JPH10278542A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH10278542A
JPH10278542A JP9067197A JP9067197A JPH10278542A JP H10278542 A JPH10278542 A JP H10278542A JP 9067197 A JP9067197 A JP 9067197A JP 9067197 A JP9067197 A JP 9067197A JP H10278542 A JPH10278542 A JP H10278542A
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JP
Japan
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engine
temperature
setting
air
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JP9067197A
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English (en)
Inventor
Satoru Yokoya
哲 横谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートエアコンにおいてエンジンスタート時
に固定モードのままでいいのにフルオート設定になった
り、固定モードのまま気がつかずにオートエアコンの機
能が十分に発揮できないばかりか、かえって快適性を損
ねている場合も少なくないという課題を解決する。 【解決手段】 エンジン停止時に吹出口や風量などの設
定情報を設定記憶情報として記憶する設定記憶情報手段
100と、エンジンスタート時にすべてを自動で制御す
る全自動設定にするか前記設定記憶情報手段101に記
憶されている設定記憶情報に基づいて設定するのかを判
定する開始モード判定手段102を設けて、エンジンス
タート時にエンジン停止前の状態に設定するか全自動状
態に設定するか選択することを可能にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
の制御モードの設定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調装置では、特公昭6
3−25963号公報に示されるように設定温度や外気
温度や室内温度や日射量などから自動的に風量や吹出口
を制御するオートエアコンにおいて、ファンSWやモー
ドSWが操作された場合はそれ以後はマニュアル固定に
して制御して、オートSWが押されるとすべて自動で制
御する全自動設定に変更する制御が行われている。通常
はこれらの設定はエンジン停止時にも記憶されており、
つぎのエンジンスタート時にはエンジン停止前と同じ設
定で制御されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では例えば事前に運転した時の吹出口をヒート
に固定していて次に乗った時に吹出口がヒートに固定さ
れているのに気がつかないままでいると、その時の条件
が外気が高かったり日射が大きかったりして自動設定で
あれば自動的にバイレベルになって顔に冷風が吹き出す
ような状況であっても、実際は吹出口はヒートのままで
足元から冷風が吹き出してフィーリングが悪化するとい
う課題があった。
【0004】またエンジンスタート時に強制的に吹出口
や風量を自動設定するようにした場合には、エンジン停
止前にファンをLoに固定してもエンジンを停止した後
にすぐにエンジンスタートした時にまた自動モードに戻
ってしまう。この場合に車室内の状況はほとんど変化し
ておらず、運転手は再度ファンをLoにマニュアル固定
するという同じ操作をする可能性が高く不便であるとい
う課題があった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、エンジンをスタートされるたびに同じよう
な操作を繰り返す必要もなく、さらに固定モードになっ
ているのに気がつかずに本来のオートエアコンの機能を
十分に発揮できないまま空調をするということもなく、
快適な空調を行うことのできる自動車用空調装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、エンジン停止時に吹出口や風量などの設定
情報を設定記憶情報として記憶する設定記憶情報手段
と、エンジンスタート時に固定モードに設定した吹出口
や風量をすべて自動で制御する全自動設定にするか前記
設定記憶情報手段に記憶されている設定記憶情報に基づ
いて設定するのかを判定する開始モード判定手段を設け
たものである。このことによりエンジンスタート時にエ
ンジン停止前の状態に設定するか全自動状態に設定する
か選択することが可能になり、エンジンをスタートされ
るたびに同じような操作を繰り返す必要もなく、さらに
固定モードになっているのに気がつかずに本来のオート
エアコンの機能を十分に発揮できないまま空調をすると
いうこともなく、快適な空調を行うことができることに
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、設定温
度と少なくとも風量または吹出口を自動制御にするか固
定モードにするかの設定を行う操作パネルと、前記操作
パネルからの情報により設定情報を作成する設定情報手
段と、エンジン停止時に前記設定情報を設定記憶情報と
して記憶する設定記憶情報手段と、エンジンスタート時
に前記操作パネルにて固定モードにされた少なくとも風
量または吹出口を自動で制御する自動設定にするか前記
設定記憶情報手段に記憶されている設定記憶情報に基づ
いて設定するのかを判定する開始モード判定手段を設け
たものである。そしてこの構成によればエンジンスター
ト時にエンジン停止前の状態に設定するか全自動状態に
設定するか選択することが可能になり、エンジンをスタ
ートするたびに同じような操作を繰り返す必要もなく、
さらに固定モードになっているのに気がつかずに本来の
オートエアコンの機能を十分に発揮できないまま空調を
するということもなく、快適な空調を行うことができる
ことになる。
【0008】請求項2に記載の発明は、開始モード判定
手段がエンジン水温を検出し、このエンジン水温が高い
時は設定記憶情報に基づいて設定して、エンジン水温が
低い時は操作パネルにて固定モードにされた少なくとも
風量または吹出口を自動で制御する自動設定にするよう
にしたものである。このことによりエンジンが停止して
から時間が経過していないで水温が高い時はエンジン停
止前の状態に設定して、エンジンが停止してから時間が
経過して水温が低くなった時には全自動状態に設定する
ことができて、エンジンを停止してからすぐ再始動して
も停止前の設定をそのまま維持されて再度SWを操作す
る必要がなく、時間が経過してからエンジンをスタート
した時は全自動設定になって固定モードになっているの
に気がつかないまま空調を行うことがなく、本来のオー
トエアコンの機能を十分に発揮できることになる。
【0009】請求項3に記載の発明は、エンジン停止前
の外気温度を記憶する外気温度記憶手段を設けて、開始
モード判定手段がエンジンスタート時の外気温度と前記
外気温度記憶手段に記憶されたエンジン停止前の外気温
度とを比較して温度差が小さければ設定記憶情報に基づ
いて設定して、温度差が大きければ操作パネルにて固定
モードにされた少なくとも風量まては吹出口を自動で制
御する自動設定にするようにしたものである。外気温度
が大きく変化していなければ同じような空調条件であ
り、その時の設定条件は大きく変化しない。この構成に
よれば外気温度が大きく変化していなくて同じような空
調状態であればエンジン停止前の設定がそのまま維持さ
れるので再度SWを操作する必要がなく、外気温度が変
化して空調条件が変化していれば全自動設定になって自
動制御を行うので本来のオートエアコンの機能を十分に
発揮できることになる。
【0010】請求項4に記載の発明は、エンジン停止前
の室内温度を記憶する室内温度記憶手段を設けて、開始
モード判定手段をエンジンスタート時の室内温度と前記
室内温度記憶手段に記憶されたエンジン停止前の室内温
度とを比較して温度差が小さければ設定記憶情報に基づ
いて設定して、温度差が大きければ操作パネルにて固定
モードにされた少なくとも風量または吹出口を自動で制
御する自動設定にするようにしたものである。そしてこ
の構成によれはエンジン停止時と比較して室内温度が大
きく変化していなくて同じような条件であればエンジン
停止前の設定がそのまま維持されるので再度SWを操作
する必要がなく、室内温度が変化して空調条件が変化し
ていれば全自動設定になって自動制御を行うので本来の
オートエアコンの機能を十分に発揮できることになる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図2は本実施例1の自動車用空調装置の全
体の構成を示す概略図である。通風ダクト10の上流端
には外気を吸入する外気吸入口11と車室内の空気を吸
入する内気吸入口12が設けられており、インテークダ
ンパ13により選択される。ブロアモータ14はコント
ロールユニット30により電圧が制御されており、イン
テークダンパ13により選択された吸入口から外気また
は車室内の空気を吸入する。吸入された空気はエバポレ
ータ15を通過する。この時、コンプレッサ16が動作
していれば空気は冷却される。
【0013】エバポレータ15を通過した空気はミック
スダンパ17によりヒータコア18を通過して暖められ
る空気とヒータコアをバイパスする空気に分けられる。
このミックスダンパ17の開度を調節して両者の割合を
変更して再び混合することにより、車室内に吹き出され
る空気の温度を調節する。
【0014】温度を調節された空気はモードダンパ19
によって切換えられるベント吹出口20,ヒート吹出口
21,デフ吹出口22から車室内に吹き出される。イン
テークダンパ13,ミックスダンパ17,モードダンパ
19にはそれぞれ駆動するために、インテークダンパ用
アクチュエータ23,ミックスダンパ用アクチュエータ
24,モードダンパ用アクチュエータ25が設けられて
いる。
【0015】コントロールユニット30はマイクロコン
ピュータを中心にして構成されており、操作パネル3
1,水温センサ32,外気センサ33,室内センサ3
4,日射センサ35から情報を入力して、ブロアモータ
14,インテークダンパ用アクチュエータ23,ミック
スダンパ用アクチュエータ24,モードダンパ用アクチ
ュエータ25を制御している。
【0016】図3はコントロールユニット30の制御の
フローチャートである。まずステップ50では操作パネ
ル31からスイッチ(以下、SW)の情報を入力して、
風量や吹出口を制御するモードなどを設定する設定情報
処理を行う。ステップ51では水温センサ32,外気セ
ンサ33,室内センサ34,日射センサ35などのアナ
ログ信号を入力する。ステップ52では吹出温度を演算
してミックスダンパ17の開度を計算してミックスダン
パ用アクチュエータ24を制御している。ステップ53
では外気吸入口11と内気吸入口12のどちらから吸い
込むかを演算してインテークダンパ用アクチュエータ2
3を制御してインテークダンパ13をセットしている。
ステップ54では風をベント吹出口20から風を吹き出
すベントモードまたは、ベント吹出口20とヒート吹出
口21の両方から風を吹き出すバイレベルモードか、ヒ
ート吹出口21から吹き出すヒートモードかを判定して
モードダンパ用アクチュエータ25を制御してモードダ
ンパ19をセットしている。ステップ55では風量すな
わちブロアモータ14に印可する電圧を演算して、ブロ
アモータ14に電圧を印可する。ステップ56ではコン
プレッサ16をONするかOFFするかの制御を行う。
そして再びステップ50に戻り、これを繰り返す。
【0017】以下、ステップ50の設定情報処理につい
て詳細に説明する。図1は本実施例1の設定情報処理の
ブロック図である。設定情報手段100には操作パネル
31が入力されておりSWの操作に基づいて各制御要素
の設定情報を作成する。図4は本実施例1の操作パネル
31の構成図である。SWはすべて自己復帰式のSWで
構成されている。オート設定手段61を押せば、吹出温
度,吹出口,吸入口,吹出風量,空調モードはすべて設
定温度,外気温度,室内温度,日射量などから自動的に
演算されて制御される自動制御モードになる。モード変
更手段62を押せば吹出口は自動制御をやめてマニュア
ルに固定されて、押されるたびに吹出口が変更される。
【0018】風量変更手段63を押せば吹出風量は自動
制御をやめてマニュアルに固定されて、それから押され
るたびに風量が変化する。エアコン設定手段64を押せ
ばコンプレッサを作動させて空調を行う冷房モードか、
コンプレッサを停止して空調を行う暖房モードかに固定
されて、以後はエアコン変更手段64が押されるたびに
反転する。
【0019】インテーク変更手段65を押せば吸入口が
外気を吸い込む外気導入(FRESHモード)か、室内
空気を吸い込む内気循環(RECモード)かにマニュア
ルに固定されて、以後はインテーク変更手段65が押さ
れる度に反転する。
【0020】デフ設定手段66は窓の曇りを除去する時
に使用されて、吹出口がデフモード、空調冷房モードは
冷房モード、吸入口は外気導入に固定される。
【0021】オフ設定手段67はブロアモータを停止し
て送風を停止するとともに、コンプレッサも停止して暖
房モードで制御を行う。
【0022】設定温度上昇手段68と設定温度下降手段
69は設定温度を変更するもので、押される度の0.5
℃きざみで上昇または下降して、18℃から32℃の間
で設定温度を設定する。表示手段70は設定温度や吸入
口や吹出口や風量などを表示する。表示手段70のは設
定温度を表示する設定温度表示部71と吹出口を表示す
るモード表示部72と吸入口を表示する吸入口表示部7
3と風量を表示する風量表示部74で構成されている。
【0023】設定記憶情報手段101では設定情報手段
100から設定情報を入力して設定記憶情報として記憶
している。設定記憶情報手段101はエンジン停止時で
もバックアップされており、設定記憶情報は消去される
ことはない。開始モード判定手段101には水温センサ
32から水温と設定記憶手段101から設定記憶情報が
入力されて、設定情報手段100に初期設定情報を出力
している。
【0024】図5は設定情報処理の制御のフローチャー
トである。ステップ200ではエンジンがスタートした
直後かどうかを判定している。エンジンスタート直後で
なければステップ201に進んで操作パネルからSW情
報を入力して設定情報を作成する。エンジンスタート直
後であればステップ202に進む。
【0025】ステップ202からステップ204は開始
モード判定手段102に相当する。ステップ202では
水温が50℃以上かどうかを判定している。水温が50
℃以上であればステップ203にて設定記憶情報を初期
設定情報としてステップ205に進む。水温50℃以下
であればステップ204にてすべての制御を自動制御に
する全自動設定情報を初期設定情報としてステップ20
5に進む。ステップ205では初期設定情報を設定情報
として各種制御を開始する。
【0026】たとえば風量をLoにマニュアル固定して
それ以外は自動設定の状態でエンジンを停止して再びエ
ンジンをスタートした場合を考えると、まずステップ2
00からステップ202に進んで水温を調べる。外気温
度や走行モードにもよるが、通常は10分程度走行すれ
ばエンジン水温は80℃前後になっている。エンジン停
止後、水温は少しづつ下がってくる。ステップ201で
は水温50℃を判定値にしているが、エンジン停止後に
水温が50℃以下になるには1時間程度は必要である。
ステップ202において水温が50℃以上、すなわちエ
ンジンを停止してから1時間以内であればステップ20
3にて設定記憶情報を初期設定情報にする。すなわち風
量をLoにマニュアル固定してそれ以外は自動設定にす
るという設定を初期設定情報とする。
【0027】水温が50℃以下、すなわちエンジンを停
止してから1時間以上経過していればステップ204に
てすべての制御を自動設定にする全自動設定情報を初期
設定設定情報にする。
【0028】したがって水温が50℃以上、すなわちエ
ンジンが停止してから1時間以内であれば風量はエンジ
ンが停止する前のLoのマニュアル設定になる。エンジ
ンを停止してから1時間程度であれば状況は大きく変化
はしていないため、自動制御にしても再び風量変更手段
63を押してLoにマニュアル固定する可能性が高い。
本実施例1においては再び風量変更手段63を押してL
oにマニュアル固定する必要はなくなる。
【0029】水温が50℃以下、すなわち1時間以上経
過していれば状況はエンジンを停止する前と同じ可能性
は少なく、自動制御にしても風量をLoにマニュアル固
定しようとする可能性は低い。本実施例1においてはす
べて自動設定で制御を行うため、風量がマニュアル固定
になっているのに気がつかないまま空調をおこなうとい
う事態を防止できる。
【0030】また水温センサはオートエアコンの制御で
は必要なものであり、従来のオートエアコンシステムに
センサなどを追加することなく簡単にこの機能を追加で
きてコストアップもない。
【0031】(実施例2)図6は本実施例2の設定情報
処理のブロック図である。実施例2は実施例1の構成に
おいて、外気センサ33と外気温度記憶手段103を追
加して、開始モード判定手段102を設定記憶情報と外
気温度と記憶外気温度を入力して初期設定情報を出力す
る開始モード判定手段102aに変更したものである。
外気温度記憶手段はエンジン停止直前の外気温度を記憶
しており、エンジン停止時にもバックアップされてい
る。
【0032】図7は本実施例2における設定情報処理の
制御のフローチャートである。ステップ250ではエン
ジンがスタートした直後かどうかを判定している。エン
ジンスタート直後でなければステップ251に進んで操
作パネルからSW情報を入力して設定情報を作成する。
エンジンスタート直後であればステップ252に進む。
ステップ252からスタップ254は開始モード判定手
段102aに相当する。
【0033】ステップ252では現在の外気温度と外気
温度記憶手段103から入力したエンジン停止直前の記
憶外気温度との差が5℃以上かどうかを判定している。
外気温度と記憶外気温度との差が5℃以下であれば、ス
テップ253にて設定記憶情報を初期設定情報としてス
テップ255に進む。外気温度と記憶外気温度との差が
5℃以上であればステップ254にて設定記憶情報を初
期設定情報としてステップ255に進む。ステップ25
5では初期設定情報を設定情報として各種制御を開始す
る。
【0034】たとえば外気温度25℃の状態で、風量を
Loにマニュアル固定してそれ以外は自動設定の状態で
エンジンを停止して再びエンジンをスタートした場合を
考えると、まずステップ250からステップ252に進
んで外気温度と記憶外気温度の温度差を調べる。この時
の記憶外気温度は25℃になっている。エンジンをスタ
ートした時の外気温度が20℃から30℃の間であれば
外気温度と記憶外気温度の差は5℃以下になるので、ス
テップ253にて設定記憶情報を初期設定情報にする。
すなわち風量をLoにマニュアル固定してそれ以外は自
動設定にするという設定を初期設定情報とする。
【0035】エンジンをスタートした時の外気温度が3
0℃以上または20℃以下であれば外気温度と記憶外気
温度の温度差は5℃以上になるので、ステップ254に
てすべての制御を自動設定にする全自動設定情報を初期
設定情報にする。
【0036】したがって外気温度と記憶外気温度の温度
差が5℃以下であれば風量はエンジン停止前のLoのマ
ニュアル設定になる。エンジンが停止する前とエンジン
スタート時の外気温度の温度差が5℃以下であると熱的
な状況はそう大きく変化はしていないため、自動制御に
しても再び風量変更手段63を押してLoにマニュアル
固定する可能性が高い。
【0037】本実施例2においては再び風量変更手段6
3を押してLoにマニュアル固定する必要はなくなる。
エンジンが停止する前とエンジンスタート時の外気温度
の温度差が5℃以上であると状況はエンジンを停止する
前と同じ可能性は少なく、この場合はすべて自動設定で
制御を行うため、風量がマニュアル固定になっているの
に気がつかないまま空調をおこなうという事態を防止で
きる。
【0038】また外気センサはオートエアコンの制御で
は必要なものであり、従来のオートエアコンシステムに
センサなどを追加することなく簡単にこの機能を追加で
きてコストアップもない。
【0039】(実施例3)図8は本実施例3の設定情報
処理のブロック図である。実施例3は実施例1の構成に
おいて、室内センサ34と室内温度記憶手段104を追
加して、開始モード判定手段を設定記憶手段と室内温度
と記憶室内温度を入力して初期設定情報を出力する開始
モード判定手段102bに変更したものである。室内温
度記憶手段はエンジン停止直前の室内温度を記憶してお
り、エンジン停止時にもバックアップされている。
【0040】図9は本実施例3における設定情報処理の
制御のフローチャートである。ステッフ300ではエン
ジンがスタートした直後かどうかを判定している。エン
ジンスタート直後でなければステップ301に進んで操
作パネルからSW情報を入力して設定情報を作成する。
エンジンスタート直後であればステップ302に進む。
ステップ302からステップ304は開始モード判定手
段102bに相当する。
【0041】ステップ302では現在の室内温度と室内
温度記憶手段104から入力したエンジン停止直前の記
憶室内温度との温度差が5℃以上かどうかを判定してい
る。室内温度と記憶室内温度との温度差が5℃以下であ
れば、ステップ303にて設定記憶情報を初期設定情報
としてステップ305に進む。室内温度と記憶室内温度
との温度差が5℃以上であればステップ304にて設定
記憶情報を初期設定情報としてステップ305に進む。
ステップ305では初期設定情報を設定情報として各種
制御を開始する。
【0042】たとえば室内温度25℃の状態で、風量を
Loにマニュアル固定してそれ以外は自動設定の状態で
エンジンを停止して再びエンジンをスタートした場合を
考えると、まずステップ300からステップ302に進
んで室内温度と記憶室内温度の温度差を調べる。この時
の記憶室内温度は25℃になっている。エンジンをスタ
ートした時の室内温度が20℃から30℃の間であれば
室内温度と記憶室内温度の温度差は5℃以下になるの
で、ステップ303にて設定記憶情報を初期設定情報に
する。すなわち風量をLoにマニュアル固定してそれ以
外は自動設定にするという設定を初期設定情報とする。
エンジンをスタートした時の室内温度が30℃以上まで
は20℃以下であれば室内温度と記憶室内温度の温度差
は5℃以上になるので、ステップ304にてすべての制
御を自動設定にする全自動設定情報を初期設定情報にす
る。
【0043】したがって室内温度と記憶室内温度の温度
差が5℃以下であれば風量はエンジン停止前のLoのマ
ニュアル設定になる。エンジンが停止する前とエンジン
スタート時の室内温度の差が5℃以下であると熱的な状
況はそう大きく変化はしていないため、自動制御にして
も再び風量変更手段63を押してLoにマニュアル固定
する可能性が高い。本実施例3においては再び風量変更
手段63を押してLoにマニュアル固定する必要はなく
なる。エンジンが停止する前とエンジンスタート時の室
内温度の差が5℃以上であると状況はエンジンを停止す
る前と同じ可能性は少なく、この場合はすべて自動設定
で制御を行うため、風量がマニュアル固定になっている
のに気がつかないまま空調をおこなうという事態を防止
できる。また室内センサはオートエアコンの制御では必
要なものであり、従来のオートエアコンシステムにセン
サなどを追加することなく簡単にこの機能を追加できて
コストアップもない。
【0044】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1に記載の発明は開始モード判定手段でエンジンスター
ト時の各種の制御の設定をエンジン停止前の状態にする
のか全自動設定にするのかを選択できるようにしたもの
で、この構成によればエンジンをスタートするたびに同
じような操作を繰り返す必要もなく、さらに固定モード
になっているのに気がつかずに本来のオートエアコンの
機能を十分に発揮できないまま空調をするということも
ないため、快適な空調を行うことができるという効果を
奏する。
【0045】請求項2に記載の発明は開始モード判定手
段が水温によってエンジンスタート時の各種の制御の設
定をエンジン停止前の状態にするのか全自動設定にする
のかを選択するようにしたもので、この構成によればエ
ンジンが停止されてからある程度の時間が経過するまで
の間はエンジン停止前の設定でスタートするため同じよ
うな操作を繰り返す必要もなく、エンジンが停止されて
からある程度の時間が経過した以後は全自動設定でスタ
ートするので固定モードになっているのに気がつかずに
本来のオートエアコンの機能を十分に発揮できないまま
空調をするということもないという快適な空調を簡単に
実現するという効果を奏する。
【0046】請求項3に記載の発明は開始モード判定手
段がエンジン停止前の外気温度とスタート時の外気温度
との温度差によってエンジンスタート時の各種の制御の
設定をエンジン停止前の状態にするのか全自動設定にす
るのかを選択するようにしたもので、この構成によれば
エンジンの停止前の外気とスタート時の外気温度との温
度差が小さければエンジン停止前の前提でスタートする
ため同じような操作を繰り返す必要もなく、エンジンの
停止前の外気とスタート時の外気温度との温度差が大き
ければ全自動設定でスタートするので固定モードになっ
ているのに気がつかずに本来のオートエアコンの機能を
十分に発揮できないまま空調をするということもないと
いう快適な空調を簡単に実現するという効果を奏する。
【0047】請求項4に記載の発明は開始モード判定手
段がエンジン停止時の室内温度とスタート時の室内温度
との温度差によってエンジンスタート時の各種の制御の
設定をエンジン停止前の状態にするのか全自動設定にす
るのかを選択するようにしたもので、この構成によれば
エンジンの停止前の室内温度とスタート時の室内温度と
の温度差が小さければエンジン停止前の設定でスタート
するため同じような操作を繰り返す必要もなく、エンジ
ンの停止前の室内温度とスタート時の室内温度との温度
差が大きければ全自動設定でスタートするので固定モー
ドになっているのに気がつかずに本来のオートエアコン
の機能を十分に発揮できないまま空調をするということ
もないという快適な空調を簡単に実現するという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す設定情報処理のブロッ
ク図
【図2】同一実施例の自動車用空調装置の構成図
【図3】同一実施例の制御のフローチャート
【図4】同一実施例の操作パネルの構成図
【図5】同一実施例の設定情報処理の制御のフローチャ
ート
【図6】本発明のさらに他の実施例の設定情報処理のブ
ロック図
【図7】同一実施例の設定情報処理の制御のフローチャ
ート
【図8】本発明のさらに他の実施例の設定情報処理のブ
ロック図
【図9】同一実施例の設定情報処理の制御のフローチャ
ート
【符号の説明】
31 操作パネル 100 設定情報手段 101 設定記憶情報手段 102,102a,102b 開始モード判定手段 103 外気温度記憶手段 104 室内温度記憶手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定温度と少なくとも風量または吹出口を
    自動制御にするか固定モードにするかの設定を行う操作
    パネルと、前記操作パネルからの情報により設定情報を
    作成する設定情報手段と、エンジン停止時に前記設定情
    報を設定記憶情報として記憶する設定記憶情報手段と、
    エンジンスタート時に前記操作パネルにて固定モードに
    された少なくとも風量または吹出口を自動で制御する自
    動設定にするか前記設定記憶情報手段に記憶されている
    設定記憶情報に基づいて設定するのかを判定する開始モ
    ード判定手段を設けた自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】開始モード判定手段がエンジン水温を検出
    し、このエンジン水温が高い時は設定記憶情報に基づい
    て設定して、エンジン水温が低い時は操作パネルにて固
    定モードにされた少なくとも風量または吹出口を自動で
    制御する自動設定にすることを特徴とする請求項1記載
    の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】エンジン停止前の外気温度を記憶する外気
    温度記憶手段を設けて、開始モード判定手段がエンジン
    スタート時の外気温度と前記外気温度記憶手段に記憶さ
    れたエンジン停止前の外気温度とを比較して温度差が小
    さければ設定記憶情報に基づいて設定して、温度差が大
    きければ操作パネルにて固定モードにされた少なくとも
    風量または吹出口を自動で制御する自動設定にすること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  4. 【請求項4】エンジン停止前の室内温度を記憶する室内
    温度記憶手段を設けて、開始モード判定手段をエンジン
    スタート時の室内温度と前記室内温度記憶手段に記憶さ
    れたエンジン停止前の室内温度とを比較して温度差が小
    さければ設定記憶情報に基づいて設定して、温度差が大
    きければ操作パネルにて固定モードにされた少なくとも
    風量または吹出口を自動で制御する自動設定にすること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427379B1 (ko) * 2002-04-09 2004-04-14 현대자동차주식회사 자동차용 리어 벤트 시스템 및 그 제어방법
JP2013060145A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Denso Corp 車両用空調装置

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KR100427379B1 (ko) * 2002-04-09 2004-04-14 현대자동차주식회사 자동차용 리어 벤트 시스템 및 그 제어방법
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