JPH10277020A - X線診断装置 - Google Patents
X線診断装置Info
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- JPH10277020A JPH10277020A JP9090852A JP9085297A JPH10277020A JP H10277020 A JPH10277020 A JP H10277020A JP 9090852 A JP9090852 A JP 9090852A JP 9085297 A JP9085297 A JP 9085297A JP H10277020 A JPH10277020 A JP H10277020A
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
の間で移動させる機構が、簡易で小形なX線診断装置を
提供する。 【解決手段】 X線管9とイメージインテンシファイア
6とを対向配置してX線の通過路を形成する。このX線
通過路にフィルムチェンジャ7を挿脱するための移動手
段(挿脱手段)20として、前記X線通過路に略直交す
る直線状のガイド手段を配置し、該ガイド手段にフィル
ムチェンジャをX線通過路から退避させる退避場所を備
えた。
Description
り、特にイメージインテンシファイアを使用する間接撮
影と、フィルムチェンジャを使用する直接撮影のいずれ
かを任意に選択して実施することが可能なX線診断装置
に関する。
00の概略構成図である。
は、Cアーム101の上端部内側に固定されたイメージ
インテンシファイア(Image Intensifier ;以下、単に
I.I.と略記する)110と、下端部内側に固定され
たX線発生装置120と、被検体(図示せず)を載置す
る天板130等を備えて構成されている。
X線入力窓から入力したX線像を光学像に変換して出力
窓にX線パターンを映出するI.I.本体111と、同
様に被検体を透過したX線の直接撮影用のフィルムが内
蔵された薄い箱状のフィルムチェンジャ(以下、単にF
Cと略記する)112を支持・移動する機能を有する断
面形状がコの字状のフィルムチェンジャ支持移動機構
(以下、単にFC支持移動機構と略記する)113とを
備えている。
3aと右側壁113bはI.I.本体111の左右側面
を覆っていて、各側壁113a,113bの下端面には
フィルムチェンジャ112を水平方向にスライドさせる
ローラとレールを有するスライド機構(図示せず)が設
けられている。また、各側壁113a,113bの背面
側には、同様に垂直方向にスライドさせるローラとレー
ルを有するスライド機構(図示せず)が設けられてい
る。なお、フィルムチェンジャ112としては、例え
ば、SIEMENS社製のPUCKを使用した場合を想
定している。
系の血管の間接動画撮影(透視撮影)を行う場合には、
X線診断装置100が直接撮影状態にあるとき、先ずフ
ィルムチェンジャ112を矢印X1 方向に直線移動し、
次いでこのフィルムチェンジャ112を矢印Y1 の方向
に回転させた後に、矢印Y1 の方向に直線移動させるこ
とにより、フィルムチェンジャ112をFC支持移動機
構113の背面側に垂直に支持した状態にて退避させ
る。これにより被検体を透過したX線をI.I.110
で光学像に変換し、この光学像をTVカメラで撮像して
間接撮影を行うことができる。
直接撮影を行う場合には、FC支持移動機構113の背
面側に退避させていたフィルムチェンジャ112を矢印
Y2の下向方向に直線移動させ、次いで矢印X2 の方向
に回転させた後に、矢印X2の方向にセット位置(撮影
位置、図5に示す状態)まで直線移動させ、直接撮影を
行う。
用すれば、例えば前記循環器系の血管をリアルタイムで
医師または技師等がI.I.110を使用した間接撮影
によりモニタリングを行いつつ、必要に応じてフィルム
チェンジャ112を使用して直接撮影をも行うことが可
能である。
フィルムチェンジャを支持・移動する支持移動機構は、
前述の如くローラとレール等を用いてフィルムチェンジ
ャを回転運動および直線運動をさせることにより退避位
置と撮影位置との間を移動させ、X線通過路に対してフ
ィルムチェンジャを挿脱するようにしているので、前記
支持移動機構が複雑となり、大形化するという問題があ
った。
ジャを退避位置と撮影位置との間を移動させる機構が簡
易で小形なX線診断装置を提供することにある。
に請求項1記載の発明は、対向配置したX線管とイメー
ジインテンシファイアとの間に被検体を介在させ、この
被検体を透過したX線パターンを前記イメージインテン
シファイアで光学像に変換して間接撮影を行うことが可
能であると共に、前記イメージインテンシファイアのX
線の入力窓近傍に、前記X線パターンを撮影するための
フィルムチェンジャを移動手段で移動させて直接撮影を
も行うことが可能なX線診断装置において、前記移動手
段は、X線管からイメージインテンシファイアに向けら
れたX線が通過する通過路に略直交するように配置され
た直線状のガイド手段を備えてなり、前記ガイド手段
は、フィルムチェンジャを前記X線の通過路から退避さ
せる退避場所を備えたことを特徴とする。
ェンジャをガイド手段上で直線運動させるのみで、退避
位置と撮影位置との間を移動させることができるので、
機構の簡易化および小形化をすることができる。
手段は、直線状のレールとこのレールに沿って高剛性で
移動する走行駒とを有するスライドガイドを備えてなる
ことを特徴とする。
れた2本の前記スライドガイドの内、一方のスライドガ
イドの走行駒のみを駆動力伝達部材を介して駆動するよ
うにしたことを特徴とする。
ば、スライドガイドの走行駒はレールに沿って高剛性で
移動するので、平行配置された2本のスライドガイドの
うちの、一方のスライドガイドの走行駒のみを駆動力伝
達部材を介して駆動しても、走行駒とレールとの間でガ
タが発生することがない。従って、2本の駆動力伝達部
材(例えば、チェーン)を使用する必要がないので、機
構の簡易化および小形化をすることができる。
伝達部材を駆動する手段は、駆動力を発生するモータ
と、このモータの出力軸に連結されたセルフロック性の
減速機とを備えてなることを特徴とする。
力を減速伝達する減速機はセルフロック性なので(例え
ば、ウオーム減速機)、フィルムチェンジャを停止保持
するための保持ブレーキ機構を別途設ける必要がなく、
機構の簡易化および小形化をすることができる。
に基づいて説明する。図1(A),(B)は本実施形態
例の全体斜視図およびフィルムチェンジャをI.I.入
力窓の前面に移動した場合の部分図、図2(A),
(B)は本実施形態例に使用するFC支持移動機構の斜
視図および側面図、図3(A),(B)は同FC支持移
動機構の底面図およびB−B線に沿う断面図、図4
(A)〜(C)は本実施形態例に使用するスライドガイ
ドの説明図である。
のX線診断装置10の全体構成を説明する。図1(A)
に示すように、天井1には2本のレール2が平行配置さ
れ、このレール2にはこのレール2に沿って前後に走行
可能な天井走行架台3が取り付けられている。この走行
架台3の下面側にはCアーム5を支持する湾曲した支柱
アーム4が配置されている。このCアーム5はC字状で
あり、その腕の中心部分で支柱アーム4に回動自在に軸
支される。このような構成により、Cアーム5は図示し
ない被検体載置用の天板の周囲を移動・回転可能になさ
れている。
はI.I.6がX線入力窓を下方に向けて固定されると
共に、Cアーム5の他方の側の下端部にはX線照射方向
をI.I.6のX線入力窓に向けてX線管9が固定され
ている。即ち、I.I.6とX線管9とは対向配置され
ている。
するFC支持移動機構20が配置され、このFC支持移
動機構20には直接撮影用のフィルムチェンジャ7が支
持されている。そして、フィルムチェンジャ7は、X線
管9からI.I.6に向かうX線の通過路に対して略直
交し且つ挿脱可能に配置されている。FC支持移動機構
20の側面に設けられるパークボタン33aはフィルム
チェンジャ7をF.C.パーク方向に退避させる退避ボ
タンであり、またセットボタン33bはフィルムチェン
ジャをF.C.セット方向、すなわちI.I.6のX線
入力窓近傍の所定の撮影位置にセットするための操作ボ
タンである。このパークボタン33a、セットボタン3
3bの操作により、フィルムチェンジャ7をX線の通過
路に対して挿脱することで、直接撮影と間接撮影とを容
易に切り換えることができる。
るに先立ち、このFC支持移動機構20に使用するスラ
イドガイド40を図4(A)〜(C)に基づいて説明す
る。なお、この図は、THK株式会社製のSSR(SUPE
R SILENT LM GUIDE )シリーズのSSR−15を示して
いる。
ドガイド40は、レール42と、このレール42に沿っ
て走行可能な走行ブロック(走行駒)41等により構成
されている。
なし、その左右側面には頂角が約90°の摺動用のV溝
42c,42dが対向して形成されている。
をなし、その凹部が前記レール42の上部側に嵌入され
るように構成されている。即ち、走行ブロック41の断
面形状は水平部と垂直部とにより構成され(図4
(C))、水平部には長楕円状に形成された第1のボー
ルリテーナ43a(図4(B))が垂直方向に配置さ
れ、垂直部には第2のボールリテーナ43bが傾斜して
配置されている。第1のボールリテーナ43aの前記凹
部内面側への露呈部は前記レール42の上面に摺接さ
れ、第2のボールリテーナ43bの前記凹部内面側の露
呈部は前記レール42のV溝42cの面に摺接されてい
る。
れた鋭角の突起部42eを一対のボールリテーナ43a
と43bとが挟持し、同様にレールの上面左端部の突起
部42fを一対のボールリテーナ(図示せず)が挟持し
ているので、走行ブロック41とレール42との間には
遊び(いわゆるガタ)がほとんどなく、高剛性が確保さ
れる。
は、ボールリテーナの採用によりボール同士の相互摩擦
によるボールの摩耗が無く、ボールが均一に整列されて
いるのでガタなく滑らかに動き、高剛性であり、低騒音
であるという特長を有する。
(A),(B)、図3(A),(B)、図4(A)〜
(C)に基づいて説明する。
(A)に示すように、フィルムチェンジャ7を支持する
機能と共にX線通過用の丸穴26aを有する支持フレー
ム26と、この支持フレーム26を直線方向(矢印Z方
向)にガイドする平行配置された第1,第2スライドガ
イド40a,40bと、第1スライドガイド40aに平
行配置され走行ブロック41を介して連結された支持フ
レーム26を矢印方向Zに移動するチェーン25と、回
転駆動力を発生するモータ22と、このモータ22の出
力を減速するウオーム減速機21と、このウオーム減速
機21の出力をチェーン25に伝達するスプロケット2
3等を備えている。24a,24bは、チェーン25を
掛け渡すためのプーリである。
0bのレール42a,42bは、平行配置された角パイ
プからなる第1,第2フレーム29a,29bの下面側
に取り付けられている(図2(B)、図3(A))。レ
ール42a,42bに嵌入された走行ブロック41a,
41bの下面には、支持フレーム26に形成された取付
突起26b,26cが固定されている。この支持フレー
ム26の下面側にはフィルムチェンジャ7が支持・取付
されるようになっている(図2(A),(B))。
リ24a,24bが取り付けられ、このプーリ24a,
24bにはチェーン25が掛け渡されている(図2
(A),(B))。このチェーン25の外周下面は支持
フレーム26に形成された取付突起26bに固定されて
いる。
には2本のパイプ31a,31bが梯子状に固定され
(図3(A))、このパイプ31a,31bにはモータ
22とウオーム減速機21とが固定されている。このモ
ータ22の出力軸とウオーム減速機21の伝達軸との間
にはベルト31が掛け渡され、モータ22の出力がウオ
ーム減速機21に伝達される。ウオーム減速機21の出
力軸にはスプロケット23が固定され、このスプロケッ
ト23はチェーン25に噛み合されている。
視撮影)の場合を説明する。この場合は、図1(A),
(B)に示すように、フィルムチェンジャ7を退避させ
るべくパークボタン33aを押下すると、ウオーム減速
機21に取り付けられたスプロケット23が反時計方向
に回転され、チェーン25は矢印X5 方向に駆動される
(図2(B))。すると、支持フレーム26の下面側に
固定されたフィルムチェンジャ7は支柱アーム4側に移
動され、退避位置に退避する(F.C.パーク)。
の際に、前述の如くスライドガイド40は高剛性でガタ
が無いので、支持フレーム26の一辺側のみ(即ち、突
起26bの側のみ)を駆動しても、フィルムチェンジャ
7が取り付けられた支持フレーム26を退避位置方向へ
スムーズに移動させることができる。また、前記退避位
置でフィルムチェンジャ7を停止保持する際には、駆動
力の伝達機構としてウオーム減速機21を使用している
ので、このフィルムチェンジャ7は保持ブレーキ機構を
使用しないでも、完全に所望の停止位置に保持すること
ができる。
避させると、図1(A)に示すようにX線通過路にフィ
ルムチェンジャ7が存在しない状態になり、I.I.6
による間接撮影が可能になる。
ボタン33bを押下すると、スプロケット23が時計方
向に回転され、チェーン25は矢印X6 方向に駆動され
る(図2(B))。すると、フィルムチェンジャ7は
I.I.6のX線入力窓側に移動され、所定の撮影位置
で停止する(F.C.セット)。
の際も前述と同様の理由により、支持フレーム26の一
辺側のみ(即ち、突起26bの側のみ)を駆動しても、
フィルムチェンジャ7が取り付けられた支持フレーム2
6をスムーズに移動させることができる。
影位置(図1(B)においてフィルムチェンジャ7を実
線で示す位置)に停止保持させる場合であっても、前述
と同様の理由により保持ブレーキ機構を使用することな
く、所望の位置に完全に保持することができる。
にTHK株式会社製のSSRシリーズのリニアスライド
ガイド(直線状のスライドガイド)を使用した場合を例
に説明したが、レールに対して走行駒がガタを起すこと
なくスムーズに走行するタイプの直線状のスライドガイ
ドであれば他のものでもよい。
はX線管からイメージインテンシファイアに向けられた
X線が通過する通過路に略直交するように配置された直
線状のガイド手段を備え、かつガイド手段はフィルムチ
ェンジャをX線の通過路から退避させる退避場所を備え
たので、簡易な構成で、間接撮影の際にはフィルムチェ
ンジャをX線の通過路から退避場所に退避させることが
可能となり、これにより間接撮影と直接撮影とをそれぞ
れ迅速に切り換えて行い得るX線診断装置を提供するこ
とができる。
ムチェンジャを撮影位置と退避位置の間を移動させるガ
イド手段を直線状に構成し、また、このガイド手段とし
てガタの無い2本のスライドガイドを平行配置し、一方
のスライドガイドの走行駒のみを駆動力伝達部材で駆動
し、また、この駆動力伝達部材を駆動する駆動手段とし
てモータの出力を減速するセルフロック性の減速機を使
用しているので、フィルムチェンジャを退避位置と撮影
位置との間を移動させる機構が簡易で小形なX線診断装
置を提供することができる。
(B)は同実施形態例においてフィルムチェンジャを撮
影位置にセットした場合の部分図である。
機構の概略斜視図、(B)は同FC支持移動機構の側面
図である。
は同FC支持移動機構のB−B線に沿う断面図である。
する図であって、(A)は全体構成の斜視図、(B)は
スライドガイドを構成するボールリテーナの側面図、
(C)は正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 対向配置したX線管とイメージインテン
シファイアとの間に被検体を介在させ、該被検体を透過
して形成されたX線パターンを前記イメージインテンシ
ファイアで光学像に変換して間接撮影を行うことが可能
であると共に、前記イメージインテンシファイアのX線
の入力窓近傍に、前記X線パターンを撮影するためのフ
ィルムチェンジャを移動手段で移動させて直接撮影をも
行うことが可能なX線診断装置において、 前記移動手段は、X線管からイメージインテンシファイ
アに向けられたX線が通過する通過路に略直交するよう
に配置された直線状のガイド手段を備えてなり、 前記ガイド手段は、フィルムチェンジャを前記X線の通
過路から退避させる退避場所を備えたことを特徴とする
X線診断装置。 - 【請求項2】 前記ガイド手段は、直線状のレールと該
レールに沿って高剛性で移動する走行駒とを有するスラ
イドガイドを備えてなることを特徴とする請求項1記載
のX線診断装置。 - 【請求項3】 平行配置された2本の前記スライドガイ
ドの内、一方のスライドガイドの走行駒のみを駆動力伝
達部材を介して駆動するようにしたことを特徴とする請
求項2記載のX線診断装置。 - 【請求項4】 前記駆動力伝達部材を駆動する手段は、
駆動力を発生するモータと、該モータの出力軸に連結さ
れたセルフロック性の減速機とを備えてなることを特徴
とする請求項3記載のX線診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9090852A JPH10277020A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | X線診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9090852A JPH10277020A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | X線診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277020A true JPH10277020A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14010115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9090852A Pending JPH10277020A (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | X線診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10277020A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131088A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-07-23 | 株式会社東芝 | X線診断装置 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP9090852A patent/JPH10277020A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131088A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-07-23 | 株式会社東芝 | X線診断装置 |
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