JPH10278569A - ハイブリッド自動車用空気調和装置 - Google Patents

ハイブリッド自動車用空気調和装置

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JPH10278569A
JPH10278569A JP9091884A JP9188497A JPH10278569A JP H10278569 A JPH10278569 A JP H10278569A JP 9091884 A JP9091884 A JP 9091884A JP 9188497 A JP9188497 A JP 9188497A JP H10278569 A JPH10278569 A JP H10278569A
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浩司 野々山
Takamitsu Matsuno
孝充 松野
Tadashi Nakagawa
正 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド自動車の車室内の暖房能力を向
上することのできるハイブリッド自動車用空気調和装置
を提供する。 【解決手段】 温度設定レバーからのスイッチ信号や、
内気温センサおよび外気温センサからのセンサ信号に基
づいて、空調ダクト10より車室内に吹き出される空気
の目標吹出温度と、水温センサにて検出した走行用エン
ジン1の冷却水温とから、冷却水温が低くても車室内を
暖房する必要があるか否かを判定する。そして、車室内
を暖房する必要があると判定した場合には、ハイブリッ
ド自動車の運転状態が発進時または低速走行時であって
も、走行用エンジン1を作動させることにより、走行用
エンジン1のウォータジャケット内で充分に暖められた
冷却水をヒータコア51内に供給して、ハイブリッド自
動車の車室内を暖房するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用エンジン、
走行用モータおよびこの走行用モータに電力を供給する
バッテリを搭載したハイブリッド自動車の車室内を暖房
または冷房するハイブリッド自動車用空気調和装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリンエンジンにバッテリと走
行用モータ、発電機などを組み合わせることで、ガソリ
ンの燃焼効率が最適になるよう、それぞれの動作を自動
制御するようにしたハイブリッド自動車が提案されつつ
ある。このハイブリッド自動車は、発進時や低速走行で
はバッテリで走行用モータを通電することにより走行用
モータだけで動力が伝達され、通常走行ではガソリンエ
ンジンだけで動力が伝達され、加速走行時には走行用モ
ータとガソリンエンジンの両方の動力が伝達される。ま
た、ハイブリッド自動車は、バッテリの充電量が少ない
場合に、ガソリンエンジンが発電機を回してバッテリを
充電することにより、外部からの充電の必要はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ハイブリッ
ド自動車では、走行またはバッテリの充電が必要のない
時にはガソリンエンジンが停止することにより非常に省
燃費なものであるが、頻繁にガソリンエンジンが始動お
よび停止を繰り返すため、このようなハイブリッド自動
車に、一般のエンジン駆動車と同様な空気調和装置(エ
アコン)を搭載すると次のような問題が発生する。
【0004】先ず、外気温度の低い冬期には、ガソリン
エンジンを冷却する冷却水の温度が上昇し難かった。こ
れにより、ダクト内に配設される加熱用熱交換器として
のヒータコアに供給される冷却水の温度を所定冷却水温
(例えば80℃)に維持することができないので、なか
なか暖まらず、エアコンが効かない。すなわち、ハイブ
リッド自動車の車室内の暖房能力が不足するという問題
が生じる。
【0005】また、外気温度の高い夏期には、ダクト内
に配設される冷却用熱交換器を冷凍サイクルのエバポレ
ータで構成した場合に、ガソリンエンジンにベルト駆動
される電磁クラッチがオン状態であっても、頻繁にガソ
リンエンジンが始動および停止を繰り返すため、コンプ
レッサも頻繁に作動および停止を繰り返すことになる。
これにより、エバポレータで空気を冷却して車室内を所
望の温度まで冷やそうとしても、なかなか冷えず、エア
コンが効かない。すなわち、ハイブリッド自動車の車室
内の冷房能力が不足するという問題が生じる。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、ハイブリッド自動車の
車室内の空調能力を向上することのできるハイブリッド
自動車用空気調和装置を提供することにある。また、ハ
イブリッド自動車の車室内の暖房能力を向上することの
できるハイブリッド自動車用空気調和装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、空調ユニットから車室内に吹き出される空気の
目標吹出温度を決定し、この決定した目標吹出温度が車
室内の空調を行う必要のある温度の場合には、空調制御
装置から作動要求信号がエンジン制御装置に出力され
る。したがって、運転状態検出手段で検出したハイブリ
ッド自動車の運転状態に拘らず、エンジン制御装置が走
行用エンジンを作動させることにより、ハイブリッド自
動車の車室内を空調することができるので、車室内の空
調能力が向上する。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、空調ユニ
ットのダクトから車室内に吹き出される空気の目標吹出
温度を決定し、この決定した目標吹出温度が車室内の空
調を行う必要のある温度の場合には、空調制御装置から
作動要求信号がエンジン制御装置に出力される。したが
って、走行用エンジンにより冷媒圧縮機が回転駆動され
ることによって、冷却用熱交換器に冷媒が循環される。
それによって、冷却用熱交換器の吸熱量が多くなること
により、冷房用熱交換器を通過する際に充分に冷却され
た空気がダクトより車室内に吹き出されることになるの
で、車室内を充分に冷房することができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、エンジン
制御装置が走行用エンジンを作動させることにより、走
行用エンジンで充分に暖められた冷却水がダクト内の加
熱用熱交換器に供給される。このため、加熱用熱交換器
に供給される冷却水温が上昇し、冷却水温が所定冷却水
温に維持される。それによって、加熱用熱交換器の放熱
量が多くなることにより、加熱用熱交換器を通過する際
に充分に加熱された空気がダクトより車室内に吹き出さ
れることになるので、車室内を充分に暖房することがで
きる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、目標吹出
温度決定手段で、温度設定手段で設定した設定温度、内
気温度検出手段で検出した内気温度および外気温度検出
手段で検出した外気温度から、ダクトから吹き出す空気
の目標吹出温度を決定する。そして、目標吹出温度決定
手段で決定した目標吹出温度が所定温度以上で、且つ冷
却水温検出手段で検出した冷却水温が設定冷却水温以下
の場合には、空調制御装置から作動要求信号がエンジン
制御装置に出力されるので、エンジン制御装置が走行用
エンジンを作動させる。それによって、請求項2に記載
の発明と同様な効果が得られる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、冷却水温
検出手段で検出した冷却水温が、目標吹出温度決定手段
で決定した目標吹出温度が高くなればなる程高い温度に
設定される設定冷却水温以下の場合には、空調制御装置
から作動要求信号がエンジン制御装置に出力されるの
で、エンジン制御装置が走行用エンジンを作動させる。
それによって、請求項2に記載の発明と同様な効果が得
られる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、送風機の
作動が停止している場合には、空調制御装置から停止要
求信号がエンジン制御装置に出力されるので、エンジン
制御装置が走行用エンジンの作動を停止させる。それに
よって、車室内の空調が不必要な場合には、走行用エン
ジンを停止することにより、走行用エンジンに使用され
る燃料の燃焼効率を向上することができる。
【0013】請求項7に記載の発明によれば、例えば冷
却水温検出手段で検出した冷却水温が設定冷却水温以下
の時に、送風機の作動を停止するように制御するウォー
ムアップ制御中、すなわち、送風機水温遅動制御中の場
合には、送風機の作動を停止していても、空調制御装置
から作動要求信号がエンジン制御装置に出力されるの
で、エンジン制御装置が走行用エンジンを作動させる。
それによって、エンジン制御装置が走行用エンジンを作
動させることにより、冷却水温が速やかに上昇し、且つ
冷たい空気がダクトから吹き出されることもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕図1ないし図12は本発明の実施形
態を示したもので、図1はハイブリッド自動車の概略構
成を示した図で、図2はハイブリッド自動車用空気調和
装置の全体構成を示した図で、図3はハイブリッド自動
車用空気調和装置の制御系を示した図である。
【0015】本実施形態のハイブリッド自動車用空気調
和装置は、例えば走行用ガソリンエンジン(以下走行用
エンジンと略す)1、電動発電機により構成された走行
用モータ2、走行用エンジン1を始動させるための始動
用モータや点火装置を含むエンジン始動装置3、および
走行用モータ2やエンジン始動装置3に電力を供給する
バッテリ(ニッケル水素蓄電池)4を搭載するハイブリ
ッド自動車5の車室内を空調するエアコンユニット6の
各空調手段(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下
エアコンECUと言う)7によって制御することによ
り、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動制御す
るように構成されたオートエアコンである。
【0016】なお、走行用エンジン1は、ハイブリッド
自動車5の車軸に係脱自在に駆動連結されている。ま
た、走行用モータ2は、ハイブリッド自動車5の車軸に
係脱自在に駆動連結され、走行用エンジン1と車軸とが
連結していない時に車軸と連結されるようになってい
る。そして、走行用モータ2は、ハイブリッド制御装置
(以下ハイブリッドECUと言う)8により自動制御
(例えばインバータ制御)されるように構成されてい
る。さらに、エンジン始動装置3は、エンジン制御装置
(以下エンジンECUと言う)9によりガソリン(燃
料)の燃焼効率が最適になるよう自動制御されるように
構成されている。なお、エンジンECU9は、ハイブリ
ッド自動車5の通常の走行およびバッテリ4の充電が必
要な時に、エンジン始動装置3を通電制御して走行用エ
ンジン1を運転する。
【0017】エアコンユニット6は、本発明の空調ユニ
ットに相当するもので、内部にハイブリッド自動車5の
車室内に空調空気を導く空気通路を形成する空調ダクト
10、この空調ダクト10内において空気流を発生させ
る遠心式送風機30、空調ダクト10内を流れる空気を
冷却して車室内を冷房するための冷凍サイクル40、お
よび空調ダクト10内を流れる空気を加熱して車室内を
暖房するための冷却水回路50等から構成されている。
【0018】空調ダクト10は、ハイブリッド自動車5
の車室内の前方側に配設されている。その空調ダクト1
0の最も上流側(風上側)は、吸込口切替箱(内外気切
替箱)を構成する部分で、車室内空気(以下内気と言
う)を取り入れる内気吸込口11、および車室外空気
(以下外気と言う)を取り入れる外気吸込口12を有し
ている。
【0019】さらに、内気吸込口11および外気吸込口
12の内側には、内外気(吸込口)切替ダンパ13が回
動自在に取り付けられている。この内外気切替ダンパ1
3は、サーボモータ等のアクチュエータ14により駆動
されて、吸込口モードを内気循環モード、外気導入モー
ド等に切り替える。なお、内外気切替ダンパ13は、吸
込口切替箱と共に内外気切替手段を構成する。
【0020】また、空調ダクト10の最も下流側(風下
側)には、吹出口切替箱を構成する部分で、デフロスタ
(DEF)開口部、フェイス(FACE)開口部および
フット(FOOT)開口部が形成されている。そして、
DEF開口部には、デフロスタダクト15が接続され
て、このデフロスタダクト15の最下流端には、ハイブ
リッド自動車5のフロント窓ガラスの内面に向かって主
に温風を吹き出すデフロスタ(DEF)吹出口18が開
口している。
【0021】また、FACE開口部には、フェイスダク
ト16が接続されて、このフェイスダクト16の最下流
端には、乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹き出すフ
ェイス(FACE)吹出口19が開口している。さら
に、FOOT開口部には、フットダクト17が接続され
て、このフットダクト17の最下流端には、乗員の足元
部に向かって主に温風を吹き出すフット(FOOT)吹
出口20が開口している。
【0022】そして、各吹出口の内側には、2個の吹出
口切替ダンパ21が回動自在に取り付けられている。2
個の吹出口切替ダンパ21は、サーボモータ等のアクチ
ュエータ22によりそれぞれ駆動されて、吹出口モード
をフェイス(FACE)モード、バイレベル(B/L)
モード、フット(FOOT)モード、フットデフ(F/
D)モードまたはデフロスタ(DEF)モードのいずれ
に切り替える。なお、2個の吹出口切替ダンパ21は、
吹出口切替箱と共に吹出口切替手段を構成する。
【0023】遠心式送風機30は、空調ダクト10と一
体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収容さ
れた遠心式ファン31、およびこの遠心式ファン31を
回転駆動するブロワモータ32を有している。そして、
ブロワモータ32は、ブロワ駆動回路33を介して印加
されるブロワ端子電圧(以下ブロワ電圧と言う)に基づ
いて、送風量(遠心式ファン31の回転速度)が制御さ
れる。
【0024】冷凍サイクル40は、走行用エンジン1に
ベルト駆動されて冷媒を圧縮するコンプレッサ(本発明
の冷媒圧縮機に相当する)41、圧縮された冷媒を凝縮
液化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)42、凝縮液化さ
れた冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシー
バ(受液器、気液分離器)43、液冷媒を減圧膨張させ
るエキスパンションバルブ(膨張弁、減圧手段)44、
減圧膨張された冷媒を蒸発気化させるエバポレータ(冷
媒蒸発器)45、およびこれらを環状に接続する冷媒配
管等から構成されている。
【0025】このうち、エバポレータ45は、本発明の
冷却用熱交換器に相当するもので、空気通路を全面塞ぐ
ようにして空調ダクト10内に配設され、自身を通過す
る空気を冷却する空気冷却作用および自身を通過する空
気を除湿する空気除湿作用を行う室内熱交換器である。
また、コンプレッサ41には、走行用エンジン1からコ
ンプレッサ41への回転動力の伝達を断続するクラッチ
手段としての電磁クラッチ46が連結されている。この
電磁クラッチ46は、クラッチ駆動回路47により制御
される。
【0026】そして、電磁クラッチ46が通電(ON)
された時に、走行用エンジン1の回転動力がコンプレッ
サ41に伝達されて、エバポレータ45による空気冷却
作用が行われ、電磁クラッチ46の通電が停止(OF
F)した時に、走行用エンジン1とコンプレッサ41と
が遮断され、エバポレータ45による空気冷却作用が停
止される。ここで、コンデンサ42は、ハイブリッド自
動車5が走行する際に生じる走行風を受け易い場所に配
設され、内部を流れる冷媒と冷却ファン48により送風
される外気および走行風とを熱交換する室外熱交換器で
ある。
【0027】冷却水回路50は、図示しないウォータポ
ンプによって、走行用エンジン1のウォータジャケット
で暖められた冷却水を循環させる回路で、ラジエータ、
サーモスタット(いずれも図示せず)およびヒータコア
51を有している。このヒータコア51は、本発明の加
熱用熱交換器に相当するもので、内部に走行用エンジン
1を冷却した冷却水が流れ、この冷却水を暖房用熱源と
して冷風を再加熱する。
【0028】そして、ヒータコア51は、空気通路を部
分的に塞ぐように空調ダクト10内においてエバポレー
タ45よりも下流側に配設されている。ヒータコア51
の空気上流側には、エアミックスダンパ52が回動自在
に取り付けられている。このエアミックスダンパ52
は、サーボモータ等のアクチュエータ53に駆動され
て、その停止位置によって、ヒータコア51を通過する
空気量とヒータコア51を迂回する空気量との割合を調
節して、車室内へ吹き出す空気の吹出温度を調整する吹
出温度調整手段として働く。
【0029】次に、本実施態様の制御系の構成を図1、
図3および図4に基づいて説明する。エアコンECU7
には、エンジンECU9から出力される通信信号、車室
内前面に設けられたコントロールパネル60上の各スイ
ッチからのスイッチ信号、および各センサからのセンサ
信号が入力される。
【0030】ここで、コントロールパネル60上の各ス
イッチとは、図4に示したように、冷凍サイクル40
(コンプレッサ41)の起動および停止を指令するため
のエアコン(A/C)スイッチ61、吸込口モードを切
り替えるための吸込口切替スイッチ62、車室内の温度
を所望の温度に設定するための温度設定レバー(本発明
の温度設定手段に相当する)63、遠心式ファン31の
送風量を切り替えるための風量切替レバー64、および
吹出口モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ等
である。
【0031】そして、この吹出口切替スイッチには、F
ACEモードに固定するためのフェイス(FACE)ス
イッチ65、B/Lモードに固定するためのバイレベル
(B/L)スイッチ66、FOOTモードに固定するた
めのフット(FOOT)スイッチ67、F/Dモードに
固定するためのフットデフ(F/D)スイッチ68、お
よびDEFモードに固定するためのデフロスタ(DE
F)スイッチ69等がある。
【0032】そして、各センサとは、図3に示したよう
に、車室内の空気温度(内気温度)を検出する内気温セ
ンサ(本発明の内気温度検出手段に相当する)71、車
室外の空気温度(外気温度)を検出する外気温センサ
(本発明の外気温度検出手段に相当する)72、車室内
に照射される日射量を検出する日射センサ(日射検出手
段)73、エバポレータ45の空気冷却度合を検出する
エバ後温度センサ(冷却度合検出手段)74、およびヒ
ータコア51に流入する冷却水の温度(冷却水温)を検
出する水温センサ(本発明の冷却水温検出手段に相当す
る)75等がある。このうち、内気温センサ71、外気
温センサ72および水温センサ75は、具体的にはサー
ミスタが使用されている。そして、エバ後温度センサ7
4は、具体的にはエバポレータ45を通過した直後の空
気温度(エバ後温度)を検出するサーミスタ等のエバ後
温度検出手段である。
【0033】そして、エアコンECU7の内部には、図
示しないCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコ
ンピュータが設けられ、各センサ71〜75からのセン
サ信号は、エアコンECU7内の図示しない入力回路に
よってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入
力されるように構成されている。なお、エアコンECU
7は、ハイブリッド自動車5のイグニッションスイッチ
が投入(オン)されたときに、バッテリ4から直流電源
が供給されて作動する。
【0034】次に、本実施形態のエアコンECU7の制
御処理を図5ないし図10に基づいて説明する。ここ
で、図5はエアコンECU7による基本的な制御処理を
示したフローチャートである。
【0035】先ず、イグニッションスイッチがON(オ
ン)されてエアコンECU7に直流電源が供給される
と、図5のルーチンが起動され、各イニシャライズおよ
び初期設定を行う(ステップS1)。続いて、温度設定
レバー63等の各スイッチからスイッチ信号を読み込む
(温度設定手段:ステップS2)。続いて、内気温セン
サ71、外気温センサ72、日射センサ73、エバ後温
度センサ74および水温センサ75からセンサ信号をA
/D変換した信号を読み込む(内気温度検出手段、外気
温度検出手段:ステップS3)。
【0036】続いて、予めROMに記憶された下記の数
1の式に基づいて車室内に吹き出す空気の目標吹出温度
(TAO)を算出する(目標吹出温度決定手段:ステッ
プS4)。
【数1】TAO=Kset×Tset−KR×TR−K
AM×TAM−KS×TS+C なお、Tsetは温度設定レバー63にて設定した設定
温度、TRは内気温センサ71にて検出した内気温度、
TAMは外気温センサ72にて検出した外気温度、TS
は日射センサ73にて検出した日射量である。また、K
set、KR、KAMおよびKSはゲインで、Cは補正
用の定数である。
【0037】続いて、予めROMに記憶された特性図
(マップ、図6参照)から、水温センサ75にて検出し
た冷却水温(TW)に対応するブロワ電圧(ブロワモー
タ32に印加する電圧)を決定するウォームアップ制御
(ブロワ遅動制御)を行う。このウォームアップ制御
は、外気温度の低い冬期や、吹出口モードがB/Lモー
ドまたはFOOTモード時に実行される。そして、冷却
水温(TW)が例えば60℃以上に上昇したら、予めR
OMに記憶された特性図(マップ、図7参照)から、目
標吹出温度(TAO)に対応するブロワ電圧(ブロワモ
ータ32に印加する電圧:V)を決定する(送風量決定
手段:ステップS5)。
【0038】ここで、ブロワ電圧の決定において、OF
Fはブロワモータ32への通電停止する位置を示し、A
UTOはブロワモータ32のブロワ電圧を自動コントロ
ールする位置を示し、LOはブロワモータ32にブロワ
電圧の最小値を印加する(最小風量)ことを示し、ME
はブロワモータ32にブロワ電圧の中間値を印加する
(中間風量)位置を示し、HIはブロワモータ32にブ
ロワ電圧の最大値を印加する(最大風量)位置を示す。
【0039】続いて、予めROMに記憶された特性図
(マップ、図8参照)から、目標吹出温度(TAO)に
対応する吸込口モードを決定する(ステップS6)。こ
こで、吸込口モードの決定においては、目標吹出温度
(TAO)が低い温度から高い温度にかけて、内気循環
モード、外気導入モードとなるように決定される。な
お、内気循環モードとは、内外気切替ダンパ13を図2
の一点鎖線位置に設定して、内気を内気吸込口11から
吸い込む吸込口モードである。また、外気導入モードと
は、内外気切替ダンパ13を図2の実線位置に設定し
て、外気を外気吸込口12から吸い込む吸込口モードで
ある。
【0040】ここで、吹出口モードは、コントロールパ
ネル60上のFACEスイッチ65、B/Lスイッチ6
6、FOOTスイッチ67、F/Dスイッチ68または
DEFスイッチ69のいずれかの吹出口切替スイッチに
より設定された吹出口モードに設定される。
【0041】続いて、予めROMに記憶された下記の数
2の式に基づいてエアミックスダンパ52の目標ダンパ
開度(SW)を算出する(ダンパ開度決定手段:ステッ
プS7)。
【数2】 SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100(%) TEはエバ後温度センサ74にて検出したエバ後温度お
よび水温センサ75にて検出した冷却水温である。
【0042】そして、SW≦0(%)として算出された
とき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45か
らの冷風の全てをヒータコア51から迂回させる位置
(MAXCOOL位置)に制御される。また、SW≧1
00(%)として算出されたとき、エアミックスダンパ
52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータコ
ア51へ通す位置(MAXHOT位置)に制御される。
さらに、0(%)<SW<100(%)として算出され
たとき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45
からの冷風の一部をヒータコア51に通し、冷風の残部
をヒータコア51から迂回させる位置に制御される。
【0043】続いて、E/GON要求判定制御を行う。
つまり、図10に示すサブルーチンがコールされ、エン
ジンECU9に、走行用エンジン1の始動を要求するエ
ンジン作動要求(E/GON)信号を出力するか、走行
用エンジン1の運転停止を要求するエンジン停止要求
(E/GOFF)信号を出力するかを判断するエンジン
作動要求判定を行う(ダンパ開度決定手段:ステップS
8)。
【0044】続いて、A/Cスイッチ61がONされて
いる時に、コンプレッサ41の運転状態を決定する。す
なわち、エバ後温度センサ74にて検出したエバ後温度
(TE)に基づいて、コンプレッサ41の起動および停
止を決定する(ステップS9)。具体的には、予めRO
Mに記憶された特性図(マップ、図9参照)に示したよ
うに、エバ後温度センサ74にて検出したエバ後温度
(TE)が第1着霜温度(例えば4℃)以上のときに
は、コンプレッサ41が起動(ON)するように電磁ク
ラッチ46を通電制御(ON)して冷凍サイクル40を
作動させる。つまり、エバポレータ45を作動(空気冷
却作用)させる。
【0045】また、エバ後温度センサ74にて検出した
エバ後温度(TE)が第1着霜温度よりも低温の第2着
霜温度(例えば3℃)以下のときには、コンプレッサ4
1の作動が停止(OFF)するように電磁クラッチ46
を通電制御(OFF)して冷凍サイクル40の作動を停
止させる。つまり、エバポレータ45の空気冷却作用を
停止させる。
【0046】続いて、各ステップS5〜ステップS9に
て算出または決定した各制御状態が得られるように、ア
クチュエータ14、22、53、ブロワ駆動回路33お
よびクラッチ駆動回路47に対して制御信号を出力す
る。さらに、エンジンECU9に対してエンジン作動要
求(E/GON)信号またはエンジン停止要求(E/G
OFF)信号を出力する(ステップS10)。そして、
ステップS11で、制御サイクル時間であるt(例えば
0.5秒間〜2.5秒間)の経過を待ってステップS2
の制御処理に戻る。
【0047】次に、エンジン作動要求判定の制御処理を
図10および図11に基づいて説明する。ここで、図1
0はエンジン作動要求判定の制御処理を示したフローチ
ャートである。なお、この図10のフローチャートは、
風量切替レバー64がAUTO位置に設定されている時
に実行される。
【0048】先ず、吹出口モードがB/Lモードまたは
FOOTモードに設定されているか否かを判定する。す
なわち、B/Lスイッチ66またはFOOTスイッチ6
7が押されているか否かを判定する(ステップS2
1)。この判定結果がNOの場合には、ステップS24
の制御処理に移行する。また、ステップS21の判定結
果がYESの場合には、ブロワ遅動制御(ウォームアッ
プ制御)中であるか否かを判定する(ステップS2
2)。この判定結果がYESの場合には、エンジンEC
U9に対してE/GON信号を送信する(ステップS2
3)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0049】また、ステップS22の判定結果がNOの
場合には、ブロワモータ32がOFF(=送風量が0)
されているか否かを判定する(ステップS24)。この
判定結果がYESの場合には、エンジンECU9に対し
てE/GOFF信号を送信する(ステップS25)。そ
の後にこのサブルーチンを抜ける。
【0050】また、ステップS24の判定結果がNOの
場合には、図5のステップS4で決定した目標吹出温度
(TAO)が所定温度(例えば30℃)以上か否かを判
定する(ステップS26)。この判定結果がNOの場合
には、ステップS25の制御処理に移行して、エンジン
ECU9に対してE/GOFF信号を送信する。また、
ステップS26の判定結果がYESの場合には、水温セ
ンサ75にて検出した冷却水温(TW)が設定冷却水温
(TWS:例えば75℃)以下か否かを判定する(ステ
ップS27)。この判定結果がNOの場合には、ステッ
プS25の制御処理に移行して、エンジンECU9に対
してE/GOFF信号を送信する。
【0051】また、ステップS27の判定結果がYES
の場合には、ステップS23の制御処理に移行して、エ
ンジンECU9に対してE/GON信号を送信する。こ
こで、水温センサ75にて検出した冷却水温(TW)の
設定冷却水温(TWS)は、予めROMに記憶された特
性図(マップ、図11参照)に示したように、例えば5
5℃から75℃までの間は、図5のステップS4で決定
した目標吹出温度(TAO)が高くなればなる程、高温
化するように設定されている。また、風量切替レバー6
4がAUTO位置ではなく、OFF位置、LO位置、M
E位置またはHI位置のいずれかに操作された時には、
図10のフローチャートはステップS24の制御処理か
ら実行される。
【0052】次に、本実施形態のエンジンECU9の制
御処理を図12に基づいて説明する。ここで、図12は
エンジンECU9による基本的な制御処理を示したフロ
ーチャートである。
【0053】なお、エンジンECU9は、ハイブリッド
自動車5の運転状態を検出する運転状態検出手段として
の各センサ信号や、エアコンECU7およびハイブリッ
ドECU8からの通信信号が入力される。なお、センサ
としては、エンジン回転速度センサ、車速センサ、スロ
ットル開度センサ、バッテリ電圧計および冷却水温セン
サ(いずれも図示せず)等が使用される。そして、エン
ジンECU9の内部には、図示しないCPU、ROM、
RAM等からなるマイクロコンピュータが設けられ、各
センサからのセンサ信号は、エンジンECU9内の図示
しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロ
コンピュータに入力されるように構成されている。
【0054】先ず、イグニッションスイッチがON(オ
ン)されてエンジンECU9に直流電源が供給される
と、図12のルーチンが起動され、各イニシャライズお
よび初期設定を行う(ステップS31)。続いて、各セ
ンサ信号を読み込む(ステップS32)。
【0055】続いて、ハイブリッドECU8との通信
(送信および受信)を行う(ステップS33)。続い
て、エアコンECU7との通信(送信および受信)を行
う(ステップS34)。続いて、各センサ信号に基づい
て、走行用エンジン1のオン、オフを判定する(ステッ
プS35)。この判定結果がONの場合には、始動用モ
ータや点火装置を含むエンジン始動装置3に対して、走
行用エンジン1を始動(ON)させるように制御信号を
出力する(ステップS36)。その後にステップS32
に戻る。
【0056】また、ステップS35の判定結果がOFF
の場合には、走行用エンジン1を始動することを要求す
るE/GON信号を、エアコンECU7から受信してい
るか否かを判定する(作動要求信号判定手段:ステップ
S37)。この判定結果がNOの場合には、エアコンE
CU7からE/GOFF信号を受信していることになる
ため、エンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1
の作動を停止(OFF)させるように制御信号を出力す
る(ステップS38)。その後にステップS32に戻
る。
【0057】また、ステップS37の判定結果がYES
の場合には、ステップS36に移行して、エンジン始動
装置3に対して、走行用エンジン1を始動(ON)させ
るように制御信号を出力する。なお、図12のフローチ
ャート中に、エアコンECU7からE/GOFF信号を
受信しているか否かを判定する停止要求信号判定手段を
設けて、エアコンECU7からE/GOFF信号を受信
している時には、ステップS38の制御処理に移行し
て、エンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1の
作動を停止(OFF)させるように制御信号を出力する
ようにしても良い。
【0058】〔実施形態の作用〕次に、本実施形態のハ
イブリッド自動車用空気調和装置の作用を図1ないし図
12に基づいて簡単に説明する。
【0059】本実施形態では、温度設定レバー63にて
設定した設定温度(Tset)、内気温センサ71にて
検出した内気温度(TR)、外気温センサ72にて検出
した外気温度(TAM)および日射センサ73にて検出
した日射量(TS)から、空調ダクト10の吹出口から
車室内に向けて吹き出される空気の目標吹出温度(TA
O)が決定される。
【0060】そして、エアコンECU7で決定された目
標吹出温度(TAO)が所定温度(例えば30℃)より
も低温の場合、あるいは水温センサ75にて検出した冷
却水温(TW)が設定冷却水温(例えば0℃〜75℃で
TAOに応じて変更される)よりも高温の場合には、始
動用モータや点火装置を含むエンジン始動装置3によっ
て走行用エンジン1が始動されない。したがって、ハイ
ブリッド自動車5の走行または走行用モータ2に電力を
供給するためのバッテリ4の充電が必要がなく、しかも
車室内を暖房する必要のない場合には、走行用エンジン
1の作動を停止させることによって、ハイブリッド自動
車5の燃費効率を非常に向上させることができる。
【0061】また、目標吹出温度(TAO)が所定温度
(例えば30℃)以上で、且つ水温センサ75にて検出
した冷却水温(TW)が設定冷却水温(TWS:例えば
0℃〜75℃でTAOに応じて変更される)以上の場合
には、エンジン始動装置3によって走行用エンジン1を
始動させる。したがって、走行用エンジン1によりベル
ト駆動されるコンプレッサ41を起動させることができ
るので、冷凍サイクル40を作動させることができる。
また、走行用エンジン1を運転することにより、走行用
エンジン1のウォータジャケット内に還流する冷却水の
温度が早期に上昇するので、ヒータコア51に供給され
る冷却水の温度が所定冷却水温(例えば80℃程度)に
維持される。
【0062】このため、空調ダクト10内に吸い込まれ
た空気は、エバポレータ45を通過する際に例えば4℃
程度まで冷やされた後に、ヒータコア51を通過する際
に再加熱(リヒート)されて、車室内に吹き出される。
これにより、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度(T
AO)を各空調手段によって作り易くなり、乗員が温度
設定レバー63を操作することによって設定された設定
温度に、車室内の温度を早期に近づけることができる。
【0063】さらに、外気温度の低い冬期などのよう
に、水温センサ75にて検出した冷却水温(TW)が4
0℃よりも低下している場合には、図6の特性図に示し
たように、空調ダクト10から冷風が吹き出さないよう
にするために、ブロワモータ32への通電が停止(OF
F)されている。このような時に、ブロワモータ32が
OFFされているから、走行用エンジン1を始動しない
ようにすると、冷却水温が上がらず、走行用エンジン1
も効率の良い運転状態にならない。このため、このよう
なウォームアップ制御中には、例えブロワモータ32が
OFFされていても走行用エンジン1を始動させるよう
にする。
【0064】〔実施形態の効果〕以上のように、本実施
形態のハイブリッド自動車用空気調和装置は、検出され
た冷却水温(TW)が設定冷却水温(例えば75℃)以
下で、しかも算出された目標吹出温度(TAO)が所定
温度(例えば30℃)以上の時、すなわち、冷却水温が
所定冷却水温(例えば80℃)よりも下回っていても、
ハイブリッド自動車5の車室内を暖房する必要のある
時、例えばA/Cスイッチ61のON、OFFに拘ら
ず、B/Lスイッチ66、FOOTスイッチ67やF/
Dスイッチ68が押されている時に、ハイブリッド自動
車5が発進時や低速走行時であっても、ハイブリッド自
動車5の動力源として走行用モータ2の代わりに走行用
エンジン1を作動させることができるので、走行用エン
ジン1が急速に暖機され、走行用エンジン1で暖められ
る冷却水の温度が上昇する。
【0065】したがって、充分に暖められた冷却水がヒ
ータコア51内に流入することにより、ヒータコア51
の放熱量が多くなる。それによって、ヒータコア51を
通過する際に充分に加熱された空気が空調ダクト10の
FOOT吹出口20から車室内に吹き出されることにな
るので、ハイブリッド自動車5の車室内を充分に暖房す
ることができる。あるいは、ハイブリッド自動車5のフ
ロント窓ガラスの内面の曇りを取り除く必要のある時に
は、充分に加熱された空気が空調ダクト10のDEF吹
出口18から車室内に吹き出されることになるので、ハ
イブリッド自動車5のフロント窓ガラスの曇りを速やか
に除去できる。
【0066】また、本実施形態のハイブリッド自動車用
空気調和装置は、ハイブリッド自動車5の車室内を冷房
または除湿する必要のある時、例えばA/Cスイッチ6
1がONされている時、ハイブリッド自動車5が発進時
や低速走行時であっても、走行用エンジン1を作動させ
ることができるので、走行用エンジン1にベルト駆動さ
れるコンプレッサ41の冷媒吐出作用によって冷媒がエ
バポレータ45内に供給される。それによって、エバポ
レータ45の吸熱量が多くなることにより、エバポレー
タ45を通過する際に充分に冷却された低湿度の空気が
空調ダクト10のFACE吹出口19等から車室内に吹
き出されることになるので、車室内を充分に冷房するこ
とができる。
【0067】あるいは、ハイブリッド自動車5の車室内
を除湿暖房する必要のある時、例えばA/Cスイッチ6
1がONされ、且つF/Dスイッチ68またはDEFス
イッチ69が押されている時には、エバポレータ45よ
り吹き出された冷風の一部がヒータコア51で再加熱さ
れた後に、空調ダクト10のDEF吹出口18から車室
内に吹き出されることになるので、ハイブリッド自動車
5の車室内を除湿でき、フロント窓ガラスの防曇を行う
ことができる。
【0068】そして、本実施形態のハイブリッド自動車
用空気調和装置は、ハイブリッド自動車5の車室内を空
調する必要のないとき、例えば風量切替レバー64をO
FF位置に設定するなどして、遠心式ファン31の回転
速度が設定回転速度以下の場合、すなわち、ブロワモー
タ32がOFFされている場合には、エアコンECU7
からエンジンECU9へE/GON信号を送信しないよ
うにしている。それによって、走行用エンジン1の運転
を停止させるようにすることにより、発進時、低速走行
時またはバッテリ4の充電量が充分にあるときに、不必
要に走行用エンジン1を運転しなくても良くなる。した
がって、走行用エンジン1に使用される燃料の使用量が
減るだけでなく、ハイブリッド自動車5から排出される
排気ガスを削減できるので、ハイブリッド自動車5が非
常に低燃費、低公害車となる。
【0069】また、本実施形態のハイブリッド自動車用
空気調和装置は、水温センサ75にて検出した冷却水温
(TW)が設定冷却水温(例えば40℃)以下の時に、
冷風の吹出を防止するためにブロワモータ32をOFF
するウォームアップ制御、あるいはイグニッションスイ
ッチをONしてからブロワ遅動時間(例えば30秒間〜
5分間)は冷風の吹出を防止するためにブロワモータ3
2をOFFするウォームアップ制御中の場合には、ハイ
ブリッド自動車5の運転状態に拘らず、走行用エンジン
1を作動させるようにしている。したがって、外気温の
低い冬期のように、冷却水温が非常に低温の場合には、
ブロワモータ32がOFFされていても、低燃費、低公
害よりも、冷却水温を所定冷却水温まで上昇させる方を
優先することができる。なお、ウォームアップ制御とし
ては、外気温の高い夏期の温風の吹き出しを防止するた
めにブロワモータ32をOFFするブロワ遅動制御もあ
る。
【0070】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を、エアコンECU7によって自動コントロールするハ
イブリッド自動車用空気調和装置(オートエアコン)に
適用したが、本発明を、マニュアル操作によって制御す
るハイブリッド自動車用空気調和装置(マニュアルエア
コン)に適用しても良い。また、本発明を、空調ダクト
10内に、送風機および加熱用熱交換器を配設したハイ
ブリッド自動車用温水式暖房装置に適用しても良い。さ
らに、本発明を、空調ダクト10内に、送風機および冷
却用熱交換器を配設したハイブリッド自動車用冷房装置
に適用しても良い。
【0071】本実施形態では、加熱用熱交換器として冷
却水を暖房用熱源とするヒータコア51を使用したが、
加熱用熱交換器として冷媒の凝縮熱を暖房用熱源とする
コンデンサを使用しても良い。また、冷凍サイクル内の
冷媒の流れ方向を四方弁等で逆転することにより、室内
熱交換器をコンデンサとして機能させ、室外熱交換器を
エバポレータとして機能させても良い。
【0072】本実施形態では、目標吹出温度決定手段と
して、設定温度Tset、内気温度TR、外気温度TA
Mおよび日射量TSに基づいて目標吹出温度TAOを算
出するようにしているが、目標吹出温度決定手段とし
て、少なくとも設定温度Tsetと内気温度TRとに基
づいて目標吹出温度TAOを算出するようにしても良
い。また、目標吹出温度TAOを、少なくとも設定温度
Tsetと内気温度TRと外気温度TAMとに基づいて
算出しても良い。さらに、エバポレータ45に吸い込む
空気の吸込温度を目標吹出温度TAOに考慮しても良
い。
【0073】ここで、図10のステップS25におい
て、エアミックスダンパ52の目標ダンパ開度(SW)
がMAXCOOL付近(例えば20%以下)またはMA
XHOT付近(例えば80%以上)であることを判定す
るようにして、車室内の暖房を希望するSW≧80
(%)または車室内の冷房を希望するSW≦20(%)
の時に、E/GOFF信号を送信するようにしても良
い。
【0074】本実施形態では、算出した目標吹出温度T
AOが所定温度(例えば30℃)以上で、且つ冷却水温
TWが設定冷却水温(例えば75℃)以下の時にE/G
ON信号をエンジンECU9に送信するようにしたが、
目標吹出温度TAOの値のみに基づいてE/GON信号
をエンジンECU9に送信するか否かを判定するように
しても良い。すなわち、外気温度TAMが第1設定値
(例えば15℃)以下の時、あるいはA/Cスイッチ6
1のON、OFFに拘らず、B/Lスイッチ66、FO
OTスイッチ67またはF/Dスイッチ68が押される
等して、車室内の暖房を希望する場合には、目標吹出温
度TAOが第1所定温度(例えば30℃〜50℃)以上
の時に、冷却水温に拘らず、E/GON信号をエンジン
ECU9に送信するようにしても良い。
【0075】また、外気温度TAMが第2設定値(例え
ば25℃)以上の時、あるいはA/Cスイッチ61がO
Nされ、且つFACEスイッチ65またはB/Lスイッ
チ66が押される等して、車室内の冷房を希望する場合
には、目標吹出温度TAOが第1所定温度よりも低い第
2所定温度(例えば0℃〜10℃)以下の時に、冷却水
温に拘らず、E/GON信号をエンジンECU9に送信
するようにしても良い。さらに、外気温度TAMが第3
設定値(例えば20℃)以下の時、あるいはA/Cスイ
ッチ61がONされ、且つF/Dスイッチ68またはD
EFスイッチ69が押される等して、車室内の除湿暖房
を希望する場合には、目標吹出温度TAOが第1所定温
度と第2所定温度との間の温度(例えば10℃〜30
℃)の時に、冷却水温に拘らず、E/GON信号をエン
ジンECU9に送信するようにしても良い。
【0076】本実施形態では、エアミックスダンパ52
の目標ダンパ開度SWを変更して車室内に吹き出す空気
の吹出温度を調整するエアミックス温度コントロール方
式を採用したが、ヒータコア51に流入する温水量を調
節して車室内に吹き出す空気の吹出温度を調整するリヒ
ート式温度コントロール方式を採用しても良い。そし
て、本実施形態では、冷凍サイクル40としてレシーバ
サイクルを採用しているが、冷凍サイクルとしてアキュ
ームレータサイクルを採用しても良い。また、減圧手段
として、膨張弁の他に、キャピラリチューブやオリフィ
スを使用しても良い。
【0077】本実施形態では、冷却水温検出手段として
ヒータコア51に流入する冷却水の温度を検出する水温
センサ75を使用したが、冷却水温検出手段として走行
用エンジン1のウォータジャケット内の冷却水の温度を
検出する水温センサを使用しても良い。また、冷却水温
検出手段は、冷却水回路50のうちのいずれかの箇所に
取り付けられて、その部分を通過する冷却水の温度を検
出するようにしても良い。
【0078】本実施形態では、冷却水回路50中に冷却
水を循環させるウォータポンプを走行用エンジン1で回
転駆動するようにしているが、ウォータポンプとして電
動式のウォータポンプを使用しても良い。この場合に
は、走行用エンジン1の冷却水温が設定冷却水温(例え
ば75℃)以上の時でも、ウォータポンプを作動させる
ことにより、ウォータポンプ内の冷却水をヒータコア5
1やラジエータに循環させることができるので、車室内
の暖房および走行用エンジン1の冷却を行うことができ
る。また、コンプレッサ41の電磁クラッチ46を廃止
して、走行用エンジン1とコンプレッサ41とを直結し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド自動車の概略構成を示した模式図
である(実施形態)。
【図2】ハイブリッド自動車用空気調和装置の全体構成
を示した模式図である(実施形態)。
【図3】ハイブリッド自動車用空気調和装置の制御系を
示したブロック図である(実施形態)。
【図4】コントロールパネルを示した平面図である(実
施形態)。
【図5】エアコンECUによる基本的な制御処理を示し
たフローチャートである(実施形態)。
【図6】目標吹出温度とブロワ電圧との関係を示した特
性図である(実施形態)。
【図7】冷却水温度とブロワ電圧との関係を示した特性
図である(実施形態)。
【図8】目標吹出温度と吸込口モードとの関係を示した
特性図である(実施形態)。
【図9】エバ後温度に対するコンプレッサの運転状態を
示した特性図である(実施形態)。
【図10】図5のエンジン作動要求判定の制御処理を示
したフローチャートである(実施形態)。
【図11】目標吹出温度と冷却水温度との関係を示した
特性図である(実施形態)。
【図12】エンジンECUによる基本的な制御処理を示
したフローチャートである(実施形態)。
【符号の説明】
1 走行用エンジン 2 走行用モータ 3 エンジン始動装置 4 バッテリ 5 ハイブリッド自動車 6 エアコンユニット(空調ユニット) 7 エアコンECU(空調制御装置、目標吹出温度決定
手段) 8 ハイブリッドECU 9 エンジンECU(エンジン制御装置) 10 空調ダクト 30 遠心式送風機 40 冷凍サイクル 41 コンプレッサ(冷媒圧縮機) 45 エバポレータ(冷却用熱交換器) 46 電磁クラッチ 50 冷却水回路 51 ヒータコア(加熱用熱交換器) 60 コントロールパネル 63 温度設定レバー(温度設定手段) 71 内気温センサ(内気温度検出手段) 72 外気温センサ(外気温度検出手段) 73 日射センサ 74 エバ後温度センサ 75 水温センサ(冷却水温検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 孝充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中川 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)走行用エンジンおよび走行用モータ
    を搭載したハイブリッド自動車に設けられ、前記走行用
    エンジンの冷却水または動力を利用して車室内の空調を
    行う空調ユニットと、 (b)前記ハイブリッド自動車の運転状態を検出する運
    転状態検出手段を有し、この運転状態検出手段で検出し
    た運転状態に応じて、前記走行用エンジンの始動および
    作動停止を制御するエンジン制御装置と、 (c)前記空調ユニットの作動および作動停止を制御す
    る空調制御装置とを備え、 前記空調制御装置は、前記空調ユニットから車室内に吹
    き出される空気の目標吹出温度を決定し、この決定した
    目標吹出温度が車室内の空調を行う必要のある温度の時
    に、前記走行用エンジンを作動させるように要求する作
    動要求信号を前記エンジン制御装置に出力し、 前記エンジン制御装置は、前記空調制御装置から作動要
    求信号を入力した時には、前記走行用エンジンを作動さ
    せることを特徴とするハイブリッド自動車用空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調ユニットは、車室内に空気を送るためのダクト
    と、 このダクト内において車室内に向かう空気流を発生させ
    る送風機と、 前記走行用エンジンの動力によって冷媒を圧縮する冷媒
    圧縮機と、 前記ダクト内に配され、前記冷媒圧縮機より吐出された
    冷媒と前記ダクト内の空気とを熱交換して空気を冷却さ
    せる冷却用熱交換器とを備えたことを特徴とするハイブ
    リッド自動車用空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調ユニットは、前記ダクト内の前記冷却用熱交換
    器の下流側に配され、前記走行用エンジンの冷却水を熱
    源として空気を再加熱させる加熱用熱交換器を備えたこ
    とを特徴とするハイブリッド自動車用空気調和装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調制御装置は、車室内の温度を所望の温度に設定
    する温度設定手段と、 車室内の温度を検出する内気温度検出手段と、 車室外の温度を検出する外気温度検出手段と、 前記温度設定手段で設定した設定温度、前記内気温度検
    出手段で検出した内気温度および前記外気温度検出手段
    で検出した外気温度から、前記ダクトから吹き出す空気
    の目標吹出温度を決定する目標吹出温度決定手段と、 前記走行用エンジンの冷却水の温度を検出する冷却水温
    検出手段とを備え、 前記目標吹出温度決定手段で決定した目標吹出温度が所
    定温度以上で、且つ前記冷却水温検出手段で検出した冷
    却水温が設定冷却水温以下の時には、前記エンジン制御
    装置に作動要求信号を出力することを特徴とするハイブ
    リッド自動車用空気調和装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調制御装置は、前記冷却水温検出手段で検出した
    冷却水温が、前記目標吹出温度決定手段で決定した目標
    吹出温度が高くなればなる程高い温度に設定される設定
    冷却水温以下の時には、前記エンジン制御装置に作動要
    求信号を出力することを特徴とするハイブリッド自動車
    用空気調和装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調制御装置は、前記送風機の作動が停止している
    時には、前記エンジンの作動を停止するように要求する
    停止要求信号を前記エンジン制御装置に出力し、 前記エンジン制御装置は、前記空調制御装置から停止要
    求信号を入力した時に、前記走行用エンジンの作動を停
    止させることを特徴とするハイブリッド自動車用空気調
    和装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のハイブリッド自動車用空
    気調和装置において、 前記空調制御装置は、ウォームアップ制御中に前記送風
    機の作動が停止している時には、前記エンジン制御装置
    に作動要求信号を出力することを特徴とするハイブリッ
    ド自動車用空気調和装置。
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