JPH10277U - 緩衝材 - Google Patents

緩衝材

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Publication number
JPH10277U
JPH10277U JP11170491U JP11170491U JPH10277U JP H10277 U JPH10277 U JP H10277U JP 11170491 U JP11170491 U JP 11170491U JP 11170491 U JP11170491 U JP 11170491U JP H10277 U JPH10277 U JP H10277U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning material
product
elastic foam
adhesive
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11170491U
Other languages
English (en)
Inventor
幹夫 佐野
太郎 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP11170491U priority Critical patent/JPH10277U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH10277U publication Critical patent/JPH10277U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬い物との衝突時における保護も十分で、し
かも接着テープ等の別部材を用いることなく製品表面に
簡単に固定でき、また製品から外すのも容易な緩衝材を
提供する。 【構成】 両面間に形成した隔壁により両面間を中空と
した折り曲げ可能なダンボール状プラスチック基材12
の外側片面に弾性発泡体層14を積層し、その弾性発泡
体層14の表面に、自己粘着性を有し自己以外のものに
は粘着性を示さない粘着層16を設けて緩衝材10を構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、製品の輸送、保管等の際に、製品表面を保護するため製品表面に被 着される緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品の輸送、保管等の際に製品表面が傷つくのを防止するため、製品表 面に段ボールまたは軟質ウレタンフォーム等の緩衝材を巻き付けてその緩衝材を 接着テープ等で製品表面に固定することがなされている。特に段ボールからなる 緩衝材は、製品が硬い物にぶつかった際に製品表面を十分に保護できる利点があ るため、多用されている。
【0003】 しかし、従来の緩衝材は接着テープで製品表面に固定する作業が面倒であり、 しかも緩衝材を製品から外す際に接着テープの剥離作業に手間取る問題もあった 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、硬い物との衝突時における保護も十分で、しかも接着テープ 等の別部材を用いることなく製品表面に簡単に固定でき、また製品から外すのも 容易な緩衝材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため本考案は、両面間に形成された隔壁により両面間が 中空とされた折り曲げ可能なダンボール状プラスチック基材の外側片面に弾性発 泡体層が積層され、その弾性発泡体層の表面に、自己粘着性を有し自己以外のも のには粘着性を示さない粘着層が設けられた構成の緩衝材にしたのである。
【0006】
【作用】 緩衝材は、使用時、粘着層を内側として製品を挟むように折り曲げられ、ある いは二枚の緩衝材が粘着層で製品を挟むようにして重ねられる。そして製品周囲 からはみ出した緩衝材の粘着層が重ね合わされて圧着される。それにより製品周 囲の重ね合わされた粘着層が互いに粘着し、緩衝材が製品表面に被着される。ま た製品表面に被着された緩衝材は、粘着層が自己以外のものに粘着性を示さない ため、製品表面に粘着材が残らず製品表面を汚すこともない。さらに、粘着層が 製品表面に粘着しないため、緩衝材を製品から外すのも容易となる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。図1は本考案の一実施例にかかる緩衝 材の斜視図、図2はそのA−A断面図、図3および図4は使用時を示す斜視図で ある。
【0008】 この実施例の緩衝材10は、額縁のような枠状製品の角部に被着されるのに適 するもので、プラスチック基材12と、その外側片面に積層された弾性発泡体層 14と、その弾性発泡体層14の表面に積層された粘着層16とからなる。
【0009】 プラスチック基材12は、この緩衝材10が被着される製品の表面を、硬い物 から保護するためのものである。そのプラスチック基材12は、両面18,20 間に形成された隔壁22により両面18,20間が中空とされた折り曲げ可能な 段ボール状からなる。プラスチック基材12の材質は、ポリエチレン、ポリプロ ピレン等の汎用プラスチックからなる。隔壁22は、平行な平面からなるものの 他に、断面が波状のものもある。面18,20及び隔壁22の厚みは、プラスチ ック基材12の折り曲げを損なわない値とされるが、一例として1mmのものを挙 げる。なお、プラスチック基材12の形状は、長方形等適宜の形状とされるが、 この実施例においては、製品角部への緩衝材の被着を容易にするため、略長方形 の両側部に略V字形の切り欠き部24a,24bが形成された形状からなる。
【0010】 弾性発泡体層14は、大なる衝撃から製品表面を保護するためのもので、軟質 ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等からなる 。それらの中でも、発泡倍率が30倍〜100倍の独立気泡構造からなるポリプ ロピレンフォームは、耐久性、緩衝性の点で好ましい。弾性発泡体層14の厚み は、通常1〜10mm程度とされる。弾性発泡体層14とプラスチック基材12と の一体化は、接着剤によりなされている。その接着剤は、反応型接着剤、ホット メルト型接着剤、溶剤型接着剤等の中から、弾性発泡体層14およびプラスチッ ク基材12の材質に応じて適宜選択される。
【0011】 粘着層16は、緩衝材10を製品26表面に固定するためのもので、自己粘着 性を有し、自己以外のものには粘着性を示さない粘着材からなる。そのような粘 着材としてラテックスがある。そのラテックスからなる粘着層16は、摩擦抵抗 がきわめて高いので、緩衝材10が製品26表面に被着される際に滑りにくく、 被着位置が狂いにくい利点がある。そのラテックスからなる粘着層16を弾性発 泡体層14表面に設けるには、ラテックスを加熱溶融して弾性発泡体層14表面 に層状に付着させ、その後硬化させればよい。なお粘着層16は、この例におけ るように弾性発泡体層14表面の全面に設ける他、緩衝材10使用時に重ね合わ されることになる縁部にのみ設けてもよい。また粘着層16の厚みは、通常0. 5〜1mm程度とされる。
【0012】 このようにしてなる緩衝材10は、次のようにして枠状製品の角部表面に固定 される。まず緩衝材10は、粘着層16を内側にして図3のように二つの切り欠 き部24a、24bが、枠状製品26の角部32の表側と、裏側に位置するよう に配置される。そして図4のように、枠状製品26の角部32を包むように折り 曲げられ、緩衝材の縁部が重ね合わされる。このとき緩衝材10は、切り欠き部 24a、24bの存在により製品角部32に沿った折り曲げがきわめて容易に行 われる。そして重ね合わされた緩衝材縁部の粘着層16同志が圧着される。これ により粘着層16が、自己粘着性により互いに粘着し、緩衝材10が枠状製品2 6の角部表面を覆って固定される。
【0013】 図5は、本考案の他の実施例にかかる緩衝材34の斜視図である。この緩衝材 34は、前記実施例と同様のプラスチック基材36、弾性発泡体層38、粘着層 40からなるもので、略四角形状からなることを特徴とする。この緩衝材34は 、種々の製品を保護するのに使用される。たとえば、前記枠状製品26における 角部以外の枠部30の保護、あるいは変形し易い板状製品、たとえば磁気フロッ ピィの保護、またはその他の製品の保護等に使用される。
【0014】 なお、本考案の緩衝材は一枚を折り曲げて使用する他に、保護する製品によっ ては粘着層を内側として二枚を重ね合わせ、その間に製品を挟むようにしてもよ い。
【0015】
【考案の効果】
本考案の緩衝材は、前記の構成からなるため、製品表面への被着及び製品から の取り外しを簡単に行え、しかも硬い物との衝突から製品を有効に保護できる効 果がある。さらに、粘着材が製品表面に付着して製品表面を汚す虞がない利点も ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる緩衝材の斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案の一実施例にかかる緩衝材の使い方を示
す斜視図である。
【図4】本考案の一実施例にかかる緩衝材の使用状態を
示す斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例にかかる緩衝材の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 本考案の一実施例にかかる緩衝材 12 プラスチック基材 14 弾性発泡体層 16 粘着層 24a 切り欠き部 24b 切り欠き部 34 本考案の他の実施例にかかる緩衝材 36 プラスチック基材 38 弾性発泡体層 40 粘着層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面間に形成された隔壁により両面間が
    中空とされた折り曲げ可能なダンボール状プラスチック
    基材の外側片面に弾性発泡体層が積層され、その弾性発
    泡体層の表面に、自己粘着性を有し自己以外のものには
    粘着性を示さない粘着層が設けられてなる緩衝材。
JP11170491U 1991-12-20 1991-12-20 緩衝材 Pending JPH10277U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170491U JPH10277U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 緩衝材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170491U JPH10277U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 緩衝材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10277U true JPH10277U (ja) 1998-12-04

Family

ID=14568044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11170491U Pending JPH10277U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 緩衝材

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JP (1) JPH10277U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034171A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Inoac Corp 積層体および包装資材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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