JPH10277423A - パイライト排出装置 - Google Patents

パイライト排出装置

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JPH10277423A
JPH10277423A JP8372197A JP8372197A JPH10277423A JP H10277423 A JPH10277423 A JP H10277423A JP 8372197 A JP8372197 A JP 8372197A JP 8372197 A JP8372197 A JP 8372197A JP H10277423 A JPH10277423 A JP H10277423A
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JP
Japan
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pyrite
valve
signal
discharge
hopper
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JP8372197A
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English (en)
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Hiroshi Miyazaki
寛 宮▲崎▼
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選別格子を通過したパイライト並びに選別格
子上に残存したパイライトを自動的に排出し得、省力化
を図ることができると共に、ミルの円滑な運転に貢献し
得るパイライト排出装置を提供する。 【解決手段】 パイライトホッパ19の高さ方向所要位
置に、幅方向中央部に長手方向へ延びる樋状溝部32が
形成された選別格子23を、樋状溝部32がパイライト
の安息角以上の傾斜角度θでパイライト導入口21側か
ら離れるに従い下り勾配となるよう配設し、所定時間毎
に、ゲート弁18を閉じ、開閉弁33と抜出弁36と排
出弁26を開くことにより、噴射ノズル35から高圧水
を噴射し、樋状溝部32上に滞留したパイライトを抜出
管37から排出すると共に、選別格子23を通過したパ
イライトをパイライト排出口22から流出させるよう構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイライト排出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミルにより粉砕される原炭内には、石、
鉄片等のパイライトが含まれているが、該パイライトは
ミルにより粉砕することはできない。このため、従来は
ミルのローラテーブル下方に位置するケーシング底面に
異物排出管を設けておき、異物排出管から排出されたパ
イライトをパイライト排出装置におけるパイライトホッ
パに供給し、しかる後ジェット水により後処理工程へ送
給することが行われている。
【0003】図4は、従来から使用されているミル及び
パイライト排出装置の全体概要構成図であって、1はミ
ル、2はパイライト排出装置である。
【0004】ミル1のケーシング3内には、駆動装置4
により水平回転されるローラテーブル5と、ローラテー
ブル5上面の石炭粉砕部に接触するようローラテーブル
5の円周方向複数個所に配置され且つローラテーブル5
と協働して石炭を粉砕し、微粉炭を得る粉砕ローラ6が
収納されている。
【0005】ケーシング3の上面を貫通して縦向きに延
在する給炭管7の下端は、ローラテーブル5の上方に位
置し、上端は給炭機8に接続されている。
【0006】又、ケーシング3内上部には、駆動装置9
により水平方向へ回転して微粉炭中の粗粒炭を分離し得
るようにした回転分級機10が給炭管7外周に対し同心
状になるよう配設されると共に回転分級機10外周に対
し同心状になるよう、円周方向へ斜面に沿って延びる複
数のスリット(図示せず)の形成されたホッパ11が配
設されている。
【0007】ケーシング3の下側部には、ローラテーブ
ル5上面よりも下方に位置するよう、一次空気吹出管1
2が接続され、一次空気吹出管12からケーシング3内
に吹込まれた一次空気13は、ローラテーブル5外周と
ケーシング3内周との間に設けた一次空気ノズル14を
通過し、上方へ流れ得るようになっている。
【0008】ケーシング3の上端部には、ローラテーブ
ル5と粉砕ローラ6との協働により粉砕され且つ一次空
気13に同伴されて上昇ししかもホッパ11に設けたス
リット(図示せず)を通り回転分級機10を通過して来
た微粉炭をボイラバーナへ送給するための微粉炭管15
が接続されている。
【0009】ケーシング3の底面には、ケーシング3底
面上に落下したパイライトを排出するために下方へ延在
する異物排出管16が、垂直状態から傾斜状態となるよ
う接続され、異物排出管16の下端部近傍には駆動装置
17により異物排出管16内通路を開閉し得るようにし
たゲート弁18が設けられている。
【0010】異物排出管16の下方には、パイライト排
出装置2の主要機器のひとつである圧力容器状のパイラ
イトホッパ19が配設されており、パイライトホッパ1
9の上鏡20近傍には、異物排出管16下端側の角度と
略同一角度に傾斜した短管状のパイライト導入口21が
突設され、パイライトホッパ19はパイライト導入口2
1を介して異物排出管16の下端に接続されている。
【0011】パイライトホッパ19の上方は円筒状で下
部は逆截頭円錐状に絞られ、下端には図5に示されるよ
うにパイライト排出口22が形成されている。
【0012】パイライトホッパ19内の高さ方向略中間
位置には、パイライト導入口21側から離れるに従い下
降するよう、金鋼製の選別格子23が下り勾配に収納さ
れている(図5及び図6参照)。選別格子23の各格子
の大きさは約20[mm]角程度となっている。
【0013】パイライトホッパ19の逆截頭円錐状に絞
られた部分には、円板状の密圧防止板24がパイライト
ホッパ19に対し同心状に且つ密圧防止板24外周とパ
イライトホッパ19における逆截頭円錐状部40内周と
の間に所要の隙間Xが保持されるよう配設され、密圧防
止板24とパイライトホッパ19の逆截頭円錐状部40
は、円周方向へ所要の間隔で配設した複数の接続部材2
5により接続されている(図5及び図7参照)。
【0014】パイライトホッパ19のパイライト排出口
22下端には、図4に示される如く、排出弁26を介し
てジェットパルジョンポンプ27が接続され、ジェット
パルジョンポンプ27の流体流れ方向上流側にはジェッ
ト水ポンプ28を備えた配管29が接続され、ジェット
パルジョンポンプ27の流体流れ方向下流側には、ジェ
ット水30によりパイライトを下流の処理工程へ水輸送
するため、配管31が接続されている。
【0015】前述の如きパイライト排出装置2において
は、図示していないホッパから切出された石炭は、給炭
機8により給炭管7へ投入され、給炭管7を落下してミ
ル1におけるケーシング3内のローラテーブル5上に落
下する。而して、ローラテーブル5は駆動装置4により
駆動されているため、投入された石炭は、ローラテーブ
ル5と粉砕ローラ6の協働により粉砕される。
【0016】粉砕された石炭は、一次空気吹出管12か
らケーシング3内に吹き込まれ、一次空気ノズル14を
経てローラテーブル5上方へ上昇して来た一次空気13
に同伴されてケーシング3内を上昇し、ホッパ11に設
けられている図示していないスリットからホッパ11内
に入る。
【0017】而して、所定の粒度よりも大きい粗粒炭
は、駆動装置9により駆動されている回転分級機10に
より分級され、ホッパ11内周面を滑落する等して再び
ローラテーブル5上に落下し、更に粉砕され、回転分級
機10で分級されなかった微粉炭は、回転分級機10か
ら微粉炭管15へ供給され、微粉炭管15を通ってボイ
ラバーナへ送給される。
【0018】ローラテーブル5と粉砕ローラ6の協働に
より石炭の粉砕が行われるが、その際、石炭中に混在し
ている石、鉄片等のパイライトは、粉砕されることはな
く、ローラテーブル5の回転時の遠心力により外周側へ
移動し、ケーシング3内底面に落下し、落下したパイラ
イトはローラテーブル5下部に取り付けてある図示して
いない排出板により異物排出管16内へ押し出される。
この際、ゲート弁18は開いているため、異物排出管1
6内へ落下したパイライトは、異物排出管16を通って
パイライトホッパ19内へ導入され、選別格子23を通
過したパイライト(粒径およそφ20[mm]以下)
は、パイライトホッパ19の下部に貯留され、選別格子
23を通過できない大きさのパイライト(粒径およそφ
20[mm]以上)は選別格子23上に滞留する。
【0019】又、密圧防止板24があるため、パイライ
トホッパ19下部へ溜ったパイライトがパイライト排出
口22の部分で密圧されて排出不可能な状態に固ること
はない。
【0020】尚、パイライト貯留の際には、排出弁26
は閉止し、ジェット水ポンプ28及びジェットパルジョ
ンポンプ27は停止している。
【0021】パイライトホッパ19の下部に溜ったパイ
ライトを排出する際には、駆動装置17によりゲート弁
18を閉止し、排出弁26を開いてジェット水ポンプ2
8を駆動する。これにより、ジェット水30は、配管2
9からジェットパルジョンポンプ27へ導入され、配管
31側へ排出される。この際、パイライトホッパ19内
下部のパイライトはエジェクタ効果によりジェットパル
ジョンポンプ27内へ導入され、ジェット水30と共に
配管31を通って下流側の後工程へ水輸送される。
【0022】一方、前記選別格子23上に残存したパイ
ライトは、前記ゲート弁18を閉止した状態で、パイラ
イトホッパ19上部に設けてある図示していない排出口
から、作業員により定期的(およそ一時間に一回程度の
割合)に取り出され、廃棄される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、選別格子23上に残存したパイライトを作業員が
定期的に手作業で取り出して廃棄するのでは、作業が非
常に繁雑で手間がかかる一方、万一、ゲート弁18を閉
止したまま開くのを忘れたような場合には、ミル1から
パイライトが排出されなくなり、ミル1の運転に支障を
来す虞れがあった。
【0024】本発明は、斯かる実情に鑑み、選別格子を
通過したパイライト並びに選別格子上に残存したパイラ
イトを自動的に排出し得、省力化を図ることができると
共に、ミルの円滑な運転に貢献し得るパイライト排出装
置を提供しようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲート弁によ
って開閉可能なミルの異物排出管に接続されるパイライ
ト導入口が上部に設けられ且つ排出弁によって開閉可能
なパイライト排出口が底部に設けられたパイライトホッ
パと、幅方向両端側から幅方向中央側へ向けパイライト
の安息角以上の傾斜角度で下り勾配となるよう形成さ
れ、且つ幅方向中央部に長手方向へ延びる樋状溝部が形
成され、前記パイライトホッパ内の高さ方向所要位置
に、前記樋状溝部がパイライトの安息角以上の傾斜角度
でパイライト導入口側から離れるに従い下り勾配となる
よう配設された選別格子と、途中に開閉弁が設けられた
高圧水配管が接続され、且つ前記パイライトホッパのパ
イライト導入口側に接続され、前記選別格子の樋状溝部
上に高圧水を噴射する噴射ノズルと、前記パイライトホ
ッパの反パイライト導入口側に、選別格子の樋状溝部か
ら連続して延びるよう接続され、途中に抜出弁が設けら
れた抜出管と、所定時間毎に、前記ゲート弁を閉じる信
号と、前記開閉弁を開く信号と、前記抜出弁を開く信号
と、前記排出弁を開く信号とを出力し、所要時間経過後
に、前記ゲート弁を開く信号と、前記開閉弁を閉じる信
号と、前記抜出弁を閉じる信号と、前記排出弁を閉じる
信号とを出力する制御装置とを備えたことを特徴とする
パイライト排出装置にかかるものである。
【0026】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0027】ミルの運転時に粉砕されずに落下したパイ
ライトは、異物排出管から開いているゲート弁とパイラ
イト導入口を経てパイライトホッパ内へ導入され、選別
格子を通過できる大きさのパイライトは、選別格子を通
過してパイライトホッパの下部に貯留され、選別格子を
通過できない大きさのパイライトは、選別格子上に残存
する。
【0028】ここで、前記選別格子は、幅方向両端側か
ら幅方向中央側へ向けパイライトの安息角以上の傾斜角
度で下り勾配となるよう形成され且つ幅方向中央部に長
手方向へ延びる樋状溝部が形成されており、しかも、パ
イライトホッパの高さ方向所要位置に、前記樋状溝部が
パイライトの安息角以上の傾斜角度でパイライト導入口
側から離れるに従い下り勾配となるよう配設してあるた
め、前記選別格子を通過できない大きさのパイライト
は、樋状溝部の抜出管側に滞留する。
【0029】続いて、制御装置からは、所定時間毎に、
ゲート弁を閉じる信号と、開閉弁を開く信号と、抜出弁
を開く信号と、排出弁を開く信号とが出力されるため、
ゲート弁が閉じ、異物排出管からのパイライトの導入が
停止された状態で、開閉弁と抜出弁と排出弁が開かれ、
噴射ノズルから選別格子の樋状溝部上に高圧水が噴射さ
れ、前記樋状溝部の抜出管側に滞留したパイライトが抜
出管から排出されると共に、前記選別格子を通過したパ
イライトは、パイライト排出口から排出される。
【0030】前記ゲート弁が閉じ、且つ前記開閉弁と抜
出弁と排出弁が開かれた後、所要時間経過すると、前記
制御装置からは、前記ゲート弁を開く信号と、前記開閉
弁を閉じる信号と、前記抜出弁を閉じる信号と、前記排
出弁を閉じる信号とが出力されるため、前記開閉弁と抜
出弁と排出弁が閉じ、噴射ノズルから選別格子の樋状溝
部上への高圧水の噴射が停止されると共に、前記ゲート
弁が開かれ、異物排出管からのパイライトの導入が再開
される。
【0031】以下、前述と同様の操作が繰り返し行わ
れ、この結果、選別格子上に残存したパイライトを作業
員が定期的に手作業で取り出して廃棄する必要がなくな
る一方、ゲート弁等を作業員が誤操作したりして、ミル
の運転に支障を来すような虞れもなくなる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0033】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図4〜図7と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、ゲート弁18によって開閉可
能なミル1の異物排出管16に接続されるパイライト導
入口21が上部に設けられ且つ排出弁26によって開閉
可能なパイライト排出口22が底部に設けられたパイラ
イトホッパ19の高さ方向所要位置に、図2に示す如
く、幅方向両端側から幅方向中央側へ向けパイライトの
安息角以上(およそ30゜以上)の傾斜角度θで下り勾
配となるよう形成され且つ幅方向中央部に長手方向へ延
びる樋状溝部32が形成された選別格子23を、図1に
示す如く、前記樋状溝部32がパイライトの安息角以上
の傾斜角度θでパイライト導入口21側から離れるに従
い下り勾配となるよう配設する。
【0034】本図示例の場合、前記樋状溝部32は、傾
斜配置されている上側の部分を、金網等を樋状に形成し
てなる格子部32aとし、それより下側の部分を、ステ
ンレス等の板を樋状に形成してなる受部32bとして構
成してある。
【0035】前記パイライトホッパ19のパイライト導
入口21側には、途中に開閉弁33が設けられた高圧水
配管34が接続され且つ前記選別格子23の樋状溝部3
2上に高圧水(およそ10[kgf/cm2]以上)を
噴射するための噴射ノズル35を接続してある。
【0036】前記パイライトホッパ19の反パイライト
導入口21側には、途中に抜出弁36が設けられた抜出
管37を、選別格子23の樋状溝部32から連続して延
びるよう接続してある。
【0037】更に、所定時間(およそ三十分〜一時間程
度)毎に、前記ゲート弁18を閉じる信号18bと、前
記開閉弁33を開く信号33aと、前記抜出弁36を開
く信号36aと、前記排出弁26を開く信号26aとを
出力し、所要時間(およそ二分〜三分程度)経過後に、
前記ゲート弁18を開く信号18aと、前記開閉弁33
を閉じる信号33bと、前記抜出弁36を閉じる信号3
6bと、前記排出弁26を閉じる信号26bとを出力す
る制御装置38を具備せしめ、該制御装置38から出力
される各信号により、前記ゲート弁18と開閉弁33と
抜出弁36と排出弁26の開閉を自動的に制御するよう
にしてある。
【0038】尚、本図示例においては、パイライトホッ
パ19内には、図示していない水供給配管から所要量の
水を供給して溜めておき、選別格子23を通過したパイ
ライトを前記水の中に落下せしめ、必要に応じて抜出弁
36を開くことにより、パイライトを水と一緒にパイラ
イト排出口22から配管31’へ流出させ、下流側の後
工程へ送給するようにしてあるが、図4に示される従来
例のように、パイライトホッパ19内に水を溜めずに、
選別格子23を通過したパイライトをそのまま貯留し、
適宜排出するようにしてもよい。
【0039】又、前記選別格子23を通過せずに樋状溝
部32上に残存し、後述するように、抜出弁36を開く
ことにより、抜出管37から排出されるパイライトにつ
いては、搬送台車39によって処理設備(図示せず)へ
搬送するようにしてあるが、搬送台車39を用いずに、
ベルトコンベヤ等によって処理設備へ搬送するようにし
てもよい。
【0040】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0041】ミル1の運転時に粉砕されずに落下したパ
イライトは、異物排出管16から開いているゲート弁1
8とパイライト導入口21を経てパイライトホッパ19
内へ導入され、選別格子23を通過できる大きさのパイ
ライト(粒径およそφ20[mm]以下)は、選別格子
23を通過してパイライトホッパ19の下部に貯留され
た水の中に落下し、該水と一緒に貯留され、選別格子2
3を通過できない大きさのパイライト(粒径およそφ2
0[mm]以上)は、選別格子23上に残存する。
【0042】ここで、前記選別格子23は、図2に示す
如く、幅方向両端側から幅方向中央側へ向けパイライト
の安息角以上(およそ30゜以上)の傾斜角度θで下り
勾配となるよう形成され且つ幅方向中央部に長手方向へ
延びる樋状溝部32が形成されており、しかも、パイラ
イトホッパ19の高さ方向所要位置に、図1に示す如
く、前記樋状溝部32がパイライトの安息角以上の傾斜
角度θでパイライト導入口21側から離れるに従い下り
勾配となるよう配設してあるため、前記選別格子23を
通過できない大きさのパイライトは、樋状溝部32の抜
出管37側に滞留する。
【0043】続いて、制御装置38からは、所定時間
(およそ三十分〜一時間程度)毎に、ゲート弁18を閉
じる信号18bと、開閉弁33を開く信号33aと、抜
出弁36を開く信号36aと、排出弁26を開く信号2
6aとが出力されるため、ゲート弁18が閉じ、異物排
出管16からのパイライトの導入が停止された状態で、
開閉弁33と抜出弁36と排出弁26が開かれ、噴射ノ
ズル35から選別格子23の樋状溝部32上に高圧水が
噴射され、前記樋状溝部32の抜出管37側に滞留した
パイライトが抜出管37から排出され、搬送台車39に
積載されて処理設備(図示せず)へ搬送されると共に、
前記選別格子23を通過したパイライトは、水と一緒に
パイライト排出口22から配管31’へ流出し、下流側
の後工程へ送給される。
【0044】前記ゲート弁18が閉じ、且つ前記開閉弁
33と抜出弁36と排出弁26が開かれた後、所要時間
(およそ二分〜三分程度)経過すると、前記制御装置3
8からは、前記ゲート弁18を開く信号18aと、前記
開閉弁33を閉じる信号33bと、前記抜出弁36を閉
じる信号36bと、前記排出弁26を閉じる信号26b
とが出力されるため、前記開閉弁33と抜出弁36と排
出弁26が閉じ、噴射ノズル35から選別格子23の樋
状溝部32上への高圧水の噴射が停止されると共に、前
記ゲート弁18が開かれ、異物排出管16からのパイラ
イトの導入が再開される。尚、前記排出弁26が閉じる
と、パイライトホッパ19内には、図示していない水供
給配管から所要量の水が供給されて溜められる。
【0045】以下、前述と同様の操作が繰り返し行わ
れ、この結果、選別格子23上に残存したパイライトを
作業員が定期的に手作業で取り出して廃棄する必要がな
くなる一方、ゲート弁18等を作業員が誤操作したりし
て、ミル1の運転に支障を来すような虞れもなくなる。
【0046】こうして、選別格子23を通過したパイラ
イト並びに選別格子23上に残存したパイライトを自動
的に排出し得、省力化を図ることができると共に、ミル
1の円滑な運転に貢献し得る。
【0047】尚、本発明のパイライト排出装置は、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のパイライ
ト排出装置によれば、選別格子を通過したパイライト並
びに選別格子上に残存したパイライトを自動的に排出し
得、省力化を図ることができると共に、ミルの円滑な運
転に貢献し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】従来のパイライト排出装置が適用されるミルの
一例を表わす全体概要構成図である。
【図5】従来のパイライト排出装置に用いられるパイラ
イトホッパの断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】図5のVII−VII矢視図である。
【符号の説明】
1 ミル 2 パイライト排出装置 16 異物排出管 18 ゲート弁 18a 信号 18b 信号 19 パイライトホッパ 21 パイライト導入口 22 パイライト排出口 23 選別格子 26 排出弁 26a 信号 26b 信号 32 樋状溝部 33 開閉弁 33a 信号 33b 信号 34 高圧水配管 35 噴射ノズル 36 抜出弁 36a 信号 36b 信号 37 抜出管 38 制御装置 θ 傾斜角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート弁によって開閉可能なミルの異物
    排出管に接続されるパイライト導入口が上部に設けられ
    且つ排出弁によって開閉可能なパイライト排出口が底部
    に設けられたパイライトホッパと、 幅方向両端側から幅方向中央側へ向けパイライトの安息
    角以上の傾斜角度で下り勾配となるよう形成され、且つ
    幅方向中央部に長手方向へ延びる樋状溝部が形成され、
    前記パイライトホッパ内の高さ方向所要位置に、前記樋
    状溝部がパイライトの安息角以上の傾斜角度でパイライ
    ト導入口側から離れるに従い下り勾配となるよう配設さ
    れた選別格子と、 途中に開閉弁が設けられた高圧水配管が接続され、且つ
    前記パイライトホッパのパイライト導入口側に接続さ
    れ、前記選別格子の樋状溝部上に高圧水を噴射する噴射
    ノズルと、 前記パイライトホッパの反パイライト導入口側に、選別
    格子の樋状溝部から連続して延びるよう接続され、途中
    に抜出弁が設けられた抜出管と、 所定時間毎に、前記ゲート弁を閉じる信号と、前記開閉
    弁を開く信号と、前記抜出弁を開く信号と、前記排出弁
    を開く信号とを出力し、所要時間経過後に、前記ゲート
    弁を開く信号と、前記開閉弁を閉じる信号と、前記抜出
    弁を閉じる信号と、前記排出弁を閉じる信号とを出力す
    る制御装置とを備えたことを特徴とするパイライト排出
    装置。
JP8372197A 1997-04-02 1997-04-02 パイライト排出装置 Pending JPH10277423A (ja)

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