JPH10277573A - グリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置 - Google Patents
グリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置Info
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- JPH10277573A JPH10277573A JP9325997A JP9325997A JPH10277573A JP H10277573 A JPH10277573 A JP H10277573A JP 9325997 A JP9325997 A JP 9325997A JP 9325997 A JP9325997 A JP 9325997A JP H10277573 A JPH10277573 A JP H10277573A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】グリ−ストラップ内に貯留された排水中の油脂
を効率良く分解できる方法及び装置を提供する。 【解決手段】厨房からの排水を貯留するグリ−ストラッ
プ1と、グリ−ストラップに排水を導く溝2とを有し、
エア−ポンプ3によるエア−を導くエア−供給管4と、
好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽5内の
バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポン
プと、バクテリア供給管10とを設けて、バクテリア供給
管及びエア−供給管を溝内に位置させると共にバクテリ
ア供給管の先端をバクテリア貯留槽内に、エア−供給管
の先端をバクテリア貯留槽内に貯留された排水の中に位
置させ、バクテリア供給管の先端よりバクテリアを、エ
ア−供給管の先端よりエア−を、供給して、グリ−スト
ラップ内に貯留された排水中の油脂を分解する。
を効率良く分解できる方法及び装置を提供する。 【解決手段】厨房からの排水を貯留するグリ−ストラッ
プ1と、グリ−ストラップに排水を導く溝2とを有し、
エア−ポンプ3によるエア−を導くエア−供給管4と、
好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽5内の
バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポン
プと、バクテリア供給管10とを設けて、バクテリア供給
管及びエア−供給管を溝内に位置させると共にバクテリ
ア供給管の先端をバクテリア貯留槽内に、エア−供給管
の先端をバクテリア貯留槽内に貯留された排水の中に位
置させ、バクテリア供給管の先端よりバクテリアを、エ
ア−供給管の先端よりエア−を、供給して、グリ−スト
ラップ内に貯留された排水中の油脂を分解する。
Description
【0001】本発明は、グリ−ストラップに貯留された
排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置に係
り、特に、グリ−ストラップ内に貯留された排水中の油
脂を効率良く分解することができるグリ−ストラップに
貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラッ
プ装置に関する。
排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置に係
り、特に、グリ−ストラップ内に貯留された排水中の油
脂を効率良く分解することができるグリ−ストラップに
貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラッ
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテル、レストランなどの厨房からの排
水には、多量の油脂分が含まれ、冷却固形化して排水系
統を詰まらせる危険があり、これら油脂分および残渣を
除去するための阻集器として、従来から厨房において
は、グリ−ストラップが設けられている。
水には、多量の油脂分が含まれ、冷却固形化して排水系
統を詰まらせる危険があり、これら油脂分および残渣を
除去するための阻集器として、従来から厨房において
は、グリ−ストラップが設けられている。
【0003】近時、グリ−ストラップに排水を導く溝に
バクテリアを供給してグリ−ストラップ内に流れる油脂
分をバクテリアによって分解処理しようとするものがあ
る。
バクテリアを供給してグリ−ストラップ内に流れる油脂
分をバクテリアによって分解処理しようとするものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このバ
クテリアによる分解処理においては、グリ−ストラップ
に排水を導く溝にバクテリアを供給しても、流れる油脂
分と共にバクテリアも流れてしまうと共にバクテリアが
好気性にもかかわらず、バクテリアにエア−を供給でき
ず、バクテリアを活性化することができないため、排水
中の油脂を効率良く分解することができないという問題
点があった。
クテリアによる分解処理においては、グリ−ストラップ
に排水を導く溝にバクテリアを供給しても、流れる油脂
分と共にバクテリアも流れてしまうと共にバクテリアが
好気性にもかかわらず、バクテリアにエア−を供給でき
ず、バクテリアを活性化することができないため、排水
中の油脂を効率良く分解することができないという問題
点があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を除去するよう
にしたグリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分
解方法及びグリ−ストラップ装置を提供することを目的
としている。
にしたグリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分
解方法及びグリ−ストラップ装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のグリ−ストラップに貯留された排水中の油
脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留する既設のグリ
−ストラップと、この既設のグリ−ストラップに前記排
水を導く既設の溝とを有し、エア−を供給するエア−ポ
ンプと、このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア
−供給管と、好気性のバクテリアを貯留したバクテリア
貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを
外部へ排出するバクテリア外部排出用ポンプと、このバ
クテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリアを導く
バクテリア供給管とを設けて、前記バクテリア供給管及
び前記エア−供給管を前記溝内に位置させると共に前記
バクテリア供給管の先端を前記バクテリア貯留槽内に、
前記エア−供給管の先端を前記バクテリア貯留槽内に貯
留された排水の中にそれぞれ位置させ、前記バクテリア
供給管の先端より前記バクテリアを、前記エア−供給管
の先端より前記エア−を、それぞれ供給して、前記グリ
−ストラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分解す
るものである。
に、本発明のグリ−ストラップに貯留された排水中の油
脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留する既設のグリ
−ストラップと、この既設のグリ−ストラップに前記排
水を導く既設の溝とを有し、エア−を供給するエア−ポ
ンプと、このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア
−供給管と、好気性のバクテリアを貯留したバクテリア
貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを
外部へ排出するバクテリア外部排出用ポンプと、このバ
クテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリアを導く
バクテリア供給管とを設けて、前記バクテリア供給管及
び前記エア−供給管を前記溝内に位置させると共に前記
バクテリア供給管の先端を前記バクテリア貯留槽内に、
前記エア−供給管の先端を前記バクテリア貯留槽内に貯
留された排水の中にそれぞれ位置させ、前記バクテリア
供給管の先端より前記バクテリアを、前記エア−供給管
の先端より前記エア−を、それぞれ供給して、前記グリ
−ストラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分解す
るものである。
【0007】また、本発明のグリ−ストラップに貯留さ
れた排水中の油脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留
する既設のグリ−ストラップと、この既設のグリ−スト
ラップに前記排水を導く既設の溝とを有し、エア−を供
給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前記エ
ア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを貯留
したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前
記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポ
ンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バ
クテリアを導くバクテリア供給管とを設けて、前記バク
テリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内に位置さ
せると共に前記バクテリア供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に、前記エア−供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位置させ、
前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中に前記
エア−供給部から連続的にエア−を供給すると共に前記
バクテリア供給管から前記バクテリアを供給して、前記
グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分
解するものである。
れた排水中の油脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留
する既設のグリ−ストラップと、この既設のグリ−スト
ラップに前記排水を導く既設の溝とを有し、エア−を供
給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前記エ
ア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを貯留
したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前
記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポ
ンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バ
クテリアを導くバクテリア供給管とを設けて、前記バク
テリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内に位置さ
せると共に前記バクテリア供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に、前記エア−供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位置させ、
前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中に前記
エア−供給部から連続的にエア−を供給すると共に前記
バクテリア供給管から前記バクテリアを供給して、前記
グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分
解するものである。
【0008】また、本発明のグリ−ストラップに貯留さ
れた排水中の油脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留
する既設のグリ−ストラップと、この既設のグリ−スト
ラップに前記排水を導く既設の溝とを有し、エア−を供
給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前記エ
ア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを貯留
したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前
記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポ
ンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バ
クテリアを導くバクテリア供給管とを設けて、前記バク
テリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内に位置さ
せると共に前記バクテリア供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に貯留された排水の上方に、前記エア−供給
管の先端を前記バクテリア貯留槽内に貯留された排水の
中にそれぞれ位置させ、前記グリ−ストラップ内に貯留
された前記排水中に前記エア−供給部から連続的にエア
−を供給すると共に前記厨房の不使用時、前記バクテリ
ア供給管から前記バクテリアを供給して、前記グリ−ス
トラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分解するも
のである。
れた排水中の油脂の分解方法は、厨房からの排水を貯留
する既設のグリ−ストラップと、この既設のグリ−スト
ラップに前記排水を導く既設の溝とを有し、エア−を供
給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前記エ
ア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを貯留
したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内の前
記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出用ポ
ンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バ
クテリアを導くバクテリア供給管とを設けて、前記バク
テリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内に位置さ
せると共に前記バクテリア供給管の先端を前記バクテリ
ア貯留槽内に貯留された排水の上方に、前記エア−供給
管の先端を前記バクテリア貯留槽内に貯留された排水の
中にそれぞれ位置させ、前記グリ−ストラップ内に貯留
された前記排水中に前記エア−供給部から連続的にエア
−を供給すると共に前記厨房の不使用時、前記バクテリ
ア供給管から前記バクテリアを供給して、前記グリ−ス
トラップ内に貯留された前記排水中の油脂を分解するも
のである。
【0009】また、本発明のグリ−ストラップ装置は、
厨房からの排水を貯留するグリ−ストラップと、エア−
を供給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前
記エア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを
貯留したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内
の前記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出
用ポンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前
記バクテリアを導くバクテリア供給管と、前記エア−ポ
ンプ、前記バクテリア外部排出用ポンプ及び前記バクテ
リア貯留槽を収納する収納部を前記グリ−ストラップに
一体的に付設し、前記エア−供給管の先端及び前記バク
テリア供給管の先端が前記グリ−ストラップ内に臨むよ
うに構成されているものである。
厨房からの排水を貯留するグリ−ストラップと、エア−
を供給するエア−ポンプと、このエア−ポンプによる前
記エア−を導くエア−供給管と、好気性のバクテリアを
貯留したバクテリア貯留槽と、このバクテリア貯留槽内
の前記バクテリアを外部へ排出するバクテリア外部排出
用ポンプと、このバクテリア外部排出用ポンプによる前
記バクテリアを導くバクテリア供給管と、前記エア−ポ
ンプ、前記バクテリア外部排出用ポンプ及び前記バクテ
リア貯留槽を収納する収納部を前記グリ−ストラップに
一体的に付設し、前記エア−供給管の先端及び前記バク
テリア供給管の先端が前記グリ−ストラップ内に臨むよ
うに構成されているものである。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例のグリ−ストラップに貯留
された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装
置について、図面を参照して説明する。図1乃至図6に
おいて、1は、厨房からの排水を貯留する既設のグリ−
ストラップで、2は、既設のグリ−ストラップ1に排水
を導く既設の溝である。
された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装
置について、図面を参照して説明する。図1乃至図6に
おいて、1は、厨房からの排水を貯留する既設のグリ−
ストラップで、2は、既設のグリ−ストラップ1に排水
を導く既設の溝である。
【0011】グリ−ストラップ1内は、例えば、仕切壁
1a、1bにより溝2から下水に向かって第1の室1
A、第2の室1B、第3の室1Cが形成されている。21
は下水に導く出口側溝で、グリ−ストラップ1内で貯留
された排水D中の油脂等を分離、分解等で処理された後
の排水Dを下水道へ導くものである。第1の室1A、第
2の室1B、第3の室1Cの上方には、点検口T1、T
2、T3、該点検口T1、T2、T3を開閉する蓋F
1、F2、F3が、それぞれ設けられている。
1a、1bにより溝2から下水に向かって第1の室1
A、第2の室1B、第3の室1Cが形成されている。21
は下水に導く出口側溝で、グリ−ストラップ1内で貯留
された排水D中の油脂等を分離、分解等で処理された後
の排水Dを下水道へ導くものである。第1の室1A、第
2の室1B、第3の室1Cの上方には、点検口T1、T
2、T3、該点検口T1、T2、T3を開閉する蓋F
1、F2、F3が、それぞれ設けられている。
【0012】そして、仕切壁1a、1bはグリ−ストラ
ップ1の底1Sから離間して、少量の排水が流れるよう
になっている。また、仕切壁1a、1bはグリ−ストラ
ップ1の天井部1Tから離間している。
ップ1の底1Sから離間して、少量の排水が流れるよう
になっている。また、仕切壁1a、1bはグリ−ストラ
ップ1の天井部1Tから離間している。
【0013】3は、グリ−ストラップ1、溝2の外に設
置されたエア−を供給するエア−ポンプで、エア−ポン
プ3は、例えば、商用電源により駆動され、エア−を導
くエア−供給管4に接続されている。
置されたエア−を供給するエア−ポンプで、エア−ポン
プ3は、例えば、商用電源により駆動され、エア−を導
くエア−供給管4に接続されている。
【0014】エア−供給管4は厨房において邪魔になら
ず且つ踏まれないように、溝2内に位置させ、その先端
は、グリ−ストラップ1内に、望ましくは、グリ−スト
ラップ1に貯留された排水Dの中に位置するように、グ
リ−ストラップ1の下方、より望ましくは、底1Sに置
かれている。
ず且つ踏まれないように、溝2内に位置させ、その先端
は、グリ−ストラップ1内に、望ましくは、グリ−スト
ラップ1に貯留された排水Dの中に位置するように、グ
リ−ストラップ1の下方、より望ましくは、底1Sに置
かれている。
【0015】そして、エア−供給管4の先端は、例え
ば、エア−供給部の穴4aが設けられ、望ましくは、エ
ア−供給部の穴4aが複数設けられており、より具体的
には、図5、図6に示す円盤状に形成した散気板(又
は、散気管)と称されるものであり、これ以外に、例え
ば、直線状態に形成されたエア−供給管4の先端を閉塞
し、先端近くに間隔を置いて複数の穴を形成したもので
良い。
ば、エア−供給部の穴4aが設けられ、望ましくは、エ
ア−供給部の穴4aが複数設けられており、より具体的
には、図5、図6に示す円盤状に形成した散気板(又
は、散気管)と称されるものであり、これ以外に、例え
ば、直線状態に形成されたエア−供給管4の先端を閉塞
し、先端近くに間隔を置いて複数の穴を形成したもので
良い。
【0016】上述したエア−供給管4を使用して、グリ
−ストラップ1に貯留された排水Dの中にエア−を供給
して、後述する好気性のバクテリアBの活性化を図り、
浄化作用を高めることができる。バクテリアBは排水D
の油脂分を栄養素として分裂増殖して活性化し、排水D
中内のバクテリアBの生存個体数を増加させ、高価なバ
クテリアBの供給量の低減化をも図ることができる。
−ストラップ1に貯留された排水Dの中にエア−を供給
して、後述する好気性のバクテリアBの活性化を図り、
浄化作用を高めることができる。バクテリアBは排水D
の油脂分を栄養素として分裂増殖して活性化し、排水D
中内のバクテリアBの生存個体数を増加させ、高価なバ
クテリアBの供給量の低減化をも図ることができる。
【0017】なお、第1の室1A、第2の室1B、第3
の室1Cにエア−を供給するため、エア−供給管4の中
途から分岐するように、例えば、三方に分岐する継手4
Tを設け、各室部へは、上述した底1Sと仕切壁1a、
1bとの隙間Kを介して導入している(天井部1Tと仕
切壁1a、1bとの隙間Zでも良い。)。
の室1Cにエア−を供給するため、エア−供給管4の中
途から分岐するように、例えば、三方に分岐する継手4
Tを設け、各室部へは、上述した底1Sと仕切壁1a、
1bとの隙間Kを介して導入している(天井部1Tと仕
切壁1a、1bとの隙間Zでも良い。)。
【0018】また、5は、グリ−ストラップ1、溝2の
外に設置された好気性のバクテリアB(バクテリアは、
例えば、Schneid社製 商品名Survivor
sバクテリア菌名 BACILLUS)を貯留したバク
テリア貯留槽で、バクテリア貯留槽5の上部には、バク
テリア貯留槽5内のバクテリアBを外部へ排出するバク
テリア外部排出用ポンプ6、バクテリア外部排出用ポン
プ6を駆動する電源、例えば、バッテリ−7(又は、電
池)、バクテリア外部排出用ポンプ6を時間的にコント
ロ−ルするタイマ−8がそれぞれ設けられている。バク
テリア外部排出用ポンプ6はタイマ−8により時間的に
コントロ−ルされ、グリ−ストラップ1内に定期的に定
量のバクテリアが自動注入されるようになっている。9
は、バクテリア貯留槽5の上部を開閉する蓋である。
外に設置された好気性のバクテリアB(バクテリアは、
例えば、Schneid社製 商品名Survivor
sバクテリア菌名 BACILLUS)を貯留したバク
テリア貯留槽で、バクテリア貯留槽5の上部には、バク
テリア貯留槽5内のバクテリアBを外部へ排出するバク
テリア外部排出用ポンプ6、バクテリア外部排出用ポン
プ6を駆動する電源、例えば、バッテリ−7(又は、電
池)、バクテリア外部排出用ポンプ6を時間的にコント
ロ−ルするタイマ−8がそれぞれ設けられている。バク
テリア外部排出用ポンプ6はタイマ−8により時間的に
コントロ−ルされ、グリ−ストラップ1内に定期的に定
量のバクテリアが自動注入されるようになっている。9
は、バクテリア貯留槽5の上部を開閉する蓋である。
【0019】バクテリア外部排出用ポンプ6は、バクテ
リアBを導くバクテリア供給管10に接続されている。バ
クテリア供給管10は、上述したエア−供給管4と同様
に、厨房において邪魔にならず且つ踏まれないように、
溝2内に位置させ、その先端は、グリ−ストラップ1に
臨むように位置させ、望ましくは、グリ−ストラップ1
の上方、より望ましくは、グリ−ストラップ1に貯留さ
れた排水Dより上方に位置し、バクテリア供給管10の先
端が排水D中の油脂等で詰まらないようにする。
リアBを導くバクテリア供給管10に接続されている。バ
クテリア供給管10は、上述したエア−供給管4と同様
に、厨房において邪魔にならず且つ踏まれないように、
溝2内に位置させ、その先端は、グリ−ストラップ1に
臨むように位置させ、望ましくは、グリ−ストラップ1
の上方、より望ましくは、グリ−ストラップ1に貯留さ
れた排水Dより上方に位置し、バクテリア供給管10の先
端が排水D中の油脂等で詰まらないようにする。
【0020】バクテリア供給管10は、エア−供給管4と
同様に、継手10Tを利用すると共に各室部(本実施例で
は第1の室1A、第2の室1B、第3の室1C)へ、上
述した天井部1Tと仕切壁1a、1bとの隙間Zを介し
て導入し、第1の室1Aのみならず、第2の室1B、第
3の室1Cへも、バクテリアを供給している。場合によ
り、バクテリア供給管10の先端を、第2の室1Bにのみ
臨むように設け、第2の室1Bに供給したバクテリアを
隙間Kを介して第1の室1A及び第3の室1Cに分散さ
せるようにしても良い。また、場合により、バクテリア
供給管10の先端を、第2の室1B及び第3の室1Cにの
み臨むように設けても良い。
同様に、継手10Tを利用すると共に各室部(本実施例で
は第1の室1A、第2の室1B、第3の室1C)へ、上
述した天井部1Tと仕切壁1a、1bとの隙間Zを介し
て導入し、第1の室1Aのみならず、第2の室1B、第
3の室1Cへも、バクテリアを供給している。場合によ
り、バクテリア供給管10の先端を、第2の室1Bにのみ
臨むように設け、第2の室1Bに供給したバクテリアを
隙間Kを介して第1の室1A及び第3の室1Cに分散さ
せるようにしても良い。また、場合により、バクテリア
供給管10の先端を、第2の室1B及び第3の室1Cにの
み臨むように設けても良い。
【0021】上述した方法によれば、バクテリア供給管
10及びエア−供給管4を既設の溝2を利用して配設する
と共にバクテリア供給管10の先端をグリ−ストラップ1
の中に、エア−供給管4の先端をグリ−ストラップ1に
貯留された排水Dの中に位置させるから、新たな工事が
それ程必要なく、既存のグリ−ストラップ1に容易に取
り付けることができ、しかも、邪魔にならず且つ踏まれ
ることもなく、更に、バクテリア供給管10の先端をグリ
−ストラップ1の中に、エア−供給管4の先端をグリ−
ストラップ1に貯留された排水Dの中に位置させるか
ら、グリ−ストラップ1内に貯留された排水D中にバク
テリア及び空気を直接供給することができ、グリ−スト
ラップ1内に貯留された排水D中の油脂を確実に、しか
も、効率良く分解することができる。
10及びエア−供給管4を既設の溝2を利用して配設する
と共にバクテリア供給管10の先端をグリ−ストラップ1
の中に、エア−供給管4の先端をグリ−ストラップ1に
貯留された排水Dの中に位置させるから、新たな工事が
それ程必要なく、既存のグリ−ストラップ1に容易に取
り付けることができ、しかも、邪魔にならず且つ踏まれ
ることもなく、更に、バクテリア供給管10の先端をグリ
−ストラップ1の中に、エア−供給管4の先端をグリ−
ストラップ1に貯留された排水Dの中に位置させるか
ら、グリ−ストラップ1内に貯留された排水D中にバク
テリア及び空気を直接供給することができ、グリ−スト
ラップ1内に貯留された排水D中の油脂を確実に、しか
も、効率良く分解することができる。
【0022】また、エア−供給部4から連続的にエア−
を供給すれば、グリ−ストラップ1内に貯留された排水
Dを撹拌してバクテリアに空気を供給してバクテリアに
よる油脂分解を促進すると共にエア−供給部4の穴4a
より常時エア−を出すことにより、エア−供給部4の穴
への目づまりをも防ぐことができる。
を供給すれば、グリ−ストラップ1内に貯留された排水
Dを撹拌してバクテリアに空気を供給してバクテリアに
よる油脂分解を促進すると共にエア−供給部4の穴4a
より常時エア−を出すことにより、エア−供給部4の穴
への目づまりをも防ぐことができる。
【0023】また、厨房の不使用時、タイマ−8を使用
してバクテリア外部排出用ポンプ6を駆動させてバクテ
リア供給管10からバクテリアを供給することにより、グ
リ−ストラップ1内の排水が貯留され、グリ−ストラッ
プ1の外へ流れないから、高価なバクテリアを効果的に
利用してグリ−ストラップ1内に貯留された排水中の油
脂を分解することができる。
してバクテリア外部排出用ポンプ6を駆動させてバクテ
リア供給管10からバクテリアを供給することにより、グ
リ−ストラップ1内の排水が貯留され、グリ−ストラッ
プ1の外へ流れないから、高価なバクテリアを効果的に
利用してグリ−ストラップ1内に貯留された排水中の油
脂を分解することができる。
【0024】なお、上述した実施例においては、既設の
グリ−ストラップ1に適用した場合を説明したが、取り
付けが容易とは言うものの、既設のグリ−ストラップ
1、既設の溝2を利用してバクテリア供給管10及びエア
−供給管4を配設するため、設置にあっては汚れ作業を
伴うと共にバクテリア供給管10及びエア−供給管4自体
の長さも長くなり、更に、エア−ポンプ3及びバクテリ
ア貯留槽5も厨房内に置かねばならず、スペ−スを要し
邪魔になり、しかも、エア−ポンプ3及びバクテリア貯
留槽5に接続されるエア−供給管4及びバクテリア供給
管10が溝2へ導かれるまでは露出しているため、狭い厨
房内においては邪魔になると共に一種の障害物となりつ
まづいて転倒する等の危険性をも有する問題点を有して
いる。
グリ−ストラップ1に適用した場合を説明したが、取り
付けが容易とは言うものの、既設のグリ−ストラップ
1、既設の溝2を利用してバクテリア供給管10及びエア
−供給管4を配設するため、設置にあっては汚れ作業を
伴うと共にバクテリア供給管10及びエア−供給管4自体
の長さも長くなり、更に、エア−ポンプ3及びバクテリ
ア貯留槽5も厨房内に置かねばならず、スペ−スを要し
邪魔になり、しかも、エア−ポンプ3及びバクテリア貯
留槽5に接続されるエア−供給管4及びバクテリア供給
管10が溝2へ導かれるまでは露出しているため、狭い厨
房内においては邪魔になると共に一種の障害物となりつ
まづいて転倒する等の危険性をも有する問題点を有して
いる。
【0025】そこで、排水Dを貯留するグリ−ストラッ
プ1にエア−ポンプ3、バクテリア外部排出用ポンプ6
及びバクテリア貯留槽5を収納する収納部20を一体的に
付設したグリ−ストラップ装置Gを、厨房、又は、厨房
に隣接した場所の床面より下方に設置してグリ−ストラ
ップ1にエア−とバクテリアを直接供給できるようにし
て、上述した問題点を除去したものである。
プ1にエア−ポンプ3、バクテリア外部排出用ポンプ6
及びバクテリア貯留槽5を収納する収納部20を一体的に
付設したグリ−ストラップ装置Gを、厨房、又は、厨房
に隣接した場所の床面より下方に設置してグリ−ストラ
ップ1にエア−とバクテリアを直接供給できるようにし
て、上述した問題点を除去したものである。
【0026】即ち、グリ−ストラップ装置Gは、図7及
び図8に示すように、厨房からの排水を貯留するグリ−
ストラップ1と、このグリ−ストラップ1にエア−ポン
プ3、バクテリア外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯
留槽5を収納する収納部20を一体的に付設したものであ
る。グリ−ストラップ1にエア−ポンプ3、バクテリア
外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯留槽5を収納する
収納部20を一体的に付設するとは、エア−ポンプ3、バ
クテリア外部排出用ポンプ6、バクテリア貯留槽5を個
別的に収納する収納部をそれぞれ設けて収納することは
勿論のこと、一つの収納部にまとめて収納することをも
含むものである。
び図8に示すように、厨房からの排水を貯留するグリ−
ストラップ1と、このグリ−ストラップ1にエア−ポン
プ3、バクテリア外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯
留槽5を収納する収納部20を一体的に付設したものであ
る。グリ−ストラップ1にエア−ポンプ3、バクテリア
外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯留槽5を収納する
収納部20を一体的に付設するとは、エア−ポンプ3、バ
クテリア外部排出用ポンプ6、バクテリア貯留槽5を個
別的に収納する収納部をそれぞれ設けて収納することは
勿論のこと、一つの収納部にまとめて収納することをも
含むものである。
【0027】そして、エア−ポンプ3はエア−を供給す
る供給源であり、エア−ポンプ3によるエア−は、先端
がグリ−ストラップ1内に臨むように構成されたエア−
供給管4によりグリ−ストラップ1内に導かれる。ま
た、バクテリア外部排出用ポンプ6はバクテリアBを外
部へ排出する排出源であり、バクテリア貯留槽5に貯留
された好気性のバクテリアは、バクテリア外部排出用ポ
ンプ6により先端がグリ−ストラップ1内に臨むように
構成されたバクテリア供給管10を介してグリ−ストラッ
プ1内に導かれる。
る供給源であり、エア−ポンプ3によるエア−は、先端
がグリ−ストラップ1内に臨むように構成されたエア−
供給管4によりグリ−ストラップ1内に導かれる。ま
た、バクテリア外部排出用ポンプ6はバクテリアBを外
部へ排出する排出源であり、バクテリア貯留槽5に貯留
された好気性のバクテリアは、バクテリア外部排出用ポ
ンプ6により先端がグリ−ストラップ1内に臨むように
構成されたバクテリア供給管10を介してグリ−ストラッ
プ1内に導かれる。
【0028】なお、エア−供給管4の先端は、前述の実
施例と同様に、グリ−ストラップ1に貯留された排水D
の中に、バクテリア供給管10の先端は、グリ−ストラッ
プ1に貯留された排水Dの上方にそれぞれ位置するのが
望ましい。
施例と同様に、グリ−ストラップ1に貯留された排水D
の中に、バクテリア供給管10の先端は、グリ−ストラッ
プ1に貯留された排水Dの上方にそれぞれ位置するのが
望ましい。
【0029】また、収納部20の上方には、エア−ポンプ
3、バクテリア外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯留
槽5を保守、点検等のための蓋FTが設けられている。
2’は、厨房からの排水をグリ−ストラップ1に導く溝
であり、21は下水に導く出口側溝である。
3、バクテリア外部排出用ポンプ6及びバクテリア貯留
槽5を保守、点検等のための蓋FTが設けられている。
2’は、厨房からの排水をグリ−ストラップ1に導く溝
であり、21は下水に導く出口側溝である。
【0030】このグリ−ストラップ装置Gによれば、グ
リ−ストラップ1内にバクテリアB及びエア−を供給す
る機能を合わせもつため、グリ−ストラップ1を設置す
る際にバクテリア及びエア−を供給する機能を同時に設
置することができ、取り付けが頗る容易であり、バクテ
リア供給管10及びエア−供給管4を前述の実施例のよう
に既設の溝2に配置する必要がないため、バクテリア供
給管10及びエア−供給管4自体の長さも短くなり、その
分出力用のエア−ポンプ3の出力も小さいものを使用す
ることができ、また、エア−ポンプ3、バクテリア外部
排出用ポンプ6及びバクテリア貯留槽5を前述の実施例
のようにグリ−ストラップ1より離間した外部に設け
ず、エア−ポンプ3、バクテリア外部排出用ポンプ6及
びバクテリア貯留槽5を収納する収納部20をグリ−スト
ラップ1に付設しているため、邪魔にならず、しかも、
エア−ポンプ3及びバクテリア貯留槽5に接続されるエ
ア−供給管4及びバクテリア供給管10が露出しないた
め、狭い厨房内においては邪魔にならないと共に一種の
障害物となりつまづいて転倒する等の危険性をも防止す
ることができる。
リ−ストラップ1内にバクテリアB及びエア−を供給す
る機能を合わせもつため、グリ−ストラップ1を設置す
る際にバクテリア及びエア−を供給する機能を同時に設
置することができ、取り付けが頗る容易であり、バクテ
リア供給管10及びエア−供給管4を前述の実施例のよう
に既設の溝2に配置する必要がないため、バクテリア供
給管10及びエア−供給管4自体の長さも短くなり、その
分出力用のエア−ポンプ3の出力も小さいものを使用す
ることができ、また、エア−ポンプ3、バクテリア外部
排出用ポンプ6及びバクテリア貯留槽5を前述の実施例
のようにグリ−ストラップ1より離間した外部に設け
ず、エア−ポンプ3、バクテリア外部排出用ポンプ6及
びバクテリア貯留槽5を収納する収納部20をグリ−スト
ラップ1に付設しているため、邪魔にならず、しかも、
エア−ポンプ3及びバクテリア貯留槽5に接続されるエ
ア−供給管4及びバクテリア供給管10が露出しないた
め、狭い厨房内においては邪魔にならないと共に一種の
障害物となりつまづいて転倒する等の危険性をも防止す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載のグリ−ストラップに貯留
された排水中の油脂の分解方法によれば、バクテリア供
給管及びエア−供給管を溝内に位置させるから、新たな
工事がそれ程必要なく、既存のグリ−ストラップに容易
に取り付けることができ、また、バクテリア供給管の先
端をバクテリア貯留槽内に、エア−供給管の先端をバク
テリア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位置さ
せるから、グリ−ストラップ内に貯留された排水中にバ
クテリア及び空気を直接供給することができ、グリ−ス
トラップ内に貯留された排水中の油脂を確実に、しか
も、効率良く分解することができる。
された排水中の油脂の分解方法によれば、バクテリア供
給管及びエア−供給管を溝内に位置させるから、新たな
工事がそれ程必要なく、既存のグリ−ストラップに容易
に取り付けることができ、また、バクテリア供給管の先
端をバクテリア貯留槽内に、エア−供給管の先端をバク
テリア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位置さ
せるから、グリ−ストラップ内に貯留された排水中にバ
クテリア及び空気を直接供給することができ、グリ−ス
トラップ内に貯留された排水中の油脂を確実に、しか
も、効率良く分解することができる。
【0032】また、請求項2記載のグリ−ストラップに
貯留された排水中の油脂の分解方法によれば、前述した
請求項1記載の発明の効果に加え、エア−供給部から連
続的にエア−を供給することによりグリ−ストラップ内
に貯留された排水を撹拌してバクテリアに空気を供給し
てバクテリアによる油脂分解を促進すると共にエア−供
給部の穴より常時エア−を出すことにより、エア−供給
部の穴への目づまりをも防ぐことができる。
貯留された排水中の油脂の分解方法によれば、前述した
請求項1記載の発明の効果に加え、エア−供給部から連
続的にエア−を供給することによりグリ−ストラップ内
に貯留された排水を撹拌してバクテリアに空気を供給し
てバクテリアによる油脂分解を促進すると共にエア−供
給部の穴より常時エア−を出すことにより、エア−供給
部の穴への目づまりをも防ぐことができる。
【0033】また、請求項3記載のグリ−ストラップに
貯留された排水中の油脂の分解方法によれば、前述した
請求項2記載の発明の効果に加え、厨房の不使用時、バ
クテリア供給管からバクテリアを供給することにより、
グリ−ストラップ内の排水が貯留され、グリ−ストラッ
プの外へ流れないから、高価なバクテリアを効果的に利
用してグリ−ストラップ内に貯留された排水中の油脂を
分解することができる。
貯留された排水中の油脂の分解方法によれば、前述した
請求項2記載の発明の効果に加え、厨房の不使用時、バ
クテリア供給管からバクテリアを供給することにより、
グリ−ストラップ内の排水が貯留され、グリ−ストラッ
プの外へ流れないから、高価なバクテリアを効果的に利
用してグリ−ストラップ内に貯留された排水中の油脂を
分解することができる。
【0034】また、請求項4記載のグリ−ストラップ装
置によれば、グリ−ストラップ内にバクテリア及びエア
−を供給する機能を合わせもつため、グリ−ストラップ
を設置する際にバクテリア及びエア−を供給する機能を
同時に設置することができ、取り付けが頗る容易であ
り、バクテリア供給管及びエア−供給管を既設の溝に配
置する必要がないため、バクテリア供給管及びエア−供
給管自体の長さも短くなり、その分出力用のエア−ポン
プの出力も小さいものを使用することができ、また、エ
ア−ポンプ、バクテリア外部排出用ポンプ及びバクテリ
ア貯留槽を、エア−ポンプ、バクテリア外部排出用ポン
プ及びバクテリア貯留槽を収納する収納部をグリ−スト
ラップに付設しているため、邪魔にならず、しかも、エ
ア−ポンプ及びバクテリア貯留槽に接続されるエア−供
給管及びバクテリア供給管が露出しないため、狭い厨房
内においては邪魔にならないと共に一種の障害物となり
つまづいて転倒する等の危険性をも防止することができ
る。
置によれば、グリ−ストラップ内にバクテリア及びエア
−を供給する機能を合わせもつため、グリ−ストラップ
を設置する際にバクテリア及びエア−を供給する機能を
同時に設置することができ、取り付けが頗る容易であ
り、バクテリア供給管及びエア−供給管を既設の溝に配
置する必要がないため、バクテリア供給管及びエア−供
給管自体の長さも短くなり、その分出力用のエア−ポン
プの出力も小さいものを使用することができ、また、エ
ア−ポンプ、バクテリア外部排出用ポンプ及びバクテリ
ア貯留槽を、エア−ポンプ、バクテリア外部排出用ポン
プ及びバクテリア貯留槽を収納する収納部をグリ−スト
ラップに付設しているため、邪魔にならず、しかも、エ
ア−ポンプ及びバクテリア貯留槽に接続されるエア−供
給管及びバクテリア供給管が露出しないため、狭い厨房
内においては邪魔にならないと共に一種の障害物となり
つまづいて転倒する等の危険性をも防止することができ
る。
【図1】図1は、本発明の一実施例のグリ−ストラップ
に貯留された排水中の油脂の分解方法をバクテリア供給
管及びエア−供給管を既設の溝を利用して配設した適用
例の概略的断面図である。
に貯留された排水中の油脂の分解方法をバクテリア供給
管及びエア−供給管を既設の溝を利用して配設した適用
例の概略的断面図である。
【図2】図2は、図1のX−X線による概略的断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は、図1のバクテリア貯留槽とバクテリア
供給管との接続関係を概略的に説明する説明図である。
供給管との接続関係を概略的に説明する説明図である。
【図4】図4は、図1のエア−ポンプとエア−供給管と
の接続関係を概略的に説明する説明図である。
の接続関係を概略的に説明する説明図である。
【図5】図5は、図1のエア−供給管の先端部を概略的
に示す概略的斜視図である。
に示す概略的斜視図である。
【図6】図6は、図5のエア−供給管の先端部の使用状
態を示す概略的断面図である。
態を示す概略的断面図である。
【図7】図7は、本発明の一実施例のグリ−ストラップ
装置の概略的斜視図である。
装置の概略的斜視図である。
【図8】図8のグリ−ストラップ装置が設置された状態
の概略的断面図である。
の概略的断面図である。
1 グリ−ストラップ 2 溝 3 エア−ポンプ 4 エア−供給管 5 バクテリア貯留槽 6 バクテリア外部排出用ポンプ 10 バクテリア供給管 D 排水 G グリ−ストラップ装置
Claims (4)
- 【請求項1】厨房からの排水を貯留する既設のグリ−ス
トラップと、この既設のグリ−ストラップに前記排水を
導く既設の溝とを有し、 エア−を供給するエア−ポンプと、 このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア−供給管
と、 好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽と、 このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを外部へ排出
するバクテリア外部排出用ポンプと、 このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリア
を導くバクテリア供給管とを設けて、 前記バクテリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内
に位置させると共に前記バクテリア供給管の先端を前記
バクテリア貯留槽内に、前記エア−供給管の先端を前記
バクテリア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位
置させ、 前記バクテリア供給管の先端より前記バクテリアを、前
記エア−供給管の先端より前記エア−を、それぞれ供給
して、前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中
の油脂を分解することを特徴とするグリ−ストラップに
貯留された排水中の油脂の分解方法。 - 【請求項2】厨房からの排水を貯留する既設のグリ−ス
トラップと、この既設のグリ−ストラップに前記排水を
導く既設の溝とを有し、 エア−を供給するエア−ポンプと、 このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア−供給管
と、 好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽と、 このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを外部へ排出
するバクテリア外部排出用ポンプと、 このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリア
を導くバクテリア供給管とを設けて、 前記バクテリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内
に位置させると共に前記バクテリア供給管の先端を前記
バクテリア貯留槽内に、前記エア−供給管の先端を前記
バクテリア貯留槽内に貯留された排水の中にそれぞれ位
置させ、 前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中に前記
エア−供給部から連続的にエア−を供給すると共に前記
バクテリア供給管から前記バクテリアを供給して、 前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中の油脂
を分解することを特徴とするグリ−ストラップに貯留さ
れた排水中の油脂の分解方法。 - 【請求項3】厨房からの排水を貯留する既設のグリ−ス
トラップと、この既設のグリ−ストラップに前記排水を
導く既設の溝とを有し、 エア−を供給するエア−ポンプと、 このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア−供給管
と、 好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽と、 このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを外部へ排出
するバクテリア外部排出用ポンプと、 このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリア
を導くバクテリア供給管とを設けて、 前記バクテリア供給管及び前記エア−供給管を前記溝内
に位置させると共に前記バクテリア供給管の先端を前記
バクテリア貯留槽内に貯留された排水の上方に、前記エ
ア−供給管の先端を前記バクテリア貯留槽内に貯留され
た排水の中にそれぞれ位置させ、 前記グリ−ストラップ内に貯留された前記排水中に前記
エア−供給部から連続的にエア−を供給すると共に前記
厨房の不使用時、前記バクテリア供給管から前記バクテ
リアを供給して、前記グリ−ストラップ内に貯留された
前記排水中の油脂を分解することを特徴とするグリ−ス
トラップに貯留された排水中の油脂の分解方法。 - 【請求項4】厨房からの排水を貯留するグリ−ストラッ
プと、 エア−を供給するエア−ポンプと、 このエア−ポンプによる前記エア−を導くエア−供給管
と、 好気性のバクテリアを貯留したバクテリア貯留槽と、 このバクテリア貯留槽内の前記バクテリアを外部へ排出
するバクテリア外部排出用ポンプと、 このバクテリア外部排出用ポンプによる前記バクテリア
を導くバクテリア供給管と、 前記エア−ポンプ、前記バクテリア外部排出用ポンプ及
び前記バクテリア貯留槽を収納する収納部を前記グリ−
ストラップに一体的に付設し、 前記エア−供給管の先端及び前記バクテリア供給管の先
端が前記グリ−ストラップ内に臨むように構成されてい
ることを特徴とするグリ−ストラップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325997A JPH10277573A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | グリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325997A JPH10277573A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | グリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277573A true JPH10277573A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14077502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9325997A Pending JPH10277573A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | グリ−ストラップに貯留された排水中の油脂の分解方法及びグリ−ストラップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10277573A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6767464B2 (en) | 2001-12-13 | 2004-07-27 | Environmental Operating Solutions, Inc. | Process and apparatus for waste water treatment |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9325997A patent/JPH10277573A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6767464B2 (en) | 2001-12-13 | 2004-07-27 | Environmental Operating Solutions, Inc. | Process and apparatus for waste water treatment |
US7144509B2 (en) | 2001-12-13 | 2006-12-05 | Environmental Operating Solutions, Inc. | Process and apparatus for waste water treatment |
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