JPH10277960A - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

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Publication number
JPH10277960A
JPH10277960A JP10052833A JP5283398A JPH10277960A JP H10277960 A JPH10277960 A JP H10277960A JP 10052833 A JP10052833 A JP 10052833A JP 5283398 A JP5283398 A JP 5283398A JP H10277960 A JPH10277960 A JP H10277960A
Authority
JP
Japan
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chuck
swing
slide
chuck device
feed lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10052833A
Other languages
English (en)
Inventor
Norbert Lindenthal
リンデンタール ノルベールト
Hans Roesch
ロッシュ ハンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bessey and Sohn GmbH and Co KG
Original Assignee
Bessey and Sohn GmbH and Co KG
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Filing date
Publication date
Application filed by Bessey and Sohn GmbH and Co KG filed Critical Bessey and Sohn GmbH and Co KG
Publication of JPH10277960A publication Critical patent/JPH10277960A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/10Arrangements for positively actuating jaws using screws
    • B25B5/102Arrangements for positively actuating jaws using screws with at least one jaw sliding along a bar
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/068Arrangements for positively actuating jaws with at least one jaw sliding along a bar

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人間工学的により有利に物品に当接させるこ
とが可能で、簡単な操作で、該物品のチャックを可能と
する。 【解決手段】 ガイドレール10に沿って案内移動さ
れ、第1スイングエレメント18で固定される第一チャ
ックエレメント14の第一チャック面52と、ガイドレ
ールに延在支持された第二チャックエレメント190の
チャック面194の間で物品を把持するチャック装置で
あって、第1圧力エレメント120を有する送りレバー
100は、第2スイングエレメント70とスライド16
の間で作用するとともに、送りレバー100をチャック
軸36のチャック用握り42方向に操作する場合に、ス
ライド16が、第2スイングエレメント70に対して相
対的にチャック方向32に移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品固定用のチャ
ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガイドレール、該ガイドレールのところ
で支えられる第1のチャックエレメント、第2チャック
面を有しガイドレールのところで支えられている第2チ
ャックエレメントをもつチャック装置は公知である。第
1チャックエレメントは、チャック軸の圧力部によって
形成されチャック方向に可動な第1チャック面をもち、
ガイドレールで案内され該ガイドレールに沿って可動で
第1スイングエレメントによって固定可能なスライドと
該スライドを支えるチャックナットを備えている。ま
た、ガイドレール上で支えることが可能な第2スイング
エレメントと旋回可能で軸承けされハンドルによってガ
イドレールとチャック軸のチャック用握りの間におかれ
る送りレバーとを有する送り装置も備え、該送りレバー
により、スライドは第2スイングエレメントに対し相対
的にチャック方向で移動可能である。
【0003】この種のチャック装置は、たとえば米国特
許4,989,847で公知である。
【0004】
【発明が解決しようする課題】しかしながらこのチャッ
ク装置は、操作が面倒である。まずチャック装置を接触
させるために、片方の手で第1チャックエレメントを第
2エレメントに対して相対的に移動することが可能では
あるが、その場合、送りレバーは、ガイドレールの方向
に動かされ、手に対する対峙軸受けとしてガイドレール
の送りレバーに対峙する側に伸びる突出部が備えられて
いる。
【0005】チャック装置をチャック軸で固定チャック
するために、いずれにせよ手を使ってチャック用握りを
回転することにより軸をしっかり締めるために、第2の
手が必要であり、第2の手がチャック用握りをつかんだ
後、送りレバーに作用する手を、チャック装置から離す
可能性がある。
【0006】そのため本発明の基礎となる課題は、この
種類のチャック装置を次のように改良することである。
すなわち、該装置が人間工学的により適切に製作中の製
品に接触することが可能で、その場合該製品が最終的に
チャック可能であるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た種類のチャック装置の場合、本発明により次のことで
解決される。すなわち、送りレバーは第1圧力エレメン
トを使い、第2スイングエレメントとスライドの間で次
のように作用すること、つまり送りレバーのチャック軸
のチャック用握り方向への操作時、スライドが第2スイ
ングエレメントに対し相対的にチャック方向に移動可能
であることである。
【0008】本発明にしたがった解決の利点は、送りレ
バーを軸のチャック用握りの方向に操作するとき、スラ
イドの移動により次のような可能性が作られたことにあ
る。その可能性とは、本発明によるチャック装置を片手
で一方ではチャック用握りのところを他方では送りレバ
ーのところを保持し、このように保持して製作中の製品
に接触することである。このように保持されながら、ま
ず第1チャックエレメントは、送りレバーを操作するこ
とによりチャック方向に可動であり、その場合手はすで
にチャック軸のチャック用握りに接している。
【0009】本発明によるチャック装置の最初の接触後
は、すでにチャック軸のチャック用握りに接している手
で該軸をさらに固く締めることができる可能性があり、
手は簡単に送りレバーを離すことができ、その時ずっと
チャック軸のチャック用握りを、たとえば手の平、親指
および指球の間で保持可能である。
【0010】従って同一の手で一方では第1チャックエ
レメントが移動可能であり、そしてチャック装置がすで
に取り付けられている場合チャック軸をさらに回転する
ことで全チャック力が出されることが可能である。ただ
し、第2の手を使い、この手でまずチャック装置をチャ
ック用握りのところに保持する場合を除く。
【0011】第1圧力エレメントをフレキシブルに送り
レバーと接続させることは原則的には可能であったであ
ろう。その場合、たとえば伝動もフレキシブル接続を介
して可能となったであろう。
【0012】しかしながら、特別簡単な解決にするとい
う理由から、第1圧力エレメントが送りレバーと固定的
に接続されている場合が有利である。
【0013】送りレバーの支承部に関しては、従来の実
施例との関係では、詳細な報告はされていない。そのた
め、たとえば送りレバーがスライドまたは第1スイング
エレメントに軸受けされるということが想起されるかも
しれない。
【0014】しかしながら、特別簡単でコンパクトな構
成にするという理由から、送りレバーが第2スイングエ
レメントに軸受けされている場合が有利である。なぜな
ら、第1圧力エレメントの作用は、スライド上で特別簡
単な方法で実現されるからである。
【0015】特に適切で構成上簡単に実現可能な軸受け
(支承部)の可能性が意図するところは、送りレバー
が、第2スイングエレメントのところに回転軸を回転可
能に軸受けされることであり、また送りレバー操作時に
第1圧力エレメントがスライド方向に可動であることで
ある。それにより、簡単な方法でスライドをチャック方
向にスライドする第1圧力エレメントの運動が実現可能
である。
【0016】その場合、第1圧力エレメントは、一方で
は同様に中間切り替え部材、または中間部材を介してス
ライドに作用することが可能である。しかしながら、同
様に特に構成上簡単な解決という理由から、第1圧力エ
レメントが直接スライドに作用するようにするのが有利
である。
【0017】さらに第1スライドへの作用は、同様に多
様なやり方で実現可能である。簡単さという理由から、
同様に、第1圧力エレメントがガイドレールとチャック
軸の間、主に送りレバーの回転軸とチャック軸の間、に
伸びるスライド部分に作用する場合が比較的好都合であ
ると分かった。
【0018】第2スイングエレメントがスイングされる
ようなやり方に関しては、非常に異なる実現可能性が考
えられる。そのため、たとえば、第2スイングエレメン
トに該第2スイングエレメントをスイングする位置に保
持するばねエレメントを関係づけて、送りレバーが第2
スイングエレメントに任意に配置可能となることが考え
らる。
【0019】機能的な面で特に適切な構成では、送りレ
バーが第2スイングエレメントに次のように配置され
る。すなわち、送りレバーが操作されるとき、該送りレ
バーから第2スイングエレメントにチャック方向の反対
に作用する圧力が作用し、第2スイングエレメントのス
イングにより限定的な固定となるようにすることであ
る。
【0020】すなわちこの実施例では、送りレバーの支
承部に直ちにチャック力とは反対に作用する力が第2ス
イングエレメントをスイングするために十分利用される
ということである。このため、この力を出す新たなばね
エレメントは必要ない。さらにこの解決の利点は、送り
レバーが操作されていない場合には、第2取り付けエレ
メントには大きな力が作用せず、従って第2取り付けエ
レメントは簡単な方法でスライドの後からも案内可能で
ある。ただし、このために、たとえばスイングエレメン
トが常にばねエレメントによってスイング位置で保持さ
れる場合のように大きな摩擦力は必要ない。
【0021】今まで述べてきた解決の枠内では、送りレ
バーをチャック用握りの方向に操作する場合の本発明に
よるチャック装置の機能を決定する特徴だけが述べられ
た。特に好ましい一般的に使用可能な解決法は、送りレ
バーが第2圧力エレメントに作用すること、および送り
レバーをガイドレール方向に操作する時、該圧力エレメ
ントによってスライドが相対的にチャック方向の第2ス
イングエレメントの方に移動可能であることである。
【0022】この解決法の大きな利点は、これによりチ
ャック装置が一般的に操作可能となることである。すな
わち、必要な空間と使用目的にしたがって、一方では送
りレバーがチャック用握りの方向に動かされることで、
第1チャックエレメント移動の可能性がある。しかし他
方では、送りレバーがガイドレール方向に動かされるこ
とで、第1チャックエレメントを同じ方向に移動の可能
性がある。従ってここに希望する使用目的にしたがった
一般的な取り扱いが可能となる。
【0023】この解決法でも、第2圧力エレメントが送
りレバーと固定的に接続されている場合が特に有利であ
る。
【0024】機械的に特に有利な解決法が備えているこ
とは、第1と第2圧力エレメントが送りレバーに作り付
けられて一体になっていることで、それによって本発明
のチャック装置の特に簡単で有利な製作が可能となる。
【0025】この場合、第1と第2圧力エレメントが送
りレバーの回転軸に対してほぼ対称に配置されているの
が適切である。従って送りレバーをチャック用握りの方
向およびガイドレールの方向に動かす場合、スライドの
送りルートとほぼ同一になる可能性がある。
【0026】その場合、第1と第2圧力エレメントが、
ガイドレールとチャック軸の間にあるスライドの範囲に
作用し、従って簡単な方法でスライドが送りレバーの偏
向方向に左右されずに常にチャック方向に移動されるの
が好ましい。
【0027】第2圧力エレメントの配置に関して特に有
利であると分かったことは、第2圧力エレメントが、送
りレバーの回転軸とガイドレールの間にあるスライドの
範囲に作用する場合である。理由は、この場合圧力エレ
メントから出されたモーメントを伴う力は、スライドに
作用する。該モーメントは、スイングモーメントと反対
には作用しない。
【0028】特に送りレバー操作後スライドが離される
場合、第2スイングエレメントが常にスライドに接続す
ることを保証することは、次のような利点がある。つま
り、第2スイングエレメントが、連動ばねエレメントに
よってチャック方向に動かされるということである。す
なわち、この連動ばねエレメントは、常に第2スイング
エレメントに作用し、該第2スイングエレメントはスラ
イドのとなりの位置に移る。
【0029】連動ばねエレメントを適切な支えとするた
めに、該連動ばねエレメントがスライドと連動可能な部
材に嵌合するように設けらている。
【0030】この種のスライドに連動する部材は、スラ
イド自体でもよく、またはたとえばスライドから一緒に
案内されるケースを連動ばねエレメントの支承部として
または支えとして使用することもできる。
【0031】もっとも簡単な場合には、連動ばねエレメ
ントは、スライドで嵌合するドラッグスプリングエレメ
ントであるように設けられている。
【0032】この連動ばねエレメントは、原則的には第
2スイングエレメントの任意の箇所で嵌合可能である。
ただし、該連動ばねエレメントが第2スイングエレメン
トを常にスライドの後ろに案内する間である。しかしな
がら、特に適切な解決法は、連動ばねエレメントが第2
スイングエレメントに作用して、該第2スイングエレメ
ントがあそびなしでスイング箇所にあるようにすること
である。従って、たとえば送りレバーを操作し、それに
より第2スイングエレメントに及ぼす力の操作をする時
は、あそびなしで第2スイングエレメントのスイングが
使用可能であり、従って第2スイングエレメントは、最
初スイングのために備えられている裂け目(すき間)と
スイング位置に至るためのガイドレールの間のあそびを
乗り越えてはならない。
【0033】第1スイングエレメントの形成と配置に関
しては、従来の実施例との関係においては詳細に説明さ
れていない。
【0034】従って、たとえば考えられることは、第1
スイングエレメントをガイドレールのための案内の裂け
目を有するスライドの隣に別部材として配置することで
ある。該第1スイングエレメントは、コストがかかり、
特にこの種の場合、チャック軸から出された付加的な力
は第1スイングエレメントのスイングを支持しないであ
ろうから、第1スイングエレメントがスライドと固定接
続するようにするのが好ましい。
【0035】特に有利なのは、第1スイングエレメント
がスライドに一体に作り付けられ、該スライドの一部と
なる場合である。
【0036】この場合第1スイングエレメントは、送り
レバーによって前に押し出されてスイング位置を占める
ことを保証するために、第1スイングエレメントがスイ
ングばねエレメントによって動かされ、該ばねエレメン
トは該スイングエレメントを送りレバー操作の際にもス
イング位置に保持するのが好ましい。
【0037】すなわち、送りレバーがスライドに、従っ
て第1スイングエレメントに作用する方法に依存せず、
常にスイングばねエレメントの力は非常に大きく、第1
スイングエレメントは、スイング位置にとどまる。
【0038】その場合スイングばねエレメントは、異な
ったやり方で配置可能である。たとえばスイングばねエ
レメントは直接ガイドレールに支持されるということが
考えられる。しかしながら、特に有利であるのは、スイ
ングばねエレメントがガイドレールで案内されるケース
に支持される場合である。
【0039】この場合第1スイングエレメントとケース
の間の相対移動は、異なる処置によって避けることが可
能である。
【0040】しかしながら、本発明によるスイングばね
エレメントにより、スイングを引き起こすできるだけ大
きな力が作用しなければならないので、該ケースが、反
対軸受けにより、第1スイングエレメントに支持される
のが好ましい。従って反対軸受けは、スイングばねエレ
メントと接続して第1スイングエレメントのスイングを
引き起こす。
【0041】ここで、できるだけ大きな力を出せるよう
にするため、反対軸受けと、スイングばねエレメントの
第1スイングエレメントへの影響の場所とは、互いにで
きるだけ大きな間隔を持つことで、ガイドレールの対峙
する側に配置されるのが好ましい。
【0042】第1チャックエレメントを自由に移動させ
るために第1スイングエレメントのスイングを解除する
可能性を大きくするため、たとえば突出部のある第1ス
イングエレメントを備えることが、考えられる。該突出
部は、マニュアルで操作可能で、該突出部操作の際第1
スイングエレメントのスイングが停止可能とされるもの
である。
【0043】また、ケースが、第1スイングエレメント
に作用し、マニュアルに操作可能な解除エレメントの支
承部を持つのが好ましく、該解除エレメントにより、操
作の際第1スイングエレメントのスイングが停止可能と
なる。
【0044】この解除エレメントは、有利な実施例で
は、スライダーとして形成されており、該スライダー
は、移動可能にケースに軸受けされている。
【0045】この解除エレメントを有するスイングばね
エレメントの作用を有利に停止可能とするために、また
他方では解除エレメントを操作しないとき全範囲で維持
するために、スイングばねエレメントが解除エレメント
に作用して、該解除エレメントと第1スイングエレメン
トを、該解除エレメントが操作されない場合、スイング
位置に保持するようにするのが好ましい。
【0046】ケースの形成に関しては、個々の実施例の
今までの記述との関係においては、詳細には説明されて
いない。好ましくは、該ケースが第1スイングエレメン
ト、第2スイングエレメントおよびスライドを少なくと
も部分的に囲み、これらを一方では支え、他方ではこれ
らに作用するエレメントをも収容可能にすればよい。
【0047】さらに、該ケースには、ガイドレールを囲
み送りレバーのハンドルの範囲内に伸びる握り部材が備
えられており、該握り部材には、送りレバーの操作時、
ガイドレール方向に手をかけることが可能であるのが好
ましい。
【0048】該ケースを、例えば、反対軸受けとしてス
イングばねエレメントのために使用可能とするために該
ケースがスライドと連動可能であるのが好ましい。
【0049】該ケースは、非常に異なるやり方で可動と
することができる。特に好ましくは、該ケースが、反対
軸受けによって第1スイングエレメントに接することに
より、スライドと連動可能である。
【0050】チャック軸と該チャック軸とともに使用可
能である圧力部材の形成に関しては、今まで詳細な説明
がされていない。そこで有利な実施例では、チャック軸
が、圧力部材に向けられた端で変形可能な材料で作られ
た回転止めエレメントを支える。
【0051】その場合、回転ストッパーエレメントは、
チャック軸が回って出てくることに対する回転ストッパ
ーを実現するために使用される。
【0052】該回転ストッパーエレメントは、変形可能
な材料でできていることから、該ストッパーは、絶対的
に固定したストッパーではなく、次のような可能性があ
る。すなわち、ストッパーが第一に接しているにも関わ
らず、チャック軸は、チャックが誤ってすでに接してい
る回転ストッパーエレメントによって行なわれた場合、
追加として回転ストッパーエレメントが変形して解除位
置方向に回転することで、それにより圧力部材の解除に
至る。該圧力部材は、他方で再び第1スイングエレメン
トのスイングを解除可能にし、それによって第1チャッ
クエレメント全体を移動可能にするのに十分である。
【0053】この場合好ましくは、回転ストッパーエレ
メントが、効果的な位置で変形されていない状態で、チ
ャック軸を完全にオープンな位置まで移動するのを妨
げ、もはや回転できないという完全にオープンなチャッ
ク軸の位置は、回転ストッパーエレメントが変形して初
めて到達可能であるようにすることである。
【0054】さらに特に適切な解決法では、回転ストッ
パーエレメントが、同時にチャック軸とフレキシブルに
接続されている圧力部材のための調整エレメントとして
使用され、従ってチャック軸に対して相対的な圧力部材
のフレキシブルな動きを、少なくとも制限する。しかし
他方では、その弾性に基づいて力の影響があるとき、圧
力部材がさらに水平に揺動する可能性を許容することで
ある。
【0055】
【発明の実施の形態】図1に表わされているものは、本
発明によるチャック装置の一実施形態である。このチャ
ック装置は、全体として10が付けられたガイドレール
を含むが、該ガイドレールは、特に長さ方向12に伸び
るチャッククランプのガイドレールとして形成されてい
るものである。該ガイドレール10には、第1チャック
エレメント14が、矢印方向12の方向に移動案内され
る。
【0056】第1チャックエレメント14は、スライド
16を持つが、該スライドは、ガイドレール10の長さ
方向12に対してほぼ横に伸びており、該スライドに第
1スイングエレメント18が一体に作りつけられてい
る。
【0057】第1スイングエレメント18は、裂け目2
0を備えており、該裂け目を通ってガイドレール10が
案内されており、また該裂け目20には対角線に互いに
対峙して配置されているスイング台22と24を備え、
該台の間にはスイング対角線26が伸びている。
【0058】該スイング対角線26は、次のようになっ
ている。すなわち、第1スイングエレメント18に対峙
するスライド16の端28を動かすとき、チャック方向
32の反対に作用する力30によってスイング台22と
24の摩擦による固定を介してガイドレール10への固
定が行なわれるのである。力30の端28への作用が廃
止される場合、第1スイングエレメント18は、ガイド
レール10に沿って移動され、任意に該ガイドレールに
位置決めされる。
【0059】製作中の製品(物品)34をチャックする
ために全体として36が付されているチャック軸が備え
られており、該チャック軸は、軸ナット38として形成
されている端28部分を貫通し、軸40を中心に回転す
ることで、端部28に対し相対的に移動可能であり、そ
の場合軸40は、好ましくはガイドレール10の長さ方
向に対しほぼ平行に伸びる。
【0060】チャック軸36を回転するため、該軸には
チャック用握り42が備えられており、該チャック用握
りは、チャック軸36のチャックナット38から転じた
側に、同様にガイドレール10の長さ方向12にほぼ平
行に伸びており、好ましくはほぼ軸40に対しシリンダ
ー上に延びる握り面44を備える。
【0061】さらにチャック軸36は、チャック用握り
42に対峙する端部46に全体として48が付されてい
る圧力部材を支えており、該圧力部材は、全方向に可動
な継ぎ手である玉継ぎ手50を介して、チャック軸36
の端部46と接続されている。
【0062】該圧力部材48は、玉継ぎ手50と反対側
にチャック面52を備え、該チャック面によってチャッ
クする製作製品34に作用する。
【0063】本発明によるチャック装置において、玉継
ぎ手50により重力作用に応じて傾く圧力部材48を圧
力面52が軸40に対してほぼ直角に延びるよう調整保
持するために、圧力部材48とチャック軸36の端部4
6の間の、主にこれら部材の間に形成されている玉継ぎ
手50を囲む範囲に、調整エレメント54が備えられて
いる。該エレメントは、主に弾性的な材料でできたスリ
ーブとして形成されており、該スリーブは、チャックナ
ット38に向けられた側に主にリング状接触面の形でチ
ャック軸36の端46に支えられており、圧力部材48
に向けられた側には、主に圧力面52に対峙しチャック
軸36の端46方向に延びる円錐部分58をシリンダー
状の継ぎ足し部60でつかんでおり、該継ぎ足し部に固
定している。
【0064】さらに調整エレメント54は、回転ストッ
パーエレメントとして使用され、このために前面のチャ
ックナット38に向けられているリング面62を備えて
おり、該リング面は、チャック軸36がチャック方向に
対して反対に逆回転する場合、該チャック方向に向けら
れたチャックナット38の前面64に接する。したがっ
て、チャック軸をさらに逆回転するには、回転ストッパ
ーエレメント54が全体としてリング面62とシリンダ
ー状の継ぎ足し部60の間に延び、間隔が短縮されなが
らこれらの間で変形されることでのみ可能となる。
【0065】したがって、操作者は、チャック軸36の
逆回転時、リング面62が前面64に接触する時、逆回
転を終了する。リング面62が前面64に接する時、製
作中の製品34のチャックが圧力部材48によって行な
われなければならない場合、また第1スイングエレメン
ト18がスライド12に作用するチャック力30に基づ
いてスイングされなければならない場合、この解除は非
常に難しいが、これを簡単にするには、チャック力30
の解除は次のように行なうことができる。すなわち、チ
ャック軸36が、回転ストッパーエレメント54の変
形、特にリング面62とシリンダー状の継ぎ足し部60
の間の該回転ストッパーエレメントの短縮として変形さ
れることにより行なえる。製作中の製品34のチャック
を解除し、それとともに力30を小さくするか無くすに
は、わずかな運動で十分であるので、再び第1スイング
エレメント18がスライド16とともに移動することが
可能である。
【0066】スライド16をチャック方向32に移動す
るために、スライド16の圧力部材48と反対側に、第
2スイングエレメント70が設けられており、該エレメ
ントは、図2と図3に表されているように、互いに平行
に延びる2つのサイド部材72,74をもち、該サイド
部材は、該サイド部材に一体になるよう作り付けられて
いる横部材76によって互いに接続されている。さらに
横部材76の間隔内にもうひとつ同様にサイド部材72
と74の間に延びるスイングボルト78が備えられてい
る。
【0067】サイド部材72と74は、該部材を接続す
る横部材76と該横部材76の間隔内に配置されている
スイングボルト78とともに裂け目80を形成してお
り、該裂け目を通ってガイドレール10が延びている。
裂け目80は、同様に2つのスイング台82と84を備
え、該台は、裂け目80の中で互いに対角線上に対峙し
て配置されており、傾斜対角線によって互いに接続され
ている。その場合、傾斜対角線86は、ガイドレール1
0の長さ方向12に相対する傾斜対角線26と同方向に
傾斜されている。
【0068】スイングボルト78は、好ましくはボルト
として横断面型が四角形になっており、その場合平らな
側部88が、ガイドレール10に向けられており、部分
的にスイング台84を形成している。
【0069】第2スイングエレメント70は、長さ方向
12に対して横に、スイングボルト78を越え、チャッ
ク軸36方向にスライド16に対してほぼ平行に延びて
おり、チャック軸36に向けられている端90部分に、
全体として100が付されている送りレバーのためのピ
ボット軸受け92をもつ。その場合、該ピボット軸受け
92は、最も簡単な場合、軸受けの目102部分で送り
レバー100を貫通するピボットピン104によって形
成され、該ピボットピンは、同様にハンドル106をサ
イド部材72と74の端部90で通している。
【0070】送りレバー100のハンドル106は、軸
受けの目102からガイドレール10とチャック用握り
42の間に延びる。その場合ハンドル106は、軸受け
の目102に向けられ、ガイドレール10と鋭角をな
し、また該角度で延びる第1部分108を備え、該第1
部分には第2部分110がつながっており、該第2部分
は、チャック用握り42とガイドレール10のほぼ真ん
中にある。送りレバー100は、第1部分108から第
2部分110への移行部分で、ガイドレール10とは離
れた側に、ハンドルの反り部112を形成しており、第
2部分110は、チャック用握り42に対峙する側に握
り面114を備え、該握り面は、チャック用握り42に
対してほぼ平行であるか、又は送りレバー100の端1
16方向にチャック用握り42に対する間隔を広げつつ
延びている。
【0071】スライド16をチャック方向に移動するた
め、送りレバー100は、図4に表されているように第
1圧力エレメント120を備えているが、該圧力エレメ
ントは、ピボット軸受け92とチャック軸36の間にあ
る。また、第2圧力エレメント122も備えているが、
該圧力エレメントは、ピボット軸受け92とガイドレー
ル10の間にある。
【0072】2つの圧力エレメント120と122は、
好ましくは送りレバー100に一体に作り付けられてお
り、該送りレバー100とともにピボット軸受け92部
分でほぼ三角形のレバー本体124を形成しており、該
本体は三角形の1つの辺126がスライド16に向けら
れており、該三角形の辺126は、該辺に向けられてい
るスライド16の裏側128に対し平行に延びている。
【0073】圧力部材120と122は、わずかに三角
形の辺126を高くして丸められた圧力面130と13
2を備え、該圧力面は、スライド16の裏側128に作
用する。
【0074】送りレバー100が操作されない場合、圧
力面130と132は該スライド16の裏側128に保
持される。このことは、連動ばねエレメント134によ
ってもたらされるが、該エレメントは、スライド16の
前側136を囲み、各々第2スイングエレメント70の
サイド部材72と74に嵌合し、厳密には主にピボット
軸受け92とスイングボルトの間の部分にある。最も簡
単な場合には、連動ばねエレメント134に螺旋状のば
ね本体が備えられており、該ばね本体は、U形にスライ
ド16を囲み、該スライドの前側136で接しており、
該連動ばねエレメントには引き綱フック140が作り付
けられており、該フックは、サイド部材72と74にあ
るフック受け142、すなわち該サイド部材の該スライ
ド16から転じた側にある溝に嵌合する。
【0075】従って送りレバー100が操作されない場
合、第2スイングエレメント70は、連動ばねエレメン
ト134により常にスライド16方向に引っ張られ、圧
力面130と132は、あそびなしでスライド16の裏
側に接する。
【0076】スライド16が常にスイング位置にとどま
り、それによりガイドレール10に沿った各々の位置で
自動的にスイングすることを保証するために、ガイドケ
ース150が備えられている。該ケースは、ガイドレー
ル10に沿って滑るように案内される。これに対してガ
イドレール10に対峙する側には、ケースに配置された
ガイド面152と154が備えられており、該ガイド面
は、ガイド対角線156上にあり、該対角線は、比較的
ガイドレールに対峙し、スイング対角線26に対して傾
けられている。
【0077】さらに該ケース150は、ガイドレール1
0とチャック軸36の間にある反対軸受け158を形成
しており、該反対軸受けには、スライド16の前側13
6が接触可能である。
【0078】その場合反対軸受け158は、好ましくは
スライドのピボット軸受け92と該スライドの端28の
間部分にあり、特にスライド部分にできるだけ近くにあ
り、該スライドには、第1圧力エレメント120の圧力
面130が作用する。
【0079】スイングばねエレメント160は、反対軸
受け158とともに連動する。該スイングばねエレメン
トは、ガイドレール10の反対軸受け158に対峙する
側にあり、さらにスライド16に関しては、反対軸受け
158のちょうど反対に配置されており、チャック方向
に対峙して接触面162に支持されている。その場合ス
イングばねエレメント160は、スライダー164に作
用するが、該スライダーは、第1スイングエレメント1
8の後ろ側166と前側168に突出部170と172
が接しており、従って第1スイングエレメント18をス
ライド16から転じた側(反対側)で、両側を囲んでい
る。
【0080】スイングばねエレメント160により、ス
ライダー164は、チャック方向32の方向に動かさ
れ、そのため突出部170によりスイングエレメント1
8の後ろ側166に向かって作用する。まとめると、ス
ライド16は、前側136が反対軸受け158に接して
いることから、スイングエレメント18は、常にスイン
グ位置方向に動かされる、ということである。好ましく
は、スイングばねエレメント160の力は、次のように
選択される。すなわち、圧力エレメント120または1
22のどちらがスライド16に向かって作用するかに関
わりなく、スライド16がチャック方向32に移動する
場合、スイングばねエレメント160が、第1スイング
エレメント18をスイング位置に保持できるようにす
る。
【0081】スライダー164は、全体として、すなわ
ちチャージ方向およびその反対で、案内面174により
ケース150の案内受け176に案内され、第1スイン
グエレメント18のスイングばねエレメント160の反
対になる側にあってマニュアルに操作可能な圧力面17
8を備える。該マニュアル操作では、スイングばねエレ
メント160の力作用の反対に作用される可能性があ
り、スイングエレメント18の前側168に対する突出
部172の影響により、該スイングエレメントのスイン
グが取り消されて、たとえば第1チャックエレメント1
4全体がチャック方向32の反対に移動するのである。
【0082】図1と図4に表されているように、好まし
くはケース150は次のように形成される。すなわち、
該ケースは、レバー本体124、第2スイングエレメン
ト70並びにスライド16の一部を有する第1スイング
エレメント18を、図2に表されているように完全に囲
む。その場合さらに該ケース150は、ガイドレール1
0を囲む握り部材180が、送りレバー100のハンド
ル106やチャック用握り42と同一方向に延びる。該
握り部材180は、主にガイドレール10を完全に囲
み、該握り部材のスライド16に対して反対のガイド部
182を有する端部で、もう一度ガイドレール10に案
内される。さらに握り部材180は、主に送りレバー1
00のハンドル106に対峙する側に片手の接触面18
4を備えるが、該接触面は、送りレバー100のハンド
ル操作をガイドレール10方向に行なわれなければなら
ない場合、手の平の内部に接触するものとして使用され
る。その場合特に握り部材180は、ケース150に一
体となって作り付けられている。
【0083】本発明によるチャック装置は、もう1つの
第2チャックエレメント190を備え、該チャックエレ
メントは、たとえば第一チャックエレメント14と同じ
方法で形成可能で、ガイドレール10上で移動可能に設
けることもできる。
【0084】チャックエレメント190は、最も簡単な
場合には、ガイドレール10に対して直角に曲げられた
弓形部材192を持ち、該弓形部材は、前方の端部に作
り付けられたチャック面194を備え、圧力部材48の
チャック面52に向けて配置されている。
【0085】しかしまた、ガイドレール10に一体に作
り付けられている弓形部材192の代わりに、レールと
固定接続されている固定弓形金具で、同様に該固定弓形
部材にチャック面が作り付けられているものでもよい。
【0086】図6と図7に表されているように、本発明
によるチャック装置の場合、該装置で製作中の製品34
の最初のチャックを実施するために、スライド16が片
手でチャック方向32に動かされる。
【0087】これに対し、図6に表されているように、
握り部材180は手の平にあり、その場合握り部材18
0は、接触面184が手の平に向かって作用する。それ
で指は、送りレバーのハンドル106を囲み、特に該ハ
ンドルの握りの反り部分、および両側で該部分に続く第
1部分108と第2部分110の部分に作用する。
【0088】手が、送りレバー100のハンドル106
にも握り部材180にも触れることから、次のような可
能性がある。すなわち本発明によるチャック装置を片手
で正確に調整すること、そしてハンドル106を握り部
材180の方向に動かすことによりスライド16とチャ
ック方向32の圧力部材48とを第2チャックエレメン
ト190の方向に動かすことである。
【0089】この場合、同様に図6に表されているよう
に、第2圧力エレメント122は、スライド16の後ろ
側128に作用し、その場合送りレバー100が操作さ
れない位置から該送りレバーが握り部材180方向へ最
初に操作される時、第2スイングエレメント70は、す
ぐにガイドレール10に対してスイングし、それによっ
てガイドレール10に固定される。送りレバー100の
もう一つの操作は次のようになる。すなわち、圧力面1
32を有する第2圧力エレメント122がスライド16
をチャック方向32に移動するのである。このことは該
スライドのスイング維持にもかかわらず、スイングばね
エレメント160によって可能である。というのも、ス
イングはチャック方向32に対峙する運動に対してだけ
作用し、チャック方向32への運動に対しては作用しな
いからである。
【0090】送りレバー100が解除され、出発位置に
戻る場合、第1スイングエレメント18のスイングは、
スイングばねエレメントによって行なわれる。従ってス
ライド16は、もはやチャック方向32に対峙して動く
ことができず、ガイドレール10に固定される。一方、
引きばねエレメント138は、第2スイングエレメント
70をスイングを無くしながら再びスライド方向に引
き、送りレバー100がもはや操作されない場合、該ス
イングエレメントが、常にチャック方向32にあるスラ
イド16に続くようにする。引きばねエレメント138
が、ピボット軸受け92とガイドレール10の間部分で
第2スイングエレメント70に嵌合していることによ
り、該引きばねエレメント138は、同時に、やはり送
りレバー100が操作されない位置で、第2スイングエ
レメント70の偏向を引き起こすが、該スイングエレメ
ントは、送りレバー100の操作時すぐに再びスイング
され、ガイドレール10に固定する。
【0091】図7に表されているように、送りレバー1
00がチャック用握り42の方向に動かされる場合、チ
ャック用握り42は、同様に手の平にあり、指は、送り
レバー100を主に第2部分110でつかんでいるので
あるが、第1圧力エレメント120は、圧力面130で
スライド16の後ろ側128に対して作用し、該スライ
ドを同様にチャック方向に動かす。その場合、既述のよ
うに、送りレバー100が握り部材180方向に動く時
と同じように、第2スイングエレメント70は、スイン
グによってすぐにガイドレール10に固定される。それ
によりスライド16のチャック方向32への移動が行な
われ、送りレバー100解除後、既述の方法と同じよう
に第2スイングエレメント70がスライド16に接続す
る。
【0092】送りレバー100が動くことにより、チャ
ックされる製品(物品)が圧力部材48と第2チャック
エレメントの圧力面194の間で軽くチャックされてか
ら、チャック用握り42が回転し、それとともにチャッ
ク軸36が回転することよって製品34の固いチャック
が可能となる。従って本発明によるチャック装置により
普通のチャッククランプの場合と同一のチャック力を作
ることが可能で、その場合、特に同じチャック力の適切
な片手操作が可能である。
【0093】製品34を解除するためにチャック軸36
は、回転によってチャック用握り42のところで逆回転
され、その後スライド16全体の簡単な移動が次のこと
で可能となる。すなわち、たとえば親指でスライダー1
64の圧力面178が動かされ、それによりスイングば
ねエレメント160が、もはや第1スイングエレメント
18をスイング位置に保持しなくなり、従って第一チャ
ックエレメント14全体は、チャック方向32の反対に
簡単に移動可能である。
【0094】製品34を固定チャックする場合、調整エ
レメント54のリング面62がすでにスライド16の端
28の前面64に接している場合にかぎり、チャック軸
36が逆回転すると、解除のための回転ストッパーエレ
メント54の弾性のため次のような可能性がある。すな
わち、チャック用握り42が強く回転することにより、
チャック軸36をわずかにまた逆回転する可能性で、そ
の場合スライダー164の圧力面178の操作により、
第1スイングエレメント18のスイングを解除可能にす
るところまでチャック力を解除するには、わずかな回転
で十分である。
【0095】それとともに、回転ストッパーエレメント
54は変形可能性であるため、軸が誤って逆回転され、
製品がこの位置にチャックされている場合にも、本発明
によるチャック装置をもっと簡単に解除することができ
る可能性がある。というのも、回転ストッパーエレメン
ト54の弾性的な変形可能性は、軸36の逆回転のため
に新たなあそび空間を作るからである。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
にかかるチャック装置は、送りレバーをチャック用握り
の方向に操作することにより、チャックエレメントをチ
ャック方向に移動させることができるので、チャック操
作が極めて簡単となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチャック装置の側面図で、切り開
かれたケースと部分的に切り取られた第2スイングエレ
メントを示す図である。
【図2】図4の2−2線に沿った断面図である。
【図3】図1に似た断面図で、切断されたケースと切断
された第2スイングエレメントで送りレバーのないもの
を示す図である。
【図4】図3に似た断面図で、送りレバーが使用されて
いる図である。
【図5】図1の範囲Aの拡大断面図である。
【図6】図1に似た断面図で、送りレバーがガイドレー
ル方向に操作されている図である。
【図7】図1に似た断面図で、送りレバーがチャック用
握りの方向に操作されいる図である。
【符号の説明】
10 ガイドレール 14 第1チャックエレメント 16 スライド 18 第1スイングエレメント 70 第2スイングエレメント 92 ピポット軸受け 100 送りレバー 104 ピポットピン 106 ハンドル 120 第1圧力エレメント 122 第2圧力エレメント 160 スイングばねエレメント 164 スライダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス ロッシュ ドイツ連邦共和国,バインストラーセ 12 /2 D74376−ゲムリックハイム

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールと、該ガイドレールに支持
    されチャック軸の圧力部材によって形成されるチャック
    方向に可動な第1チャック面を有する第1チャックエレ
    メントと、該ガイドレールに支持され、第2チャック面
    を有する第2チャックエレメントと、チャック軸に貫通
    される軸ナットをもつスライドと、レール上に支持可能
    な第2スイングエレメントと旋回可能に軸受けされガイ
    ドレールとチャック軸のチャック用握りの間にあるハン
    ドルの送りレバーにより前記スライドが第2スイングエ
    レメントに対して相対的にチャック方向に移動可能であ
    る送り装置とを有し、前記第1チャックエレメントは、
    ガイドレールで案内され該ガイドレールに沿って可動で
    第1スイングエレメントによって固定可能であるチャッ
    ク装置であって、第1圧力エレメント(120)を有す
    る送りレバー(100)は、第2スイングエレメント
    (70)とスライド(16)の間で作用するとともに、
    送りレバー(100)をチャック軸(36)のチャック
    用握り(42)方向に操作する場合に、スライド(1
    6)が第2スイングエレメント(70)に対して相対的
    にチャック方向(32)に移動可能であることを特徴と
    するチャック装置。
  2. 【請求項2】 第1圧力エレメント(120)は、送り
    レバー(100)と固定的に接続されている請求項1に
    記載のチャック装置。
  3. 【請求項3】 送りレバー(100)は、第2スイング
    エレメント(70)に軸受けされている請求項1又は2
    に記載のチャック装置。
  4. 【請求項4】 送りレバー(100)は、第2スイング
    エレメント(70)で旋回軸を中心に旋回可能に軸受け
    され、送りレバー(100)を操作するとき、第1圧力
    エレメント(120)がスライド(16)方向に可動で
    ある請求項3に記載のチャック装置。
  5. 【請求項5】 第1圧力エレメント(120)が、直接
    スライド(16)に作用する請求項1乃至4のいずれか
    に記載のチャック装置。
  6. 【請求項6】 第1圧力エレメント(120)は、ガイ
    ドレール(10)とチャック軸(36)の間に延びるス
    ライド(16)部分に作用する請求項5に記載のチャッ
    ク装置。
  7. 【請求項7】 送りレバー(100)は、第2スイング
    エレメント(70)に対し、送りレバー(100)を操
    作するとき、該送りレバーから第2スイングエレメント
    (70)にチャック方向(32)と反対に作用する圧力
    (30)は、第2スイングエレメント(70)のスイン
    グおよびそれに限定された固定をもたらすように設けら
    れている請求項1乃至6のいずれかに記載のチャック装
    置。
  8. 【請求項8】 送りレバー(100)は、第2圧力エレ
    メント(122)に作用し、該圧力エレメントにより、
    送りレバー(100)をガイドレール(10)方向に操
    作するとき、スライド(16)は、第2スイングエレメ
    ント(70)に対し相対的にチャック方向(32)に移
    動可能である請求項1乃至7のいずれかに記載のチャッ
    ク装置。
  9. 【請求項9】 第2圧力エレメント(122)は、送り
    レバー(100)と固定的に接続されている請求項8に
    記載のチャック装置。
  10. 【請求項10】 第1および第2圧力エレメント(12
    0,122)は、送りレバー(100)に一体に作り付
    けられている請求項8又は9に記載のチャック装置。
  11. 【請求項11】 第1および第2圧力エレメント(12
    0,122)は、送りレバー(100)の旋回軸に対し
    てほぼ対称的に配置されている請求項8乃至10のいず
    れかに記載のチャック装置。
  12. 【請求項12】 第1および第2圧力エレメント(12
    0,122)は、ガイドレール(10)とチャック軸
    (36)の間にあるスライド(16)に作用する請求項
    8乃至11のいずれかに記載のチャック装置。
  13. 【請求項13】 第2圧力エレメント(122)は、送
    りレバー(100)の旋回軸とガイドレール(10)の
    間にあるスライド(16)部分に作用する請求項8乃至
    12のいずれかに記載のチャック装置。
  14. 【請求項14】 第2スイングエレメント(70)は、
    連動ばねエレメント(138)によってチャック方向
    (32)に動かされる請求項1乃至13のいずれかに記
    載のチャック装置。
  15. 【請求項15】 連動ばねエレメント(138)は、ス
    ライド(16)と連動する部分に嵌合している請求項1
    4に記載のチャック装置。
  16. 【請求項16】 連動ばねエレメント(138)は、ス
    ライド(16)に嵌合する引きばねエレメント(13
    8)である請求項15に記載のチャック装置。
  17. 【請求項17】 連動ばねエレメント(138)は、第
    2スイングエレメント(70)に作用し、該連動ばねエ
    レメントは、ガイドレール(10)とスイングする位置
    にあそびなしである請求項14乃至16のいずれかに記
    載のチャック装置。
  18. 【請求項18】 第1スイングエレメント(18)は、
    スライド(16)と固定的に接続されている請求項1乃
    至17のいずれかに記載のチャック装置。
  19. 【請求項19】 第1スイングエレメント(18)は、
    スライド(16)に一体に作り付けられている請求項1
    8に記載のチャック装置。
  20. 【請求項20】 第1スイングエレメント(18)は、
    スイングばねエレメント(160)によって動かされ、
    該第1スイングエレメントは、スイングばねエレメント
    を、送りレバー(100)を操作するときにもスイング
    位置に保持する請求項1乃至19のいずれかに記載のチ
    ャック装置。
  21. 【請求項21】 スイングばねエレメント(160)
    は、ガイドレール(10)で案内されるケース(15
    0)に支えられている請求項20に記載のチャック装
    置。
  22. 【請求項22】 ケース(150)は、反対軸受け(1
    58)とともに第1スイングエレメント(16,18)
    に支持されている請求項21に記載のチャック装置。
  23. 【請求項23】 反対軸受け(158)と、スイングば
    ねエレメント(160)が第1スイングエレメント(1
    6,18)に影響する場所とは、互いにできるだけ大き
    な間隔をもつ請求項21又は22に記載のチャック装
    置。
  24. 【請求項24】 ケースは、第1スイングエレメント
    (16,18)に作用し、マニュアルに操作可能な解除
    エレメント(164)のための軸受け部を備え、該解除
    エレメントにより操作時第1スイングエレメント(1
    6,18)のスイングが終わらされる請求項20乃至2
    3のいずれかに記載のチャック装置。
  25. 【請求項25】 スイングばねエレメント(160)
    は、解除エレメント(164)に作用して、該解除エレ
    メントと第1スイングエレメント(18)をスイング位
    置に保持する請求項24に記載のチャック装置。
  26. 【請求項26】 ケース(150)は、第1スイングエ
    レメント(18)、第2スイングエレメント(70)、
    およびスライド(16)を少なくとも部分的に囲んでい
    る請求項1乃至25のいずれかに記載のチャック装置。
  27. 【請求項27】 ケース(150)には、ガイドレール
    (10)を囲み、送りレバー(100)のハンドル(1
    06)範囲に延びる握り部材(180)が設けられてい
    る請求項26に記載のチャック装置。
  28. 【請求項28】 ケース(150)は、スライド(1
    6)と連動可能である請求項26又は27に記載のチャ
    ック装置。
  29. 【請求項29】 チャック軸(36)は、圧力部材(4
    8)に向けられている端(46)に、変形可能な材料で
    できた回転ストッパーエレメント(60)をもつ請求項
    1乃至28のいずれかに記載のチャック装置。
  30. 【請求項30】 回転ストッパーエレメント(60)
    は、作用位置で変形されてない状態で、チャック軸(3
    6)の完全にオープンな位置までの調整を妨げ、該チャ
    ック軸(36)の完全にオープンな位置は、該回転スト
    ッパーエレメント(60)が変形することによって到達
    可能となる請求項29に記載のチャック装置。
  31. 【請求項31】 回転ストッパーエレメント(60)
    は、チャック軸(36)とフレキシブルに接続される圧
    力部材(48)の調整エレメントとして使用される請求
    項29又は30に記載のチャック装置。
JP10052833A 1997-02-17 1998-02-17 チャック装置 Pending JPH10277960A (ja)

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