホイール
に配置されているので、該操作レバーは、前記ディスプ
レイ側に突出されているが、該操作レバーの走行中にお
ける最も多いレンジであるドライビングポジション又は
停車中における最も多いレンジであるパーキングポジシ
ョンを回避するようにディスプレイの表示パネルを配置
するため、ディスプレイの表示パネルの視認上、操作レ
バーが邪魔となることがなく、ディスプレイの表示パネ
ルが見易くなる。
【0053】請求項16の発明では、ディスプレイがケ
ース内に格納されて露出しないため、前方視界を妨げる
ことがなく、視界の邪魔とならない。
【0054】又、ディスプレイの起立時に、フードが、
フード裏側へ互いに対向するように第1フードと第2フ
ードとが二つ折れするため、ディスプレイの起立時のフ
ードの突出高さが低く抑えられる。
【0055】請求項17の発明では、太陽光がフロント
ウインドパネルから車内に入射しても、ディスプレイに
反射することがなく、ディスプレイが見易くなってい
る。
【0056】請求項18の発明では、ディスプレイが起
立する時に前下がり状態に形成されたガイド部材に沿っ
て摺動するピン部材に案内されるので、徐々にディスプ
レイの表示パネル側が迫り上がり、起立した位置では、
ケースから見易い位置に配される。
【0057】また、前記フードに対するディスプレイに
よる抗力が無くなると、第2フードは、付勢手段により
第1フードと共に開口部を閉鎖することになるので、デ
ィスプレイを格納した状態での見栄えが良いことにな
る。
【0058】また、前記ディスプレイの起立過程におい
て、ディスプレイの下端部が徐々に開口部の後端部に移
動して、ディスプレイの後上端部が閉鎖状態の第2フー
ドの裏面を押し上げ、更に第2フードから第1フードに
当接を移行することで、フードを確実に持ち上げること
ができるばかりか、第2フードがディスプレイ側に折れ
曲がることで、太陽光の入射が妨げられる。
【0059】請求項19の発明では、ピン部材がスライ
ドレールの伏臥保持部にあるとき、伏臥保持部との静摩
擦によって不用意な移動が阻止されており、ディスプレ
ィはがたつくことなく、伏臥状態を維持している。この
状態で、駆動源が駆動することによってピン部材がスラ
イドレールを前後方向に移動する。そして、ピン部材が
スライドレールの伏臥保持部から起立保持部に向かって
摺動する際に、ガイド部によって上方に移動するため、
ディスプレィがピン部材に対して回転しながらケースか
ら起立する。
【0060】ディスプレィの起立状態では、ピン部材が
スライドレールの起立保持部にあり、起立保持部との静
摩擦によって不用意な移動が阻止され、ディスプレィは
がたつくことなく、起立状態を維持する。
【0061】従って、伏臥、起立のいずれの状態であっ
ても、ディスプレィが安定し、がたつくことがなくな
る。又、ディスプレィの伏臥状態、起立状態間の変更は
回転駆動源の駆動によってのみなされるものであり、簡
単な構造で、確実に作動することができる。
【0062】請求項20の発明では、起立保持部が伏臥
保持部の上方に位置するため、ディスプレィをケースか
ら確実に起立させることができる。
【0063】請求項21の発明では、ブロックがモータ
の駆動で前後方向に移動すると、それに伴いピン部材も
前後に往復移動することになる。
【0064】請求項22の発明では、ケースの前後方向
に伸びたラックに対して、ギヤが回転することにより、
ブロックが前後方向に移動する。この移動はギヤとラッ
クとが噛合しているため、滑ることなく確実になされ、
ディスプレィの伏臥、起立間の作動を安定して行うこと
ができる。又、ラックとの噛合状態のためギヤが不用意
に移動することがなく、ディスプレィの伏臥状態、起立
状態が安定する。
【0065】請求項23の発明では、浮き上がり防止機
構によってブロックの浮き上がりが防止されるため、円
滑にディスプレィを起立させることができる。
【0066】請求項24の発明では、水平溝に水平軸が
係合されていることで、ブロックに対し浮き上がり方向
への荷重が加わっても、該ブロックに支持された水平軸
が水平溝で確実に支持されることで浮き上がらないこと
になる。また、前後への移動の支障となることがない。
【0067】請求項25の発明では、ブロックに形成さ
れた案内溝によってピン部材が上下方向に移動自在であ
るので、ブロックの前後方向の往復移動によって、ピン
部材が上下動自在である。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態に基づいて説明する。
【0069】図1は、本発明の第1の実施形態の車室側
からの斜視図であり、符号1はインストルメントパネ
ル、符号2はフロントウインドパネル、符号3はステア
リングホイールである。
【0070】前記インストルメントパネル1におけるス
テアリングホイール3の前方には、メータ4が配置され
ると共に、メータ4の左右にはエアの吹き出し口5が配
置されている。
【0071】又、メータ4の左側、即ち自動車の中央側
の吹き出し口5の下方には、オーディオ6が、オーディ
オ6の下方には多重放送等の固定式の表示部7が配置さ
れている。
【0072】このインストルメントパネル1の左側の上
面には、インストルメントパネル1の一部を構成するケ
ース8が取り付けられ、このケース8内に後述する構造
によって出没するディスプレイ9が設けられている。
【0073】ディスプレイ9には、ナビゲーション等の
映像を映し出す表示パネルとしての液晶パネル10を有
しており、立ち上がることによってケース8から突き出
るようになっている。
【0074】符号11は、図示しない自動変速機のレン
ジチェンジを行う操作レバーで、該操作レバー11は、
図示しないステアリングシャフトと同軸上に設けられた
コラムカバー12から左側に伸びている。
【0075】該操作レバー11は、上下方向にシフト操
作されるものであり、上から順に、自動車の駐車時にシ
フトされるパーキングポジションP、自動車の後退時に
シフトされるリバースポジションR、他のシフトポジシ
ョンに移動する間にシフトされるニュートラルポジショ
ンN、自動車の通常走行時にシフトされるドライビング
ポジションD、そして負荷用のドライビングポジション
D1及びD2となっている。
【0076】このような構成において、インストルメン
トパネル1の上面に配置されたディスプレイ9の位置
は、操作レバー11のパーキングポジションP及びドラ
イビングポジションDと、ディスプレイ9とが運転席側
からのアイポイント32(図6参照)からの目線上で重
ならないような回避した位置にレイアウトされている。
【0077】ディスプレイ9の液晶パネル10に映し出
されるナビゲーション等の映像を停車中に見ることで、
自動車の行き先の確認などを行う場合、前記したように
停車用のシフトポジションであるパーキングポジション
Pにするが、かかる時に、該操作レバー11が、該ディ
スプレイ9の運転席側からのアイポイント32の線上に
無いので、ディスプレイ9の液晶パネル10上の映像の
視界の邪魔にならない。
【0078】また、ディスプレイ9の液晶パネル10に
映し出されるナビゲーション等の映像により、走行中の
自車の現在地の確認などを行う場合、前記したように走
行用のシフトポジションであるドライビングポジション
Dにあるから、かかる時に、該操作レバー11が、該デ
ィスプレイ9の運転席側からのアイポイント32の線上
に無いので、ディスプレイ9の液晶パネル10上の映像
の視界の邪魔にならない。
【0079】これに対して、リバースポジションRはバ
ック走行のシフト、負荷用ドライビングポジションD
1、D2は低速用のポジションであり、いずれもディス
プレイ9の液晶パネル10にナビゲーション等の映像を
映し出す必要のある走行ではないので、該ディスプレイ
9の液晶パネル10の手前に操作レバー11が存在して
も、あまり苦にならない。
【0080】このように、駐車中及び運転中に頻繁にそ
こに存在している操作レバー11のポジションP、Dに
対して、運転席のアイポイント32の線上で重ならない
ように、ディスプレイ9をアイポイント32の線上から
の回避位置にレイアウトすることにより、インストルメ
ントパネル1の上面にディスプレイ9を配置しても、操
作レバー11が邪魔となることがなく、ディスプレイ9
が見易くなる。
【0081】次に、この実施形態のディスプレイ9の取
付構造を図2〜図5によって説明する。図2は、ディス
プレイ9を格納するケース8を示し、その上面には、デ
ィスプレイ9が突き出る開口部13が形成されている。
この開口部13は、フード17によって、通常、閉鎖さ
れているが、ディスプレイ9の突き出しに追随してフー
ド17が上方に回動することにより、その開放が行われ
る。
【0082】ケース8の内部には、図4及び図5に示す
ように、回動プレート18が配置され、この回動プレー
ト18にディスプレイ9が連結ピン37を介して保持さ
れている。回動プレート18は、ケース8の側面に掛け
渡された支軸19によって、ケース8内で回動可能とな
っており、この回動によって連結ピン37を介してディ
スプレイ9が、図5に実線で示すように、ケース8から
突き出たり、図5に二点鎖線で示すようにケース8内に
収納されるように、作動する。
【0083】ディスプレイ9は、ケース8内に伏臥状態
で格納される。すなわち、ディスプレイ9は、その液晶
パネル10がケース8の底面8aに対向して臨むように
格納されるものである。
【0084】この伏臥状態のディスプレイ9に対し、ケ
ース8の底面には、液晶パネル10に対向して臨む通気
穴16が形成されている。
【0085】又、インストルメントパネル1の上面には
図3に示すように、取付用凹部14が窪み状に形成され
ており、この取付用凹部14にケース8が嵌め込まれる
ことによって、ケース8とインストルメントパネル1と
が一体化する。かかる取付用凹部14には、導通穴15
が形成されており、図4に示すように、この導通穴15
と通気穴16とが連通している。
【0086】このように、導通穴15と通気穴16とが
連通することによって、車内空気を挿通穴15から通気
穴16に導入することができる。そして、導入された車
内空気がディスプレイ9の液晶パネル10と接触して液
晶パネル10を冷却する。このため、太陽光の輻射熱に
よってインストルメントパネル1が高温となっても、液
晶パネル10の温度上昇が少なくなり、液晶パネル10
が熱破壊されることがない。
【0087】これにより、ディスプレイ9をインストル
メントパネル1の上面に配置する際の高温に起因した不
都合を解消できる。
【0088】ディスプレイ9の基端側(支軸19側)の
端部には、ピン20が取り付けられており、このピン2
0がケース8に形成されたカム溝21に摺動自在に係合
している。
【0089】カム溝21は、図4及び図5に示すよう
に、運転席側(図4で右側)に向かって徐々に、高くな
っており、このカム溝21に沿ってピン20が往復移動
することによって、ディスプレイ9が伏臥状態及び起立
状態を繰り返す。
【0090】ピン20の摺動は、図示を省略したモータ
が駆動することによってなされるものであり、モータの
回転をピン20の摺動運動に変換するラック及びピニオ
ン(図示省略)によって、これらが連結されている。
【0091】フード17は、第1フード22及び第2フ
ード23の2部材からなり、これらのフード22、23
によってケース8の開口部13が閉鎖されるようになっ
ている。
【0092】第1フード22は、図4及び図5に示すよ
うに、基端側(支軸19側)に取付ピン24を有し、こ
の取付ピン24がケース8に挿入されることによって、
ケース8に回転自在に軸支されている。
【0093】取付ピン24には、閉止用ばね26が取り
付けられており、第1フード22は、閉止用ばね26に
よって開口部13を封鎖する閉方向に付勢されている。
【0094】第2フード23は、この第1フード22の
先端に連結ピン25によって回転自在に軸支されてい
る。この連結ピン25にも閉止用ばね27が取り付けら
れ、閉止用ばね27によって、閉方向に付勢されてい
る。
【0095】このような第1フード22及び第2フード
23の閉止用ばね26、27の付勢力は、閉止用ばね2
6が大きく、閉止用ばね27が小さくなるように設定さ
れるものである。
【0096】このような関係とすることによって、第1
フード22及び第2フード23が常に、閉状態となって
いると共に、この閉状態では、第2フード23と第1フ
ード22の連結部分、すなわち連結ピン25部分で、こ
れらのフード22、23が屈曲することがなくなる。こ
れにより第1フード22及び第2フード23が略同一平
面状となり、外観が向上する。
【0097】さらに、フード17の裏面には、シート状
の断熱材28が取り付けられている。図4及び図5にお
いて、断熱材28は第1フード22の裏面に配置されて
いるが、第1フード22に対しては、複数箇所に取り付
けられるものであり、第2フード23の裏面に対しても
同様に、適宜箇所に取り付けられる。
【0098】断熱材28としては、空気層を有したもの
が良好であり、例えば、ウレタン発泡体やポリプロピレ
ン、ポリエチレン混成の不織布等を選択できる。このよ
うにフード17の裏面に断熱材28を設けることによっ
て、太陽光によってフード17が温度上昇しても、ケー
ス8内部に伝達される熱量が少なくなるため、ケース8
内のディスプレイ9を熱から保護することができる。
【0099】このようなフード17に対して、ディスプ
レイ9はピン20がカム溝21を摺動することによっ
て、せり上がるように起立する。このせり上がりの際
に、ディスプレイ9の背面がフード17の裏面と接触し
て、フード17を押し上げ、フード17が開口部13を
開放する。
【0100】かかるディスプレイ9とフード17との接
触は、これらが滑動自在の状態でなされるようになって
いる。この滑動を行うため、ディスプレイ9の背面の先
端部分には、回転子29が取り付けられると共に、第1
フード22及び第2フード23の裏面22a,23aに
は、回転子29との対向位置にリブ30、31がそれぞ
れ形成されている。
【0101】この構造では、ディスプレイ9が立ち上が
る際に、第2フード23のリブ31に回転子29が当接
し、回転子29がリブ31に沿って転動しながらディス
プレイ9が上方に傾斜する。そして、さらにディスプレ
イ9が上方に傾斜することによって、回転子29は第1
フード22のリブ30に当接し、リブ30に沿って転動
しながら、第1フード22を押し上げる。これにより、
第1フード22は閉止用ばね26の付勢力に抗して押し
上げられて、上方に回転するため、フード17全体が開
口部13から離れて、開口部13が開放される。
【0102】このような回転子29及びリブ30、31
による滑動では、ディスプレイ9とフード17との間の
摩擦が小さくなるため、円滑な作動を行うことができ
る。又、回転子29とリブ30、31とは接触面積が少
ないため、ディスプレイ9の立ち上がりの際に、異音が
発生することがなくなる。
【0103】以上の作動によって、ディスプレイ9は開
口部13から突き出て、図5に示すような使用状態とな
ることができる。このディスプレイ9の起立状態におい
て、第2フード23は閉止用ばね27の付勢力によっ
て、第1フード22からディスプレイ9方向に折れ曲が
るため、ディスプレイ9上を覆った状態となる。これに
より、フロントウインドパネル2から太陽光が車内に入
射しても、ディスプレイ9が反射することがなく、ディ
スプレイ9が見易くなっている。
【0104】この実勢形態において、立ち上がったフー
ド17は、その上面が運転者のアイポイントと車体のフ
ロントフードとの接線の下方に位置するように、その立
ち上がり高さが設定されるものである。
【0105】図5及び図6はこの関係を示し、符号32
はシートのリアモースト、即ち、シートを最後端にスラ
イドさせた位置での運転者の目の高さとなっているアイ
ポイントである。このアイポイント32と、図6に示す
車体のフロントフード33とを接続する接線34に対
し、フード17が下方に位置している。このことは運転
時に運転者が見る前方視界の下限、即ち、接線34より
も、フード17及びディスプレイ9の上限を見る視線3
4aでも下方に位置することであり、ディスプレイ9が
前方視界を遮ることがないため、広範囲の視界を確保す
ることができる。これにより、ディスプレイ9をインス
トルメントパネル1の上面に配置しても、ディスプレイ
9が運転の支障となることがない。
【0106】図7及び図8は、車体35に対するディス
プレイ9の配置を示し、インストルメントパネル1の上
面に設けられるディスプレイ9は、車体35の前後方向
のセンターライン36に対し、斜めに位置するように配
置される。すなわち、運転者のアイポイント32に対
し、ディスプレイ9が斜めに位置しており、運転者は前
方視界が遮られることなく、運転することができ、上述
と同様に運転の支障となることがない。
【0107】図9は、本発明の第2の実施形態が適用さ
れた車室側からの斜視図であり、前記図1と異なる点
は、インストルメントパネル1の左側、即ち自動車など
の中央側の上面には、インストルメントパネル1の一部
を構成するケース41が取り付けられ、このケース41
内にディスプレィ9が伏臥状態で格納されると共に、後
述する構造によってケース41からディスプレィ9が起
立可能なる状態に支持されてなる。
【0108】ケース41の上面には、図10に示すよう
に、開口部13が形成されると共に、開口部13を閉鎖
及び開放するフード17が設けられている。
【0109】該フード17は、開口部13を通常閉鎖し
ているが、ディスプレィ9がケース41から立ち上がる
際に、ディスプレィ9によって押し上げられて開口部1
3を開放する。この開放の際には、フード17は、二つ
折れしてディスプレィ9の上面を覆うため、フロントウ
インドパネル2から差し込む光によってディスプレィ9
の表示パネルとしての液晶パネル10の表示が薄く見え
ることがなく、良好に観察できるメリットがある。
【0110】ディスプレィ9の液晶パネル10は、ナビ
ゲーション等の映像を映し出すもので、該ケース41内
への格納状態では、液晶パネル10が下向きとなる伏臥
状態となっており(図12の実線参照)、液晶パネル1
0がフロントウインドパネル2を介して照射される太陽
などの熱が液晶パネル10に伝達されにくく、高熱によ
るディスプレィ9の破壊が防止されている。
【0111】図11は、ケース41に対してディスプレ
ィ9を出没させる構造を示す平面図、図12は、その右
側の断面図、図13は、左側の断面図、図14は、正面
からの断面図であり、駆動源としてのブロック43及び
ディスプレィ9がケース41内に配置されている。この
場合、ディスプレィ9は、液晶パネル10がケース41
の底面41aに臨む伏臥状態で、ケース41内に格納さ
れる。該ディスプレィ9は、ケース41に回転自在に軸
支された回転プレート18と同義のリンク部材60によ
り支持されている。
【0112】ケース41の底面41a上には、左右に離
間した一対のラック45、45が敷設されている。一対
のラック45、45は、ケース41の前後方向に伸びて
おり、このラック45に沿ってブロック43がケース4
1の前後方向に移動可能である。
【0113】ブロック43は、モータ46及びモータ4
6に連結された左右一対のギヤ47をその内部に有して
いる。左右一対のギヤ47は、ブロック43内の左右方
向に掛け渡されたギヤシャフト49に回転可能に取り付
けられており、それぞれがケース41の底面41aのラ
ック45に噛合している。
【0114】モータ46とギヤ47との連結は、モータ
46の回転軸46aとギヤ47との間に複数の減速ギヤ
48を配置することによってなされており、モータ46
の駆動によって回転力が伝達されてギヤ47が回転す
る。この回転によって、ギヤ47は、ラック45の長手
方向に移動し、これによりブロック43全体がケース4
1の前後方向に往復移動する。
【0115】このようなブロック43に対し、ディスプ
レィ9は、ブロック43との連結状態でブロック43の
前方側に配置されている。ディスプレィ9とブロック4
3との連結は、ディスプレィ9の後端側の両側面からピ
ン部材としての連結シャフト20を突出させ、この連結
シャフト50をブロック43の先端側の両側面に貫通さ
せることによって行われ、これによりディスプレィ9は
ブロック43に対して回転自在となっている。
【0116】さらに、ケース41の左右の内側面には、
カム溝52を有したスライドレール51が形成されてお
り、このスライドレール51のカム溝52に連結シャフ
ト50が挿入されている。連結シャフト50は、カム溝
52に対し、摩擦力が作用した状態で摺動するように挿
入されるものである。
【0117】スライドレール51のカム溝52は、図1
2及び図13に示すように、ケース41の後側に水平状
に形成された伏臥保持部53と、ケース41の前側に水
平状に形成された起立保持部54と、これらの保持部5
3、54を連通するガイド部55とを有している。
【0118】起立保持部54は、伏臥保持部53よりも
上方に位置しており、これらを接続するガイド部55
は、ケース41の後側から前側に向かって斜め上方に傾
斜した状態となっている。従って、カム溝52に挿入さ
れた連結シャフト50は、ブロック43がケース41の
前方に移動するとき、ガイド部55に沿って上方に移動
し、ケース41の後方に移動するとき、ガイド部55に
沿って下方に移動する。
【0119】このとき、連結シャフト50は、ブロック
43に対しても上下動する。このブロック43に対する
連結シャフト50の上下動を確保するため、ブロック4
3の左右の側面には、垂直方向の案内溝56が形成され
ており、この案内溝56を連結シャフト50が貫通して
いる。
【0120】図13において、符号57は、ブロック4
3の左右の側面から突出した水平軸であり、対応したケ
ース41の内面に形成された水平溝58に挿入されてい
る。水平溝58は、ケース41の前後方向に伸びてお
り、ブロック43の移動に伴って水平軸57は、水平溝
58内を前後方向に摺動する。
【0121】このように、水平軸57が水平溝58に挿
入されることによって、ブロック43は前後方向の移動
だけを行い、上下方向へ変位することがなくなり、浮き
上がりが防止されている。すなわち、水平軸57及び水
平溝58は、ブロック43の浮き上がりを防止する浮き
上がり防止機構59を構成し、ディスプレィ9が起立す
る際に、ブロック43が浮き上がることがないため、デ
ィスプレィ9の起立が円滑に行うことができる。
【0122】次に、以上の構造の作動を説明する。図1
2の実線は、ディスプレィ9が伏臥状態でケース41内
に格納された状態であり、ブロック43がケース41の
後側に位置している。この状態では、連結シャフト50
がスライドレール51のカム溝52における伏臥保持部
53に位置しており、伏臥保持部53との摩擦力によっ
て不用意な移動が阻止されている。従って、ディスプレ
ィ9は連結シャフト50を介して安定した伏臥状態とな
っており、がたつくことがない。
【0123】次に、モータ46が駆動することにより、
ギヤ47がラック45との噛合状態で回転する。この回
転によって、ブロック43の全体がケース41内を前方
に移動する。
【0124】この移動によって、ディスプレィ9が前方
側に押されて移動すると共に、連結シャフト50がスラ
イドレール51のカム溝52内を摺動する。すなわち、
連結シャフト50は、伏臥保持部53からガイド部55
に移動するように摺動する。
【0125】このとき、ガイド部55が上方に傾斜して
いるため、連結シャフト50は徐々に上方に押し上げら
れる。これにより、ディスプレィ9はその先端部分(図
12における9a部分)がケース41から押し出され
て、徐々に起立状態に移行する。そして、連結シャフト
50がガイド部55の上端に達することにより、ディス
プレィ9は、略全体がケース41から押し出されて、鎖
線で示すようにケース41から起立する。この起立作動
の間、ブロック43は水平軸57、水平溝58によって
水平状態を維持しており、ディスプレィ9が円滑に起立
することができる。
【0126】その後、モータ46がさらに駆動し、この
駆動によって連結シャフト50がカム溝52の起立保持
部54内に移動する。起立保持部54では、連結シャフ
ト50が摩擦力によって不用意に移動することがなく、
これにより、ディスプレィ9は安定した起立状態を維持
することができる。
【0127】ディスプレィ9をケース41内に格納する
場合は、モータ46を逆駆動することにより、以上とは
逆に作動し、この逆作動によって格納を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実勢形態におけるレイアウトを
車内から見た斜視図である。
【図2】図1のディスプレイを格納するケースの斜視図
である。
【図3】部品装着前の図1のインストルメントパネルの
斜視図である。
【図4】図1のケース内へのディスプレイ格納状態の断
面図である。
【図5】図4のディスプレイが立ち上がった状態の断面
図である。
【図6】アイポイントと車体フードとの接線に対するデ
ィスプレイの配置を示す側面図である。
【図7】車体に対するディスプレイの配置を示す平面図
である。
【図8】図7の部分拡大平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態が適用された自動車の
車室側からの斜視図である。
【図10】図9のケースの斜視図である。
【図11】図10の横断面を示す平面図である。
【図12】図11の右側からの断面図である。
【図13】図11の左側からの断面図である。
【図14】図11の正面側からの断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 3 ステアリングホイール 8 ケース 8a ケースの底面 9 ディスプレイ 10 表示パネルとしての液晶パネル 11 操作レバー 13 開口部 15 導通穴 16 通気穴 17 フード 18 回動プレート 20 ピン部材 21 ガイド部材としてのカム溝 22 第1フード 22a 第1フードの裏面 23 第2フード 23a 第2フードの裏面 26 第1の付勢手段としての閉止用ばね 27 第2の付勢手段としての閉止用ばね 29 回転部材としての回転子 30、31 リブ 32 アイポイント 33 車体フード 34 接線 37 連結ピン 41 ケース 43 駆動源としてのブロック 45 ラック 46 モータ 47 ギヤ 50 ピン部材としての連結シャフト 51 スライドレール 53 伏臥保持部 54 起立保持部 55 ガイド部 56 案内溝 57 水平軸 58 水平溝 59 浮き上がり防止機構

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの車両幅略中央
    の上面に配置されたディスプレイと、 該ディスプレイのステアリングホイール側に配置され、
    ディスプレイとステアリングホイールとの間で略上下方
    向にシフト操作される操作レバーとを備え、 少なくともドライビングポジション又はパーキングポジ
    ションに位置する前記操作レバーが、運転者のアイポイ
    ントとディスプレイとを結ぶ線上から回避した位置にな
    るように前記ディスプレイが配置されていることを特徴
    とする自動車用ディスプレイのレイアウト構造。
  2. 【請求項2】 インストルメントパネルの上面に取り付
    けられ且つその上面に開口部を有するケースと、 該ケース内に横たわって格納される格納状態と、該ケー
    ス内から立ち上がる起立状態とのどちらかの状態を取り
    得るディスプレイと、 前記ケースの上面の開口部を封鎖する一方、前記ディス
    プレイの立ち上がりと共にディスプレイ上を覆いながら
    運転者のアイポイントと車体フードとの接線の下方に位
    置するように立ち上がってケース上面を開放するフード
    と、 を備えていることを特徴とする自動車用ディスプレイの
    レイアウト構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用ディスプレイ
    のレイアウト構造であって、 前記ディスプレイの格納時に、ディスプレイの表示パネ
    ル側がケースの底面を向くことを特徴とする自動車用デ
    ィスプレイのレイアウト構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動車用ディスプレイ
    のレイアウト構造であって、 前記ケース底面には、通気穴が開口されてなることを特
    徴とする自動車用ディスプレイのレイアウト構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動車用ディスプレイ
    のレイアウト構造であって、 前記通気穴に対向したインストルメントパネルには、導
    通穴が形成されていることを特徴とする自動車用ディス
    プレイのレイアウト構造。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5何れかに記載の自
    動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、 前記フードは、第1フードと第2フードとの2部材から
    なり、前記ディスプレイの起立時にフード裏面へ互いに
    対向するように二つ折れ可能に連結されていることを特
    徴とする自動車用ディスプレイのレイアウト構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の自動車用ディスプレイ
    のレイアウト構造であって、 前記第1フードと前記第2フードとは、前後で二つ折れ
    し、フードの後方側に位置する第2フードは、ディスプ
    レイの起立状態では、下方に折れ曲がって、起立状態の
    ディスプレイの上部に被さり、表示パネルへの光の入射
    を遮ることを特徴とする自動車用ディスプレイのレイア
    ウト構造。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項7何れかに記載の自
    動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、 格納状態でディスプレイは、その前部をピン部材により
    回転自在且つ前後方向に摺動可能に支持されると共に、
    一端がケースに回動自在に支持された回動プレートによ
    り支持されていることを特徴とする自動車用ディスプレ
    イのレイアウト構造。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の自動車用ディスプレイ
    のレイアウト構造であって、 前記ディスプレイのピン部材は、ケース内に設けられた
    ガイド部材に沿って前後に摺動され、 該ガイド部材は、前端が下方に位置し、後端が上方に位
    置する前下がり状態に形成され、 起立過程におけるディスプレイの下端部は、徐々にケー
    ス上方の開口部側に移動することを特徴とする自動車用
    ディスプレイのレイアウト構造。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の自動車用ディスプレ
    イのレイアウト構造であって、 前記回動プレートは、他端が格納時のディスプレイの上
    面部に回動自在に支持されて、 起立過程におけるディスプレイの下端部は、徐々に開口
    部の後端部に移動することを特徴とする自動車用ディス
    プレイのレイアウト構造。
  11. 【請求項11】 請求項6又は請求項7に記載の自動車
    用ディスプレイのレイアウト構造であって、 前記第1フードは、第1の付勢手段により開口部を閉鎖
    する方向に付勢され、且つ前記第2フードは、第1の付
    勢手段より付勢力が小さく設定された第2の付勢手段に
    より開口部を閉鎖する方向に付勢されていることを特徴
    とする自動車用ディスプレイのレイアウト構造。
  12. 【請求項12】 請求項3又は請求項4に記載の自動車
    用ディスプレイのレイアウト構造であって、 前記ディスプレイの格納状態における後上端部には、回
    転部材が前記ディスプレイの上面から突出するように取
    付けられ、前記ディスプレイの起立時に、前記回転部材
    がフードの裏面に当接してフードを押し上げ、開口部を
    開放することを特徴とする自動車用ディスプレイのレイ
    アウト構造。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の自動車用ディスプ
    レイのレイアウト構造であって、 前記フードの裏面の回転部材との対向位置には、前記デ
    ィスプレイの回転部材が滑動自在とするためのリブが形
    成されていることを特徴とする自動車用ディスプレイの
    レイアウト構造。
  14. 【請求項14】 請求項2乃至請求項13何れかに記載
    の自動車用ディスプレイのレイアウト構造であって、 前記ディスプレイの起立時におけるフードの後端は、運
    転者のアイポイントと車体フードとの接線の下方に位置
    することを特徴とする自動車用ディスプレイのレイアウ
    ト構造。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の自動車用ディスプ
    レイのレイアウト構造であって、 前記ディスプレイの運転者側には、ステアリングホイー
    ルが配置され、 前記ディスプレイと前記ステアリングホイールとの間に
    は、略上下方向にシフト操作される操作レバーが配置さ
    れ、 少なくともドライビングポジション又はパーキングポジ
    ションに位置する前記操作レバーが、運転者のアイポイ
    ントとディスプレイとを結ぶ線上から回避した位置にな
    るように、前記起立状態のディスプレイの表示パネルを
    配置したことを特徴とする自動車用ディスプレイのレイ
    アウト構造。
  16. 【請求項16】 インストルメントパネルの上面に取り
    付けられ且つその上面に開口部を有するケースと、 該ケース内に横たわって格納される格納状態及び該ケー
    ス内から立ち上がる起立状態のどちらかの状態を取り得
    るディスプレイと、 前記ケースの上面の開口部を封鎖する一方、前記ディス
    プレイの立ち上がりと共にディスプレイ上を覆うように
    立ち上がってケース上面を開放するフードと、 を備え、 前記フードは、第1フードと第2フードとの2部材から
    なり、ディスプレイ起立時にフード裏側へ互いに対向す
    るように二つ折れ可能に連結されていることを特徴とす
    る自動車用ディスプレイのレイアウト構造。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の自動車用ディスプ
    レイのレイアウト構造であって、 前記第1フードと前記第2フードとは、前後で二つ折れ
    し、フードの後方側に位置する第2フードは、ディスプ
    レイの起立状態では、下方に折れ曲がって、起立状態の
    ディスプレイの上部に被さり、ディスプレイの表示パネ
    ルへの光の入射を遮ることを特徴とする自動車用ディス
    プレイのレイアウト構造。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の自動車用ディスプ
    レイのレイアウト構造であって、 格納状態でディスプレイは、その前部をピン部材により
    回転自在且つケース内に設けられたガイド部材に沿って
    前後方向に摺動可能に支持されると共に、その上面部を
    一端がケースの前方側に回動自在に支持された回動プレ
    ートにより支持される一方、 第2フードは、付勢手段により第1フードに対して開口
    部を閉鎖する方向に付勢されており、 起立過程における格納状態のディスプレイの前端部は、
    徐々に開口部の後端部に移動することで、格納状態にお
    けるディスプレイの後上端部は、上斜め前方に移動し
    て、閉鎖状態の第2フードの裏面に当接し、 前記ディスプレイの後上端部がフード全体を押し上げ、
    ディスプレイの後上端部が第2フードから第1フードに
    当接を移行した後に、第2フードは、ディスプレイ側に
    折れ曲がることを特徴とする自動車用ディスプレイのレ
    イアウト構造。
  19. 【請求項19】 表示パネルを有するディスプレイと、 該ディスプレイが表示パネルが下向きにして格納される
    伏臥状態及び表示パネルを見ることができる起立状態を
    繰り返すように支持されてなるケースと、 前記ディスプレイの前端部を回転自在に連結するピン部
    材と、 このピン部材が摺動自在に挿入され、ピン部材が前後方
    向及び上下方向に移動するように案内するスライドレー
    ルと、 前記ピン部材を前後方向に往復移動させる駆動源と、を
    備え、 前記スライドレールは、ピン部材を介してディスプレイ
    の伏臥状態を保持する伏臥保持部と、前記ピン部材の移
    動に伴ってピン部材が上下方向に移動するガイド部と、
    ピン部材を介してディスプレイの起立状態を保持する起
    立保持部とを備えていることを特徴とするディスプレイ
    の出没構造。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のディスプレイの出
    没構造であって、 前記起立保持部は、伏臥保持部よりも上方に位置してい
    ることを特徴とするディスプレイの出没構造。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載のディスプレイの出
    没構造であって、 前記駆動源は、ピン部材に係合し、モータが内部に設け
    られ、このモータの駆動によって前記ケースの内部を前
    後方向に往復移動するブロックであることを特徴とする
    ディスプレイの出没構造。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のディスプレイの出
    没構造であって、 前記ケースの前後方向に伸びるラックがケースの底面に
    設けられており、このラックに噛合した状態で回転する
    ギヤが前記モータに連結されていることを特徴とするデ
    ィスプレイの出没構造。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載のディスプレイの出
    没構造であって、 前記ブロックとケースとの間には、ディスプレイの起立
    時のブロックの浮き上がりを防止する浮き上がり防止機
    構が設けられていることを特徴とするディスプレイの出
    没構造。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のディスプレイの出
    没構造であって、 前記浮き上がり防止機構は、ブロックの側面から突出形
    成された水平軸と、前記ケースの対向する内側面に前後
    方向に沿って形成された水平溝とが前後移動自在に係合
    されることによって構成されてなることを特徴とするデ
    ィスプレイの出没構造。
  25. 【請求項25】 請求項19乃至請求項24の何れかに
    記載のディスプレイの出没構造であって、 前記ブロックには、上下方向の案内溝が形成され、該案
    内溝にピン部材が係合していることを特徴とするディス
    プレイの出没構造。
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