JPH10277327A - 浴槽水の循環浄化装置及び循環浄化運転方法 - Google Patents

浴槽水の循環浄化装置及び循環浄化運転方法

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Publication number
JPH10277327A
JPH10277327A JP9089658A JP8965897A JPH10277327A JP H10277327 A JPH10277327 A JP H10277327A JP 9089658 A JP9089658 A JP 9089658A JP 8965897 A JP8965897 A JP 8965897A JP H10277327 A JPH10277327 A JP H10277327A
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water
bathtub
bath
purifying
washing
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Application number
JP9089658A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Hashida
光明 橋田
Takashi Kinoshita
崇 木下
Hiroshi Mizukoshi
宏 水越
Kenichi Kubota
健一 久保田
Katsuhiro Yamaguchi
勝宏 山口
Naohito Wajima
尚人 輪島
Masahiro Tokida
昌広 常田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾材に付着した汚れ成分の剥離を行うととも
に濾材同士の固着をほぐす。 【解決手段】 逆洗運転(A)は電磁弁EV1を閉と
し、電磁弁EV2を開とし、五方弁V1を操作し、ポンプ
Pを駆動して浴槽水を第1の導入管3a、五方弁V1
び洗浄水配管5を介して洗浄ノズル13に送り込み、一
方、逆洗運転(B)は電磁弁EV1を開とし、電磁弁E
2を閉とし、五方弁V1を操作し、ポンプPを駆動して
浴槽水を第1の導入管3a、五方弁V1及び第1の戻し
管4aを介して浄化槽の下室に送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽水を浴槽外に取
り出して再び浴槽に戻す循環路に浄化槽を配置した浴槽
水の循環浄化装置とその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽水を取り出して浄化槽で浄化し、浄
化した浴槽水を再び浴槽に戻すようにした節水効果の高
い循環浄化システムが従来から知られている。そして、
前記浄化槽内には通常濾材が充填されており、長期間運
転すると濾材表面に汚れが堆積し、また濾材にかかる圧
力によって濾材同士が固着し、濾材として働かなくな
る。
【0003】そこで、従来から定期的に浄化槽内の濾材
を洗浄して、浄化能力を回復するようにしており、具体
的には、特開昭49−109965号公報、特開昭52
−52274号公報、特開昭53−72358号公報、
特開昭59−95907号公報、実開平1−10169
5号公報、実公平3−50967号公報、特開平3−1
78307号公報、特開平3−249994号公報、特
開平3−296404号公報、特開平4−48911号
公報、特開平6−55008号公報、特開平6−304
586号公報及び特開平7−313818号公報に開示
されるものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭49−1099
65号公報には、濾過槽(浄化槽、以下同様)の下方か
ら洗浄水を供給して濾床を脈動させ、次いで水洗するこ
とが開示されている。特開昭53−72358号公報に
は、濾材の表層部に洗浄水を噴射する表面洗浄と逆洗と
を同時に行なう操作を、間欠的に繰り返す技術が開示さ
れている。実公平3−50967号公報には、逆洗時に
生物濾過膜を備えた濾過器の下流側を排水口に接続し、
汚れた洗浄処理水が浴槽に戻らないようにした内容が開
示されている。特開平3−296404号公報には、逆
洗水の導入を間欠的に行なうとともに、逆洗水の導入時
間は洗浄効率がピークに達する時間とし、休止時間は舞
い上がった濾材が沈降するのに要する時間とすることが
開示されている。特開平6−55008号公報には、濾
床の構造を上層の粒子と下層の粒子の比重が異なるよう
にし、この濾床に対して逆洗水を底部から間欠的に供給
する技術が開示されている。特開平7−313818号
公報には、1つの弁を切換えることで、通常モード、ジ
ェットモード及び逆洗モードにするようにし、特に逆洗
時には逆洗に用いた湯を浴槽に戻さないようにした内容
が開示されている。
【0005】上記した先行技術における逆洗は、いずれ
も浴槽水の流れを逆にするだけであるので、濾材に付着
した汚れ成分の剥離、更には濾材同士が固着して形成さ
れる塊をほぐすことが困難である。
【0006】そこで、濾床内に洗浄ノズルを直接挿入す
ることが考えられている。即ち、特開昭52−5227
4号公報には、濾過槽内に上方から逆洗管を挿入し、こ
の逆洗管に複数の多段ノズルを設けた内容が開示されて
いる。特開昭59−95907号公報には、濾過装置の
上部及び下部から被処理水を導入し、濾過装置の中段に
設けた集水管から処理水を抜き出すようにした二方向流
濾過装置であって、逆洗は集水管から濾過装置内に洗浄
水を噴出するとともに、この洗浄水を濾過装置の底から
排出する技術が開示されている。実開平1−10169
5号公報には、濾過槽内に側方から逆洗管を挿入し、こ
の逆洗管に複数の開口を設け、更に開口にノズル穴を形
成したゴム板を取り付けた構成が開示されている。特開
平3−249994号公報には、洗浄水と空気とを同時
に供給して逆洗時に濾材を攪拌する技術が開示されてい
る。特開平6−304586号公報には、逆洗用のパイ
プを濾過槽内に臨ませ、更にパイプ先端に逆洗水を渦流
とするためのノズルを取付け、或いは濾床内に逆洗水を
上方に導くためのガイド筒を設け、効率よく濾床をほぐ
すようにしている。
【0007】上記した先行技術のように、逆洗用のノズ
ルを設け、このノズルから濾材に洗浄水を噴出するよう
にすれば、濾材の固着防止に有効である。しかしなが
ら、上記した先行例はいずれも逆洗のパターンが同じで
あり、特定箇所の濾材には有効であるが、コーナ部等に
おいて濾材が攪拌されにくく、この箇所で濾材が凝集し
やすい。
【0008】そこで、逆洗のパターンを切替えることを
可能とした先行技術として、特開平3−178307号
公報或いは特開平4−48911号公報に開示されるも
のがあり、これら先行技術には、濾過槽の上部と下部に
それぞれ逆洗水供給手段を設け、これらの流路を切換え
るようにした技術が開示されている。
【0009】しかしながら、上記先行技術にあっては、
逆洗水が供給される方向が上方と下方に限られ、特に上
方から逆洗水を供給する場合には濾材に上からの圧力が
かけられることになり、一旦固着した濾材の塊をほぐす
ことが困難である。
【0010】このように、逆洗によって濾材の塊をほぐ
すことができないと、濾材表面に形成される微生物膜が
肥厚化し、この肥厚化した微生物膜には細菌類の捕食者
である原生動物が棲息しやすく、この原生動物の体内に
は、肺炎を引き起こすレジオネラ菌属等が寄生するおそ
れがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の浴槽水の循環浄化装置は、浴槽水を浴槽外に取り出
して再び浴槽に戻す循環路に浄化槽を配置した浴槽水の
循環浄化装置において、前記浄化槽内に濾材を配置し、
また浄化槽の上部には浴槽からの導入管を接続し、浄化
槽の下部には浴槽への戻し管を接続し、更に沈降した濾
材にて形成される濾床に対し略側方から浴槽水を噴出す
る洗浄ノズルを備えるようにした。
【0012】ここで、前記洗浄ノズルの具体的な構成と
しては、浄化槽の上部から濾床の略中心に向かって垂下
したもの、浄化槽の底部から濾床の略中心に向かって挿
入されたもの、浄化槽の側面に設けられるもの等が考え
られる。
【0013】また、洗浄ノズルに形成されるノズル穴と
しては、ノズルの周囲に等間隔または不等間隔で複数個
設けたり、浄化槽の側面の周方向に等間隔または不等間
隔で複数個設けたり、或いは浄化槽の径方向線を基準と
して上下方向或いは水平方向に傾斜して形成すること
で、逆洗時に渦流を形成するようにしてもよい。また上
下方向に離間して複数個形成してもよい。
【0014】また、浴槽からの導入管の途中に流路切換
弁を設け、この流路切換弁を介してバイパス路を分岐
し、このバイパス路を更に分岐して一方を浄化槽の上部
または底部から濾床の略中心に向かって挿入される洗浄
ノズルにつなげ、他方を浄化槽の側面に設けられる洗浄
ノズルにつなげるようにしてもよい。
【0015】また、浴槽からの導入管からの途中に流路
切換弁を設け、この流路切換弁を介してバイパス路を分
岐し、このバイパス路を浄化槽の上部から濾床の略中心
に向かって垂下する洗浄ノズルにつなげる場合には、バ
イパス路の垂直部分の高さを逆洗時若しくは浄化時に濾
材が上昇する高さよりも高くすることで、濾材がバイパ
ス路内に侵入して浴槽水の供給を阻害することを防止で
きる。
【0016】一方、本願の浴槽水の循環浄化運転方法
は、浴槽水を浴槽外に取り出して浄化槽で浄化した後再
び浴槽に戻す浄化運転と、浴槽水で濾材を洗浄する逆洗
運転とを行うようにした浴槽水の循環浄化運転方法にお
いて、前記洗浄運転は、洗浄ノズルから濾床に対し略側
方から浴槽水を噴出するパターンを含み、この時の洗浄
後の浴槽水は濾床を支持する支持体を通して濾床よりも
下方の配管から排出するようにした。
【0017】このような濾床の下方に浴槽水を引き出す
謂わば順方向の逆洗を行なうことで、大量の水で濾材を
洗浄することができ、濾材の固着を防止しでき、フィル
ター等の支持体に付着した汚れ成分も除去できる。
【0018】一方、本願の別の浴槽水の循環浄化運転方
法は、浴槽水を浴槽外に取り出して浄化槽で浄化した後
再び浴槽に戻す浄化運転と、浴槽水で濾材を洗浄する逆
洗運転とを行うようにした浴槽水の循環浄化運転方法に
おいて、前記逆洗運転は、浄化槽の下部に接続した浴槽
への戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出するパターン
と、洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出
するパターンとをバルブ操作にて切替えるようにした。
尚、本発明において逆洗運転とは、浴槽水の導入方向及
び排出方向に拘らず、広く浴槽水で濾材を洗浄する運転
を指す。
【0019】また、逆洗に用いた洗浄後の浴槽水はいず
れのパターンも浴槽からの導入管の一部若しくは専用の
排出管を介して外部に排出する。また、浄化槽の下部に
接続した浴槽への戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出
する逆洗にあっては、洗浄後の浴槽水を浴槽からの導入
管の一部を介して外部に排出し、また洗浄ノズルから濾
床に対し略側方から浴槽水を噴出する逆洗にあっては、
洗浄後の浴槽水を浴槽への戻し管の一部を介して外部に
排出するようにしてもよい。
【0020】また、逆洗の組み合わせとしては、通常の
浄化運転に連続して洗浄ノズルから濾床に対し略側方か
ら浴槽水を噴出するパターンの逆洗を行い、この逆洗に
連続して、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し管から
濾床に向けて浴槽水を噴出するパターンの逆洗を行うよ
うにしてもよい。
【0021】また、通常の浄化運転に連続して洗浄ノズ
ルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出するパターン
の逆洗を行い、この通常の浄化運転と逆洗を複数回繰り
返した後、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し管から
濾床に向けて浴槽水を噴出するパターンの逆洗を行うよ
うにしてもよい。
【0022】更に、通常の浄化運転を停止し、一定時間
経過後に洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を
噴出するパターンの逆洗を行い、この逆洗を停止して一
定時間経過後に、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し
管から濾床に向けて浴槽水を噴出するパターンの逆洗を
行うようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る浴槽水の
循環浄化装置の全体構成図と運転のパターンを示した
図、図2は図1に示した浄化槽の縦断面図、図3は洗浄
時の断面図、図4は逆洗時の浄化槽の断面図、図5は図
4に示した逆洗と異なるパターンの逆洗時の浄化槽の断
面図である。
【0024】循環浄化装置は浴槽1に浴槽水を浴槽外に
取り出して再び浴槽に戻す循環路2を付設し、この循環
路2に浄化槽10を設けている。具体的には、循環路2
は浴槽1内の浴槽水を五方弁V1まで導く第1の導入管
3a、五方弁V1から浴槽水を浄化槽10内に導入する
第2の導入管3b、浄化槽10で浄化された浴槽水を五
方弁V1まで導く第1の戻し管4a及び五方弁V1を介し
て浄化された浴槽水を浴槽1に戻す第2の戻し管4bか
ら構成され、また五方弁V1から浄化槽10へ逆洗用の
浴槽水を供給する洗浄水配管5が五方弁V1と浄化槽1
0との間に設けられ、更に浄化槽10内には濾床11が
設けられ、この濾床11よりも上方位置及び下方位置か
らそれぞれ排水管6a,6bが導出され、各排水管6
a,6bには電磁弁EV1,EV2が設けられている。
【0025】浄化槽10の構成は、アウターケース14
内にインナーケース15をカートリッジ式にワンタッチ
で装着可能とし、アウターケース14の側面には第2の
導入管3bが取り付けられるジョイント14a、洗浄水
配管5が取り付けられるジョイント14bが設けられ、
またアウターケース14の底面には第1の戻し管4aに
つながる開口14c及び排水管6bにつながる開口14
dが形成されている。
【0026】一方、インナーケース15の底面には濾材
よりも目の細かいフィルター12が設けられ、このフィ
ルター12にて濾床11の下面を支持している。そし
て、濾床11を構成する濾材は、本実施例では、略球状
をなす活性炭等の濾材としている。このように濾材の形
状を略球状にすることで、濾材表面に形成される有機物
を分解する微生物の層が肥厚化せず、むしろ濾材表面に
点在することになり、レジオネラ菌属等が寄生する原生
動物の繁殖を未然に防ぐことになる。
【0027】また、インナーケース15の中間位置で且
つジョイント14a及び排水管6aよりも若干下方位置
には濾材の流出を防止する整流板16を設け、この整流
板16を洗浄ノズル13が貫通している。洗浄ノズル1
3はその下端が濾床11の底部中心に向かって垂下し、
更に洗浄ノズル13の下端にはフィルター12上面に向
かって浴槽水を噴出するノズル穴13a斜め下方に形成
している。
【0028】また、洗浄ノズル13の上部はフランジ状
の隔壁13bとなっており、この隔壁13bにて第2の
導入管3bから浴槽水が供給される室と、洗浄水配管5
から浴槽水が供給される室とを画成している。
【0029】尚、フィルター12よりも下方の室にはヒ
ータ14を配置し、前記第1の戻し管4aには殺菌装置
が設けられ、更に前記第1の導入管3a及び第2の戻し
管4bは浴槽1内のストレーナ内蔵アダプターに接続さ
れている。
【0030】以上において、図1の運転パターンに示す
ように、通常の浄化運転にあっては、電磁弁EV1,E
2を閉じるとともに五方弁V1を操作し、ポンプPを駆
動して浴槽水を第1の導入管3a、五方弁V1及び第2
の導入管3bを介して浄化槽10に導入し、図3に示す
ように、濾床11を通り、濾過・浄化され、フィルター
12を通る。そして、浄化後の浴槽水はヒータ14で加
熱され、第1の戻し管4a、五方弁V1及び第2の戻し
管4bを介して浴槽1に戻される。
【0031】また、本発明にあっては2種類の逆洗運転
(A及びB)を行うようにしている。逆洗運転(A)は
電磁弁EV1を閉とし、電磁弁EV2を開とし、五方弁V
1を操作し、ポンプPを駆動して浴槽水を第1の導入管
3a、五方弁V1及び洗浄水配管5を介して洗浄ノズル
13に送り込み、洗浄ノズル13下端のノズル穴13a
から濾床11内に浴槽水を噴出する。
【0032】すると、図4に示すように、濾床11を構
成する濾材が攪拌され、濾材表面に付着したり濾材同士
を固着していた汚れ成分のうちフィルター12よりも細
かな汚れ成分はフィルター12を透過し、排水管6bを
介して外部に排出される。尚、濾材よりも軽く大きな汚
れ成分は濾床の上方に浮遊する。
【0033】一方、逆洗運転(B)は電磁弁EV1を開
とし、電磁弁EV2を閉とし、五方弁V1を操作し、ポン
プPを駆動して浴槽水を第1の導入管3a、五方弁V1
及び第1の戻し管4aを介してフィルター12の下室に
送り込む。すると、図5に示すように、浴槽水は濾床を
透過し、濾床の上方に浮遊している軽く大きな汚れ成分
が排水管6aを介して外部に排出される。
【0034】ところで、実際の循環浄化運転にあたって
は上記の通常の浄化運転、逆洗運転(A)及び逆洗運転
(B)を組み合わせて行う。一例を以下の〜に挙げ
る。 図6(a)に示すように、通常の浄化運転に連続して
洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出する
逆洗運転(A)を行い、この逆洗運転(A)に連続し
て、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し管から濾床に
向けて浴槽水を噴出する逆洗運転(B)を行う。更に、
一定時間浄化運転をした後、同じ動作を繰り返すことも
可能である。 図6(b)に示すように、通常の浄化運転に連続して
洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出する
逆洗運転(A)を行い、この通常の浄化運転と逆洗運転
(A)を複数回繰り返した後、浄化槽の下部に接続した
浴槽への戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出する逆洗
運転(B)を行う。 図6(c)に示すように、通常の浄化運転を停止し、
一定時間経過後に洗浄ノズルから濾床に対し略側方から
浴槽水を噴出する逆洗運転(A)を行い、この逆洗運転
(A)を停止して一定時間経過後に、浄化槽の下部に接
続した浴槽への戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出す
る逆洗運転(B)を行う。 図6(d)に示すように、浄化運転から逆洗運転
(A)を行ない、その後、逆洗運転(B)を行ない、こ
の逆洗運転(A)と(B)を複数回繰り返した後、浄化
運転に戻る。
【0035】図7は別実施例に係る浴槽水の循環浄化装
置の全体構成図と運転のパターンを示した図であり、こ
の実施例にあっては前記実施例が五方弁を用いているの
に対し、六方弁V2を用い、この六方弁V2から排水管6
を導出し、その代わり前記実施例の電磁弁EV1,EV2
を備えた排水管6a及び6bを省略している。
【0036】而して、六方弁V2を用いた場合の通常の
浄化運転は、六方弁V2を操作し、ポンプPを駆動して
浴槽水を第1の導入管3a、六方弁V2及び第2の導入
管3bを介して浄化槽10に導入して浴槽水を浄化し、
浄化後の浴槽水は第1の戻し管4a、六方弁V2及び第
2の戻し管4bを介して浴槽1に戻す。
【0037】また、この実施例にあっても3種類の逆洗
運転(A,B及びC)を行うようにしている。逆洗運転
(A)は、六方弁V2を操作し、ポンプPを駆動して浴
槽水を第1の導入管3a、六方弁V2及び洗浄水配管5
を介して洗浄ノズル13に送り込み、濾材を攪拌・洗浄
し、洗浄後の浴槽水を第1の戻し管4a、六方弁V2
び排水管6を介して外部に排出する。
【0038】逆洗運転(B)は、浴槽水を配管5を介し
て洗浄ノズル13に送り込んで濾材を攪拌・洗浄するま
では逆洗運転(A)と同じであるが、この後、洗浄に使
用した浴槽水を第1の戻し管4a及び第2の導入管3b
を介して六方弁V2に送り込み、排水管6を介して外部
に排出する。
【0039】逆洗運転(C)は、浴槽水を第1の導入管
3aを介して六方弁V2に送り込むまでは逆洗運転
(A)と同じであるが、この後、第1の戻し管4aを介
して浄化槽10に導入して濾材を浄化し、この後、洗浄
に使用した浴槽水を第2の導入管3bを介して六方弁V
2に送り込み、排水管6を介して外部に排出する。
【0040】図8は別実施例に係る浴槽水の循環浄化装
置の全体構成図と運転のパターンを示した図、図9は図
8に示した浄化槽の通常の浄化運転状態を示す縦断面
図、図10は同浄化槽の逆洗時の状態を示す縦断面図、
図11は図10のA−A方向断面図、図12は図10に
示した逆洗と異なるパターンの逆洗時の浄化槽の断面図
である。
【0041】この実施例にあっては、循環路2の構成は
図1に示した循環浄化装置と類似するため、同一の機能
を有する部材については同一の符号を付して説明を省略
する。そして、この実施例にあっては図1に示した循環
浄化装置の排水管6a,6bの代りに排水管6を電磁弁
EVを介して第2の導入管3bに接続している。
【0042】また、浄化槽20の構成は、前記実施例と
同様に、アウターケース21内にインナーケース22を
カートリッジ式にワンタッチで装着可能とし、アウター
ケース21には第2の導入管3b、第1の戻し管4a及
び洗浄水配管5を取付けるとともに、エア抜きホース2
3を取付けている。尚、インナーケース22には交換作
業を容易にするための取手22aを設けている。
【0043】また、インナーケース22の上端及び下端
にはフィルター12a,12bが設けられ、上方のフィ
ルター12aは下方のフィルター12bよりも目が粗い
ものを選定している。そして、下方のフィルター12b
にて濾床11を支持している。
【0044】また、インナーケース22の側面で濾床1
1に対応する高さ位置には複数の洗浄ノズル24が径方
向内方に向かって突出するように取付けられている。こ
れら複数の洗浄ノズル24はインナーケース22の周方
向に沿って等間隔で配置され且つノズル穴24aは斜め
下方に向け更に径方向線に対しても傾斜して形成され、
後述するように旋回流を形成する構造になっている。
【0045】更に、アウターケース21内側面とインナ
ーケース22外側面との間には隙間25が形成され、こ
の隙間25を介して洗浄水配管5からの浴槽水が複数の
洗浄ノズル24に均等に行き渡るようにしている。
【0046】以上において、図8の運転パターンに示す
ように、通常の浄化運転にあっては、電磁弁EVを閉じ
るとともに五方弁V1を操作し、ポンプPを駆動して浴
槽水を第1の導入管3a、五方弁V1及び第2の導入管
3bを介して浄化槽20に導入し、濾材にて浄化する。
そして、浄化後の浴槽水は第1の戻し管4a、五方弁V
1及び第2の戻し管4bを介して浴槽1に戻される。
【0047】この実施例にあっても2種類の逆洗運転
(A及びB)を行うようにしている。逆洗運転(A)は
電磁弁EVを開とし、五方弁V1を操作し、ポンプPを
駆動して浴槽水を第1の導入管3a、五方弁V1及び洗
浄水配管5を介して複数の洗浄ノズル24に送り込み、
洗浄ノズル24のノズル穴24aから濾床11内に浴槽
水を噴出する。
【0048】すると、図10及び図11に示すように、
濾床11を構成する濾材が旋回流によって攪拌され、濾
材表面に付着したり濾材同士を固着していた汚れ成分は
フィルター12aを透過し、排水管6を介して外部に排
出される。
【0049】ところで、濾材に旋回流を生じさせる洗浄
ノズルとして図13或いは図14に示すものが考えられ
る。尚、図13は洗浄ノズルの横断面図、図14は縦断
面図である。
【0050】図13(a)に示す洗浄ノズル24は、浄
化槽の内周面に沿って浴槽水が噴出するようにノズル穴
24aを形成し、同図(b)に示す洗浄ノズル24は、
前記ノズル穴24aの他に、対向する一対の洗浄ノズル
24から径方向にも浴槽水が噴出するようにノズル穴2
4bを形成し、同図(c)に示す洗浄ノズル24は、イ
ンナーケース22自体に斜めにノズル穴24cを穿設
し、同図(d)に示す洗浄ノズル24は、インナーケー
ス22自体に斜めのノズル穴24cと径方向のノズル穴
24dとを穿設している。
【0051】尚、図13に示したノズル穴については水
平方向に形成しても或いは上下に傾斜して形成してもよ
い。また、図示例にあっては洗浄ノズルの穴を周方向に
等間隔で形成しているが、敢えて不等間隔にして、乱流
を生起するようにしてもよい。
【0052】更に、ノズル穴の形状については、図14
(a)に示すような円形状ノズル穴24e、同図(b)
に示すような矩形状ノズル穴24f、或いは同図(c)
に示すような円形状ノズル穴24eと矩形状ノズル穴2
4fとの組み合わせ等任意である。
【0053】一方、逆洗運転(B)は電磁弁EVを開と
し、五方弁V1を操作し、ポンプPを駆動して浴槽水を
第1の導入管3a、五方弁V1及び第1の戻し管4aを
介してフィルター12bの下室に送り込む。
【0054】すると、図12に示すように、浴槽水は濾
床を透過し、逆洗運転(A)では排出されずに残ってい
た汚れ成分が排水管6を介して外部に排出される。尚、
通常の浄化運転、逆洗運転(A)及び逆洗運転(B)の
組み合せについては前記実施例同様、種々のパターンが
考えられる。
【0055】また、図15は別実施例に係る浄化槽の通
常の浄化運転状態を示す縦断面図、図16は図15に示
す浄化槽の逆洗時の状態を示す縦断面図、図17は図1
6のB−B方向断面図、図18は図16に示した逆洗と
異なるパターンの逆洗時の浄化槽の断面図である。尚、
図1に示した実施例と同一機能をなす部材については同
一の符号を付して説明を省略する。
【0056】この実施例にあっては、浄化槽30内を上
方のフィルター12aと下方のフィルター12bで仕切
り、下方のフィルター12bで濾床11を支持し、上方
のフィルター12aよりも上方の室に第2の導入管3b
を接続し、下方のフィルター12bよりも下方の室に第
1の戻し管4aを接続し、更に、浄化槽30底面を貫通
して下方から洗浄ノズル31を濾床11内まで挿入して
いる。
【0057】そして、通常の浄化運転にあっては、図1
5に示すように、第2の導入管3b、濾床11及び第1
の戻し管4aの順に浴槽水が流れ、また逆洗運転(A)
では図16及び図17に示すように、洗浄ノズル31か
ら浴槽水が噴出し、濾材を洗浄した後、第2の導入管3
b及び第1の戻し管4aを介して外部に排出される。
【0058】ここで、洗浄ノズル31に形成されるノズ
ル穴31aは径方向線に対して角度を有しているので、
図17に示すように旋回流が形成され、濾材をほぐすの
に有効であり、また、ノズル穴31aは斜め下方に向か
って形成されているので、フィルター12bに付着した
汚れをも有効に剥離することができる。尚、ノズル穴3
1aの数、噴出方向、間隔については、図13に示した
構造と同様に種々の態様が考えられる。
【0059】また、逆洗運転(B)では図18に示すよ
うに、第1の戻し管4aからの浴槽水がフィルター12
bを介して濾床11を透過し、汚れ成分を含んだ浴槽水
が第2の導入管3bを介して外部に排出される。
【0060】図19乃至図21は別実施例に係る浄化槽
の通常の逆洗時の状態を示す縦断面図であり、このうち
図19に示す実施例は、第2の導入管3bに流路切換弁
3を設け、この流路切換弁V3を介してバイパス路32
を分岐し、更にバイパス路32を分岐し、一方の管32
aを浄化槽の底部から濾床の略中心に向かって挿入され
る洗浄ノズル33につなげ、他方の管32bを浄化槽の
側面に設けられる洗浄ノズル34につなげている。この
ように、濾床11を内側と外側から同時に攪拌すること
で、短時間のうちに効果的な洗浄ができる。
【0061】また図20に示す実施例は、第2の導入管
3bに流路切換弁V3を設け、この流路切換弁V3を介し
てバイパス路35を分岐し、このバイパス路35を浄化
槽の上部から濾床11の略中心に向かって垂下する洗浄
ノズル36につなげるとともにバイパス路35の垂直部
分の高さを逆洗時に濾材が上昇する高さよりも高くし、
濾材が浄化槽外に逃げないようにしている。
【0062】更に、図21に示す実施例は、洗浄ノズル
37に形成するノズル穴37aを上下方向に離間して複
数個形成している。このようにすることで、濾材の攪拌
と同時にフィルターの洗浄も行うことができる。
【0063】図22乃至図24は別実施例に係る浴槽水
の循環浄化装置の全体構成図と運転のパターンを示した
図であり、図22に示す実施例にあっては、図1或いは
図8に示した実施例の五方弁V1の代りに三方弁V4,V
5を用い、また電磁弁EVの代りに三方弁V6を用いてい
る。
【0064】そして、通常の浄化運転では、浴槽水は、
ポンプP、第1の導入管3a、三方弁V6及び第2の導
入管3bを介して浄化槽10に導入され、浄化後の浴槽
水は第1の戻し管4a、三方弁V5、三方弁V4及び第2
の戻し管4bを介して浴槽1に戻される。
【0065】また、逆洗運転(A)では、ポンプP、第
1の導入管3a、配管17、三方弁V4、三方弁V5及び
洗浄水配管5を介して浴槽水を洗浄ノズルに送り込み、
洗浄後の浴槽水は第2の導入管3b、三方弁V6及び排
水管6を介して外部に排出される。
【0066】また、逆洗運転(B)では、ポンプP、第
1の導入管3a、配管17、三方弁V4、三方弁V5及び
第1の戻し管4aを介して浴槽水を洗浄ノズルに送り込
み、洗浄後の浴槽水は第2の導入管3b、三方弁V6
び排水管6を介して外部に排出される。
【0067】図23に示す実施例にあっては、図8に示
した実施例の第2の導入管3bに電磁弁EV1を備えた
排水管6aを接続し、第1の戻し管4aに電磁弁EV2
を備えた排水管6bを接続している。
【0068】そして、通常の浄化運転では、浴槽水は、
ポンプP、第1の導入管3a、五方弁V1及び第2の導
入管3bを介して浄化槽10に導入され、浄化後の浴槽
水は第1の戻し管4a、五方弁V1及び第2戻し管4を
介して浴槽1に戻される。
【0069】また、逆洗運転(A)では、ポンプP、第
1の導入管3a、五方弁V1及び洗浄水配管5を介して
浴槽水を洗浄ノズルに送り込み、洗浄後の浴槽水は第1
の戻し管4a、電磁弁EV2を介して排水管6bから排
水される。
【0070】また、逆洗運転(B)では、ポンプP、第
1の導入管3a、五方弁V1及び第1の戻し管4aを介
して浴槽水を洗浄ノズルに送り込み、洗浄後の浴槽水は
第2の導入管3b、電磁弁EV1を介して排水管6aか
ら排水される。
【0071】図24に示す実施例にあっては、図22に
示した実施例の第2の導入管3bに三方弁V6を介して
排水管6aを接続し、第1の戻し管4aに三方弁V7
介して排水管6bを接続している。
【0072】そして、通常の浄化運転では、浴槽水は、
ポンプP、第1の導入管3a、三方弁V6及び第2の導
入管3bを介して浄化槽10に導入され、浄化後の浴槽
水は第1の戻し管4a、三方弁V5、三方弁V4及び第2
の戻し管4bを介して浴槽1に戻される。
【0073】また、逆洗運転(A)では、ポンプP、第
1の導入管3a、配管17、三方弁V4、三方弁V5及び
洗浄水配管5を介して浴槽水を洗浄ノズルに送り込み、
洗浄後の浴槽水は第1の戻し管4a、三方弁V7及び排
水管6bを介して外部に排出される。
【0074】また、逆洗運転(B)では、ポンプP、第
1の導入管3a、配管17、三方弁V4、三方弁V5、第
1の戻し管4a及び三方弁V7を介して浴槽水を洗浄ノ
ズルに送り込み、洗浄後の浴槽水は第2の導入管3b、
三方弁V6及び排水管6aを介して外部に排出される。
【0075】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、濾
床に対し略側方から浴槽水を噴出する洗浄ノズルを設
け、この洗浄ノズルを用いた逆洗と、濾床の下方からの
逆洗とを組み合せることができるようにしたので、浄化
槽内の濾材の攪拌をコーナ部まで充分に行うことがで
き、濾材に付着した汚れ成分の剥離を簡単に行え、且つ
濾材同士の固着をほぐすことができる。
【0076】また、濾床内まで洗浄ノズルを挿入すると
ともに、洗浄ノズルに形成するノズル穴に角度をもたせ
ることで、旋回流を起こすことが可能になり、洗浄効果
を更に向上させることができる。
【0077】また、浄化槽の構造として、アウターケー
ス内にインナーケースを着脱自在に設け、このインナー
ケース内に濾材及び洗浄ノズルを設けたカートリッジタ
イプとすることで、濾材の交換等を家庭において簡単に
行うことができる。
【0078】更に、浴槽水で濾材を洗浄する逆洗運転と
して、洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴
出するときの洗浄後の浴槽水を、濾床を支持する支持体
を通して濾床よりも下方の配管から排出するようにすれ
ば、大量の浴槽水で濾材を洗浄することができ、濾材の
固着を防止しでき、フィルター等の支持体に付着した汚
れ成分も除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴槽水の循環浄化装置の全体構成
図と運転のパターンを示した図
【図2】図1に示した浄化槽の縦断面図
【図3】浄化運転時の浄化槽の断面図
【図4】逆洗時の浄化槽の断面図
【図5】図4に示した逆洗と異なるパターンの逆洗時の
浄化槽の断面図
【図6】(a)〜(d)は循環浄化運転のパターンの一
例を示す図
【図7】6方弁を用いた浴槽水の循環浄化装置の全体構
成図と運転のパターンを示した図
【図8】別実施例に係る浴槽水の循環浄化装置の全体構
成図と運転のパターンを示した図
【図9】図8に示した浄化槽の通常の浄化運転状態を示
す縦断面図
【図10】同浄化槽の逆洗時の状態を示す縦断面図
【図11】図10のA−A方向断面図
【図12】図10に示した逆洗と異なるパターンの逆洗
時の浄化槽の断面図
【図13】(a)〜(d)は洗浄ノズルの別実施例を示
す横断面図
【図14】(a)〜(c)は洗浄ノズルの別実施例を示
す縦断面図
【図15】別実施例に係る浄化槽の通常の浄化運転状態
を示す縦断面図
【図16】図15に示す浄化槽の逆洗時の状態を示す縦
断面図
【図17】図16のB−B方向断面図
【図18】図16に示した逆洗と異なるパターンの逆洗
時の浄化槽の断面図
【図19】別実施例に係る浄化槽の通常の逆洗時の状態
を示す縦断面図
【図20】別実施例に係る浄化槽の通常の逆洗時の状態
を示す縦断面図
【図21】別実施例に係る浄化槽の通常の逆洗時の状態
を示す縦断面図
【図22】別実施例に係る浴槽水の循環浄化装置の全体
構成図と運転のパターンを示した図
【図23】別実施例に係る浴槽水の循環浄化装置の全体
構成図と運転のパターンを示した図
【図24】別実施例に係る浴槽水の循環浄化装置の全体
構成図と運転のパターンを示した図
【符号の説明】 1…浴槽、2…循環路、3a…第1の導入管、3b…第
2の導入管、4a…第1の戻し管、4b…第2の戻し
管、5…洗浄水配管、6,6a,6b…排水管、10,
20,30…浄化槽、11…濾床、12,12a,12
b…フィルター、13,24,31,33,36,37
…洗浄ノズル、13a,24a,24b,24c,24
d,24e,24f,31a,37a…ノズル穴、14
…ヒータ、17…配管、21…浄化槽のアウターケー
ス、22…浄化槽のインナーケース、25…隙間、P…
ポンプ、32,35…バイパス路、V1…五方弁、V2
六方弁、V3,V4,V5,V6,V7…三方弁(流路切換
弁)、EV,EV1,EV2…電磁弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 29/38 520A 520C (72)発明者 水越 宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 久保田 健一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 山口 勝宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 輪島 尚人 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 常田 昌広 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水を浴槽外に取り出して再び浴槽に
    戻す循環路に、浄化槽を配置した浴槽水の循環浄化装置
    において、前記浄化槽内には濾材が設けられ、また浄化
    槽の上部には浴槽からの導入管が接続され、浄化槽の下
    部には浴槽への戻し管が接続され、更に沈降した濾材に
    て形成される濾床に対し略側方から洗浄水を噴出する洗
    浄ノズルを備えたことを特徴とする浴槽水の循環浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装置
    において、前記洗浄ノズルは浄化槽の上部から濾床の略
    中心に向かって垂下していることを特徴とする浴槽水の
    循環浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装置
    において、前記洗浄ノズルは浄化槽の底部から濾床の略
    中心に向かって挿入されていることを特徴とする浴槽水
    の循環浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の浴槽水
    の循環浄化装置において、前記洗浄ノズルに形成される
    ノズル穴はノズルの周方向に等間隔または不等間隔で複
    数個設けられることを特徴とする浴槽水の循環浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装置
    において、前記洗浄ノズルは浄化槽の側面に設けられる
    ことを特徴とする浴槽水の循環浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の浴槽水の循環浄化装置
    において、前記洗浄ノズルに形成されるノズル穴は浄化
    槽の側面の周方向に等間隔または不等間隔で複数個設け
    られることを特徴とする浴槽水の循環浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6に記載の浴槽水の
    循環浄化装置において、前記洗浄ノズルに形成されるノ
    ズル穴は、浄化槽の径方向線を基準として上下方向また
    は水平方向に傾斜して形成されていることを特徴とする
    浴槽水の循環浄化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6に記載の浴槽水の
    循環浄化装置において、前記洗浄ノズルに形成されるノ
    ズル穴は、上下方向に離間して複数個形成されているこ
    とを特徴とする浴槽水の循環浄化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装置
    において、前記浄化槽はアウターケース内にインナーケ
    ースが着脱自在に設けられ、このインナーケース内に濾
    材及び洗浄ノズルが設けられていることを特徴とする浴
    槽水の循環浄化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装
    置において、前記浴槽からの導入管から流路切換弁を介
    してバイパス路が分岐し、このバイパス路は更に分岐し
    て一方が浄化槽の上部または底部から濾床の略中心に向
    かって挿入される洗浄ノズルにつながり、他方が浄化槽
    の側面に設けられる洗浄ノズルにつながることを特徴と
    する浴槽水の循環浄化装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の浴槽水の循環浄化装
    置において、前記浴槽からの導入管から流路切換弁を介
    してバイパス路が分岐し、このバイパス路は浄化槽の上
    部から濾床の略中心に向かって垂下する洗浄ノズルにつ
    ながるとともにバイパス路の垂直部分の高さを逆洗時及
    び浄化時に濾材が上昇する高さよりも高くしたことを特
    徴とする浴槽水の循環浄化装置。
  12. 【請求項12】 浴槽水を浴槽外に取り出して浄化槽で
    浄化した後再び浴槽に戻す浄化運転と、浴槽水で濾材を
    洗浄する逆洗運転とを行うようにした浴槽水の循環浄化
    運転方法において、前記洗浄運転は、洗浄ノズルから濾
    床に対し略側方から浴槽水を噴出するパターンを含み、
    この時の洗浄後の浴槽水は濾床を支持する支持体を通し
    て濾床よりも下方の配管から排出することを特徴とする
    浴槽水の循環浄化運転方法。
  13. 【請求項13】 浴槽水を浴槽外に取り出して浄化槽で
    浄化した後再び浴槽に戻す浄化運転と、浴槽水で濾材を
    洗浄する逆洗運転とを行うようにした浴槽水の循環浄化
    運転方法において、前記洗浄運転は、洗浄ノズルから濾
    床に対し略側方から浴槽水を噴出するパターンと、浄化
    槽の下部に接続した浴槽への戻し管から濾床に向けて浴
    槽水を噴出するパターンとをバルブ操作にて切替えるよ
    うにしたことを特徴とする浴槽水の循環浄化運転方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の浴槽水の循環浄化
    運転方法において、前記逆洗に用いた洗浄後の浴槽水は
    いずれのパターンも浴槽からの導入管の一部を介して外
    部に排出するようにしたことを特徴とする浴槽水の循環
    浄化運転方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の浴槽水の循環浄化
    運転方法において、前記浄化槽の下部に接続した浴槽へ
    の戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出する逆洗にあっ
    ては、洗浄後の浴槽水を浴槽からの導入管の一部を介し
    て外部に排出し、また洗浄ノズルから濾床に対し略側方
    から浴槽水を噴出する逆洗にあっては、洗浄後の浴槽水
    を浴槽への戻し管の一部を介して外部に排出するように
    したことを特徴とする浴槽水の循環浄化運転方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の浴槽水の循環浄化
    運転方法において、通常の浄化運転に連続して洗浄ノズ
    ルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出するパターン
    の逆洗を行い、この逆洗に連続して、浄化槽の下部に接
    続した浴槽への戻し管から濾床に向けて浴槽水を噴出す
    るパターンの逆洗を行うようにしたことを特徴とする浴
    槽水の循環浄化運転方法。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の浴槽水の循環浄化
    運転方法において、通常の浄化運転に連続して洗浄ノズ
    ルから濾床に対し略側方から浴槽水を噴出するパターン
    の逆洗を行い、この通常の浄化運転と逆洗を複数回繰り
    返した後、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し管から
    濾床に向けて浴槽水を噴出するパターンの逆洗を行うよ
    うにしたことを特徴とする浴槽水の循環浄化運転方法。
  18. 【請求項18】 請求項13に記載の浴槽水の循環浄化
    運転方法において、通常の浄化運転を停止し、一定時間
    経過後に洗浄ノズルから濾床に対し略側方から浴槽水を
    噴出するパターンの逆洗を行い、この逆洗を停止して一
    定時間経過後に、浄化槽の下部に接続した浴槽への戻し
    管から濾床に向けて浴槽水を噴出するパターンの逆洗を
    行うようにしたことを特徴とする浴槽水の循環浄化運転
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095909A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Nikkiso Eiko Kk ディスクフィルター洗浄装置及びディスクフィルター洗浄方法
JP2006517144A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 ルドルフ エールハルト 濾過装置、濾材および濾過方法

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