JPH10278023A - コンクリート製品成形用型枠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート製品Ａを同時に多数個取りする
場合に底板２及び側板13を兼用でき、これらの型合わせ
及び型開きを順序よく容易にでき、コンクリートの打設
能率の向上及び作業スペースを最小化でき、作業者の教
育上及び作業能率を向上する上で好ましいコンクリート
製品成形用型枠装置を提供する。 【解決手段】 コンクリート製品Ａを同時に複数個取り
する複数のコンクリート製品Ａの底面Ｂを成形する一連
の底板２と、底板２上にコンクリート製品Ａの端面Ｃを
成形するコンクリート製品Ａ毎の一対の妻板３と、隣接
する妻板３の側端部８間に介在して底板２上に設け隣接
するコンクリート製品Ａの一方の側面Ｄをそれぞれ成形
する成形面14，15を両側面に有する隣接するコンクリー
ト製品Ａの成形に兼用の側板13と、端部に位置する一対
の妻板３の外側端部８に当接して底板２上に設けコンク
リート製品Ａの他方の側面Ｅを成形する端板18と、を具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製品成
形用型枠装置に係り、たとえば、ボックスカルバート等
のコンクリート製品を同時に複数個取りするものに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のコンクリート製品成形用
型枠装置、たとえば、ボックスカルバートを成形する型
枠装置は、ボックスカルバートの底面（成形時の底面を
いう）を成形する底板と、この底板の両側端部に相対し
て立設しボックスカルバートの両側面を成形する両側板
と、この両側板の両端部間にそれぞれ介在して前記底板
上に相対して立設しボックスカルバートの両端面を成形
する両妻板と、を有している。

【０００３】そして、大きさの同じボックスカルバート
を多数個取りする場合は、ボックスカルバートを成形す
る数に応じてボックスカルバート毎に前記底板、両側板
及び両妻板をそれぞれ用いて成形している。

【０００４】また、大きさの異なるボックスカルバート
を多数個取りする場合は、ボックスカルバートの大きさ
に応じてボックスカルバート毎に前記底板、両側板及び
両妻板をそれぞれ用いて成形している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の型枠装置で
は、大きさの同じコンクリート製品を同時に多数個取り
する場合及び大きさの異なるコンクリート製品を同時に
多数個取りする場合のいずれの際も、これらのコンクリ
ート製品に応じてコンクリート製品毎に底板、両側板及
び両妻板をそれぞれ用いる必要があり、これらの型合わ
せ及び型開きに手数を要し、また、コンクリート製品毎
にこれらの型枠に側板を必要とするため、コンクリート
の打設能率の向上及び作業スペースを最小化する上で各
型枠を並べて設置した場合には、隣接する型枠の側板の
相互が重なり合って重複することになり、その側板が重
複する分だけ作業スペースを最小化することができず、
さらに、各型枠を同じ順序で型合わせ及び型開きするこ
とが必ずしも容易でなく、作業者の教育上及び作業能率
を向上する上で好ましくない、という問題がある。

【０００６】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、コンクリート製品を同時に多数個取りする場
合に底板及び側板を兼用でき、これらの型合わせ及び型
開きを順序よく容易にでき、コンクリートの打設能率の
向上及び作業スペースを最小化でき、作業者の教育上及
び作業能率を向上する上で好ましいコンクリート製品成
形用型枠装置を提供することを目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載のコンクリ
ート製品成形用型枠装置は、コンクリート製品を同時に
複数個取りする複数のコンクリート製品の底面をそれぞ
れ成形する一連の底板と、この底板上に相対してそれぞ
れ設けられコンクリート製品の端面を成形するコンクリ
ート製品毎の一対の妻板と、前記隣接する妻板の側端部
間に介在して前記底板上に設けられ隣接するコンクリー
ト製品の一方の側面をそれぞれ成形する成形面を両側面
に有する隣接するコンクリート製品の成形に兼用の側板
と、前記端部に位置する一対の妻板の外側端部に当接し
て前記底板上に設けられコンクリート製品の他方の側面
を成形する端板と、を具備した、ものである。

【０００８】そして、型合わせする場合は、底板上に側
板を配置し、この側板の両端部に一対の妻板の一方側の
側端部を当接して型合わせし、この一対の妻板の他方側
の側端部に側板の両端部を当接して型合わせし、以下同
様にコンクリート製品の数に応じて底板上に側板及び一
対の妻板をそれぞれ順次当接して型合わせし、底板上に
端部に位置する一対の妻板の外側端部に端板を当接して
型合わせする。

【０００９】また、底板上の各側板、各一対の妻板及び
端板をそれぞれ型締めすることにより、各側板は隣接す
る一対の妻板の側端部間に介在してその下端部が底板上
に型合わせされ、この各側板が隣接する一対の妻板の側
端部間に隣接するコンクリート製品の成形に兼用の側板
として介在される。

【００１０】そして、この各側板の両側面の成形面と隣
接する一対の妻板とによりコンクリート製品を成形する
コンクリート打設空間が形成される。また、この各コン
クリート打設空間内にコンクリートを打設して所定の時
間養生する。

【００１１】つぎに、型開きする場合は、前記型合わせ
する場合と反対に端板、一対の妻板及び側板を順次離型
することにより、コンクリート製品を成形した各型枠が
順次脱型される。そして、複数個のコンクリート製品が
同時に多数個取りされる。

【００１２】請求項２記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項１記載のコンクリート製品成形用型枠
装置において、コンクリート製品毎の一対の妻板、側板
及び端板はそれぞれ略同じ高さで形成する、ものであ
る。

【００１３】そして、底板上のコンクリート製品毎の一
対の妻板、隣接するコンクリート製品の成形に兼用の側
板及び端板にて大きさの同じコンクリート製品が同時に
多数個取りされる。

【００１４】請求項３記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項１記載のコンクリート製品成形用型枠
装置において、コンクリート製品毎の一対の妻板と隣接
する一対の妻板との高さに高低差を有し、これらの妻板
の側端部間に介在する側板は高い側の一対の妻板の高さ
と略同じ高さに形成し、端板は端部に位置する一対の妻
板の高さと略同じ高さに形成する、ものである。

【００１５】そして、底板上のコンクリート製品毎の一
対の妻板、隣接するコンクリート製品の成形に兼用の側
板及び端板にて大きさの異なるコンクリート製品が同時
に多数個取りされる。

【００１６】請求項４記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項１乃至３のいずれかに記載のコンクリ
ート製品成形用型枠装置において、コンクリート製品毎
の一対の妻板は分離可能に設けた中子体を有する、もの
である。

【００１７】そして、コンクリート製品毎の一対の妻板
の中子体にてボックスカルバート等の中空部を有する大
きさの同じコンクリート製品または大きさの異なるコン
クリート製品が同時に多数個取りされる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。

【００１９】図１及び図２において、１はチャンネル材
及びＩ型鋼を枠組みして所定の形態、たとえば、コンク
リート製品Ａを成形する所定の幅でかつこのコンクリー
ト製品Ａを成形する所定個数に応じた長さを有する形態
に形成された架台で、この架台１上にコンクリート製品
Ａを同時に複数個取りする複数のコンクリート製品Ａの
底面（成形時の底面）Ｂをそれぞれ成形する一連の底板
２が水平状に一体に固定されている。

【００２０】３は前記底板２上にこの底板２の幅方向の
両端部に相対して設けられコンクリート製品Ａの端面Ｃ
を成形するコンクリート製品Ａ毎の一対の妻板で、この
一対の妻板３は縦長矩形状に形成された端面成形板４
と、この端面成形板４の周縁部に一体に固着された細幅
板状で矩形状に形成された補強枠体５と、を有し、それ
ぞれ同じ高さで形成されている。

【００２１】また、前記相対する一対の端面成形板４に
は中子体６を型合わせする型合せ孔７がそれぞれ相対し
て形成されている。また、前記補強枠体５は両側部に後
述する側板に型合わせして取り付ける平行な上下方向の
両側の側端部８と、下端部に水平状に形成され底板２上
に型合わせして取り付ける下端片部９と、上端部に水平
状に形成され上端片部10と、この上端片部10に一体に固
着された複数のフック11と、を有している。

【００２２】さらに、前記中子体６は複数の分割型12
と、この複数の分割型12を型組して前記型合せ孔７に型
合わせし、かつ、この複数の分割型12を分離して離型す
る分割型可動手段（図示せず）と、有して形成されてい
る。

【００２３】13は前記隣接する一対の妻板３の補強枠体
５の両側の側端部８間に介在挟持されて型合わせされ隣
接するコンクリート製品Ａの成形に兼用の側板で、この
側板13は前記一対の妻板３と略同じ高さで矩形状に形成
されている。

【００２４】また、前記側板13は両側面に隣接するコン
クリート製品Ａの一方の側面（成形時の側面）Ｄをそれ
ぞれ成形する両側の成形面14，15と、その下端部に水平
状に形成され前記底板２上に当接して型合わせされる当
接面16と、その上端部に一体に固着された複数のフック
17と、をそれぞれ有している。

【００２５】18は端部に位置する一対の妻板３の外側の
側端部８に当接して前記底板２上に設けられコンクリー
ト製品Ａの他方の側面（成形時の側面）Ｅを成形する成
形面19を有する端板で、この端板18は前記一対の妻板３
と略同じ高さで矩形状に形成されている。また、前記端
板18に水平状に形成された上端部に複数のフック20がそ
れぞれ一体に固着されている。

【００２６】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。

【００２７】型合わせする場合は、底板２上に側板13を
配置し、この側板13の成形面14，15の両端部に一対の妻
板３の一方側の側端部８をそれぞれ当接して型合わせ
し、この側板13の成形面14，15の両端部に一対の妻板３
の一方側の側端部８をそれぞれ複数のボルト21にて型締
めする。

【００２８】また、一対の妻板３の他方側の側端部８に
側板13の成形面14，15の両端部をそれぞれ当接して型合
わせし、この一対の妻板３の他方側の側端部８に側板13
の成形面14，15の両端部をそれぞれ複数のボルト21にて
型締めする。

【００２９】以下同様にコンクリート製品Ａの数に応じ
て底板２上に側板13及び一対の妻板３をそれぞれ順次当
接して型合わせし、これらを複数のボルト21にてそれぞ
れ型締めする。

【００３０】また、底板２上に両端部に位置する一対の
妻板３の外側端部８に両端板18をそれぞれ当接して型合
わせし、この両端板18を一対の妻板３の外側端部８に複
数のボルト21にてそれぞれ型締めする。

【００３１】したがって、底板２上の各側板13、各一対
の妻板３及び両端板18をそれぞれ型締めすることによ
り、各側板13は隣接する一対の妻板３の側端部８間に介
在して挟持され、かつ、これらの下端部が底板２上に型
合わせされ、この各側板13が隣接する一対の妻板３の側
端部８間に隣接するコンクリート製品Ａの成形に兼用の
側板13として介在される。

【００３２】また、各一対の妻板３の相対する型合せ孔
７内に中子体６をそれぞれ嵌合して型合わせする。そし
て、この各側板13の両側面の成形面14，15と隣接する一
対の妻板３及び両端板18並びに中子体６とによりコンク
リート製品Ａを成形するコンクリート打設空間22がそれ
ぞれ形成される。

【００３３】また、この各コンクリート打設空間22内に
必要な形態に形成された鉄筋をそれぞれ配置し、この各
コンクリート打設空間22内にコンクリートを打設する。
この際、隣接するコンクリート打設空間22は兼用の側板
13にて仕切られ、この側板13の両側にコンクリートが打
設されるため、この隣接するコンクリート打設空間22内
に打設されたコンクリートにて側板13が両側から支えら
れ、したがって、側板13が変形したり損傷することがな
く特段の強度を要することなく側板13を形成することが
できる。

【００３４】また、コンクリートの打設時は隣接するコ
ンクリート製品Ａの成形に兼用の各側板13にて隣接する
コンクリート打設空間22が接近しているため、これらの
コンクリート打設空間22内にコンクリートが能率よく容
易に打設される。

【００３５】そして、各コンクリート打設空間22内に打
設されたコンクリートを所定の時間養生する。この際、
コンクリート製品Ａ毎の一対の妻板３、各側板13及び両
端板18はそれぞれ略同じ高さで形成されていることによ
り、この一対の妻板３、隣接するコンクリート製品Ａの
成形に兼用の各側板13及び両端板18にて大きさの同じ形
態のコンクリート製品Ａとして所定の時間養生する。

【００３６】つぎに、型開きする場合は、前記型合わせ
する場合と反対に、中子体６、両端板18、各一対の妻板
３及び各側板13を順次離型することにより、コンクリー
ト製品Ａを成形した各型枠が順次脱型される。また、各
一対の妻板３間の各中子体６の分割型12をそれぞれ分離
してコンクリート製品Ａから離型することにより、中空
部Ｆを有する大きさの同じ形態のコンクリート製品Ａが
同時に多数個取りされる。

【００３７】つぎに、図３に示す実施の形態は、コンク
リート製品Ａ毎の一対の妻板３と隣接する一対の妻板３
との高さに高低差を有し、これらの妻板３の側端部８間
に介在する各側板13は高い側の一対の妻板３の高さと略
同じ高さに形成し、両端板18は両端部に位置する一対の
妻板３の高さと略同じ高さに形成するものである。

【００３８】このように構成することにより、前記実施
の形態の場合と同様にコンクリート製品Ａの数に応じて
底板２上に各側板13及び各一対の妻板３をそれぞれ順次
当接して型合わせし、これらを複数のボルト21にてそれ
ぞれ型締めし、両端部に位置する一対の妻板３の外側端
部８に両端板18をそれぞれ型合わせし、これらを複数の
ボルト21にてそれぞれ型締めする。

【００３９】そして、これにより、各一対の妻板３、隣
接するコンクリート製品Ａの成形に兼用の各側板13及び
両端板18にて大きさの異なる形態のコンクリート打設空
間22がそれぞれ形成される。この際、大きさの異なる形
態のコンクリート打設空間22は底板２上において一方側
から他方側に向かって順次大きくなる形態のものとして
並設され、また、一方側から他方側に向かって順次小さ
くなる形態のものとして並設される。

【００４０】そして、大きさの異なる形態の各コンクリ
ート打設空間22内にコンクリートをそれぞれ順次打設す
ることにより、大きさの異なる形態のコンクリート製品
Ａとして所定の時間養生する。また、コンクリートの打
設時は隣接するコンクリート製品Ａの成形に兼用の各側
板13にて隣接するコンクリート打設空間22が接近してい
るため、これらのコンクリート打設空間22内にコンクリ
ートが能率よく容易に打設される。

【００４１】つぎに、型開きする場合は、前記実施の形
態の場合と同様に各中子体６、両端板18、各一対の妻板
３及び各側板13を順次離型することにより、コンクリー
ト製品Ａを成形した各型枠が順次脱型され、中子体６に
て中空部Ｆを有する大きさの異なる形態のコンクリート
製品Ａが同時に多数個取りされる。

【００４２】つぎに、前記実施の形態では、コンクリー
ト製品Ａとして中空部Ｆを有する大小のボックスカルバ
ートを成形する場合について説明したが、これに限ら
ず、中空部Ｆの有無を問わず各種形態のコンクリート製
品Ａ、たとえば、Ｕ字溝、Ｌ型溝、橋梁板等の板材等も
成形することができるが、これらのコンクリート製品Ａ
の場合も前記実施の形態の場合と同様に大きさの同じ形
態または大きさの異なる形態のコンクリート製品Ａが同
時に多数個取りされる。

【００４３】なお、前記各実施の形態において、型合わ
せする場合及び型開きする場合は、各一対の妻板３、隣
接するコンクリート製品Ａの成形に兼用の各側板13及び
両端板18はそれぞれに固着されたフック11，17，20を用
いることにより、型合わせ及び型開き作業が容易に行わ
れる。

【００４４】

【発明の効果】請求項１の発明によれば、型合わせする
場合は、底板上に側板及びこの側板の両端部に一対の妻
板の一方側の側端部を当接して型合わせし、この一対の
妻板の他方側の側端部に側板の両端部を当接して型合わ
せし、以下同様にコンクリート製品の数に応じて底板上
に側板及び一対の妻板をそれぞれ順次当接して型合わせ
し、底板上に端部に位置する一対の妻板の外側端部に端
板を当接して型合わせしてこれらを型締めすることによ
り、各側板が隣接する一対の妻板の側端部間に隣接する
コンクリート製品の成形に兼用の側板として介在され、
コンクリート製品を同時に複数個取りする各型枠を簡単
に形成することができる。そして、この各側板の両側面
の成形面と隣接する一対の妻板とによりコンクリート製
品を成形するコンクリート打設空間を形成することがで
きる。

【００４５】また、型開きする場合は、前記型合わせす
る場合と反対に端板、一対の妻板及び側板を順次離型す
ることにより、コンクリート製品を成形した各型枠を順
次脱型することができる。

【００４６】したがって、コンクリート製品を同時に多
数個取りする場合に底板及び側板を隣接するコンクリー
ト製品の成形に兼用でき、これらの型合わせ及び型開き
を順序よく容易に行なうことができ、コンクリートの打
設能率の向上及び作業スペースを最小化することがで
き、作業者の教育上及び作業能率を向上する上で好まし
いコンクリート製品成形用型枠装置を提供することがで
きる。

【００４７】請求項２の発明によれば、請求項１の発明
の効果に加え、コンクリート製品毎の一対の妻板、側板
及び端板はそれぞれ略同じ高さで形成することにより、
大きさの同じ形態のコンクリート製品を同時に多数個取
りすることができる。

【００４８】請求項３の発明によれば、請求項１の発明
の効果に加え、コンクリート製品毎の一対の妻板と隣接
する一対の妻板との高さに高低差を有し、これらの妻板
の側端部間に介在する側板は高い側の一対の妻板の高さ
と略同じ高さに形成し、端板は端部に位置する一対の妻
板の高さと略同じ高さに形成することにより、大きさの
異なる形態のコンクリート製品を同時に多数個取りする
ことができる。

【００４９】請求項４の発明によれば、請求項１乃至３
の発明のいずれかの効果に加え、コンクリート製品毎の
一対の妻板は分離可能に設けた中子体を有することによ
り、コンクリート製品毎の一対の妻板の中子体にてボッ
クスカルバート等の中空部を有する大きさの同じ形態の
コンクリート製品または大きさの異なる形態のコンクリ
ート製品をそれぞれ同時に多数個取りすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示すコンクリート製品
成形用型枠装置の斜視図である。

【図２】同上成形されたコンクリート製品の斜視図であ
る。

【図３】他の実施の形態を示すコンクリート製品成形用
型枠装置の斜視図である。

【符号の説明】

２ 底板 ３ 妻板 ６ 中子体 ８ 側端部 13 側板 14，15 成形面 18 端板 Ａ コンクリート製品 Ｂ 底面 Ｃ 端面 Ｄ 一方の側面 Ｅ 他方の側面

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンクリート製品を同時に複数個取りす
   る複数のコンクリート製品の底面をそれぞれ成形する一
   連の底板と、この底板上に相対してそれぞれ設けられコ
   ンクリート製品の端面を成形するコンクリート製品毎の
   一対の妻板と、前記隣接する妻板の側端部間に介在して
   前記底板上に設けられ隣接するコンクリート製品の一方
   の側面をそれぞれ成形する成形面を両側面に有する隣接
   するコンクリート製品の成形に兼用の側板と、前記端部
   に位置する一対の妻板の外側端部に当接して前記底板上
   に設けられコンクリート製品の他方の側面を成形する端
   板と、を具備した、 ことを特徴とするコンクリート製品成形用型枠装置。
2. 【請求項２】 コンクリート製品毎の一対の妻板、側板
   及び端板はそれぞれ略同じ高さで形成する、 ことを特徴とする請求項１記載のコンクリート製品成形
   用型枠装置。
3. 【請求項３】 コンクリート製品毎の一対の妻板と隣接
   する一対の妻板との高さに高低差を有し、これらの妻板
   の側端部間に介在する側板は高い側の一対の妻板の高さ
   と略同じ高さに形成し、端板は端部に位置する一対の妻
   板の高さと略同じ高さに形成する、 ことを特徴とする請求項１記載のコンクリート製品成形
   用型枠装置。
4. 【請求項４】 コンクリート製品毎の一対の妻板は分離
   可能に設けた中子体を有する、 ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のコ
   ンクリート製品成形用型枠装置。