JPH10277781A - 帯鋼の溶接方法 - Google Patents

帯鋼の溶接方法

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JPH10277781A
JPH10277781A JP8917097A JP8917097A JPH10277781A JP H10277781 A JPH10277781 A JP H10277781A JP 8917097 A JP8917097 A JP 8917097A JP 8917097 A JP8917097 A JP 8917097A JP H10277781 A JPH10277781 A JP H10277781A
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真 中條
Yukihiro Okada
行弘 岡田
Masaaki Miyauchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯鋼の連続処理ラインにおいて、先行帯鋼の
後端と後行帯鋼の先端とを溶接するに際し、両帯鋼のセ
ンターを一致せしめ、幅ずれの発生を低減する。 【解決手段】 溶接機3の下流側および上流側に、先行
帯鋼1および後行帯鋼2を挟む両側に設けられた位置検
出用センサー4a, 4b, 5a, 5bによって、その位置におけ
る先行帯鋼1および後行帯鋼2の各センターを測定し、
次いで、両帯鋼を、その長さ方向に所定距離移動せし
め、当該移動位置における両帯鋼のセンターを位置検出
用センサーによって測定し、測定された両帯鋼の長さ方
向各位置におけるセンターから、溶接位置における先行
帯鋼1および後行帯鋼2のセンターを外挿して推定し、
推定された溶接位置における両帯鋼のセンターが一致す
るように、溶接位置の下流側および上流側に設けられた
サイドガイド6a, 6b, 7a, 7bによって両帯鋼の幅方向位
置を調整した上、その端部を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯鋼の酸洗ライ
ン、冷間圧延ライン、焼鈍ライン等の連続処理ラインに
おいて、先行帯鋼の後端と後行帯鋼の先端とを、両帯鋼
のセンター位置を一致させて溶接する帯鋼の溶接方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯鋼の酸洗ライン、冷間圧延ライン、焼
鈍ライン等の連続処理ラインにおいて、先行帯鋼の後端
と後行帯鋼の先端とを適確に溶接することは、ラインの
連続運転、能率アップ、歩留り向上等のために重要であ
る。特に、溶接時の幅ずれを最小限にすることは、ライ
ントラブルの低減、歩留りおよび作業能率の向上に大き
く寄与する。
【0003】そのために、溶接位置における先行帯鋼の
センターと後行帯鋼のセンターとを一致させることが必
要であるが、溶接位置において両帯鋼のセンターを直接
検出しセンター位置を調整することは、溶接位置には溶
接機その他付帯設備が設置されており、設備的に困難で
あることから、従来は、先行帯鋼および後行帯鋼を単一
のサイドガイドによって挟み、帯鋼のセンターとサイド
ガイドのセンターとを強制的に合致させ、両者のずれを
修正することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
ガイドの位置において、帯鋼のセンターとサイドガイド
のセンターとを合致させる上述した従来の方法は、サイ
ドガイド位置および溶接位置における帯鋼センターが共
に機械的センターと一致していることが前提であり、帯
鋼に曲がりや斜行が存在する場合には、溶接位置におけ
る帯鋼センターを合致させることができない。
【0005】また、帯鋼のセンターを溶接位置で直接検
出する装置を設置することは、設備制約上困難であり、
コスト高となる問題が生ずる。従って、この発明の目的
は、上述した問題を解決し、帯鋼の連続処理ラインにお
いて、先行帯鋼の後端と後行帯鋼の先端とを溶接するに
際し、両帯鋼のセンターを一致せしめ、幅ずれの発生を
低減することができる、帯鋼の溶接方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の方法は、帯鋼
の連続処理ラインにおいて、先行帯鋼の後端と後行帯鋼
の先端とを溶接するに際し、溶接位置の近傍下流側およ
び上流側に、前記先行帯鋼および後行帯鋼を挟む両側に
設けられた位置検出用センサーによって、その位置にお
ける先行帯鋼および後行帯鋼の各センターを検出し、次
いで、前記先行帯鋼および後行帯鋼を、その長さ方向に
所定距離移動せしめ、当該移動位置における前記先行帯
鋼および後行帯鋼の各センターを、前記位置検出用セン
サーによって検出し、このようにして前記位置検出用セ
ンサーにより検出された、前記先行帯鋼および後行帯鋼
の長さ方向各位置におけるセンターから、溶接位置にお
ける先行帯鋼および後行帯鋼のセンターを外挿して推定
し、推定された溶接位置における両帯鋼のセンターが一
致するように、溶接位置の近傍下流側および上流側の前
記帯鋼を挟む両側に設けられた複数のサイドガイドによ
って、前記先行帯鋼および前記後行帯鋼の幅方向位置を
調整し、次いで、溶接することに特徴を有するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の方法を、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の方法の一実
施態様を示す連続酸洗ラインにおける溶接装置付近の概
略平面図である。図1に示すように、溶接機3の位置の
近傍下流側には、先行帯鋼1の長さ方向に所定間隔をあ
け、先行帯鋼1を挟む両側に2対の先行帯鋼位置検出用
センサー4a,4a′および4b,4b′が設けられて
おり、そして、溶接機3の位置の近傍上流側には、後行
帯鋼2の長さ方向に所定間隔をあけ、後行帯鋼3を挟む
両側に2対の後行帯鋼位置検出用センサー5a,5a′
および5b,5b′が設けられている。
【0008】先行帯鋼位置検出用センサー4a,4a′
および4b,4b′に近接して、先行帯鋼1を挟む両側
に、帯鋼を固定しまた固定した状態で幅方向に移動させ
ることができる先行帯鋼用サイドガイド6a,6a′お
よび6b,6b′が設けられ、且つ、後行帯鋼位置検出
用センサー5a,5a′および5b,5b′に近接し
て、後行帯鋼2を挟む両側に、同じく帯鋼を固定しまた
固定した状態で幅方向に移動させることができる後行帯
鋼用サイドガイド7a,7a′および7b,7b′が設
けられてている。
【0009】上述した各サイドガイドは、機械的位置を
認識することができるアプソコーダーを内蔵する油圧シ
リンダーによって構成されており、それぞれ単独で動作
することができるようになっている。
【0010】先行帯鋼1を、溶接機3の下流側所定位置
において、溶接機3の近傍に設けられた2対のサイドガ
イド6a,6a′および6b,6b′により固定した
後、2対の位置検出用センサー4a,4a′および4
b,4b′によって、その位置における先行帯鋼1のセ
ンターを検出する。
【0011】次いで、先行帯鋼1を、その長さ方向に僅
かな所定の距離だけ移動させ、その移動位置において、
サイドガイド6a,6a′および6b,6b′により固
定した後、2対の位置検出用センサー4a,4a′およ
び4b,4b′によって、当該移動位置における先行帯
鋼1のセンターを繰り返し検出する。そして、検出され
た、先行帯鋼1の、溶接機下流側所定位置および移動位
置におけるセンター、即ち、2対の位置検出用センサー
4a,4a′および4b,4b′による、先行帯鋼1の
長さ方向4カ所の位置のセンターから、溶接機3の位置
における先行帯鋼1のセンターを外挿し推定する。
【0012】同様に、後行帯鋼2を、溶接機3の上流側
所定位置において、溶接機3の近傍に設けられた2対の
サイドガイド7a,7a′および7b,7b′により固
定した後、2対の位置検出用センサー5a,5a′およ
び5b,5b′によって、その位置における後行帯鋼2
のセンターを検出する。
【0013】次いで、後行帯鋼2を、その長さ方向に僅
かな所定の距離だけ移動させ、その移動位置において、
サイドガイド6a,6a′および6b,6b′により固
定した後、2対の位置検出用センサー5a,5a′およ
び5b,5b′によって、当該移動位置における後行帯
鋼2のセンターを繰り返し検出する。そして、検出され
た、後行帯鋼2の、溶接機上流側所定位置および移動位
置におけるセンター、即ち、2対の位置検出用センサー
5a,5a′および5b,5b′による、後行帯鋼1の
長さ方向4カ所の位置のセンターから、溶接機3の位置
における後行帯鋼1のセンターを外挿し推定する。
【0014】このようにして推定された、溶接位置にお
ける先行帯鋼1の外挿センターと後行帯鋼2の外挿セン
ターとのずれを算出した上、先行帯鋼1を固定している
サイドガイド6a,6a′および6b,6b′を作動さ
せ、先行帯鋼1の外挿センターが後行帯鋼2の外挿セン
ターに一致するように先行帯鋼1を幅方向に移動させ
る。次いで、溶接機3により、先行帯鋼1の後端と後行
帯鋼2の先端とを溶接する。かくして、先行帯鋼の後端
と後行帯鋼の先端とは、幅ずれが生ずることなく溶接さ
れる。
【0015】この発明によれば、上述したように、先行
帯鋼1および後行帯鋼2の長さ方向数点の位置における
センターから、溶接機3の位置における両帯鋼のセンタ
ーが外挿し推定されるので、溶接機の位置における両帯
鋼のセンター推定値は、鋼帯に生じた曲がりが考慮され
た極めて正確な値になる。
【0016】なお、先行帯鋼および後行帯鋼の、長さ方
向数点の位置におけるセンター検出のために、所定位置
から長さ方向に移動させる距離は任意でよく、例えば5
0〜200mm位である。
【0017】また、図1に示した方法においては、位置
検出用センサーを帯鋼の長さ方向に所定間隔をあけて2
対設け、そして、帯鋼のセンター検出を、所定位置およ
び所定位置からその長さ方向に1回移動させた位置で行
ったが、本発明方法は、これに限られるものではなく、
例えば、位置検出用センサーを1対設け、そして、帯鋼
のセンター検出を、所定位置および所定位置から帯鋼の
長さ方向に2回移動させた位置で行うようにしてもよ
い。
【0018】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に説明す
る。 〔実施例1〕板厚1.2〜6.0mm、板幅600〜1
600mmであって、厚い板厚の帯鋼は薄い板厚の帯鋼
の1.5倍以内の板厚差を有し且つ幅差が±300mm
以内である先行帯鋼と後行帯鋼とを、図1に示したこの
発明方法および従来法により溶接したときの幅ずれ分布
を調べ図2に示した。なお、溶接のN数は300回とし
た。図2から明らかなように、この発明方法によれば、
幅ずれ発生を大きく低減することができた。
【0019】〔実施例2〕2つの帯鋼コイル接合材(2
接指示材)からなる、板厚1.2〜6.0mm、板幅6
00〜1600mmの上記と同じ条件の先行帯鋼と後行
帯鋼とを、図1に示したこの発明方法および従来法によ
り溶接したときの、幅ずれによるトリム外れ回数を調べ
表1に示した。また、同じく2接指示材からなる、板厚
1.7〜4.5mm、板幅600〜1300mmの上記
と同じ条件の先行帯鋼と後行帯鋼とを、図1に示したこ
の発明方法および従来法により溶接したときの、接合部
分における出側カット率を調べ、同じく表1に示した。
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかなように、この発明方法に
よれば、幅ずれによるトリム外れ回数および出側カット
率を大きく低減することができた。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の方法によ
れば、帯鋼の連続処理ラインにおいて先行帯鋼の後端と
後行帯鋼の先端とを溶接するに際し、両帯鋼のセンター
を一致させ、幅ずれの発生を防止することができ、幅ず
れによるトリム外れ回数および出側カット率が大幅に低
減される等、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法の一実施態様を示す連続酸洗ラ
インにおける溶接装置付近の概略平面図である。
【図2】本発明方法と従来法との幅ずれ量の比率を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 先行帯鋼 2 後行帯鋼 3 溶接機 4a, 4a′,4b, 4b ′先行帯鋼位置検出用センサー 5a, 5a′,5b, 5b ′後行帯鋼位置検出用センサー 6a, 6a′,6b, 6b ′先行帯鋼用サイドガイド 7a, 7a′,7b, 7b ′後行帯鋼用サイドガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼の連続処理ラインにおいて、先行帯
    鋼の後端と後行帯鋼の先端とを溶接するに際し、溶接位
    置の近傍下流側および上流側に、前記先行帯鋼および後
    行帯鋼を挟む両側に設けられた位置検出用センサーによ
    って、その位置における先行帯鋼および後行帯鋼の各セ
    ンターを検出し、 次いで、前記先行帯鋼および後行帯鋼を、その長さ方向
    に所定距離移動せしめ、当該移動位置における前記先行
    帯鋼および後行帯鋼の各センターを、前記位置検出用セ
    ンサーによって検出し、 このようにして前記位置検出用センサーにより検出され
    た、前記先行帯鋼および後行帯鋼の長さ方向各位置にお
    けるセンターから、溶接位置における先行帯鋼および後
    行帯鋼のセンターを外挿して推定し、 推定された溶接位置における両帯鋼のセンターが一致す
    るように、溶接位置の近傍下流側および上流側の前記帯
    鋼を挟む両側に設けられた複数のサイドガイドによっ
    て、前記先行帯鋼および前記後行帯鋼の幅方向位置を調
    整し、次いで、溶接することを特徴とする、帯鋼の溶接
    方法。
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